JP2005234936A - 通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力を抑えつつ適切に電子メール受信を行う通信端末装置を提供する。
【解決手段】 ネットワーク接続機能と通常の動作状態と該通常動作状態より低電力消費である省電力状態とに状態を切替える節電機能とを備えた通信端末装置において、所定の間隔でネットワーク上のメールサーバーから電子メールを取得する電子メール受信手段51と、省電力状態から通常動作状態に移行させる省電力状態解除手段53と、省電力状態において、所定の省電力復帰要因が発生したとき、前記省電力解除手段を動作させて省電力状態から復帰して、該省電力復帰要因に応じた処理を行うと共に、前記電子メール受信手段を動作させて前記メールサーバーから電子メールを受信する制御手段54とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は通信端末装置、特に節電機能を有する電子メールの受信装置に関するものである。
メールクライアントやインターネットファックスと称す装置などの通信装置は、ユーザーが手動により任意のタイミングでメールサーバーにアクセスしてメール受信を行う機能や、所定の時刻に起動して電子メールを自動的に受信する機能を備えている。例えば、特許文献1には受信する電子メールのヘッダ情報に基づいて該電子メールの受信時刻を取得し、その時刻で示される時間帯における電子メールの受信件数をデータベース化し、該データベースに基づいて次の電子メールを受信する時刻を設定することを開示している。
これとは別に、この種の装置において、いずれのメール受信オペレーションも行なわない待機状態が所定の時間以上続いた場合に、供給電源を必要最小限の部分のみに限定し消費する電力を抑える節電機能を備えた装置が知られている。例えば特許文献2には、予め設定された省エネ移行要因が整うと、必要最小限の部位にのみ電源を供給し、所定の省エネ復帰要因が発生すると、省エネ状態から待機状態に復帰する際に、オン/オフ状態が設定されている省エネ復帰要因において、オン設定されている復帰要因にのみに基づいて省エネ状態から待機状態に復帰する機能を備えたファクシミリ装置が開示されている。
特開2002−351793号公報 特開2002−359705号公報
ところで、前記したメール受信機能と、節電機能とを備えた通信端末装置は、一端省電力状態に遷移すると、モデム着信、ユーザーによるオペレーション等の特定の復帰条件により通常の電力供給である待機状態に戻らない限り、メール受信が行なわれることはない。
すなわち、経過時間と共に状態変化する電源状態および省電力状態の関係と、手動オペレーションの発生関係と、メール自動受信のオペレーション関係とを示す図2を参照しながら説明すると、メール受信間隔を省電力移行時間よりも大きく設定した場合、図2の(a)に示すように、省電力状態から通常の待機状態に復帰したとしてもメール受信が行なわれることがない。
また、図2の(b)に示すように、メール受信間隔を省電力移行時間より小さく設定した場合、省電力移行時間は比較的長くなり、消費電力を抑えるという観点からは望ましくない。
更に、図2(c)に示すように、消費電力を抑え、かつ省電力状態から復帰した時にメール受信を行なわせるために、省電力移行時間を短く設定しかつメール受信間隔を更に短くすることは、メールサーバーへのアクセスが煩雑となり、ネットワークおよびサーバーに必要以上の負担がかかることとなり、好ましくない。
従って、本発明の目的は、消費電力を抑えつつ電子メール受信を行う通信端末装置を提供することにある。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉
ネットワーク接続機能と、通常の動作状態と該通常動作状態より低電力消費である省電力状態とに状態を切替える節電機能とを備えた通信端末装置において、所定の間隔でネットワーク上のメールサーバーから電子メールを取得する電子メール受信手段と、省電力状態から通常動作状態に移行させる省電力状態解除手段と、省電力状態において、所定の省電力復帰要因が発生したとき、前記省電力解除手段を動作させて省電力状態から復帰して、該省電力復帰要因に応じた処理を行うと共に、前記電子メール受信手段を動作させて前記メールサーバーから電子メールを受信する制御手段とを備えることを特徴とする。
〈構成2〉
省電力状態で動作する経過時間を計時する計時手段と、該計時手段に所定の時間を設定する設定手段とを備えており、前記設定手段で設定された時間を前記計時手段で計時し終えたとき、前記省電力解除手段により省電力状態から復帰することを特徴とする。
〈構成3〉
省電力状態からの復帰要因が前記計時手段での計時終了であるとき、前記制御手段は、電子メール受信動作の後に前記省電力解除手段に対し省電力状態へ移行する指示を行うことを特徴とする。
〈構成4〉
前記計時手段への設定値を複数保持する記憶部を備えており、前記設定手段は、メール受信完了時に前記記憶部より現在時刻に対応した値を計時設定値として選択することを特徴とする。
〈構成5〉
前記計時手段への設定値を複数保持する記憶部を備えており、前記設定手段は、一度の電子メールの受信において所定の件数以上の電子メールの取得が、所定の回数以上連続した場合、現在の電子メールの取得間隔よりも1段階取得間隔が短い設定値を前記記憶部より取得して前記計時手段に設定し、一度の電子メールの受信において所定の件数以下の電子メールの取得が、所定の回数以上連続した場合、現在の電子メールの取得間隔よりも1段階取得間隔が長い設定値を前記記憶部より取得して前記計時手段に設定することを特徴とする。
本発明の通信端末装置によれば、省電力復帰要因が発生すると、省電力解除手段を動作させて省電力状態から通常状態に復帰した後、復帰要因に対応する処理を行なった後、電子メール受信手段を動作させて電子メールを受信することから、メール受信間隔が省電力移行時間、すなわち通常動作状態から省電力状態に移行するまでの時間よりも長く設定されているような場合でも、電子メールを受信することができる。
ネットワークに接続する通信端末装置として、インターネットによる送信および受信機能を有するファクシミリ装置を例に以降の説明を行う。
実施例1のファクシミリ装置は制御部50を備えており、該制御部50は、図1に示すように、電子メール受信手段51と、通常動作状態と省電力状態とを切替える状態切替え手段52と、制御手段54と、計時手段55と、設定手段56とを備える。
