JP2005239333A - 紙送り機構およびプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】特別な別機構を装着することなく、ロール紙の折返部が搬送路やヘッドに侵入しない紙送り機構およびプリンタを提供する。
【解決手段】巻芯31に巻装されたロール紙3の終端部が巻芯部分で折り返されている構成のロール紙3を、巻芯31から引き出してヘッド34へ案内する紙送り機構である。この紙送り機構は、ロール紙3を収容する収容部4と、収容部4内のロール紙3をヘッド34とプラテン10間の印刷領域に向かって引き出すために設けられた略円弧状の案内経路の途中に位置し、終端部の折り返し側と反対側へロール紙3の案内方向を屈曲させる屈曲部23と、屈曲部23と対峙する位置にあって、屈曲部23との間にロール紙3の搬送路36を形成するとともに、ロール紙3の折返部32の搬送路36への進入を規制する規制部37とを備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、終端部が巻芯部分で折り返されている構成のロール紙を使用する紙送り機構およびプリンタに関する。
感熱式ロール紙へサーマル方式のヘッドでレシート印刷をする従来のプリンタについて、図8を基に説明する。プリンタ50は、巻芯51に巻装されたロール紙52と、ロール紙52を収容する収容部53と、ロール紙52へ印字するヘッド54と、ヘッド54へロール紙52を押圧しつつ回転してロール紙52を送るプラテン55と、ロール紙52をヘッド54へ案内するロール紙受面56、57と、ロール紙受面56、57と対峙して位置しロール紙受面56、57との間にロール紙52の搬送路58を形成する案内突起59と、を有する。
ロール紙52は、収容部53からプラテン55によって搬走路58を経て引き出され、ヘッド54で印字がなされる。このロール紙52の終端部は、折り返されて二重に重なった状態となっている。従って、ロール紙52が消費されてロール紙52の終端になると、ロール紙52の折り返された折返部60が搬走路58からヘッド54へ引き出される。
特許文献1によれば、上記プリンタで発生する可能性のある、ロール紙52の折返部60がヘッド54とプラテン55の間に入り込んで起こる食いつきや、巻芯51を搬送路58へ食い込ませてしまうことによる作動不良を防ぐ方法が記されている。その方法は、収容部53の下部にワイヤ状部材の紙終端セパレータを設置して、ロール紙52の折返部60が搬送路58へ進入しないような構成である。なお、図8に記載のプリンタは近似する公知文献がない。
特開平11−349197号公報
しかし、図8を基に説明した従来の技術では、ロール紙52の折返部60が搬送路58へ進入しないようにするためには、巻芯51の位置を固定し、巻芯51と搬送路58との距離を、折返部60の長さより長く設定する必要がある。あるいは、紙終端セパレータのような別機構を取り付けて対応しなくてはならない。巻芯51から搬送路までの距離を長く設定したり、紙終端セパレータのような別機構の新規取り付けは、プリンタの小型化、コスト低減の動向に対応できない。
そこで本発明は、特別な別機構を装着することなく、ロール紙の折返部が搬送路やヘッドに侵入しない紙送り機構およびプリンタを提供することを目的とする。
本発明の紙送り機構は、巻芯に巻装されたロール紙の終端部が巻芯部分で折り返されている構成のロール紙を、巻芯から引き出してヘッドへ案内する紙送り機構であって、ロール紙を収容する収容部と、収容部内のロール紙をヘッドとプラテン間の印刷領域に向かって引き出すために設けられた略円弧状の案内経路の途中に位置し、終端部の折り返し側と反対側へロール紙の案内方向を屈曲させる屈曲部と、屈曲部と対峙する位置にあって、屈曲部との間にロール紙の搬送路を形成するとともに、終端部の折り返し部分の搬送路への進入を規制する規制部と、を備えている。
この紙送り機構によれば、終端部に折り返し部分のあるロール紙を用いても、ロール紙を引き出す略円弧状の案内経路の途中に屈曲部を設け、ロール紙を折り返し部分側と反対方向へ屈曲させて搬送する。これにより、折り返し部分がロール紙とともに引き出されても、折り返し部分は、屈曲部でロール紙と離反し、ヘッド方向の搬送路には進入しない。従って、ロール紙終端部において、折り返し部分がロール紙と二重になってヘッドへ進入することを防止できる。この屈曲部は、案内経路に対してロール紙を屈曲させられる形状であれば良い。さらに、ロール紙と離反した折り返し部分は、規制部によってロール紙の搬送方向と異なる側へ、より確実に導かれる。
この場合、屈曲部は、収容部におけるロール紙の外周面の当接位置から印刷領域に向かって円弧状の凹曲面を描く仮想曲面から収容部の内方側へ突出する突部を有することが好ましい。
この構成によれば、屈曲部は、ロール紙をスムーズに搬送する形状である略円弧状の仮想曲面に対して突出した状態で形成されており、強制的にロール紙を屈曲させやすい構成である。また、プラスチック成型の場合、屈曲部が突出している形状のため、金型を彫りこむ製造法となり、金型製造が容易である。
