JP2018194710A - 波長変換デバイス - Google Patents

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【課題】従来損失となっていた非変換光を再利用することにより変換効率が向上させた波長変換デバイスを提供すること。【解決手段】入力された光の一部を基本波から高調波に波長変換する波長変換素子と、前記波長変換素子から出力された光を基本波光と高調波光とに分離する波長分離器と、前記波長分離器で分離された基本波光を前記波長変換素子の入力側に戻す戻り導波路と、前記戻り導波路からの基本波光を前記波長変換素子への入力光と合波する合波器とを備えることを特徴とする波長変換デバイス。入力側に戻す前記基本波光の位相を前記波長変換素子への入力光の位相に一致するように調整する位相調整器をさらに備え、前記戻り導波路からの基本波光は、該位相調整器を介して前記合波器に入力され、前記戻り導波路からの基本波光のパワーと前記入力光のパワーとの比に前記合波器の分岐比が設定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、光デバイスに関し、より詳しくは波長変換デバイスに関する。
レーザの応用は光通信、医療、映像などの分野へと広がり、それに伴い様々な波長域で発振するレーザが求められている。従来のレーザでは得られがたい波長のレーザ光を得るために、非線形光学現象を利用した波長変換が用いられる。波長変換材料には、LiB35結晶やCLBO結晶などが存在し、入射光(基本波光)の波長を、半分の波長(第二高調波)や1/4の波長(第四高調波)に変換する特性を有する。
こうした波長変換材料による変換効率は100%ではないため、波長変換材料を通過した光は基本波と高調波が混在する。このため、高調波を光源として利用する場合、波長フィルタなどが必要となる。従来は、図1に示すように、空間光学系(レンズ101およびダイクロイックミラー103)とバルク部品(波長変換材料102)を用いて高調波の抽出が行われる構成が知られていた。この構成では、ダイクロイックミラー103が、基本波光を反射する一方で、高調波を透過することにより、波長フィルタの役割を果たしている。
波長変換材料としては、上記材料以外にも、高効率な二次非線形光学効果を有する媒質である周期分極反転LiNbO3(PPLN)導波路(非特許文献1)が知られており、かかる導波路を用いた光パラメトリック増幅器の研究開発が進められている。
また、石英系平面光波回路(PLC:Planar Lightwave Circuit)は石英ガラス基板又はシリコン基板上に、石英系ガラスを主たる材料として作製される回路であって、光導波路として近年よく用いられている。PLCは、伝搬損失が低い、信頼性・安定性が高い、および加工性が良い等の特徴を有している。また、PLCは光ファイバとの整合性が良いため、標準的な通信用光ファイバと接続した場合においても低損失・高信頼性を有している。現在、PLCにより構成したY分岐パワースプリッター、マッハツェンダ干渉計(MZI:Mach−Zehnder Interferometer)、MZIを利用した光スイッチ、およびアレイ導波路型波長合分波器(AWG:Arrayed Waveguide Grating)などの光回路は、光通信システムの重要なキーデバイスとなっている(例えば、非特許文献2、3)。
さらに、近年では、部品点数、実装工程の削減を目的として、PPLNとPLCのハイブリッド集積も検討されている。ハイブリッド集積は例えば、図2に示すように波長変換部をPPLN導波路201で構成し、フィルタ部分をPLC202で構成することでモジュールの小型化を実現可能とする技術である。
T. Kazama, et al., CLEO2014, SM4I.8 Y. Hibino, IEEE CIRCUITS & DEVICES, Nov., 2000, pp.21-27 A. Himeno, et al., J. Sel. Top. Q.E., vol. 4, 1998, pp.913-924
しかしながら、上記で説明した図1に示す空間光学系を用いた構成、図2に示す光導波路を用いた構成のいずれの場合も、変換されなかった基本波光はフィルタでカットされるため、非変換光が損失となってしまうといった問題がある。
本発明は上記従来の問題に鑑みなされたものであって、本発明の課題は、従来損失となっていた非変換光を再利用することにより変換効率が向上させた波長変換デバイスを提供することにある。
