JP2014223557A - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームレートが低い場合でも動きの滑らかな透視画像を撮影できる放射線画像撮影システムを提供する。
【解決手段】透視撮影のフレームレートが遅いほど放射線発生装置34から電子カセッテ32に対して放射線を連続的に照射して透視撮影が行われるように制御を行う。
【選択図】図13

Description

本発明は、放射線画像撮影システムに係り、特に、放射線画像の撮影を連続的に行う透視撮影が可能とされた放射線画像撮影システムに関する。
近年、TFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリクス基板上に放射線感応層を配置し、放射線を直接デジタルデータに変換できるFPD(Flat Panel Detector)等の放射線検出器が実用化され、この放射線検出器を用いて照射された放射線により表わされる放射線画像を撮影する可搬型放射線画像撮影装置(以下、「電子カセッテ」ともいう。)が実用化されている。この放射線検出器を用いた放射線画像撮影装置は、従来のX線フィルムやイメージングプレートを用いた放射線画像撮影装置に比べて、即時に画像を確認でき、連続的に放射線画像の撮影を行う透視撮影(動画撮影)も行うことができるといったメリットがある。なお、放射線検出器には、放射線を変換する方式として、放射線をシンチレータで光に変換した後にフォトダイオード等の半導体層で電荷に変換する間接変換方式や、放射線をアモルファスセレン等の半導体層で電荷に変換する直接変換方式等があり、各方式でも半導体層に使用可能な材料が種々存在する。
ところで、透視撮影の撮影方法には、放射線源から放射線を連続的に照射(連続照射)させつつ所定のフレームレートで撮影する方法と、フレームレートに同期させて放射線をパルス状に照射(パルス照射)させつつ放射線の照射に同期して撮影する方法がある。パルス照射は、撮影に必要な期間だけ放射線を照射でき、連続照射に比べて患者の被曝量を抑制できるため、単位時間当たりの照射量を上げられる利点がある。しかし、パルス照射は、放射線源から放射線の照射タイミングと放射線検出器での撮影タイミングの同期をとる必要がある。
特許文献1には、連続照射とパルス照射とを切り替える切替スイッチを備え、切替スイッチにより、Cアーム撮影において、Cアームを回転させて撮影部位の位置決めする際はパルス照射に切り替え、診断画像を撮影する際は連続照射に切り替えて撮影を行う技術が記載されている。
特許文献2には、曝射ユニットとセンサユニットを物理的に分離したワイヤレスX線透視システムにおいて、ビーコン信号を撮影のフレームレートに関連づけた周期で発生させて、ワイヤレスで照射タイミングと撮影タイミングの同期を行う技術が記載されている。
特開2009−136481号公報 特開2009−186439号公報
ところで、パルス照射は、照射時間が短いので、各画像が動きの止まったコマ送り画像になりかねない。特に、フレームレートが低い場合、撮影間隔が大きく、目の残像も消えてしまうので、そのような傾向になってしまう。
このため、パルス照射ではフレームレートが低い場合に動きの滑らかな透視画像を撮影できない、という問題点があった。
なお、特許文献1及び特許文献2の技術においても、フレームレートが低い場合に動きの滑らかな透視画像の撮影は困難であった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、フレームレートが低い場合でも動きの滑らかな透視画像を撮影できる放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の放射線画像撮影システムは、放射線画像の撮影を連続的に行う透視撮影が可能とされた放射線画像撮影装置と、透視撮影の際に前記放射線画像撮影装置に対して放射線を連続的又はパルス状に照射する放射線照射装置と、透視撮影のフレームレートが低いほど前記放射線照射装置から前記放射線画像撮影装置に対して放射線を連続的に照射することの優先度をパルス状に照射することより高くして透視撮影が行われるように制御を行う制御手段を有する制御装置と、を備えている。
本発明の放射線画像撮影システムによれば、放射線画像撮影装置は放射線画像の撮影を連続的に行う透視撮影が可能とされ、放射線照射装置は透視撮影の際に前記放射線画像撮影装置に対して放射線を連続的又はパルス状に照射する。
そして、本発明では、制御装置の制御手段が透視撮影のフレームレートが低いほど放射線照射装置から放射線画像撮影装置に対して放射線を連続的に照射することの優先度をパルス状に照射することより高くして透視撮影が行われるように制御を行う。
このように、本発明の放射線画像撮影システムによれば、透視撮影のフレームレートが低いほど放射線照射装置から前記放射線画像撮影装置に対して放射線を連続的に照射することの優先度をパルス状に照射することより高くして透視撮影が行われるように制御を行うので、フレームレートが低い場合でも動きの滑らかな透視画像を撮影できる。
なお、本発明は、前記制御装置は、前記放射線照射装置から放射線をパルス状に照射させるか連続的に照射させるかを指定する指定手段をさらに有し、前記制御手段が、透視撮影のフレームレートが第1フレームレート閾値以下の場合、パルス照射よりも連続照射を推奨し、透視撮影のフレームレートが当該第1フレームレート閾値よりも低い第2フレームレート閾値以下の場合、パルス照射の指定を禁止してもよい。これにより、フレームレートが低い場合に放射線を連続的に照射して透視撮影が行われる。
また、本発明は、前記第1フレームレート閾値を15fps以上かつ60fps以下とし、前記第2フレームレート閾値を5fps以上かつ前記第1フレームレート閾値未満としてもよい。これにより、透視撮影のフレームレートが、敏感な人が画像にチラツキを感じるフレームレートとなると連続照射が推奨され、大多数の人が透視撮影の画像にチラツキを感じるフレームレートとなると連続照射で透視撮影が行われる。
また、本発明は、前記第1フレームレート閾値を30fpsとし、前記第2フレームレート閾値を15fpsとしてもよい。これにより、フレームレートが30fps以下の場合、連続照射が推奨され、フレームレートが15fps以下の場合、連続照射で透視撮影が行われる。
また、本発明は、前記制御手段が、透視撮影のフレームレートでの1画像あたりの放射線の照射時間及び前記放射線照射装置からの単位時間当たりの放射線の照射量から1画像あたりの放射線の照射量を導出し、導出された1画像あたりの放射線の照射量が放射線画像の撮影に必要な最低照射量未満である場合、警告又は1画像あたり最低照射量が得られるフレームレートにフレームレートを変更する制御を行ってもよい。これにより、1画像あたりの放射線の照射量が最低照射量未満である場合、警告又は最低照射量が得られるフレームレートに変更して撮影が行える。
特に、本発明は、前記制御手段が、前記放射線照射装置からの単位時間当たりの放射線の照射量を、撮影対象とする撮影部位が許容する放射線総量を撮影予定時間で除算することにより導出してもよい。これにより、撮影予定時間での撮影が行われた場合でも照射される放射線総量を撮影部位が許容する放射線総量内に収めることができる。
また、本発明は、前記放射線画像撮影装置は、1回ずつ撮影を行う静止画撮影が可能とされ、前記制御手段が、静止画撮影の場合、連続照射撮影モードよりもパルス照射の優先度を高くしてもよい。これにより、静止画撮影の場合は、パルス照射の優先度で撮影が行われるように促すことができる。
また、本発明は、前記放射線照射装置は、放射線を連続的に照射する場合、放射線をパルス状に照射する場合と比較して照射される単位時間当たりの放射線量が少ない。これにより、放射線を連続的に照射する際の被検者の被曝量を抑えることができる。
また、本発明は、前記放射線画像撮影装置は、放射線が照射されることにより電荷が発生すると共に当該電荷を蓄積する画素が2次元状に複数設けられ、各画素に蓄積された電荷を電気信号として出力する放射線検出器、前記放射線検出器により出力される電気信号を増幅する増幅器、及び放射線が連続的に照射される場合、放射線がパルス状に照射される場合と比較して、各画素での電荷の蓄積期間の延長、増幅器のゲイン量の増加、隣合う複数画素を1つの画素とする画像処理の少なくとも1つを行う撮影装置制御手段を有する。これにより、透視撮影が連続照射で行われ、照射される単位時間当たりの放射線量を減少させた場合でも、良好な画像を得ることができる。
また、本発明は、前記放射線照射装置のブレを検出する検出手段をさらに有し、前記制御手段が、透視撮影中に前記検出手段によって検出された前記放射線照射装置のブレ量が第1ブレ閾値以上の場合、警告を開始する制御を実行し、当該ブレ量が第1ブレ閾値よりも大きい第2ブレ閾値以上の場合、前記放射線照射装置からの前記放射線の照射を停止する制御を実行してもよい。これにより、放射線照射装置のブレが発生した場合でもブレ量が第1ブレ閾値よりも大きい場合、警告でき、ブレ量が第2ブレ閾値よりも大きい場合、放射線の照射を停止できる。
