JP2005236406A - 負荷駆動回路 - Google Patents

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JP2005236406A JP2004040218A JP2004040218A JP2005236406A JP 2005236406 A JP2005236406 A JP 2005236406A JP 2004040218 A JP2004040218 A JP 2004040218A JP 2004040218 A JP2004040218 A JP 2004040218A JP 2005236406 A JP2005236406 A JP 2005236406A
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Abstract

【課題】昇圧動作を行う負荷駆動回路で、回路構成の簡略化と電力消費量の低減を行う。
【解決手段】第1電源と接続されるとともに負荷に電流を供給する吐出側トランジスタと、前記負荷から電流が供給される吸込側トランジスタと、所定周波数のパルス信号に基づいて前記吸込側トランジスタを間欠動作させるべくスイッチング動作するスイッチングトランジスタと、を有し、昇圧回路から出力される前記第1電源の電圧より高い昇圧電圧に基づいて前記吐出側トランジスタを動作させる、負荷駆動回路において、前記昇圧回路から前記昇圧電圧を得るために、前記スイッチングトランジスタを使用することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、負荷駆動回路に関する。
負荷に電流を供給する吐出側トランジスタと、当該負荷から電流が供給される吸込側トランジスタと、所定周波数のパルス信号に基づいてスイッチング動作し、その結果吸込側トランジスタを間欠動作させるスイッチングトランジスタと、を有する負荷駆動回路として、例えばモータ駆動回路が挙げられる。
以下、図4を参照しつつ、従来の負荷駆動回路の一例としてモータ駆動回路を取り上げて説明する。図4は、従来のモータ駆動回路を示す回路ブロック図である。尚、図4は一例としての所謂Hブリッジ型のモータ駆動回路を示すものである。
NPNバイポーラトランジスタ2、4は、コイル6(負荷)に電流を供給する吐出側トランジスタである。また、NPNバイポーラトランジスタ8、10は、コイル6から電流が供給される吸込側トランジスタである。吐出側となるトランジスタ2と吸込側となるトランジスタ8のコレクタ・エミッタは電源電圧VCC1(第1電源:例えば5ボルト)と接地VSSとの間に直列接続されている。同様に、吐出側となるトランジスタ4と吸込側となるトランジスタ10のコレクタ・エミッタも電源電圧VCC1と接地VSSとの間に直列接続されている。コイル6は、トランジスタ2のエミッタおよびトランジスタ8のコレクタの接続点と、トランジスタ4のエミッタおよびトランジスタ10のコレクタの接続点との間に接続されている。つまり、トランジスタ2、4、8、10とコイル6とはHブリッジ型をなし、トランジスタ2、10がオンすることによってコイル6の紙面右方向(実線)に電流が流れ、一方、トランジスタ4、8がオンすることによってコイル6の紙面左方向(破線)に電流が流れることとなる。
プリドライブ回路12は、吐出側となるトランジスタ2を動作させるために十分な定電流を、当該トランジスタ2のベースに供給するものである。また、プリドライブ回路14は、吐出側となるトランジスタ4を動作させるために十分な定電流を、当該トランジスタ4のベースに供給するものである。また、プリドライブ回路16は、吸込側となるトランジスタ8を動作させるために十分な定電流を、当該トランジスタ8のベースに供給するものである。更に、プリドライブ回路18は、吸込側となるトランジスタ10を動作させるために十分な定電流を、当該トランジスタ10のベースに供給するものである。
