JP2005242219A - アレイ型波長変換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光信号の波長変換を簡略な構成により高い効率で行うことのできるアレイ型波長変換器を提供する。
【解決手段】本発明のアレイ型波長変換器は、入力されるWDM信号光を分波して出力する分波部1と、その分波部1から出力される各波長の光信号が、強誘電体結晶からなる基板上に並列に形成された複数の導波路にそれぞれ与えられる多波長変換導波路アレイ2を備える。多波長変換導波路アレイ2は、基板の分極方向を反転させた分極反転領域を、各導波路を伝搬する光の進行方向に略垂直な方向に周期的に設けて形成した周期分極構造をもち、その周期分極構造の周期が各々の導波路ごとに異なるように設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力される光信号を異なる波長の光信号に変換して出力する波長変換器に関し、特に、複数の波長の光信号に対する波長変換をまとめて行うことのできるアレイ型の波長変換器に関する。
光ファイバを用いた通信の伝送容量を増大させるための1つの技術として、波長分割多重(WDM)方式がある。WDM方式が適用される光通信システムにおいては、異なる波長を有する複数の光キャリアが用いられる。各光キャリアを独立に変調することによって得られた複数の光信号が光マルチプレクサにより合波され、その結果得られたWDM信号光が光ファイバ伝送路に送出される。受信側では、受信したWDM信号光が光デマルチプレクサによって各波長の光信号に分離され、各々の光信号に基づいて伝送データが再生される。従って、WDM方式を適用することによって、波長多重数に応じて1本の光ファイバにおける伝送容量を増大させることができる。
将来的には、WDM方式が適用されるシステム同士を接続して、広大な光ネットワーク(Photonic Network)を構築することが考えられており、そのために必要なノード装置や光クロスコネクト(OXC)装置の開発が進められている。上記のノード装置は、ネットワークからの光信号の取り出し(ドロッピング)およびネットワークへの光信号の挿入(アッディング)を行なう光アッド/ドロップマルチプレクサ(OADM)によって提供されるものであり、光クロスコネクト装置は、光信号の経路を切り替えるために使用される。
光ネットワークにおいては、需用の大きいIPパケット情報を、現状のSonet/SDH装置あるいはATM装置を介さずに直接光ネットワークに接続することが今後の主流になっていくものと考えられている(IP over WDM)。従って、光信号の波長を変換する波長変換器はこのような光ネットワークを実現する上でのキーテクノロジーの1つとなっている。
このような光ネットワークを実現するために必要不可欠な、光信号の波長を高い効率で変換する1つの技術として、強誘電体結晶中に形成した分極反転構造を用い、擬似位相整合(Quasi-Phase Matching:QPM)法に従って波長変換を行う手法が知られている(例えば、非特許文献1および特許文献1,2参照)。具体的には、例えば図14に示すように、光導波路が形成された強誘電体結晶中に、結晶の分極方向を反転させた領域と、分極方向を反転させていない元の結晶のままの領域とを予め定めた周期で交互に配置した分極反転構造が形成され、導波路に入射された光信号が反転領域および非反転領域を交互に通過することで、擬似位相整合法に従って波長変換された光信号が発生する。
上記の擬似位相整合法は、分極反転構造を用いて行われる位相整合法であり、分極反転周期を変化させることによって、変換後の光の波長を変えることができ、高い変換効率を得ることが可能である。このような擬似位相整合法を応用して、上記の特許文献1では、1または複数の波長チャネルを含む波長バンドを単位として波長変換を行う任意波長変換回路が提案されており、また、特許文献2では、特定波長の光を検出するための光検出装置が提案されている。
西原浩、春名正光、栖原敏明共著、「光集積回路」、改訂増補版、オーム社、平成6年12月25日、p.358−364 特開2003−66498号公報 特開2003−186070号公報
しかしながら、上記のような分極反転構造を用いた擬似位相整合法に従う波長変換では、単一の導波路および単一の周期の分極反転構造を使用して複数の波長の光信号の波長変換を行った場合、すべての波長が次の(1)式で表される位相整合条件を満足することが困難になるため、例えば図15に示すように波長変換後の出力パワーが波長ごとにばらついてしまうという課題がある。
Figure 2005242219
ここに分極反転領域の周期をΛ、i番目の波長に対する信号光および発生光の伝搬定数をβsi,βoi、周波数をωsi,ωoi、ポンプ光の伝搬定数および周波数をβp,ωp、とする。
