JP2005241563A - トルクセンサ - Google Patents

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俊夫 茶村
Shuichi Onabeda
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Abstract

【課題】構造の簡素化、低コスト化等が実現可能でありながら、同時に、トルク変化の検出を高感度で行うことができるトルクセンサを提供する。
【解決手段】トルクセンサ10は、少なくとも一部がシャフト12に挟み込まれ、且つ、このシャフト12の捻れに伴って変形可能な超磁歪部材14と、この超磁歪部材14の変形に基づく透磁率又は残留磁化量の変化を検出するためのピックアップコイル16と、を有して構成されている。そして、シャフト12におけるトルク変化を、超磁歪部材14の透磁率又は残留磁化量の変化として検出するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁歪素子を用いたトルクセンサに関する。
従来、磁歪素子の応力磁気効果を用いてトルクの変化を検出可能としたトルクセンサが広く知られている。
例えば、図8に示される従来公知のトルクセンサ1は、チタン合金製のトルク伝達軸2と、このトルク伝達軸2の周囲に同心円状に巻回されたコイル3A、3Bと、を有して構成されており、トルク伝達軸2の表面には、熱処理によって内部応力を低減させた磁歪を有するニッケルー鉄磁性材料薄帯4A、4Bが、平面圧縮応力を印加させた状態で接着されている。
このトルクセンサ1は、トルク伝達軸2から伝達された応力に基づく磁性薄帯4A、4Bの磁気特性の変化を、コイル3A、3Bのインピーダンス変化として検出し、トルク変化を検出するようにしたものである。
特開平5−5660号公報
しかしながら、この従来公知のトルクセンサ1は、磁歪薄体4A、4Bの加工や接着が困難でコスト高になってしまう上に、磁歪薄体4A、4Bにおける磁気特性の変化が小さく、検出感度の向上には限界があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、構造の簡素化、低コスト化等が実現可能でありながら、同時に、トルク変化の検出を高感度で行うことができるトルクセンサを提供することを目的とする。
本発明の発明者は、鋭意研究の結果、構造の簡素化、低コスト化等が実現可能でありながら、同時に、トルク変化の検出を高感度で行うことができるトルクセンサを見出した。
即ち、次のような本発明により、上記目的を達成することができる。
(1)少なくとも一部がシャフトに挟み込まれ、且つ、該シャフトの捻れに伴って変形可能な磁歪部材と、該磁歪部材の変形に基づく透磁率又は残留磁化量の変化を検出するための検出手段と、を有してなり、前記シャフトにおけるトルク変化を、前記磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化として検出するようにしたことを特徴とするトルクセンサ。
(2)前記検出手段は、前記シャフトの外周を囲むように配設されたピックアップコイルを含み、前記磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化を前記ピックアップコイルのインダクタンス値の変化として検出するようにしたことを特徴とする前記(1)記載のトルクセンサ。
(3)前記検出手段は、前記磁歪部材の周囲に巻回されたピックアップコイルと、該ピックアップコイルを囲んで前記シャフトの外周に巻回された発信コイルと、該発信コイルの外周を囲むように配設された受信コイルと、を含み、前記磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化を、前記ピックアップコイルのインダクタンス値の変化として前記受信コイルで検出するようにしたことを特徴とする前記(1)記載のトルクセンサ。
(4)前記検出手段はホール素子を含み、前記磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化を前記ホール素子の起電力変化として検出するようにしたことを特徴とする前記(1)記載のトルクセンサ。
(5)前記検出手段は磁気抵抗効果素子を含み、前記磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化を前記磁気抵抗効果素子の起電力変化として検出するようにしたことを特徴とする前記(1)記載のトルクセンサ。
(6)前記磁歪部材は、前記シャフトの周方向に略等間隔で複数個挟み込まれていることを特徴とする前記(1)乃至(5)のいずれかに記載のトルクセンサ。
(7)前記磁歪部材は、超磁歪素子を材料とする超磁歪部材からなることを特徴とする前記(1)乃至(6)のいずれかに記載のトルクセンサ。
本発明に係るトルクセンサによれば、構造の簡素化、低コスト化等が実現可能でありながら、同時に、トルク変化の検出を高感度で行うことができるという優れた効果を有する。