本発明の紙送り機構は、巻芯に巻装されたロール紙の終端部が巻芯部分で折り返されている構成のロール紙を、巻芯から引き出してヘッドへ案内する紙送り機構であって、ロール紙を収容する収容部を備えるとともに、収容部は、ロール紙をヘッドとプラテン間の印刷領域に向かって略円弧状に引き出すために設けられた案内経路の一部を形成する案内面と、終端部の折り返し側と反対側へロール紙の案内方向を屈曲させる屈曲部と、を有する第一の案内部を備えており、屈曲部と対峙する位置にあって、屈曲部との間にロール紙の搬送路を形成するとともに、終端部の折り返し部分の搬送路への進入を規制する規制部を有する第二の案内部を備えている。
この紙送り機構によれば、終端部に折返部のあるロール紙を用いても、ロール紙終端部において、折り返し部分がロール紙と二重になってヘッド方向へ進入することを防止できる。ロール紙は、収容されている収容部から案内面へ引き出され、案内面から続く第一の案内面が有する屈曲部で、折り返し部分側と反対方向へ屈曲させられる。そのため、折り返し部分はロール紙と離反する。さらに、ロール紙と離反した折り返し部分は、第二の案内部が有する規制部によって、ロール紙の搬送方向と異なる側へ、より確実に導かれる。
この場合、規制部は、搬送路への進行が規制された終端部の折り返し部分を搬送路と異なる側へ誘導する誘導面を有することが好ましい。
この構成によれば、規制部はロール紙を搬送路へ案内するだけでなく、折り返し部分が当接する位置に誘導面を有しており、屈曲させられたロール紙と離反した折り返し部分を、さらに確実に、ロール紙の搬送方向と異なる側へ導く。
また、第一の案内部の屈曲部は、案内面から突起しており、ロール紙の搬送方向と直交方向に並んで複数形成されていることが好ましい。
この構成によれば、屈曲部は、ロール紙を案内する案内面に対して、突出した状態で形成されており、強制的にロール紙を屈曲させやすい構成である。突出した屈曲部は、ロール紙の搬送方向と直交方向に、全面的に突出しているのではなく、複数の突出部分に分かれて形成されている。この構成は、材料使用が少なく、また、ロール紙との接触が突起部分であり、ロール紙との摩擦が軽減できるため、ロール紙をスムーズに搬送できる。さらに、プラスチック成型の場合、屈曲部が突出している形状のため、金型を彫りこむ加工方法となり、金型製造が容易である。
この場合、第一の案内部は、屈曲部の収容部側に蒲鉾状の曲状部をさらに有しており、曲状部は、ロール紙の搬送方向と直交方向に延在していることが好ましい。
この構成によれば、案内面から第一の案内部の屈曲部へロール紙を撓むことなく送るために、ロール紙の搬送方向と直交方向であるロール紙幅方向の全域を、屈曲部より案内部側に位置する曲状部で一旦受ける構成となっている。曲状部では、ロール紙が、蒲鉾状部によって撓み等のない状態に整えられ、その後屈曲部へ送られる。従って、ロール紙は、屈曲部でねじられることなく、スムーズに屈曲して搬送される。
また、第二の案内部は、屈曲部に対してヘッド側寄りに配置されていることが好ましい。
この構成によれば、折り返し部分をロール紙と確実に離反させられる。第二の案内部が屈曲部に対して収容部側に位置していると、折り返し部分が、ロール紙をヘッド方向へ導くための第二の案内部の当該部分にロール紙と同じように当接しやすい。そのため、折り返し部分が、ロール紙と一緒に屈曲され、ロール紙と重なって送られる恐れがある。第二の案内部を屈曲部に対してヘッド側方向寄りに配置すれば、当該部分に折り返し部分が当接することがなく、折り返し部分をロール紙から確実に離反させられる。
本発明のプリンタは、ヘッドと、ヘッドへロール紙を押圧すると共にロール紙を搬送するプラテンと、巻芯に巻装されたロール紙の終端部が巻芯部分で折り返されている構成のロール紙を、巻芯からヘッドへ搬送する紙送り機構と、を備えたプリンタであって、紙送り機構が、ロール紙を収容するとともに、ロール紙の外周面との当接部からヘッドの方向にかけて略円弧状の案内面を有する収容部と、終端部の折り返し側と反対側へロール紙の案内方向を屈曲させるように、案内面に設けられた屈曲部を有する第一の案内部と、屈曲部と対峙する位置にあって、屈曲部との間にロール紙の搬走路を形成するとともに、終端部の折り返し部分の搬送路への進行を規制する規制部を有する第二の案内部と、を備えている。
このプリンタによれば、終端部に折り返し部分のあるロール紙を用いても、ロール紙は、収容されている収容部から案内面へ引き出され、案内面に設けられた第一の案内面が有する屈曲部で、折り返し部分側と反対方向へ屈曲させられる。一方、折り返し部分はロール紙と離反する。そのため、ロール紙終端部において、折り返し部分がロール紙と二重になってヘッド方向へ進入することを防止できる。さらに、ロール紙と離反した折り返し部分は、第二の案内部が有する規制部によって、ロール紙の搬送方向と異なる側へ、確実に導かれる。