なお、上記の特許文献1に記載された波長変換回路においては、所定の波長変換に対応した波長変換単位が複数設けられ、各波長変換単位がそれぞれ縦続接続されることにより、所要の波長帯域の光信号が異なる波長帯域の光信号に変換される。しかし、このような波長変換回路では、波長変換を行う光信号の波長数が増えるほど波長変換単位の接続段数が増えて部品点数が増加するため、高コストなものになってしまうという欠点がある。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、複数の波長の光信号を一括して若しくは任意の波長のみを選択して、高効率に波長変換できる簡略な構成のアレイ型波長変換器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、波長の異なる複数の光信号が入力され、該複数の光信号のうちの2波以上の光信号を他の波長に変換して出力する波長変換器において、強誘電体結晶からなる基板上に並列に形成した複数の導波路を有し、前記2波以上の光信号が前記複数の導波路にそれぞれ与えられる多波長変換導波路アレイを備え、該多波長変換導波路アレイは、前記基板の分極方向を反転させた分極反転領域を、前記各導波路を伝搬する光の進行方向に略垂直な方向に周期的に設けて形成した周期分極構造をもつと共に、前記各導波路にそれぞれ対応した前記周期分極構造の周期が各々の導波路ごとに異なるようにしたものである。
かかる構成のアレイ型波長変換器では、波長の異なる複数の光信号のうちの2波以上の光信号が多波長変換導波路アレイの複数の導波路にそれぞれ与えられ、各々の光信号が基板の分極方向を反転させた分極反転領域と分極方向を反転させていない領域とを交互に通過することで擬似位相整合法に従って他の波長に変換されるようになる。
また、上記多波長変換導波路アレイは、前記各導波路の長手方向について、前記周期分極構造の分極反転領域および非分極反転領域の長さの比が略1対1となるように設定されるのがよい。これにより、複数の光信号の波長変換がより高い効率で行われるようになる。
さらに、上記のアレイ型波長変換器については、波長の異なる複数の光信号を含んだWDM信号光が入力され、該WDM信号光を波長に応じて分波して出力する分波部を備え、前記多波長変換導波路アレイは、前記分波部から出力される複数の光信号が前記各導波路にそれぞれ与えられるようにしてもよい。これにより、WDM信号光に含まれる複数の波長分散の光信号を一括して波長変換することができるようになる。
加えて、前述したアレイ型波長変換器については、前記多波長変換導波路アレイの各導波路に対してポンプ光を与えるポンプ光供給部を備えるようにしてもよい。かかる構成によれば、多波長変換導波路アレイの各導波路を伝搬する光信号がポンプ光の作用による擬似位相整合法に従って波長変換されるようになる。
また、上述したアレイ型波長変換器は、波長の異なる複数の光信号を含んだWDM信号光が入力され、該WDM信号光から波長変換を行う変換光と波長変換を行わない非変換光とを分離して出力する波長選択部と、該波長選択部から出力される変換光が入力され、該変換光を波長に応じて分波して出力する分波部と、を備え、前記多波長変換導波路アレイは、前記分波部から出力される複数の光信号が前記各導波路にそれぞれ与えられるようにしてもよい。かかる構成によれば、入力されるWDM信号光に含まれる複数の波長の光信号のうちから任意の波長のみを選択して波長変換を行うことができるようになる。
このように本発明のアレイ型波長変換器によれば、複数の光信号の波長変換を簡略な構成により高い効率で行うことが可能となる。これにより、例えばCバンドとLバンドなどのような波長帯域の異なる光信号の入れ替えを行うこともできるようになるため、高機能な光クロスコネクト装置を実現することが可能になる。
以下、本発明のアレイ型波長変換器を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、全図を通して同一の符号は同一または相当部分を示すものとする。
図1は、本発明の一実施形態によるアレイ型波長変換器の構成を示す機能ブロック図である。
図1において、本実施形態のアレイ型波長変換器は、例えば、複数の波長λ1,λ2,…,λnの光信号を含んだWDM信号光が入力される分波部1と、その分波部1から出力される各波長λ1’〜λn’の光信号が与えられる多波長変換導波路アレイ2とを備えて構成される。
分波部1は、入力されるWDM信号光を波長に応じて分波して出力するものであり、例えばWDMフィルタやアレイ型導波路格子(Arrayed Waveguide Grating:AWG)などの公知の分波機能をもつ素子を使用して構成することが可能である。なお、分波部1の具体的な構成例については後述する。