本発明は、少なくとも一部がシャフトに挟み込まれ、且つ、該シャフトの捻れに伴って変形可能な磁歪部材と、該磁歪部材の変形に基づく透磁率又は残留磁化量の変化を検出するための検出手段と、を有してなり、前記シャフトにおけるトルク変化を、前記磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化として検出するようにしたことによって、上記課題を解決したものである。
以下、図を用いて、本発明の実施例1及び実施例2に係るトルクセンサについて詳細に説明する。
図1及び図2に示されるように、本発明の実施例1に係るトルクセンサ10は、シャフト12に挟み込まれた略直方体形状の超磁歪部材14と、シャフト12の外周を囲むように配設されたピックアップコイル16と、を有して構成されている。
シャフト12は、本実施例においては、2本の、第1シャフト18及び第2シャフト20によって構成されている。又、これら第1、第2シャフト18、20は、軸方向断面が略半円形状の突出部18A、20Aを有しており、第1、第2シャフト18、20は、この突出部18A、20Aが軸方向で互い違いとなる状態で一体化されている。なお、シャフト12には、セラミックスやプラスチック等の非磁性、且つ、絶縁体の材料を適用することが好ましい。
超磁歪部材14は、第1シャフト18の突出部18Aと、第2シャフト20の突出部20Aとの間に挟み込まれており、シャフト12の捻れに伴って変形可能となっている。又、超磁歪部材14は、超磁歪素子を材料としている。ここで、「超磁歪素子」とは、希土類元素および/または特定の遷移金属などを主成分(例えば、テルビウム、ジスプロシウム、鉄など)とする粉末焼結合金あるいは単結晶合金から作られた磁歪素子をいい、外部からの応力によって変形すると大きな透磁率又は残留磁化量の変化を生じる性質を有している。
ピックアップコイル16は、この超磁歪部材14の変形に基づく透磁率又は残留磁化量の変化を検出可能である。
次に、本発明の実施例1に係るトルクセンサ10の作用について説明する。
シャフト12に捻り応力が加えられると、シャフト12に挟み込まれた超磁歪部材14はシャフト12から所定の圧縮力を受ける。そして、この圧縮力によって超磁歪部材14には変形が生じる。その結果、ピックアップコイル16の内側空間に占める超磁歪部材14の容積が変化すると共に、この超磁歪部材14の透磁率又は残留磁化量が変化する。従って、この透磁率または残留磁化率の変化をピックアップコイル16のインダクタンス値の変化として検出することで、シャフト12のトルク変化を検出することができる。
本実施例1におけるトルクセンサ10によれば、少なくとも一部がシャフト12に挟み込まれ、且つ、このシャフト12の捻れに伴って変形可能な超磁歪部材14と、この超磁歪部材14の変形に基づく透磁率又は残留磁化量の変化を検出するためのピックアップコイル(検出手段)16と、を有してなり、シャフト12におけるトルク変化を、超磁歪部材14の透磁率又は残留磁化量の変化として検出するようにしたため、トルク変化の検出を高感度で行うことができる。又、従来のトルクセンサに比べ、構造を簡素化することができ、低コスト化を容易に実現することができる。
特に、超磁歪素子を材料とする超磁歪部材14を用いているため、より一層、トルク変化の検出感度を高めることができる。
次に、図3及び図4を用いて、本発明の実施例2に係るトルクセンサについて説明する。
図に示されるように、本発明の実施例2に係るトルクセンサ30は、シャフト12に挟み込まれた略直方体形状の超磁歪部材14と、この超磁歪部材14の周囲に巻回されたピックアップコイル32と、このピックアップコイル32を囲んでシャフト12の外周に巻回された発信コイル34と、この発信コイル34の外周を囲むように配設された受信コイル36と、を有して構成されている。なお、上記実施例1に係るトルクセンサ10と同様な部分については、図中において同じ符号を付す事とし、その説明は省略する。
このトルクセンサ30は、超磁歪部材14の透磁率又は残留磁化量の変化を、ピックアップコイル32のインダクタンス値の変化として受信コイル36で検出するようにしたものである。なお、この例では、超磁歪部材14は、第1、第2シャフト18、20の突出部18A、20Aよりも短寸とされ、ピックアップコイル32は、第1、第2シャフト18、20の軸方向端面と超磁歪部材14との間に形成された隙間に配設されている。
本実施例2におけるトルクセンサ30によれば、ピックアップコイル32を超磁歪部材14の近傍に配設することができ、より一層、トルク変化の検出感度を向上することができる。又、発信コイル34及び受信コイル36からなる伝送コイルによって、トルク変化の検出をシャフト12と非接触の状態で行うことができ、回転部材及び非回転部材間における磨耗等を未然に防止することができ、信頼性を高めることができる。
