JP2005237978A - 撮影装置、撮影システム、撮影制御方法、記憶媒体 - Google Patents

撮影装置、撮影システム、撮影制御方法、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 グリッド移動に起因する電磁ノイズ及び振動の影響による画質劣化を防ぐ構成により、医療診断等に対して最適な高画質の撮影画像を提供できる撮影装置を提供する。
【解決手段】 制御手段111は、被写体102を透過した放射線を移動可能なグリッド104を介して撮像素子106で受光して、撮像素子106の蓄積信号を読み出す際の動作制御として、被写体102に対する放射線照射終了後に、グリッド104の移動駆動を停止させ、当該移動駆動の停止後に、106撮像素子の蓄積信号の読み出しを開始させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば、グリッドを使用して対象物の放射線撮影を行う装置やシステムに用いられる、撮影装置、撮影システム、撮影制御方法、及びそれを実施するための処理ステップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体に関するものである。
従来より、対象物に対してX線等の放射線を照射し、対象物を透過した放射線の強度分布を検出し、対象物の放射線画像を取得する放射線方法は、工業用の非破壊検査や医療診断等の分野で広く一般に利用されている。
放射線撮影方法として、最も一般的に利用されている方法は、放射線により蛍光を発する所謂”蛍光板”(又は“増感紙”)と銀塩フィルムを組み合わせて使用する方法である。
上記の放射線撮影方法では、先ず、放射線を対象物に対して照射し、対象物を透過した放射線を、蛍光板によって可視光に変換し、銀塩フィルム上に潜像を形成した後、この銀塩フィルムを化学処理することで可視像を取得する。
このようにして得られたフィルム画像(放射線画像)は、所謂アナログ写真であり、医療診断や検査等に使用される。
また、蛍光体として輝尽性蛍光体を塗布したイメージングプレート(以下、「IP」と言う)を使用して放射線画像を取得するコンピューテッドラジオグラフィ装置(以下、「CR装置」と言う)も利用され始めている。
CR装置では、放射線照射によって一次励起されたIPに対して赤色レーザ等の可視光によって二次励起を行うと輝尽性蛍光と呼ばれる発光が生じる、ということから、当該発光を光電子増倍管等の光センサで検出することで、放射線画像を取得し、この放射線画像のデータに基づき、写真感光材料やCRT等に可視像を出力するようになされている。
また、CR装置は、ディジタル撮影装置であるが、二次励起による読み出しという画像形成プロセスを必要とするため、間接ディジタル撮影装置とされている。
ここで、“間接”と称した理由は、上述したようなアナログ写真等のアナログ的な放射線画像を取得する装置(以下、「アナログ撮影装置」と言う)と同様に、即時に放射線画像を表示することができないためである。
一方、近年においては、対象物を介した放射線から放射線画像を取得する受像手段として、微小な光電変換素子やスイッチング素子等からなる画素を格子状に配列した光電変換装置を使用して、ディジタル放射線画像を取得する技術が開発されている。
例えば、上記技術を採用した、CCD或いはアモルファスシリコン2次元撮像素子等のセンサ上に蛍光体を積層した構成を備える放射線撮影装置としては、「USP5,418,377」、「USP5,396,072」、「USP5,381,014」、「USP5,132,539」、及び「USP4,810,881」等に開示された装置がある。
このような放射線撮影装置は、取得した放射線画像データを即時に表示することが可能であるため、直接ディジタル撮影装置とされている。
間接或いは直接ディジタル撮影装置のアナログ撮影装置に対する利点としては、フィルムレス化、画像処理による取得情報の拡大、データベース化等が可能である、という点が挙げられる。
また、直接ディジタル撮影装置の間接ディジタル撮影装置に対する利点としては、即時性が挙げられる。例えば、撮影して得られた放射線画像を、その場で瞬時に表示できるため、急を要する医療現場においては有効である。
ところで、上述したような放射線撮影装置を医療用の装置として使用し、対象物としての被検者の放射線透過濃度を検出する際、放射線が被検者を透過するときに発生する散乱線の影響を減少させるために、通常は“グリッド”と呼ばれる散乱線除去部材が、被検者と放射線透過濃度検出器(以下、単に「検出器」)とも言う)の間に設置される。
グリッドは、例えば、鉛のような放射線を透過しにくい物質と、アルミニウムのような放射線を透過しやすい物質とを、それぞれ薄い箔状にして、放射線の照射方向に対して交互に垂直に配列した構成としている。
このような構成により、被検者に対する放射線照射で発生した当該被検者内の散乱線のような照射軸より角度のある放射線が、検出器に到達する以前にグリッド内の鉛箔に吸収されるため、コントラストの高い放射線画像を得ることができる。