多波長変換導波路アレイ2は、例えば図2の斜視図に示すように、強誘電体基板21上に複数本(ここではn本)の導波路22が並列に形成され、かつ、各導波路22を伝搬する光の進行方向に略垂直な方向に周期的に分極反転領域23が形成される。分極反転領域23は、その周期が各々の導波路22を伝搬する光信号の第2高調波発生に対して適切な値となるように配置パターンが設計されている。このような多波長用の周期分極構造をもつ導波路(Periodically Poled on Waveguide:PPWG)アレイデバイスが上記の分波部1と縦列に接続されることにより、高効率かつ広帯域な第2高調波発生器(Second Harmonic Generator:SHG)が構成されることになる。このような多波長変換導波路アレイ2の具体例として、ここでは、強誘電体基板21にニオブ酸リチウム(LiNbO3:LN)基板を用い、プロトン交換法等の周知の技術を適用して導波路22および分極反転領域23を形成し、周期分極ニオブ酸リチウム(Periodically Poled Lithium Niobate:PPLN)導波路アレイを作製している。ただし、多波長変換導波路アレイ2の構成は上記のような具体例に限定されるものではなく、例えば、強誘電体基板21としてタンタル酸リチウム(LiTaO3)基板やKTP結晶(KTiOPO4)などを使用することも可能である。また、光損傷(photo-refractive damage)に強い、酸化マグネシウム添加分極反転ニオブ酸リチウム(Periodically Poled MgO-doped Lithium Niobate:PPMgLN)結 晶を強誘電体基板21として用いてもよい。
ここで、多波長変換導波路アレイ2の周期的な分極反転構造について詳しく説明する。
前述した図2において、多波長変換導波路アレイ2の波長λi(ただし、i=1〜n)に対応した導波路22を伝搬する光信号の伝搬定数をβωiとし、そこで発生する高調波(出力光)の伝搬定数をβ2ωiとした場合、当該導波路22についての分極反転構造の周期Λiは、次の(2)式に示す関係を満足するように設計される。
Figure 2005242219
また、導波路の長手方向についての分極反転領域および非分極反転領域の長さの比が1対1になる場合が最も高調波の変換効率がよいことが知られている。このため、図3に示すように、多波長変換導波路アレイ2の波長λiに対応した導波路22上の分極反転領域の長さをai、非分極反転領域の長さをbiとするとき、すべての波長λ1〜λnについて次の(3)式に示す関係を満足するように、分極反転領域22の周期的な配置パターンの形状を設計するのが望ましい。
Figure 2005242219
したがって、分波部1から多波長変換導波路アレイ2の各導波路22に与えられる各光信号の波長が連続的に並んでいる場合には、分極反転領域23の周期的な配置パターンを扇形状とすることにより(図2参照)、すべての波長λ1〜λnについて上記(2)式および(3)式の関係を満足することが可能になる。
なお、分極反転領域23の配置パターンは上記の扇形状に限られるものではなく、例えば図4に示すように、各々の導波路ごとに上記(2)式および(3)式の関係を満足する配置パターンで分極反転領域23を形成するようにしてもよい。
次に、上記のようなアレイ型波長変換器の実施形態についての具体的な構成例について説明する。
図5は、分波部1としてWDMフィルタを用いた場合の具体的な構成例を示す平面図である。この構成例では、分波部1に入力されるWDM信号光が、WDMフィルタ11で各波長の光信号に分波された後、多波長変換導波路アレイ2にバットジョイントで接続されたファイバアレイブロック12を介して多波長変換導波路アレイ2の各導波路22にそれぞれ送られる。なお、ここでは図示していないが、多波長変換導波路アレイ2の出力側についても、入力側と同様にしてファイバアレイブロックを接続して波長変換された各光信号を取り出すようにすることが可能である。
図6は、分波部1としてAWGを用いた場合の具体的な構成例を示す平面図である。この構成例では、分波部1に入力されるWDM信号光が、多波長変換導波路アレイ2と直接接続される(または多波長変換導波路アレイ2と一体で形成される)AWG13の入力ポートに与えられて分波され、各波長の光信号が多波長変換導波路アレイ2の各導波路22にそれぞれ送られる。このようなAWG13を用いた構成は、図5の構成に比べて簡略なものになるため、波長変換を行う光信号の波長数が多くなるほど有効である。