電子メール受信手段51は、制御手段54からの指示に応じて電子メールを受信するための制御を行う。
状態切替え手段52は、制御手段からの指示に応じて通常に電力を消費する動作状態と、該通常動作状態と比べて低消費電力の省電力状態とを切替える制御を行う。省電力状態は、例えば電源を必要最低限の部位に限って供給する状態であり、これにより、通信端末装置の受態時の消費電力を低減することができる。
状態切替え手段52は、通常動作状態から省電力状態に移行する制御を行う図示しない省電力移行手段と、省電力状態から通常動作状態へ移行するための省電力解除手段53とを備えている。
計時手段55は、省電力状態における経過時間を管理し、設定手段56は、計時手段55で計時する経過時間のタイムアップ時間を設定する。
制御手段54は、省電力復帰要因が発生すると、省電力解除手段53を動作させる指示を該省電力解除手段53に出力すると共に、電子メール受信手段51を起動させる指示を該電子メール受信手段51に出力する。また、制御手段54は、計時手段55で計時する経過時間を参照し、設定手段56で設定した時間が経過すると、省電力解除手段53を起動する指示を該省電力解除手段53に出力する。
ここで、前記した各手段を有する制御部50を備えるファクシミリ装置(通信端末装置)の説明を行う。制御部50は、ハードウェアや、後述するCPUに処理制御を行なわせるためのプログラム(ソフトウェア)としてファクシミリ装置に組込まれている。
ファクシミリ装置100は、図3に示すように、CPU1と、該CPU1のためのプログラムを保持する記憶部としてのフラッシュメモリ2と、CPU1にバス14を介して接続されてアクセスされるRAM3、画像処理部4、ラインメモリ5、画像情報符号化・復号化部6、モデム7、インタフェース部8、時計部15、タイマー部16およびLANインタフェース部17と、画像処理部4に接続するスキャナ部9およびプリンタ部10と、インタフェース部8に接続する操作表示部12および機構制御部13と、モデム7に接続するNCU(Network Control Unit)11と、時計部15で管理する時間を、ファクシミリ装置自身の電源がOFF状態でもバックアップするバックアップ部21と、前記した各部に電源を供給する電源部20とを備える。
CPU1は、外部との通信制御、取り込んだ画像データの処理、バス14の制御などを行い、いわゆる装置の全体的な処理制御を行う。
フラッシュメモリ2は、プログラムの他に各種の設定値を保持している。
モデム7は、ITU−T勧告に準拠したV.17やV.34等の機能を有しており、該モデム7が接続されるNCU11は、電話回線などの公衆回線に接続し、その公衆回線を介して通信相手方を呼び出すためのダイヤル信号などの制御を行う。
NCU11は、RI(Ring Indicator)検出部18を備えており、該RI検出部18で電話回線のRI信号が検出されると、通話モードからFAX受信モードにモードが切替わる。このとき、RI信号の検出を知らせる信号102がRI検出部18から操作表示部12へ出力される。
ラインメモリ5は、スキャナ部9で読取った画像データや受信した画像データなどを保持する。このラインメモリ5で保持する画像データに基づいて、画像情報符号化・復号化部6は、送信する画像データの符号化や受信した画像データの復号化を行う。
画像処理部4は、接続するスキャナ部9で取り込んだ画像データを装置内で処理可能のデータ形式にデータを変換する処理を行い、また接続するプリンタ部10で印刷処理可能のデータ形式にデータを変換する処理を行う。
機構制御部13はPC1スイッチ19を備えており、該PC1スイッチ19は、スキャナ部9に読取り原稿が所定の位置にセットされたか検出する。読取り原稿のセットがPC1スイッチ19で検出されると、その検出信号がスキャナ部9へ送られる。検出信号は、信号線101を介して操作表示部12へ出力されると共に、インタフェース部8、バス14および画像処理部4を経てスキャナ部9へ出力される。検出信号を受けたスキャナ部9は図示しないモーターを駆動させて原稿の読取りを開始する。
操作表示部12は、画面に表示する内容に従って利用者が入力する指示をインタフェース部8を介してCPU1に伝えると共に、CPU1から送られる装置の動作状態を画面に表示する。また、操作表示部12は、省電力制御部を備えており、該省電力制御部からの信号103に基づいて電源部20に対してメイン電源のON/OFF制御を行う。
時計部15は、時刻情報を管理すると共に、CPU1からの要求に応じて時刻情報を出力する。タイマー部16は、一定時間間隔でCPU1にタイムアップ信号を出力する。
LANインタフェース部17はネットワークと接続しており、該ネットワークを介して行なわれるTCP/IPプロトコルでの通信処理を行う。電源部20は図示しないメイン電源部と図示しないサブ電源部とを備えており、メイン電源部はファクシミリ装置全体に電源を供給し、ファクシミリ装置を通常動作状態で動作させるときにONし、ファクシミリ装置を省電力状態で動作させるときにOFFする。
一方、サブ電源部はファクシミリ装置の状態に因ることなく、すなわち通常動作状態および省電力状態のいずれの状態でも常にONしている。このサブ電源部からの電源は、ファクシミリ装置の操作表示部12、PC1スイッチ19およびRI検出部18に供給される。
メイン電源部のON/OFF制御は、操作表示部12を介してCPU1からの指示に基づいて行なわれており、メイン電源部のON制御は次に示す第1の事象〜第3の事象の何れかの事象が生じたときに行なわれる。
第1の事象として、RI検出部18でRI信号が検出されたとき。
RI検出部18でRI信号が検出されると、信号線102を介して操作表示部12の省電力制御部にRI信号の検出が伝送され、該省電力制御部から信号線103を経て電源部20へ、該電源部20のメイン電源部をON制御するための信号を出力する。
第2の事象として、オペレータにより操作表示部12の操作キーの押下が行なわれたとき。
操作表示部12は操作キー押下を検出すると、該操作表示部12の省電力制御部から信号線103を経て電源部20へ、該電源部20のメイン電源部をON制御するための信号を出力する。
第3の事象として、PC1スイッチ19でスキャナ部9に読取り原稿が所定の位置にセットされたことを検出したとき。
PC1スイッチ19で原稿セットを検出すると、読取り原稿のセット検出を示す信号が信号線101を介して操作表示部12の省電力制御部に伝送され、該省電力制御部から信号線103を経て電源部20へ、該電源部20のメイン電源部をON制御するための信号を出力する。
