JP2005234454A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像が形成された位置のずれや倍率のずれが小さい場合であっても、それらのずれを容易に検出して調整することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 用紙P上に、第1画像形成手段を用いて、副走査方向を長手方向とする長方形領域をマゼンタで塗りつぶして成る基準パッチ101a、101bを形成する。また、第2画像形成手段を用いて、基準パッチ101aの左側に、矩形の単位パッチL1〜L23を副走査方向に配列して成る対象パッチ103aを形成し、基準パッチ101bの右側に、矩形の単位パッチR1〜R23を副走査方向に配列してなる対象パッチ103bを形成する。単位パッチL1〜L23及びR1〜R23は、下方にゆくほど1ドットずつ右方にずれて配置される。
【選択図】 図3



















Description

本発明は画像の形成位置や倍率のずれを調整することができる画像形成装置に関する。
従来より、各色の画像を形成する画像形成手段を複数備えることにより、カラー画像を形成することができる画像形成装置が知られている。例えば、カラーレーザプリンタは、4個の感光体を備えており、それぞれの感光体に、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、及びブラックの各色のトナー像を形成し、それら4色のトナー像を中間転写体に重ねて転写し、4色のトナー像を形成する。そして、この4色のトナー像を記録媒体に転写することにより、記録媒体上にカラー画像を形成する。
このような画像形成装置では、それぞれの感光体の露光に用いるレーザー光学系の誤差や、感光体の組み付け誤差等により、中間転写体上において、各色のトナー像の間に位置ずれや倍率のずれが生じことがある。すると、記録媒体上に形成する画像でも、各色のトナー像の間に位置ずれや倍率のずれが生じてしまう。
そこで、この位置ずれや倍率ずれを補正するために、1の画像形成手段により記録媒体上に基準線を印字するとともに、他の画像形成手段により比較対象線を印字し、この基準線と比較対象線とのずれから画像の位置ずれや倍率のずれを検出する技術が知られている(特許文献1参照)。画像の位置ずれや倍率のずれを検出できれば、感光体の露光に用いるレーザーの走査開始位置や走査範囲を調整することにより、それらの位置ずれや倍率ずれを解消することができる。
特開平9−109453号公報
しかしながら、記録媒体上に印字した基準線と比較対象線とを比較する方法は、線同士の比較であるので、ずれの量が小さい場合は判別しにくいという問題があった。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、画像が形成された位置のずれや倍率のずれが小さい場合であっても、それらのずれを容易に検出して調整することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
(1)請求項1の発明は、
第1色のトナーによる画像を形成する第1画像形成手段と、第2色のトナーによる画像を形成する第2画像形成手段と、前記第1画像形成手段及び前記第2画像形成手段を制御する制御手段と、備えた画像形成装置であって、前記第1画像形成手段により形成する画像と、前記第2画像形成手段により形成する画像との位置調整をする際に、前記第1画像形成手段は前記第1色のトナーにより所定の領域を塗りつぶして成る基準パッチを形成し、前記第2画像形成手段は前記第2色のトナーにより所定の領域を塗りつぶして成る対象パッチを形成し、前記制御手段は、前記基準パッチの一部と前記対象パッチの一部とが重なるとともに、その重なりにおいて重なり状態が変化する位置が前記基準パッチに対する前記対象パッチの主走査方向における位置に応じて変化するように、前記第1画像形成手段及び前記第2画像形成手段を制御することを特徴とする画像形成装置を要旨とする。
本発明の画像形成装置は、基準パッチと対象パッチとの重なり状態が変化する位置が、基準パッチに対する対象パッチの主走査方向における位置に応じて変化するように、基準パッチと対象パッチとを形成する。そのため、その基準パッチと対象パッチとの重なり状態が変化する位置を検出することにより、基準パッチに対する対象パッチの主走査方向での位置ずれや倍率のずれを算出することができる。