さらに、本発明は、前記制御手段が、放射線を連続的に照射しての透視撮影中である場合に、前記警告を開始する制御、前記放射線の照射を停止する制御を実行してもよい。これにより、放射線を連続的に照射しての透視撮影中に放射線照射装置のブレが検出された場合、ブレ量に応じて警告又は放射線の照射が停止される。
本発明によれば、透視撮影のフレームレートが遅いほど放射線照射装置から前記放射線画像撮影装置に対して放射線を連続的に照射して透視撮影が行われるように制御を行うので、フレームレートが低い場合でも動きの滑らかな透視画像を撮影できる、という効果が得られる。
実施の形態に係る放射線情報システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る放射線画像撮影システムの放射線撮影室における各装置の配置状態の一例および放射線発生装置の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る電子カセッテの内部構成を示す透過斜視図である。 実施の形態に係る撮影システムの電気系の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る放射線検出器の1画素部分に注目した等価回路図である。 実施の形態に係る連続照射とパルス照射での放射線の照射期間、単位時間当たりの放射線の照射量、画像読出タイミングを示すタイムチャートである。 実施の形態に係る優先照射モード判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る透視撮影及び静止画撮影ので連続照射とパルス照射の優先度合を示す図である。 実施の形態に係る連続照射又はパルス照射を指定する指定画面の一例を示す概略図である。 実施の形態に係る最低照射量確保判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る連続照射での静止画撮影が指定された場合の撮影動作の流れを示すタイムチャートである。 実施の形態に係るパルス照射での静止画撮影が指定された場合の撮影動作の流れを示すタイムチャートである。 実施の形態に係る連続照射での透視撮影が指定された場合の撮影動作の流れを示すタイムチャートである。 実施の形態に係るパルス照射での透視撮影が指定された場合の撮影動作の流れを示すタイムチャートである。 実施の形態に係る誤照射防止処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 他の形態に係る許容する放射線総量と撮影時間と単位時間当たりの放射線の照射量の関係を示す概略図である。 他の形態に係る最低照射量確保判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、ここでは、本発明を、病院における放射線科部門で取り扱われる情報を統括的に管理するシステムである放射線情報システムに適用した場合の形態例について説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係る放射線情報システム(以下、「RIS(Radiology Information System)」と称する。)10の構成について説明する。
RIS10は、放射線科部門内における、診療予約、診断記録等の情報管理を行うためのシステムであり、病院情報システム(以下、「HIS(Hospital Information System)」と称する。)の一部を構成する。
RIS10は、複数台の撮影依頼端末装置(以下、「端末装置」と称する。)12、RISサーバ14、および病院内の放射線撮影室(あるいは手術室)の個々に設置された放射線画像撮影システム(以下、「撮影システム」と称する。)18を有しており、これらが有線や無線のLAN(Local Area Network)等から成る病院内ネットワーク16に各々接続されて構成されている。なお、RIS10は、同じ病院内に設けられたHISの一部を構成しており、病院内ネットワーク16には、HIS全体を管理するHISサーバ(図示省略。)も接続されている。
端末装置12は、医師や放射線技師が、診断情報や施設予約の入力、閲覧等を行うためのものであり、放射線画像の撮影依頼や撮影予約もこの端末装置12を介して行われる。各端末装置12は、表示装置を有するパーソナル・コンピュータを含んで構成され、RISサーバ14と病院内ネットワーク16を介して相互通信が可能とされている。
一方、RISサーバ14は、各端末装置12からの撮影依頼を受け付け、撮影システム18における放射線画像の撮影スケジュールを管理するものであり、データベース14Aを含んで構成されている。
データベース14Aは、患者の属性情報(氏名、性別、生年月日、年齢、血液型、体重、患者ID(Identification)等)、病歴、受診歴、過去に撮影した放射線画像等の患者に関する情報を含んで構成されている。
撮影システム18は、RISサーバ14からの指示に応じて医師や放射線技師の操作により放射線画像の撮影を行う。撮影システム18は、放射線源130(図2も参照。)から曝射条件に従った線量とされた放射線X(図3も参照。)を被検者に照射する放射線発生装置34と、患者の撮影対象部位を透過した放射線Xを吸収して電荷を発生し、発生した電荷量に基づいて放射線画像を示す画像情報を生成する放射線検出器60(図3も参照。)を内蔵する電子カセッテ32と、電子カセッテ32に内蔵されているバッテリを充電するクレードル40と、電子カセッテ32,放射線発生装置34,およびクレードル40を制御するコンソール42と、を備えている。
図2には、本実施の形態に係る撮影システム18の放射線撮影室44における各装置の配置状態の一例および放射線発生装置34の構成が示されている。本実施の形態に係る撮影システム18では、放射線発生装置34とコンソール42とをそれぞれケーブルで接続して有線通信によって各種情報の送受信を行うが、図2では、放射線発生装置34とコンソール42を接続するケーブルを省略している。また、電子カセッテ32とコンソール42との間は、無線通信又は有線通信によって各種情報の送受信を行う。
本実施の形態に係る放射線発生装置34は、Cアーム140を備えており、Cアーム140の一端には放射線Xを射出する放射線源130が設けられる一方、他端には電子カセッテ32が着脱可能とされた着脱機構142が設けられている。なお、同図では、電子カセッテ32が着脱機構142から取り外されており、放射線撮影室44の略中央部に設けられたベッド46と当該ベッド46に仰臥している被検者(患者)48との間に設けられた状態が示されている。
放射線源130は、支持軸136および一対の支持板138を介してCアーム140の一端に設けられており、支持軸136を回転中心として同図A方向およびB方向に回転可能とされると共に、支持板138と共にCアーム140の円弧の接線を軸として同図C方向およびD方向に回転可能とされている。
Cアーム140の円筒面の外周に当接する位置には、Cアーム140を同図時計回り方向および反時計回り方向に回転可能に保持するCアーム保持部144が設けられる一方、Cアーム保持部144はCアーム保持部146を介して支柱148に上下移動自在に保持されている。また、Cアーム保持部144は、Cアーム保持部146に対して水平軸まわりに回転可能に支持されている。
一方、放射線発生装置34は、後述する通信I/F部132、線源制御部134等を内蔵した本体部150を備えており、支柱148は、下端が本体部150の筐体の下端部近傍から側方に突設された支柱支持部152に取り付けられている。
また、本体部150の底部には車輪154が設けられており、放射線発生装置34は病院内を移動することができる。
一方、本実施の形態に係る放射線撮影室44には、その壁面付近にクレードル40およびコンソール42が設置されている。
クレードル40は、電子カセッテ32を収納可能な収容部40Aが形成されている。
電子カセッテ32は、待機時、クレードル40の収容部40Aに収納され、内蔵されるバッテリに充電が行われ、放射線画像の撮影時、クレードル40から取り出され、被検者48の撮影部位に対応する位置(同図に示される位置)に配置されるか、または放射線発生装置34のCアーム140における着脱機構142に取り付けられて用いられる。
なお、電子カセッテ32は、放射線撮影室や手術室のみで使用されるものではなく、その可搬性から、例えば、検診や病院内での回診等にも使用することができる。
図3には、本実施の形態に係る電子カセッテ32の内部構成が示されている。
