JP2005243351A - 冷陰極蛍光ランプおよびバックライトユニット - Google Patents

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【課題】 一方のリード線が、外部電源からの高圧側配線と接続され、他方のリード線が、前記外部電源からの接地側配線であって前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い配線と接続される冷陰極蛍光ランプにおいて、連続点灯させた場合の寿命を延ばすこと。
【解決手段】 冷陰極蛍光ランプ54は、電極56と電極14を有する。電極56は、高圧ケーブル28と接続されたリード線28と接合されている。電極14は、接地側のフラットケーブル32と接続されたリード線18と接合されている。ここで、フラットケーブル32は高圧ケーブル28よりも熱伝導性が低い。そして、電極56は、電極14よりも全長を短くすることにより、実質的に放電に寄与する有効電極表面積を電極14よりも縮小している。
【選択図】 図5

Description

本発明は、冷陰極蛍光ランプおよびバックライトユニットに関し、特にLCD(液晶ディスプレイ)装置に用いられるバックライトユニット等に関する。
近年、ノート型パソコンなどへのLCD装置の展開が本格化するにつれて、これに装備されるバックライトユニットの需要が一層拡大しつつある。
このバックライトユニットの方式としては、大別して、LCDパネルの背面に導光板を置き、その導光板の端面に蛍光ランプを配置するエッジライト方式(サイドライト方式、または導光板方式ともいう。)と、LCDパネルの背面に複数本の蛍光ランプを当該背面に並行に配列する直下方式の2種類がある。両者を比較した場合、一般的に、エッジライト方式は薄型化と発光面の輝度均一性に優れるが高輝度化の面で不利であり、一方、直下方式は高輝度化の点では優れるが薄型化の面で不利であるということができる。
そこで、薄型化に重点が置かれるノート型パソコン等に用いられるLCD装置では、エッジライト方式を採用することが多い。
エッジライト方式のバックライトユニットについて、もう少し詳細に説明すると、エッジライト方式は、LCDパネル背面に配される導光板の一側面に対向して並行に細長い冷陰極蛍光ランプを配置し、この冷陰極蛍光ランプから放出された光を前記一側面から導光板内に導入し、この導光板内で反射させて、LCDパネルに面する側の主面から放出するように構成されており、当該主面から放出された光をLCDパネル背面に照射するようになっている。このような構成のエッジライト方式のバックライトユニットは、導光板の一側面に冷陰極蛍光ランプを配置した構成であるので、バックライトユニット全体の厚みを薄くすることができ、LCD装置全体の薄型化に貢献する。
ところで、薄型化はもとより、全体的なコンパクト化が求められるバックライトユニットにおいては、上記冷陰極蛍光ランプに接続される電子安定器を、冷陰極蛍光ランプの一端部側に配置し、ここから、冷陰極蛍光ランプの両端部の電極リード線へ配線する構成が採られることがある。この構成を採る場合に、バックライトユニットの組み立て作業性および全体のさらなるコンパクト化を図るため、電子安定器から遠い方の電極リード線への配線(以下、「長尺配線」という。)に、フラットケーブルを用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。すなわち、一般的な円形断面のケーブルを長尺配線に用いると、組み立ての際に、その取りまとめが煩雑になって作業性が低下するところ、前記一般的なケーブルの外径よりも小さな厚みのフラットケーブルを採用することにより、例えば、冷陰極蛍光ランプが取り付けられるフレームの一側面に当該フラットケーブルを貼着して這設することが可能となって、その取りまとめが容易になると共に、その配線に必要な空間の縮小が図られるのである。
この場合、冷陰極蛍光ランプにおいて、電子安定器に近い方の電極を高圧側とし、電子安定器と当該電極リード線とを高圧ケーブルで接続し、電子安定器から遠い方の電極を接地側として、前記高圧ケーブルよりも導体部分の断面積の小さい前記フラットケーブルで接地側電極のリード線と電子安定器とが接続される。
特開平9−55112号公報
しかしながら、上記のような構成のバックライトユニットを連続して点灯させた場合に、冷陰極蛍光ランプの寿命が短くなるといった問題が発生している。
なお、後述するように、上記した問題は、エッジライト方式のバックライトユニットに限らず、直下方式のバックライトユニットでも生じ得ることが本発明者によって確認されている。
本発明は、上記した課題に鑑み、連続点灯させた場合の寿命を延ばすことが可能な冷陰極蛍光ランプ、およびこれを用いたバックライトユニットを提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の冷陰極蛍光ランプは、内面に蛍光体膜が形成されたガラス管と、前記ガラス管の第1の端部に封着された第1のリード線と、前記ガラス管の第2の端部に封着された第2のリード線と、前記第1のリード線の前記ガラス管内部側端部に接合された第1の電極と、前記第2のリード線の前記ガラス管内部側端部に接合された第2の電極とを有し、前記第1のリード線の前記ガラス管外部の端部側が、外部電源からの高圧側配線と接続され、前記第2のリード線の前記ガラス管外部の端部側が、前記外部電源からの接地側配線であって前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い配線と接続される冷陰極蛍光ランプにおいて、前記第1および第2の電極として、前記冷陰極蛍光ランプの点灯時における発熱量が、第2の電極よりも第1の電極の方が高くなるものが選択されていることを特徴とする。
本発明の請求項2記載の冷陰極蛍光ランプは、前記第2の電極の有効電極表面積よりも前記第1の電極の有効電極表面積の方が小さいことを特徴とする。
本発明の請求項3記載の冷陰極蛍光ランプは、前記第1の電極の有効電極表面積の値を前記第2の電極の有効電極表面積の値で除して得られる面積比が0.5以上0.9以下の範囲に設定されていることを特徴とする。
本発明の請求項4記載の冷陰極蛍光ランプは、前記第2の電極を形成する金属材料よりも前記第1の電極を形成する金属材料の方が仕事関数が高いことを特徴とする。
本発明の請求項5記載の冷陰極蛍光ランプは、前記第1の電極を形成する金属材料として、ニッケルが選択され、前記第2の電極を形成する金属材料として、ニオブ、タンタル、モリブデンの内の一の金属材料が選択されていることを特徴とする。
本発明の請求項6記載の冷陰極蛍光ランプは、内面に蛍光体膜が形成されたガラス管と、前記ガラス管の第1の端部に封着された第1のリード線と、前記ガラス管の第2の端部に封着された第2のリード線と、前記第1のリード線の前記ガラス管内部側端部に接合された第1の電極と、前記第2のリード線の前記ガラス管内部側端部に接合された第2の電極とを有し、前記第1のリード線の前記ガラス管外部の端部側が、外部電源からの高圧側配線と接続され、前記第2のリード線の前記ガラス管外部の端部側が、前記外部電源からの接地側配線であって前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い配線と接続される冷陰極蛍光ランプにおいて、前記第1および第2のリード線として、第2のリード線よりも第1のリード線の方が熱伝導性の低いものが選択されていることを特徴とする。
本発明の請求項7記載の冷陰極蛍光ランプは、前記第2のリード線の断面積よりも第1のリード線の断面積の方が小さいことを特徴とする。