特に本発明では、互いに異なる色を有する基準パッチと対象パッチとの面としての重なり状態の変化に基づいて位置ずれや倍率のずれを検出するので、基準線と比較対象線との位置関係に基づく場合よりも、基準パッチに対する対象パッチの主走査方向での位置ずれや倍率のずれを、ユーザが容易に目で確認することができる。
ここで、基準パッチは第1画像形成手段により形成され、対象パッチは第2画像形成手段により形成されるので、基準パッチに対する対象パッチの主走査方向での位置ずれや倍率のずれは、第1画像形成手段により形成される画像に対する第2画像形成手段により形成される画像の位置ずれや倍率のずれに相当する。
従って、本発明で検出した、基準パッチに対する対象パッチの主走査方向での位置ずれや倍率のずれに基づいて画像を形成する位置や倍率を修正すれば、第1画像形成手段により形成される画像に対する第2画像形成手段により形成される画像の主走査方向における位置ずれや倍率のずれを補正することができる。
(2)請求項2の発明は、
前記基準パッチにおける輪郭線上には、副走査方向に略平行な基準パッチ側輪郭区画が形成されており、前記対象パッチにおける輪郭線上には、副走査方向に略平行な対象パッチ側輪郭区画が、主走査方向に所定間隔ずつずらしつつ複数形成されているとともに、一部の前記対象パッチ側輪郭区画は、前記基準パッチ側輪郭区画に関して一方の側に位置し、前記一部の対象パッチ側輪郭区画以外の前記対象パッチ側輪郭区画は、前記基準パッチ側輪郭区画上、又は前記基準パッチ側境区画に関して前記一方の側とは反対側に位置することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明の画像形成装置で形成した対象パッチにおける輪郭線上には、副走査方向に略平行な対象パッチ側輪郭区画が、主走査方向に所定間隔ずつずらしつつ複数形成されており、一部の対象パッチ側輪郭区画は、副走査方向に略平行な基準パッチ側輪郭線の一方の側に位置し、それ以外の対象パッチ側輪郭区画は、基準パッチ側輪郭区画上、又は基準パッチ側輪郭区画に関して反対側に位置している。
従って、本発明では、対象パッチ側輪郭区画の位置が、基準パッチ側輪郭区画の一方の側から、基準パッチ側輪郭区画上、又は他方の側に変わるところが、基準パッチと対象パッチとの重なり状態が変化する位置となる。
本発明は、基準パッチと対象パッチとを上記のように構成することにより、基準パッチと対象パッチとの重なり状態が変化する位置を明確にすることができる。そのことにより、基準パッチに対する対象パッチの主走査方向での位置ずれや倍率のずれを、ユーザが容易に目で確認することができる。
(3)請求項3の発明は、
前記基準パッチと、当該基準パッチに対応する前記対象パッチとの組み合わせを、主走査方向に離して2組形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明の画像形成装置は、基準パッチと、その基準パッチに対応する対象パッチとの組み合わせを、主走査方向に離して2組形成するので、基準パッチに対する対象パッチの主走査方向における位置ずれだけではなく、主走査方向における倍率のずれを検出することを可能にする。つまり、基準パッチと対象パッチとから成る組み合わせのそれぞれにおいて、基準パッチと対象パッチとの主走査方向での位置ずれを検出し、その結果を用いて、基準パッチに対する対象パッチの倍率のずれを算出することができる。
(4)請求項4の発明は、
前記2組のそれぞれにおいて、基準パッチの外側に前記基準パッチ側輪郭区画があることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、基準パッチと対象パッチとから成る組み合わせのそれぞれにおいて、基準パッチの外側に基準パッチ側輪郭区画があるので、一方の組み合わせに含まれる基準パッチの基準パッチ側輪郭区画から、他方の組み合わせに含まれる基準パッチの基準パッチ側輪郭区画までの主走査方向における距離が長くなる。そのことにより、基準パッチに対する対象パッチの倍率のずれがある場合、それぞれの組み合わせにおいて検出される基準パッチに対する対象パッチの位置ずれが大きくなる。その結果として、本発明によれば、基準パッチに対する対象パッチの倍率のずれを正確に算出することができる。
(5)請求項5の発明は、
前記基準パッチ側輪郭区画は、副走査方向に平行な直線であることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、基準パッチ側輪郭区画が副走査方向に平行な直線であることにより、基準パッチと対象パッチとの重なり状態を容易に確認することができる。そのことにより、基準パッチと対象パッチとの重なり状態が変化する位置を正確に検出し、基準パッチに対する対象パッチの位置ずれや倍率のずれを正確に算出することができる。
