JP2005239969A - ポリベンゾオキサゾール前駆体およびポリベンゾオキサゾール樹脂の製造方法 - Google Patents

ポリベンゾオキサゾール前駆体およびポリベンゾオキサゾール樹脂の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 高速均一混合、反応温度の制御を可能にする微細構造を有する中空混合機を用いることにより、精密な温度制御下で重合反応を行い、均一な重合生成物を短時間に生成させる重縮合反応方法を提供する。
【解決手段】 ジアミノフェノール化合物(A)を含む溶液と該化合物のアミノ基と反応し得るd価の有機基を有する化合物(B)とジカルボン酸化合物(C)より構成される溶液とを、それぞれ第1中空流路部と第2中空流路部より、前記成分(A)に対する前記成分(B)の反応モル比が0.5〜2.0になるように濃度、または線速度を調整し、断面積102〜106μm2の微細構造を有する中空混合機に導入し、高速均一混合することにより、均一な重合生成物を短時間に生成させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ポリベンゾオキサゾール前駆体およびポリベンゾオキサゾール樹脂の製造方法に関するものである。
従来の縮合反応によるポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法では、ジアミノフェノール化合物を含む溶液にジカルボン酸化合物を含む溶液を滴下する方法。または、固体または粉末のジカルボン酸化合物を、ジアミノフェノール化合物を含む溶液中に投入する方法がある。しかし、これら原料の混合において、滴下により不均一な混合を生じてしまうことや、また、固体または粉末の場合は、徐々に溶解することにより、同様に不均一な混合を生じてしまう問題があった。
従って、前記2つの化合物の反応モル比がばらつくことは、得られる高分子体の立体構造に重大な影響を及ぼすものであり、また、多成分系の場合は各モノマーの反応速度や溶解速度の差などによりランダムな高分子構造を得ることは、より難しいものとなっている。さらに、ポリベンゾオキサゾールに多官能基を導入した場合は、上記の不均一反応から少量の多官能基の導入であっても部分ゲル化や環化が容易に起こり、ハイパーブランチ樹脂やデンドリマー樹脂等の巨大高分子構造を得ることはより難しい(例えば、非特許文献1参照。)。
また、この反応は急激な発熱を伴う反応であるため、反応溶液中にホットスポットが生じ、多成分系の場合は、よりランダムな高分子構造を得るのは難しく(例えば、非特許文献2を参照。)、得られる樹脂の分子量分布も広く、また繰り返し単位の中の構成もランダム構成が得にくいものであった。
P.J.Flory, J.Am.Chem.Soc., 63, p.3083−3100(1941) 物質・プロセス委員会マイクロリアクターワーキンググループ著,マイクロリアクターWG調査報告書「化学合成を指向したマイクロリアクター技術に関する調査研究」,(財)化学技術戦略推進機構,2000年6月
本発明の目的は、ハイパーブランチ樹脂やデンドリマー樹脂などの構造を有する樹脂の製造において、ゲル化が起こらずに重合生成物を短時間に生成することができるポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法およびポリベンゾオキサゾール樹脂の製造方法を提供することである。
本発明は、ジアミノフェノール化合物(A)を含む第1溶液と、該化合物のアミノ基と反応し得るd価(dは3以上10以下)の有機基を有する化合物(B)とジカルボン酸化合物(C)より構成される第2溶液とを、それぞれ第1中空流路部と第2中空流路部より、断面積102〜106μm2の微細構造を有する中空混合機に導入し、混合してポリベンゾオキサゾール前駆体を製造する方法であり、前記成分(A)と前記成分(B)および(C)との反応領域における反応モル比を、第1溶液と第2溶液の濃度および/または前記第1中空流路部と第2中空流路部とにおける第1溶液と第2溶液の線速度により調整することを特徴とすることにより、高速で均一に反応させることができるものである。
本発明のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法に用いる反応装置において、前記中空混合機は、生産性を向上する上で、前記微細構造を複数有するものを用いることができる。