上記のような構成を備えた本実施形態のアレイ型波長変換器では、WDM信号光が分波部1に入力されると、波長に応じて分波された各光信号が分波部1から出力されて多波長変換導波路アレイ2の各導波路22に与えられる。多波長変換導波路アレイ2では、各波長λ1〜λnの光信号が分極反転領域23および非反転領域を交互に通過することで第2高調波が発生し、波長λ1/2〜λn/2の光信号にそれぞれ変換されて多波長変換導波路アレイ2から出力される。具体的に、1500nm帯のWDM信号光がアレイ型波長変換器に入力された場合には、そのWDM信号光に含まれる各光信号の波長に対応した750nm帯の高調波が発生するようになる。波長変換後の各光信号のパワーは、例えば図7に示すように各々の波長について高いレベルでほぼ揃うようになる。
このように本実施形態によれば、複数の波長の光信号を一括して高効率に波長変換できる非常に簡略な構成のアレイ型波長変換器を実現することが可能である。このようなアレイ型波長変換器は、例えば、光通信用の波長帯や可視光、数μmの波長をもつ遠赤外光等に対して適用できるため、様々な用途の光学装置における波長変換に利用することが可能である。
なお、上記の実施形態では、複数の波長の光信号を含んだWDM信号光がアレイ型波長変換器に入力される場合の構成について説明したが、例えば図8の斜視図に示すように、波長の異なる複数の半導体レーザから出射される各光信号が多波長変換導波路アレイ2にそれぞれ入射されるように変形することも可能である。図8の構成例では、多波長変換導波路アレイ2の基板21の一部を半導体レーザのチップサイズに応じて加工して半導体レーザを載置するための部分21Aを設け、各半導体レーザから出射される光信号が対応する導波路22に直接入射される、若しくは、レンズ等を介して入射されるようにしている。
次に、本発明のアレイ型波長変換器の他の実施形態について説明する。
上述した実施形態のアレイ型波長変換器では、多波長変換導波路アレイ2における第2高調波の発生を利用して光信号の波長変換を行うようにしたが、多波長変換導波路アレイ2を用いた波長変換は、第2高調波によるものだけでなく、擬似位相整合(Quasi Phase Matching:QPM)としての差周波発生(Difference Frequency Generation:DFG)や和周波発生(Sum Frequency Generation:SFG)、パラメトリック発振(Optical Parametric Oscillation:OPO)を利用することも可能である。そこで、以下の実施形態では、例えば、光通信用の波長変換器として好適な差周波発生を利用した構成について説明する。
図9は、差周波発生を利用したアレイ型波長変換器の構成例を示す平面図である。
図9の構成例において、上述の図5に示した第2高調波発生を利用した構成例と異なる部分は、多波長変換導波路アレイ2の各導波路22にポンプ光を与えるためのポンプ光供給部としてのポンプ光源31および光カプラ32を設けた部分である。上記以外の他の部分の構成は図5に示した構成と同様であるためここでの説明を省略する。
ポンプ光源31は、後述するような波長λp(周波数ωp)のポンプ光を発生する一般的な光源である。このポンプ光源31から出力されるポンプ光は、WDMフィルタ11の各出力ポートと多波長変換導波路アレイ2の各導波路22との間を接続するファイバアレイブロック12の各光ファイバ上にそれぞれ挿入した光カプラ32に送られる。各光カプラ32では、WDMフィルタ11からの光信号とポンプ光源31からのポンプ光とが合波されて多波長変換導波路アレイ2の導波路22に送られる。
ここで、差周波発生を利用して波長変換を行う場合における多波長変換導波路アレイ2の分極反転構造の周期Λiおよびポンプ光の波長λp(周波数ωp)について説明する。
多波長変換導波路アレイ2において差周波発生を利用して波長変換を行うときの位相整合条件は、波長λiに対応した導波路22における分極反転領域23の周期をΛi、当該導波路22を伝搬する入力光、ポンプ光および発生光(出力光)の伝搬定数をβsi、βpi、βoi、周波数をωsi、ωpi、ωoiとそれぞれ置くと、次の(4)式に示す関係で表される。
Figure 2005242219
したがって、上記(4)式の関係を満足するように、多波長変換導波路アレイ2の分極反転構造の周期Λiおよびポンプ光の周波数ωpiを設計することによって、複数の光信号の差周波発生を利用した一括波長変換が可能になる。具体的な設計値の一例を次の表1に示す。
Figure 2005242219
表1の設計例では、入力光の各波長λsi(i=1〜8)に対してポンプ光の波長をλp=0.78μmで共通としている。そして、入力光の各波長λsiに対して上記(4)式の関係に従い所望の波長oiの発生光が得られるように分極反転構造の周期Λiを最適化している。
また、上記表1の設計例は入力光の波長が長波長側に変換される場合であるが、入力光の波長が短波長側に変換される逆方向の波長変換を可能にするためには、例えば次の表2に示すように、ポンプ光の波長λpおよび分極反転構造の周期Λiは表1の場合と同様で、各導波路22に入力される光信号の波長λsiの設定を変更すればよい。