上記の課題を解決するために、一実施形態に記載された発明は、入力された基本波光の一部を高調波光に波長変換する波長変換素子と、前記波長変換素子から出力された光を基本波光と高調波光とに分離する波長分離器と、前記波長分離器で分離された基本波光を前記波長変換素子の入力側に戻す戻り導波路と、前記戻り導波路からの基本波光を前記波長変換素子への入力光と合波する合波器とを備えることを特徴とする波長変換デバイスである。
空間光学系を用いた従来の波長変換デバイスの構成例を示す図である。 光導波路を用いた従来の波長変換デバイスの構成例を示す図である。 実施形態1の波長変換デバイスの構成例を示す図である。 実施形態1の波長変換デバイスの構成をさらに詳細に説明する図である。 方向性結合器のギャップと基本波光の結合長、およびその際の高調波の結合率の関係を示す図である。 実施形態1の回路構成の論理的モデルを示す図である。 実施形態1の波長変換デバイスの変形例を示す図である。 実施形態2の波長変換デバイスの構成例を示す図である。 実施形態3の波長変換デバイスの構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
本実施形態の波長変換デバイスは、入力された基本波光の一部を高調波光に波長変換する波長変換素子であるPPLN導波路を通過した後の基本波光と高調波光を、PLCを用いて分離し、変換されなかった基本波光を入力光と合波することで再度PPLN導波路を通過させ変換効率を向上させる。この構成により、これまで損失となっていた非変換光を再利用することができるので、変換効率が向上する。
また、位相調整器で基本波光の位相を入力光の位相と一致するように調整し、基本波光のパワーと入力光のパワーの比に設定した分岐比を有する可変合波器で合波することによって、それぞれの光をロスなく合波することができる。
(実施形態1)
図3は本実施形態の波長変換デバイスの構成例を示す図である。図3に示すように、波長変換デバイスは、入力側PLC部10とPPLN部20と出力側PLC部30とがハイブリッド集積されて構成されている。
入力側PLC部10は、波長変換デバイスへの入力光を入力する入力導波路11と、可変合波器12と、可変合波器12で合波した光が出力される合波出力導波路13と、PPLN部20から戻ってくる光を入力する戻り光入力導波路14と、戻り光の位相を調整する位相調整器15と、位相調整器15の出力光を可変合波器12に接続する接続導波路16とを有している。入力側PLC部10には、フォトリソグラフィなどの手段によってこれらの導波路等を形成することができる。
PPLN部20は、それぞれ基板上にリッジ形状に形成された、周期分極反転構造のPPLN導波路21と周期分極反転されていないLN導波路22とを有している。周期分極反転構造のPPLN導波路21では、位相整合波長に調整されているため、基本波光が入力されると、一部が高調波に変換されて出力される。例えば、基本波光として波長1.55μmの光を入力すると、その一部を高調波である0.78μmの光に変換して出力する。LN導波路22では、通過する光に波長変換は起こらず、基本波光が入力されるとそのまま基本波光が出力される。
出力側PLC部30は、PPLN部20で変換された光を出力側PLC部30に接続する接続導波路31と、接続されたPPLN部20からの光を基本波光と高調波光とに分離する波長分離器32と、分離された高調波を出力する高調波出力導波路33と、分離された基本波光を出力する戻り光出力導波路34とを有している。出力側PLC部30には、フォトリソグラフィなどの手段によってこれらの導波路等を形成することができる。
PPLN導波路21は、入力側PLC部10の可変合波器12で合波した出力光を伝搬する合波出力導波路13および出力側PLC部30の接続導波路31とそれぞれ光学的接続が取れている。また、LN導波路22は、出力側側PLC部30の波長分離器32で分離した基本波光を伝搬する戻り光出力導波路34および入力側PLC部10の戻り光入力導波路14とそれぞれ光学的接続が取れている。
入力側PLC10に入射された光は、入力側PLC部10内の可変合波器12を介してPPLN部20のPPLN導波路21に入射される。PPLN導波路21を通過した光の一部は高調波に変換される。出力側PLC30の波長分離器32にて、変換されなかった基本波光と変換された高調波光とを分離し、変換されなかった基本波光はLN導波路22を介して、入力側の可変合波器12に再び入射される。このとき、位相整合器15を用いて変換されなかった基本波光と基本波である入力光の位相を整合させ、可変合波器12の分岐比を、変換されなかった基本波光のパワーと基本波である入力光のパワーとの比に調整することで、それぞれの光をロスなく合波することができる。このため、変換されなかった基本波光は再びPPLN導波路21を通過するためトータルの変換効率を向上させることができる。
