JP2018094955A - 交通システム - Google Patents

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祥吾 間々田
Shogo Mamada
祥吾 間々田
雅江 林
Masae Hayashi
雅江 林
竜 中村
Tatsu Nakamura
竜 中村
富岡 隆弘
Takahiro Tomioka
隆弘 富岡
武俊 國松
Taketoshi Kunimatsu
武俊 國松
慎悟 工藤
Shingo Kudo
慎悟 工藤
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Abstract

【課題】安全性及び利便性が向上した交通システムを提供する。【解決手段】交通システム1は、幹線ルート10〜13と支線ルート20〜22を有する。幹線ルート10を走行中の列車30と幹線ルート11を走行中の列車30が連結される(連結J)。幹線ルート10を走行中の列車30と幹線ルート12を走行中のバス40が連結される(連結K)。支線ルート20を走行中のバス40と支線ルート21を走行中のバス40が連結される(連結L)。支線ルート20の停留所20aにおいて、停車中のバス40と建物25が連結される(連結M)。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のルートを複数の移動体が走行する交通システムに関し、特に安全性と利便性に優れた交通システムに関する。
従来、公共交通機関として、鉄道、モノレール、LRT(Light Rail Transit)、バス高速輸送システム、ガイドウェイバスなど、様々な交通機関が開発されている。このような交通機関間の連携は、基本的には乗り継ぎの形で行う。しかしながら、従来の交通機関間の乗り継ぎには不便な点があり、かかる乗り継ぎを円滑に行うための方策が検討されている。
例えば非特許文献1には、鉄道とバスの乗り継ぎ利便性を高めるための方法が提案されている。具体的には、乗り継ぎ利便性の評価基準を把握した上で、その乗り継ぎ利便性を定量的に評価するモデルが構築されている。そして、例えば既存の乗り継ぎ経路に代えて、新しく提案される乗り継ぎ経路が複数ある場合、このモデルを用いれば、それぞれの新乗り継ぎ経路を定量的に評価することが可能となる。
鈴木崇正ら著 RRR Vol.71 No.7 2014.7 「鉄道とバスの乗り継ぎ利便性を高める」
上述したように非特許文献1に記載されたモデルは、乗り継ぎ利便性を定量的に評価することができ、その乗り継ぎ利便性の向上に貢献するものである。しかしながら、交通システム全体を抜本的に効率化する方法は提案されていなのが現状である。
例えば駅で列車を乗り換える場合に着目すると、駅のホームのすぐそばを高速で列車が通過するため、触車の危険性があり、また万一ホームから転落した場合は非常に危険である。さらに、駅には段差や階段、隙間が多数存在しており、事故が発生しやすく、移動が効率的とはいえない。そして現状、列車の遅延や事故は全体として減少傾向にあるものの、その半数以上は駅で発生している。
上述した駅の問題は一例であり、交通システム全体では他にも、複数の交通機関の乗り換えに安全性や利便性上の課題がある。特に、将来の高齢化社会を迎えるにあたり、このような安全性や利便性の課題は顕在化すると想定される。したがって、現状の交通システムには、改善の余地がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、安全性及び利便性が向上した交通システムを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、複数のルートを複数の移動体が走行する交通システムであって、前記複数のルートのうち第1のルートと第2のルートが並走又は合流する区間において、前記第1のルートの第1の移動体と前記第2のルートの第2の移動体が同期して走行しながら、前記第1の移動体の乗降口と前記第2の移動体の乗降口が連結されることを特徴としている。
本発明によれば、2つの移動体が走行しながら、当該2つの移動体の乗降口が連結されるので、例えば旅客は移動体の乗り換えを円滑に行うことができ、旅客は最小限の移動で目的地まで移動することができる。