本発明の請求項8記載の冷陰極蛍光ランプは、前記第1および第2のリード線は円形断面を有しており、前記第1のリード線の外径を前記第2のリード線の外径で除して得られる線径比が0.65以上0.85以下の範囲に設定されていることを特徴とする。
本発明の請求項9記載の液晶ディスプレイ装置用バックライトユニットは、光源として上記した冷陰極蛍光ランプ有し、電源回路と前記第1のリード線とを接続する高圧側配線と、電源回路と前記第2のリード線とを接続する配線であって、前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い接地側配線とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項10記載の液晶ディスプレイ装置用バックライトユニットは、ガラス管内に一対の電極が封入され、一方の電極と接合された第1のリード線が前記ガラス管の一方の端部から延出され、他方の電極と接合された第2のリード線が前記ガラス管の他方の端部から延出されてなる構成を有する冷陰極蛍光ランプを光源として備えた液晶ディスプレイ装置用バックライトユニットであって、前記第1のリード線と接続され、電源回路からの電力を供給するための高圧側配線と、前記第2のリード線と接続され、電源回路からの電力を供給するための配線であって、前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い接地側配線と、前記第1のリード線側の前記ガラス管端部に密着され、当該ガラス管端部と第1リード線とを覆う電気絶縁性を有する第1のブッシュと、前記第2のリード線側の前記ガラス管端部に密着され、当該ガラス管端部を覆う電気絶縁性を有する第2のブッシュと、前記両ブッシュよりも熱伝導性の高い材料からなり、当該両ブッシュを支持する支持部材とを有し、前記第1のブッシュから前記支持部材へ至る間の熱伝導性の方が、前記第2のブッシュから前記支持部材へ至る間の熱伝導性よりも低くなるように構成されていることを特徴とする。
請求項11記載のバックライトユニットは、前記第1のブッシュは支持部材との間には、第1のブッシュよりも熱伝導性の低い熱絶縁媒体が介在しており、前記第2のブッシュと前記支持部材とは直接接触していることを特徴とする。
請求項12記載のバックライトユニットは、前記第1のブッシュと前記支持部材との間の接触面積が、前記第2のブッシュと前記支持部材との間の接触面積よりも小さいことを特徴とする。
請求項13記載のバックライトユニットは、前記第1のブッシュと前記支持部材との間の接触圧が、前記第2のブッシュと前記支持部材との間の接触圧よりも低いことを特徴とする。
請求項14記載のバックライトユニットは、前記第1および第2のブッシュは、シリコンゴムで形成され、前記支持部材は、金属板からなることを特徴とする。
請求項15記載の液晶ディスプレイ装置用バックライトユニットは、ガラス管内に一対の電極が封入され、一方の電極と接合された第1のリード線が前記ガラス管の一方の端部から延出され、他方の電極と接合された第2のリード線が前記ガラス管の他方の端部から延出されてなる構成を有する冷陰極蛍光ランプを光源として備えた液晶ディスプレイ装置用バックライトユニットであって、前記第1のリード線と接続され、電源回路からの電力を供給するための高圧側配線と、前記第2のリード線と接続され、電源回路からの電力を供給するための配線であって、前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い接地側配線と、前記第1のリード線側の前記ガラス管端部に密着され、当該ガラス管端部を覆う電気絶縁性を有する第1のブッシュと、前記第2のリード線側の前記ガラス管端部に密着され、当該ガラス管端部を覆う電気絶縁性を有する第2のブッシュとを有し、前記冷陰極蛍光ランプが点灯される際に前記ガラス管表面から吸収する熱の放熱性が、前記第2のブッシュよりも前記第1のブッシュの方が低くなるように構成されていることを特徴とする。
請求項16記載のバックライトユニットは、前記第2の電気絶縁性ブッシュの放熱面積よりも前記第1の電気絶縁性ブッシュの方の放熱面積の方が小さいことを特徴とする。
請求項17記載のバックライトユニットは、前記第1の電気絶縁性ブッシュが、前記第2の電気絶縁性ブッシュを形成する材料よりも熱伝導性の低い材料で形成されていることを特徴とする。
本発明に係る冷陰極蛍光ランプは、第1のリード線のガラス管外部の端部側が、外部電源からの高圧側配線と接続され、第2のリード線のガラス管外部の端部側が、外部電源からの接地側配線であって前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い配線と接続される冷陰極蛍光ランプにおいて、前記第1のリード線と接合された第1の電極および前記第2のリード線と接合された第2の電極として、冷陰極蛍光ランプの点灯時における発熱量が、第2の電極よりも第1の電極の方が高くなるものが選択されているので、ガラス管の両端部間における温度の非平衡が解消されてランプ寿命を延ばすことが可能となる。
本発明に係る冷陰極蛍光ランプは、第1のリード線のガラス管外部の端部側が、外部電源からの高圧側配線と接続され、第2のリード線の前記ガラス管外部の端部側が、外部電源からの接地側配線であって前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い配線と接続される冷陰極蛍光ランプにおいて、前記第1および第2のリード線として、第2のリード線よりも第1のリード線の方が熱伝導性の低いものが選択されているので、ガラス管の両端部間における温度の非平衡が解消されてランプ寿命を延ばすことが可能となる。
本発明に係るバックライトユニットは、第1のリード線と接続され、電源回路からの電力を供給するための高圧側配線と、第2のリード線と接続され、電源回路からの電力を供給するための配線であって、前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い接地側配線と、第1のリード線側のガラス管端部に密着され、当該ガラス管端部と第1リード線とを覆う電気絶縁性を有する第1のブッシュと、前記第2のリード線側のガラス管端部に密着され、当該ガラス管端部を覆う電気絶縁性を有する第2のブッシュと、前記両ブッシュよりも熱伝導性の高い材料からなり、当該両ブッシュを支持する支持部材とを有し、前記第1のブッシュから前記支持部材へ至る間の熱伝導性の方が、前記第2のブッシュから前記支持部材へ至る間の熱伝導性よりも低くなるように構成されているので、ガラス管の両端部間における温度の非平衡が解消されてランプ寿命を延ばすことが可能となる。
本発明に係るバックライトユニットは、第1のリード線と接続され、電源回路からの電力を供給するための高圧側配線と、第2のリード線と接続され、電源回路からの電力を供給するための配線であって、前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い接地側配線と、前記第1のリード線側の前記ガラス管端部に密着され、当該ガラス管端部を覆う電気絶縁性を有する第1のブッシュと、前記第2のリード線側の前記ガラス管端部に密着され、当該ガラス管端部を覆う電気絶縁性を有する第2のブッシュとを有し、冷陰極蛍光ランプが点灯される際に前記ガラス管表面から吸収する熱の放熱性が、前記第2のブッシュよりも前記第1のブッシュの方が低くなるように構成されているので、ガラス管の両端部間における温度の非平衡が解消されてランプ寿命を延ばすことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について説明するのであるが、発明に係る実施形態の具体的な説明に入る前に、当該形態の基礎となる基本構成について説明する。