ここで、撮影中にグリッドが停止していると、グリッド内の鉛に到達する放射線が、散乱線だけでなく放射線の一次線をも同様に吸収されてしまうため、検出部では、グリッドの配列のそのままの濃度差が分布することにより、縞状の放射線画像となってしまう。これは、診断等の際の読影に不都合である。
そこで、上記の現象を起こさないために、撮影中にグリッドを移動させる機構を備えた放射線撮影装置が既に商品化されている。
しかしながら、上述したようなグリッドを備えた従来の放射線撮影装置では、CCD或いはアモルファスシリコン2次元撮像素子等のセンサによる受光方式によらず、2次元固体撮像素子における信号読出がリアルタイムの電気処理であるため、アナログ撮影装置やCR装置等の間接ディジタル撮影装置では問題とならなかった、グリッド移動に起因する撮影部の振動影響や駆動モータの電磁影響が問題となってきた。
具体的には、グリッドの移動による撮影部の振動の影響により、コンデンサや信号線等が揺れてしまい、微弱な電気容量が変動し、放射線画像に対してノイズが重畳されてしまう。
また、センサでの信号読出時において、その近傍で、グリッド移動のためのモータ駆動が行われると、電磁ノイズの影響により、信号電位や制御電源電位が変動されてしまい、放射線画像に対してノイズが重畳されてしまう。
したがって、ノイズが重畳されてしまった放射線画像では、例えば、医療診断能を低下させるおそれがある。
一方、2次元固体撮像素子等のセンサは、無露光状態であっても暗電流の影響により、センサに蓄積される電荷が信号蓄積時間に比例的に増加する。このような画像信号に寄与しない電荷が増えるほど、出力される画像信号に対して大きいノイズが付加されてしまう。
したがって、グリッド振動の影響を排除しながら、可能な限りセンサでの蓄積時間を短縮するという撮影制御の最適化が望まれるが、従来ではこれを実現した装置或いはシステムがなかった。
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、グリッド移動に起因する電磁ノイズ及び振動の影響による画質劣化を防ぐ構成により、医療診断等に対して最適な高画質の撮影画像を提供できる、撮影装置、撮影システム、撮影制御方法、及びそれを実施するための処理ステップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
斯かる目的下において、第1の発明は、移動可能なグリッドを介した被写体光を撮像素子で受光して、当該撮像素子での光電変換による蓄積信号を撮影画像信号として読み出す機能を有する撮影装置であって、上記グリッドの移動駆動を停止させ、当該移動駆動の停止後に、上記撮像素子の蓄積信号の読み出しを開始させる制御手段を備えることを特徴とする。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記被写体に対する照射を検出する照射検出手段を備え、 上記制御手段は、上記照射検出手段の検出結果に基づいて、上記グリッドの移動駆動停止の制御を行うことを特徴とする。
第3の発明は、上記第1の発明において、上記制御手段は、上記グリッドの移動駆動の停止後、所定の時間経過後に、上記撮像素子の蓄積信号の読み出しを開始させることを特徴とする。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記制御手段は、上記所定の時間を、上記被写体に対する照射時間、及び上記グリッドの移動速度の少なくとも何れかに基づき予め決定することを特徴とする。
第5の発明は、上記第1の発明において、上記グリッドの移動による上記撮像素子の振動状態を検出する振動検出手段を備え、上記制御手段は、上記振動検出手段の検出結果に基づいて、上記撮像素子の蓄積信号の読出開始の制御を行うことを特徴とする。
第6の発明は、上記第1の発明において、上記被写体に対する照射は、放射線照射を含むことを特徴とする。
第7の発明は、複数の機器が互いに通信可能に接続されてなる撮影システムであって、上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜6の何れか1項に記載の撮影装置の機能を有することを特徴とする。
第8の発明は、被写体を透過した放射線を移動可能なグリッドを介して撮像素子で受光し、当該撮像素子の蓄積信号を読み出す処理ステップを含む撮影制御方法であって、上記処理ステップは、上記グリッドの移動駆動を停止し、当該移動駆動の停止後に、上記撮像素子の蓄積信号の読み出しを開始するステップを含むことを特徴とする。
第9の発明は、上記第8の発明において、上記処理ステップは、 上記放射線の照射期間を認識するステップと、上記照射期間の認識に基づいて、上記グリッドの移動駆動を停止するステップを含むことを特徴とする。
第10の発明は、上記第8の発明において、上記処理ステップは、上記グリッドの移動駆動の停止後、予め決定した適性待機時間を経て、上記撮像素子の蓄積信号の読み出しを開始するステップを含むことを特徴とする。
第11の発明は、上記第10の発明において、上記処理ステップは、上記適性待機時間を、上記放射線の照射時間、及び上記グリッドの移動速度の少なくとも何れかに応じて決定するステップを含むことを特徴とする。