同図に示すように、電子カセッテ32は、放射線Xを透過させる材料からなる筐体54を備えており、防水性、密閉性を有する構造とされている。電子カセッテ32は、手術室等で使用されるとき、血液やその他の雑菌が付着するおそれがある。そこで、電子カセッテ32を防水性、密閉性を有する構造として、必要に応じて殺菌洗浄することにより、1つの電子カセッテ32を繰り返し続けて使用することができる。
筐体54の内部には、放射線Xが照射される筐体54の照射面56側から、患者による放射線Xの散乱線を除去するグリッド58、患者を透過した放射線Xを検出する放射線検出器60、および放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板62が順に配設されている。なお、筐体54の照射面56をグリッド58として構成してもよい。この筐体54の側面にはケーブル43を接続するための接続端子32Aが設けられている。
また、筐体54の内部の一端側には、マイクロコンピュータを含む電子回路及び充電可能な二次電池を収容するケース31が配置されている。放射線検出器60及び電子回路は、ケース31に配置された二次電池から供給される電力によって作動する。ケース31内部に収容された各種回路が放射線Xの照射に伴って損傷することを回避するため、ケース31の照射面56側には鉛板等を配設しておくことが望ましい。なお、本実施の形態に係る電子カセッテ32は、照射面56の形状が長方形とされた直方体とされており、その長手方向一端部にケース31が配置されている。
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る撮影システム18の電気系の要部構成について説明する。
放射線発生装置34には、コンソール42と通信を行うための接続端子34Aが設けられている。コンソール42には、放射線発生装置34と通信を行うための接続端子42A、電子カセッテ32と通信を行うための接続端子42Bが設けられている。放射線発生装置34の接続端子34Aとコンソール42の接続端子42Aはケーブル35によって接続されている。
電子カセッテ32は、有線通信を行う場合、接続端子32Aにケーブル43が接続され、当該ケーブル43を介してコンソール42に接続される。
電子カセッテ32に内蔵された放射線検出器60は、TFTアクティブマトリクス基板66上に、放射線Xを吸収し、電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。光電変換層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)からなり、放射線Xが照射されると、照射された放射線量に応じた電荷量の電荷(電子−正孔の対)を内部で発生することで、照射された放射線Xを電荷へ変換する。なお、放射線検出器60は、アモルファスセレンのような放射線Xを直接的に電荷に変換する放射線-電荷変換材料の代わりに、蛍光体材料と光電変換素子(フォトダイオード)を用いて間接的に電荷に変換してもよい。蛍光体材料としては、ガドリニウム硫酸化物(GOS)やヨウ化セシウム(CsI)がよく知られている。この場合、蛍光体材料によって放射線X−光変換を行い、光電変換素子のフォトダイオードによって光−電荷変換を行う。
また、TFTアクティブマトリクス基板66上には、光電変換層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量68と、蓄積容量68に蓄積された電荷を読み出すためのTFT70を備えた画素部74(図4では個々の画素部74に対応する光電変換層を光電変換部72として模式的に示している。)がマトリクス状に多数個配置されており、電子カセッテ32への放射線Xの照射に伴って光電変換層で発生された電荷は、個々の画素部74の蓄積容量68に蓄積される。これにより、電子カセッテ32に照射された放射線Xに担持されていた画像情報は電荷情報へ変換されて放射線検出器60に保持される。
また、TFTアクティブマトリクス基板66には、一定方向(行方向)に延設され、個々の画素部74のTFT70をオン・オフさせるための複数本のゲート配線76と、ゲート配線76と直交する方向(列方向)に延設され、オンされたTFT70を介して蓄積容量68から蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線78が設けられている。個々のゲート配線76はゲート線ドライバ80に接続されており、個々のデータ配線78は信号処理部82に接続されている。個々の画素部74の蓄積容量68に電荷が蓄積されると、個々の画素部74のTFT70は、ゲート線ドライバ80からゲート配線76を介して供給される信号により行単位で順にオンされる。TFT70がオンされた画素部74の蓄積容量68に蓄積されている電荷は、アナログの電気信号としてデータ配線78を伝送されて信号処理部82に入力される。従って、個々の画素部74の蓄積容量68に蓄積されている電荷は行単位で順に読み出される。
図5には、本実施の形態に係る放射線検出器60の1画素部分に注目した等価回路図が示されている。
同図に示すように、TFT70のソースは、データ配線78に接続されており、このデータ配線78は、信号処理部82に接続されている。また、TFT70のドレインは蓄積容量68及び光電変換部72に接続され、TFT70のゲートはゲート配線76に接続されている。
信号処理部82は、個々のデータ配線78毎にサンプルホールド回路84を備えている。個々のデータ配線78を伝送された電荷信号はサンプルホールド回路84に保持される。サンプルホールド回路84はオペアンプ84Aとコンデンサ84Bを含んで構成され、電荷信号をアナログ電圧に変換する。また、サンプルホールド回路84にはコンデンサ84Bの両電極をショートさせ、コンデンサ84Bに蓄積された電荷を放電させるリセット回路としてスイッチ84Cが設けられている。オペアンプ84Aは、後述するカセッテ制御部92からの制御によりゲイン量を調整可能とされている。
サンプルホールド回路84の出力側にはマルチプレクサ86、A/D変換器88が順に接続されており、個々のサンプルホールド回路に保持された電荷信号はアナログ電圧に変換されてマルチプレクサ86に順に(シリアルに)入力され、A/D変換器88によってデジタルの画像情報へ変換される。
信号処理部82には画像メモリ90が接続されており(図4参照。)、信号処理部82のA/D変換器88から出力された画像データは画像メモリ90に順に記憶される。画像メモリ90は複数フレーム分の画像データを記憶可能な記憶容量を有しており、放射線画像の撮影が行われる毎に、撮影によって得られた画像データが画像メモリ90に順次記憶される。
画像メモリ90は電子カセッテ32全体の動作を制御するカセッテ制御部92と接続されている。カセッテ制御部92はマイクロコンピュータによって構成されており、CPU(中央処理装置)92A、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を含むメモリ92B、HDD(ハードディスク・ドライブ)やフラッシュメモリ等からなる不揮発性の記憶部92Cを備えている。
このカセッテ制御部92には無線通信部94及び有線通信部95が接続されている。無線通信部94は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a/b/g等に代表される無線LAN(Local Area Network)規格に対応しており、無線通信による外部機器との間で各種情報の伝送を制御する。有線通信部95は、接続端子32Aに接続され、接続端子32A及びケーブル43を介してコンソール42との間で各種情報の伝送を制御する。カセッテ制御部92は、無線通信部94又は有線通信部95を介してコンソール42と無線通信が可能とされており、コンソール42との間で各種情報の送受信を行う。カセッテ制御部92は、コンソール42から無線通信部94又は有線通信部95を介して受信される後述する曝射条件を記憶し、曝射条件に基づいて電荷の読み出しを開始する。
また、電子カセッテ32には電源部96が設けられており、上述した各種回路や各素子(ゲート線ドライバ80、信号処理部82、画像メモリ90、無線通信部94、有線通信部95、カセッテ制御部92として機能するマイクロコンピュータ等)は、電源部96から供給された電力によって作動する。電源部96は、電子カセッテ32の可搬性を損なわないように、前述したバッテリ(二次電池)を内蔵しており、充電されたバッテリから各種回路や各素子へ電力を供給する。なお、図4では、電源部96と各種回路や各素子を接続する配線を省略している。
一方、コンソール42は、サーバ・コンピュータとして構成されており、操作メニューや撮影された放射線画像等を表示するディスプレイ100と、複数のキーを含んで構成され、各種の情報や操作指示が入力される操作パネル102と、を備えている。