ところで、前記した第3の事象において、メイン電源部がON制御されると、PC1スイッチ19で検出した信号がスキャナ部9へ送られて、該スキャナ部9でセットされた原稿の画像データが取得され。取得した画像データは、画像処理部4を経て一旦ラインメモリ5で保持される。その後画像データは、ラインメモリ5から画像情報符号化・復号化部6へ伝送されると、該画像情報符号化・復号化部6で符号化されてバス14を介してRAM3に蓄積される。その後LANインタフェース部17によりRAM3で蓄積するデータが順次読み出されてパケット化され、ネットワークを介して送り先のメールサーバーに蓄積される。
一方、T.37に準拠したインターネット受信は、タイマー部16からの起動制御を受けたCPU1がLANインタフェース部17を制御してネットワークに接続するメールサーバーのメールボックスに対しアクセスを行なう。これにより、電子メールが送られてメールボックスに蓄積されているとき、該メールボックスに蓄積する電子メールがLANインタフェース部17で取得される。受信した電子メールはバス14を介してRAM3に受信データとして蓄積される。
RAM3で蓄積する受信データは画像情報符号化・復号化部6に送られると、該画像情報符号化・復号化部6により復号化され、復号化されたデータがラインメモリ5を介してプリンタ部10へ送られ、該プリンタ部10により印刷が行なわれる。その後、前記した事象が生じることなく所定時間を経過すると、省電力状態に移行する。所定時間は、タイマー部16によりカウントされ、該タイマー部16で所定時間のカウントアップを示す制御信号がCPU1へ出力されると、該CPU1は通常動作状態から省電力状態に切替えるべく、バス14およびインタフェース部8を介して操作表示部12の省電力制御部に切替え指示を出力する。このようにして省電力状態に切替えることにより、待機時のファクシミリ装置の消費電力を低減することができる。
また、ファクシミリ装置が省電力状態にあるときにも、前記した事象の何れか、すなわちオペレータによる操作ボタンの押下、オペレータによる原稿のセットおよび受信動作に伴うRI信号を検出すると、通常状態に復帰すべく省電力状態の解除が行なわれる。
次に、省電力状態および通常動作状態の切替え動作をフローチャートを用いて詳細に説明する。
省電力状態から通常動作状態への制御フローが図4に示されている。該フローチャートにおいて、PC1、RI信号又は操作キーの押下の検出判定を操作表示部12の省電力制御部で行う(ステップS110)。この判定で通常状態に復帰するための事象が検出されないとき、省電力状態を継続する(ステップS120)。
一方、前記各事象のうち少なくとも一つの事象を検出すると、通常動作状態に移行(復帰)するための処理を行うべく、操作表示部12の省電力制御部は、電源部20のメイン電源部をON制御する指示を出力する。そして、CPU1の初期化処理として、省電力状態へ移行するまでの時間を示すカウンタt1と、インターネット受信を行うための時間間隔を管理するためのカウンタt2と、省電力状態からの復帰が直後であることを示すフラグifとを、それぞれt1=0、t2=0、if=1に初期化する(ステップS130)。この初期化処理は、ファクシミリ装置100の電源が投入されたときにも行なわれ、すなわち電源が投入されるとステップS130からの処理が行なわれる。
その後、CPU1は、RI検出部18でRI信号を受信したか否かを判定する(ステップS140)。RI信号受信と判定すると、ファクシミリの受信処理を行う(ステップS150)。
ステップS140において、RI信号の受信を検出できなかったとき、CPU1は、PC1スイッチ19で読取り原稿のセット検出が行われたか否かを判定する(ステップS160)。読取り原稿がセットされたと判定すると、該原稿の読取り処理を行う(ステップS170)。
また、ステップS160において、読取り原稿のセット検出ができなかったとき、CPU1は、操作表示部12で操作ボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS180)。操作ボタンの押下が行なわれたと判定すると、CPU1は、押下されたボタンに関連付けられている処理の実行指示を行う(ステップS190)。
その後、ステップS150、ステップS170及びステップS190における処理を終えた後、省電力状態へ移行するためのカウンタt1を初期化する(ステップS200)。すなわち、このカウンタt1の値は、何らかの処理が終わり、その後通常動作状態から省電力状態へ以降するための経過時間をカウントするためのカウンタである。
その後、CPU1は、省電力状態からの復帰が直後であることを示すフラグifに基づいて、省電力状態から通常動作状態に復帰した直後か否かを判定する(ステップS210)。CPU1が省電力状態から通常動作状態へ復帰直後であると判定したとき、インターネットファクシミリの受信処理を行うべく、LANインタフェース部17に対し、ネットワークに接続するメールサーバーからインターネットファックスのための電子メールを受信するための制御を指示する(ステップS220)。その後、CPU1は、フラグifをリセットする制御を行う(ステップS230)。
ステップ230における処理を終えた後、またはステップ180において操作ボタンが押下されていないと判定された後、またはステップS210において省電力状態からの復帰直後ではないと判定された後、省電力状態へ移行するまでの時間を示すカウンタt1と、インターネット受信を行うための時間間隔を管理するためのカウンタt2とをそれぞれカウントアップする(ステップS240)。
その後、CPU1は通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間t1が所定の設定値st1で示される時間を経過したか否かを判定する(ステップS250)。通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間が設定値st1を超えたとき、CPU1は操作表示部12の省電力制御部に電源部20のメイン電源部をOFF制御する指示を出力する(ステップS260)。これにより、事象に応じた処理を行った後、所定の設定時間(st1)経過すると、省電力状態に移行することから、待機時の消費電力を低減することができる。