この場合、第一の案内部の屈曲部は、案内面から突起しており、ロール紙の搬送方向と直交方向に並んで複数形成されていることが好ましい。
この構成によれば、屈曲部は、ロール紙を案内する案内面に対して、突出した状態で形成されており、強制的にロール紙を屈曲させやすい構成である。突出した屈曲部は、いわゆるリブであって、ロール紙の搬送方向と直交方向に、全面的に突出しているのではなく、複数の突出部分に分かれて形成されている。このため、材料使用が少なく、また、ロール紙との接触が突起部分であり、ロール紙との摩擦が軽減できるため、ロール紙をスムーズに搬送できる。さらに、プラスチック成型の場合、屈曲部が突出している形状のため、金型を彫りこむ加工方法となり、金型製造が容易である。
この場合、第一の案内部は、屈曲部の収容部側に蒲鉾状の曲状部をさらに有しており、曲状部は、ロール紙の搬送方向と直交方向に延在していることが好ましい。
この構成によれば、案内面から第一の案内部の屈曲部へロール紙を撓むことなく送ることができる。曲状部では、ロール紙が、蒲鉾状部によって撓み等のない状態に整えられた後、屈曲部へ送られる。従って、ロール紙は、屈曲部でねじられることなく、スムーズに屈曲して搬送される。
また、第二の案内部は、屈曲部に対して前記ヘッド側寄りに配置されていることが好ましい。
この構成によれば、折り返し部分をロール紙と確実に離反させられる。第二の案内部が屈曲部に対して収容部側にあると、折り返し部分が、第二の案内部のロール紙をヘッド方向へ導くための面にロール紙と同じように当接し易く、折り返し部分が、ロール紙と重なって送られる恐れがある。第二の案内部を屈曲部に対してヘッド側方向寄りに配置すれば、当該面に折り返し部分が当接することがなく、折り返し部分をロール紙からより確実に離反させられる。
本発明のプリンタは、ヘッドと、ヘッドへロール紙を押圧すると共にロール紙を搬送するプラテンと、巻芯に巻装されたロール紙の終端部が巻芯部分で折り返されている構成のロール紙を、巻芯からヘッドへ搬送する紙送り機構と、を備えたプリンタであって、紙送り機構が、ロール紙を収容するとともに、ロール紙の外周面との当接部からヘッドの方向にかけて略円弧状の案内面を有する収容部と、収容部から舌状に突起しており、ロール紙をヘッドの方向へ案内する第一の案内部と、第一の案内部と対峙する位置にあって、第一の案内部との間にロール紙の搬走路を形成する第二の案内部と、第一の案内部の搬送路側にロール紙の搬送方向と直交方向に並んで複数形成された凸状部であって、ロール紙の終端部の折り返し側と反対側へロール紙の案内方向を屈曲させるための屈曲部と、を備えている。
このプリンタによれば、終端部に折り返し部分のあるロール紙を用いても、ロール紙終端部において、折り返し部分がロール紙と二重になってヘッド方向へ進入することを防止できる。ロール紙は、収容されている収容部から引き出され、収容部の案内面を経て、さらに収容部から舌状に突起した第一の案内部が有する屈曲部で、ロール紙の終端部の折り返し部分側と反対方向へ屈曲させられる。つまり、ロール紙は、第一の案内部と第二の案内部との間の搬送路へ屈曲して送られ、そのため、折り返し部分はロール紙と離反する。屈曲部は、第一の案内部に対して、凸状に突出した状態で形成されており、強制的にロール紙を屈曲させやすい構成である。突出した屈曲部は、ロール紙の搬送方向と直交方向に、複数の突出部分に分かれて並んで形成されている。このように、屈曲部が突出している、いわゆるリブ形状のため、プラスチック成型の場合、金型を彫りこむ加工方法となり、金型製造が容易である。
この場合、ヘッドおよびヘッドへロール紙を案内するロール紙受面を備え、平面形状が凹状部を有する機構部フレームと、ロール紙を収容する収容部を備え、平面形状が凸状部を有する収容部フレームとが、それぞれの凹状部と凸状部とで係合して構成されていることが好ましい。
この構成によれば、機構部フレームと収容部フレームとによって、ロール紙が搬送される経路が形成される。一体ではプラスチック成形できないような搬送経路が、2つの部分に分けることによって最適な形状で形成できる。機構部フレームの凹状部と、収容部フレームの凸状部とは、係合して剛性あるフレームになる。
この場合、収容部の案内部と、第一の案内部と、ロール紙受面とが、連続した略円弧状の形状であることが好ましい。
この構成によれば、ロール紙を引き出す経路を形成する案内部と、第一の案内部とにロール紙受面を加え、全体が略円弧状の形状である。この形状は、ロール紙をスムーズに案内することができる形状である。ロール紙を搬送しやすい略円弧状の経路途中の第一の案内部に屈曲部が凸状に突出しているため、ロール紙を強制的に屈曲させると、折り返し部分が追随して来にくい。
また、搬送路が、ロール紙受面と、第二の案内部と、によってヘッド近傍まで延設されていることが好ましい。
この構成によれば、第一の案内部と第二の案内部とで形成する搬送路が、ロール紙受面と第二の案内部とで形成する搬送路によって、さらに、ヘッド近傍まで延設され、ロール紙を円滑にヘッドへ導くことができる。