NPNバイポーラトランジスタ20は、プリドライブ回路16を介して吸込側となるトランジスタ8をスイッチングするスイッチングトランジスタである。同様に、NPNバイポーラトランジスタ22は、プリドライブ回路18を介して吸込側となるトランジスタ10をスイッチングするスイッチングトランジスタである。つまり、コイル6の紙面右方向に電流を流すときにトランジスタ10をスイッチング動作させ、一方、コイル6の紙面左方向に電流を流すときにトランジスタ8をスイッチング動作させることによって、電力消費量を低減することが可能となる。
コイル6に対する通電切り替えは通電ロジック回路24により行われる。通電ロジック回路24は、ロジック信号IN1、IN2の値の組み合わせによって、トランジスタ2、10の組み合わせまたはトランジスタ4、8の組み合わせを動作させる。例えば、IN1が“H”(ハイレベル)、IN2が“L”(ローレベル)の場合、プリドライブ回路12、18に定電流が供給され、スイッチングトランジスタ22のベースに所定周波数のPWM信号(パルス信号)が供給され、これにより、トランジスタ2がオンするとともにトランジスタ10が間欠的にオンし、コイル6に紙面右方向の電流が流れる。一方、IN1が“L”、IN2が“H”の場合、プリドライブ回路14、16に定電流が供給され、スイッチングトランジスタ20のベースに前記PWM信号が供給され、これにより、トランジスタ4がオンするとともにトランジスタ8が間欠的にオンし、コイル6に紙面左方向の電流が流れる。こうしてステータ(不図示)にコイル6が巻回されたモータは回転することとなる。
特開2001−275380号公報
ところで、プリドライブ回路12、14の電源として、吐出側となるトランジスタ2、4のコレクタと接続されている電源電圧VCC1を共用した場合を考えてみる。この場合、プリドライブ回路12、14は、電流ミラー回路であって、当該電流ミラー回路の出力電流がトランジスタ2、4のベースに供給されるため、トランジスタ2、4のコレクタ・エミッタ間の電圧は、それぞれ、トランジスタ2、4のベース・エミッタ間の立ち上がり電圧とプリドライブ回路12、14内のトランジスタのエミッタ・コレクタ間電圧とを加算した電圧となる。即ち、トランジスタ2、4のコレクタ・エミッタ間電圧は、当該トランジスタ2、4の立ち上がり電圧より大きい電圧となってしまう。このため、単一の電源電圧VCC1を用いることは構成上簡易ではあるが、トランジスタ2、4における電力消費量が増大する問題がある。特に、図4のモータ駆動回路を集積回路とした場合(但しコイル6を除く)、トランジスタ2、4における電力消費量の増大に伴う発熱が集積回路全体に波及する問題を無視できなくなる。
そこで、従来は、トランジスタ2、4における電力消費量を低減するために昇圧回路26を備えている。この昇圧回路26は、電源電圧VCC1の電圧値よりも高い昇圧電圧VCC2を生成して出力するものであり、昇圧電圧VCC2はプリドライブ回路12、14の電源電圧として印加される。これにより、プリドライブ回路12、14の電源電圧として電源電圧VCC1を使用する場合に比べて、トランジスタ2、4のベース電圧は上昇し、これに伴ってトランジスタ2、4のエミッタ電圧も上昇し、結果としてトランジスタ2、4のコレクタ・エミッタ間電圧は小さくなる。即ち、トランジスタ2、4における電力消費量は低減され、発熱を抑えることができる。尚、昇圧回路26としては、周知の昇圧回路を使用することができる。
しかし、昇圧回路26は、プリドライブ回路12、14の電源電圧として昇圧電圧VCC2を印加させるためだけのものであり、図4のモータ駆動回路の駆動動作とは全く関係しない独立した回路であった。そのため、電源電圧としてVCC1、VCC2を使用するモータ駆動回路を構成する場合、回路素子数が増加してコストアップを招く問題があった。更に、このモータ駆動回路を集積回路とした場合、回路素子数の増加に伴ってチップ面積が増大する問題もあった。
そこで、本発明は、昇圧動作を行う負荷駆動回路において、回路構成の簡略化と電力消費量の低減を行うことを目的とする。
前記課題を解決するための主たる発明は、第1電源と接続されるとともに負荷に電流を供給する吐出側トランジスタと、前記負荷から電流が供給される吸込側トランジスタと、所定周波数のパルス信号に基づいて前記吸込側トランジスタを間欠動作させるべくスイッチング動作するスイッチングトランジスタと、を有し、昇圧回路から出力される前記第1電源の電圧より高い昇圧電圧に基づいて前記吐出側トランジスタを動作させる、負荷駆動回路において、前記昇圧回路から前記昇圧電圧を得るために、前記スイッチングトランジスタを使用することを特徴とする。