ステップS250において、設定値st1に示される時間に、通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間t1が達していないと判断すると、インターネットファックス受信を行うための時間間隔を管理するカウンタt2が所定の設定値st2で示される時間を経過したか否かを判定する(ステップS270)。インターネットで電子メールを受信する時間間隔が設定値st2を超えたとき、CPU1はインターネットファクシミリのための電子メールの受信処理を行うべく、LANインタフェース部17に対し、ネットワークに接続するメールサーバーから電子メールを受信するための制御を指示する(ステップS280)。これにより、設定値st2で示される所定の時間間隔毎にインターネットファックス受信を行うことができる。
ステップS280において、インターネットファックス受信を終えると、インターネットファックス受信を行うための時間間隔を管理するカウンタt2を初期化する(ステップS290)。その後、ステップS140からの処理を継続して行う。
前記したように、事象に応じた処理を行った後、インターネットファックス受信を行うことにより、ファクシミリ装置が省電力状態に移行する前にインターネットファックス受信が行なわれることから、通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間よりインターネットファックス受信を行うまでの時間間隔が長い場合でも、インターネットファクシミリのための電子メールを受信することができる。
次に、前記した実施例1の構成に省電力状態におけるカウンタを備えたファクシミリ装置200を説明する。
実施例2のファクシミリ装置200は、図5に示すように、実施例1と同様にCPU1、フラッシュメモリ2、RAM3、画像処理部4、ラインメモリ5、画像情報符号化・復号化部6、モデム7、インタフェース部8、スキャナ部9、プリンタ部10、NCU11、操作表示部12、機構制御部13、バス14、時計部15、タイマー部16、LANインタフェース部17、電源部20およびバックアップ部21を備え、更に省電力状態での経過時間をカウントするカウンタ・コンパレータ22を備える。
実施例1と同様である各部の説明は割愛し、新たなカウンタ・コンパレータ22を説明する。
カウンタ・コンパレータ22は、時計部15から出力される信号に基づいてカウントを行い、該カウント値と所定の設定値3との比較を行って、カウンタ値と設定値3とが等しい、いわゆるタイムアップしたとき、カウントを停止すると共に、操作表示部12の省電力制御部へ信号104を出力する。信号104を受けた操作表示部12の省電力制御部は、該省電力制御部から信号線103を経て電源部20へ、該電源部20のメイン電源部をON制御するための信号を出力する。ところで時計部15から出力される信号は周期1秒のパルス信号であり、このパルスをカウンタ・コンパレータ22でカウントすることにより経過時間のカウントが行なわれる。カウンタ・コンパレータ22及び時計部15は、操作表示部12、PC1スイッチ19およびRI検出部18と同様に省電力状態においても、サブ電源部の電源により機能している。
次に、実施例2のファクシミリ装置200の動作を、図6のフローチャートに沿って説明する。該フローチャートにおいて、実施例1と同様な内容の説明は割愛し、カウンタ・コンパレータ22の動作を中心に説明する。
PC1、RI信号、操作キーの押下またはカウンタ・コンパレータ22のタイムアップの検出判定を操作表示部12の省電力制御部12で行う(ステップS111)。この判定で通常状態に復帰するための事象が検出されると、操作表示部12の省電力制御部は電源部20にメイン電源のONを指示する。メイン電源がONになると、CPU1はカウンタ・コンパレータ22のカウンタの停止を指示し、通常動作状態に切替えて初期化処理を行う(ステップS131)。
その後、前記した実施例1と同様のステップS140〜ステップS240までの処理を行う。すなわちRI信号、PC1信号または操作ボタンの押下を検出すると、検出に応じた処理を行う。該各処理が終了すると、省電力状態からの復帰が直後であるとき、インターネットファクシミリのための電子メールを受信する。これにより、前記した実施例1と同様に、ファクシミリ装置が省電力状態に移行する前にインターネットファックス受信が行なわれることから、通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間よりもインターネットファックス受信を行うまでの間隔が長い場合でも、インターネットファクシミリのための電子メールを受信することができる。
その後、省電力状態へ移行するまでの時間を示すカウンタt1と、インターネット受信を行うための時間間隔を管理するためのカウンタt2とをそれぞれカウントアップした後、CPU1は通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間t1が所定の設定値st1で示される時間を経過したか否かを判定する(ステップS250)。
通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間が設定値st1を超えたとき、CPU1は、カウンタ・コンパレータ22でカウントするためのカウンタを初期化した後、該カウントを開始すべくカウンタ・コンパレータ22に制御する指示を出力すると共に、操作表示部12の省電力制御部に電源部20のメイン電源部をOFF制御する指示を出力する(ステップS261)。
前記したように、カウンタ・コンパレータ22で省電力状態に移行している経過時間をカウントすることにより、省電力状態で所定の時間が経過すると、省電力状態から通常動作状態に動作状態を切替えて、インターネットファックスのための電子メールを定期的に受信することができる。
また、ステップS250において、設定値st1に示される時間に、通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間t1が達していないと判断すると、実施例1と同様に、インターネットファックス受信を行うための時間間隔を管理するカウンタt2が所定の設定値st2で示される時間を経過したか否かを判定し(ステップS270)、該判定において、インターネットで電子メールを受信する時間間隔が設定値st2を超えたとき、CPU1はインターネットファクシミリのための電子メールの受信処理を行うべく、LANインタフェース部17に対しネットワークに接続するメールサーバーから電子メールを受信するための制御を指示する(ステップS280)。