本発明のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法において、前記第1および第2溶液の線速度は、それぞれ10-3〜102m/秒に制御して行うことが好ましい。また、前記反応領域における反応温度を、25℃±2℃に制御して行うことが好ましい。また、前記反応モル比としては、前記成分(A)に対に対する前記成分(B)と前記成分(C)のモル比が0.5〜2.0であることが好ましく、前記d価の有機基を有する化合物(dは3以上10以下)(B)が、ジアミノフェノール化合物(A)に対して100/d〜150/dモル%の割合で反応させることが好ましい。d価の有機基を有する化合物(dは3以上10以下)(B)としては、トリメシン酸、トリメリック酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボン酸、及び5,5'−ビスイソフタル酸から選ばれるものに特に好適である。
さらに、本発明は、上記いずれかに記載のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法により得られたポリベンゾオキサゾール前駆体を、さらに加熱して縮合反応することにより、ポリベンゾオキサゾール樹脂を得ることを特徴とするポリベンゾオキサゾール樹脂の製造方法である。
本発明によれば、ポリベンゾオキサゾール樹脂前駆体においてハイパーブランチまたはデンドリマー等の構造を有する重合生成物を短時間に生成させることができ、しかも、従来法に比べて高濃度でゲル化が防止できたポリベンゾオキサゾール樹脂を得ることができる。
本発明は、ジアミノフェノール化合物(A)を含む第1溶液と、該化合物のアミノ基と反応し得るd価(dは3以上10以下)の有機基を有する化合物(B)とジカルボン酸化合物(C)より構成される第2溶液とを、それぞれ第1中空流路部と第2中空流路部より、断面積102〜106μm2の微細構造を有する中空混合機に導入し、高速均一混合してポリベンゾオキサゾール前駆体を製造する方法であり、前記成分(A)と前記成分(B)および(C)との反応領域における反応モル比を、適切な範囲になるように、第1溶液と第2溶液の濃度および/または前記第1中空流路部と第2中空流路部とにおける第1溶液と第2溶液の線速度を調整することを特徴とするポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法である。本発明の製造方法により、高速均一混合することにより、反応熱による反応溶液の温度上昇を抑制することができ、また、不均一反応による部分ゲル化も抑制することができるため、ポリベンゾオキサゾール前駆体中にホットスポットを生じることがなく、ハイパーブランチ構造等をもったポリベンゾオキサゾール前駆体を短時間で生成することができるものである。
本発明における製造工程と製造に用いる中空混合機を有する反応装置について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の一形態の全体構成を簡略化して示す斜視図である。
製造工程としては、第1溶液を第1供給源001から、また、第2溶液を第2供給源002から、それぞれ第1中空流路005および第2中空流路006を経由して、微細な構造を有する中空混合機003に連続的に供給し、中空混合機003の混合空間004において、第1溶液と第2溶液が混合されて、重付加反応が起こり、ポリベンゾオキサゾール前駆体が生成する。ここで、混合空間004における混合効率を向上させるために、第1溶液と第2溶液は中空流路である微小空間007において、その構造を層状とすることが好ましい。
図2は、微細構造を有する中空混合機003から構成される反応装置の例を示す断面図である。
本発明に用いる反応装置としては、シリンジポンプやプランジャーポンプなどの供給装置を用いて、第1溶液および第2溶液を供給源001,002より、それぞれ入口接続部材009,010から、第1中空流路および第2中空流路が設けられた微細構造である微細加工部材015より混合空間に供給されるように構成されているものを用いることができる。図2における例では、前記微細加工部材015は保持部材013に収納され、混合部材012は、保持部材013の微細加工部材015上に配置され、それぞれの供給源より供給された前記溶液の流れは、微細加工部材より混合部材へとT字型の流れとする例を挙げるが、これらの部材の配置としてはY字型などであっても良い。