本発明によれば、昇圧動作を行う負荷駆動回路において、回路構成を簡略化できる。これにより、負荷駆動回路のコストダウンを可能とし、更には負荷駆動回路を集積回路とした場合にはチップ面積が大となるのを防止できる。また、負荷駆動回路の電力消費量を低減することも可能となる。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===負荷駆動回路の一例===
図1乃至図3を参照しつつ、本発明にかかる負荷駆動回路について説明する。図1は、本発明の負荷駆動回路の一例であるモータ駆動回路を示す回路ブロック図であり、破線で囲んだコイルおよびコンデンサ以外は集積回路で構成されるものとする。尚、図1は一例としてHブリッジ型のモータ駆動回路を示すものである。図2は、図1に開示される吐出側トランジスタおよび吸込側トランジスタの駆動波形を示す波形図である。図3は、図1のスイッチングトランジスタのスイッチング動作に伴う昇圧波形を示す波形図である。
<<モータ駆動回路の構成>>
NPNバイポーラトランジスタ102、104は、コイル106(負荷)に電流を供給する吐出側トランジスタである。また、NPNバイポーラトランジスタ108、110は、コイル106から電流が供給される吸込側トランジスタである。吐出側となるトランジスタ102と吸込側となるトランジスタ108のコレクタ・エミッタは電源電圧VCC1(第1電源:例えば5ボルト)と接地VSSとの間に直列接続されている。同様に、吐出側となるトランジスタ104と吸込側となるトランジスタ110のコレクタ・エミッタも電源電圧VCC1と接地VSSとの間に直列接続されている。トランジスタ102のエミッタおよびトランジスタ108のコレクタの接続点と、トランジスタ104のエミッタおよびトランジスタ110のコレクタの接続点とには端子112、114が設けられている。コイル106は、その両端が端子112、114と外部接続される。つまり、トランジスタ102、104、108、110とコイル106とはHブリッジ型をなし、トランジスタ102、110がオンすることによってコイル106の紙面右方向(実線)に電流が流れ、一方、トランジスタ104、108がオンすることによってコイル106の紙面左方向(破線)に電流が流れることとなる。
プリドライブ回路116は、吐出側となるトランジスタ102を動作させるために十分な定電流を、当該トランジスタ102のベースに供給するものである。詳しくは、プリドライブ回路116は、ダイオード接続されたPNPバイポーラトランジスタ118とPNPバイポーラトランジスタ120を電流ミラー接続したものであり、トランジスタ120のコレクタ電流がトランジスタ102のベース電流として供給される。また、プリドライブ回路122は、吐出側となるトランジスタ104を動作させるために十分な定電流を、当該トランジスタ104のベースに供給するものである。詳しくは、プリドライブ回路122は、ダイオード接続されたPNPバイポーラトランジスタ124とPNPバイポーラトランジスタ126を電流ミラー接続したものであり、トランジスタ126のコレクタ電流がトランジスタ104のベース電流として供給される。尚、プリドライブ回路116、122の電源電圧としては、電源電圧VCC1の電圧値より高い後述する昇圧電圧VCC2が印加される。
プリドライブ回路128は、吸込側となるトランジスタ108を動作させるために十分な定電流を、当該トランジスタ108のベースに供給するものである。詳しくは、プリドライブ回路128は、ダイオード接続されたNPNバイポーラトランジスタ130とNPNバイポーラトランジスタ132を電流ミラー接続したものであり、トランジスタ130、132のエミッタの合成電流がトランジスタ108のベース電流として供給される。また、プリドライブ回路134は、吸込側となるトランジスタ110を動作させるために十分な定電流を、当該トランジスタ110のベースに供給するものである。詳しくは、プリドライブ回路134は、ダイオード接続されたNPNバイポーラトランジスタ136とNPNバイポーラトランジスタ138を電流ミラー接続したものであり、トランジスタ136、138のエミッタの合成電流がトランジスタ110のベース電流として供給される。