Figure 2005242219
このように差周波発生を利用したアレイ型波長変換器によれば、上記のような表1および表2の設計値を適用することで、例えば、光通信におけるCバンドおよびLバンド間の相互の波長変換をほぼ同じ効率で行うことが可能になる。
なお、上記の実施形態では、第2高調波発生を利用したアレイ型波長変換器に代わる構成例として差周波発生を利用した場合について説明したが、これと同様にして和周波発生または光パラメトリック発振を利用したアレイ型波長変換器を構成することも可能である。具体的に、和周波発生を利用して波長変換を行う場合には、前述した(4)式の関係に代えて、次の(5)式に示す位相整合条件を満足するように、多波長変換導波路アレイ2の分極反転構造の周期Λiおよびポンプ光の周波数ωpiを設計すればよい。
Figure 2005242219
また、光パラメトリック発振を利用した波長変換について簡単に説明しておくと、周波数ωsの入力光と周波数ωpのポンプ光を分極反転構造をもった導波路に与えると、ωo=ωp−ωsの関係を満足する波長ωoの光を発生し、この波長ωoの発生光と波長ωpのポンプ光とにより波長ωsの光信号が増幅され(光パラメトリック増幅)、これをファブリペロー共振器の中におくことで波長ωs,ωoの光信号が発振する(光パラメトリック発振)。このような光パラメトリック発振を応用して多波長変換導波路アレイ2をファブリペロー共振器の中に配置して使用することで、複数の波長の光信号の波長変換を行うことが可能になる。
次に、本発明のアレイ型波長変換器の別の実施形態について説明する。
上述した各実施形態では、入力される複数の光信号のすべての波長が一括して変換される構成を示したが、例えば光クロスコネクト(OXC)装置などでは、入力されるWDM信号光に含まれる複数の波長の光信号のうちから任意の波長の光信号のみを選択して波長変換を行うことが必要となる場合がある。そこで、以下の実施形態では、上記のような場合に対応したアレイ型波長変換器の一例について説明する。
図10は、任意の波長の光信号を選択可能にした本発明によるアレイ型波長変換器の構成を示す機能ブロック図である。
図10に示すアレイ型波長変換器は、上述の図1に示した構成について、分波部1の前段に波長選択部4を設け、その波長選択部4において、入力されるWDM信号光に含まれる複数の波長の光信号を、波長変換を行う光信号(変換光)と波長変換を行わない光信号(非変換光)とに分け、変換光については一方の出力ポートから分波部1に送り、非変換光については他方の出力ポートに送るようにしたものである。
なお、分波部1および多波長変換導波路アレイ2の構成は上述した各実施形態の場合と同様である。すなわち、図10の実線で示した構成は、第2高調波発生を利用した波長変換に対応し、それに破線で示した構成を付加することで差周波発生等を利用した波長変換に対応するものとなる。
波長選択部4は、波長変換を行う光信号に関する情報が予め設定されるか若しくは外部より与えられ、その情報に従って、入力ポートに与えられるWDM信号光に含まれる複数の波長の光信号うちから波長変換を行う光信号を選択する。そして、変換光を後段の分波部1に接続された一方の出力ポートから出力すると同時に、非変換光を他方の出力ポートから出力する。ここでは、WDM信号光に含まれる波長λ1,…,λm,λm+1,…,λnの光信号うちの波長λ1〜λmを変換光とし、波長λm+1〜λnを非変換光とした場合の一例が示してある。なお、波長選択部4において選択される光信号の波長は固定または可変のいずれであっても構わない。選択波長が可変な波長選択部4の具体例としては、音響光学チューナブルフィルタ(acousto-optic tunable filter:AOTF)などが好適である。
図11は、波長選択部4としてAOTFを適用すると共に、多波長変換導波路アレイ2において差周波発生等を利用して波長変換を行う場合の具体的な構成例を示す平面図である。図11の構成例において、AOTFを用いた波長選択部4は、例えばLN基板41上にマッハツェンダ型の導波路42と交差指電極(interdigital transducer:IDT)43とを有する。このAOTFでは、波長変換を行う光信号の波長λ1〜λmに対応した周波数をもつRF信号を交差指電極43に印加することで発生する表面弾性波(Surface Acoustic Wave:SAW)が導波路42に沿って進行し、このSAWによる音響光学効果に基づいて波長λ1〜λmの光信号が一方の出力ポートから同時に取り出される。そして、AOTFから分波部1に送られた波長λ1〜λmの光信号は、上述の図9に示した構成の場合と同様にして、分波部1で各々の波長に分波された後に多波長変換導波路アレイ2の各導波路に与えられて波長変換される。