図1は、15インチサイズのLCD(液晶ディスプレイ)装置用バックライトユニット2等の概略構成を示す分解斜視図である。
バックライトユニット2は、LCD(液晶ディスプレイ)パネル4の背面4Aに配されて用いられるものであり、透明なアクリル等で作製された導光板6のエッジ部(本例では、導光板6の下辺端部)に光源として冷陰極蛍光ランプ(以下、単に「ランプ」という。)8を配置してなる、いわゆるエッジライト方式のバックライトユニットである。
図2(a)は、主として前記ランプ8の概略構成を示す断面図である。
ランプ8は、円形断面を有するガラス管の両端部が封止されてなるガラスバルブ10を有し、当該ガラスバルブ10の両端部分には一対の電極12、14が設けられている。
電極12、14は、有底筒状をしたいわゆるホロー型電極であり、外側底部には、それぞれリード線16、18がレーザ溶接等によって接合されている。なお、電極12、14はニッケル板を加工したものである。
リード線16、18は、それぞれ、タングステンからなる内部リード線16A、18Aとニッケルからなる外部リード線16B、18Bの継線であり、ガラス管は両端部共、内部リード線16A、18A部分で気密封止されている。内部リード線16A、18A、外部リード線16B、18Bは、共に円形断面を有しており、内部リード線16A、18Aの線径は0.8mm、全長は3.0mmで、外部リード線16B、18Bの線径は0.6mm、全長は1.5mmである。
ガラスバルブ10は、硬質のホウケイ酸ガラスからなり、その全長は298mm、外径は1.8mm、内径は1.4mmである。
ガラスバルブ10内面の図2に示す領域には、蛍光体膜20が形成されている。蛍光体膜20は、3種類の赤、緑及び青発光のY2O3:Eu、LaPO4:Ce3,Tb3及びBaMg2Al16O27:Eu2蛍光体を混合してなる希土類蛍光体を塗布し、乾燥して固化したものである。
また、ガラスバルブ10の内部には、約1200μgの水銀(不図示)と、組成(Ne95%+Ar5%)で20℃における圧力10kPaのネオン・アルゴン混合ガスからなる希ガス(不図示)が封入されている。
上記の構成の内、電極12、14について、もう少し詳細に説明する。上記したように、電極12、14として、ホロー型の電極を採用している。これは、ランプ点灯時の放電によって生じる電極におけるスパッタリングの抑制に有効であるからである(詳細は、特開2002−289138号公報等を参照。)。
基本構成における電極12、14は同じ形状をしており、図2(b)に示す各部の寸法は、電極長L=3.5mm、外径p1=1.1mm、肉厚t=0.1mm、(内径p2=0.9mm)である。電極12、14は、ガラスバルブ(ガラス管)10の管軸にその中心が合うように設けられているので、上記した寸法関係から、電極12、14外周とガラスバルブ10内周との間隙の間隔は約0.15mmとなる。このように、電極外周とガラスバルブ内周との間の間隙を0.15mmといった狭い間隔に設定することにより、ランプ電流が上記間隙に流れ込まないようにしている。換言すると、ランプ点灯時に、ホロー型をした電極12、14の内面(円筒部内周面と内側底面)でのみ放電が発生するようにしている。ここで、電極において、放電に実質的に寄与する表面を「有効電極表面」と定義し、その面積を「有効電極表面積」とする。上記した有底円筒状をしたホロー型電極では、円筒部内周面と内側底面とが有効電極表面となる。図2(b)に示す電極の有効電極表面積={p2×π×(L−t)+(p2/2)2×π}で算出され、因みに、電極12、14の有効電極表面積は、約10.2mm2である。
上記の構成からなるランプ8のリード線16、18には、電子安定器を含む電源回路ユニット22(図1)からの電力を供給するための配線が接続される。図3を参照しながらその配線の態様について説明する。
図3(a)に示すように、ランプ8の両端部には、それぞれシリコンゴムからなるブッシュ24、26が嵌めこまれている。なお、ブッシュ24、26については後述する。配線とリード線16、18とは、各々のブッシュ24、26内で接続されている。
図3(b)に、ブッシュ24を切断した図を示す。リード線16には、電源回路ユニット22からの高圧側配線である高圧ケーブル28(耐圧3kVrms)が接続される。接続は、高圧ケーブル28の導線28Aを外部リード線16Bに絡めた状態で半田30によって接合する形でなされる。高圧ケーブル18の導線28Aは銅に錫メッキをしたものからなり、その線径は1.5mm(断面積:1.77mm2)である。また、高圧ケーブル28の全長は60mmである。
図3(c)にブッシュ26を切断した図を示す。もう一方のリード線18には、電源回路からの接地側配線として、全体的に細長いテープ状をしたフラットケーブル32が接続される。フラットケーブル32は、図3(d)に示すように、2枚の塩化ビニール製の絶縁フィルム32A、32Bで、銅からなる導電箔32Cを挟んで構成されたものである。その両端において、導電箔32Cの一部が露出していて、一方の露出部を図3(d)の矢印で示す向きで外部リード線18Bに押し付けた状態で半田34によって接合される。導電箔32Cの幅は2.5mmであり、厚みは0.2mmである(断面積:0.5mm2)。また、フラットケーブル32の全長は320mmである。
リード線16側のランプ8端部を被覆するブッシュ24の図3(a)に示す各部寸法は、L1=6.0mm、W1=2.8mm、H1=7.5mm、L3=2.0mm、H3=2.8mmである。ブッシュ24は、ランプ8端部を収納する円形の収納穴24Bを有する。当該収納穴24Bの穴径は、ガラスバルブ10の外径よりも若干小さめに設定されており、ランプ8は、当該収納穴24Bに圧入される。これにより、ブッシュ24は、ガラスバルブ10の外周と密着することとなる。
リード線18側ランプ8端部を被覆するブッシュ26の図3(a)に示す各部寸法は、L2=6.0mm、W2=2.8mm、H2=2.8mmである。ブッシュ26は、ランプ8端部を収納する円形の収納穴26Aを有する。当該収納穴26Aの穴径も、ガラスバルブ10の外径よりも若干小さめに設定されており、ランプ8は、当該収納穴26Aに圧入される。これにより、ブッシュ24は、ガラスバルブ10の外周と密着することとなる。この際、フラットケーブル32は、ガラスバルブ10外周に沿って変形する(撓む)。
なお、ブッシュ24、26に用いられているシリコンゴムは適度な弾性を有し、電気的な耐圧特性、および耐熱性が優れていることに加え、熱伝導性の比較的良い合成樹脂材料として知られている。
図1に戻り、上記のようにして高圧ケーブル28、フラットケーブル32が接続され、ブッシュ24、26が装着されたランプ8は、上述したように、導光板6の下側端部に配置される。この際、ブッシュ24、26には、「コ」字断面を有するリフレクタ36がはめ込まれる。リフレクタ36は、長尺の金属板が「コ」字状に屈曲加工されてなるものであり、その内面(ランプ8を三方から包囲する面)に反射膜(不図示)が形成されている。なお、「コ」字断面における対向する2面の内面間の距離は約3.8mmである。
導光板6のLCDパネル4側には、2枚の拡散シート38、40と2枚のプリズムシート42、44が配される。一方、導光板6のLCDパネル4とは反対側には、反射シート46が配される。