また、前記混合空間は第1中空流路および第2中空流路上に配置し、絞られた形状とすることが好ましく、さらに出口部にスリット型の空間である出口スリット016を設けることにより、混合効率が向上させることができる。前記第1溶液と第2溶液は、前記混合空間で反応し、ポリベンゾオキサゾール前駆体を生成し、出口接続部011より排出される。より生産性を向上させるため、中空混合機003において、前記第1中空流路と第2中空流路から構成される微細構造(微細加工部材)を複数設けると好ましい。なお、反応温度を制御の方法としては、混合空間近傍に温度制御部を設けて制御する方法、中空混合機を温度制御された水浴内に浸す方法が挙げられる。
図3は、保持部材013に装着された微細加工部材015の平面図およびその拡大図である。
前記微細構造について更に詳しく説明すると、微細加工部材015には、第1の供給源と第2の供給源からの供給口となる入口中空部017,018が設けられ、第1溶液と第2溶液は、各入口中空部017,018から微細な中空流路(第1中空流路、第2中空流路)019,020に導入され、さらに、第1溶液は第1中空流路より、第2溶液は第2中空流路より、それぞれ層状に、入口中空部からの溶液の流れに対し垂直方向に導入され、反応領域となる幅方向に細長い水平断面が矩形型である混合空間を有する出口スリット部016に供給されるように構成されると良い。
上記の第1および第2中空流路019,020は、各入口空間部017,018間にわたってジグザグ状に形成されていることが混合において好ましい。また、第1中空流路019と第2中空流路020とは、複数、例えば、10〜20の流路が、隣接して交互に設けられることが好ましい。
また、中空混合機において、微細構造は102〜106μm2の断面積を有するが好ましく、微細構造における第1および第2中空流路019,020の幅D1,D2は、1〜1000μmが好ましく、10〜500μmであることがより好ましく、25〜60μmであることがさらに好ましい。また、隔壁021の厚みD3は、例えば10〜40μm,例えば10μmであり、一方、深さD4は、例えば10〜500μm、例えば400μmである。
本発明で用いる、ビスアミノフェノール化合物(A)としては、例えば、2,4−ジアミノレゾルシノール、4,6−ジアミノレゾルシノール、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)プロパン、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンおよび4,4’−ジアミノ−3,3’−ジヒドロキシジフェニルスルホン等のジヒドロキシルベンゼンを有する化合物、
3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシビフェニルおよび4,4’−ジアミノ−3,3’−ジヒドロキシビフェニル等のジヒドロキシ−ビフェニルを有する化合物、
9,9−ビス(4−((4−アミノ−3−ヒドロキシ)フェノキシ)フェニル)フルオレンおよび9,9−ビス(4−((3−アミノ−4−ヒドロキシ)フェノキシ)フェニル)フルオレン等のジヒドロキシ−フルオレン化合物を有する化合物、
3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテルおよび4,4’−ジアミノ−3,3’−ジヒドロキシフェニルエーテル等のジヒドロキシ−エーテルを有する化合物、
2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)プロパンおよび2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−5−トリフルオロメチルフェニル)プロパン等のジヒドロキシ−プロパンを有する化合物、
2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)ヘキサフルオロプロパンおよび2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)ヘキサフルオロプロパン等のジヒドロキシ−ヘキサフルオロプロパンを有する化合物、
1,1’−ビナフチル−3,3’−ジアミノ−2,2’−ジオール、ビス(2−((4−アミノ−3−ヒドロキシ)フェノキシ))−1,1’−ビナフチルおよびビス(2−((3−アミノ−4−ヒドロキシ)フェノキシ))−1,1’−ビナフチル等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、また2種類以上組み合わせて使用してもよい。