また、本実施の形態に係るコンソール42は、装置全体の動作を司るCPU104と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM106と、各種データを一時的に記憶するRAM108と、各種データを記憶して保持するHDD110と、ディスプレイ100への各種情報の表示を制御するディスプレイドライバ112と、操作パネル102に対する操作状態を検出する操作入力検出部114と、を備えている。また、コンソール42は、接続端子42Aに接続され、接続端子42A及びケーブル35を介して放射線発生装置34との間で後述する曝射条件等の各種情報の送受信を行う通信I/F部116と、電子カセッテ32との間で無線通信により曝射条件等の各種情報の送受信を行う無線通信部118と、接続端子42Bに接続され、接続端子42B及びケーブル43を介して電子カセッテ32との間で画像情報等の各種情報の送受信を行う有線通信部120と、を備えている。
CPU104、ROM106、RAM108、HDD110、ディスプレイドライバ112、操作入力検出部114、無線通信部118、及び有線通信部120は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU104は、ROM106、RAM108、HDD110へのアクセスを行うことができると共に、ディスプレイドライバ112を介したディスプレイ100への各種情報の表示の制御、通信I/F部116を介した放射線発生装置34との各種情報の送受信の制御、無線通信部118を介した電子カセッテ32との各種情報の送受信の制御、及び有線通信部120を介した電子カセッテ32との各種情報の送受信の制御、を行うことができる。また、CPU104は、操作入力検出部114を介して操作パネル102に対するユーザの操作状態を把握することができる。
一方、放射線発生装置34は、放射線Xを射出する放射線源130と、コンソール42との間で曝射条件等の各種情報を送受信する通信I/F部132と、受信した曝射条件に基づいて放射線源130を制御する線源制御部134と、を備えている。
線源制御部134もマイクロコンピュータによって実現されており、受信した曝射条件を記憶し、当該曝射条件に基づいて放射線源130から放射線Xを照射させる。
また、本実施の形態に係る放射線発生装置34には、放射線源130に対する何らかの物体の接触や衝突に起因する放射線画像の撮影の失敗を防止するために、図2に示すように、Cアーム140における放射線源130の設置位置の近傍に加速度センサ156が設けられている。本実施の形態では、加速度センサ156を上下・左右・前後の3軸方向に対する速度の加わり方を感知するセンサとしている。なお、加速度センサ156は、加速度を検出できれば何れの方式であってもよく、例えば、ピエゾ抵抗方式や静電容量方式であってもよい。
図4に示すように、加速度センサ156は線源制御部134に接続されており、加速度センサ156から出力された3軸方向の加速度を示す信号は線源制御部134に入力される。線源制御部134では、加速度センサ156から入力された3軸方向の加速度を示す加速度情報を、通信I/F部132を介してコンソール42に送信する。
次に、本実施の形態に係る撮影システム18の作用を説明する。
本実施の形態に係る電子カセッテ32及びコンソール42は、ケーブル43によって接続された場合、有線通信を行うものとされており、ケーブル43で接続されていない場合、無線通信を行うものとされている。また、本実施の形態に係る撮影システム18は、1回ずつ撮影を行う静止画撮影と連続的に撮影を行う透視撮影との間で撮影モードが選択可能とされている。さらに、本実施の形態に係る撮影システム18は、撮影中に放射線源130から放射線を連続的に照射させる連続照射と、撮影中に撮影のフレームレートに同期させて放射線源130か放射線をパルス状に照射させるパルス照射との選択が可能とされている。
端末装置12(図1参照。)は、放射線画像を撮影する場合、医師又は放射線技師からの撮影依頼を受け付ける。当該撮影依頼では、撮影対象とする患者、撮影対象とする撮影部位、撮影モードが指定され、管電圧、管電流、照射期間及び照射する放射線総量などが必要に応じて指定される。
端末装置12は、受け付けた撮影依頼の内容をRISサーバ14に通知する。RISサーバ14は、端末装置12から通知された撮影依頼の内容をデータベース14Aに記憶する。
コンソール42は、RISサーバ14にアクセスすることにより、RISサーバ14から撮影依頼の内容及び撮影対象とする患者の属性情報を取得し、撮影依頼の内容及び患者の属性情報をディスプレイ100(図4参照。)に表示する。
撮影者は、ディスプレイ100に表示された撮影依頼の内容に基づいて放射線画像の撮影を開始する。
例えば、図2に示すように、ベッド46上に横臥した被検者48の患部の撮影を行う際、撮影者は、電子カセッテ32とコンソール42間を無線通信とする場合は電子カセッテ32及びコンソール42にケーブル43を接続することなく、電子カセッテ32とコンソール42間を有線通信とする場合は電子カセッテ32及びコンソール42をケーブル43で接続した後に、撮影の部位に応じてベッド46と被検者48の患部との間に電子カセッテ32を配置する。
そして、撮影者は、操作パネル102に対して撮影モードとして静止画撮影又は透視撮影を指定し、撮影モードとして静止画撮影を指定した場合は操作パネル102に対して放射線Xを照射する際の管電圧、管電流、照射期間等の曝射条件を指定し、撮影モードとして透視撮影を指定した場合は操作パネル102に対してフレームレート、管電圧、管電流等の曝射条件を指定する。
また、撮影者は、連続照射又はパルス照射の何れで撮影を行うかを指定する。
ところで、図6(A)に示すように、連続照射は、放射線が連続的に照射されており、画像読出時にも放射線が照射されるため、単位時間当たりの放射線の照射量を低く抑えて被検者48の被曝量を抑える必要がある。
一方、図6(B)に示すように、パルス照射は、撮影に必要な期間だけ放射線を照射でき、連続照射に比べて患者の被曝量を抑制できるため、単位時間当たりの照射量を上げられる利点がある。
このため、本実施の形態では、放射線の連続照射を行う場合、放射線のパルス照射を行う場合と比較して、照射される単位時間当たりの放射線量が減るように操作パネル102から管電圧、管電流の指定できる範囲を限定している。これにより、連続照射の際の被検者の被曝量を抑えることができる。
ところで、パルス照射は、照射時間が短いので、各画像が動きの止まったコマ送り画像になりかねない。特に、フレームレートが低い場合、撮影間隔が大きく、目の残像も消えてしまうので、動きの滑らかな透視画像を撮影できない。
一方、連続照射は、放射線が連続的に照射されて動きのある物体の動きによる残像も放射線画像に記録されるため、フレームレートが低い場合でも、動きの滑らかな透視画像を撮影できる。
本実施の形態では、連続照射、及びパルス照射の何れ照射モードを優先すべきかを判定するため、フレームレート閾値をHDD110に予め記憶しており、透視撮影のフレームレートを閾値と比較することにより、優先すべき照射モードを判定している。ここで、人の目は、時間分解能が約50ms〜100ms程度であり、この時間よりも短い光の点滅は連続点灯しているように知覚される。本実施の形態では、このフレームレート閾値を2つ(第1フレームレート閾値、第2フレームレート閾値)を記憶している。第1フレームレート閾値は、大多数の人がチラツキを感じないフレームレートであればよい。具体的に、第1フレームレート閾値は、15fps(Frame Per Second)以上かつ60fps以下であればよく、15fps以上かつ30fps以下とすることがより好ましい。第2フレームレート閾値は大多数の人がチラツキを感じるフレームレートであればよい。具体的に、第2フレームレート閾値は、5fps以上かつ第1フレームレート閾値未満であればよく、5fps以上且つ15fps未満とすることがより好ましい。本実施の形態では、第1フレームレート閾値を、例えば、30fpsとし、第2フレームレート閾値を、例えば、15fpsとするが、第1フレームレート閾値を、例えば、24fpsとし、第2フレームレート閾値を、例えば、5fpsとしてもよい。
図7には、本実施の形態に係るCPU104により実行される優先照射モード判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、当該プログラムはHDD110の所定の領域に予め記憶されており、操作パネル102に対して撮影モード及び曝射条件を指定する指定操作が行われた際に実行される。
同図のステップ200では、指定された撮影モードが静止画撮影であるか否か判定し、肯定判定となった場合はステップ202に移行し、否定判定となった場合はステップ204へ移行する。