NPNバイポーラトランジスタ140は、プリドライブ回路128を介して吸込側となるトランジスタ108をスイッチングするスイッチングトランジスタであり、コレクタがプリドライブ回路128内のトランジスタ130のコレクタと接続されるとともにエミッタが接地されている。同様に、NPNバイポーラトランジスタ142は、プリドライブ回路134を介して吸込側となるトランジスタ110をスイッチングするスイッチングトランジスタであり、コレクタがプリドライブ回路134内のトランジスタ136のコレクタと接続されるとともにエミッタが接地されている。つまり、コイル106の紙面右方向に電流を流すときにトランジスタ110をスイッチング動作させ、一方、コイル106の紙面左方向に電流を流すときにトランジスタ108をスイッチング動作させることによって、電力消費量を抑えてモータを回転させることが可能となる。
電源電圧VCC1が印加される信号線144には電源端子146が設けられている。また、プリドライブ回路128内のトランジスタ132のコレクタと、プリドライブ回路134内のトランジスタ138のコレクタには共通する端子148が設けられている。更に、端子150と接地端子152も設けられている。
昇圧用コイル154は、電源端子146および端子148と外部接続されている。また、整流用ダイオード156は、モータ駆動回路が集積化した集積回路内部においてそのアノードが端子148と接続され、そのカソードが端子150と接続されている。更に、コンデンサ158は、端子150および接地端子152と外部接続されている。整流用ダイオード156のカソード(コンデンサ158の非接地側の一端)は、プリドライブ回路116、122を構成するトランジスタ118、120、124、126のエミッタと接続される。ここで、昇圧用コイル154、整流用ダイオード156、コンデンサ158、スイッチングトランジスタ140、142は昇圧型チョッパ回路(昇圧回路)を構成し、電源電圧VCC1を前述した昇圧電圧VCC2となるまで昇圧するものである。
詳しくは、コイル106の紙面右方向に電流を流す場合、昇圧用コイル154、整流用ダイオード156、コンデンサ158に対してスイッチングトランジスタ142が昇圧型チョッパ回路を構成する要件となる。一方、コイル106の紙面左方向に電流を流す場合、昇圧用コイル154、整流用ダイオード156、コンデンサ158に対してスイッチングトランジスタ140が昇圧型チョッパ回路を構成する要件となる。本実施の形態では、上記の昇圧型チョッパ回路を構成するスイッチングトランジスタとして、独立した専用のトランジスタを設けることなく、吸込側となるトランジスタ108、110をスイッチング(間欠動作)させるためのスイッチングトランジスタ140、142を兼用するものである。尚、昇圧用コイル154の自己インダクタンスおよびコンデンサ158の静電容量としては、電源電圧VCC1をどの程度の昇圧電圧VCC2とするかに応じて適切な値が設定される。例えば、昇圧型チョッパ回路が10ボルト程度の昇圧電圧VCC2を出力する場合、昇圧用コイル154の自己インダクタンスは数十μHとなり、コンデンサ158の静電容量は数μFとなる。
通電ロジック回路160は、コイル106に対する通電切り替えを行うための信号を出力するものである。詳しくは、通電ロジック回路160は、入力されるロジック信号IN1、IN2の論理値の組み合わせに応じて、コイル106の紙面右方向の電流と紙面左方向の電流とを切り替えるための信号を端子A、B、C、D、E、Fから出力する。ここで、端子Aは、プリドライブ回路116に定電流を供給すべく、トランジスタ118のコレクタと接続される。端子Bは、プリドライブ回路128に定電流を供給すべく、トランジスタ130のコレクタと接続される。端子Cは、スイッチングトランジスタ140を所定周波数(例えば数十KHz〜数百KHz)のPWM信号(パルス信号)でスイッチング動作させるべく、スイッチングトランジスタ140のベースと接続される。