第12の発明は、上記第8の発明において、上記処理ステップは、上記撮像素子の振動の収束を検出するステップと、上記振動収束の検出に基づいて、上記撮像素子の蓄積信号の読み出しを開始するステップを含むことを特徴とする。
第13の発明は、上記第8の発明において、上記放射線は、X線を含むことを特徴とする。
第14の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の撮影装置の機能、又は請求項7記載の撮影システムの機能をコンピュータに実現させるための処理プログラムを、コンピュータが読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とする。
第15の発明は、請求項8〜13の何れか1項に記載の撮影制御方法をコンピュータに実行させるための処理プログラムを、コンピュータが読出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子に蓄積された信号の読み出しを開始する前に、グリッドを停止させる構成により、グリッド移動による電磁ノイズの影響を排除することができる。これにより、撮像素子からの読出信号から得られる撮影画像(放射線画像等)に対してノイズが重畳されてしまうということはなく、高画質な撮影画像を得ることができる。
また、グリッドの停止から、一定の待機時間を設けるように構成した場合、グリッドの移動による撮影素子の振動の影響を軽減させた後に、撮像素子からの信号読出を開始されるため、より高画質な撮影画像を得ることができる。
したがって、グリッド移動に起因する電磁ノイズの影響による撮影画像の画質劣化を防ぐことができ、また、グリッド移動に起因する撮像素子の振動の影響による撮影画像の画質劣化を防ぐことができる。
例えば、本発明を放射線撮影に適用すれば、ノイズのない良好な放射線画像を提供できるため、画像診断における誤診断等を確実に防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明は、例えば、図1に示すような放射線撮影システム100に適用される。
<放射線撮影システム100の構成>
放射線撮影システム100は、上記図1に示すように、被写体(被検者)102の撮影画像信号を取得する撮影装置110と、本システム100全体の動作制御を司る制御装置111と、制御装置111での制御処理のための処理プログラムや撮影画像等の各種データを記憶する記憶装置112と、撮影画像等を表示する表示装置113と、撮影装置110にて得られた被写体102の撮影画像信号に対して任意の画像処理を施す画像処理装置114と、撮影装置110での各種撮影条件を指示するための撮影条件指示装置115と、本システム100に対して撮影動作開始を指示するための撮影ボタン116と、被検者102に対して放射線(X線等)を放射線管球101から発生する放射線発生装置117とが、システムバス120を介して互いにデータ授受可能に接続された構成としている。
また、撮影装置110は、放射線発生装置117の放射線管球101から発生される放射線を、被検者102を介して受光できる位置に設置されており、胸当て部103、グリッド104、蛍光体105、センサ(二次元固体撮像素子等)106、信号読出部107、及びグリッド移動部108を備えている。
胸当て部103、グリッド104、蛍光体105、及びセンサ106は、この順で放射線発生装置117の放射線管球101に近い方から配置されている。
<放射線撮影システム100の一連の動作>
ここでは、放射線撮影システム100での撮影手順及び放射線画像の生成のプロセスについての概要を説明する。
先ず、ユーザ(放射線技師等)は、胸当て部103に対して被検者102を整位し、撮影条件指示装置115により、適性な撮影条件(例えば、管電圧、管電流、照射時間、センサ106の種類、放射線管球101の種類等)を選択入力する。
尚、本実施の形態では、撮影条件の入力を、撮影条件指示装置115によるユーザからの手入力としているが、これに限られることはなく、撮影条件を、例えば、撮影装置110に結線されたネートワーク(図示せず)を介して入力するようにしてもよい。
次に、ユーザは、撮影ボタン116を押下することで、制御装置111に対して撮影動作開始を要求する。
制御装置111は、ユーザからの撮影動作開始要求を受諾後、本システム100において必要な初期化を行い、放射線発生装置117に対して放射線の照射を促す。
放射線発生装置117は、制御装置111からの照射指示に従って、放射線を放射線管球101から発生する。
放射線管球101から発生された放射線は、被検者102を透過して胸当て部103へと到達する。
胸当て部103は、被検者102を透過した放射線により、被検者102に構造に応じた透過放射線分布で露光される。
さらに、胸当て部103は放射線に対し十分に透過である構成により、胸当て部103を透過した放射線は、グリッド104へと到達する。
グリッド104は、胸当て部103を透過した放射線の中の散乱線成分を除去し、有効放射線のみを蛍光体105へと到達させる。
蛍光体105は、グリッド104からの放射線(有効放射線)をセンサ106の分光感度に合わせるように可視光化する。
