JP2005237127A - スイッチングレギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】可飽和リアクトルを有するスイッチングレギュレータにおいて、入力電圧が変動する場合に可飽和リアクトルの大型化を抑制することのできるスイッチングレギュレータを提供する。
【解決手段】入力電圧を整流して直流電圧に変換するスイッチング回路3と、トランスTの二次巻線に接続され、負荷電流でオン状態となり、かつ二次巻線の出力電圧と予め定める基準電圧との差に基づいてリセット電流が流れることによりオフ状態となる可飽和リアクトルL1と、を備え、入力電圧の予め定める基準値に対する電圧超過値を検出する電圧検出回路5と、電圧検出回路5によって検出された電圧超過値が増大するのに応じてスイッチング回路3によるスイッチング周波数を大きくするようにスイッチング周波数制御回路6と、を備え、スイッチング周波数制御回路6によってスイッチング周波数を変化させることにより可飽和リアクトルL1のオン状態の時間を変化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、可飽和リアクトルを有する、マグアンプ方式を用いたスイッチングレギュレータに関するものである。
従来、スイッチングレギュレータにおいては、トランスの二次巻線側で出力電圧の安定化を図るため、トランスの二次巻線側にヒステリシス特性を有する可飽和リアクトルをスイッチング素子として備えた、いわゆるマグアンプ方式が用いられたものが実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭52−4035号公報
図9は、マグアンプ方式が用いられたスイッチングレギュレータの一例を示す構成図である。このスイッチングレギュレータは、例えば交流電源を供給する外部の商用電源Pに整流回路21が接続され、整流回路21に、供給された交流電源を平滑化するための例えば平滑用コンデンサC11からなる平滑回路22が接続されている。平滑回路22には、平滑化された交流電源をスイッチングしてパルス状の交流電圧を生成するためのスイッチング回路23が接続されている。スイッチング回路23には、トランスTの一次巻線が接続され、トランスTの二次巻線の一方端には可飽和リアクトルL1が接続されている。可飽和リアクトルL1には、その出力電圧を平滑化するための平滑コイルL2及び平滑コンデンサC12からなる平滑回路24が接続されている。また、平滑回路24には、出力電圧と予め定める基準電圧とを比較してその誤差を増幅する誤差検出増幅回路25と、その誤差分に基づいてリセット電流Irの値を設定し、可飽和リアクトルL1に対してそのリセット電流Irを付与するリセット電流設定回路26とが接続されている。なお、図中、D11は整流ダイオード、D12は逆電流防止用ダイオード、D13はフライホイールダイオードをそれぞれ示す。
上記構成によると、商用電源Pからの入力電圧は、整流回路21及び平滑回路22において整流平滑化されて直流電圧に変換された後、スイッチング回路23において所定の周波数を有する交流電圧に変換される。変換された交流電圧は、トランスTにおいて所望の電圧に変換された後、トランスTの二次巻線側の可飽和リアクトルL1に対して出力される。
ここで、可飽和リアクトルL1は、図10に示すようなB−H特性を有している。すなわち、可飽和リアクトルL1は、磁界Hが変化しても磁束密度Bはほとんど変化しない飽和領域(同図のA1参照)と、磁界Hが変化することにより磁束密度Bが急激に変化する遷移領域(同図のA2参照)とをもつ特性を有しており、飽和領域では、オン状態にある一方、遷移領域では、オフ状態にある。従って、マグアンプ方式が用いられたスイッチングレギュレータでは、可飽和リアクトルL1を飽和領域と遷移領域とに切り換えることによりトランスTの二次巻線側の出力電圧をスイッチングし、これにより出力電圧の安定化が図られるようになっている。
図11は、上記構成における可飽和リアクトルL1の入力電圧の波形及び電流の波形を示す図であるが、トランスTの二次巻線の出力電圧が正のとき(同図のTa参照)、可飽和リアクトルL1に一定値以上の負荷電流が流れると、可飽和リアクトルL1は図10におけるB−H特性において磁界Hが増大して飽和領域に移行し((3)の状態参照)、オン状態となる。図11の可飽和リアクトルの電流波形のTa期間における(1)から(3)は、可飽和リアクトルL1のB−H特性が図10において(1)から(3)に移行することを示している。
その後、可飽和リアクトルL1に流れる負荷電流が減少し、磁界Hが減少すると、可飽和リアクトルL1の磁束密度Bも減少していくが、高い残留磁束密度Brを有するといったヒステリシス特性のため、負荷電流がゼロになっても磁束密度Bは十分に減少せず、可飽和リアクトルL1は飽和領域に留まり、遷移領域に移行せず((4)の状態)、オフ状態にならない。