さらに、屈曲部は、3個形成されており、中央の屈曲部は両端の屈曲部より凸状部の突起高さが低い設定であることが好ましい。
この構成によれば、ロール紙をロール紙の幅方向の2個の屈曲部で案内するシンプルな構成である。中央部の他の屈曲部より高さの低い屈曲部は、ロール紙が大きく撓むことのないようにするための補助的なものである。
以下に図面を参照して、本発明に係るPOS(Point Of Sales)用プリンタを例に説明する。POS用プリンタは、感熱紙にサーマル方式の印字ヘッドで印刷するタイプのものである。
図1および図2はプリンタの斜視図である。図1は、プリンタの開閉蓋を閉じている状態であり、図2は開閉蓋を開けている状態を表している。プリンタ1は、プリンタ1の外観部を形成する外装2と、外装2の長手方向の後部にあってプリンタ1によって印刷されるロール紙(感熱紙)3を収容する収容部4と、収容部4の開口部分を覆う開閉蓋5と、開閉蓋5を開けるための開ボタン6と、外装2および開閉蓋5の間に外装2の長手方向と直交方向に延設配置されているロール紙排出口7と、ロール紙排出口7を形成する外装2側に設けられているロール紙3を切断するためのカッタ刃8と、外装2の長手方向前部に配置されているバッテリ着脱用のバッテリ装着口9とを備えている。
開閉蓋5のロール紙排出口7を形成する側には、回転自在な状態で、ロール紙排出口7と平行方向に取り付けられロール紙3を搬送するプラテン10と、プラテン10の一端にプラテン10と同軸状態で固定されている従動歯車11と、プラテン10へロール紙3を案内するための案内突起部(第二の案内部・規制部)12と、が設けられている。また、開閉蓋5を開けると出現する収容部4は、収容部フレーム13と、機構部フレーム14と、から成っている。収容部フレーム13および機構部フレーム14は、後で詳細な説明をする。なお、プリンタ1の開閉蓋5以外を本体と称し、本体の開閉蓋5側を本体上部とする。
このような構成のプリンタ1において、開ボタン6を押すと、図2に示すように、開閉蓋5が外装2の後端位置部を中心に、ほぼ90度旋回して開く。開閉蓋5が開いた状態の時、ロール紙3の収容や取り出しを行う。ロール紙3の収容時は、ロール紙3の始端部15が、収容部4から引き出され、本体の外側へ出ている状態で開閉蓋5を閉める。こうすればロール紙3は、プラテン10の回転によって順次収容部4から引き出され、ロール紙排出口7へスムーズに搬送される。
このロール紙3の紙送り機構について簡単に説明する。ロール紙3が収容部4に収容されて開閉蓋5が閉じられると、プラテン10は、プリンタ1の本体側の印字ヘッド(ヘッド)34(図5参照)と押圧状態で当接する。この時、ロール紙3は、案内突起部12に沿うように、ロール紙3をロール状に巻いたロール部16から印字ヘッド34へ案内され、プラテン10と印字ヘッド34の間に挟持されている。一方、プラテン10と同軸状態の従動歯車11は、本体側の駆動歯車(図示せず)と噛み合う。駆動歯車は本体側のモータ(図示せず)と連動して回転し、その回転を従動歯車11を介してプラテン10へ伝達する。プラテン10の回転により、プラテン10と印字ヘッド34の間に挟持されているロール紙3は、印字ヘッド34によって印字されるとともに、印字の進行に合わせて搬送される。印字が終了すると、ロール紙3は、カッタ刃8で切り離され、レシート等として使用される。
次に、図3を参照して、プリンタ1の本体の収容部フレーム13と機構部フレーム14とについて説明する。まず、収容部フレーム13は、ロール部16を収容する収容部4と、収容部4からロール紙3の搬送方向へ舌状に突起している舌状受部(第一の案内部)17と、収容部4の両側にあってそれぞれ外装2の長手方向へ延在する側部フレーム18と、側部フレーム18のロール紙3の搬送方向側に設けられ、両方の側部フレーム18を繋ぐ桟部19に形成されているカッタ刃8とを備えている。
収容部4は、ロール部16のロール紙3の外周面を受け、本体下部側に設けられている略円弧状の案内面20と、案内面20の側部フレーム18側に、ロール部16の円形の両側面部分をそれぞれガイドするため、ロール紙3の幅に合わせた距離を隔てて設けられているロール紙ガイド壁21とを備えている。
舌状受部17は、収容部4から舌状に突起しており、ロール紙3を収容部4側と反対方向へ屈曲させるための凸状形状をした3個の屈曲部23と、3個の屈曲部23の収容部4側とそれぞれ連結してロール紙3の幅方向に延在するように設けられている蒲鉾状の曲状部24とから成る。
屈曲部23は、それぞれの凸状形状が、収容部4の案内面20の略円弧状に沿うように形成されている第一面25aと、第一面25aから収容部4と反対方向側へ折れて先端部22に繋がる第二面25bとから成る。これら屈曲部23は、舌状受部17の側部フレーム18に面する2つの側端面26と先端部22とによる各角部に1個、および両角部の中央部に1個の合計3個設けられている。それぞれの第一面25aの収容部4側の端部は、曲状部24と連結している。