端子Dは、スイッチングトランジスタ142を上記の所定周波数のPWM信号でスイッチング動作させるべく、スイッチングトランジスタ142のベースと接続される。端子Eは、プリドライブ回路134に定電流を供給すべく、トランジスタ136のコレクタと接続される。更に、端子Fは、プリドライブ回路122に定電流を供給すべく、トランジスタ124のコレクタと接続される。尚、ロジック信号IN1、IN2は、モータ駆動回路の外部におけるマイクロコンピュータ等から供給される。また、PWM信号のデューティは、通電ロジック回路160内部において予め設定されているものとする。
<<モータ駆動回路の動作>>
先ず、初期状態として、コンデンサ158には充電がされていないものとする。
例えば、ロジック信号IN1が“H”、ロジック信号IN2が“L”となっている場合(期間TA)、通電ロジック回路160は、コイル106の紙面右方向に電流を流すための信号を出力する。詳しくは、プリドライブ回路116には端子Aを通して定電流が供給され、プリドライブ回路134には端子Eを通して定電流が供給される。また、スイッチングトランジスタ142のベースには端子DからPWM信号が供給される。
図3(A)は、通電ロジック回路160の端子C、Dから相補的に出力されるPWM信号を示している。また、図3(B)は、端子CからPWM信号が出力されたときのトランジスタ132のコレクタ電圧波形、端子DからPWM信号が出力されたときのトランジスタ138のコレクタ電圧波形を示している。更に、図3(C)は、コンデンサ158の非接地側の一端に現れる昇圧電圧VCC2の波形を示している。
通電ロジック回路160の端子Dから出力されるPWM信号が“L”であるとき、スイッチングトランジスタ142はオフする。このとき、プリドライブ回路134を構成するトランジスタ138は、そのコレクタに昇圧用コイル154を流れる電流が供給されて動作し、吸込側のトランジスタ110を動作させる。尚、このときのトランジスタ138のコレクタ電圧は、トランジスタ110を動作させる範囲で“L”となり、整流用ダイオード156は導通することなくコンデンサ158の充電動作は行われない。一方、通電ロジック回路160の端子Dから出力されるPWM信号が“L”から“H”へ変化したとき、スイッチングトランジスタ142はオンする。これに伴って、プリドライブ回路134を構成するトランジスタ136、138はオフし、トランジスタ110をオフする。このとき、昇圧用コイル154にはキックバック電圧が発生するため、トランジスタ138のコレクタ電圧は、整流用ダイオード156を導通させるのに十分な大きさの“H”の電圧となる。これにより、整流用ダイオード156が導通し、コンデンサ158は当該コンデンサ158の静電容量やモータ駆動回路の配線抵抗等で定まる時定数に従って充電動作を行うこととなる。以後、PWM信号が“L”と“H”の間を繰り返し変化することに伴って、コンデンサ158の非接地側の電圧は徐々に上昇し、その結果、予め定められた昇圧電圧VCC2(例えば10ボルト)が得られることとなる。尚、コンデンサ158の非接地側の電圧が予め定められた昇圧電圧VCC2となるまでの期間は、モータ駆動回路の初期動作を安定させるために短い方が好ましい。この期間を短縮するためには、例えば、PWM信号のデューティ、コンデンサ158の静電容量等を、モータ駆動回路の特性に応じて適宜設定することで対応することが可能である。これにより、昇圧電圧VCC2は、ロジック信号IN1が“H”、ロジック信号IN2が“L”となっている期間TAにおいて、当該期間TAよりも短い期間で予め定められた電圧まで上昇することとなる。プリドライブ回路116には、この昇圧電圧VCC2が電源電圧として印加されるとともに通電ロジック回路160の端子Aから定電流が供給されており、吐出側のトランジスタ102を動作させる。従って、期間TAでは、吐出側のトランジスタ102が動作するとともに吸込側のトランジスタ110が間欠動作し、コイル106の紙面右方向に電流が流れることとなる。ここで、プリドライブ回路116が電源電圧VCC1より高い昇圧電圧VCC2を印加されることから、トランジスタ102のベース電圧を電源電圧VCC1より高くすることが可能となる。これにより、トランジスタ102のコレクタ・エミッタ間電圧を立ち上がり電圧より小さくすることができ、トランジスタ102における電力消費量を低減することと発熱を抑えることが可能となる。