本発明で用いる、ジカルボン酸化合物(C)としては、例えば、イソフタル酸およびテレフタル酸などのフタル酸、
3,4’−ビフェニルジカルボン酸および3,3’−ビフェニルジカルボン酸等のビフェニルジカルボン酸有する化合物、
2,3−ナフタレンジカルボン酸および2,6−ナフタレンジカルボン酸などのナフタレンジカルボン酸を有する化合物、
4,4’−オキシビス安息香酸および3,4’−オキシビス安息香酸などのビス安息香酸、3,3’−ナフタレンジカルボン酸などのナフタレンジカルボン酸を有する化合物、
2,2−ビス(4−カルボキシフェニル)プロパンおよび2,2−ビス(3−カルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパンなどのカルボキシフェニル−ヘキサフルオロプロパンを有する化合物、
2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ビフェニルジカルボン酸、3,3’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ビフェニルジカルボン酸および2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−3,3’−ビフェニルジカルボン酸などのトリフルオロメチル−ビフェニルジカルボン酸を有する化合物、
9,9−ビス(4−(4−カルボキシフェノキシ)フェニル)フルオレンおよび9,9−ビス(4−(3−カルボキシフェノキシ)フェニル)フルオレンなどのカルボキシフェノキシ−フルオレンを有す化合物、
4,4’−ビス(4−カルボキシフェノキシ)ビフェニルおよび4,4’−ビス(3−カルボキシフェノキシ)ビフェニル、3,4’−ビス(4−カルボキシフェノキシ)ビフェニルなどのカルボキシフェノキシ−ビフェニルを有する化合物、
4,4’−ビス(4−カルボキシフェノキシ)−p−テルフェニル、4,4’−ビス(4−カルボキシフェノキシ)−m−テルフェニルおよび3,4’−ビス(4−カルボキシフェノキシ)−p−テルフェニルなどのカルボキシフェノキシ−テルフェニルを有する化合物、
3−フルオロイソフタル酸、2−フルオロイソフタル酸、2−フルオロテレフタル酸、2,4,5,
6−テトラフルオロイソフタル酸、2,3,5,6−テトラフルオロテレフタル酸および5−トリフルオロメチルイソフタル酸などのフルオロフタル酸等が挙げられ、これらは単独で用いてもよく、また2種類以上組み合わせて使用してもよい。
本発明で用いるジアミノフェノール化合物(A)のアミノ基と反応しうるd価の有機基を有する化合物(dは3以上10以下)(B)は、ジアミノフェノール化合物(A)のアミノ基に反応するものであれば良い。例えば、該化合物が、トリメシン酸、トリメリック酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボン酸、5,5’−ビスイソフタル酸、3、3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸無水物、3,3’,4,4’−(1,1’−ヘキサフルオロイソプロピリデン)ビフェニルテトラカルボン酸無水物、1,2,3,4,5,6−ベンゼンヘキサカルボン酸、ビフェニルエーテル−3,3’,5,5’−テトラカルボン酸、ビフェニルエーテル−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸無水物等が挙げられる。中でも、トリメシン酸、トリメリック酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボン酸、5,5’−ビスイソフタル酸が、好ましい。これらは単独で用いてもよく、また2種類以上組み合わせて使用してもよい。
本発明に用いるジアミノフェノール化合物(A)のアミノ基と反応しうるd価の有機基を有する化合物(dは3以上10以下)(B)の割合は、ジアミノフェノール化合物(A)に対して100/d〜150/dモル%であることが好ましい。前記d価以上の有機基を有する化合物(B)の割合が100/dモル%よりも少ないとアミノ基と反応するd価の有機基を有する化合物の導入量が多くなく、より複雑な枝分かれ構造は少なくなり、樹枝層全体の構造が単純となる。また、150/dモル%より多いと、ポリベンゾオキサゾール前駆体の一部で架橋反応が進行することがあり、部分的に溶剤不溶となり、均一なワニスが得られず樹脂膜形成において悪影響を及ぼす場合がある。