また、収容部4と係合して本体を構成する機構部フレーム14は、舌状受部17の側端面26にそれぞれ係合しロール紙ガイド壁21と連続する同一面を構成するロール紙ガイド面27と、ロール紙ガイド面27を連結するようにロール紙3の幅方向に形成されているロール紙受面28と、ロール紙受面28のロール紙3の搬送方向の上流側にあって、係合後、舌状受部17の先端部22と近接して位置する受面稜線29と、ロール紙ガイド面27から側部フレーム18寄りの位置で突出し収容部フレーム13と係合する係合面30と、を備えている。
この機構部フレーム14が収容部フレーム13と係合すると、機構部フレーム14両側のロール紙ガイド面27が、収容部フレーム13の側端面26を挟み込むように嵌め込まれ、ロール紙3の幅方向のガタの無い一体フレームとなる。ロール紙3は、幅部分をロール紙ガイド壁21とロール紙ガイド面27とでガイドされて、ロール部16から引き出され、案内面20、曲状部24、屈曲部23の第一面25a、第二面25b、先端部22、受面稜線29、ロール紙受面28、カッタ刃8の順で各部を通過して搬送される。
ここで、紙送り機構におけるロール紙3の搬送状態について説明する。図4(a)は、プリンタ1の開閉蓋5を開いて、ロール部16を収容部4へ装着した状態を示す断面図である。ロール紙3は、巻芯31を芯にして、巻芯31の外周へロール状に巻かれている。ロール部16の収容部4への装着時、ロール紙3は、ロール部16からプリンタ1の本体より外側方向へ引き出された状態である。
次の、図4(b)はロール紙が引き出され印刷が行われている状態を示す断面図である。同図に示すように、開閉蓋5が閉じられると、開閉蓋5に設けられている案内突起部12によって、ロール紙3が屈曲部23およびロール紙受面28に沿うように規制される。ロール紙3は、屈曲部23で屈曲してから、プラテン10を通過してロール紙排出口7へ至る。この状態で、通常、ロール紙3の印刷が行われ、ロール部16からロール紙排出口7へ、順次ロール紙3が搬送される。
図4(c)は、ロール紙3が消費されて、ロール紙3の終端部が引き出された状態を示す断面図である。ロール紙3の終端部では、ロール紙3とロール紙3の折返部32とが、重なった状態で巻芯31から引き出される。しかし、ロール紙3は、屈曲部23の位置でプラテン10の方向、つまり折返部32側と反対方向へ屈曲しており、折返部32はロール紙3と離反する。折返部32は案内突起部12によって、確実に、ロール紙3と離反して収容部4の側へと誘導される。
さらに、図4(b)および(c)におけるロール紙3が引き出される状態について、詳しく説明する。図5は、図4(b)と同じくロール紙3が引き出され印刷が行われている状態を示す断面図であって、プリンタ1の紙送り機構部分を表している。収容部フレーム13と機構部フレーム14を備えた紙送り機構部について詳細に説明する。
収容部フレーム13は、ロール部16を収容する収容部4におけるロール部16との接点である当接部(当接位置)33と、当接部33からプラテン10と印字ヘッド34間の印刷領域へ向かって、略円弧状の凹曲面を描く仮想曲面35に沿って形成されている案内経路の一部を形成する案内面20と、案内面20と連続して舌状に印刷領域方向へ突起する舌状受部(第一の案内部)17と、を有している。舌状受部17は、突起先端に先端部22と、仮想曲面35よりロール部16側に突出する屈曲部23と、曲状部24と、を有している。
機構部フレーム14には、舌状受部17の先端部22の位置から印刷領域方向へ、仮想曲面に沿うように受面稜線29およびロール紙受面28が配設されている。そして、ロール紙受面28の印刷領域側に印字ヘッド34と、印字ヘッド34の上方にカッタ刃8と、が設置されている。
収容部4の上方の開口部分には、ロール紙3の装着のための開閉蓋5が取り付けられ、開閉蓋5は、カッタ刃8との間にロール紙排出口7を形成し、開閉蓋5のロール紙排出口7側に、プラテン10と、案内突起部(第二の案内部)12と、を有している。案内突起部12は、舌状受部17の屈曲部23との間に、ロール紙3の搬送路36を形成する規制部37を有している。
このような構成の紙送り機構部において、ロール紙3は、印字ヘッド34と、印字ヘッド34に対して押圧状態のプラテン10との間に挟まれ、ロール部16の収容部4と接する当接部33近傍から、プラテン10の回転によって引き出される。ロール部16から引き出されたロール紙3は、案内面20に沿って案内され、案内面20の下流側にあって、ロール紙3の幅方向に延在する凸状の曲状部24へ導かれる。曲状部24は、ロール紙3が撓まないように、ロール紙幅全体を受け、案内面20からロール紙3を浮かせるようにして、屈曲部23へロール紙3を送る。屈曲部23では、屈曲部23と規制部37とで形成する搬送路36方向へ、ロール紙3を屈曲させる。ロール紙3を屈曲させる方向は、収容部4の外方側である。つまり、ロール紙3は、曲状部24で、一旦収容部4の内方側へ導かれた後、屈曲部23で収容部4の外方側へ屈曲して搬送される。