導光板6に対し、拡散シート38、40、プリズムシート42、44および反射シート46が重ねあわされて、額縁状をした樹脂支持枠48にはめ込まれる。なお、この際、導光板6と一緒に、ランプ8およびリフレクタ36もはめ込まれる。
上記部材がはめ込まれた後、アルミニウム等からなる金属裏蓋板50が、前記樹脂支持枠48にねじ止めなどにより固定される。
図4に、金属裏蓋板50を取り付けた状態の断面図を示す。当該断面図は、ブッシュ24にガラスバルブ10が挿入されている箇所で切断した図である。なお、図4には、樹脂支持枠48の図示は省略している。本図に示すように、ブッシュ24(26)を挟持するリフレクタ36は、ブッシュ24(26)の支持部材としての役割も果たしている。
図1に戻り、樹脂支持枠48は、その右下部(ランプ8の一方の端部に近接した部分)に、電源回路ユニット22を収納する収納部48Aを有しており、電源回路ユニット22は、当該収納部48Aに収納される。そして、前記高圧ケーブル28は、電源回路ユニット22の高圧側出力端子22Aに接続される。また、前記フラットケーブル32は、継線52を介して、電源回路ユニット22の接地側端子22Bと接続される。なお、継線52は、線径1.0mmの銅線を有する被覆線であり、その全長は40mmである。
上記の構成からなるバックライトユニット2を構成するランプ8は、電源回路ユニット22によって、定格電流7.0mA、点灯周波数58kHzで点灯される。また、定格寿命は10,000時間と規定されている。
ところが、LCDパネル4と組み合わし、LCD装置として連続点灯させた場合に、上記定格寿命に到達する前、例えば、5,000時間程度で不点灯となるものが生じた。
本発明者は、上記短寿命に終わったランプ8を回収して、その原因の究明に努めた。
先ず、回収したランプ8を観察したところ、ガラスバルブ10において、一方の端部内壁に発生する黒化の程度ともう一方の端部内壁に発生する黒化の程度に差の生じていることが認められた(以下、この現象を「黒化偏り」と称する。)。さらに、黒化偏りの生じるランプにおいては、必ず、フラットケーブル32が接続されたリード線18側の端部(以下、「接地側端部」という。)の方が、高圧ケーブル28が接続されたリード線16側端部(以下、「高圧側端部」という。)よりも黒化の程度が激しいことも見出した。
本発明者は、黒化偏りが短寿命の何らかの要因になっているのではないかと推察し、また、その黒化偏りは、両リード線16、18に異なる種類のケーブルが接合されているために発生するのではないかと考えた。
そこで、ランプ8の両リード線16、18共、同じ長さで同じ種類の配線(汎用被覆銅より線)を接続し、これを介して、電源回路ユニット22から給電して、連続点灯試験を実施した(比較試験1)。比較試験1の結果、定格寿命を達成すると共に、黒化偏りは観察されなかった。
また、本発明者は、短寿命になるランプ8を連続点灯した際の、両管端部表面(ガラスバルブ10外周の電極に対応する位置における表面)における温度を測定した。その結果、不点灯に陥る少し前(寿命末期)における、高圧側端部の表面温度(以下、「高圧側端部表面温度」という。)と接地側端部の表面温度(以下、「接地側端部表面温度」という。)との間に相当な差の生じることが判明した(以下、この現象を「温度非平衡」と称する。)。具体的には、高圧側端部表面温度が約103℃であるのに対して、接地側端部表面温度が約118℃であった。この原因は、両リード線16、18に接続されるケーブルの熱伝導性の違いによるものであると推察した。そこで、実用的ではないが、両リード線16、18共に前記フラットケーブル32を用いて電源回路ユニット22からの給電を行ってランプ8を連続点灯する試験を実施した(比較試験2)。比較試験2の結果、接地側端部表面温度が約118℃となることに違いはなかったものの、高圧側端部表面温度も約117℃まで上がり、温度非平衡がほぼ解消されることが確認された。また、比較試験2に供したランプ8において黒化偏りは認められなかった。
次に、本発明者は、ランプ8の両リード線16、18共、同じ長さで同じ種類の配線(汎用被覆銅より線)を接続し、これを介して、電源回路ユニット22から給電すると共に、ガラスバルブ10の一方の端部のみを強制空冷しながら、連続点灯試験を実施した(比較試験3)。比較試験3の結果、ランプ8は定格寿命に達する前に不点灯となった。また、不点灯となったランプ8を観察すると、強制空冷した端部が高圧端部側であるか接地側端部であるかに拘わらず、強制空冷した端部側よりも強制空冷しなかった端部側の方が激しく黒化することが分かった。
比較試験1〜3を踏まえ、本発明者は、基本構成として紹介したランプ8が連続点灯の際に不点灯となる原因について、以下のように分析した。分析結果について、図2を参照しながら説明する。なお、図2では、高圧ケーブル28、フラットケーブル32、および電源回路ユニット22共に、ランプ8と比べて簡略化している。
(A) 定常点灯の際には、水銀イオンが両電極12、14の有効表面を叩くことによって、そこから電子が放出され放電が維持される。この際、電極は発熱し、発生した熱は、主として、リード線16、18を介してガラスバルブ10外側へ移動する。リード線16、18へ移動した熱は、さらに、高圧ケーブル28、フラットケーブル32によって移動する。ここで、高圧ケーブル28とフラットケーブル32とは、その導体部断面積の違いに起因して、熱伝導性が異なる。すなわち、導体部断面積が1.78mm2の高圧ケーブル28と比べて、導体部断面積が0.5mm2のフラットケーブル32の熱伝導性は低い。したがって、同じ発熱量であったとしても、電極14は電極12と比較して熱の流出性が悪くなり、電極14の温度は電極12の温度よりも高くなる。その結果、ガラスバルブ10内における電極14の周囲温度(以下、「接地側端部内温度」という。)は電極12の周囲温度(以下、「高圧側端部内温度」という。)よりも高くなる。上記したように、この違いが、高圧側端部表面温度と接地側端部表面温度の違いとなって現れる。
(B) このように、ガラスバルブ10の両端部間で温度差が生じると、ガラスバルブ10内の水銀は全体的に温度の低い方の端部(高圧側端部)へと徐々に移動し(集合し)、温度の高い方の端部(接地側端部)では、水銀がより希薄となる一種の水銀欠乏状態となる(以下、「水銀分布偏り」と称する。)。
(C) 水銀が希薄となった接地側端部では、陰極降下電圧が上昇する。
(D) その結果、接地側端部において、スパッタリングによる電極飛散が増大し、ガラスバルブ10内壁の黒化が激しくなる。この現象が、上記した黒化偏りとして観察されたのである。電極飛散物質は、ガラスバルブ10内の希ガスをトラップして内壁に付着するため、希ガスが消耗されることとなる。また、陰極降下電圧の上昇により、接地側電極14における発熱量が増大する(電極温度が上昇する)。
(E) 以下、水銀分布偏りの促進→接地側端部における陰極降下電圧の上昇→電極飛散物質による希ガスの消耗増大・接地側電極における発熱量の増大(電極温度上昇)のサイクルが繰り返されて、希ガスの消耗が促進される。その結果、ランプインピーダンスが徐々に低下し、ある時点で過電流が流れて、電源回路ユニット22内のヒューズが切れ、ランプ8が不点灯になるのである。
以上の分析から明らかなように、ランプ不点灯を引き起こす希ガス消耗促進の根本的な原因は水銀分布偏りであり、これをもたらすのは、ガラスバルブ両端部間における温度の非平衡である。