例えば2つの移動体が共に列車である場合、旅客は駅を介さずに乗り換えを行うことができる。すなわち、旅客は駅構内を移動する必要がなく、効率よく乗り換えを行うことができる。また、上述したように現状、駅に起因する遅延や事故が生じているが、このような遅延や事故も防止することができる。さらに、列車が駅に停止することがないので、目的地までの移動時間を大幅に短縮することも可能となる。
また、例えば第1の移動体が列車であって、第2の移動体がバスである場合であっても、旅客は駅やバス停を介さずに乗り換えを行うことができる。すなわち、異なる移動体間の乗り換えでは現状、旅客は駅とバス停の間を移動する必要があるが、本発明ではこのような移動が不要となり、効率よく乗り換えを行うことができる。
以上のように、本発明の交通システムによれば、安全性及び利便性を向上させることができる。
前記複数のルートは、幹線ルートと支線ルートを含み、前記支線ルートは、旅客の乗降用に前記移動体が停止可能であってもよい。かかる場合、幹線ルートと支線ルートを使い分けることで、目的地まで効率よく移動することができる。具体的には、幹線ルートで目的地の近辺の支線ルートまで移動し、その支線ルートで目的地まで移動することができる。そして、例えば幹線ルートでの移動体の移動を高速にすれば、目的地までの移動時間をさらに短縮することができる。
前記支線ルートにおいて、前記移動体の乗降口と建物が連結されていてもよい。かかる場合、移動体と建物の間の移動も効率よく行うことができる。
前記移動体は自動運転により走行してもよい。本発明では、第1のルートと第2のルートが並走又は合流する区間において、第1の移動体と第2の移動体は同期して走行するが、移動体が自動運転で制御されていれば、この同期走行を適切に行うことができる。
前記交通システムは、目的地に応じて最適なルート及び最適な移動体を選択して案内する案内装置をさらに有していてもよい。かかる場合、旅客は目的地まで最短ルートで移動することができ、移動時間をさらに短縮することができる。
前記交通システムは、前記案内装置を備えた、旅客個人用の移動機器をさらに有し、前記移動機器は、前記案内装置によって旅客を目的地まで案内してもよい。かかる場合、旅客は目的地まで最短ルートで移動することができると共に、移動機器によって安全且つ楽に移動することができる。
前記移動体は複数階構造を有し、第1の階には、前記移動機器を収容可能であり、第2の階には、旅客の座席が設置されていてもよい。かかる場合、旅客は目的に応じて移動体の階を選択することができ、移動体の利便性をさらに向上させることができる。
本発明の交通システムによれば、安全性及び利便性を大きく向上させることができる。
本実施の形態に係る交通システムの一部構成を模式的に示す概念図である。 本実施の形態における列車とバスの連結方法を示す説明図であり、(a)は列車とバスが連結される前の状態を示し、(b)は列車とバスが連結された後の状態を示している。 本実施の形態における列車とバスの連結方法を示す説明図である。 本実施の形態に係る2階建ての列車の構成を模式的に示す説明図である。 本実施の形態における2階建ての列車とバスの連結方法を模式的に示す説明図である。 本実施の形態におけるバスと建物の連結方法を模式的に示す説明図である。 本実施の形態の交通システムにおける旅客の移動方法の一例を示す説明図である。 本実施の形態における列車とバスの連結方法を示す説明図であり、(a)は列車とバスが連結される前の状態を示し、(b)は列車とバスが連結された後の状態を示している。 本実施の形態における列車とバスの連結方法を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.交通システムの構成>
図1は、本実施の形態に係る交通システム1の一部構成を模式的に示す概念図である。交通システム1は、走行中の列車やバス(本発明における移動体)を連結して、当該列車やバスの乗り換えを直接行うことができるものであり、任意の出発地から目的地まで旅客は円滑に移動することができる。
交通システム1は、例えば幹線ルート10〜13と支線ルート20、21を有している。なお、これら幹線ルート10〜13と支線ルート20、21の配置や数などは図示の例に限定されるものではなく、任意に設計することができる。