屈曲部23で屈曲したロール紙3は、ロール紙受面28と規制部37とで形成される搬送路36を通ってさらに搬送され、印刷領域の印字ヘッド34で印字がなされた後、ロール紙排出口7から排出される。排出されたロール紙3は、カッタ刃8で切断される。
なお、曲状部24は、ロール紙幅全体で安定してロール紙3を受けるだけでなく、蒲鉾形の肉厚部であって、舌状受部17の根元部の強度向上が図れる。根元部は、収容部4を構成する2面のロール紙ガイド壁21、および案内面20によるコの字型の剛性体部の近傍にあり、プラスチック成形による加工の場合においても変形等が起き難い部分である。
一方、舌状受部17の先端部22は、剛性体部から離れており、ねじれ変形が生じやすい部分である。ねじれが発生すると、ロール紙3が斜行して正しい位置状態で印字ヘッド34へ搬送されなくなる。このような不具合を防ぐため、先端部22に設けられている肉厚部の屈曲部23は、曲状部24のように蒲鉾状の全面的な突出でなく、ロール紙3の幅方向に均等間隔に並んで3個凸状に形成されている。つまり、屈曲部23は、いわゆるリブである。屈曲部23をリブにすることにより、舌状受部17の剛性の向上、材料の節約、およびロール紙3との接点部分が凸状部だけのため、ロール紙3との摩擦軽減が図れてロール紙3のスムーズな搬送ができる。さらに、プラスチックの成型時の湯流れを、リブによって不規則にならないように整流化し、且つ、整流化による形状精度の向上によって、管理部分をリブ部のみとして製造負荷の軽減を図ることができる。
次に、ロール紙3への印字が繰り返されロール紙3が消費されて、ロール部16の終端部が現れた状態について図6を参照して詳しく説明する。図6は、図4(c)の状態と同じである。また、図6の構成は、図5と同様であるので、重複する部分の説明は省略する。ロール部16の終端部は、ロール紙3の終端が巻芯31の周囲を回るように貼着され残部が折返部32となってロール紙3へ重なり、ロール紙3と折返部32とが二重になっている。ロール紙3が、折返部32と二重になって搬送路36あるいは印字ヘッド34まで引き込まれると、搬送路36の詰まりや印字ヘッド34の破損などが生じる。
そこで、屈曲部23にて、折返部32と重なって引き出されたロール紙3を屈曲させて、折返部32側と反対方向の搬送路36へ強制的に導く。折返部32には、屈曲させる力は働かず、ロール紙3に追随して搬送路36へ進入することはない。さらに、折返部32の搬送路36への進入を防止するために、案内突起部12の規制部37の先端部分に、折返部32を収容部4の内方側へ誘導するための誘導面38が設けられている。誘導面38は、屈曲部23でロール紙3と離反した折返部32の先端が、進行して行く先に設けられている斜面で、折返部32の先端は、誘導面38の斜面に沿って収容部4の内方側へ、確実に誘導される。
さらに、規制部37は、屈曲部23に対して印字ヘッド34側のロール紙受面28寄りに配置されている。この配置によって折返部32を、より確実にロール紙と離反させられる。規制部37が屈曲部23に対して収容部側の曲状部24寄りにあると、折返部32が、規制部37のロール紙3を印字ヘッド34方向へ導く部分に、ロール紙3と同じように当接し易く、折返部32が、ロール紙3と重なって送られる恐れがある。規制部37を屈曲部23に対してロール紙受面28寄りに配置すれば、規制部37のロール紙3を印字ヘッド34方向へ導く部分に折返部32が当接することなく、折返部32をロール紙3からより確実に離反させられる。
最後に、図7は、舌状受部の先端部から見た屈曲部の外観図である。3本の屈曲部23は、ロール紙幅方向の両端の2本の突出高さが、中央の1本より高い構成である。曲状部24でロール紙3の幅全面を受ける状態で、ロール紙3を整えて引き出し、2本の屈曲部23でロール紙3を屈曲させる。そして、先端部22で再びロール紙3の幅全面を受けて、ロール紙受面28へロール紙3を送る。中央部の屈曲部23は、ロール紙3が、ロール紙3の幅方向に大きく撓むことのないようにするための補助的なものである。
以上、本実施形態に係るPOSプリンタを説明した。本実施形態の効果をまとめて述べる。
(1)収容部4から引き出されたロール紙3を、ロール紙3が引き出される経路に形成されている屈曲部23によって、ロール紙3の終端部の折返部32側と反対方向へ屈曲させることにより、ロール紙3の終端で現れる折返部32をロール紙3と離反させることができる。従って、折返部32がロール紙3と重なったまま送られる事態を防げる。
(2)屈曲部23と対峙する位置に配置され、屈曲部23との間にロール紙3の搬送路36を形成する規制部37により、ロール紙3から離反した折返部32が、ロール紙3の搬送方向へ進入するのを規制できる。
(3)規制部37には、ロール紙3と離反した折返部32を、搬送路36と反対方向へ導く誘導面38がさらに形成されているので、折返部32の進行を規制できる。