図4は、図3で示した位相調整器15、可変合波器12、波長分離器32について具体的な回路構成を示す図である。図4を用いて実施形態1の波長変換デバイスの構成をさらに詳細に説明する。図4に示すように、位相整合器15は可変遅延線151を用いて実現でき、可変合波器12は可変遅延線122を有するマッハツェンダ干渉計121を用いて実現することができる。可変遅延線151、122は、導波路上に作製したヒータを用いて、熱光学効果により屈折率を変化させ光路長を操作することで実現する。マッハツェンダ干渉計121は、3dBカプラを有している。
可変遅延線151の遅延量Δθを設定することで変換されなかった基本波光(非変換光)の位相を調整して、可変合波器12の2つの入力導波路123、124にそれぞれ入力される外部からの入力光と非変換光との位相を整合させることができる。
また、マッハツェンダ干渉計121内の可変遅延線122の遅延量Δφを設定することでマッハツェンダ干渉計121の分岐比を調整して、可変合波器12に入力された光が全てPPLN導波路21に接続する側の出力導波路125に出力されるようにできる。入力された光全てが出力導波路125に出力されているか否かは、反対側の出力導波路126の先にパワーモニタを設けて、反対側の出力導波路126に出力がないことを検出することによって確認することができる。
また、波長分離器32は、図4に示すように、方向性結合器321を用いて実現できる。方向性結合器321の結合長(100%光のパワーが乗り移るのに必要な導波路の長さ)は光の閉じ込めの弱い長波側ほど短く、短波になるにつれて長くなる。高調波は基本波の半分の波長のため、基本波光の結合長では高調波はほとんど導波路間で結合しない。
図5は導波路幅3μm、高さ4.5μm、コアとクラッドの屈折率差1.8%における、方向性結合器のギャップと基本波光の結合長、およびその際の高調波の結合率の関係を示す図である。図中点線で表された曲線が基本波光の結合長、実線で表された曲線が高調波の結合率をそれぞれ示している。図5に示すように、例えば、方向性結合器のギャップを3μmとした場合、基本波光の結合長は1170μmで、その際の高調波の結合率は−33dBとなり、基本波光が完全に結合する一方で高調波光はほとんど結合していないことが判る。したがって、方向性結合器321の結合長を基本波光が結合する最低限の長さに調整することによって基本波光と高調波光とを分離することができる。
波長分離器32に接続された戻り光出力導波路34には光の一部をタップしてモニタする手段(図示せず)が設けられており、タップした光をモニタすることによって、位相調整器15により適格に位相調整がされて光の変換が行われているかを確認することができる。
本実施形態の波長変換デバイスでは、可変合波器12の反対側の出力導波路126に設けられたモニタと、分離器32の出力の戻り光出力導波路34の一部をタップして設けられたモニタとの値を見ながら、位相調整器15の遅延量Δθと可変合波器12の遅延量Δφとを調整することによって最も効率のよい変換がなされる遅延量Δθ、Δφに設定することができる。以上の構成により、高調波のみを分離し、変換されなかった基本波光のみを入力光に結合し、再度PPLN導波路に入射することが可能となり、変換効率を向上させることができる。
ここで、実施形態1における遅延量Δθ、Δφの設定と変換効率の最適化との関係について説明する。図6は実施形態1の回路構成の論理的モデルを示す図である。本モデルで表される回路は可変合波器12を介して、リング内に可変遅延線151をもつリング共振器40と入力光を結合するモデルとみることができる。このとき、入力光の振幅をAin、リング内をまわり位相調整器に入る前段の光の振幅をAloop、可変カプラを透過する光(可変合波器12により合波されない光)の振幅をAmonとし、可変カプラの分岐比をΨ(sinφ:cosφ)とし、リング共振器40の一周当たりの損失をαとすると、図6に示す回路は、以下のように記述できる。
よって、Aloop、AmonをAinで表すと、
と表すことができる。このとき、可変合波器12に入力された光が全てリング共振器40に結合される(変換効率の最適化)ためには、Amon=0となるときであるから、
つまり、
に可変カプラの分岐比と位相調整器の位相を調整することで、ロスレスに光を合波することができることが判る。
以上説明したように、本実施形態の波長変換デバイスによれば、これまで損失となっていた非変換光を再利用することができ、さらに可変カプラの分岐比と位相調整器の位相を調整することで、ロスレスに光を合波することによって、変換効率が向上させることができる。
(実施形態1の変形例)