そこで、マグアンプ方式を用いたスイッチングレギュレータでは、可飽和リアクトルL1に負荷電流とは逆方向のリセット電流Irを流して可飽和リアクトルL1を強制的に遷移領域((5)の状態参照)に移行させるようにしている。つまり、図11に示すように、トランスTの二次巻線の出力が正から負に反転するタイミング(図11のタイミングT1参照)でリセット電流設定回路3から飽和領域にある可飽和リアクトルL1に負荷電流とは逆向きにリセット電流Irを流している。可飽和リアクトルL1にリセット電流Irが流れると、残留磁束密度Brが小さくなり、飽和領域から遷移領域(図10のA2参照)に移行し、可飽和リアクトルL1は、オフ状態になる(図10及び図11の(5)参照)。
そして、その後、トランスTの二次巻線の出力電圧がタイミングT2で負から正に変化し、再び、可飽和リアクトルL1に負荷電流が流れると、可飽和リアクトルL1は、飽和領域に移行し、オフ状態からオン状態になり(図10及び図11の(1)→(2)→(3)参照)、以下、上記の動作が繰り返される。なお、リセット電流Irが大きいほど、トランスTの二次巻線の出力電圧が再び負から正になったとき、可飽和リアクトルL1に負荷電流が流れるまでの時間(図11のΔT参照)が遅れるようになる。図11では、点線Laで示すように、リセット電流Irが大きいほど負荷電流が流れるまでの時間が右方向に移行することを示している。また、図10では、点線Lで示すように、リセット電流Irが大きいほど可飽和リアクトルL1の動作軌跡が下方向に移行することを示している。
ところで、可飽和リアクトルL1をB−H特性のオン状態(図10の(4)参照)からオフ状態(図10の(5)参照)に移行させるには、リセット電流Irを付与することにより磁束密度Bを下げなければならないが、磁束密度Bの変化量ΔBは、可飽和リアクトルL1の態様(例えばコアの大きさ、巻線の巻数、線径等)に依存する。すなわち、トランスTの二次巻線に出力される(可飽和リアクトルL1に供給される)出力電圧を「V」、可飽和リアクトルL1の巻線の巻数を「n」、スイッチングされた出力電圧の周波数を「f」、可飽和リアクトルL1の巻線の断面積を「A」とすれば、磁束密度Bの変化量ΔBは、V/(2nfA)といった式に依存する。つまり、V/(2nfA)の値がある値以上でないと、換言すれば可飽和リアクトルL1のサイズが入力電圧に対してある程度の大きさを有しなければ、可飽和リアクトルL1は、オン状態からオフ状態に変化せず、スイッチング機能が果たせなくなる。
一方、可飽和リアクトルL1のヒステリシス損は、磁束密度Bの変化量ΔB・fに比例するため、コアのヒステリシス損を抑制するためには、磁束密度Bの変化量ΔBを、可飽和リアクトルL1がオン状態からオフ状態に移行することのできる範囲内で可及的に小さくする必要がある。
磁束密度Bの変化量ΔBを小さくするには、仮に出力電圧Vを一定とした場合、上式から明らかなように、例えば可飽和リアクトルL1の巻線の巻数nを増やせばよい。しかしながら、巻数nを増やすと、可飽和リアクトルL1のサイズが大きくなる。また、磁束密度Bの変化量ΔBを小さくするには、上式から巻線の断面積Aを大きくするとよい。しかしながら、この場合も可飽和リアクトルL1のサイズが大きくなる。これらのことより、ヒステリシス損を抑える上で磁束密度Bの変化量ΔBを可及的に小さくしようとすれば、可飽和リアクトルL1の形状が肥大化し、それにともなって可飽和リアクトルL1の設置スペースが広がることによりスイッチングレギュレータが大型化する。
さらに、磁束密度Bの変化量ΔBを小さくするには、上式よりトランスTの二次巻線の出力電圧におけるスイッチング周波数fを一律に大きくするとよいが、当該出力電圧のスイッチング周波数fを大きくすると、漏れインダクタンスやデッドタイムの影響で出力電圧の低下や効率の低下を招く。
ここで、商用電源Pから供給される入力電圧(トランスTの二次巻線の出力電圧)が変動する場合(例えば定格電圧100Vに対して±10%程度に電圧が変動する場合)には、可飽和リアクトルL1に対して出力される出力電圧Vも変動するので、可飽和リアクトルL1は、出力電圧Vが高い値で出力されても適切にオン、オフ動作を行い得るようにその大きさを考慮して設計する必要がある。すなわち、二次出力電圧Vが高くなると、巻数n、断面積A、スイッチング周波数fのいずれか又は全てを大きな値に設定しなければならない。しかしながら、これらの各パラメータを大きくすると、上記したように、可飽和リアクトルL1自体のサイズが大きくなり、ひいてはスイッチングレギュレータの大型化を招く。