幹線ルート10〜13は、主要な地域を結ぶルートである。幹線ルート10、11にはそれぞれ列車30、31が走行する軌条が敷設され、幹線ルート12、13はバス40が走行する道路である。列車30は1階建ての列車であり、列車31は2階建ての列車である。また、幹線ルート10、11に用いられる軌条には、既存の軌条を用いることができる。なお、図示の例においては幹線ルート10〜13は高架上に設けられているが、これに限定されるものではない。
支線ルート20、21は、幹線ルート12、13から分岐したルートであり、バス40が走行する道路である。例えば支線ルート20はAエリアに配設され、幹線ルート12、13に接続される。支線ルート20には、旅客が乗降するためのバス40の停留所20a〜20fが所定位置に設けられている。これら停留所20a〜20fのうち、停留所20aは建物25に設けられている。また、例えば支線ルート21はBエリアに配設され、支線ルート20に接続される。支線ルート21にも、旅客が乗降するためのバス40の停留所21a〜21fが所定位置に設けられている。
バス40は列車と異なり、移動自由度の高い移動体である。したがって、支線ルート20、21は任意に設計することができる。また、これら支線ルート20、21の停留所20a〜20f、21a〜21fの配置や数なども図示の例に限定されるものではなく、任意に設計することができる。
交通システム1では、幹線ルート10を走行中の列車30と幹線ルート11を走行中の列車30が連結され(図1中の連結J)、幹線ルート10を走行中の列車30(列車31)と幹線ルート12を走行中のバス40が連結され(図1中の連結K)、支線ルート20を走行中のバス40と支線ルート21を走行中のバス40が連結される(図1中の連結L)。また、支線ルート20の停留所20aにおいて、停車中のバス40と建物25は連結される(図1中の連結M)。
<2.列車とバスの構成及び連結>
次に、交通システム1を走行する列車30、31、バス40の構成、及び図1の連結J、K、Lに示した列車30、31、バス40の連結方法について説明する。
上述したように列車30と列車30の間、列車30(列車31)とバス40の間、バス40とバス40の間はそれぞれ走行中に連結される。そこで、図2に示すように列車30の長手方向側面の両側に形成された乗降口30aには、当該乗降口30aを覆うように設けられた覆い部30bが設けられている。覆い部30bは例えば中空ゴムからなり、その内部に圧縮空気を流入出させることで、伸縮自在に構成されている。すなわち、図2(a)に示すように、例えば真空ポンプ(図示せず)を用いて内部の空気を流出させると覆い部30bは収縮し、図2(b)に示すように、例えばコンプレッサ(図示せず)を用いて内部に空気を流入させると覆い部30bは伸長する。また、列車31の乗降口31aにも覆い部30bと同様の覆い部31bが設けられ、バス40の乗降口40aにも覆い部30bと同様の覆い部40bが設けられている。
そして、図2(a)及び図3に示すように、列車30とバス40が連結されずにそれぞれ幹線ルート10と支線ルート20を走行中は、覆い部30b、40bはそれぞれ収縮している。一方、図2(b)及び図3に示すように、幹線ルート10を走行中の列車30と支線ルート20を走行中のバス40が連結される際には、覆い部30b、40bはそれぞれ伸長して密着する。こうして、列車30の乗降口30aとバス40の乗降口40aが連結される。
なお、乗降口30a、40aが連結される際、覆い部30b、40bの内部には、乗降口30a、40aの間に渡り板(図示せず)が取り付けられている。また、図示の例では、乗降口30a、40aが連結される際、覆い部30b、40bを互いに伸長させて密着させていたが、いずれ一方のみを伸長させてもよい。
列車30とバス40が連結される際には、当該列車30とバス40は同期して走行する。そして、列車30とバス40の間を移動中の旅客の安全を確保するためには、この同期走行が適切に行われることが肝要である。そこで、列車30、31、バス40は、それぞれ自動運転により走行させる。自動運転は、例えば中央コンピュータによる制御によって行われてもよい。或いは、列車30、31、バス40がそれぞれ人工知能を備え、この人工知能によって自動運転を行ってもよい。