ステップ202では、連続照射の優先度を低とし、パルス照射の優先度を高として、本優先照射モード判定処理プログラムを終了する。
一方、ステップ204では、透視撮影のフレームレートが第1フレームレート閾値(例えば、30fps)以上であるか否か判定し、肯定判定となった場合はステップ206に移行し、否定判定となった場合はステップ208に移行する。
ステップ206では、連続照射とパルス照射の優先度を低として、本優先照射モード判定処理プログラムを終了する。
一方、ステップ208では、透視撮影のフレームレートが第2フレームレート閾値(例えば、15fps)以下であるか否か判定し、肯定判定となった場合はステップ210に移行し、否定判定となった場合はステップ212に移行する。
ステップ210では、パルス照射を禁止とし、連続照射の優先度を高として、本優先照射モード判定処理プログラムを終了する。
一方、ステップ212では、パルス照射の優先度を低とし、連続照射の優先度を高として、本優先照射モード判定処理プログラムを終了する。
これにより、図8に示すように、撮影モードが静止画撮影である場合は、連続照射の優先度が低、パルス照射の優先度が高となる。撮影モードが透視撮影である場合は、透視撮影のフレームレートに応じて連続照射、パルス照射の優先度が決定される。
本実施の形態では、連続照射又はパルス照射の何れで撮影を行うかを指定する際に選択画面を表示するが、優先度が高とされたものには推奨する旨を選択画面に表示し、禁止とされたものは選択画面で選択できないようにする。図9(A)には、パルス照射の優先度を低とし、連続照射の優先度を高とした場合のディスプレイ100に表示される選択画面190の一例が示されており、図9(B)には、パルス照射が禁止され、連続照射の優先度を高とした場合のディスプレイ100に表示される選択画面190の一例が示されている。選択画面190には、連続照射を指定するボタン190Aとパルス照射を指定するボタン190Bとが設けられている。図9(A)(B)では、ボタン190Aの脇に推奨する旨のメッセージが表示されている。また、図9(B)では、禁止されたパルス照射が選択できないように無効とされている。
これにより、本実施の形態によれば、透視撮影のフレームレートが遅いほど放射線を連続的に照射して透視撮影が行われるようになるため、動きが滑らかな透視画像を撮影できる。
ところで、連続照射は、放射線を連続的に照射するため、放射線の照射タイミングと撮影タイミングの同期をとる必要はない。しかし、連続照射は、画像読出時にも放射線が照射されるため、被検者48の被曝量を抑えるために単位時間当たりの放射線の照射量を低く抑えている。
このため、連続照射では、指定されたフレームレートで透視撮影を行う場合、放射線画像の撮影に必要な最低照射量を確保できない場合がある。
そこで、本実施の形態では、連続照射での透視撮影が指定された場合、放射線画像の撮影に必要な最低照射量を確保できるか否かを判定している。
図10には、本実施の形態に係るCPU104により実行される最低照射量確保判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、当該プログラムはHDD110の所定の領域に予め記憶されており、操作パネル102に対して連続照射での透視撮影を指定する指定操作が行われた際に実行される。
同図のステップ300では、透視撮影のフレームから1画像あたりの放射線の照射時間を導出する。本実施の形態では、例えば、1画像の読出しにかかる画像読出時間をHDD110に予め記憶しておき、フレームレートから1画像当たりの撮影予定時間を求め、当該撮影予定時間から画像読出時間を減算することにより、1画像あたりの放射線の照射時間を導出する。
次のステップ302では、指定された管電圧、管電流から単位時間当たりの放射線の照射量を導出する。
次のステップ304では、ステップ304で導出した単位時間当たりの放射線の照射量にステップ300で導出した1画像あたりの放射線の照射時間を乗算することにより、1画像あたりの放射線の照射量を導出する。
次のステップ306では、1画像あたりの放射線の照射量が最低照射量以上であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ308に移行して撮影を許可した後に本最低照射量確保判定処理プログラムを終了し、否定判定となった場合はステップ310に移行する。
ステップ310では、最低照射量を単位時間当たりの放射線の照射量で除算することにより、最低照射量が得られる放射線の照射時間を求め、当該照射時間が得られるフレームレートを導出する。
ステップ312では、放射線画像の撮影に必要な最低照射量を確保できない旨をディスプレイ100に表示すると共に、最低照射量を確保できるフレームレートとして上記ステップ310で導出されたフレームレートをディスプレイ100に表示し、本最低照射量確保判定処理プログラムを終了する。
これにより、本実施の形態によれば、放射線画像の撮影に必要な最低照射量を確保できない場合、警告が行える。
なお、本実施の形態に係る最低照射量確保判定処理プログラムでは、警告として、必要な最低照射量を確保できない旨を表示をコンソール42のディスプレイ100によって表示させる処理を適用しているが、これに限らず、例えば、このような注意を喚起する情報をディスプレイ100により表示する形態に加えて、コンソール42にブザーを設けておき、当該ブザーを鳴動させる処理、コンソール42にスピーカを設けておき、当該スピーカにより注意を喚起するメッセージを発声させる処理、コンソール42に警告ランプを設けておき、当該警告ランプを点灯させたり、点滅させたりする処理等の他の注意を喚起することのできる処理の単独、または複数の組み合わせを適用してもよい。
撮影者は、放射線画像の撮影に必要な最低照射量を確保できない旨がディスプレイ100に表示されると、フレームレートの指定を再度行い、撮影を許可されてディスプレイ100に撮影準備完了が表示されると、コンソール42の操作パネル102に対して撮影を指示する撮影指示操作を行う。
コンソール42は、操作パネル102に対して撮影開始操作が行なわれると、連続照射での静止画撮影、パルス照射での静止画撮影、連続照射での透視撮影、パルス照射での透視撮影の何れか指定されたかに応じて、以下の図11〜図14に示す撮影動作を開始する。
図11には、連続照射での静止画撮影が指定された場合の撮影動作の流れを示すタイムチャートが示されている。
コンソール42は、操作パネル102に対して撮影開始操作が行なわれた場合、曝射開始を指示する指示情報を放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信する。
放射線発生装置34は、曝射開始を指示する指示情報を受信すると、コンソール42から受信した曝射条件に応じた管電圧、管電流での放射線を発生・射出を開始する。
電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、曝射開始を指示する指示情報を受信してから曝射条件で指定された照射期間の経過後にゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にオン信号を出力させ、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にオンさせる。
放射線検出器60は、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にオンされると、1ラインずつ順に各蓄積容量68に蓄積された電荷が電気信号として各データ配線78に流れ出す。各データ配線78に流れ出した電気信号は信号処理部82でデジタルの画像データに変換されて、画像メモリ90に記憶され、コンソール42へ送信される。
コンソール42は、画像情報を受信すると、曝射終了を指示する指示情報を放射線発生装置34へ送信すると共に、受信した画像情報に対してシェーディング補正などの各種の補正する画像処理を行ない、画像処理後の画像情報をHDD110に記憶する。
放射線発生装置34は、曝射終了を指示する指示情報を受信すると、放射線の発生・射出を終了する。
HDD110に記憶された画像情報は、撮影した放射線画像の確認等のためにディスプレイ100に表示されると共に、RISサーバ14に転送されてデータベース14Aにも格納される。これにより、医師が撮影された放射線画像の読影や診断等を行うことが可能となる。
一方、図12には、パルス照射での静止画撮影が指定された場合の撮影動作の流れを示すタイムチャートが示されている。
コンソール42は、操作パネル102に対して撮影開始操作が行なわれた場合、曝射開始を指示する指示情報を放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信する。