本発明のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造は、ジアミノフェノール化合物(A)、アミノ基と反応しうるd価の有機基を有する化合物(dは3以上10以下)(B)、ジカルボン酸化合物(C)を反応させれば良く、その方法は問わないが、従来の酸クロリド法、活性化エステル法、ポリリン酸やジシクロヘキシルカルボジイミド等の脱水縮合剤の存在下での縮合反応等の方法を好適に用いることが出来る。
ジカルボン酸化合物(C)を、酸クロリド法により、酸クロリドとして反応させる場合には、d価の有機基を有する化合物(dは3以上10以下)(B)も酸クロリド化合物で、また、ジカルボン酸化合物(C)を、活性エステル法により、活性エステル化合物として反応させる場合には、d価の有機基を有する化合物(dは3以上10以下)(B)も活性エステル化合物であることが好ましい。d価の有機基を有する化合物(dは3以上10以下)(B)のクロリド化した化合物及び活性エステル化した化合物は、一般的な方法で得られる。
本発明のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法としては、まず、ジアミノフェノール化合物(A)をN,N−ジメチルアセタミドおよびN−メチル−2−ピロリドン等の有機溶媒に溶解させて、第1溶液とし、d価の有機基を有する化合物(B)およびジカルボン酸化合物(C)をγ−ブチロラクトンおよびN−メチル−2−ピロリドン等の有機溶媒に溶解させて第2溶液として調整する。これらの溶液を、それぞれ、シリンジポンプ、またはプランジャーポンプで前記反応装置に送液し、微細構造を有する中空混合機に導入し、特定の温度領域で反応させることにより、ポリベンゾオキサゾール前駆体の溶液が得られる。前記反応温度としては高分子構造とするために、20〜30℃が好ましく、23〜27℃がさらに好ましい。
本発明のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法において、ジアミノフェノール化合物(A)と、d価の有機基を有する化合物(B)およびジカルボン酸化合物(C)の濃度は、高粘度の高分子溶液を得るために、0.2〜1.0mol/lが好ましく、0.3〜0.7mol/lがさらに望ましい。前記成分(A)に対する前記成分(B)および(C)の反応モル比は、分子量を制御するために、0.5〜2.0が好ましく、0.75〜1.25がさらに好ましい。
反応領域における前記ジアミノフェノール化合物(A)に対する前記d価の有機基を有する化合物(B)およびジカルボン酸化合物(C)の反応モル比は0.5〜2.0になるように、第1溶液と第2溶液の濃度または前記第1中空流路部と第2中空流路部とにおける第1溶液と第2溶液の線速度により調整することができる。第1溶液と第2溶液の濃度あるいは第1中空流路および第2中空流路での第1溶液のおよび第2溶液の線速度を調整することが好ましく、該線速度により調整することがより好ましく、第1溶液と第2溶液の濃度ならびに該線速度を調整することがさらに好ましい
また、ジアミノフェノール化合物(A)とd価の有機基を有する化合物(B)およびジカルボン酸化合物(C)の溶液の線速度は、十分な混合能力を発揮するために、10-3〜102m/秒が好ましく、10-2〜10m/秒がさらに好ましい。また、反応時間は線速度から算出すると、0.01〜6秒が好ましい。線速度の調整方法は、シリンジポポンプまたはプランジャーポンプの送液流量によって算出できるが、より正確には単位時間辺りの吐出量により算出できる。
本発明の製造方法により得られたポリベンゾオキサゾール前駆体溶液は、例えば、ガラス、繊維、金属、シリコンウエハーおよびセラミック基板等の基材に塗布し、得られた塗膜を、350℃の温度で、好ましくは100℃、200℃、350℃と段階的に変化させた温度で加熱することにより、環化縮合反応を生じ、ポリベンゾオキサゾール樹脂に変換され、その樹脂膜を得ることができる。
