JP2005239101A - 各駅に急行列車の停車が出来る鉄道「側線線路方式」 - Google Patents

Abstract

【課題】猛スピードで通過する本線上の列車による風圧の恐怖感がなくなり、また鈍行による乗りつぎの不便さがなくなる。また待避線にとどまる事がなく、その分早く目的地に行ける。そして全ての列車はスロー速度でホーム入りするから、車両とホームの隙間も少なくて済み、乗り降り時の安全性は急向上する。既存の本線に近接した中小駅のホーム上では、乗るべき列車よりも猛スピードで通過する列車の数が遥かに多い、という不合理な状況が解決される。
【解決手段】沿線の全ての駅に、列車を停車させる際に乗り降り専用の「側線線路」を設ける。
【選択図】図１

Description

本発明は、鋼鉄製のＩ型断面を有する、鉄道レール用のビーム鋼を、溶接切断穴明けなどをして連結し、利用加工する事に関する技術

その上記レール条鋼を軌道上に敷設する技術に関する分野。

従来のレール鉄鋼材を使用し、その加工技術をも利用し、またその線路敷き技術も従来のもので充分可能となる「側線線路方式」である。要は線路の配置の方法を工夫した結果、本発明に至った。

現時点において、鈍行列車だけしか停車できなかった中間の駅にも、「従来速度を維持した状態で特急や超特急列車を各駅的に停車可能」とするものである。

鈍行に乗り継いでの特急列車利用の不便さを、完全に解消することが出来る線路敷き方式である。

更に緊急なる課題は、ほとんどの駅に見られる、高速で通過する本線に近接して設置されて来ている、プラットホーム上の人々の「風圧による恐怖感と人体に及ぼす、『よろける、倒れる、』などの危険性」を解消する効果は絶大である。

「鉄道の高速性能維持と向上」に、しのぎをけずることに躍起となる反面で、プラットホーム上のお客の存在は、なおざりにされたままであるが、その重要課題解決の先導を発揮する事も確実に期待される。

そして全ての鉄道が、いずれはこの側線線路方武に移行せざるを得ない事は、陽を見るより明らかな状況に至ってもう暫くになる。「新幹線開業時に上記課題の緊要性」は、並行して解決されなくてはならなかった事柄で有ったが、今、本申請による「側線線路方式の準用」により解決の糸口を掴んだ。

新「側線方式」のこの線路に近接するプラットホームには、到着の列車が必ず停車するために進入してくることから、従来、既設の本線ホーム上に見られるような、猛スピードで通過する車両は絶無となり、そのためプラットホーム上の恐怖感はなくなる。

現状では、側線的線路に類似した待避線があるが、その設置はまばらであり、快速・急行が通過しようとする本線上に鈍行が停車する駅が多い。そのためのスピード調整が頻繁である不便さを「全駅に側線線路方式を施す」事で快速・急行は常に本来の速度維持が可能となるようにする。

更に本発明による「全駅側線化方式」は通過駅本線のホームが全て撤去されることであり、将来的にも一段とスピードアップを容易にできる利点がある。

図１の走行図から、列車の駅構内の上り下り図を見て、本線は最高速度を維持しながら、駅構内を通過する専用線となるので、運行上の効率化は大いなるものがある。

駅に進入する列車は、全て急行か、快速か、特急列車となる。

途中駅での、乗り継ぎの煩わしさから完全に解放される。

従来のように、待避線に入り込み、乗客の乗り降りに関係もなく停車して暫く待たされる…そうした時間の無駄と、不合理性が全く無くなる。

走行列車の全てが特急・急行的となり、行き先駅までの間の途中停車がかなり少なくなり、従来とは比較にならぬほど早く目的地に行ける。

申請案件による、「全ての駅のプラットホームの側線近接化」は、従来の本線に近接して設置されたプラットホームに見られる、停車車両との隙間を、半減する事が可能となり、乗り降り時の足元の危険性を解消することでも画期的となる。

将来的に、沿線市街の発展ぶりから途中駅が新規に増設されても、最高速度の維持継続に何ら支障とならない事。（この効果も大変に大きい）。

全ての駅に、本線から分岐ポイントを経て、図示の如く側線線路をまず敷く。

そして図１のように順繰りに列車をスタートさせることで、鈍行廃止が可能となる。

更に現在の最高速度を維持しながら、急行的列車を交互に各駅の側線に進入させることで、画期的な新走行方式が実現する。

図１から一定間隔に発車した各列車は、図示では四列車三駅通過を例としたが、各駅側線入りを横Ｖの字で表示した。

こうする事で鈍行廃止が可能となり、行き先駅に停車する列車に乗ることで従来より短時間で到着できる。その途中は急行並みに通過して、最高速度のまま目的駅にゆけることから便利さは格段に向上する。

本案は高速列車などの輸送全般に、側線方式は利便性を発揮できる事で利用は広範囲に及ぶ。それによる効率性は大いなるものが予想される。

本件申請の全ての駅のホームのある側線線路に、列車が走行進入する軌道進路を示す片側概略図である。 点線で四角に囲んだ部分の拡大図は駅のホームと列車の進行状況を示す

符号の説明

１ 列車
２ 各駅の側線に本線から入ることを示す横Ｖの字
３ 沿線の駅
４ 拡大図の表示
５ 側線に入り上下線列車が駅に停車中の図
６ 上下線プラットホーム
７ 上下の側線
８ 本線を最高速度で通過する上下線列車
９ 上下側線への切り替えポイント
１０ 通過用上下本線

Claims (1)

1. これまで各駅停車の列車といえば、鈍行列車の事であり、特急や急行列車は各駅に停車不可能であった。
   しかしこのたび申請した発明案件で、従来の急行的速度を維持した上で、その不便さを解消するために工夫されたのが「鉄道線路の側線式敷設方法の発明」である。
   この側線方式を沿線の全ての駅に敷設することにより、始発駅を次々に出た列車が、順繰りに次の駅、更に次の次の駅へと、常に本案方式の敷設線路の側線に入駅することにより、従来の急行や特急列車が各駅停車並みの便利な運行走行を実現することのできる線路方式。

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