ステップS280において、インターネットファックス受信を終えると、インターネットファックス受信を行うための時間間隔を管理するカウンタt2を初期化する(ステップS290)。その後、前記した実施例1と同様にステップS140からの処理を継続して行う。
前記したように、実施例2のファクシミリ装置によれば、カウンタ・コンパレータ22で省電力状態での経過時間をカウントすることにより、該カウンタにおけるタイムアップに基づいて省電力状態から通常動作状態に動作状態を切替えられることから、省電力状態から通常動作状態に復帰した直後、すなわちファクシミリ装置が省電力状態において所望の設定時間が経過するとインターネットファックスのための電子メールを受信することができる。
次に、前記したカウンタ・コンパレータ22の出力する信号を操作表示部12の省電力制御部以外に、CPU1にも出力するファクシミリ装置を説明する。
実施例3のファクシミリ装置300は、図7に示すように、実施例1と同様にCPU1、フラッシュメモリ2、RAM3、画像処理部4、ラインメモリ5、画像情報符号化・復号化部6、モデム7、インタフェース部8、スキャナ部9、プリンタ部10、NCU11、操作表示部12、機構制御部13、バス14、時計部15、タイマー部16、LANインタフェース部17、電源部20、バックアップ部21およびカウンタ・コンパレータ22を備えている。
前記した実施例2のカウンタ・コンパレータ22では該カウンタ・コンパレータ22から操作表示部12のみに信号を出力したが、具体例3のカウンタ・コンパレータ22は、操作表示部12へ供給する信号104と、CPU1へ供給する信号105とを出力する。
CPU1は、カウンタ・コンパレータ22から供給される信号105に基づいて、インターネットファックス受信のための処理を行うことができる。
次に、ファクシミリ装置300の動作を図8のフローチャートに沿って説明する。
操作表示部12の省電力制御部は、PC1、RI信号又は操作キーの押下の検出判定を行う(ステップS110)。この判定で前記した事象が検出されないとき、省電力状態が継続される(ステップS121)。
省電力が継続される状態において、カウンタ・コンパレータ22は、該カウンタ・コンパレータ22のカウンタの値が所定の設定値3に達したか否か、すなわち省電力状態において所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップS122)。
省電力状態で所定の時間が経過していないとき、前記したステップS110からの処理を継続する。
一方、省電力状態で所定の時間が経過したとき、カウンタ・コンパレータ22は、信号104を操作表示部12の省電力制御部に出力し、該省電力制御部から電源部20へメイン電源部をONするための制御信号が出力される。更にカウンタ・コンパレータ22は、信号105をCPU1に出力し、信号104で通常動作状態に復帰したCPU1は、インターネットファックスのための電子メールを受信すべく、LANインタフェース部17へ制御指示を出力する(ステップS123)。
前記したように、カウンタ・コンパレータ22で省電力状態に移行している経過時間をカウントすることにより、省電力状態で所定の時間が経過すると、省電力状態から通常動作状態に動作状態を切替えて、インターネットファックスのための電子メールを定期的に受信することができる。
その後、カウンタ・コンパレータ22でカウントするためのカウンタが初期化される(ステップS124)。
カウンタの初期化を終えた後、CPU1は通常動作状態から省電力動作状態へ切替えるための制御指示をバス14を介して操作表示部12の省電力制御部へ出力する(ステップS125)。
またステップ110の処理において、前記各事象のうち少なくとも一つの事象を検出すると、操作表示部12の省電力制御部は電源ON制御を行ない、電源ON後にCPU1は、通常動作状態に移行するための制御を行ない、初期化処理として、省電力状態へ移行するまでの時間を示すカウンタt1(以降、単にカウンタt1と称す)と、インターネット受信を行うための時間間隔を管理するためのカウンタt2(以降、単にカウンタt2と称す)とを、それぞれt1=0、t2=0に初期化する(ステップS130)。この初期化処理は、ファクシミリ装置100の電源が投入されたときにも行なわれ、すなわち電源が投入されるとステップS132からの処理が行なわれる。
その後、前記した実施例と同様にステップS140〜ステップS200までの処理を行う。すなわちRI信号、PC1信号または操作ボタンの押下を検出すると、検出に応じた処理を行なう。実施例3では、省電力状態において、インターネットファックのための電子メールの受信処理を逐次行なうことから、事象が生じた後にインターネットファックスのための電子メールの受信処理を省くことができる。
その後、省電力状態へ移行するまでの時間を示すカウンタt1と、インターネット受信を行うための時間間隔を管理するためのカウンタt2とをそれぞれカウントアップした後、CPU1は通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間t1が所定の設定値st1で示される時間を経過したか否かを判定する(ステップS250)。
通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間が設定値st1を超えたとき、CPU1は、操作表示部12の省電力制御部に電源部20のメイン電源部をOFF制御する指示を出力する(ステップS260)。その後、ステップS110からの処理を行う。
また、ステップS250において、設定値st1に示される時間に、通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間t1が達していないと判断すると、インターネットファックス受信を行うための時間間隔を管理するカウンタt2が所定の設定値st2で示される時間を経過したか否かを判定し(ステップS270)し、該判定において、インターネットで電子メールを受信する時間間隔が設定値st2を超えたとき、CPU1はインターネットファクシミリのための電子メールの受信処理を行うための制御を指示する(ステップS280)。
インターネットファックスのための電子メールの受信処理を終えると、インターネットファックス受信を行うための時間間隔を管理するカウンタt2を初期化する(ステップS290)。その後、前記した実施例1と同様にステップS140からの処理を継続して行う。