放射線発生装置34は、曝射開始を指示する指示情報を受信すると、コンソール42から受信した曝射条件に応じた管電圧、管電流、及び照射期間で放射線を発生・射出する。
電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、曝射開始を指示する指示情報を受信してから曝射条件で指定された照射期間の経過後にゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にオン信号を出力させ、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にオンさせる。
放射線検出器60は、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にオンされると、1ラインずつ順に各蓄積容量68に蓄積された電荷が電気信号として各データ配線78に流れ出す。各データ配線78に流れ出した電気信号は信号処理部82でデジタルの画像データに変換されて、画像メモリ90に記憶され、コンソール42へ送信される。コンソール42へ送信された画像は、コンソール42でシェーディング補正などの各種の補正する画像処理が行われてHDD110に記憶される。HDD110に記憶された画像情報は、撮影した放射線画像の確認等のためにディスプレイ100に表示されると共に、RISサーバ14に転送されてデータベース14Aにも格納される。
一方、図13には、連続照射での透視撮影が指定された場合の撮影動作の流れを示すタイムチャートが示されている。
コンソール42は、操作パネル102に対して撮影開始操作が行なわれた場合、曝射開始を指示する指示情報を放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信する。
放射線発生装置34は、曝射開始を指示する指示情報を受信すると、コンソール42から受信した曝射条件に応じた管電圧、管電流での放射線の照射を開始する。
電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、曝射開始を指示する指示情報を受信すると、指定されたフレームレートに応じた周期でゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にオン信号を出力させ、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にオンさせて画像を読み出すことを繰り返し行い、指定されたフレームレートでの画像の読み出しを行う。放射線検出器60の各データ配線78に流れ出した電気信号は信号処理部82でデジタルの画像データに変換されて、画像メモリ90に記憶され、1画像ずつコンソール42へ送信される。コンソール42へ送信された画像は、コンソール42でシェーディング補正などの各種の補正する画像処理が行われてHDD110に記憶される。HDD110に記憶された画像情報は、撮影した放射線画像の確認等のためにディスプレイ100に表示されると共に、RISサーバ14に転送されてデータベース14Aにも格納される。
また、コンソール42は、操作パネル102に対して撮影終了操作が行なわれると、曝射終了を指示する指示情報を放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信する。これにより、放射線源130は放射線の照射を停止し、電子カセッテ32は画像を読み出しを終了する。
一方、図14には、パルス照射での透視撮影が指定された場合の撮影動作の流れを示すタイムチャートが示されている。
コンソール42は、指定されたフレームレートに応じた周期で同期信号を放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信する。
放射線発生装置34は、同期信号を受信する毎に、コンソール42から受信した曝射条件に応じた管電圧、管電流、及び照射期間で放射線を発生・射出する。
電子カセッテ32のカセッテ制御部92は、同期信号を受信してから曝射条件で指定された照射期間の経過後にゲート線ドライバ80を制御してゲート線ドライバ80から1ラインずつ順に各ゲート配線76にオン信号を出力させ、各ゲート配線76に接続された各TFT70を1ラインずつ順にオンさせて画像を読み出す。放射線検出器60の各データ配線78に流れ出した電気信号は信号処理部82でデジタルの画像データに変換されて、画像メモリ90に記憶され、1画像ずつコンソール42へ送信される。コンソール42へ送信された画像は、コンソール42でシェーディング補正などの各種の補正する画像処理が行われてHDD110に記憶される。HDD110に記憶された画像情報は、撮影した放射線画像の確認等のためにディスプレイ100に表示されると共に、RISサーバ14に転送されてデータベース14Aにも格納される。
また、コンソール42は、操作パネル102に対して撮影終了操作が行なわれると、曝射終了を指示する指示情報を放射線発生装置34及び電子カセッテ32へ送信する。これにより、放射線源130は放射線の照射を停止し、電子カセッテ32は画像を読み出しを終了する。
なお、連続照射で静止画像撮影及び透視撮影を行う場合、パルス照射の場合と比較して、照射される単位時間当たりの放射線量が減る。このため、カセッテ制御部92は、連続照射で静止画像撮影及び透視撮影を行う場合、各画素部74での電荷の蓄積期間の延長、オペアンプ84Aのゲイン量の増加、隣合う複数の画素部74を1つの画素とする画像処理の少なくとも1つを行うようにしてもよい。
これにより、透視撮影が連続照射で行われ、照射される単位時間当たりの放射線量を減少させた場合でも、良好な画像を得ることができる。
ところで、本実施の形態に係る放射線発生装置34は、撮影中に放射線源130に対する何らかの物体の接触や衝突に起因してブレが発生し、放射線画像の撮影の失敗を防止する場合がある。
そこで、本実施の形態に係る放射線発生装置34は、撮影中、放射線源130に対する何らかの物体の接触や衝突に起因する放射線画像の撮影の失敗を防止するために、予め定められた期間毎(本実施の形態では、0.1秒毎)に、加速度センサ156により3軸方向の加速度を検出し、検出した3軸方向の加速度を示す加速度情報をコンソール42に送信する。
コンソール42では、撮影中に放射線源130にブレが発生したか判定するため、ブレ閾値をHDD110に予め記憶しており、3軸方向の加速度を閾値と比較することにより、ブレが発生したか否かを判定している。ここで、本実施の形態では、このブレ閾値を2つ(第1ブレ閾値、第2ブレ閾値)を記憶しており、第1ブレ閾値を放射線発生装置34からの放射線の照射領域のずれが小さく撮影失敗ではない程度のブレ量としており、第2ブレ閾値を放射線発生装置34からの放射線の照射領域が大きくずれて撮影が失敗となるブレ量としている。
コンソール42は、放射線発生装置34から加速度情報を受信すると、誤照射防止処理を実行する。
次に、図15を参照して、誤照射防止処理を実行する際におけるコンソール42の作用を説明する。なお、図15は、この際にコンソール42のCPU104によって割り込み処理として実行される誤照射防止処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムもROM106の所定領域に予め記憶されている。
同図のステップ400では、受信した加速度情報により示される3軸方向の加速度の何れかが第1ブレ閾値以上であるか否かを判定し、否定判定となった場合は本誤照射防止処理プログラムを終了する一方、肯定判定となった場合にはステップ402に移行する。
ステップ402では、受信した加速度情報により示される3軸方向の加速度の何れかが第2ブレ閾値以上であるか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ404に移行する一方、肯定判定となった場合にはステップ406に移行する。
ステップ404では、予め定められた警告を開始した後に、本誤照射防止処理プログラムを終了する。
なお、本実施の形態に係る誤照射防止処理プログラムでは、上記予め定められた警告として、注意を喚起する警告画面をコンソール42のディスプレイ100によって表示させる処理を適用しているが、これに限らず、例えば、このような注意を喚起する情報をディスプレイ100により表示する形態に加えて、コンソール42にブザーを設けておき、当該ブザーを鳴動させる処理、コンソール42にスピーカを設けておき、当該スピーカにより注意を喚起するメッセージを発声させる処理、コンソール42に警告ランプを設けておき、当該警告ランプを点灯させたり、点滅させたりする処理等の他の注意を喚起することのできる処理の単独、または複数の組み合わせを適用してもよい。
一方、ステップ406では、予め定められた照射禁止処理を実行した後に、本誤照射防止処理プログラムを終了する。