センサ106は、蛍光体105からの放射線を受光し、その2次元分布光強度に応じて、当該放射線光を、2次元的な光電変換により電気信号(画像信号)として蓄積する。
信号読出部107は、センサ106での蓄積画像信号を読み出して、これを放射線画像信号として記憶装置112へ記憶させる。
画像処理装置114は、記憶装置112に記憶された放射線画像信号に対して適切な画像処理を施す。
表示装置113は、画像処理装置114での処理後の放射線画像信号を表示する。
<放射線撮影システム100の最も特徴とする動作及び構成>
図2は、制御装置111が実行する本システム100の動作制御処理を示したものであり、図3は、当該動作制御のタイミングを示したものである。
尚、上記図2に示す処理は、上述したユーザによる撮影条件の入力から、センサ106での画像信号の読み出しまでの処理である。
ステップS201:
制御装置111は、撮影条件指示装置115にてユーザから選択入力するされた撮影条件により、照射時間Texpと、撮影に使用するセンサ106の種類と、放射線管球101の種類とを認識する。
そして、制御装置111は、上記認識情報から、放射線照射までの制御及び放射線照射後の制御を、次のステップS202からの処理によって決定する。
ステップS202:
制御装置111は、センサ106の種類により、センサ初期化時間Tssを決定する。
センサ初期化時間Tssは、センサ106の種類によって異なるが、センサ106が、例えば、暗電流の事前吐き出しを必要とするセンサである場合、空読時間がセンサ初期化時間Tssとなり、この時間から、センサ106での信号蓄積が始まることとなる。
ステップS203:
制御装置111は、照射時間Texpから、グリッド初期化時間Tgsと、グリッド振動収束時間Tgeとを決定する。
具体的には、まず、グリッド104の縞目写り込みを低下させるためには、例えば、放射線を10サイクル以上の縞目に通過させる必要がある。その一方で、グリッド104の移動距離には制限がある。したがって、照射時間Texpに応じて、グリッド104の移動速度を最適化することが必要になる。また、グリッド104は、一般に焦点を持っているため、良好な撮影画像の画質を得るためには、放射線の照射中心位置とグリッド104の中心位置を揃えることが必要になる。
したがって、上記の最適なグリッド104の移動速度(目標とする移動速度)、及びグリッド104の位置が放射線の照射中心位置(目標とする位置)に到達する時間が、グリッド初期化時間Tgsである。
本実施の形態では、グリッド104の目標の移動速度及び位置に到達するグリッド初期化時間Tgsと、その移動の際に生じる装置振動が収束するまでにかかるグリッド振動収束時間Tgeとを、例えば、様々なパターンの照射時間Texp、及びグリッド104の移動速度に対応して、実験的に求めておきテーブル化して記憶装置112へと記憶しておく。これにより、実際に得られた照射時間Texpに該当するグリッド初期化時間Tgs及びグリッド振動収束時間Tgeを、記憶装置112のテーブル化情報から決定すればよい。
ステップS204:
制御装置111は、放射線管球101の種類により、プリ照射ディレイ時間Txsと、ポスト照射ディレイ時間Txeとを決定する。
プリ照射ディレイ時間Txsとは、放射線発生装置117に対して放射線の照射許可を指示してから、実際に放射線発生装置117で放射線の照射が始まるまでの時間であり、放射線発生装置117や放射線管球101の種類によって決定される。
本実施の形態では、例えば、放射線発生装置117や放射線管球101の様々な種類に対応したプリ照射ディレイ時間Txsを、テーブル化して予め用意しておき、このテーブル化情報から、該当するプリ照射ディレイ時間Txsを決定する。
ポスト照射ディレイ時間Txeは、放射線発生装置117が、照射時間Texp経過後から実際に放射線の照射が終了するまでのディレイ時間である。このポスト照射ディレイ時間Txeについても、プリ照射ディレイ時間Txsと同様にして決定する。
ステップS205:
制御装置111は、照射ディレイ時間T1を決定する。
照射ディレイ時間T1とは、撮影ボタン116によりユーザから撮影要求がなされてから、放射線発生装置117により実際に放射線が照射されるまでのディレイ時間であり、ステップS202にて決定されたセンサ初期化時間Tss、ステップS203にて決定されたグリッド初期化時間Tgs、及びステップS204にて決定されたプリ照射ディレイ時間Txsのうちの最長の時間が、照射ディレイ時間T1として決定される。
ステップS206:
制御装置111は、照射までのタイムテーブルを決定する。
このタイムテーブルは、ステップS202にて決定されたセンサ初期化時間Tss、ステップS203にて決定されたグリッド初期化時間Tgs、及びステップS204にて決定されたプリ照射ディレイ時間Txsから決定される。
具体的には、撮影ボタン116によりユーザから撮影要求なされたことを認識した後の、センサ106の初期化、グリッド104の駆動開始、及び放射線発生装置117に対する放射線照射指示(照射許可)の制御順序と時間(タイミング)を、ステップS205にて決定された照射ディレイ時間T1から、ディレイ時間を減算した結果で決定する。