そこで、本発明者は、ガラスバルブ両端部間における温度の非平衡を解消することにより、上記した問題の解決を図ることとした。その解決手段を、1.ランプ自体の改良、および、2.バックライトユニット全体での改良の両面から検討した。この際、特に、薄形化・コンパクト化が要求されるLCD装置に用いられるバックライトユニットであるので、一方のリード線への配線を高圧ケーブル、他方のリード線への配線をフラットケーブルとする構成、すなわち、熱伝導性に差のある配線を両リード線への給電に使用するといった上記基本構成は堅持するという前提の下に、課題解決のための手段を検討した。
以下、その解決手段である具体的な形態について説明する。
なお、上述したように、水銀分布偏りは、結果的には、黒化偏りとして観察されるため、以下の実施の形態においては、水銀分布偏りが発生しているか否かを黒化偏りの有無によって評価することとする。
1.ランプの改良
(実施の形態1)
図5は、実施の形態1に係るランプ54の概略構成を示す断面図である。
実施の形態1に係るランプ54は、高圧側端部に配されるホロー形電極の形状(大きさ)が異なる以外は、上記したランプ8と基本的に同じ構成である。したがって、ランプ54においてランプ8と同様な構成部分には、同じ符号を付してその説明は省略するか、簡単に言及するに留め、異なる点を中心に説明する。
基本構成におけるランプ8では、接地側電極14と高圧側電極12とは同じ材質で同じ形状のものであったが(図2参照)、実施の形態1に係るランプ54では、接地側電極は基本構成のままとし、高圧側電極として前記電極12よりもガラスバルブ10の管軸方向に短縮したものを採用した。すなわち、全長を短縮して高圧側の電極56の有効電極表面積を縮小することにより、当該電極56における発熱量を増大させて、ガラスバルブ10の両端部間の温度非平衡を解消することとしたものである。また、全長を短縮することで、電極56の熱容量が電極12(電極14)よりも小さくなり、これによる相乗効果によっても、電極56の発熱温度を上昇させることができる。
具体的には、ランプ54における高圧側の電極56は、図2(b)に示す電極各部の寸法において、全長Lを3.5mmから2.5mmに短縮したものとした。その他の各部寸法は、電極12(電極14)と同じままである。この場合、高圧側の電極56の有効電極表面積Shは、7.4mm2となり、当該Shを接地側の電極14の有効電極面積Se(=10.2mm2)で除して得られる面積比Reは、0.73である。
上記構成のランプ54を装着してバックライトユニットを構成し、当該ランプ54を、基本構成で記したのと同様の条件(点灯周波数58kHz、ランプ電流7.0mA)の下で連続点灯試験を実施した。
その結果、高圧側端部表面温度が約116℃、接地側端部表面温度が約118℃となって、問題となっている温度非平衡はほぼ解消でき、黒化偏りも観測されなかった。また、定格寿命を満足した。
なお、上記面積比Reは、上記した0.73に限らない。本発明者は、面積比Reを、0.50以上0.90以下の範囲に設定すれば、ランプの短寿命は防止できることを見出した。この範囲に設定すれば、接地側端部表面温度に対する高圧側端部表面温度の差が±5℃程度内に収まって、黒化偏りが防止できることが確認されている。因みに、面積比Reが0.5未満になると、逆に、高圧側端部の黒化が激しくなる黒化偏りが発生する。
また、上記の例では、基本構成のランプ8における高圧側の電極を短縮することとしたが、この逆に接地側の電極を伸長することとしても構わない。あるいは、高圧側の電極を短縮すると共に、接地側の電極を伸長してもよい。要は、接地側よりも高圧側の電極の方の有効電極表面積を相対的に小さくすることにより、ランプ寿命を延ばすことが可能となり、その最適な範囲が上記した範囲になるということである。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、電極の形状を工夫することにより、問題の解決を図った。これに対し、実施の形態2では、電極の形状は基本構成のままとし、電極を形成する材料の選択を工夫することによって問題の解決を図ることとした。
実施の形態2に係るランプ58は、上記のようにランプ自体の全体形状は基本構成と同様なので、図2を参照しながら説明する。
基本構成におけるランプ8では、接地側電極14と高圧側電極12とは同じ材質のものであったが、実施の形態2に係るランプ58では、高圧側電極は基本構成のままとし、接地側電極を形成する材料として前記高圧側電極12を形成する材料よりも仕事関数の低い材料を選択した。仕事関数の低い材料に代えると、その電極における陰極降下電圧、すなわち、電極損失が少なくなり、電極における発熱量が低下することとなる。すなわち、接地側電極に対し高圧側電極よりも仕事関数の低い材料を使用することにより、接地側電極における発熱量を低下させて、両管端部間における温度の非平衡を解消することとしたのである。
具体的には、ランプ58における高圧側の電極12の材質がニッケルNi(仕事関数:4.50eV)であるのに対し、接地側の電極60の材質をニオブNb(仕事関数:4.01eV)とした。
上記構成のランプ58を装着してバックライトユニットを構成し、当該ランプ58を、基本構成で記したのと同様の条件の下で連続点灯試験を実施した。
その結果、高圧側端部表面温度が約103℃、接地側端部表面温度が約101℃となって、問題となっている温度非平衡はほぼ解消でき、黒化偏りも観測されなかった。また、定格寿命を満足した。
なお、接地側の電極60の材質は、上記したニオブNbに限らない。例えば、タンタルTa(仕事関数:4.30eV)やモリブデンMo(仕事関数:4.23eV)のいずれかを選択しても構わない。本発明者は、高圧側電極に用いる材料と接地側電極に用いる材料の仕事関数の差が少なくとも0.20eVあれば、ランプの短寿命を防止でき、定格寿命を満足できることを見出した。したがって、両電極に用いる材料の仕事関数の差が0.2eV以上となれば、両電極の材質は上記したものに限らず、あるいは、両電極に用いる材質の組合せも上記したものに限らない。例えば、組合せでは、高圧側電極の材質として、タンタルTa、モリブデンMoのいずれかを選択し、接地側電極の材質として、ニオブNbを選択することとしても構わない。
なお、上記仕事関数は、熱的方法による測定値である。
(実施の形態3)
上記実施の形態1、2では、電極を工夫することにより問題の解決を図った。これに対し、実施の形態3では、電極の形状・材質は基本構成のままとし、リード線を工夫することによって問題の解決を図ることとした。
図6は、実施の形態3に係るランプ62の概略構成を示す断面図である。
実施の形態3に係るランプ62は、高圧側電極に接合される内部リード線の形状(太さ)が異なる以外は、上記したランプ8と基本的に同じ構成である。したがって、ランプ62においてランプ8と同様な構成部分には、同じ符号を付してその説明は省略するか、簡単に言及するに留め、異なる点を中心に説明する。
基本構成におけるランプ8では、接地側電極14に接合される内部リード線(以下、「接地側内部リード線」という。)と高圧側電極12に接合される内部リード線(以下、「高圧側内部リード線」という。)とは同じ材質で同じ形状のものであったが(図2参照)、実施の形態3に係るランプ62では、接地側内部リード線は基本構成のままとし、高圧側内部リード線として内部リード線16A(図2)よりも横断面積を縮小したものを採用した。すなわち、横断面積を縮小して高圧側リード線の熱伝導性を低下させることにより、高圧側電極12で発生した熱の高圧ケーブル28への流動性を低下させ、当該高圧側電極12の発熱温度を上昇させて、ガラスバルブ10の両端部間の温度非平衡を解消することとしたものである。