(6)請求項6の発明は、
前記対象パッチ側輪郭区画は、副走査方向に平行な直線であることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、対象パッチ側輪郭区画が副走査方向に平行な直線であることにより、基準パッチと対象パッチとの重なり状態を容易に確認することができる。そのことにより、基準パッチと対象パッチとの重なり状態が変化する位置を正確に検出し、基準パッチに対する対象パッチの位置ずれや倍率のずれを正確に算出することができる。
(7)請求項7の発明は、
前記対象パッチは、主走査方向に平行な同一方向に開口するコの字型の形状を有するコの字型パッチを、副走査方向に関してずらしつつ、複数配列して成るとともに、 前記コの字型パッチの開口部における底部である対象パッチ側輪郭区画の主走査方向での位置は、前記コの字型パッチごとに所定間隔ずつずらされていることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、対象パッチがコの字型の形状を有するコの字型パッチから成り、その開口部における底部が対象パッチ側輪郭区画となっている。そのため、基準パッチと対象パッチとの重なり状態の変化を、例えば、コの字型パッチにおける開口部内に、基準パッチと重なっていない領域が残っているか否かにより判断することができる。このことにより、本発明によれば、基準パッチと対象パッチとの重なり状態を容易に確認することができ、基準パッチに対する対象パッチの位置ずれや倍率のずれを正確に算出することができる。
(8)請求項8の発明は、
前記第1画像形成手段又は第2画像形成手段は、トナー量検出用パッチAと、前記トナー量検出用パッチAに対する主走査方向における間隔が、副走査方向に進むにつれて所定間隔ずつ変化するトナー量検出用パッチBとを、形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明の画像形成装置は、第1画像形成手段又は第2画像形成手段により、トナー量検出用パッチAと、トナー量検出用パッチAに対する主走査方向における間隔が、副走査方向に進むにつれて所定間隔ずつ変化するトナー量検出用パッチBとを形成する。トナーの付着量が目標値よりも多い場合、トナー量検出用パッチAとトナー量検出用パッチBとは、それらの本来の間隔が大きいところでもつながるようになる。一方、トナーの付着量が目標値よりも少ない場合は、トナー量検出用パッチAとトナー量検出用パッチBとの間隔が小さいところでも、2つのパッチはつながらない。つまり、本発明では、トナー量検出用パッチAとトナー量検出用パッチBとがつながる位置によって、トナーの付着量(トナーの太り)を検出することができる。
そして、検出したトナーの付着量を用いて、基準パッチと対象パッチとの重なり状態が変化する位置を修正し、一層正確な位置ずれや倍率のずれを算出することができる。
(9)請求項9の発明は、
第1色のトナーによる画像を形成する第1画像形成手段と、第2色のトナーによる画像を形成する第2画像形成手段と、前記第1画像形成手段及び前記第2画像形成手段を制御する制御手段と、備えた画像形成装置であって、前記第1画像形成手段により形成する画像と、前記第2画像形成手段により形成する画像との位置調整をする際に、前記第1画像形成手段は前記第1色のトナーにより所定の領域を塗りつぶして成る基準パッチを形成し、前記第2画像形成手段は前記第2色のトナーにより所定の領域を塗りつぶして成る対象パッチを形成し、前記制御手段は、前記基準パッチの一部と前記対象パッチの一部とが重なるとともに、その重なりにおいて重なり状態が変化する位置が前記基準パッチに対する前記対象パッチの副走査方向における位置に応じて変化するように、前記第1画像形成手段及び前記第2画像形成手段を制御することを特徴とする画像形成装置を要旨とする。
本発明の画像形成装置は、基準パッチと対象パッチとの重なり状態が変化する位置が、基準パッチに対する対象パッチの副走査方向における位置に応じて変化するように、基準パッチと対象パッチとを形成する。そのため、その基準パッチと対象パッチとの重なり状態が変化する位置を検出することにより、基準パッチに対する対象パッチの副走査方向での位置ずれを算出することができる。
特に本発明では、互いに異なる色を有する基準パッチと対象パッチとの面として重なり状態の変化に基づいて位置ずれを検出するので、基準線と比較対象線との位置関係に基づく場合よりも、基準パッチに対する対象パッチの副走査方向での位置ずれや倍率のずれを、ユーザが容易に目で確認することができる。