なお、本実施例2においては、第1、第2シャフト18、20の軸方向端面と超磁歪部材14との間に形成された隙間にピックアップコイル32を配設したが、本発明はこれに限定されず、超磁歪部材14がシャフト12の捻れに伴って変形可能となっていればよい。
従って、例えば、図5に示されるように、第1、第2シャフト18、20の突出部18A、20Aと超磁歪部材14との間に形成された溝にピックアップコイル32を配設してもよい。
本発明に係るトルクセンサは、上記実施例1、2に係るトルクセンサ10、30の形状や構造等に限定されるものではなく、例えば、超磁歪部材14は、少なくとも一部がシャフト12に挟み込まれ、且つ、シャフト12の捻れに伴って変形可能であればよい。
従って、例えば、図6に示されるように、軸方向断面が略台形形状の超磁歪部材40を、シャフト42の周方向に略等間隔で複数個挟み込んだり、又、図7に示されるように、軸方向断面が略正方形形状の超磁歪部材44を、シャフト46の周方向に略等間隔で複数個挟み込んだ構造としてもよい。この場合、トルクの検出感度を更に高めることができる上に、検出感度の均一化を図ることができる。
又、本発明における「検出手段」はホール素子を含み、磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化をホール素子の起電力変化として検出するようにしてもよく、更に、「検出手段」はMR、GMR等の磁気抵抗効果素子を含み、磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化を磁気抵抗効果素子の起電力変化として検出するようにしてもよい。
なお、トルクセンサの検出感度をそれ程高める必要がない場合等には、超磁歪部材の代わりに、磁歪素子からなる磁歪部材を適用してもよい。
本発明の実施例1に係るトルクセンサの略示側断面図 図1におけるII−II線に沿った略示断面図 本発明の実施例2に係るトルクセンサの略示側断面図 図3におけるIV−IV線に沿った略示断面図 図3におけるシャフトの他の例を示す略示部分側断面図 本発明の他の例に係るトルクセンサの略示断面図 本発明の更に他の例に係るトルクセンサの略示断面図 従来のトルクセンサの略示側断面図
符号の説明
1、10、30…トルクセンサ
2…トルク伝達軸
3A、3B…コイル
4A、4B…磁性薄帯
12、42、46…シャフト
14、40、44…超磁歪部材
16、32…ピックアップコイル
18…第1シャフト
20…第2シャフト
34…発信コイル
36…受信コイル

Claims (7)

  1. 少なくとも一部がシャフトに挟み込まれ、且つ、該シャフトの捻れに伴って変形可能な磁歪部材と、該磁歪部材の変形に基づく透磁率又は残留磁化量の変化を検出するための検出手段と、を有してなり、前記シャフトにおけるトルク変化を、前記磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化として検出するようにしたことを特徴とするトルクセンサ。
  2. 請求項1において、
    前記検出手段は、前記シャフトの外周を囲むように配設されたピックアップコイルを含み、前記磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化を前記ピックアップコイルのインダクタンス値の変化として検出するようにしたことを特徴とするトルクセンサ。
  3. 請求項1において、
    前記検出手段は、前記磁歪部材の周囲に巻回されたピックアップコイルと、該ピックアップコイルを囲んで前記シャフトの外周に巻回された発信コイルと、該発信コイルの外周を囲むように配設された受信コイルと、を含み、前記磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化を、前記ピックアップコイルのインダクタンス値の変化として前記受信コイルで検出するようにしたことを特徴とするトルクセンサ。
  4. 請求項1において、
    前記検出手段はホール素子を含み、前記磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化を前記ホール素子の起電力変化として検出するようにしたことを特徴とするトルクセンサ。
  5. 請求項1において、
    前記検出手段は磁気抵抗効果素子を含み、前記磁歪部材の透磁率又は残留磁化量の変化を前記磁気抵抗効果素子の起電力変化として検出するようにしたことを特徴とするトルクセンサ。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記磁歪部材は、前記シャフトの周方向に略等間隔で複数個挟み込まれていることを特徴とするトルクセンサ。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記磁歪部材は、超磁歪素子を材料とする超磁歪部材からなることを特徴とするトルクセンサ。
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