前記したように、実施例3のファクシミリ装置300によれば、前記した実施例と同様に通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間よりインターネットファックス受信を行うまでの時間間隔が長い場合でも、インターネットファクシミリのための電子メールを受信することができると共に、ファクシミリ装置300が省電力状態のときにも動作するカウンタ・コンパレータ22から経過時間のタイムアップで出力される信号に基づいて、インターネットファックのための電子メールの受信処理を行った後、直ちに省電力状態に移行することから、電力消費を低減することもできる。
次に、省電力状態におけるインターネットファックスのための電子メール受信時間間隔の設定値3を複数保持するフラッシュメモリ2を備えたファクシミリ装置400を説明する。
実施例4のファクシミリ装置400は、図5に示す実施例2のファクシミリ装置と同じ構成概念であることから、その説明を割愛し、本実施例の特徴であるフラッシュメモリ2の説明を行う。
フラッシュメモリ2は、電子メール受信時間間隔の設定値3として第1の設定値st3−1と第2の設定値st3−2とを保持する。CPU1は、フラッシュメモリ2で保持する各設定値st3−1、st3−2を読み出して、バス14を介してカウンタ・コンパレータ22のカウンタと比較するための設定値3として、該カウンタ・コンパレータ22に保持させる制御指示を行う。
前記した設定値st3−1および設定値st3−2は、ファクシミリ装置の可動時間帯に応じて適宜選定され、例えば午前8時から午後6時までの時間帯は、電子メール受信間隔が10分の設定値st3−1が選定されてカウンタ・コンパレータ22で保持される。一方、それ以外の時間帯は電子メール受信間隔が1時間の設定値st3−2が選定されてカウンタ・コンパレータ22に保持される。電子メール受信間隔を時間帯に応じて使い分けることにより、夜間などに頻繁な受信動作を防ぐことができる。
次に、実施例4のファクシミリ装置400の動作を図9のフローチャートに沿って説明する。該フローチャートにおいて実施例2と同様な内容の説明は割愛し、該フローチャートにおけるインターネットファックスのための電子メール受信処理と、カウンタ・コンパレータ22の設定値のセット処理のためのサブルーチン処理(SUB)を中心に説明する。
PC1、RI信号、操作キーの押下またはタイムアップの検出判定を操作表示部12の省電力制御部で行う(ステップS111)。この判定で事象が検出されると、操作表示部12の省電力制御部は電源ON制御を行い、電源ON後にCPU1はカウンタ・コンパレータ22のカウンタの停止を指示し、通常動作状態に切替えて初期化処理を行う(ステップS131)。
その後、前記した実施例1と同様のステップS140〜ステップS210までの処理を行う。すなわちRI信号、PC1信号または操作ボタンの押下を検出すると、検出に応じた処理を行う。該各処理が終了すると、省電力状態からの復帰が直後であるとき、インターネットファクシミリのための電子メールを受信し、カウンタ・コンパレータ22に設定値をセットするサブルーチン処理を行う(ステップS221)。
このサブルーチン処理は、後述するステップS281におけるサブルーチン処理と同じであり、その内容が図10のフローチャートに示されている。
先ず、CPU1はインターネットファクシミリのための電子メールの受信処理を行うべく、LANインタフェース部17に対し、ネットワークに接続するメールサーバーから電子メールを受信するための制御を指示する(ステップS310)。
次に、CPU1は時計部15で管理する時刻をバス14を介して読み出し(ステップS320)、読み出した時刻が所定の時刻、例えば午前8時から午後6時の時間帯であるか否かを判定する(ステップS330)。前記所定の時刻は任意に設定可能であり、ファクシミリ装置400の利用者により設定される。
時計部15から読み出した現在の時刻が前記した午前8時から午後6時の時間帯内であるとき、CPU1はフラッシュメモリ2に保持する設定値st3−1をカウンタ・コンパレータ22にセットする(ステップS340)。
一方、ステップS330において、時計部15から読み出した現在の時刻が前記した午前8時から午後6時の時間帯以外であるとき、CPU1はフラッシュメモリ2に保持する設定値st3−2をカウンタ・コンパレータ22にセットする(ステップS350)。
このセットされた値は、カウンタ・コンパレータ22でカウントするカウンタの値と比較され、カウンタ値がセットした設定値と同じ値になる、すなわち省電力状態において設定値で示される時間が経過すると、タイムアップとして検出される。
これにより、前記した実施例と同様に、ファクシミリ装置が省電力状態に移行する前にインターネットファックス受信が行なわれることから、通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間よりもインターネットファックス受信を行うまでの間隔が長い場合でも、インターネットファクシミリのための電子メールを受信することができる。更に、時間帯に応じて省電力状態でのインターネットファックスのための電子メールの受信間隔を設定することにより、閑散的な時間帯での電子メールの受信処理の頻度を低減できることから、ファクシミリ装置が消費する電力を低減することができる。
図9のフローチャートに戻って、ステップS221でのサブルーチン処理の後、前記した実施例1と同様のステップS230〜ステップS270までの処理を行う。すなわち省電力状態からの復帰が直後であることを示すフラグifをリセットし、省電力状態へ移行するまでの時間を示すカウンタt1と、インターネット受信を行うための時間間隔を管理するためのカウンタt2とをそれぞれカウントアップした後、CPU1は通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間t1が所定の設定値st1で示される時間を経過したか否かを判定する。この判定で通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間が設定値st1を超えたとき、CPU1は、カウンタ・コンパレータ22でカウントするためのカウンタを初期化した後、該カウントを開始すべくカウンタ・コンパレータ22に制御する指示を出力すると共に、操作表示部12の省電力制御部に電源部20のメイン電源部をOFF制御する指示を出力する。