本発明の製造方法により得られるポリベンゾオキサゾール樹脂およびその前駆体は、例えば、半導体の層間絶縁膜や表面保護膜、多層回路の層間絶縁膜、フレキシブル銅張板のカバーコート、ソルダーレジスト膜、液晶配向膜などに用いることができる。これらの樹脂膜とする場合は、該樹脂またはその前駆体を、必要に応じて、界面活性剤、シラン系に代表されるカップリング剤、酸素ラジカルやイオウラジカルを加熱により発生するラジカル開始剤等の添加剤を加えた樹脂組成物として、有機溶剤に溶解または分散させてワニスとして、上記樹脂膜の製造方法と同様にして樹脂膜とすることができる。前記ワニスに用いる有機溶媒としては、固形分を完全に溶解または分散する溶媒が好ましく、例えば、N−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等を、1種、または2種以上混合して用いることができる。その使用量としては、該固形分を完全に溶解または分散し得る量ならば問題なく、その使用用途に応じて調整可能である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれによって何んら限定されるものではない。
実施例及び比較例で作成したフィルムを用いて、特性評価のため、下記の方法により、耐熱性、及びガラス転移温度を測定した。これらの結果は、表1にまとめて示した。
1.耐熱性
セイコーインスツルメンツ(株)製TG/DTA220を用いて、窒素ガス200mL/分フロー下、昇温速度10℃/分の条件により、重量減少5%の時の温度を測定した。
2.ガラス転移温度(Tg)
セイコーインスツルメンツ(株)製DMS6100を用いて、窒素ガス300mL/分フロー下、測定周波数1Hz、昇温速度3℃/分の条件で、引張りモードで測定し、損失正接(tanδ)のピークトップ温度をガラス転移温度とした。
3.吸水率
5cm角、厚み10μmの試験フィルムを、23℃の純水に24時間浸漬した後の、重量変化率を算出した。
(実施例1)
(1)ポリベンゾオキサゾール前駆体の合成
2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン29.3g(0.08mol)を乾燥したN−メチル−2−ピロリドン200mlに溶解した。γ−ブチロラクトン200mlにイソフタル酸クロリド14.2g(0.07mol)、およびトリメシン酸トリクロリド2.65g(0.01mol)を溶解した。これらの溶液をハミルトン社製ガスタイトシリンジに吸い取り、ハーバード社製PHD 2000 Programmable Syringe Pumpを使って線速度8.3×10-1m/秒で、中空混合機へ送液を行い、混合・反応を行った(線速度から算出される反応時間は1.2秒である)。送液を行いながら蒸留水4Lに導入し、沈殿物を集め、乾燥することによりポリベンゾオキサゾール前駆体(A)27.7gを得た。得られたポリベンゾオキサゾール前駆体の重量平均分子量(Mw)を、東ソー製ゲル・パーミエイション・クロマトグラフィー(以下GPCと略記)を用いてポリスチレン換算で求めたところ、154,000であった。
なお、中空混合機は、図3における微細加工部材において、第1中空流路および第2中空流路のそれぞれ15の流路が隣接して交互に配置され、第1中空流路幅D1と第2中空流路幅D2は40μmとし、混合空間の断面積は3.6×105μm2とした。ガスタイトシリンジと中空混合機とはテフロン(R)チューブ(内径500μmφ,外径1/16インチ)で接続した。また、中空混合機の出口にテフロン(R)チューブ1.0m(内径500μmφ,外径1/16インチ)を取り付けた。反応温度を一定に保つために、循環槽により温度調節した25℃の水浴中に中空混合機を浸した。
(2)ポリベンゾオキサゾール樹脂の製造
上記で得たポリベンゾオキサゾール前駆体10.00gをN−メチル−2−ピロリドン20.00gに溶解し、ポリベンゾオキサゾール前駆体の溶液を得た。得られたポリベンゾオキサゾール前駆体の溶液をシリコン基板上にドクターブレードを用いて塗布した。その後、オーブン中で窒素雰囲気下、100℃/30分、200℃/30分、350℃/1時間の順で加熱し、厚み10μmのポリベンゾオキサゾール樹脂フィルムを得た。
(実施例2)
実施例1のポリベンゾオキサゾール前駆体の合成において、2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパンとイソフタル酸クロリドおよびトリメシン酸トリクロリドの量をそれぞれ13.9g(0.08mol)、20.8g(0.06mol)、および5.32g(0.02mol)に、線速度を1.4m/秒に、変更した以外は、すべて実施例1と同様にして、ポリベンゾオキサゾール前駆体を合成した。得られたポリベンゾオキサゾール前駆体の重量平均分子量(Mw)を実施例1と同様にGPCを用いて求めたところ、198,000であった。