具体的には、ランプ62における高圧側内部リード線の線径を0.6mmに短縮した。この場合、高圧側内部リード線64Aの線径Wh(=0.6mm)を接地側内部リード線18Aの線径We(=0.8mm)で除して得られる線径比Rwは、0.75となる。
上記構成のランプ62を装着してバックライトユニットを構成し、当該ランプ62を、基本構成で記したのと同様の条件の下で連続点灯試験を実施した。
その結果、高圧側端部表面温度が約103℃、接地側端部表面温度が約105℃となって、問題となっている温度非平衡はほぼ解消でき、黒化偏りも観測されなかった。また、定格寿命を満足した。
なお、上記線径比Rwは、上記した0.75に限らない。本発明者は、線径比Rwを、0.65以上0.85以下の範囲に設定すれば、ランプの短寿命は防止できることを見出した。この範囲に設定すれば、接地側端部表面温度に対する高圧側端部表面温度の差が±5℃程度内に収まって、黒化偏りが防止できることが確認されている。因みに、線径比Rwが0.65未満になると、逆に、高圧側端部の黒化が激しくなる黒化偏りが発生する。
また、上記の例では、基本構成のランプ8における高圧側内部リード線の断面積を縮小することとしたが、この逆に接地側内部リード線の断面積を拡張を伸長することとしても構わない。あるいは、高圧側内部リード線の断面積を縮小すると共に、接地側内部リード線の断面積を拡張してもよい。要は、接地側内部リード線よりも高圧側内部リード線の横断面積を相対的に小さくすることにより、ランプ寿命を延ばすことが可能となり、その最適な範囲が上記した範囲になるということである。
2.バックライトユニット全体での改良
実施の形態1〜3では、ランプ自体の工夫によって、問題の解決を図ることとしたが、以下に説明する形態では、バックライトユニットとして工夫することにより、問題の解決を図るようにしている。具体的には、ランプ両端部に装着されているブッシュからリフレクタ(支持部材)36ひいては金属裏蓋板50(図1、図4)に至る熱の流動性を調整することにより問題の解決を図ることとした。
(実施の形態4)
実施の形態4では、高圧側端部に装着されるブッシュ24とリフレクタ36(図1、図4)との間に熱絶縁媒体を介在させることとした。すなわち、ブッシュ24とリフレクタ36の間に熱絶縁媒体を介在させることにより、ガラスバルブ10の高圧側端部表面からブッシュ24、リフレクタ36、金属裏蓋板50へと移動する熱の流動性を阻害して、高圧側端部内温度を上昇させて、ガラスバルブ10の両端部間の温度非平衡を解消することとしたものである。図7に、実施の形態4に係るバックライトユニットにおいて、ブッシュ24にガラスバルブ10が挿入されている箇所で切断した図を示す。図7は、図4に対応する図である。なお、実施の形態4に係るバックライトユニットは、上記熱絶縁媒体が追加されている以外は、上記した基本構成のバックライトユニット2と基本的に同じ構成である。したがって、実施の形態4に係るバックライトユニットにおいてバックライトユニット2と同様な構成部分には、同じ符号を付してその説明は省略するか、簡単に言及するに留め、異なる点を中心に説明する。
本例では、上記熱絶縁媒体として、樹脂フィルムテープ66を2枚用いた。
具体的には、厚さ350μm、長さ6mm、幅3mmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた。当該樹脂フィルムテープ66をリフレクタ36に面する一端面24A(図3参照)と当該端面24Aと反対側の端面に貼着し、図7に示すように、ブッシュ24とリフレクタ36の間に樹脂フィルムテープ66を介在させることとした。
上記構成のバックライトユニットにおいて、当該ランプ8を、基本構成で記したのと同様の条件の下で連続点灯試験を実施した。
その結果、高圧側端部表面温度が約116℃、接地側端部表面温度が約118℃となって、問題となっている温度非平衡はほぼ解消でき、黒化偏りも観測されなかった。また、定格寿命を満足した。
なお、上記熱絶縁媒体は上記したポリエチレンテレフタレートフィルムに限らない。要は、ブッシュ24とリフレクタ36のいずれよりも熱伝導性の低い材質のものであれば良いのである。したがって、「熱絶縁」は、熱の流動を完全に遮断することを意味するものではなく、熱の流路にあって、熱の流動性を低下させることを意味するものである。
(実施の形態5)
実施の形態5では、高圧側端部に装着されるブッシュ24とリフレクタ36(図1、図4)との間の接触面積を縮小することとした。すなわち、ブッシュ24とリフレクタ36との間の接触面積を縮小することにより、ガラスバルブ10の高圧側端部表面からブッシュ、リフレクタ36、金属裏蓋板50へと移動する熱の流動性を低下させ、高圧側端部内温度を上昇させて、ガラスバルブ10の両端部間の温度非平衡を解消することとしたものである。図8に、実施の形態5に係るバックライトユニットにおいて、両端にブッシュ68、ブッシュ26が装着された状態のランプ8を示す。図8は、図3(a)に対応する図である。なお、実施の形態5に係るバックライトユニットは、高圧側端部に装着されるブッシュの形状が異なっている以外は、上記した基本構成のバックライトユニット2と基本的に同じ構成である。したがって、実施の形態5に係るバックライトユニットにおいてバックライトユニット2と同様な構成部分には、同じ符号を付してその説明は省略するか、簡単に言及するに留め、異なる点を中心に説明する。
実施の形態5では、高圧側端部に装着されるブッシュ68において、リフレクタ36(図1、図4)に挟持される2端面の内の一方の端面68Aに幅1.0mm、長さ6.0mmで端面68Aからの高さ0.6mmの凸部68Bを設けた。これにより、前記2端面の内、端面68A側は、リフレクタ36(図1、図4)と凸部68Bの頂部のみで接触することとなる。その結果、凸部68Bを設けない場合に、ブッシュ24の端面24A(図3(a))の略全面がリフレクタ36と接触するのと比較して、当該接触面積が縮小されることとなる。なお、図8に記号で示す各部寸法は、図3(a)に示す基本構成と同様である。
上記構成の実施の形態5に係るバックライトユニットにおいて、当該ランプ8を、基本構成で記したのと同様の条件の下で連続点灯試験を実施した。
その結果、高圧側端部表面温度が約116℃、接地側端部表面温度が約118℃となって、問題となっている温度非平衡はほぼ解消でき、黒化偏りも観測されなかった。また、定格寿命を満足した。
(実施の形態6)
実施の形態6では、高圧側端部に装着されるブッシュ24とリフレクタ36(図1、図4)との間の接触圧を、接地側端部の装着されるブッシュ26とリフレクタ36との間の接触圧よりも低くすることとした。すなわち、ブッシュ24とリフレクタ36との間の接触圧を低くすることにより、ブッシュ24からリフレクタ36へ移動する熱の流動性を低下させ、高圧側端部内温度を上昇させて、ガラスバルブ10の両端部間の温度非平衡を解消することとしたものである。
具体的には、図3(a)に示す基本構成において、W1=W2=3.8mmであったものを、高圧側のブッシュ24においては、W1=3.4に短縮し接地側のブッシュ26においては、W2=4.2mmに伸長することとした。他の各部寸法は、基本構成のままである。
既述したように「コ」字断面を有するリフレクタ36における対向する2面の内面間の距離は約3.8mmであり、当該2面間で前記幅(W1、W2)方向を挟持される形で両ブッシュ24、26が支持される。したがって、上記の寸法構成にすることにより、接地側のブッシュ26は、その寸法差(0.4mm)分弾性変形し、その復元力でもって接触圧が向上することとなる。一方、高圧側のブッシュ24は、その寸法差(0.4mm)分のいわゆるガタがリフレクタ36との間に生じることとなる。その結果、高圧側ブッシュ24は、「コ」字断面のリフレクタ36の底面および対向する2面の内の一方のみと接触することとなるが、その接触圧は、シリコンゴムの弾性変形によって生じる接地側ブッシュ26の接触圧よりも低くなる。