また、ステップS250において、設定値st1に示される時間に、通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間t1が達していないと判断し、ステップS270において、インターネットファックス受信を行うための時間間隔を管理するカウンタt2が所定の設定値st2で示される時間を経過すると、前記したサブルーチン処理を行い(ステップS281)、インターネット受信を行うための時間間隔を管理するためのカウンタt2を初期化する(ステップS290)。その後、前記した実施例1と同様にステップS140からの処理を継続して行う。
前記したように、実施例4のファクシミリ装置400によれば、前記した実施例と同様にカウンタ・コンパレータ22で省電力状態での経過時間をカウントすることにより、該カウンタにおけるタイムアップに基づいてファクシミリ装置が省電力状態において所望の設定時間が経過するとインターネットファックスのための電子メールを受信することができる。更に、実施例4のファクシミリ装置400によれば、時間帯に応じて省電力状態でのタイムアップ値を設定することにより、閑散的な時間帯でのインターネットファックスのための電子メールの受信頻度を低減することができることから、消費電力を低減することができる。
前記した実施例4のファクシミリ装置400のサブルーチン処理において、電子メールの受信件数に応じて設定値の変更を行うファクシミリ装置500を説明する。
実施例5のファクシミリ装置500は、図5に示す実施例2のファクシミリ装置と同じ構成概念であることから、その説明を割愛する。
次に、ファクシミリ装置500の動作をフローチャートに沿って説明する。該ファクシミリ装置500のメインルーチン処理は、図9のフローチャートに示す実施例4のファクシミリ装置400と同じである。即ちPC1、RI信号、操作キーの押下またはタイムアップの検出判定を操作表示部12の省電力制御部で行う(ステップS111)。この判定で事象が検出されると、操作表示部12の省電力制御部は電源ON制御を行い、電源ON後にCPU1はカウンタ・コンパレータ22のカウンタの停止を指示し、通常動作状態に切替えて初期化処理を行う(ステップS133)。
この初期化処理は、前記した省電力状態へ移行するまでの時間を示すカウンタt1と、インターネット受信を行うための時間間隔を管理するためのカウンタt2と、省電力状態からの復帰が直後であることを示すフラグifとをそれぞれ初期化することに加えて、受信件数低カウンタC1および受信件数高カウンタC2をそれぞれ0に初期化する。受信件数低カウンタC1は、電子メールの受信制御を行ったにも係らず、電子メールの受信件数が0であるとき、その連続回数をカウントするためのカウンタであり、受信件数高カウンタC2は、電子メールの受信制御を行って電子メールの受信が10件以上あるとき、その連続回数をカウントするためのカウンタである。これらの受信件数低カウンタC1および受信件数高カウンタC2は、後述するサブルーチン処理のためのカウンタである。
CPU1は、RI信号、PC1信号または操作ボタンの押下を検出すると、その検出に応じた処理を行い(ステップS140〜ステップS190)。該各処理が終了すると、省電力状態へ移行するまでの時間を示すカウンタt1を初期化し(ステップSS200)、省電力状態からの復帰が直後であるとき(ステップS210)、インターネットファクシミリのための電子メールを受信し、受信件数に応じてカウンタ・コンパレータ22に設定値をセットするサブルーチン処理を行う(ステップS222)。
サブルーチン処理を終えると、省電力状態からの復帰が直後であることを示すフラグifをリセットし(ステップS230)、省電力状態へ移行するまでの時間を示すカウンタt1と、インターネット受信を行うための時間間隔を管理するためのカウンタt2とをそれぞれカウントアップし(ステップS240)、その後CPU1は通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間t1が所定の設定値st1で示される時間を経過したか否かを判定する(ステップS250)。この判定で通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間が設定値st1を超えたとき、CPU1は、カウンタ・コンパレータ22でカウントするためのカウンタを初期化した後、該カウントを開始すべくカウンタ・コンパレータ22に制御する指示を出力すると共に、操作表示部12の省電力制御部に電源部20のメイン電源部をOFF制御する指示を出力する(ステップS261)。
一方、設定値st1に示される時間に、通常動作状態から省電力状態へ移行するまでの時間t1が達していないと判断すると、インターネットファックス受信を行うための時間間隔を管理するカウンタt2が所定の設定値st2で示される時間を経過したか否かを判定する(ステップS270)。この判定でカウンタt2が設定値st2で示される時間を経過したと判断すると、前記したサブルーチン処理を行い(ステップS282)、インターネット受信を行うための時間間隔を管理するためのカウンタt2を初期化する(ステップS290)。その後、前記した実施例1と同様にステップS140からの処理を継続して行う。
ここで、実施例5のファクシミリ装置500におけるサブルーチン処理を図11のフローチャートに沿って詳細に説明する。
先ず、CPU1はインターネットファクシミリのための電子メールの受信処理を行うべく、LANインタフェース部17に対し、ネットワークに接続するメールサーバーから電子メールを受信するための制御を指示する(ステップS410)。
次に、CPU1は電子メールの受信件数(X)に応じた処理を行うべく、受信件数の判定を行う(ステップS420)。
ステップS420において電子メールの受信件数が0件であるとき、CPU1は受信件数低カウンタC1と所定の値(5)と比較判定を行う(ステップS430)。つまり、CPU1は電子メールの受信制御を行って、この制御で電子メールの無受信が連続して5回以上であるか否かを判定する。連続5回以上であるとき、インターネット受信を行うための時間間隔が所定の時間長くなるように、設定値3の値を変更し(ステップS440)する。これにより、定期的に起動して電子メールの受信制御を行ったにも関らず、電子メールの受信が無い場合が続くと、電子メールを受信するための省電力状態からの復帰間隔を長く設定することにより、例えばメールサーバーに電子メールが蓄積されないような深夜などに、電子メールの受信制御を行う頻度が低減されることから、ファクシミリ装置500が消費する電力を低減することができる。
その後、CPU1は受信件数低カウンタC1の値の初期化を行い(ステップS450)、サブルーチン処理を終了する。