上記のように本実施形態のアレイ型波長変換器によれば、入力される複数の波長の光信号のうちから任意の波長のみを選択して、高い効率で波長変換を行うことができるようになる。このようなアレイ型波長変換器を用いれば、光クロスコネクト(OXC)装置などを容易に実現することが可能になる。
なお、図11の構成例では、分波部1としてWDMフィルタ11およびファイバアレイブロック12を用いる場合を示してが、上述の図6に示したように分波部1としてAWGを用いることも可能である。分波部1をAWGとする場合には、例えば図12に示すように、波長選択部4としてのAOTF、分波部1としてのAWGおよび多波長変換導波路アレイ2を同一のLN基板上に集積化することもできる。なお、AOTFと多波長変換導波路アレイ2の間に設けた吸収部5は、AOTFで発生するSAWを吸収することによって、多波長変換導波路アレイ2側にSAWが伝達されないようにするためのものである。このような集積化した構成を適用することにより、アレイ型波長変換器の小型化および低コスト化を図ることが可能になる。
また、上記の実施形態では、波長選択部4としてAOTFを用いた具体例を示したが、本発明の波長選択部はAOTFに限られるものではなく、例えば図13に示すように、光スイッチ6を利用して変換光および非変換光の選択を行うことも可能である。この図13の一例では、WDMフィルタ11と多波長変換導波路アレイ2の間に、WDM信号光に含まれる波長λ1〜λnの光信号に対応したn×nの光スイッチ6が挿入され、この光スイッチ6における入出力ポートの接続状態の切り替えによって変換光および非変換光の選択が行われるようにしている。このn×nの光スイッチ6としては、例えば、マイクロマシーン(Micro Electric Mechanical System:MEMS)技術などを応用して作製した、いわゆるMEMSミラーを用いた光スイッチなどを使用することが可能である。また、ここでは多波長変換導波路アレイ2の一部分に非変換光用の導波路を形成し(分極反転領域は形成しない)、光スイッチ6から出力される非変換光がファイバアレイブロック12を介して上記の非変換光用の導波路に与えられるようにしている。このような光スイッチ6を用いた構成によっても、入力される複数の波長の光信号のうちから任意の波長のみを選択して、高い効率で波長変換を行うことが可能である。
以上、本明細書で開示した主な発明について以下にまとめる。
(付記1)波長の異なる複数の光信号が入力され、該複数の光信号のうちの2波以上の光信号を他の波長に変換して出力する波長変換器において、
強誘電体結晶からなる基板上に並列に形成した複数の導波路を有し、前記2波以上の光信号が前記複数の導波路にそれぞれ与えられる多波長変換導波路アレイを備え、
該多波長変換導波路アレイは、前記基板の分極方向を反転させた分極反転領域を、前記各導波路を伝搬する光の進行方向に略垂直な方向に周期的に設けて形成した周期分極構造をもつと共に、前記各導波路にそれぞれ対応した前記周期分極構造の周期が各々の導波路ごとに異なることを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記2)付記1に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記多波長変換導波路アレイは、前記各導波路の長手方向について、前記周期分極構造の分極反転領域および非分極反転領域の長さの比が略1対1となるように設定されていることを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記3)付記1に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記多波長変換導波路アレイは、前記周期分極構造の各導波路に対応した周期が各々の導波路を伝搬する光信号の第2高調波発生のための位相整合条件に従って設定されていることを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記4)付記1に記載のアレイ型波長変換器であって、
波長の異なる複数の光信号を含んだWDM信号光が入力され、該WDM信号光を波長に応じて分波して出力する分波部を備え、