図7は実施形態1の波長変換デバイスの変形例を示す図である。図7に示す波長変換デバイスは、図4に示す波長変換デバイスのマッハツェンダ干渉計121の3dBカプラ部分および方向性結合器321のカプラ部分をマルチモード干渉型光導波路(Multi−mode interference waveguide:MMI)を用いて構成したものである。このように、カプラをMMIで構成しても同様に機能する。その他の構成は、実施形態1と同様である。さらに、方向性結合器321で構成されていた波長分離器32をマッハツェンダ干渉計により構成してもよい。
(実施形態2)
図8は実施形態2の波長変換デバイスの構成例を示す図である。実施形態1の波長変換デバイスにおいては戻り光を伝搬させる導波路としてLN導波路22を用いていたが、本実施形態の波長変換デバイスは、戻り光を伝搬させる導波路として、LN導波路に代えて位相不整合PPLN導波路23を用いた態様である。その他の構成は、実施形態1と同様である。
戻り光を伝搬させる位相不整合PPLN導波路23は、位相整合波長がずれたものを用いることができる。位相整合波長がずれた位相不整合PPLN導波路23を用いてもLN導波路と同様に機能する。位相整合波長がずれた位相不整合PPLN導波路23は、分極反転ピッチや導波路幅を変えることによって作製できる。本実施形態の波長変換デバイスによれば、実施形態1の波長変換デバイスのように分極反転部がある導波路とない導波路を近接して作製するよりも容易に作製することができるという効果がある。
(実施形態2の変形例)
実施形態2では、戻り光を伝搬させる導波路としてLN導波路22に代えて、位相不整合PPLN導波路23を用いていたが、さらに位相不整合PPLN導波路23に代えて、ガラス系導波路を用いてもよい。
本明細書においてガラス系導波路とは、PLCに形成される導波路や光ファイバなどの導波路をいう。ここでガラス系とは、PLCや光ファイバの構成材料として用いられる石英ガラスを含むケイ酸塩を主成分とする固体の物質である。戻り光を伝搬させる導波路としてガラス系導波路を用いることで、戻り光をより低損失に伝搬することができるので、変換効率の向上にさらに寄与する。
ガラス系導波路の形成手法としては、例えば、実施形態1や実施形態2においてLN導波路22または位相不整合PPLN導波路23が形成されていた箇所に、光ファイバを設けることによって形成することができる。光ファイバを設ける場合、前段側PLC部10と後段側PLC部30とが形成する間隙よりも長めの光ファイバを用いることができる。光ファイバは撓むことができるので、設置場所に比べて多少長さが長くても問題がない。 また、光ファイバの代わりに、前段側PLC部10と後段側PLC部30とが形成する間隙においてPPLN導波路21に干渉しない部分に、PLCを設けて、そのPLCに戻り光を伝搬させる導波路をフォトリソにより回路形成することもできる。
さらに、前段側PLC部10および後段側PLC部30の回路構成と戻り光を伝搬させる導波路回路とをフォトリソにより回路形成したPLCを基板上に形成して、形成したPLCにおいてPPLN導波路21が形成されるPLCの箇所をくりぬいて、くりぬいた箇所にPPLN導波路21をはめ込むことによって波長変換デバイスを形成することができる。
(実施形態3)
図9は実施形態3の波長変換デバイスの構成例を示す図である。本実施形態の波長変換デバイスは、実施形態1で示した波長分離器32を多段に設けた構成としている。さらに、多段に設けた波長分離器32−1、32−2のそれぞれから出力される戻り光を位相調整して合波する位相調整器35および可変合波器36を備えている。位相調整器35および可変合波器36は、追加で設けた波長分離器32−2の数だけ設けることができる。位相調整器35は位相調整器15と、可変合波器36は可変合波器12とそれぞれ同様に構成することができる。その他の構成は実施形態1と同様である。
本実施形態の波長変換デバイスは、図9に示すように、位相調整器35および可変合波器36を後段側PLC部30に設けて、複数の波長分離器32−1、32−2で分離した戻り光を後段側PLC部30にて合波しているが、前段側PLC部10に設けて合波してもよいことは言うまでもない。この構成によれば、波長分離器32が消光比20dB程度であって多少出力側にもれてしまう場合でも、さらに変換効率を向上させることができる。
なお、本実施形態の波長変換デバイスにおいても実施形態2および実施形態2の変形例と同様に、LN導波路22に代えて位相不整合PPLN導波路やガラス系導波路を用いて構成してもよい。
10 入力側PLC部
11 入力導波路
12 可変合波器
13 合波出力導波路
14 戻り光入力導波路
15 位相調整器
16 接続導波路
20 PPLN部
21 PPLN導波路
22 LN導波路
23 位相不整合PPLN導波路
30 出力側PLC部