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、可飽和リアクトルを有するスイッチングレギュレータにおいて、入力電圧が変動する場合に可飽和リアクトルの大型化を抑制することのできるスイッチングレギュレータを提供することを、その課題とする。
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
本願発明によって提供されるスイッチングレギュレータは、トランスの一次巻線に接続され、入力電圧としての交流電圧をスイッチングするスイッチング手段と、トランスの二次巻線に接続され、負荷電流が流れることによりオン状態となり、かつ前記二次巻線から出力される出力電圧と予め定める基準電圧との差に基づいて付与されるリセット電流が流れることによりオフ状態となるリアクトルと、を備え、前記負荷電流の供給時間に基づいて外部に出力される外部出力電圧を調整するスイッチングレギュレータであって、前記入力電圧の予め定める基準値に対する電圧超過値を検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段によって検出された電圧超過値が増大するのに応じて前記スイッチング手段によるスイッチング周波数を大きくするように変化させるスイッチング周波数制御手段と、を備え、前記スイッチング周波数制御手段によってスイッチング周波数を変化させることにより前記リアクトルのオン状態の時間を変化させることを特徴としている(請求項1)。
この構成によれば、電圧検出手段によって入力電圧の基準値に対する電圧超過値が検出されると、スイッチング周波数制御手段によってその電圧超過値に基づいてスイッチング周波数が変化される。これにより、リアクトルのオン状態の時間が変化する。具体的には電圧超過値が増大するのに応じてスイッチング周波数は大きくなるように変化され、リアクトルのオン状態の時間は短くなるように変化する。すなわち、入力電圧が基準値から増大するように変化すると、スイッチング周波数が大きくなるように変化するので、例えば図11において、可飽和リアクトルの入力電圧のハイレベル期間Taは短くなる。この期間Taにおいて、可飽和リアクトルは時間ΔTだけ遅れて遷移領域から飽和領域に移行し、(Ta−ΔT)の期間、オン状態となるが、期間Taが短くなると、ΔTは殆ど変化しないので、相対的に(Ta−ΔT)の期間、すなわち、オン状態の時間が短くなる。
上述したように、可飽和リアクトルをスイッチング素子として利用可能な磁束密度Bの変化量ΔBはV/(2nfA)に依存する一方、可飽和リアクトルにおけるヒステリシス損は変化量ΔB・fに比例する。また、ヒステリシス損は、図11において、可飽和リアクトルに負荷電流が流れているオン状態の期間に比例する。ここで、可飽和リアクトルには、入力電圧Vの変動範囲内でスイッチング素子として利用可能な磁束密度Bの変化量ΔBが確実に確保されるとともに、その変化量ΔBを可及的に小さくすることが要望されるが、本発明によれば、可飽和リアクトルの入力電圧Vが増大するとスイッチング周波数fが大きくなるので、V/(2nfA)の式より、スイッチング周波数fを固定している場合に比して磁束密度Bの変化量ΔBを小さく設定することができる。
すなわち、本発明では、可飽和リアクトルの入力電圧Vが増大するとスイッチング周波数fが大きくなり、可飽和リアクトルのオン状態の時間は相対的に短くなるので、スイッチング周波数fを固定している場合に比してヒステリシス損は小さくなる。従って、可飽和リアクトルは、そのヒストリシス損を許容し得る範囲でV/(2nfA)の式に基づきスイッチング素子として利用可能な巻数nやコアの断面積Aを設定することができるので、サイズの小型化が可能になり、ひいてはスイッチングレギュレータの大型化を抑制することができる。
好ましい実施の形態によれば、前記電圧検出手段は、前記入力電圧を分圧するための複数の抵抗と、基準電圧を設定するツェナーダイオードと、これら複数の抵抗によって分圧された前記入力電圧が前記基準電圧を超えたとき、超えた電圧に相当する制御電流を前記スイッチング周波数制御手段に対して供給するトランジスタと、によって構成されるとよい(請求項2)。
他の好ましい実施の形態によれば、前記スイッチング手段は、複数のスイッチがブリッジ回路を構成してなり、前記スイッチング周波数制御手段は、前記電圧検出手段によって供給される前記制御電流に基づいて前記複数のスイッチをオン、オフ動作させるタイミングを変化させる制御信号を付与するとよい(請求項3)。
他の好ましい実施の形態によれば、前記スイッチング手段と前記トランスの一次巻線との間には、前記スイッチング手段によるスイッチング周波数を共振させるための共振手段が設けられているとよい(請求項4)。
他の好ましい実施の形態によれば、前記共振手段は、コイルとコンデンサとが直列接続されることによりなる直列共振回路によって構成されているとよい(請求項5)。