ここで、基準パッチは第1画像形成手段により形成され、対象パッチは第2画像形成手段により形成されるので、基準パッチに対する対象パッチの副走査方向での位置ずれは、第1画像形成手段により形成される画像に対する第2画像形成手段により形成される画像の位置ずれに相当する。
従って、本発明で検出した、基準パッチに対する対象パッチの副走査方向での位置ずれに基づいて画像を形成する位置や倍率を修正すれば、第1画像形成手段により形成される画像に対する第2画像形成手段により形成される画像の副走査方向における位置ずれや倍率のずれを補正することができる。
(10)請求項10の発明は、
前記基準パッチにおける輪郭線上には、主走査方向に略平行な基準パッチ側輪郭区画が形成されており、前記対象パッチにおける輪郭線上には、主走査方向に略平行な対象パッチ側輪郭区画が、副走査方向に所定間隔ずつずらしつつ複数形成されているとともに、一部の前記対象パッチ側輪郭区画は、前記基準パッチ側輪郭区画に関して一方の側に位置し、前記一部の対象パッチ側輪郭区画以外の前記対象パッチ側輪郭区画は、前記基準パッチ側輪郭区画上、又は前記基準パッチ側境区画に関して前記一方の側とは反対側に位置することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明の画像形成装置で形成した対象パッチにおける輪郭線上には、主走査方向に略平行な対象パッチ側輪郭区画が、副走査方向に所定間隔ずつずらしつつ複数形成されており、一部の対象パッチ側輪郭区画は、主走査方向に略平行な基準パッチ側輪郭線の一方の側に位置し、それ以外の対象パッチ側輪郭区画は、基準パッチ側輪郭区画上、又は基準パッチ側輪郭区画に関して反対側に位置している。
従って、本発明では、対象パッチ側輪郭区画の位置が、基準パッチ側輪郭区画の一方の側から、基準パッチ側輪郭区画上、又は他方の側に変わるところが、基準パッチと対象パッチとの重なり状態が変化する位置となる。
本発明は、基準パッチと対象パッチとを上記のように構成することにより、基準パッチと対象パッチとの重なり状態の変化する位置を明確にすることができる。そのことにより、基準パッチに対する対象パッチの副走査方向での位置ずれを、ユーザが容易に目で確認することができる。
(11)請求項11の発明は、
前記基準パッチ側輪郭線は、主走査方向に平行な直線であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、基準パッチ側輪郭区画が主走査方向に平行な直線であることにより、基準パッチと対象パッチとの重なり状態が変化する位置を正確に検出し、基準パッチに対する対象パッチの位置ずれを正確に算出することができる。
(12)請求項12の発明は、
前記対象パッチ側輪郭線は、主走査方向に平行な直線であることを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、対象パッチ側輪郭区画が主走査方向に平行な直線であることにより、基準パッチと対象パッチとの重なり状態の変化する位置を正確に検出し、基準パッチに対する対象パッチの位置ずれを正確に算出することができる。
(13)請求項13の発明は、
前記対象パッチは、副走査方向に平行な同一方向に開口するコの字型の形状を有するコの字型パッチを、主走査方向に関してずらしつつ、複数配列して成るとともに、前記コの字型パッチの開口部における底部である対象パッチ側輪郭区画の副走査方向での位置は、前記コの字型パッチごとに所定間隔ずつずらされていることを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、対象パッチがコの字型の形状を有するコの字型パッチから成り、その開口部における底部が対象パッチ側輪郭区画となっている。そのため、基準パッチと対象パッチとの重なり状態の変化を、例えば、コの字型パッチにおける開口部内に、基準パッチと重なっていない領域が残っているか否かにより判断することができる。このことにより、本発明によれば、基準パッチと対象パッチとの重なり状態を容易に確認することができ、基準パッチに対する対象パッチの位置ずれを正確に算出することができる。
(14)請求項14の発明は、