31 接続導波路
32 波長分離器
33 高調波出力導波路
34 戻り光出力導波路
35 位相調整器
36 可変合波器

Claims (9)

  1. 入力された基本波光の一部を高調波光に波長変換する波長変換素子と、
    前記波長変換素子から出力された光を基本波光と高調波光とに分離する波長分離器と、
    前記波長分離器で分離された基本波光を前記波長変換素子の入力側に戻す戻り導波路と、
    前記戻り導波路からの基本波光を前記波長変換素子への入力光と合波する合波器とを備えることを特徴とする波長変換デバイス。
  2. 入力側に戻す前記基本波光の位相を前記波長変換素子への入力光の位相に一致するように調整する位相調整器をさらに備え、前記戻り導波路からの基本波光は、該位相調整器を介して前記合波器に入力されることを特徴とする請求項1に記載の波長変換デバイス。
  3. 前記戻り導波路からの基本波光のパワーと前記入力光のパワーとの比に前記合波器の分岐比が設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の波長変換デバイス。
  4. 前記波長分離器は、多段に接続された複数の波長分離器で構成されており、前段の波長分離器で基本波光として分離された出力を後段の波長分離器で分離するように構成され、前記多段に接続された複数の波長分離器から出力された基本波光を合波して前記戻り導波路に接続する合波器をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の波長変換デバイス。
  5. 前記合波器は2本の並列したアームで接続された2つのカプラを有するマッハツェンダ干渉計を用いて構成され、前記波長分離器は、前記基本波光と前記高調波光とのうち前記基本波光のみが光結合する長さを有するカプラを有する方向性結合器を用いて構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の波長変換デバイス。
  6. 前記合波器は2本の並列したアームで接続された2つのマルチモード干渉導波路を有するマッハツェンダ干渉計を用いて構成され、前記波長分離器は、前記基本波光と前記高調波光とのうち前記基本波光のみが光結合するように設定されたマルチモード干渉導波路を有する方向性結合器を用いて構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の波長変換デバイス。
  7. 前記波長変換素子は入力された光の一部を基本波から高調波に波長変換するように位相整合された周期分極反転構造を有するLiNbO3で構成されたPPLN導波路であり、該PPLN導波路の入力側に設けられたPLCである入力側PLCに前記合波器が形成されており、前記PPLN導波路の出力側に設けられたPLCである出力側PLCに前記波長分離器が形成されており、前記出力側PLCおよび前記入力側PLCとこれらの2つのPLCの間に設けられたLiNbO3で構成されたLN導波路とに前記戻り導波路が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の波長変換デバイス。
  8. 前記波長変換素子は入力された光の一部を基本波から高調波に波長変換するように位相整合された周期分極反転構造を有するLiNbO3で構成されたPPLN導波路であり、該PPLN導波路の入力側に設けられたPLCである入力側PLCに前記合波器が形成されており、前記PPLN導波路の出力側に設けられたPLCである出力側PLCに前記波長分離器が形成されており、前記出力側PLCおよび前記入力側PLCとこれらの2つのPLCの間に設けられたガラス系導波路とに前記戻り導波路が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の波長変換デバイス。
  9. 前記波長変換素子は入力された光の一部を基本波から高調波に波長変換するように位相整合された周期分極反転構造を有するLiNbO3で構成されたPPLN導波路であり、該PPLN導波路の入力側に設けられたPLCである入力側PLCに前記合波器が形成されており、前記PPLN導波路の出力側に設けられたPLCである出力側PLCに前記波長分離器が形成されており、前記出力側PLCおよび前記入力側PLCとこれらの2つのPLCの間に設けられた位相整合されていない周期分極反転構造を有するLiNbO3で構成されたLN導波路とに前記戻り導波路が形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の波長変換デバイス。
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