本願発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本願発明の実施例1にかかるスイッチングレギュレータの構成図である。このスイッチングレギュレータは、トランスの二次巻線に可飽和リアクトルが接続された、いわゆるマグアンプ方式が採用されたものである。このスイッチングレギュレータでは、トランスの一次巻線側において行われる入力電源のスイッチング制御において入力電圧が変動することにともなってそのスイッチング周波数を変化させることにより可飽和リアクトルのオン時間が制御され、これにより、可飽和リアクトルの大型化を抑制するようにしている。
より詳細に説明すると、図2は、可飽和リアクトルL1に対する出力電圧の波形と、可飽和リアクトルL1のオン期間(負荷電流が流れる期間)との関係を示す図であるが、スイッチング周波数f1が比較的低い場合、可飽和リアクトルL1のオン期間は、図2の期間ta(図中、斜線部参照)で表される。ここで、スイッチング周波数f1を高くしてスイッチング周波数f2(f2>f1)にすると、可飽和リアクトルL1がオンするときの遅れ時間tcが一定とすれば、可飽和リアクトルL1のオン時間は、図2の期間tbで表される。すなわち、可飽和リアクトルL1のオン期間は、スイッチング周波数が高くなるにつれて、相対的に短くなる。
一方、背景技術の欄で説明したように、可飽和リアクトルL1のヒステリシス損は、磁束密度Bの変化量ΔBに比例し、変化量ΔBは、V/(2nfA)に依存する。また、可飽和リアクトルL1のヒステリシス損は、図2に示すオン時間tbに比例する。可飽和リアクトルL1には、入力電圧Vの変動範囲内でスイッチング素子として利用可能な磁束密度Bの変化量ΔBが確実に確保されるとともに、その変化量ΔBを可及的に小さくすることが要望されるが、本発明によれば、可飽和リアクトルの入力電圧Vが増大するとスイッチング周波数fが大きくなるので、V/(2nfA)の式より、スイッチング周波数fを固定している場合に比して磁束密度Bの変化量ΔBを小さく設定することができる。
すなわち、スイッチング周波数fが大きくなると、可飽和リアクトルL1のオン時間tbは相対的に短くなるので、スイッチング周波数fを固定している場合に比してヒステリシス損は小さくなる。従って、可飽和リアクトルL1は、そのヒストリシス損を許容し得る範囲でV/(2nfA)の式に基づきスイッチング素子として利用可能な巻数nやコアの断面積Aを設定することができるので、サイズの小型化が可能になる。以下、詳述する。
図1に戻り、このスイッチングレギュレータは、商用電源Pに整流回路1が接続され、この整流回路1に平滑回路2を介してスイッチング回路3が接続され、スイッチング回路3の後段にトランスTの一次巻線が接続されている。トランスTの二次巻線側には二次巻線回路10が接続されており、二次巻線回路10の後段には、出力端子OUTが接続されている。
整流回路1は、入力された商用電源Pからの交流電圧を整流する回路である。整流回路1は、例えば図示しないダイオードブリッジ回路からなる。
平滑回路2は、整流回路1から出力され整流された電圧を平滑化するものであり、例えば整流回路1に対して並列接続された平滑コンデンサC5からなる。
スイッチング回路3は、整流回路1及び平滑回路2によって整流平滑化された直流電源をスイッチングして、所定の周波数(例えば50kHz〜200kHz)を有するパルス状の交流電圧に変換するものである。
スイッチング回路3は、図3に示すように、4個のMOS−FET(Metal Oxide Semiconductor-Field Effect Transistor)等のスイッチング素子SW1〜SW4のブリッジ回路で構成されている。このスイッチング回路3のスイッチング素子SW1,SW2の接続点aとスイッチング素子SW3,SW4の接続点bとの間にトランスTの一次巻線が接続されている。
また、スイッチング回路3内の各スイッチング素子SW1〜SW4には、スイッチング制御装置6(後述)から当該スイッチング素子SW1〜SW4のスイッチング動作を制御するための図4(b) に示す制御信号S1,S2が入力されるようになっている。
スイッチング回路3は、スイッチング素子SW1,SW4とスイッチング素子SW2,SW3とをそれぞれペアとして、スイッチング制御装置6から入力される制御信号S1,S2により、各ペアのスイッチング素子が交互にオン・オフされ、これにより高周波トランスTの一次巻線に直流電源の電圧が交互に極性を反転させて印加される(すなわち、パルス状の交流電圧に変換されて印加される)ようになっている。