次に、ロジック信号IN1が“L”、ロジック信号IN2が“H”となっている場合(期間TB)、通電ロジック回路160は、コイル106の紙面左方向に電流を流すための信号を出力する。詳しくは、プリドライブ回路122には端子Fを通して定電流が供給され、プリドライブ回路128には端子Bを通して定電流が供給される。また、スイッチングトランジスタ140のベースには端子CからPWM信号が供給される。
通電ロジック回路160の端子Cから出力されるPWM信号が“L”であるとき、スイッチングトランジスタ140はオフする。このとき、プリドライブ回路128を構成するトランジスタ132は、そのコレクタに昇圧用コイル154を流れる電流が供給されて動作し、吸込側のトランジスタ108を動作させる。尚、このときのトランジスタ132のコレクタ電圧は、トランジスタ108を動作させる範囲で“L”となり、整流用ダイオード156は導通することなくコンデンサ158の充電動作は行われない。一方、通電ロジック回路160の端子Cから出力されるPWM信号が“L”から“H”へ変化したとき、スイッチングトランジスタ140はオンする。これに伴って、プリドライブ回路128を構成するトランジスタ130、132はオフし、トランジスタ108をオフする。このとき、昇圧用コイル154にはキックバック電圧が発生するため、トランジスタ132のコレクタ電圧は、整流用ダイオード156を導通させるのに十分な大きさの“H”の電圧となる。これにより、整流用ダイオード156が導通し、コンデンサ158は前記の時定数に従って充電動作を行うこととなる。以後、PWM信号が“L”と“H”の間を繰り返し変化することに伴って、コンデンサ158の非接地側には、予め定められた昇圧電圧VCC2が得られることとなる。尚、期間TBが初期状態であったとしても、昇圧電圧VCC2は、期間TAと同様に、期間TBよりも短い期間で予め定められた電圧まで上昇することとなる。プリドライブ回路122には、この昇圧電圧VCC2が電源電圧として印加されるとともに通電ロジック回路160の端子Fから定電流が供給されており、吐出側のトランジスタ104を動作させる。従って、期間TBでは、吐出側のトランジスタ104が動作するとともに吸込側のトランジスタ108が間欠動作し、コイル106の紙面左方向に電流が流れることとなる。ここで、プリドライブ回路122が電源電圧VCC1より高い昇圧電圧VCC2を印加されることから、トランジスタ104のベース電圧を電源電圧VCC1より高くすることが可能となる。これにより、トランジスタ104のコレクタ・エミッタ間電圧を立ち上がり電圧より小さくすることができ、トランジスタ104における電力消費量を低減することと発熱を抑えることが可能となる。
そして、期間TA、TBが繰り返される場合、通電ロジック回路160の端子C、DからはPWM信号が相補的に出力されるため、モータ駆動回路が動作している期間は、昇圧電圧VCC2は予め定められた電圧値に保持されることとなる。
図2は、ロジック信号IN1、IN2の変化に伴って、吐出側のトランジスタ102、104および吸込側のトランジスタ108、110のベースに入力される駆動波形を示している。ここで、図2(A)は通電ロジック回路160に入力されるロジック信号IN1、図2(B)は通電ロジック回路160に入力されるロジック信号IN2、図2(C)は吐出側のトランジスタ102のベースに印加される電圧、図2(D)は吸込側となるトランジスタ108のベースに印加される電圧、図2(E)は吐出側となるトランジスタ104のベースに印加される電圧、図2(F)は吸込側となるトランジスタ110のベースに印加される電圧を示している。尚、図2(D)(E)におけるパルス波形は、図3(B)に示すトランジスタ132、138のコレクタ電圧の変化に伴うものである。ここで、期間TAと期間TBが切り替わるとき、電源電圧VCC1と接地VSSとの間に直列接続されているトランジスタ102、108と、トランジスタ104、110に貫通電流が流れて雑音や誤動作の影響が出ることを防止するため、通電ロジック回路160では、吐出側のトランジスタ102がオフしてから吸込側のトランジスタ108の間欠動作を開始し、また吐出側のトランジスタ104がオフしてから吸込側のトランジスタ110が間欠動作を開始するように、端子A乃至Fから信号を出力する。