(4)案内突起(第二の案内部)12の規制部37を、屈曲部23に対して印字ヘッド34寄りに配置することにより、折返部32を、より確実にロール紙3から離反させることができる。
(5)屈曲部23は、舌状受部17から収容部4の内方側へ凸状に突出して、ロール紙3の幅方向に並ぶ3個のリブであって、凸状部(突部)でロール紙3を屈曲させることができる。この形状は、材料の節減、ロール紙3と凸状部のみでの接触のためロール紙3との摩擦軽減が図れ、プラスチック成型金型の製造にとって加工が容易である。
(6)屈曲部23をリブにすることにより、プラスチック成型時の湯流れが整流化する。そのため、屈曲部23の寸法精度が向上し、ロール紙3の屈曲を妨げるねじれ変形が起き難い。
(7)屈曲部23は、搬送路36を形成する舌状受部17に凸状に形成するので、形成のための新たなスペースが不要である。
(8)ロール紙3の搬送路36は、収容部フレーム13と機構部フレーム14とが、それぞれの凹凸部で係合して形成されており、一体フレームより形状の自由度がある。
(9)案内突起部12と対峙して搬送路36を形成する案内面20、舌状受部17およびロール紙受面28は、略円弧状の形状をなしており、ロール部16からスムーズにロール紙3を引き出せる形状であると共に、ロール部16に近似した曲状のため省スペース化が図れる。
(10)収容部フレーム13の舌状受部17と、機構部フレーム14のロール紙ガイド面27とがオーバーラップして係合する構成であって、係合して剛性のアップが図れるとともに、屈曲部23およびロール紙受面28に沿って搬送されるロール紙3を、ロール紙ガイド面27により、斜行、ずれ等を防止して搬送できる。
また、上記実施形態に限定されず、その他の変形例を以下に述べる。
(変形例1)屈曲部23は、凸状に突出した形状でなく、凹状の形状であっても良い。凹状部に案内突起部12が対峙して、ロール紙3を凹状部へ屈曲させれば、凸状と同様の効果が得られる。
(変形例2)ロール紙受面28を機構部フレーム14に形成せずに、収容部フレーム13の舌状受部17側へ形成する構成でも良い。
(変形例3)搬送路36(ロール紙3の案内経路)を形成する案内面20、舌状受部17およびロール紙受面28は、略円弧状の凹形状だけでなく、略円弧状の凸形状、直線状の形状、波型の形状などであっても良い。
(変形例4)印字ヘッド34は、サーマル方式のものに限らず、静電アクチュエータ方式、ピエゾ素子および電気熱変換方式などによるインクジェット方式のものを使用しても良い。
本発明の一実施形態に係る印刷装置の外観斜視図。 開閉蓋を開けた状態の印刷装置の外観斜視図。 収容部フレームと機構部フレームの外観斜視図。 (a)開閉蓋を開けてロール紙を装着した状態を示す断面図。(b)ロール紙が引き出され印刷が行われている状態を示す断面図。(c)ロール紙終端部の折返部が引き出された状態を示す断面図。 ロール紙が引き出され印刷が行われている状態を示す詳細な断面図。 ロール紙終端部の折返部が引き出された状態を示す詳細な断面図。 舌状受部の先端部から見た屈曲部の外観図。 従来の印刷装置の構成を示す断面図。
符号の説明
1…プリンタ、3…ロール紙、4…収容部、10…プラテン、12…案内突起(第二の案内部)、13…収容部フレーム、14…機構部フレーム、16…ロール部、17…舌状受部(第一の案内部)、20…案内面、23…屈曲部(突部)、24…曲状部、28…ロール紙受面、31…巻芯、32…折り返し部分としての折返部、34…ヘッドとしての印字ヘッド、35…仮想曲面、36…搬送路、37…規制部、38…誘導面。

Claims (16)

  1. 巻芯に巻装されたロール紙の終端部が前記巻芯部分で折り返されている構成の前記ロール紙を、前記巻芯から引き出してヘッドへ案内する紙送り機構であって、
    前記ロール紙を収容する収容部と、
    前記収容部内の前記ロール紙を前記ヘッドとプラテン間の印刷領域に向かって引き出すために設けられた略円弧状の案内経路の途中に位置し、前記終端部の折り返し側と反対側へ前記ロール紙の案内方向を屈曲させる屈曲部と、
    前記屈曲部と対峙する位置にあって、当該屈曲部との間に前記ロール紙の搬送路を形成するとともに、前記終端部の折り返し部分の前記搬送路への進入を規制する規制部と、
    を備えた紙送り機構。
  2. 請求項1に記載の紙送り機構であって、
    前記屈曲部は、前記収容部における前記ロール紙の外周面の当接位置から前記印刷領域に向かって円弧状の凹曲面を描く仮想曲面から前記収容部の内方側へ突出する突部を有する紙送り機構。
  3. 巻芯に巻装されたロール紙の終端部が前記巻芯部分で折り返されている構成の前記ロール紙を、前記巻芯から引き出してヘッドへ案内する紙送り機構であって、
    前記ロール紙を収容する収容部を備えるとともに、
    当該収容部は、前記ロール紙を前記ヘッドとプラテン間の印刷領域に向かって略円弧状に引き出すために設けられた案内経路の一部を形成する案内面と、前記終端部の折り返し側と反対側へ前記ロール紙の案内方向を屈曲させる屈曲部と、を有する第一の案内部を備えており、