すなわち、センサ106の初期化のタイミングを“T1−Tss”として決定し、グリッド104の駆動開始のタイミングを““T1−Tgs”として決定し、放射線発生装置117に対する放射線照射指示(照射許可)のタイミングを“T1−Txs”として決定する。
ステップS207:
制御装置111は、上述のようにして放射線照射前の制御を決定し終えた後、撮影ボタン116によりユーザから撮影要求なされたか否かを判別し、当該撮影要求がなされるまで待機状態となる。
ステップS208:
制御装置111は、撮影ボタン116によりユーザから撮影要求なされたことを認識すると、ステップS206にて決定したタイムテーブルに従った動作制御を実行する。
これにより、センサ106の初期化開始が“T1−Tss”経過後に実行され、グリッド104の駆動開始が“T1−Tgs”経過後に実行され、照射許可が“T1−Txs”経過後に実行される。
ステップS209:
制御装置111は、ステップS201にて決定した照射時間(実曝射時間)Texpと、ステップS204にて決定したポスト照射ディレイ時間Txeと、ステップS205にて決定した照射ディレイ時間T1との合計時間(T1+Texp+Txe)が経過するまで待機状態となる。
ステップS210:
制御装置111は、“T1+Texp+Txe”時間が経過したことを認識すると、グリッド移動部108を介してグリッド104の駆動を停止させる。
ステップS211:
制御装置111は、ステップS203にて決定したグリッド振動収束時間Tgeが経過するまで待機状態となる。
ステップS212:
制御装置111は、グリッド振動収束時間Tgeが経過したことを認識すると、信号読出部107を介してセンサ106の蓄積信号の読み出しを開始させる。
上記図2のフローチャートに示される放射線撮影システム100の動作制御において、特に、照射時間Texp経過後に、さらにポスト照射ディレイ時間Txeだけ待機状態とする構成としているため、グリッド104の縞目の写り込みを防ぐことができる。
また、グリッド104の駆動を停止するように構成しているため、グリッド移動部108から発生する電磁ノイズの影響を防ぐことができる。
また、グリッド104の駆動停止後、さらにグリッド振動収束時間Tge待機状態とする構成としているため、装置振動による影響を防ぐことができる。
したがって、ユーザからの撮影要求を認識後に、制御装置111が上記図2のフローチャートに従って本システム100の動作制御を行うことで、良好な撮影画像を取得することができる。
上述のような放射線撮影システム100の動作御を、上記図3のタイミングチャートを用いて、さらに具体的に説明すると、次のようになる。
尚、上記図3のタイミングチャートは、撮影ボタン116が押下されたときからのタイミングを説明している。
先ず、ユーザから入力された撮影条件により、例えば、
照射時間Texp=100ms
センサ初期化時間Tss=200ms
グリッド初期化時間Tgs=300ms
プリ照射ディレイ時間Txs=100ms
グリッド振動収束時間Tge=300ms
ポスト照射ディレイ時間Txe=100ms
を決定する。
この場合、照射ディレイ時間T1は、センサ初期化時間Tss、グリッド初期化時間Tgs、プリ照射ディレイ時間Txsのうちの最長の時間であることにより、
T1=max(Tss,Tgs,Txs)=Tgs=300ms
と決定する。
放射線照射までの動作制御については、これらの初期条件から決定される。
次に、センサ初期化、グリッド移動開始、及び照射許可の指示についての、撮影要求認識後からの制御タイミングをそれぞれ、照射ディレイ時間T1から動作にかかる時間を減算して求める。したがって、
センサ初期化タイミング :T1−Tss=100ms
グリッド移動開始タイミング:T1−Tgs=0ms
照射許可信号送信タイミング:T1−Txs=200ms
となる。
そして、放射線照射後の制御タイミングを、照射ディレイT1に対して照射時間Texp及びポスト照射ディレイ時間Txeを加算して求まる実陽射時間経過後にグリッド104の移動制御を停止し、さらにグリッド振動収束時間Tgeが経過した後にセンサ106での信号読み出しを開始する、というタイミングで決定する。
すなわち、グリッド制御停止タイミング及び信号読出開始タイミングを、
グリッド制御停止タイミング:T1+Texp+Txe=500ms
信号読出開始タイミング:T1+Texp+Txe+Tge=800ms
と決定する。
以上の制御タイミングの決定が終了した後、ユーザからの撮影ボタン115押下による撮影要求(上記図3の(a)参照)を待つことになる。
撮影要求を認識すると、上記の決定した各制御タイミングに基づいて、放射線撮影システム100の動作制御が開始される。
すなわち、先ず、上記図3(b)に示すように、グリッド104の移動(運動)を開始する。
グリッド104の移動速度は、上記図3(c)に示すように、加速的に上昇し、300ms(グリッド初期化時間Tgs=300ms)経過後に、照射可能状態に到達する。