以上説明したように、昇圧電圧VCC2を得るための昇圧型チョッパ回路に用いるスイッチングトランジスタとして、モータ駆動回路に元来使用されているスイッチングトランジスタ140、142を用いるため、昇圧型チョッパ回路を構成する回路素子数を削減することが可能となる。これにより、回路素子数の削減に伴って、図1のモータ駆動回路を製造するために要するコストが図4のモータ駆動回路を製造する場合のコストに比べて安価となる。また、図1のモータ駆動回路を集積回路とした場合、回路素子数の削減に伴って、チップ面積を小さくすることが可能となる。また、図4の従来のモータ駆動回路におけるプリドライブ回路16、18では、吸込側のトランジスタ8、10を十分に動作可能なベース電流を供給するために電源電圧VCC1が接続されている。しかし、これでは、プリドライブ回路16、18に余剰なコレクタ電流が流れることとなる。ところが、図1(本実施の形態)のモータ駆動回路のプリドライブ回路128、134(従来のプリドライブ回路16、18に対応)では電源電圧VCC1を独立に直接必要としない。つまり、電源電圧VCC1を昇圧する昇圧型チョッパ回路の昇圧用コイル154の一端をプリドライブ回路128、132のトランジスタ132、138のコレクタと接続することによって、従来余剰となっていた上記のコレクタ電流を昇圧型チョッパ回路に使用でき、昇圧型チョッパ回路自体に特別な電流源を用意する必要はなくなる。これにより、本実施の形態のモータ駆動回路では従来のモータ駆動回路よりも電力消費量を低減することが可能となる。
また、昇圧型チョッパ回路は、スイッチングトランジスタ140、142がスイッチング動作を行う期間、昇圧動作を行う。つまり、コイル106の紙面右方向または紙面左方向に電流を流すときのみ昇圧動作を行うため、無駄に昇圧動作を行うことがないため、電力消費量を低減することが可能となる。
また、昇圧型チョッパ回路は、モータ駆動回路に元来使用されている電源電圧VCC1を使用するため、回路規模が大きくなるのを防止することが可能となる。
また、吐出側のトランジスタ102、104をプリドライブするプリドライブ回路116、122を備え、プリドライブ回路116、122は昇圧電圧VCC2が印加されて動作するため、上記の効果の他に、従来と同様にトランジスタ102、104における電力消費量の低減という効果も併せて確保することが可能となる。
===その他の実施形態===
以上、本発明にかかる負荷駆動回路について説明したが、上記の説明は、本発明の理解を容易とするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
<<負荷駆動回路>>
本実施の形態では、負荷駆動回路として、吐出側トランジスタおよび吸込側トランジスタを有するHブリッジ型のモータ駆動回路を一例として取り上げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、Hブリッジ型と同様に吐出側トランジスタおよび吸込側トランジスタを用いてモータを駆動する3相のモータ駆動回路に本発明を適用することも可能である、更に、モータ駆動回路以外で、吐出側トランジスタと吸込側トランジスタとの電流径路に負荷が介在する回路であれば、本発明を適用することができる。
<<昇圧回路>>
本実施の形態における昇圧回路は、昇圧用コイル154、整流用ダイオード156、コンデンサ158を用いる昇圧型チョッパ回路であるが、この接続態様に限定されるものではない。つまり、スイッチングトランジスタ140、142を用いて昇圧電圧VCC2を効果的に得られるならば、如何なる構成を適用することも可能である。