なお、本実施の形態に係る誤照射防止処理プログラムでは、上記照射禁止処理として、放射線発生装置34に対して放射線源130からの放射線Xの照射を停止させる処理を実行すると共に、放射線の照射を禁止することを示す提示画面をコンソール42のディスプレイ100によって表示させる処理を実行した後、前述した放射線画像撮影処理プログラムの実行を強制的に終了させる処理を適用している。また、本実施の形態に係る誤照射防止処理プログラムでは、上記放射線Xの照射を停止させる処理として、放射線発生装置34に対して放射線源130に対する駆動用の電力の供給経路を強制的に遮断させる指示情報を送信する処理を適用しているが、これに限らず、例えば、放射線発生装置34に対して放射線源130による放射線Xの照射を停止させる指示情報を送信する処理等、放射線源130による放射線Xの照射を停止させることができる他の処理を適用してもよいことは言うまでもない。
これにより、本実施の形態によれば、放射線源130に対して何らかの物体の接触や衝突が発生して放射線源130がブレた場合、放射線源からの放射線の照射を防止するための制御を実行しているので、撮影中の物体の接触に起因する放射線撮影の失敗や撮影によって得られた画像の品質の低下を防止することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施の形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組み合わせにより種々の発明を抽出できる。実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
また、上記実施の形態では、ブレが発生した場合、放射線源130に対する放射線Xの照射を禁止する処理をコンソール42によって実行する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、放射線発生装置34自身において実行する形態としてもよい。この場合の形態例としては、放射線発生装置34の線源制御部134により、誤照射防止処理プログラム(図15参照。)を実行する形態を例示することができる。なお、この場合、距離情報を送受信するための処理を行わないことは言うまでもない。この場合も、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態では、放射線発生装置34としてCアームを有するものを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、一例として特開2005−323673号公報に開示されているような、Cアームを有しない移動式の放射線発生装置を適用する形態としてもよい。この場合も、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態では、放射線発生装置34として移動式のものを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、放射線撮影室44において放射線源130のみが移動機構によって移動するものを放射線発生装置として適用する形態としてもよい。この場合、放射線源130および上記移動機構に対する他の物体との距離を導出して、上記実施の形態と同様に適用することになる。この場合も、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態では、電子カセッテ32を放射線発生装置34に取り付けることなく単独で用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電子カセッテ32を放射線発生装置34の着脱機構142に取り付けた状態で用いる形態としてもよい。この場合も、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態では、最低照射量確保判定処理プログラム(図10)によって、放射線画像の撮影に必要な最低照射量を確保できるか否かを判定し、最低照射量を確保できない場合に最低照射量を確保できない旨をディスプレイ100に表示して警告を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、最低照射量を確保できるフレームレートにフレームレートを切り替えるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、撮影モードとして透視撮影を指定した場合は操作パネル102に対してフレームレート、管電圧、管電流等の曝射条件を指定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、フレームレート、透視撮影の際に照射を許容する放射線総量、及び撮影予定時間を指定するものとしてもよい。また、撮影部位毎の照射を許容する放射線総量を撮影部位別許容放射線総量情報としてHDD110に予め記憶しておき、撮影部位が指定された際に撮影部位別許容放射線総量情報から指定された撮影部位に対応する放射線総量と得るものとしてもよい。連続照射の透視撮影では、指定されたフレームレートで透視撮影を行う場合、放射線画像の撮影に必要な最低照射量を確保できない場合がある。このため、図16(A)〜(C)に示すように、許容する放射線総量(図16(A))を撮影予定時間で除算して単位時間当たりの放射線の照射量(図16(B))を導出し、1画像あたりの放射線の照射時間(図16(C))で最低照射量を確保できるを判定することにより、連続照射の透視撮影が可能か否かを判定できる。
図17には、最低照射量確保判定処理プログラムの一例が示されている。なお、上記実施の形態(図10)と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
次のステップ303では、許容する放射線総量を撮影予定時間で除算することにより単位時間当たりの放射線の照射量を導出する。
次のステップ305では、ステップ303で導出した単位時間当たりの放射線の照射量にステップ300で導出した1画像あたりの放射線の照射時間を乗算することにより、1画像あたりの放射線の照射量を導出する。
なお、この場合も最低照射量を確保できない場合に1画像あたり最低照射量が得られるフレームレートにフレームレートを切り替えるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、放射線の照射を防止するための制御として放射線の照射を禁止する制御を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、放射線の照射の開始タイミングを遅らせる制御、放射線の照射量を削減する制御等を適用する形態としてもよい。この場合も、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態では、加速度センサ156を放射線源130の近傍に設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、加速度センサ156を放射線源130そのものに設ける形態としてもよい。この場合も、上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、ブレを検出する検出手段としては、加速度センサ156に限定されず、方位の変化を検出する方位センサ適用して、方位の変化からブレを検出してもよい。また、放射線発生装置34の車輪154部分や放射線発生装置34の各可動部にエンコーダを内蔵しておき、当該エンコーダを用いて車輪154やCアーム140の移動量からブレを検出してもよい。また、可視光カメラ、赤外線カメラ等のカメラを用いてもよく、この場合は、必ずしも当該カメラを放射線発生装置34に設ける必要はなく、例えば、放射線撮影室44の天井面や壁面に設けてもよい。なお、この場合の放射線発生装置34と他の物体との距離の導出手法としては、上記カメラを本実施の形態に係る加速度センサ156と同一の位置に設けておき、当該カメラを用いて放射線発生装置34の周囲を含む領域を連続的に撮影して、当該撮影によって得られた画像の変化を検出する技術を適用する手法を例示することができる。
その他、上記実施の形態で説明したRIS10の構成(図1参照。)、放射線撮影室および放射線発生装置34の構成(図2参照。)、電子カセッテ32の構成(図3参照。)、撮影システム18の構成(図4参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したり、接続状態等を変更したりすることができることは言うまでもない。