以下実施例1と同様にして、上記で得たポリベンゾオキサゾール前駆体よりポリベンゾオキサゾール樹脂フィルムを得た。
(実施例3)
実施例1のポリベンゾオキサゾール前駆体の合成において、2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパンを2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)プロパン26.7g(0.08mol)、に、イソフタル酸クロリドおよびトリメシン酸トリクロリドの量を、それぞれ20.8g(0.06mol)、および5.32g(0.02mol)に、線速度を8.3×10-2m/秒に、また、テフロン(R)チューブの長さを0.5mに、変更した以外は、すべて実施例1と同様にして、ポリベンゾオキサゾール前駆体を合成した。得られたポリベンゾオキサゾール前駆体の重量平均分子量(Mw)を実施例1と同様にGPCを用いて求めたところ、200,000であった。
以下実施例1と同様にして、上記で得たポリベンゾオキサゾール前駆体よりポリベンゾオキサゾール樹脂フィルムを得た。
(実施例4)
実施例1のポリベンゾオキサゾール前駆体の合成において、2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパンを2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)プロパン26.7g(0.08mol)に、イソフタル酸クロリドを4,4’−オキシビス安息香酸17.7g(0.06mol)に、また、トリメシン酸トリクロリドの量を5.32g(0.02mol)に、線速度を8.3×10-3m/秒に、また、テフロン(R)チューブの長さを0.05mに、変更した以外は、すべて実施例1と同様にして、ポリベンゾオキサゾール前駆体を合成した。得られたポリベンゾオキサゾール前駆体の重量平均分子量(Mw)を実施例1と同様にGPCを用いて求めたところ、210,000であった。
以下実施例1と同様にして、上記で得たポリベンゾオキサゾール前駆体よりポリベンゾオキサゾール樹脂フィルムを得た。
(実施例5)
実施例1のポリベンゾオキサゾール前駆体の合成において、線速度を2.0×101m/秒に、変更した以外は、すべて実施例1と同様にして、ポリベンゾオキサゾール前駆体を合成した。得られたポリベンゾオキサゾール前駆体の重量平均分子量(Mw)を実施例1と同様にGPCを用いて求めたところ、196,000であった。
以下実施例1と同様にして、上記で得たポリベンゾオキサゾール前駆体よりポリベンゾオキサゾール樹脂フィルムを得た。
(実施例6)
実施例1のポリベンゾオキサゾール前駆体の合成において、2,2−ビス(4−アミノ−3−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパンとイソフタル酸クロリドおよびトリメシン酸トリクロリドの量をそれぞれ36.6g(0.1mol)、17.3g(0.05mmol)、および13.3g(0.05mol)に変更した以外は、すべて実施例1と同様にして、ポリベンゾオキサゾール前駆体を合成した。得られたポリベンゾオキサゾール前駆体の重量平均分子量(Mw)を実施例1と同様にGPCを用いて求めたところ、189,000であった。
以下実施例1と同様にして、上記で得たポリベンゾオキサゾール前駆体よりポリベンゾオキサゾール樹脂フィルムを得た。
(比較例1)
500mlのガラス製三口フラスコに、1,2−ジアミノ−3,6−ジヒドロキシジフルオロベンゼン13.9g(0.08mol)を、乾燥したN−メチル−2−ピロリドン200mlに溶解した。乾燥窒素下、−15℃で、γ−ブチロラクトン200mlにイソフタル酸クロリド14.2g(0.07mol)、トリメシン酸トリクロリド2.65g(0.01mol)を溶解した溶液を、乾燥窒素下、−15℃で、かく拌しながら滴下したが、滴下中にゲル化が起こり、それ以上かく拌ができなくり、反応物は膨潤した。
(比較例2)