なお、図3及び図4(b)において、制御信号S1は、スイッチング素子SW1,SW4のオン・オフ切換えを行うための信号であり、スイッチング素子SW1,SW4はこの制御信号S1がハイレベルの期間にオン状態となり、ローレベルの期間にオフ状態となる。また、制御信号S2は、スイッチング素子SW2,SW3のオン・オフ切換えを行うための信号であり、スイッチング素子SW2,SW3はこの制御信号S2がハイレベルの期間にオン状態となり、ローレベルの期間にオフ状態となる。また、制御信号S1,S2が同時にローレベルとなる期間Tdは、スイッチング素子SW1,SW4もしくはSW2,SW3が同時にオンとなってスイッチング回路3に過大な貫通電流が流れないようにするために必要な時間で、「デッドタイム」と呼称されるものである。
各スイッチング素子SWi(i=1,2,3,4)には、それぞれコンデンサCi(i=1,2,3,4)とダイオードDi(i=1,2,3,4)とが並列に接続されている。なお、ダイオードDiは、スイッチング素子SWiに内蔵されていてもよく、コンデンサCiは、スイッチング素子SWiの接合容量や端子間容量で構成してもよい。各スイッチング素子SWiに並列接続されているコンデンサCiとダイオードDiは、ソフトスイッチングを行わすための素子であり、より具体的には各スイッチング素子SWiをオン・オフスイッチングする際にゼロ電圧スイッチング(各スイッチング素子SWiの両端電圧がゼロのときにスイッチングさせること)をさせるための素子である。
スイッチング回路3によってスイッチングされた交流電圧は、トランスTの一次巻線に供給される。なお、スイッチング回路3及びこれに付加される構成としては、例えばPWM(pulse width modulation)方式やPFM(pulse frequency modulation)方式が採用された構成としてもよい。
トランスTは、一次巻線に入力された電圧値を所定の電圧値に昇圧もしくは降圧して二次巻線から出力させるものである。トランスTの一次巻線と二次巻線の巻線比をn1:n2とし、一次巻線に印加される電圧をE1とすると、二次巻線にはE2=E1・n1/n2の電圧が誘起される。二次巻線に誘起された交流電圧は、二次巻線側回路10に供給される。
また、トランスTの一次巻線側には、起動回路4、電圧検出回路5、スイッチング制御回路6及び定電圧回路7が備えられている。
起動回路4は、入力電源に基づいて定電圧回路7に対してそれを起動させるための電圧を供給する回路であり、図示しないトランジスタや抵抗等からなる。
定電圧回路7は、スイッチング制御回路6に対して所定の一定電圧(例えば+5V)を供給するものであり、起動回路4によって起動される。定電圧回路7は、トランスTの三次巻線に接続されており、起動回路4によって一旦起動されると、以降、トランスTの三次巻線から供給される交流電圧によって駆動されるようになっている。
電圧検出回路5は、入力電源を検出するための回路であり、後述するように、複数の抵抗とトランジスタとからなる。より詳細には、電圧検出回路5は、所定値(例えば90V)以上の入力電圧の値を検出し、検出された電圧値に応じた制御電流をスイッチング制御回路6に供給するものである。
スイッチング制御回路6は、電圧検出回路5から供給される制御電流に基づいてスイッチング回路3においてスイッチング制御されるスイッチング周波数を変化させるものである。例えば、スイッチング制御回路6は、図5に示すように、入力電圧の値がVmixからVmaxに大きくなるほど、スイッチングの周波数がfminからfmaxに高くなるようにスイッチング回路3に対して制御信号S1,S2を与える。例えば商用電源Pが定格100Vの交流電源の場合、±10%の変動があるため、入力電圧値は、90〜110Vの範囲で変動する。図5におけるVmix=90V、Vmax=110Vは、この場合を例示している。
図6は、電圧検出回路5及びスイッチング制御回路6の詳細回路図である。電圧検出回路5は、トランジスタQ1,Q2と、ツェナーダイオードZDと、複数の抵抗R1〜R5と、可変抵抗Rvと、逆電流防止用ダイオードD5と、インピーダンス素子Zとによって構成されている。
具体的には、トランジスタQ1は、そのコレクタ端子が抵抗R1及び抵抗R2を介して入力電源Vinに接続され、エミッタ端子は、ツェナーダイオードZDのカソード端子に接続されている。ベース端子は、抵抗R3を介して抵抗R1に接続されているとともに抵抗R4を介して可変抵抗Rvに接続されている。可変抵抗Rvは、抵抗R5を介してスイッチング制御回路6に接続され、スイッチング制御回路6においてVssライン(例えば0V)に接続されている。
トランジスタQ1は、複数の抵抗R3,R4及び可変抵抗Rvによって分圧された電位が所定の電位を、所定の定格電圧(例えば30V)を有するツェナーダイオードZDに対して供給する。ツェナーダイオードZDでは、定格電圧以下の電圧が供給されてもオフ状態を維持し、定格電圧以上の電圧が供給されるとオン状態となる。例えば、複数の抵抗R3,R4及び可変抵抗Rvによって入力電源Vinを約1/3に分圧すれば、入力電源inが90V以上であれば、ツェナーダイオードZDがオン状態となり、電流が流れる。