なお、列車30、30の連結、列車31、31の連結、列車30、31の連結、列車31とバス40の連結、バス40、40の連結も行われることがあるが、これらの連結も図2及び図3と同様に行われる。
また、上述したように列車31は2階建ての列車である。図4に示すように列車31の1階は、旅客のパーソナルモビリティ50を収容可能なスペースである。パーソナルモビリティ50は、旅客個人用の移動機器であり、その種類は任意である。図示の例においては、パーソナルモビリティ50には四輪タイプのものが用いられているが、他に平行二輪タイプ、一輪タイプ、多脚歩行タイプなどを用いてもよい。パーソナルモビリティ50は、列車30の内部とバス40の内部も移動可能である。したがって、パーソナルモビリティ50に乗った旅客は、列車30、31、バス40を乗り換え自在であり、出発地から目的地までパーソナルモビリティ50に乗ったまま移動することができる。
列車31の2階には、旅客の座席51が設置されている。1階にはパーソナルモビリティ50を収容するスペースを取る必要があるため、座席51を設置することができない。このため、2階には、パーソナルモビリティ50を利用しない旅客が座ることができる座席51が設置されている。なお、本実施の形態では列車31は2階構造を有しているが、3階以上の構造を有していてもよい。
また、図5に示すように列車31の乗降口31aは、1階に設けられている。そして、例えば列車31とバス40を乗り換える際には、列車31の乗降口30aとバス40の乗降口40aが連結され、旅客とパーソナルモビリティ50は乗降口31a、40a間を移動する。
なお、列車30、31、バス40は、それぞれ複数の車両が縦に連結されていてもよい。
<3.バスと建物の連結>
次に、図1の連結Mに示したバス40と建物25の連結方法について説明する。
図6は、例えば4階建ての建物25を示している。建物25の1階には乗降口25aが設けられ、2〜4階は商業施設や居住移設となっている。バス40は、その乗降口40aと建物25の乗降口25aが対向するように停車する。そして、バス40の乗降口40aに設けられた扉と建物25の乗降口25aに設けられた扉が開かれ、旅客やパーソナルモビリティ50は、乗降口40a、25a間を移動可能になる。
なお、バス40と建物25を連結する際、原則、バス40に設けられた覆い部40bを伸長させて、当該覆い部40bを建物25に密着させる必要はない。但し、旅客の安全を確保するため、覆い部40bで乗降口40a、25a間を覆ってもよい。
以上のようにバス40と建物25を連結すると、旅客はバス40を降りてすぐ、エレベータ25bを介して建物25内の他の階に移動して、その階にある施設を利用することができる。また、建物25内の居住施設に居住している人は、バス40をすぐに利用することができる。
<4.交通システムにおける移動>
次に、以上のように構成された交通システム1における旅客の移動について説明する。
なお、交通システム1を利用する旅客は、旅客の目的地に応じて、最適なルート及び最適な列車30、31、バス40を選択して案内する案内装置を有していてもよい。案内装置の形態は任意であるが、例えばアプリケーションソフトである。このアプリケーションソフトは、スマートフォンや従来型の携帯電話機、タブレット端末、ノートパソコンなどの携帯端末にインストールされる。そして、旅客はアプリケーションソフトに出発地と目的地などの情報を入力することで、最適なルート及び最適な列車30、31、バス40を選択して移動することができる。
また、旅客がパーソナルモビリティ50に乗って移動する場合、パーソナルモビリティ50には、上述した案内装置、例えばアプリケーションソフトがインストールされていてもよい。かかる場合でも、旅客はアプリケーションソフトに出発地と目的地などの情報を入力することで、最適なルート及び最適な列車30、31、バス40を選択して、パーソナルモビリティ50に乗りながら移動することができる。
そして、本実施の形態では旅客の移動の一例として、図7に示す支線ルート21の停留所21aを出発地とし、支線ルート22の停留所22aを目的地とする場合について説明する。なお、図7の交通システム1は、図1に示した交通システム1において、Cエリアに配設される支線ルート22を追加したものである。支線ルート22は幹線ルート12、13に接続され、支線ルート22には旅客が乗降するためのバス40の停留所22a〜22fが所定位置に設けられている。