一方、ステップS430において、連続5回未満であると判定されたとき、CPU1は受信件数低カウンタC1の値のインクリメントを行い(ステップS460)、サブルーチン処理を終了する。
前記したステップS420において、受信件数が少なくとも1件以上あり、10件未満であると判定したとき、受信件数低カウンタC1および受信件数高カウンタC2を初期化し(ステップS470)、サブルーチン処理を終了する。
また、前記したステップS420において、受信件数が10件以上あるとき、CPU1は受信高カウンタC2と所定の値(5)との比較判定を行う(ステップS480)。つまりCPU1は、電子メールの受信制御を行って、この制御で10件以上の電子メール受信が連続して5回以上であるか否かを判定する。連続して5回以上であるとき、インターネット受信を行うための時間間隔が短くなるように、設定値3の値を変更する(ステップS490)。これにより、所定の件数以上の電子メールの受信が所定の回数続くと、電子メールを受信するための省電力状態からの復帰間隔を短く設定することから、CPU1はメールサーバーに大量の電子メールが蓄積されることのないように、頻繁に電子メールの取得制御を行うことができる。
その後、CPU1は受信件数低カウンタC1の値の初期化を行い(ステップS500)、サブルーチン処理を終了する。
一方、ステップS480において、CPU1は連続5回未満であると判定したとき、受信件数高カウンタC2の値のインクリメントを行い(ステップS510)、サブルーチン処理を終了する。
実施例5のファクシミリ装置500によれば、前記した実施例と同様にカウンタ・コンパレータ22で省電力状態での経過時間をカウントすることにより、該カウンタにおけるタイムアップに基づいてファクシミリ装置が省電力状態において所望の設定時間が経過するとインターネットファックスのための電子メールを受信することができる。
更に、前記したように、実施例5のファクシミリ装置500によれば、インターネットファクシミリのための電子メールの受信件数およびその受信件数での回数に応じて、電子メールの受信間隔を設定することにより、電子メールの無受信が連続したときには電子メールの受信時間間隔を長く設定し、多数の電子メール受信が連続したときには電子メールの受信時間間隔を短く設定することから、電子メールの受信件数とその回数の状態に応じて電子メールの受信制御を効率的に行うことができる。
前記した実施例では、ステップS420において、受信件数が0件のときの分岐処理、受信件数が1件から9件のときの分岐処理、受信件数が10件以上のときの分岐処理に分岐判断を分けたが、これに限る必要はなく、分岐処理のための電子メールの受信件数を適宜変更してもよい。また、ステップS430において連続無受信件数が5回以上であるか否かを判定し、ステップS480において多数の電子メールの連続受信件数が5回以上であるか否かを判定したが、この連続5回の判定基準に限る必要は無く、該判定基準を適宜変更してもよい。
前記した実施例では、インターネットファクシミリと称す装置の例で説明したが、これに限る必要はなく、電子メールを受信する機能や定期的に起動して動作する各種の装置に本発明を適用することができる。
本発明の通信端末装置のブロック図である。 従来の通信端末装置において、動作状態、オペレーション発生、電子メール受信動作の関係を時系列に示す図である。 実施例1のファクシミリ装置のブロック図である。 実施例1のファクシミリ装置の動作を示すフローチャートである。 実施例2のファクシミリ装置のブロック図である。 実施例2のファクシミリ装置の動作を示すフローチャートである。 実施例3のファクシミリ装置のブロック図である。 実施例3のファクシミリ装置の動作を示すフローチャートである。 実施例4のファクシミリ装置のメインフローチャートである。 実施例4のファクシミリ装置のサブルーチン処理のフローチャートである。 実施例5のファクシミリ装置のサブルーチン処理のフローチャートである。
符号の説明
50 制御部
51 電子メール受信手段
52 状態切替え手段
53 省電力解除手段
54 制御手段
55 計時手段
56 設定手段

Claims (5)

  1. ネットワーク接続機能と、通常の動作状態と該通常動作状態より低電力消費である省電力状態とに状態を切替える節電機能とを備えた通信端末装置において、
    所定の間隔でネットワーク上のメールサーバーから電子メールを取得する電子メール受信手段と、
    省電力状態から通常動作状態に移行させる省電力状態解除手段と、
    省電力状態において、所定の省電力復帰要因が発生したとき、前記省電力解除手段を動作させて省電力状態から復帰して、該省電力復帰要因に応じた処理を行うと共に、前記電子メール受信手段を動作させて前記メールサーバーから電子メールを受信する制御手段とを備えることを特徴とする通信端末装置。
  2. 省電力状態で動作する経過時間を計時する計時手段と、
    該計時手段に所定の時間を設定する設定手段とを備えており、
    前記設定手段で設定された時間を前記計時手段で計時し終えたとき、前記省電力解除手段により省電力状態から復帰することを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 省電力状態からの復帰要因が前記計時手段での計時終了であるとき、
    前記制御手段は、電子メール受信動作の後に前記省電力解除手段に対し省電力状態へ移行する指示を行うことを特徴とする請求項2記載の通信端末装置。
  4. 前記計時手段への設定値を複数保持する記憶部を備えており、
    前記設定手段は、メール受信完了時に前記記憶部より現在時刻に対応した値を計時設定値として選択することを特徴とする請求項2記載の通信端末装置。
  5. 前記計時手段への設定値を複数保持する記憶部を備えており、
    前記設定手段は、一度の電子メールの受信において所定の件数以上の電子メールの取得が、所定の回数以上連続した場合、現在の電子メールの取得間隔よりも1段階取得間隔が短い設定値を前記記憶部より取得して前記計時手段に設定し、一度の電子メールの受信において所定の件数以下の電子メールの取得が、所定の回数以上連続した場合、現在の電子メールの取得間隔よりも1段階取得間隔が長い設定値を前記記憶部より取得して前記計時手段に設定することを特徴とする請求項2記載の通信端末装置。
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