ツェナーダイオードZDのアノード端子には、トランジスタQ2のベース端子が接続され、トランジスタQ2のコレクタ端子は、逆電流防止用ダイオードD5を介してスイッチング制御回路6のトランジスタQ3(後述)のコレクタ端子に接続されている。また、エミッタ端子は、インピーダンス素子Zを介してスイッチング制御回路6のトランジスタQ4(後述)のコレクタ端子に接続されている。なお、インピーダンス素子Zは、例えば抵抗からなり、図5に示すようなスイッチング周波数と入力電圧との特性を設定するものである。
トランジスタQ2は、ツェナーダイオードZDがオン状態となることにより流れる電流によってオン動作し、このオン動作に基づいてスイッチング制御回路6に対して制御電流を付与する。
スイッチング制御回路6は、トランジスタQ3〜Q5、充放電用コンデンサC6、シュミットトリガ回路11、フリップフロップ回路12、NOR回路NOR1,NOR2、NOT回路N1、及び複数の抵抗R6〜R9,R12〜R15によって概略構成されている。
接続構成を説明すると、トランジスタQ3は、コレクタ端子がコンデンサC6を介してVDD電源(例えば+5V)に接続されているとともに、シュミットトリガ回路11の出力端Gに接続されている。また、コレクタ端子は、電圧検出回路5のダイオードD5を介してトランジスタQ2のコレクタ端子に接続されている。トランジスタQ3は、エミッタ端子が抵抗R8を介してトランジスタQ4のコレクタ端子に接続され、ベース端子が抵抗R6を介してVDD電源に接続されているとともに、抵抗R7を介してVssライン(例えば0V)に接続されている。
トランジスタQ4は、コレクタ端子が抵抗R8に接続され、エミッタ端子が直接Vssラインに接続され、ベース端子が抵抗R14を介してシュミットトリガ回路11の出力端Gに接続されるとともに、抵抗R15を介してVssラインに接続されている。
また、トランジスタQ5は、ベース端子が抵抗R12を介してVDD電源に接続されるとともに、抵抗R13を介してシュミットトリガ回路11の出力端Gに接続され、コレクタ端子がシュミットトリガ回路11の入力端Fに接続され、エミッタ端子が抵抗R9を介してVDD電源に接続されている。
シュミットトリガ回路11の出力端Gは、NOT回路N1を介してフリップフロップ回路12のCK端子に接続されている。NOT回路N1の出力端は、NOR回路NOR1,NOR2の一方入力端子にそれぞれ接続されている。フリップフロップ回路12のQ端子は、NOR回路NOR2の他方入力端子に接続され、/Q端子は、NOR回路NOR1の他方入力端子に接続されている。NOR回路NOR1,NOR2は、その出力端がスイッチング回路3(図1参照)に接続され、スイッチング回路3に対して制御信号S1,S2をそれぞれ出力する。
一方、トランスTの二次巻線側には、二次巻線回路10が設けられており、二次巻線回路10については、背景技術の欄で説明した構成(図9参照)と略同様であるため、ここではその説明を省略する。
次に、上記構成におけるスイッチングレギュレータの動作を図7に示す波形図を参照して説明する。
図7において、「V2」は、トランジスタQ5のベース電圧V2の波形、「V1」は、シュミットトリガ回路11の入力端Fの電圧波形を示している。また、「G点」はシュミットトリガ回路11の出力端Gの電圧波形を示し、「Q出力」、「/Q出力」はそれぞれフリップフロップ回路12のQ端子と/Q端子の出力波形を示し、「S1」、「S2」はそれぞれNOR回路NOR1とNOR回路NOR2の出力波形を示している。
トランジスタQ4がオン状態では、トランジスタQ3はベース電圧とエミッタ抵抗R8によって決定される電流Ij1を供給する定電流源として動作し、この電流Ij1によってコンデンサC6の充電が行われる。コンデンサC6が充電されると、シュミットトリガ回路11の入力端Fの電圧V1はコンデンサC6の充電動作に応じて低下する。なお、トランジスタQ4がオン状態になるときは、シュミットトリガ回路11の出力端GのレベルがHレベルであるから、トランジスタQ5はオフ状態にある。
シュミットトリガ回路11の入力電圧V1が当該シュミットトリガ回路11によって規定される閾値V(H−L)まで低下すると、当該シュミットトリガ回路11の出力端Gの出力電圧はHレベルからLレベルに反転する(図7において、V1の右下がり部分の波形とG点のパルス信号の立下がり点を参照)。
シュミットトリガ回路11の出力端GがLレベルになると、トランジスタQ4がオフになり、トランジスタQ3による定電流源からのコンデンサC6への充電電流Ij1の供給は停止され、コンデンサC6は、VDD電源からコンデンサC6、シュミットトリガ回路11内の抵抗R10,R11を流れる電流Ij2により充電される。また、シュミットトリガ回路11の出力端GがLレベルになると、トランジスタQ5はオンになり、コンデンサC6の放電経路は、抵抗R9、トランジスタQ5及びシュミットトリガ回路11内の抵抗R10,R11となる。
