JP2005239866A - 液体漂白剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (A)カチオン性モノマー及び/又は非イオン性モノマーを構成単位して含む架橋ポリマー、(B)過酸化水素及び(C)水を含有し、20℃におけるpHが2〜6の液体漂白剤組成物。
【選択図】 なし
Description
本発明の(A)成分を構成するカチオン性モノマーは、(A1)アクリル酸−ジアルキルアミノ・アルキルエステル、メタクリル酸−ジアルキルアミノ・アルキルエステル、(A2)N−(N’,N’−ジアルキルアミノ・アルキル)−アクリルアミド、N−(N’,N’−ジアルキルアミノ・アルキル)−メタクリルアミド、並びに、(A3)(A1)及び(A2)の化合物の第四級塩又は酸塩から選ばれる1種又はそれ以上のモノマーであることが好ましい。これらのアルキル基の炭素数はいずれも1〜4、更に1又は2が好ましい。
(B)成分は過酸化水素である。過酸化水素は、工業的には30〜50質量%の濃度の水溶液を用いることができ、貯蔵安定性のために少量のキレート剤などを含むものであってもよい。
本発明では、漂白性能の点から(D)成分として漂白活性化剤を含有することが好ましい。漂白活性化剤としては、分子中に−COOM、−SO3M、−OSO3M(Mは陽イオンを示す)から選ばれる基と、炭素数5〜20、好ましくは7〜13、より好ましくは7〜11の炭化水素基を有し、4級アンモニウム基を有さない漂白活性化剤であり、一般式(I)の化合物が好ましい。
また本発明では、溶液中で(D)成分を溶液中で安定化し、さらに漂白効果を向上させるために(E)成分として漂白活性化剤安定化剤を含有することが好ましい。(E)成分としては、分子中に4級アンモニウム基と、炭素数5〜20、好ましくは7〜13、より好ましくは7〜11の炭化水素基、好ましくはアルキル基又はアルケニル基とを有する化合物が好ましく、更には−COOM、−SO3M、−OSO3M〔Mは陽イオンを示す〕から選ばれる基を分子中に有さない漂白活性化剤が好ましく、具体的には、下記一般式(II)の化合物及び一般式(III)の化合物から選ばれる1種以上が好ましい。
さらに、本発明では洗浄性能の点から(F)成分として界面活性剤を含有することが好ましい。界面活性剤としては陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤及び両性界面活性剤を用いることができる。
〔式中、R11は前記の意味を示す。kは2〜15、好ましくは4〜8の数である。〕
R11−O−(C2H4O)l−(C3H6O)m−H (IV−2)
〔式中、R11は前記の意味を示す。l及びmはそれぞれ独立に1〜10、好ましくは2〜8の数であり、(C2H4O)と(C3H6O)はランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕
また、過酸化水素を配合する場合、過酸化水素の安定性を向上させる目的から(G)成分として金属封鎖剤を含有することが好ましい。金属封鎖剤としては(G1)リン酸、トリポリリン酸、フィチン酸から選ばれるリン酸系化合物、(G2)エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸から選ばれるホスホン酸、(G3)2-ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸から選ばれるホスホノカルボン酸、(G4)アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシンから選ばれるアミノ酸、(G5)ニトリロ3酢酸、イミノ2酢酸、エチレンジアミン4酢酸、ジエチレントリアミン5酢酸、グリコールエーテルジアミン4酢酸、ヒドロキシエチルイミノ2酢酸、トリエチレンテトラアミン6酢酸、ジエンコル酸から選ばれるアミノポリ酢酸、(G6)ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カルボキシメチルコハク酸、カルボキメチル酒石酸から選ばれる有機酸、(G7)アミノポリ(メチレンホスホン酸)、またはポリエチレンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)、並びにこれらの塩を挙げることができ、より好ましくは(G2)のホスホン酸化合物、(G5)のアミノポリ酢酸化合物、(G6)の有機酸、及び(G7)の化合物、並びにこれらのアルカリ金属塩が好適である。
本発明では(H)成分としてラジカルトラップ剤を含有することができる。ラジカルトラップ剤としてはフェノール性化合物が好適であり、特にフェノール、カテコール、ハイドロキノン、ピロガロール、ヒドロキシ安息香酸、ヒドロキシフタル酸、フェノールスルホン酸、没食子酸、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールが貯蔵安定性の点から好適である。