次に、上記図3(f)に示すように、撮影要求認識から、100ms(センサ初期化タイミング:T1−Tss=100ms)後に、センサ106の初期化を開始し、その200ms(センサ初期化時間Tss=200ms)後に、センサ106の初期化が終了する。
次に、上記図3(d)に示すように、撮影要求認識から、200ms(照射許可信号送信タイミング:T1−Txs=200ms)後に、放射線発生装置117に対して照射を指示する。
これにより、放射線発生装置117では、上記図3(e)に示すように、100ms(プリ照射ディレイ時間Txs=100ms)後に、実照射が開始される。
そして、撮影要求認識から、500ms(グリッド制御停止タイミング:T1+Texp+Txe=500ms)後に、放射線発生装置117での実照射が終了する。
このとき、上記図3(b)に示すように、グリッド104の移動制御を停止する。これにより、グリッド104の移動速度は徐々に減速していく。これに伴って、グリッド104を動かすことで発生した撮影装置110の振動が収束し始める。
その後、上記図3(f)に示すように、撮影要求認識から、800ms(信号読出開始タイミング:T1+Texp+Txe+Tge=800ms)後に、信号読出部107に対して、センサ106での信号蓄積を終了し、当該信号読み出しを開始する旨の指示を行う。
このとき、撮影装置110の振動は、画質に影響しないほど低減されており、この結果、良好な撮影画像を取得することができる。
(第2の実施の形態)
本発明は、例えば、図4に示すような放射線撮影システム300に適用される。
この放射線撮影システム300は、上記図1の放射線撮影システム100と同様の構成としているが、撮影装置110内に対して、放射線照射状態を検出する放射線検出器302と、グリッド104の振動状態を計測する振動計測器301とをさらに備えた構成としている。
尚、上記図4の放射線撮影システム300において、上記図1の放射線撮影システム100と同様に動作する個所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。ここでは、上記図1の放射線撮影システム100と異なる構成についてのみ、具体的に説明する。
図5は、本実施の形態での制御装置111が実行する本システム100の動作制御処理を示したものであり、図6は、当該動作制御のタイミングを示したものである。
尚、上記図5のフローチャートにおいて、上記図2に示したフローチャートでの処理ステップと同様に処理実行するステップには同じ符号を付し、その詳細は省略する。
ステップS201:
制御装置111は、撮影条件指示装置115にてユーザから選択入力するされた撮影条件により、照射時間Texpと、撮影に使用するセンサ106の種類と、放射線管球101の種類とを認識する。
そして、制御装置111は、上記認識情報から、放射線照射までの制御及び放射線照射後の制御を、次のステップS202からの処理によって決定する。
ステップS202:
制御装置111は、センサ106の種類により、センサ初期化時間Tssを決定する。
ステップS203':
制御装置111は、照射時間Texpから、グリッド初期化時間Tgs(グリッド104の目標の移動速度及び位置に到達する時間)を決定する。
ステップS204':
制御装置111は、放射線管球101の種類により、プリ照射ディレイ時間Txs(放射線発生装置117に対して放射線の照射許可を指示してから、実際に放射線発生装置117で放射線の照射が始まるまでの時間)を決定する。
ステップS205:
制御装置111は、照射ディレイ時間T1(センサ初期化時間Tss、グリッド初期化時間Tgs、及びプリ照射ディレイ時間Txsのうちの最長の時間)を決定する。
ステップS206:
制御装置111は、照射までのタイムテーブルとして、センサ106の初期化のタイミングを“T1−Tss”、グリッド104の駆動開始のタイミングを““T1−Tgs”、放射線発生装置117に対する放射線照射指示(照射許可)のタイミングを“T1−Txs”をそれぞれ決定する。
ステップS207:
制御装置111は、上述のようにして放射線照射前の制御を決定し終えた後、撮影ボタン116によりユーザから撮影要求なされたか否かを判別し、当該撮影要求がなされるまで待機状態となる。
ステップS208:
制御装置111は、撮影ボタン116によりユーザから撮影要求なされたことを認識すると、ステップS206にて決定したタイムテーブルに従った動作制御を実行する。
これにより、センサ106の初期化開始が“T1−Tss”経過後に実行され、グリッド104の駆動開始が“T1−Tgs”経過後に実行され、照射許可が“T1−Txs”経過後に実行される。
ステップS209':
制御装置111は、放射線検出器302から出力される検出信号により、放射線発生器117による放射線照射が終了したか否かを判別する。
ステップS210:
制御装置111は、放射線発生器117による放射線照射が終了したことを認識すると、グリッド移動部108を介してグリッド104の駆動を停止させる。
ステップS211':
制御装置111は、振動計測器301での計測結果により、グリッド104の振動が収束したか否かを判別する。
ステップS212:
制御装置111は、グリッド104の振動が収束したことを認識すると、信号読出部107を介してセンサ106の蓄積信号の読み出しを開始させる。