前記多波長変換導波路アレイは、前記分波部から出力される複数の光信号が前記各導波路にそれぞれ与えられることを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記5)付記4に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記分波部は、WDMフィルタを含むことを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記6)付記4に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記分波部は、アレイ型導波路格子(AWG)を含むことを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記7)付記1に記載のアレイ型波長変換器であって、
波長の異なる光信号を出力する複数の光源を備え、
前記多波長変換導波路アレイは、前記複数の光源から出力される各光信号が前記各導波路にそれぞれ与えられることを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記8)付記1に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記多波長変換導波路アレイの各導波路に対してポンプ光を与えるポンプ光供給部を備えたことを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記9)付記8に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記多波長変換導波路アレイは、前記周期分極構造の各導波路に対応した周期が各々の導波路を伝搬する光信号およびポンプ光の差周波発生のための位相整合条件に従って設定されていることを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記10)付記8に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記多波長変換導波路アレイは、前記周期分極構造の各導波路に対応した周期が各々の導波路を伝搬する光信号およびポンプ光の和周波発生のための位相整合条件に従って設定されていることを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記11)付記8に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記多波長変換導波路アレイは、前記周期分極構造の各導波路に対応した周期が、各々の導波路を伝搬する光信号およびポンプ光の光パラメトリック発振のための位相整合条件に従って設定されていることを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記12)付記1に記載のアレイ型波長変換器であって、
波長の異なる複数の光信号を含んだWDM信号光が入力され、該WDM信号光から波長変換を行う変換光と波長変換を行わない非変換光とを分離して出力する波長選択部と、
該波長選択部から出力される変換光が入力され、該変換光を波長に応じて分波して出力する分波部と、を備え、
前記多波長変換導波路アレイは、前記分波部から出力される複数の光信号が前記各導波路にそれぞれ与えられることを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記13)付記12に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記波長選択部は、音響光学チューナブルフィルタを含むことを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記14)付記12に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記分波部は、WDMフィルタを含むことを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記15)付記12に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記分波部は、アレイ型導波路格子(AWG)を含むことを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記16)付記12に記載のアレイ型波長変換器であって、
音響光学チューナブルフィルタからなる前記波長選択部、アレイ型導波路格子(AWG)からなる前記分波部および前記多波長変換導波路アレイを同一の基板上に集積化したことを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記17)付記1に記載のアレイ型波長変換器であって、
波長の異なる複数の光信号を含んだWDM信号光が入力され、該WDM信号光を波長に応じて分波して出力する分波部と、