前記第1画像形成手段又は第2画像形成手段は、トナー量検出用パッチAと、前記トナー量検出用パッチAに対する副走査方向における間隔が、主走査方向に進むにつれて所定間隔ずつ変化するトナー量検出用パッチBとを、形成することを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明の画像形成装置は、第1画像形成手段又は第2画像形成手段により、トナー量検出用パッチAと、トナー量検出用パッチAに対する副走査方向における間隔が、主走査方向に進むにつれて所定間隔ずつ変化するトナー量検出用パッチBとを形成する。トナーの付着量が目標値よりも多い場合、トナー量検出用パッチAとトナー量検出用パッチBとは、それらの本来の間隔が大きいところでもつながるようになる。一方、トナーの付着量が目標値よりも少ない場合は、トナー量検出用パッチAとトナー量検出用パッチBとの間隔が小さいところでも、2つのパッチはつながらない。つまり、本発明では、トナー量検出用パッチAとトナー量検出用パッチBとがつながる位置によって、トナーの付着量(トナーの太り)を検出することができる。
そして、検出したトナーの付着量を用いて、基準パッチと対象パッチとの重なり状態が変化する位置を修正し、一層正確な位置ずれや倍率のずれを算出することができる。
以下に本発明の画像形成装置の一実施例を説明する。ここでは、画像形成装置として、タンデム方式のカラーレーザープリンタについて説明する。
a)まず、本実施例1のカラーレーザプリンタ1の構成を図1を用いて説明する。図1は、カラーレーザープリンタ1の概略側断面図である。
カラーレーザープリンタ1は、可視像形成部3と、ベルト状の中間転写体(ITB)5と、定着部7と、給紙部9と、排紙トレイ11とを備えている。
可視像形成部3は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、及びブラック(Bk)のそれぞれのトナーによる可視像工程毎に、現像手段としての現像器13M,13C,13Y,13Bkと、感光体としての感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkと、クリーニングローラ17M,17C,17Y,17Bkと、帯電器19M,19C,19Y,19Bkと、露光手段21M,21C,21Y,21Bkとを備えている。
以下、これらの各構成要素について詳しく説明する。先ず、現像器13M,13C,13Y,13Bkには、現像ローラ23M,23C,23Y,23Bkが備えられている。現像ローラ23M,23C,23Y,23Bkは、導電性シリコーンゴムを基材として円柱状に構成され、更に、表面にフッ素を含有した樹脂またはゴム材のコート層が形成されている。なお、現像ローラ23M,23C,23Y,23Bkは、必ずしも基材を導電性シリコーンゴムで構成しなくてもよく、導電性ウレタンゴムで構成してもよい。そして、表面の十点平均粗さ(Rz)は、3〜5μmに設定しており、トナーの平均粒径である9μmよりも小さくなるように構成している。
各現像器13M,13C,13Y,13Bkには、また、供給ローラ25M,25C,25Y,25Bkが備えられている。供給ローラ25M,25C,25Y,25Bkは、導電性のスポンジローラであり、現像ローラ23M,23C,23Y,23Bkに対してスポンジの弾性力によって押圧接触するように配置されている。なお、供給ローラ25M,25C,25Y,25Bkとしては、導電性シリコーンゴム,EPDM,或いはウレタンゴム等の適宜の部材の発泡体を使用することができる。
また、各現像器13M〜13Bkには、層厚規制ブレード27M,27C,27Y,27Bkが備えられている。層厚規制ブレード27M,27C,27Y,27Bkは、基端がステンレス鋼等で板状に形成されて現像器ケース29M,29C,29Y,29Bkに固定され、先端は絶縁性のシリコーンゴムや絶縁性のフッ素含有ゴムまたは樹脂で形成されている。層厚規制ブレード27M,27C,27Y,27Bkの先端は、現像ローラ23M,23C,23Y,23Bkの下方から該現像ローラ23M,23C,23Y,23Bkに対して圧接される。
また、現像器ケース29M,29C,29Y,29Bkに収納されるトナーは、正帯電性の非磁性1成分現像剤であり、懸濁重合によって球状に形成したスチレン−アクリル系樹脂に、カーボンブラック等の周知の着色剤、及びニグロシン、トリフェニルメタン、4級アンモニウム塩等の荷電制御剤、または荷電制御樹脂を添加してなる平均粒径9μmのトナー母粒子を有している。そして、上記トナーは、そのトナー母粒子の表面にシリカを外添剤として添加して構成されている。また、上記外添剤としてのシリカには、シランカップリング剤、シリコーンオイル等による周知の疎水化処理が施され、平均粒径が10nmで、その添加量はトナー母粒子の0.6重量%である。各現像器ケース29M,29C,29Y,29Bk毎に、それぞれマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのトナーが収容されている。