充放電経路が切り換えられたとき、放電電流Ihが充電電流Ij2より大きく設定されていれば、結果的にコンデンサC6は放電され、シュミットトリガ回路11の入力電圧V1はコンデンサC6の放電動作に応じて上昇する。そして、その入力電圧V1がシュミットトリガ回路11によって規定される閾値V(L−H)まで上昇すると、当該シュミットトリガ回路11の出力端Gの出力電圧はLレベルからHレベルに反転する(図7において、V1の右上がり部分の波形とG点のパルス信号の立上がり点を参照)。
シュミットトリガ回路11の出力端Gの出力電圧がHレベルになると、再びトランジスタQ4がオンになるとともに、トランジスタQ5がオフになり、上述したコンデンサC6の充電動作が行われ、以下、コンデンサC6の充電動作と放電動作とが交互に繰り返される。そして、図4(a) に示すように、このコンデンサC6の充放電動作の繰り返しによりシュミットトリガ回路11でパルス信号S0のオン期間TONとオフ期間TOFFとが生成され、シュミットトリガ回路11の出力端Gからはパルス信号S0に相当する信号が出力される(図7のG点の信号参照)。
シュミットトリガ回路11から出力されるパルス信号S0は、NOT回路N1で反転されてフリップフロップ回路12のCK端子に入力され、このパルス信号S0の立ち下がりに同期して出力のH/Lが反転する信号がQ端子から出力されるとともに、Q端子出力を反転した信号が/Q端子から出力される(図7のQ出力、/Q出力参照)。
そして、NOR回路NOR1では、/Q端子の出力電圧と出力端Hの電圧とがLレベルのときHレベルとなり、それ以外のときLレベルとなる信号が制御信号S1として出力され、NOR回路NOR2では、Q端子の出力電圧と出力端Hの電圧とがLレベルのときHレベルとなり、それ以外のときLレベルとなる信号が制御信号S2として出力される(図4のS1,S2の波形参照)。
一方、電圧検出回路5では、基準電圧(例えば90V)を越える入力電圧が供給されると、トランジスタQ2によって基準電圧を越えた電圧量に相当する制御電流がスイッチング制御回路6に流れる。上記コンデンサC6の充放電動作において、トランジスタQ3による充電電流Ij1は、電圧検出回路5からの制御電流によって変化し、制御電流が上昇するのに応じて増加する。このように、充電電流Ij1を制御電流の変化に応じて変化させると、例えば制御電流が増えると、充電電流Ij1は増加して充電時間Tj(図7参照)が長くなる。このとき、制御信号S1,S2は、スイッチング制御回路6によってスイッチング回路3に与えられ、スイッチング回路3では、スイッチSW1〜SW4がオン、オフ動作を行うことにより、図2に示したように、スイッチング制御におけるスイッチング周波数が変化される。
すなわち、パルス状の交流電圧が、図4(c) に示すように、トランスTを介してその二次巻線から可飽和リアクトルL1に対して出力される。この場合、スイッチング周波数が変化されると、可飽和リアクトルL1の遅れ時間を一定とすれば、可飽和リアクトルL1に対して負荷電流が流れる期間、すなわちオン期間(図2のtb参照)が短くなる。
上述したように、可飽和リアクトルL1をスイッチング素子として利用可能な磁束密度Bの変化量ΔBはV/(2nfA)に依存する一方、可飽和リアクトルL1におけるヒステリシス損は変化量ΔB・fに比例する。また、ヒステリシス損は、図11に示したように、可飽和リアクトルL1に負荷電流が流れているオン状態の期間に比例する。ここで、可飽和リアクトルL1には、入力電圧Vの変動範囲内でスイッチング素子として利用可能な磁束密度Bの変化量ΔBが確実に確保されるとともに、その変化量ΔBを可及的に小さくすることが要望されるが、本実施形態によれば、可飽和リアクトルL1の入力電圧Vが増大するとスイッチング周波数fが大きくなるので、V/(2nfA)の式より、スイッチング周波数fを固定している場合に比して磁束密度Bの変化量ΔBを小さく設定することができる。
すなわち、本実施形態では、可飽和リアクトルL1の入力電圧Vが増大するとスイッチング周波数fが大きくなり、可飽和リアクトルL1のオン状態の時間は相対的に短くなるので、スイッチング周波数fを固定している場合に比してヒステリシス損は小さくなる。従って、可飽和リアクトルL1は、そのヒストリシス損を許容し得る範囲でV/(2nfA)の式に基づきスイッチング素子として利用可能な巻数nやコアの断面積Aを設定することができるので、サイズの小型化が可能になり、ひいてはスイッチングレギュレータの大型化を抑制することができる。