本発明にかかる負荷駆動回路を示す回路ブロック図である。 図1に開示される吐出側トランジスタおよび吸込側トランジスタの駆動波形を示す波形図である。 図1のスイッチングトランジスタのスイッチング動作に伴う昇圧波形を示す波形図である。 従来の負荷駆動回路を示す回路ブロック図である。
符号の説明
102、104 吐出側のトランジスタ
106 コイル
108、110 吸込側のトランジスタ
116、122、128、134 プリドライブ回路
140、142 スイッチングトランジスタ
146 電源端子
148、150 端子
152 接地端子
154 昇圧用コイル
156 整流用ダイオード
158 コンデンサ
160 通電ロジック回路

Claims (8)

  1. 第1電源と接続されるとともに負荷に電流を供給する吐出側トランジスタと、前記負荷から電流が供給される吸込側トランジスタと、所定周波数のパルス信号に基づいて前記吸込側トランジスタを間欠動作させるべくスイッチング動作するスイッチングトランジスタと、を有し、昇圧回路から出力される前記第1電源の電圧より高い昇圧電圧に基づいて前記吐出側トランジスタを動作させる、負荷駆動回路において、
    前記昇圧回路から前記昇圧電圧を得るために、前記スイッチングトランジスタを使用することを特徴とする負荷駆動回路。
  2. 前記昇圧回路は、前記スイッチングトランジスタがスイッチング動作を行う期間、昇圧動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の負荷駆動回路。
  3. 前記昇圧回路は、前記第1電源が印加されて動作することを特徴とする請求項1または2に記載の負荷駆動回路。
  4. 前記昇圧回路は、
    前記スイッチングトランジスタがオンしたときに電流が流れる昇圧用コイルと、前記スイッチングトランジスタがオフしたときに前記コイルに流れる電流を整流用ダイオードを介して充電するコンデンサと、を有し、前記コンデンサの充電電圧を前記昇圧電圧とすることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の負荷駆動回路。
  5. 前記負荷駆動回路は、半導体集積回路であって、前記コイルを外部接続するための第1外部端子と、前記コンデンサを外部接続するための第2外部端子と、を有することを特徴とする請求項4に記載の負荷駆動回路。
  6. 前記負荷駆動回路は、コイルに電流を供給する前記吐出側トランジスタと、前記コイルから電流が供給される前記吸込側トランジスタと、前記吸込側トランジスタを間欠動作させる前記スイッチングトランジスタとからなる対を少なくとも2対有するモータ駆動回路であって、2個以上の前記スイッチングトランジスタを、同一の前記昇圧回路に使用することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の負荷駆動回路。
  7. 前記吐出側トランジスタをプリドライブするプリドライブ回路を備え、前記プリドライブ回路は前記昇圧電圧が印加されて動作すること、を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の負荷駆動回路。
  8. 第1電源と接続されるとともに負荷に電流を供給する吐出側トランジスタと、前記負荷から電流が供給される吸込側トランジスタと、所定周波数のパルス信号に基づいて前記吸込側トランジスタを間欠動作させるべくスイッチング動作するスイッチングトランジスタと、を有し、昇圧型チョッパ回路から出力される前記第1電源の電圧より高い昇圧電圧に基づいて前記吐出側トランジスタを動作させる、負荷駆動回路において、
    前記昇圧型チョッパ回路を構成するスイッチングトランジスタとして、前記スイッチングトランジスタを使用することを特徴とする負荷駆動回路。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009136038A (ja) * 2007-11-28 2009-06-18 Sanyo Electric Co Ltd モータ駆動回路、ファンモータ、電子機器、及びノート型パーソナルコンピュータ

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