このように、トナーは極めて球状に近い懸濁重合トナーであり、しかも、平均粒径が10nmの疎水性処理したシリカを0.6重量%、外添剤として添加しているため、極めて流動性に優れている。そのため、摩擦帯電により十分な帯電量が得られる。更に、粉砕トナーのように角部が存在しないため、機械的な力を受け難く、電界に対する追従性に優れ、転写効率がよい。
感光体ドラム(OPC)15M,15C,15Y,15Bkは、一例として、アルミニウム製の基材上に、正帯電性の感光層が形成されたものを用いる。感光層の厚さは、20μm以上に形成されており、また、上記アルミニウム製の基材は、アース層として用いられている。
クリーニングローラ17M,17C,17Y,17Bkは、導電性スポンジ等の弾性体からなるローラであり、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの下方にて、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkに摺擦するように構成されている。このクリーニングローラ17M,17C,17Y,17Bkには、図示しない電源により、トナーと逆極性の負極性の電圧が印加されるように構成されており、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkに対する摺擦力及び上記電圧による電界の作用により、中間転写体5上のトナーを感光体ドラム15へ逆転写し、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bk上のトナーを除去するように構成されている。なお、本実施の形態では、いわゆるクリーナレス現像方式を採用しているため、現像工程が終了した後の所定のサイクルにおいて、一旦クリーニングローラ17M,17C,17Y,17Bkによって除去した残留トナーを再び感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bk側に戻し、現像ローラ23M,23C,23Y,23Bkで回収して各色の現像器13M,13C,13Y,13Bkに戻すように構成されている。
帯電器19M,19C,19Y,19Bkは、スコロトロン型の帯電器であり、上記クリーニングローラ17M,17C,17Y,17Bkよりも、上記感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの回転方向下流側において、上記感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの下方から上記感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの表面に非接触で対向配置されている。
露光手段21M,21C,21Y,21Bkは、周知のレーザスキャナユニットから構成されている。そして、露光手段21M,21C,21Y,21Bkは、可視像形成部3の現像器13M,13C,13Y,13Bkと鉛直方向に重なるように配置され、かつ、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bk及び帯電器19M,19C,19Y,19Bkと水平方向に重なるように配置されている。
露光手段21M,21C,21Y,21Bkは、帯電器19M,19C,19Y,19Bkよりも、上記感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの回転方向下流側において、上記感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの表面をレーザ光で露光する。
露光手段21M,21C,21Y,21Bkにより画像データに応じたレーザ光が感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの表面上に照射されることにより、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの表面上には、各色ごとの静電潜像が形成される。