上記図5のフローチャートに示される放射線撮影システム100の動作制御において、特に、放射線検出器302での検出結果により放射線照射が終了したことを認識すると、グリッド104の駆動を停止するように構成しているため、グリッド移動部108から発生する電磁ノイズの影響を防ぐことができる。
また、グリッド104の駆動停止後、振動計測器301での計測結果に基づいて、グリッド104の振動が収束するまで待機状態とする構成としているため、装置振動による影響を防ぐことができる。
したがって、ユーザからの撮影要求を認識後に、制御装置111が上記図5のフローチャートに従って本システム100の動作制御を行うことで、良好な撮影画像を取得することができる。
上述のような放射線撮影システム100の動作御を、上記図6のタイミングチャートを用いて、さらに具体的に説明すると、次のようになる。
尚、上記図6のタイミングチャートは、撮影ボタン116が押下されたときからのタイミングを説明している。
先ず、ユーザから入力された撮影条件により、例えば、
照射時間Texp=100ms
センサ初期化時間Tss=200ms
グリッド初期化時間Tgs=300ms
プリ照射ディレイ時間Txs=100ms
を決定する。
この場合、照射ディレイ時間T1は、センサ初期化時間Tss、グリッド初期化時間Tgs、プリ照射ディレイ時間Txsのうちの最長の時間であることにより、
T1=max(Tss,Tgs,Txs)=Tgs=300ms
と決定する。
放射線照射までの動作制御については、これらの初期条件から決定される。
次に、センサ初期化、グリッド移動開始、及び照射許可の指示についての、撮影要求認識後からの制御タイミングをそれぞれ、照射ディレイ時間T1から動作にかかる時間を減算して求める。したがって、
センサ初期化タイミング :T1−Tss=100ms
グリッド移動開始タイミング:T1−Tgs=0ms
照射許可信号送信タイミング:T1−Txs=200ms
となる。
以上の制御タイミングの決定が終了した後、ユーザからの撮影ボタン115押下による撮影要求(上記図6の(a)参照)を待つことになる。
撮影要求を認識すると、上記の決定した各制御タイミングに基づいて、放射線撮影システム100の動作制御が開始される。
すなわち、先ず、上記図6(b)に示すように、グリッド104の移動(運動)を開始する。これと同時に、上記図6(g)に示すように、グリッド104が移動状態であることを示す振動検知信号をHighレベルとする。
グリッド104の移動速度は、上記図6(c)に示すように、加速的に上昇し、300ms(グリッド初期化時間Tgs=300ms)経過後に、照射可能状態に到達する。
次に、上記図6(h)に示すように、撮影要求認識から、100ms(センサ初期化タイミング:T1−Tss=100ms)後に、センサ106の初期化を開始し、その200ms(センサ初期化時間Tss=200ms)後に、センサ106の初期化が終了する。
次に、上記図6(d)に示すように、撮影要求認識から、200ms(照射許可信号送信タイミング:T1−Txs=200ms)後に、放射線発生装置117に対して照射を指示する。
これにより、放射線発生装置117では、上記図6(e)に示すように、100ms(プリ照射ディレイ時間Txs=100ms)後に、実照射が開始される。これと同時に、上記図6(f)に示すように、放射線照射を示す放射線検知信号をHighレベルとする。
そして、放射線照射が終了し、放射線検出器302の出力が所定のしきい値より低下したら照射終了と判断し、上記図6(f)に示すように、放射線検知信号をLowレベルとする。これに伴って、上記図6(b)に示すように、グリッド104の移動制御を停止する。これにより、グリッド104の移動速度は徐々に減速していく。このときのグリッド104の振動状態は、振動計測器301によって観測される。
グリッド104を動かすことで発生した撮影装置110の振動が収束し始め、振動計測器301の出力が所定の振動量より低下したことを認識すると、上記図6(g)に示すように、振動検知信号をLowレベルとする。
そして、上記図6(h)に示すように、信号読出部107に対して、センサ106での信号蓄積を終了し、当該信号読み出しを開始する旨の指示を行う。
このとき、撮影装置110の振動は、画質に影響しないほど低減されており、この結果、良好な撮影画像を取得することができる。
尚、本発明の目的は、第1及び第2の実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が第1及び第2の実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、第1及び第2の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1及び第2の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1及び第2の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