上記構成の実施の形態6に係るバックライトユニットにおいて、当該ランプ8を、基本構成で記したのと同様の条件の下で連続点灯試験を実施した。
その結果、高圧側端部表面温度が約110℃、接地側端部表面温度が約112℃となって、問題となっている温度非平衡はほぼ解消でき、黒化偏りも観測されなかった。また、定格寿命を満足した。
3.直下方式のバックライトユニット
ここまでは、本発明を、エッジライト方式のバックライトユニットに適用した形態を例に説明してきたが、本発明は、直下方式のバックライトユニットにも適用可能である。以下、当該直下方式のバックライトユニットを実施の形態7として説明する。
(実施の形態7)
図9は、実施の形態7に係るバックライトユニット70の概略構成を示す斜視図である。なお、図9は、後述する拡散板80、拡散シート82、およびレンズシート84を破断した図である。
バックライトユニット70は、長方形をした反射板72と当該反射板72を囲む側板74とからなる外囲器76を有する。反射板72と側板74は共にPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂からなる板材の一方の主表面(外囲器76として組み立てられた際に内側となる面)に銀などを蒸着した反射膜(不図示)が形成されているものである。
前記外囲器76内には、複数本(本例では8本)の冷陰極蛍光ランプ78が、前記反射板72の長辺と平行に短辺方向に等間隔で収納されている。なお、冷陰極蛍光ランプ78は、サイズが異なるだけで、基本的な構成は前記ランプ8と同じである。
また、前記外囲器76の開口部には、拡散板80、拡散シート82、およびレンズシート84が設けられている。
図10は、外囲器76内における、ランプ78の設置態様を示す図である。
図10は、前記側板74、拡散板80、拡散シート82、およびレンズシート84を取り除いた状態における、反射板72上の一部を示している。図10で見えているのは、ランプ78の接地側端部である。
反射板72上には、「コ」字断面を有する一対のプリント配線板保持部材(以下、単に「保持部材」という。)86、88が対向して立設されており、当該保持部材86、88に、プリント配線板90が嵌めこまれている。
各ランプには、シリコンゴム製のブッシュ92が装着されていて、後述するように、当該ブッシュ92から突出したリード線96(図11)部分がプリント配線板90に支持されている。なお、ランプ78の高圧側端部も同様にしてプリント配線板104(図11)に支持されている。
図11は、図10において、ランプ78の管軸を含む平面で切断した図である。
上記したように、ランプ78の接地側端部には、ブッシュ92が装着されている。ガラスバルブ94の端部からは、内部リード線96Bと外部リード線96Aからなるリード線96が導出されていて、外部リード線96Aがプリント配線板90に設けられたスルーホール90Aに挿入されて先端部分が突出している。この突出した先端部分がプリント配線板90上に形成されている配線90Bと半田98付けされている。
もう一方の高圧側端部も同様にして取り付けられている。すなわち、ランプ78の高圧側端部には、ブッシュ100が装着されている。ガラスバルブ94の端部からは、内部リード線102Bと外部リード線102Aからなるリード線102が導出されていて、外部リード線102Aがプリント配線板104に設けられたスルーホール104Aに挿入されて先端部分が突出している。この突出した先端部分がプリント配線板104上に形成されている配線104Bと半田106付けされている。なお、ブッシュ92とブッシュ100の横断面形状は同じである。
ここで、高圧側のリード線102と接続される前記高圧側配線104Bの横断面の面積の方が、接地側のリード線96と接続される前記接地側配線90Bの横断面の面積より大きく設定されている。すなわち、接地側配線90Bの方が高圧側配線104Bよりも熱伝導性が低くなっている。そのため、上記したエッジライト方式の基本構成に係るバックライトユニットの場合と同様、温度非平衡に起因するランプ短寿命の問題が直下方式のバックライトユニットにおいても生じ得る。
そこで、本実施の形態では、接地側のブッシュ92の放熱面積を高圧側のブッシュ100の放熱面積よりも大きくした(高圧側のブッシュ100の放熱面積を接地側のブッシュ92の放熱面積よりも小さくした。)。すなわち、接地側端部表面からの放熱性を良くして、接地側端部内温度を下げることにより、ガラスバルブ94の両端部間の温度非平衡を解消することとしたものである。
同じ横断面形状を有するブッシュ92、100間において、接地側のブッシュ92の全長Leを高圧側のブッシュ100の全長Lhよりも長くすることとした。
これにより、温度非平衡による短寿命が改善され、寿命を延ばすことが可能となる。
なお、上記の例では、高圧側のブッシュと接地側のブッシュの放熱面積を異ならすことにより、両ブッシュ間の放熱性に差をもたせることとしたが、放熱性に差をもたせる手段としてはこれに限らない。例えば、同じ形状で同じ大きさのブッシュを用いたとしても、高圧側のブッシュに接地側のブッシュよりも熱伝導性の低い材質を用いるようにしても構わない(逆に言えば、接地側のブッシュに高圧側のブッシュよりも熱伝導性の高い材質を用いるようにしても構わない。)。例えば、高圧側のブッシュの材質としては、フッ素ゴムを用いることができ、接地側のブッシュの材質としては、高熱伝導性の充填剤を配合したシリコーンを用いることができる。
本発明に係る冷陰極蛍光ランプはバックライトユニットの光源として、本発明に係るバックライトユニットは、液晶ディスプレイ装置用として利用可能である。
バックライトユニットの概略構成を示す分解斜視図である。 (a)は基本構成に係る冷陰極蛍光ランプを示す断面図であり、(b)は当該冷陰極蛍光ランプを構成するホロー型電極の各部寸法を示す図である。 (a)は上記冷陰極蛍光ランプ両端にブッシュが装着された状態を示す斜視図である。(b)は高圧側端部のブッシュを切断した断面図である。(c)は接地側端部のブッシュを切断した断面図である。(d)は冷陰極蛍光ランプの接地側端部と当該接地側端部のリード線に接続されるフラットケーブルを示す斜視図である。 バックライトユニットを高圧側ブッシュに対応する位置で切断した断面の一部を示す図である。 実施の形態1に係る冷陰極蛍光ランプの概略構成を示す断面図である。 実施の形態3に係る冷陰極蛍光ランプの概略構成を示す断面図である。 実施の形態4に係るバックライトユニットの一部を示す断面図である。 実施の形態5に係るバックライトユニットにおける、冷陰極蛍光ランプ両端にブッシュが装着された状態を示す斜視図である。 実施の形態7に係る直下方式のバックライトユニットの概略構成を示す一部を切り欠いた斜視図である。 実施の形態7における、冷陰極蛍光ランプの保持構造を示す図である。 実施の形態7における、冷陰極蛍光ランプの保持構造を示す図である。
符号の説明
2、70 バックライトユニット
10 ガラスバルブ
12、14、56、60 ホロー型電極
16、18 リード線
24、26、68 ブッシュ
28 高圧ケーブル
32 フラットケーブル
36 リフレクタ(支持部材)
54、58、62 冷陰極蛍光ランプ
66 樹脂フィルムテープ

Claims (17)

  1. 内面に蛍光体膜が形成されたガラス管と、