上記トナーは正に帯電し、供給ローラ25M,25C,25Y,25Bkから現像ローラ23M,23C,23Y,23Bkへ供給され、層厚規制ブレード27M,27C,27Y,27Bkによって均一な薄層とされる。そして、現像ローラ23M,23C,23Y,23Bkと感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkとの接触部において、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bk上に形成されたプラス極性(正帯電)の静電潜像に対して、正に帯電したトナーを反転現像方式で良好に現像することができ、極めて高画質な画像を形成できる。
ベルト状の中間転写体5は、ポリカーボネイト、またはポリイミド等の導電性のシートをベルト状に形成したものである。ベルト状の中間転写体5は、図1に示すように、2つの駆動ローラ31、33に架け渡されており、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkとの対向位置近傍には、中間転写ローラ35M,35C,35Y,35Bkが設けられている。中間転写体5の感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkと対向する側の表面の移動方向は、図1に示すように、鉛直方向上方向から下方向へ移動する方向に設定されている。
中間転写ローラ35M,35C,35Y,35Bkには、所定の電圧が印加されており、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bk上に形成されたトナー像を上記中間転写体5に転写するように構成されている。また、トナー像を用紙P(記録媒体に相当)へ転写する位置、すなわちに中間転写体5に対して鉛直方向下方向におけるローラ33には、2次転写ローラ37が対向して設けられており、2次転写ローラ37にも所定の電位が印加されている。その結果、ベルト状の中間転写体5上に坦持された4色のトナー像は、用紙Pに転写されることになる。
なお、中間転写体5の感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkとの対向側と反対の側には、図1に示すように、クリーニング器39が設けられている。クリーニング器39は、掻き取り部材41と、ケース43とから構成されており、中間転写体5上に残留したトナーを掻き取り部材41によって掻き取り、ケース43に収容する。
定着部7は、加熱ローラ45と、加圧ローラ47とから構成され、4色のトナー像を坦持した用紙Pを、加熱ローラ45及び加圧ローラ47によって狭持搬送しながら加熱及び加圧することにより、上記トナー像を用紙Pに定着させる。
給紙部9は、装置の最下部に設けられており、用紙Pを収容する収容トレイ49と、用紙Pを送り出すピックアップローラ51とから構成されている。給紙部49は、露光手段21M,21C,21Y,21Bk、現像器13M,13C,13Y,13Bk、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bk、及び中間転写体5による画像形成工程と所定のタイミングをとって用紙Pを供給するように構成されている。給紙部9から供給された用紙Pは、搬送ローラ対53によって中間転写体5と2次転写ローラ37との圧接部に搬送される。
装置の最上部には上面カバー55が軸55aを中心に回動可能に設けられ、その上面カバー55の一部が排紙トレイ11を構成している。排紙トレイ11は、上記定着部7の排紙側に設けられており、上記定着部7から排出され、搬送ローラ対57,59,61によって搬送される用紙Pを収容するように構成されている。
また、図1に示すように、前面カバー63が軸63aを中心に図1の矢印方向に回動可能に構成されている。前面カバー63を開放することにより、上記現像器13M,13C,13Y,13Bkの交換を行うことができる。ここで、前面カバー63の現像器13M,13C,13Y,13Bkとの対向位置には、バネ部材65M,65C,65Y,65Bkが設けられ、前面カバー63を閉じたときには現像器13M,13C,13Y,13Bkを奥(図1の左方向)に押圧するように構成されている。
また、図2に示すように、カラーレーザープリンタ1は、CPU69と、RAM71と、ROM73とを備えた制御部(制御手段)67を有している。
制御部67はメインモータ75の動作を制御するが、このメインモータ75は、駆動ギヤ77を介して、上述した感光体ドラム15M、15C、15Y、15Bk、及び駆動ローラ31、33を駆動するモータである。従って、制御部67は、メインモータ75及び駆動ギヤ77を介して、感光体ドラム15M、15C、15Y、15Bk、及び駆動ローラ31、33を制御する。