500mlのガラス製三口フラスコに、1,2−ジアミノ−3,6−ジヒドロキシジフルオロベンゼン13.9g(0.08mol)を、乾燥したN−メチル−2−ピロリドン200mlに溶解した。乾燥窒素下、−15℃でγ−ブチロラクトン200mlにイソフタル酸クロリド12.2g(0.06mol)を溶解したものをかく拌しながら、30分掛けて滴下した。滴下終了後、室温まで戻し、室温で2時間かく拌した。その後、反応溶液を冷却し、γ−ブチロラクトンにトリメシン酸トリクロリド5.58g(0.021mol)を溶解した溶液を、乾燥窒素下、−15℃で、かく拌しながら滴下したが、滴下中に部分ゲル化が起こった。滴下終了後、5時間攪拌した。その後、反応液を蒸留水4Lに滴下し、沈殿物を集め、乾燥することによりポリベンゾオキサゾール前駆体(A)55.1gを得た。前駆体の可溶部の分子量を実施例1と同様にGPCを用いて求めたところ、174,000であった。
Figure 2005239969
本発明の実施の一形態の全体構成を簡略化して示す斜視図である。 微細構造を有する中空混合機003の断面図である。 保持部材013に装着された微細加工部材015の平面図およびその拡大図である。
符号の説明
001 第1供給源
002 第2供給源
003 微細加工部位を有する中空混合機
004 混合空間
005 第1中空流路
006 第2中空流路
007 微少空間
009,010 入口接続部材
011 出口接続部材
012 混合部材
013 保持部材
014 取付ネジ部
015 微細加工部材
016 出口スリット部
017,018 入口中空部
019 第1中空流路
020 第2中空流路
021 隔壁

Claims (8)

  1. ジアミノフェノール化合物(A)を含む第1溶液と、該化合物のアミノ基と反応し得るd価(dは3以上10以下)の有機基を有する化合物(B)とジカルボン酸化合物(C)より構成される第2溶液とを、それぞれ第1中空流路部と第2中空流路部より、断面積102〜106μm2の微細構造を有する中空混合機に導入し、高速均一混合してポリベンゾオキサゾール前駆体を製造する方法であって、前記成分(A)と前記成分(B)および(C)との反応領域における反応モル比を、第1溶液と第2溶液の濃度および/または前記第1中空流路部と第2中空流路部とにおける第1溶液と第2溶液の線速度により調整することを特徴とするポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法。
  2. 前記中空混合機は、前記微細構造を複数有するものである請求項1記載のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法。
  3. 第1および第2溶液の線速度は、それぞれ10-3〜102m/秒である請求項1または2に記載のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法。
  4. 前記反応領域における反応温度を、25℃±2℃に制御して行う請求項1〜3のいずれかに記載のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法。
  5. 前記反応モル比は、前記成分(A)に対して前記成分(B)と前記成分(C)のモル比として0.5〜2.0である請求項1〜4のいずれかに記載のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法。
  6. 前記d価の有機基を有する化合物(dは3以上10以下)(B)は、ジアミノフェノール化合物(A)に対して100/d〜150/dモル%の割合で反応させる請求項1〜5のいずれかに記載のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法。
  7. 前記d価の有機基を有する化合物(dは3以上10以下)(B)は、トリメシン酸、トリメリック酸、1,3,5−シクロヘキサントリカルボン酸、及び5,5'−ビスイソフタル酸からなる群から選ばれる請求項1〜6のいずれかに記載のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法。
  8. 請求項1〜7いずれかに記載のポリベンゾオキサゾール前駆体の製造方法により得られたポリベンゾオキサゾール前駆体を、さらに加熱して縮合反応することにより、ポリベンゾオキサゾール樹脂を得ることを特徴とするポリベンゾオキサゾール樹脂の製造方法。
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