第1の実施の形態において、本発明を適用した放射線撮影システムの構成を示すブロック図である。 上記放射線撮影システムの動作を説明するためのフローチャートである。 上記放射線撮影システムの動作制御タイミングを説明するための図である。 第2の実施の形態において、本発明を適用した放射線撮影システムの構成を示すブロック図である。 上記放射線撮影システムの動作を説明するためのフローチャートである。 上記放射線撮影システムの動作制御タイミングを説明するための図である。
符号の説明
100 放射線撮影システム
101 放射線管球
102 被検者
103 胸当て部
104 グリッド
105 蛍光体
106 センサ(2次元撮像素子)
107 信号読出部
108 グリッド移動部
110 撮影装置
111 制御装置
112 記憶装置
113 表示装置
114 画像処理装置
115 撮影条件指示装置
116 撮影ボタン
117 放射線発生装置
120 システムバス

Claims (15)

  1. 移動可能なグリッドを介した被写体光を撮像素子で受光して、当該撮像素子での光電変換による蓄積信号を撮影画像信号として読み出す機能を有する撮影装置であって、
    上記グリッドの移動駆動を停止させ、当該移動駆動の停止後に、上記撮像素子の蓄積信号の読み出しを開始させる制御手段を備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 上記被写体に対する照射を検出する照射検出手段を備え、
    上記制御手段は、上記照射検出手段の検出結果に基づいて、上記グリッドの移動駆動停止の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 上記制御手段は、上記グリッドの移動駆動の停止後、所定の時間経過後に、上記撮像素子の蓄積信号の読み出しを開始させることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  4. 上記制御手段は、上記所定の時間を、上記被写体に対する照射時間、及び上記グリッドの移動速度の少なくとも何れかに基づき予め決定することを特徴とする請求項3記載の撮影装置。
  5. 上記グリッドの移動による上記撮像素子の振動状態を検出する振動検出手段を備え、
    上記制御手段は、上記振動検出手段の検出結果に基づいて、上記撮像素子の蓄積信号の読出開始の制御を行うことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  6. 上記被写体に対する照射は、放射線照射を含むことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  7. 複数の機器が互いに通信可能に接続されてなる撮影システムであって、
    上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項1〜6の何れか1項に記載の撮影装置の機能を有することを特徴とする撮影システム。
  8. 被写体を透過した放射線を移動可能なグリッドを介して撮像素子で受光し、当該撮像素子の蓄積信号を読み出す処理ステップを含む撮影制御方法であって、
    上記処理ステップは、上記グリッドの移動駆動を停止し、当該移動駆動の停止後に、上記撮像素子の蓄積信号の読み出しを開始するステップを含むことを特徴とする撮影制御方法。
  9. 上記処理ステップは、
    上記放射線の照射期間を認識するステップと、
    上記照射期間の認識に基づいて、上記グリッドの移動駆動を停止するステップを含むことを特徴とする請求項8記載の撮影制御方法。
  10. 上記処理ステップは、上記グリッドの移動駆動の停止後、予め決定した適性待機時間を経て、上記撮像素子の蓄積信号の読み出しを開始するステップを含むことを特徴とする請求項8記載の撮影制御方法。
  11. 上記処理ステップは、上記適性待機時間を、上記放射線の照射時間、及び上記グリッドの移動速度の少なくとも何れかに応じて決定するステップを含むことを特徴とする請求項10記載の撮影制御方法。
  12. 上記処理ステップは、
    上記撮像素子の振動の収束を検出するステップと、
    上記振動収束の検出に基づいて、上記撮像素子の蓄積信号の読み出しを開始するステップを含むことを特徴とする請求項8記載の撮影制御方法。
  13. 上記放射線は、X線を含むことを特徴とする請求項8記載の撮影制御方法。
  14. 請求項1〜6の何れか1項に記載の撮影装置の機能、又は請求項7記載の撮影システムの機能をコンピュータに実現させるための処理プログラムを、コンピュータが読出可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
  15. 請求項8〜13の何れか1項に記載の撮影制御方法をコンピュータに実行させるための処理プログラムを、コンピュータが読出可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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