本発明では漂白洗浄効果を向上させる目的から(I)成分として溶剤を用いることができる。溶剤としては(1)炭素数1〜5の1価アルコール、(2)炭素数2〜12の多価アルコール、(3)下記の一般式(VIII)で表される化合物、(4)下記の一般式(IX)で表される化合物、(5)下記の一般式(X)で表される化合物が挙げられる。
本発明の液体漂白剤組成物は、(A)成分を0.05%〜10質量%、特に0.05〜5質量%、(B)成分を0.05%〜20質量%、更に0.1〜10質量%、特に0.5〜6質量%含有することが好ましい。また、(D)成分を0.05〜50質量%、更に0.1〜20質量%、特に0.5〜10質量%、(E)成分を0.05〜50質量%、更に0.1〜20質量%、特に0.1〜10質量%、含有することが好ましい。残部は水である。
(1)液体漂白剤組成物
下記成分を用いて表1〜2の液体漂白剤組成物を調製した。なお、下記の架橋ポリマーは、モノマー重合割合(n/m、モル比)が1/4であり、重量平均分子量は5,000,000である。また、架橋剤としてエチレン・ビスアクリルアミドを単量体の総量に対して15ppm用いた。
得られた液体漂白剤組成物について、下記方法により漂白活性化剤の安定性、過酸化水素の安定性、及び粘度を測定した。結果を表1〜2に示す。
液体漂白剤組成物を70℃で7日間保存し、保存前後の漂白活性化剤の量を高速液体クロマトグラフィーで測定し、下式により漂白活性化剤の残存率(%)を算出した。
保存前及び40℃で1ヶ月保存後の液体漂白剤組成物中の有効酸素量を、1/10N過マンガン酸標準液を用いた滴定により測定し、下式により過酸化水素の安定性を測定した。
保存前及び40℃で1ヶ月保存後の液体漂白剤組成物の20℃における粘度をそれぞれ(株)東京計器製B型粘度計(型式BM)を用いて測定した。
Claims (8)
- (A)カチオン性モノマー及び/又は非イオン性モノマーを構成単位して含む架橋ポリマー、(B)過酸化水素、並びに(C)水を含有し、20℃におけるpHが2〜6の液体漂白剤組成物。
- (A)が構成単量体としてカチオン性モノマーと非イオン性モノマーとを含み、カチオン性モノマーと非イオン性モノマーの合計中、カチオン性モノマーが5〜95質量%であり、残部が非イオン性モノマーである請求項1記載の液体漂白剤組成物。
- カチオン性モノマーが、(A1)アクリル酸−ジアルキルアミノ・アルキルエステル、メタクリル酸−ジアルキルアミノ・アルキルエステル、(A2)N−(N’,N’−ジアルキルアミノ・アルキル)−アクリルアミド、N−(N’,N’−ジアルキルアミノ・アルキル)−メタクリルアミド、並びに、(A3)(A1)及び(A2)の化合物の第四級塩又は酸塩から選ばれる1種又はそれ以上のモノマーである請求項1又は2記載の液体漂白剤組成物。
- 非イオン性モノマーが、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、水不溶性アクリル酸低級アルキルエステル、及び水不溶性メタクリル酸低級アルキルエステルから選ばれる1種又はそれ以上のモノマーである請求項1〜3の何れか1項記載の液体漂白剤組成物。
- 架橋成分が、エチレン・ビスアクリルアミド、メチレン・ビスアクリルアミド、エチレングリコールジアクリル酸エステル、エチレングリコールジメタクリル酸エステル、ジアクリルアミド、アクリル酸シアノメチル、アクリル酸ビニルオキシエチル、及びメタクリル酸ビニルオキシエチルから選択される請求項1〜4の何れか1項記載の液体漂白剤組成物。
- (A)の重量平均分子量が1,000,000〜20,000,000である請求項1〜5の何れか1項記載の液体漂白剤組成物。
- 20℃における粘度が4〜1,000mPa・sである請求項1〜6の何れか1項記載の液体漂白剤組成物。
- (D)漂白活性化剤を含有する請求項1〜7の何れか1項記載の液体漂白剤組成物。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011122070A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Kao Corp | 液体漂白剤組成物 |
CN107118302A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-09-01 | 英德市良仕工业材料有限公司 | 一种具有二元漂白作用的双氧水漂白稳定剂及其制备方法 |
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2004
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