    前記ガラス管の第1の端部に封着された第1のリード線と、
    前記ガラス管の第2の端部に封着された第2のリード線と、
    前記第1のリード線の前記ガラス管内部側端部に接合された第1の電極と、
    前記第2のリード線の前記ガラス管内部側端部に接合された第2の電極と、
    を有し、
    前記第1のリード線の前記ガラス管外部の端部側が、外部電源からの高圧側配線と接続され、前記第2のリード線の前記ガラス管外部の端部側が、前記外部電源からの接地側配線であって前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い配線と接続される冷陰極蛍光ランプにおいて、
    前記第1および第2の電極として、前記冷陰極蛍光ランプの点灯時における発熱量が、第2の電極よりも第1の電極の方が高くなるものが選択されていることを特徴とする冷陰極蛍光ランプ。
  2. 前記第2の電極の有効電極表面積よりも前記第1の電極の有効電極表面積の方が小さいことを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光ランプ。
  3. 前記第1の電極の有効電極表面積の値を前記第2の電極の有効電極表面積の値で除して得られる面積比が0.5以上0.9以下の範囲に設定されていることを特徴とする請求項2記載の冷陰極蛍光ランプ。
  4. 前記第2の電極を形成する金属材料よりも前記第1の電極を形成する金属材料の方が仕事関数が高いことを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光ランプ。
  5. 前記第1の電極を形成する金属材料として、ニッケルが選択され、前記第2の電極を形成する金属材料として、ニオブ、タンタル、モリブデンの内の一の金属材料が選択されていることを特徴とする請求項4記載の冷陰極蛍光ランプ。
  6. 内面に蛍光体膜が形成されたガラス管と、
    前記ガラス管の第1の端部に封着された第1のリード線と、
    前記ガラス管の第2の端部に封着された第2のリード線と、
    前記第1のリード線の前記ガラス管内部側端部に接合された第1の電極と、
    前記第2のリード線の前記ガラス管内部側端部に接合された第2の電極と、
    を有し、
    前記第1のリード線の前記ガラス管外部の端部側が、外部電源からの高圧側配線と接続され、前記第2のリード線の前記ガラス管外部の端部側が、前記外部電源からの接地側配線であって前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い配線と接続される冷陰極蛍光ランプにおいて、
    前記第1および第2のリード線として、第2のリード線よりも第1のリード線の方が熱伝導性の低いものが選択されていることを特徴とする冷陰極蛍光ランプ。
  7. 前記第2のリード線の断面積よりも第1のリード線の断面積の方が小さいことを特徴とする請求項6記載の冷陰極蛍光ランプ。
  8. 前記第1および第2のリード線は円形断面を有しており、前記第1のリード線の外径を前記第2のリード線の外径で除して得られる線径比が0.65以上0.85以下の範囲に設定されていることを特徴とする請求項7の冷陰極蛍光ランプ。
  9. 光源として請求項1〜8のいずれか1項に記載の冷陰極蛍光ランプ有し、
    電源回路と前記第1のリード線とを接続する高圧側配線と、
    電源回路と前記第2のリード線とを接続する配線であって、前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い接地側配線と、
    を備えたことを特徴とする液晶ディスプレイ装置用バックライトユニット。
  10. ガラス管内に一対の電極が封入され、一方の電極と接合された第1のリード線が前記ガラス管の一方の端部から延出され、他方の電極と接合された第2のリード線が前記ガラス管の他方の端部から延出されてなる構成を有する冷陰極蛍光ランプを光源として備えた液晶ディスプレイ装置用バックライトユニットであって、
    前記第1のリード線と接続され、電源回路からの電力を供給するための高圧側配線と、
    前記第2のリード線と接続され、電源回路からの電力を供給するための配線であって、前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い接地側配線と、
    前記第1のリード線側の前記ガラス管端部に密着され、当該ガラス管端部と第1リード線とを覆う電気絶縁性を有する第1のブッシュと、
    前記第2のリード線側の前記ガラス管端部に密着され、当該ガラス管端部を覆う電気絶縁性を有する第2のブッシュと、
    前記両ブッシュよりも熱伝導性の高い材料からなり、当該両ブッシュを支持する支持部材と、
    を有し、
    前記第1のブッシュから前記支持部材へ至る間の熱伝導性の方が、前記第2のブッシュから前記支持部材へ至る間の熱伝導性よりも低くなるように構成されていることを特徴とするバックライトユニット。
  11. 前記第1のブッシュは支持部材との間には、第1のブッシュよりも熱伝導性の低い熱絶縁媒体が介在しており、前記第2のブッシュと前記支持部材とは直接接触していることを特徴とする請求項10記載のバックライトユニット。
  12. 前記第1のブッシュと前記支持部材との間の接触面積が、前記第2のブッシュと前記支持部材との間の接触面積よりも小さいことを特徴とする請求項10記載のバックライトユニット。
  13. 前記第1のブッシュと前記支持部材との間の接触圧が、前記第2のブッシュと前記支持部材との間の接触圧よりも低いことを特徴とする請求項10記載のバックライトユニット。
  14. 前記第1および第2のブッシュは、シリコンゴムで形成され、前記支持部材は、金属板からなることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  15. ガラス管内に一対の電極が封入され、一方の電極と接合された第1のリード線が前記ガラス管の一方の端部から延出され、他方の電極と接合された第2のリード線が前記ガラス管の他方の端部から延出されてなる構成を有する冷陰極蛍光ランプを光源として備えた液晶ディスプレイ装置用バックライトユニットであって、
    前記第1のリード線と接続され、電源回路からの電力を供給するための高圧側配線と、
    前記第2のリード線と接続され、電源回路からの電力を供給するための配線であって、前記高圧側配線よりも熱伝導性の低い接地側配線と、
    前記第1のリード線側の前記ガラス管端部に密着され、当該ガラス管端部を覆う電気絶縁性を有する第1のブッシュと、
    前記第2のリード線側の前記ガラス管端部に密着され、当該ガラス管端部を覆う電気絶縁性を有する第2のブッシュと、
    を有し、
    前記冷陰極蛍光ランプが点灯される際に前記ガラス管表面から吸収する熱の放熱性が、前記第2のブッシュよりも前記第1のブッシュの方が低くなるように構成されていることを特徴とするバックライトユニット。
  16. 前記第2の電気絶縁性ブッシュの放熱面積よりも前記第1の電気絶縁性ブッシュの方の放熱面積の方が小さいことを特徴とする請求項15記載のバックライトユニット。
  17. 前記第1の電気絶縁性ブッシュが、前記第2の電気絶縁性ブッシュを形成する材料よりも熱伝導性の低い材料で形成されていることを特徴とする請求項15記載のバックライトユニット。
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