先ず、旅客は停留所21aからバス40に乗車し、支線ルート21を移動する。その後、支線ルート21と支線ルート20が並走する区間において、支線ルート21を走行中のバス40と支線ルート20を走行中のバス40が連結される(図7の連結S)。そして、旅客は支線ルート20のバス40に乗り換える。
旅客を乗せたバス40は、支線ルート20から幹線ルート12に入線する。その後、幹線ルート12と幹線ルート10が並走する区間において、幹線ルート12を走行するバス40と幹線ルート10を走行中の列車30が連結される(図7の連結T)。そして、旅客は幹線ルート10の列車30に乗り換える。
旅客を乗せた列車30は支線ルート22(Cエリア)付近まで走行する。その後、幹線ルート12と幹線ルート10が並走する区間において、幹線ルート10を走行する列車30と、支線ルート22から幹線ルート12に入線して当該幹線ルート12を走行中のバス40とが連結される(図7の連結U)。そして、旅客は幹線ルート12のバス40に乗り換える。
旅客を乗せたバス40は、幹線ルート12から支線ルート22に入線する。その後、バス40は支線ルート22を走行し、旅客は当該支線ルート22の停留所22aで降車する。こうして、旅客は出発地である停留所21aから目的地である停留所22aに移動することができる。
以上のように本実施の形態の交通システム1において旅客は、列車30、31、バス40を連結させて直接乗り換えることで目的地まで移動することができる。このため、旅客は最小限の移動で目的地まで移動することができる。また、列車30、31、バス40の走行エリアと旅客の移動エリアを完全に分離することができるので、旅客の安全を確保することができる。
また、旅客は現状の駅を介さずに乗り換えを行うことができるので、旅客は駅構内を移動する必要がなく、駅に起因する列車遅延や事故を防止することができる。さらに、列車30、31が駅に停止することがないので、目的地までの移動時間を短縮することも可能となる。
また、列車とバスを乗り換える際、現状、旅客は駅とバス停留所の経路を徒歩などによって移動する必要があるが、交通システム1ではこのような経路が不要となる。したがって、目的地までの移動時間をさらに短縮することができる。
このように本実施の形態の交通システム1は、安全性や利便性が格段に向上したシステムであって、将来の高齢化社会にも十分に対応できるシステムである。
また、交通システム1は、特に都市部の交通手段として有用である。都市部においては、建物や交通機関が密集しており、安全性や効率性の問題は地方部に比べて顕著であり、このように安全性や利便性の高い交通システム1は極めて有用である。もちろん、地方部に交通システム1を設けても十分な効果を享受できる。
さらに、交通システム1では、列車30、31、バス40の無駄な停車を抑制することができる。また、現状の駅が不要となり、また駅とバス停留所を接続する経路も不要となる。したがって、エネルギー効率を向上させることができる。
<5.他の実施形態>
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
以上の実施の形態では、列車30、31、バス40の連結は、当該列車30、31、バス40を並走させながら行われ、すなわち、これらの連結は列車30、31、バス40の短手方向(横方向)に行われていたが、長手方向(縦方向)に行われてもよい。
図8に示すように、列車30の短手方向側面の両側に形成された乗降口30cには、当該乗降口30cを覆うように設けられた覆い部30dが設けられている。覆い部30dの構成は、覆い部30bの構成と同様であり、例えば伸縮自在に構成された中空ゴムからなる。すなわち、図8(a)に示すように、例えば真空ポンプ(図示せず)を用いて内部の空気を流出させると覆い部30dは収縮し、図8(b)に示すように、例えばコンプレッサ(図示せず)を用いて内部に空気を流入させると覆い部30dは伸長する。また、列車31の乗降口31cにも、覆い部30dと同様の覆い部31dが設けられ、バス40の乗降口40cにも、覆い部30dと同様の覆い部40dが設けられている。