また、上記実施の形態で説明した各種プログラムの処理の流れ(図7、図10、図15、図17参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において、不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ換えたりすることができることは言うまでもない。
18 放射線画像撮影システム
32 電子カセッテ(放射線画像撮影装置)
34 放射線発生装置(放射線照射装置)
42 コンソール(制御装置)
60 放射線検出器
74 画素部
84A オペアンプ(増幅器)
102 操作パネル(指定手段)
110 HDD
130 放射線源
134 線源制御部(撮影装置制御手段)
156 加速度センサ(検出手段)
ところで、放射線画像の撮影では、放射線照射装置に対する何らかの物体の接触や衝突に起因して該放射線照射装置にブレが発生し、放射線画像の撮影が失敗したり、撮影によって得られた画像の品質が低下したりする場合がある。
本発明は、放射線照射装置に対する何らかの物体の接触や衝突に起因する放射線画像の撮影の失敗や撮影によって得られた画像の品質の低下を防止することができる放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の放射線画像撮影システムは、放射線画像の撮影を連続的に行う透視撮影が可能とされた放射線画像撮影装置と、透視撮影の際に放射線画像撮影装置に対して放射線を連続的又はパルス状に照射する放射線照射装置と、放射線照射装置のブレ量を検出する検出手段と、透視撮影中に検出手段によって検出された放射線照射装置のブレ量が第1ブレ閾値以上の場合、警告を開始する制御を行う制御手段を有する制御装置と、を備えている。
本発明の放射線画像撮影システムによれば、放射線画像撮影装置は放射線画像の撮影を連続的に行う透視撮影が可能とされ、放射線照射装置は透視撮影の際に放射線画像撮影装置に対して放射線を連続的又はパルス状に照射する。
そして、本発明では、検出手段が放射線照射装置のブレ量を検出し、制御装置の制御手段が透視撮影中に検出手段によって検出された放射線照射装置のブレ量が第1ブレ閾値以上の場合、警告を開始する制御を行う。
このように、本発明の放射線画像撮影システムによれば、透視撮影中に検出された放射線照射装置のブレ量が第1ブレ閾値以上の場合、警告を開始する制御を行うので、撮影中の放射線照射装置に対する何らかの物体の接触や衝突に起因する放射線画像の撮影の失敗や撮影によって得られた画像の品質の低下を防止することができる。
なお、本発明は、制御手段が、ブレ量が第1ブレ閾値よりも大きい第2ブレ閾値以上の場合、放射線照射装置からの放射線の照射を停止する制御を行ってもよい。
また、本発明は、制御手段が、放射線を連続的に照射しての透視撮影中にブレ量が第1ブレ閾値以上の場合、警告を開始する制御を行い、ブレ量が第2ブレ閾値以上の場合、放射線照射装置からの放射線の照射を停止する制御を行ってもよい。
また、本発明は、制御手段が、ブレ量が第2ブレ閾値以上の場合、放射線照射装置からの放射線の照射の開始タイミングを遅らせる制御を行ってもよい。
また、本発明は、放射線照射装置が、放射線を射出する放射線源が移動機構によって移動するものとされており、検出手段が、放射線源及び移動機構に対する他の物体との距離を導出してブレ量を検出してもよい。
また、本発明は、検出手段が、加速度センサ、方位センサ、放射線照射装置の車輪部分や放射線照射装置の各可動部に内蔵されたエンコーダの移動量、及びカメラの何れか1つを用いてブレ量を検出してもよい。
また、本発明は、放射線照射装置が、Cアームを有するもの、又はCアームを有しない移動式のものであってもよい。
また、本発明は、放射線照射装置が、放射線画像撮影装置が着脱機構により取り付けられたものであってもよい。
また、本発明は、放射線画像撮影装置が、無線通信及び有線通信の何れか一方に切り換えて通信可能とされていてもよい。
さらに、本発明は、放射線画像撮影装置が、複数フレーム分の画像データを記憶可能な画像メモリを有してもよい。
本発明によれば、放射線照射装置に対する何らかの物体の接触や衝突に起因する放射線画像の撮影の失敗や撮影によって得られた画像の品質の低下を防止することができる、という効果が得られる。
18 放射線画像撮影システム
32 電子カセッテ(放射線画像撮影装置)
34 放射線発生装置(放射線照射装置)
42 コンソール(制御装置)
60 放射線検出器
74 画素部
84A オペアン
102 操作パネ
110 HDD
130 放射線源
134 線源制御
156 加速度センサ(検出手段)

Claims (11)

  1. 放射線画像の撮影を連続的に行う透視撮影が可能とされた放射線画像撮影装置と、
    透視撮影の際に前記放射線画像撮影装置に対して放射線を連続的又はパルス状に照射する放射線照射装置と、
    透視撮影のフレームレートが低いほど前記放射線照射装置から前記放射線画像撮影装置に対して放射線を連続的に照射することの優先度をパルス状に照射することより高くして透視撮影が行われるように制御を行う制御手段を有する制御装置と、
    を備えた放射線画像撮影システム。
  2. 前記制御装置は、前記放射線照射装置から放射線をパルス状に照射させるか連続的に照射させるかを指定する指定手段をさらに有し、
    前記制御手段は、透視撮影のフレームレートが第1フレームレート閾値以下の場合、パルス照射よりも連続照射を推奨し、透視撮影のフレームレートが当該第1フレームレート閾値よりも低い第2フレームレート閾値以下の場合、パルス照射の指定を禁止する
    請求項1記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記第1フレームレート閾値を15fps以上かつ60fps以下とし、
    前記第2フレームレート閾値を5fps以上かつ前記第1フレームレート閾値未満とした
    請求項2記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記第1フレームレート閾値を30fpsとし、
    前記第2フレームレート閾値を15fpsとした
    請求項3記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記制御手段は、透視撮影のフレームレートでの1画像あたりの放射線の照射時間及び前記放射線照射装置からの単位時間当たりの放射線の照射量から1画像あたりの放射線の照射量を導出し、導出された1画像あたりの放射線の照射量が放射線画像の撮影に必要な最低照射量未満である場合、警告又は1画像あたり最低照射量が得られるフレームレートにフレームレートを変更する制御を行う
    請求項1〜請求項4の何れか1項記載の放射線画像撮影システム。
  6. 前記制御手段は、前記放射線照射装置からの単位時間当たりの放射線の照射量を、撮影対象とする撮影部位が許容する放射線総量を撮影予定時間で除算することにより導出する
    請求項5記載の放射線画像撮影システム。
  7. 前記放射線画像撮影装置は、1回ずつ撮影を行う静止画撮影が可能とされ、
    前記制御手段は、静止画撮影の場合、連続照射よりもパルス照射の優先度を高くする
    請求項1〜請求項6の何れか1項記載の放射線画像撮影システム。
  8. 前記放射線照射装置は、放射線を連続的に照射する場合、放射線をパルス状に照射する場合と比較して照射される単位時間当たりの放射線量が少ない
    請求項1〜請求項7の何れか1項記載の放射線画像撮影システム。
  9. 前記放射線画像撮影装置は、放射線が照射されることにより電荷が発生すると共に当該電荷を蓄積する画素が2次元状に複数設けられ、各画素に蓄積された電荷を電気信号として出力する放射線検出器、前記放射線検出器により出力される電気信号を増幅する増幅器、及び放射線が連続的に照射される場合、放射線がパルス状に照射される場合と比較して、各画素での電荷の蓄積期間の延長、増幅器のゲイン量の増加、隣合う複数画素を1つの画素とする画像処理の少なくとも1つを行う撮影装置制御手段を有する
    請求項8記載の放射線画像撮影システム。
  10. 前記放射線照射装置のブレを検出する検出手段をさらに有し、
    前記制御手段は、透視撮影中に前記検出手段によって検出された前記放射線照射装置のブレ量が第1ブレ閾値以上の場合、警告を開始する制御を実行し、当該ブレ量が第1ブレ閾値よりも大きい第2ブレ閾値以上の場合、前記放射線照射装置からの前記放射線の照射を停止する制御を実行する
    請求項1〜請求項9の何れか1項記載の放射線画像撮影システム。
  11. 前記制御手段は、放射線を連続的に照射しての透視撮影中である場合に、前記警告を開始する制御、前記放射線の照射を停止する制御を実行する
    請求項10記載の放射線画像撮影システム。
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