図8は、実施例2にかかるスイッチングレギュレータの構成図である。この実施例2では、上記した実施例1の構成に、直列共振回路8が付加された構成とされている。
具体的には、スイッチング回路3の出力端に、コンデンサC7とコイルL3とが直列接続されることによりなる直列共振回路8が設けられている。その他の構成については、上記実施例1にかかる構成と略同様である。
この構成によれば、上記実施例1に示した作用効果を奏する上に、この直列共振回路8の共振周波数を最低スイッチング周波数fmin(図5参照)に選択するようにすれば、入力電圧が高い場合に、スイッチング周波数が共振周波数より高くなるので、トランスTの一次巻線に印加される電圧が減少する。そのため、トランスTの二次巻線に接続される可飽和リアクトルL1の負担をより軽減することができる。また、直列共振回路8によって、トランスTの一次巻線に交互に極性を反転させて印加される電圧もしくは電流の波形を正弦波状にすることにより高周波成分を低減してスイッチング時に発生するノイズを低減することができる。また、直列共振回路8のフィルタ効果によりEMI(electro magnetic interference)等によるスイッチング制御への悪影響を抑制することができるといった利点がある。
もちろん、この発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではない。
本願発明の実施例1にかかるスイッチングレギュレータの構成図である。 トランスの二次電圧と可飽和リアクトルのオン期間との異なるスイッチング周波数における関係を示した図である。 スイッチング回路の詳細回路図である。 パルス信号、制御信号、及び出力電圧の波形図である。 スイッチング周波数と入力電圧との関係を示す図である。 電圧検出回路及びスイッチング制御回路の詳細回路図である。 図6に示す詳細回路図における各点及び各信号の波形図である。 実施例2にかかるスイッチングレギュレータの構成図である。 従来のスイッチングレギュレータの構成図である。 可飽和リアクトルのB−H特性を示す図である。 従来のスイッチングレギュレータの構成における可飽和リアクトルの入力電圧の波形及び電流の波形を示す波形図である。
符号の説明
3 スイッチング回路
4 起動回路
5 電圧検出回路
6 スイッチング制御回路
7 定電圧回路
8 直列共振回路
10 二次巻線回路
L1 可飽和リアクトル
P 入力電源
T トランス

Claims (5)

  1. トランスの一次巻線に接続され、入力電圧としての交流電圧をスイッチングするスイッチング手段と、
    前記トランスの二次巻線に接続され、負荷電流が流れることによりオン状態となり、かつ前記二次巻線から出力される出力電圧と予め定める基準電圧との差に基づいて付与されるリセット電流が流されることによりオフ状態となるリアクトルと、を備え、前記負荷電流の供給時間に基づいて外部に出力される外部出力電圧を調整するスイッチングレギュレータであって、
    前記入力電圧の予め定める基準値に対する電圧超過値を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段によって検出された電圧超過値が増大するのに応じて前記スイッチング手段によるスイッチング周波数を大きくするように変化させるスイッチング周波数制御手段と、を備え、
    前記スイッチング周波数制御手段によってスイッチング周波数を変化させることにより前記リアクトルのオン状態の時間を変化させることを特徴とする、スイッチングレギュレータ。
  2. 前記電圧検出手段は、前記入力電圧を分圧するための複数の抵抗と、基準電圧を設定するツェナーダイオードと、これら複数の抵抗によって分圧された前記入力電圧が前記基準電圧を超えたとき、超えた電圧に相当する制御電流を前記スイッチング周波数制御手段に対して供給するトランジスタと、によって構成される、請求項1に記載のスイッチングレギュレータ。
  3. 前記スイッチング手段は、複数のスイッチがブリッジ回路を構成してなり、
    前記スイッチング周波数制御手段は、前記電圧検出手段によって供給される前記制御電流に基づいて前記複数のスイッチをオン、オフ動作させるタイミングを変化させる制御信号を付与する、請求項2に記載のスイッチングレギュレータ。
  4. 前記スイッチング手段と前記トランスの一次巻線との間には、前記スイッチング手段によるスイッチング周波数を共振させるための共振手段が設けられている、請求項1ないし3のいずれかに記載のスイッチングレギュレータ。
  5. 前記共振手段は、コイルとコンデンサとが直列接続されることによりなる直列共振回路によって構成されている、請求項4に記載のスイッチングレギュレータ。
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