該分波部から出力される複数の光信号が複数の入力ポートに与えられ、波長変換を行う光信号の与えられた入力ポートを変換側出力ポートに接続し、波長変換を行わない光信号の与えられた入力ポートを非変換側出力ポートに接続する光スイッチと、を備え、
前記多波長変換導波路アレイは、前記光スイッチの変換側出力ポートから出力される複数の光信号が前記各導波路にそれぞれ与えられることを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記18)付記1に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記多波長変換導波路アレイは、ニオブ酸リチウム基板を用いて構成されたことを特徴とするアレイ型波長変換器。
(付記19)付記1に記載のアレイ型波長変換器であって、
前記多波長変換導波路アレイは、タンタル酸リチウム、KTP結晶および酸化マグネシウム添加ニオブ酸リチウムのうちのいずれかを基板材料に用いて構成されたことを特徴とするアレイ型波長変換器。
本発明のアレイ型波長変換器の一実施形態を示す機能ブロック図である。 図1の多波長変換導波路アレイについての具体的な構成例を示す斜視図である。 図2の多波長変換導波路アレイにおける分極反転領域および非分極反転領域の長さの関係を説明するための図である。 図1の多波長変換導波路アレイについての他の構成例を示す図である。 図1のアレイ型波長変換器について、分波部としてWDMフィルタを用いた場合の具体的な構成例を示す平面図である。 図1のアレイ型波長変換器について、分波部としてAWGを用いた場合の具体的な構成例を示す平面図である。 図1のアレイ型波長変換器における波長変換後の出力波長特性を示す図である。 図1のアレイ型波長変換器に関連した変形例を示す斜視図である。 本発明のアレイ型波長変換器の他の実施形態を示す機能ブロック図である。 本発明のアレイ型波長変換器の別の実施形態を示す機能ブロック図である。 図10のアレイ型波長変換器についての具体例を示す平面図である。 図10のアレイ型波長変換器についての他の具体例を示す平面図である。 図10のアレイ型波長変換器に関連した変形例を示す平面図である。 従来の擬似位相整合法による波長変換器の一例を示す平面図である。 従来の波長変換器における波長変換後の出力波長特性を示す図である。
符号の説明
1…分波部
2…多波長変換導波路アレイ
4…波長選択部
5…吸収部
6…光スイッチ
11…WDMフィルタ
12…ファイバアレイブロック
13…AWG
21…強誘電体基板
22…導波路
23…分極反転領域
31…ポンプ光源
32…光カプラ

Claims (5)

  1. 波長の異なる複数の光信号が入力され、該複数の光信号のうちの2波以上の光信号を他の波長に変換して出力する波長変換器において、
    強誘電体結晶からなる基板上に並列に形成した複数の導波路を有し、前記2波以上の光信号が前記複数の導波路にそれぞれ与えられる多波長変換導波路アレイを備え、
    該多波長変換導波路アレイは、前記基板の分極方向を反転させた分極反転領域を、前記各導波路を伝搬する光の進行方向に略垂直な方向に周期的に設けて形成した周期分極構造をもつと共に、前記各導波路にそれぞれ対応した前記周期分極構造の周期が各々の導波路ごとに異なることを特徴とするアレイ型波長変換器。
  2. 請求項1に記載のアレイ型波長変換器であって、
    前記多波長変換導波路アレイは、前記各導波路の長手方向について、前記周期分極構造の分極反転領域および非分極反転領域の長さの比が略1対1となるように設定されていることを特徴とするアレイ型波長変換器。
  3. 請求項1に記載のアレイ型波長変換器であって、
    波長の異なる複数の光信号を含んだWDM信号光が入力され、該WDM信号光を波長に応じて分波して出力する分波部を備え、
    前記多波長変換導波路アレイは、前記分波部から出力される複数の光信号が前記各導波路にそれぞれ与えられることを特徴とするアレイ型波長変換器。
  4. 請求項1に記載のアレイ型波長変換器であって、
    前記多波長変換導波路アレイの各導波路に対してポンプ光を与えるポンプ光供給部を備えたことを特徴とするアレイ型波長変換器。
  5. 請求項1に記載のアレイ型波長変換器であって、
    波長の異なる複数の光信号を含んだWDM信号光が入力され、該WDM信号光から波長変換を行う変換光と波長変換を行わない非変換光とを分離して出力する波長選択部と、
    該波長選択部から出力される変換光が入力され、該変換光を波長に応じて分波して出力する分波部と、を備え、
    前記多波長変換導波路アレイは、前記分波部から出力される複数の光信号が前記各導波路にそれぞれ与えられることを特徴とするアレイ型波長変換器。
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