    前記屈曲部と対峙する位置にあって、当該屈曲部との間に前記ロール紙の搬送路を形成するとともに、前記終端部の折り返し部分の前記搬送路への進入を規制する規制部を有する第二の案内部を備えた紙送り機構。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の紙送り機構であって、
    前記規制部は、前記搬送路への進行が規制された前記終端部の折り返し部分を前記搬送路と異なる側へ誘導する誘導面を有する紙送り機構。
  5. 請求項3または4に記載の紙送り機構であって、
    前記第一の案内部の前記屈曲部は、前記案内面から突起しており、前記ロール紙の搬送方向と直交方向に並んで複数形成されている紙送り機構。
  6. 請求項3から5のいずれか一項に記載の紙送り機構であって、
    前記第一の案内部は、前記屈曲部の前記収容部側に蒲鉾状の曲状部をさらに有しており、前記曲状部は、前記ロール紙の搬送方向と直交方向に延在している紙送り機構。
  7. 請求項3から6のいずれか一項に記載の紙送り機構であって、
    前記第二の案内部は、前記屈曲部に対して前記ヘッド側寄りに配置されている紙送り機構。
  8. ヘッドと、
    ヘッドへロール紙を押圧すると共に前記ロール紙を搬送するプラテンと、
    巻芯に巻装された前記ロール紙の終端部が前記巻芯部分で折り返されている構成の前記ロール紙を、前記巻芯から前記ヘッドへ搬送する紙送り機構と、
    を備えたプリンタであって、
    前記紙送り機構が、
    前記ロール紙を収容するとともに、前記ロール紙の外周面との当接部から前記ヘッドの方向にかけて略円弧状の案内面を有する収容部と、
    前記終端部の折り返し側と反対側へ前記ロール紙の案内方向を屈曲させるように、前記案内面に設けられた屈曲部を有する第一の案内部と、
    前記屈曲部と対峙する位置にあって、前記屈曲部との間に前記ロール紙の搬走路を形成するとともに、前記終端部の折り返し部分の前記搬送路への進行を規制する規制部を有する第二の案内部と、
    を備えたプリンタ。
  9. 請求項8に記載のプリンタであって、
    前記第一の案内部の前記屈曲部は、前記案内面から突起しており、前記ロール紙の搬送方向と直交方向に並んで複数形成されているプリンタ。
  10. 請求項8あるいは9に記載のプリンタであって、
    前記第一の案内部は、前記屈曲部の前記収容部側に蒲鉾状の曲状部をさらに有しており、前記曲状部は、前記ロール紙の搬送方向と直交方向に延在しているプリンタ。
  11. 請求項8から10のいずれか一項に記載のプリンタであって、
    前記第二の案内部は、前記屈曲部に対して前記ヘッド側寄りに配置されているプリンタ。
  12. ヘッドと、
    ヘッドへロール紙を押圧すると共に前記ロール紙を搬送するプラテンと、
    巻芯に巻装された前記ロール紙の終端部が前記巻芯部分で折り返されている構成の前記ロール紙を、前記巻芯から前記ヘッドへ搬送する紙送り機構と、
    を備えたプリンタであって、
    前記紙送り機構が、
    前記ロール紙を収容するとともに、前記ロール紙の外周面との当接部から前記ヘッドの方向にかけて略円弧状の案内面を有する収容部と、
    前記収容部から舌状に突起しており、前記ロール紙を前記ヘッドの方向へ案内する第一の案内部と、
    前記第一の案内部と対峙する位置にあって、前記第一の案内部との間にロール紙の搬走路を形成する第二の案内部と、
    前記第一の案内部の前記搬送路側に前記ロール紙の搬送方向と直交方向に並んで複数形成された凸状部であって、前記ロール紙の前記終端部の折り返し側と反対側へ前記ロール紙の案内方向を屈曲させるための屈曲部と
    を備えたプリンタ。
  13. 請求項12に記載のプリンタであって、
    前記ヘッドおよび前記ヘッドへ前記ロール紙を案内するロール紙受面を備え、平面形状が凹状部を有する機構部フレームと、
    前記ロール紙を収容する前記収容部を備え、平面形状が凸状部を有する収容部フレームと、
    が、それぞれの前記凹状部と前記凸状部とで係合して構成されているプリンタ。
  14. 請求項13に記載のプリンタであって、
    前記収容部の前記案内部と、
    前記第一の案内部と、
    前記ロール紙受面と、
    が、連続した略円弧状の形状であるプリンタ。
  15. 請求項13あるいは14に記載のプリンタであって、
    前記搬送路が、前記ロール紙受面と、前記第二の案内部と、によって前記ヘッド近傍まで延設されているプリンタ。
  16. 請求項12から15のいずれか一項に記載のプリンタであって、
    前記屈曲部は、3個形成されており、中央の屈曲部は両端の屈曲部より凸状部の突起高さが低い設定であるプリンタ。
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