かかる場合、図9に示すように、例えば幹線ルート10と支線ルート20は合流し、この合流する区間において、列車30とバス40は長手方向に連結される。なお、幹線ルート10と支線ルート20の合流区間には、列車30が走行する軌条が敷設されると共に、バス40が走行する道路も設けられている。
そして、上記合流区間において、幹線ルート10を走行中の列車30と、支線ルート20から幹線ルート10に入線したバス40は、その覆い部30d、40dが伸長して密着する。こうして、列車30の乗降口30cとバス40の乗降口40cが連結され、旅客は乗降口30c、40c間を移動することができる。
なお、列車30、30の連結、列車31、31の連結、列車30、31の連結、列車31とバス40の連結、バス40、40の連結も行われることがあるが、これらの連結も図8及び図9と同様に行われる。
また、かかる場合、例えば幹線ルート10において、異なる目的地の列車30を複数連結させてもよい。所定区間では複数の列車30が一群となって走行させることができるので、効率が良い。そして、目的地に応じて適宜、一の列車30の連結を解除し一群から分離させれば、当該一の列車30を目的地まで適切に移動させることができる。
以上の実施の形態では、バス40と建物25が連結される場合について説明したが、列車30(列車31)と建物25が連結されてもよい。かかる場合、列車30の乗降口30aと建物25の乗降口25aが対向するように停車する。そして、列車30の乗降口30aの乗降口30aに設けられた扉と建物25の乗降口25aに設けられた扉が開かれ、旅客やパーソナルモビリティ50は、乗降口40a、25a間を移動可能になる。
以上の実施の形態の交通システム1では、移動体として列車30、31、バス40が走行する場合について説明したが、他の移動体が走行してもよい。例えば図1に示すように貨物車60が走行してもよいし、また2輪車が走行してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、公共の交通システムに有用であり、特に将来、さらなる安全性と利便性が要求される交通システムに有用である。
1 交通システム
10〜13 幹線ルート
20〜22 支線ルート
20a〜20f、21a〜21f、22a〜22f 停留所
25 建物
25a 乗降口
25b エレベータ
30 列車(1階建て列車)
31 列車(2階建て列車)
30a、31a、30c、31c 乗降口
30b、31b、30d、31d 覆い部
40 バス
40a、40c 乗降口
40b、40d 覆い部
50 パーソナルモビリティ
51 座席
60 貨物車

Claims (7)

  1. 複数のルートを複数の移動体が走行する交通システムであって、
    前記複数のルートのうち第1のルートと第2のルートが並走又は合流する区間において、前記第1のルートの第1の移動体と前記第2のルートの第2の移動体が同期して走行しながら、前記第1の移動体の乗降口と前記第2の移動体の乗降口が連結されることを特徴とする、交通システム。
  2. 前記複数のルートは、幹線ルートと支線ルートを含み、
    前記支線ルートは、旅客の乗降用に前記移動体が停止可能であることを特徴とする、請求項1に記載の交通システム。
  3. 前記支線ルートにおいて、前記移動体の乗降口と建物が連結されることを特徴とする、請求項2に記載の交通システム。
  4. 前記移動体は自動運転により走行することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の交通システム。
  5. 目的地に応じて最適なルート及び最適な移動体を選択して案内する案内装置をさらに有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の交通システム。
  6. 前記案内装置を備えた、旅客個人用の移動機器をさらに有し、
    前記移動機器は、前記案内装置によって旅客を目的地まで案内することを特徴とする、請求項5に記載の交通システム。
  7. 前記移動体は複数階構造を有し、
    第1の階には、前記移動機器を収容可能であり、
    第2の階には、旅客の座席が設置されていることを特徴とする、請求項6に記載の交通システム。
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