また、制御部67は、上述した現像器13M,13C,13Y,13Bk、帯電器19M,19C,19Y,19Bk、露光手段21M、21C、21Y、21Bk、現像ローラ23M、23C、23Y、23Bkの動作を制御する。
b)次に、以上のような本実施の形態におけるカラーレーザープリンタ1の動作について説明する。
先ず、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの感光層が帯電器19M,19C,19Y,19Bkにより一様に帯電される。
次に、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの感光層は、露光手段21M,21C,21Y,21Bkからのレーザ光により、画像データに応じて露光される。露光された感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの感光層には、各色ごとの静電潜像が形成される。
この露光において、露光手段21M,21C,21Y,21Bkからのレーザ光は、それぞれ、図示しないポリゴンミラーにより、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bk上で、所定の走査幅で主走査方向(図1において紙面に直交する方向)に走査される。この走査における走査開始位置は、図示しない同期検知センサにより検出された位置を基準とする。
そして、マゼンタ現像器13M、シアン現像器13C、イエロー現像器13Y、ブラック現像器13Bkによって、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの感光層上に形成された静電潜像に、それぞれマゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー、及びブラックトナーを付着させ、マゼンタ色、シアン色、イエロー色、及びブラック色の現像を行う。このようにして形成されたマゼンタ色、シアン色、イエロー色、及びブラック色のトナー像は、一旦、中間転写体5の表面上に転写される。
次に、転写後の感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bk上に残ったトナーは、クリーニングローラ17M,17C,17Y,17Bkによって一時的に保持される。各色のトナー像は、中間転写体5の移動速度及び各感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの位置に合わせて、若干の時間差を持って形成されるように構成されており、それぞれの色のトナー像が中間転写体5上で重ね合わされるように転写される。
以上のようにして中間転写体5上に形成された4色のトナー像は、給紙部9から供給される用紙P上に、2次転写ローラ37と中間転写体5との圧接位置において転写される。そして、このトナー像は、定着部7において用紙P上に定着され、排紙トレイ11上に排出される。以上のようにして、4色カラー画像が形成されることになる。
c)次に、本実施例1のカラーレーザープリンタ1において、4色それぞれの画像間の位置ずれと倍率ずれとを補正する方法を説明する。
本実施例のカラーレーザプリンタ1では、4色のトナー像を、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bk上に別々に形成し、それら4色のトナー像を中間転写対5に重ね合わせて転写するので、各色に対応する露光手段21M、21C,21Y,21Bkにおける光学系の誤差や、感光体ドラム15M,15C,15Y,15Bkの組み付け上の誤差等があると、中間転写体5上において、各色のトナー像の間に位置ずれや倍率のずれが生じる。その状態でトナー像を用紙Pに転写すると、用紙P上において、各色の画像に位置ずれや倍率のずれが生じてしまう。
そこで、本実施例1のカラーレーザプリンタ1は、次のようにして位置ずれや倍率ずれの補正を行う。
まず、図3に示すように、用紙P上に、基準パッチ101a、101bと、対象パッチ103a、103bとの画像を形成する。
基準パッチ101a、101bは、マゼンタ色の画像を形成するための構成である感光体ドラム15M、帯電器19M、露光手段21M、及びマゼンタ現像器13M(第1画像形成手段)を用いて形成される。基準パッチ101a、101bはそれぞれ、長方形の領域をマゼンタ色で塗りつぶしたものであり、用紙Pにおける左側に基準パッチ101aが形成され、右側に基準パッチ101bが形成される。基準パッチ101a、101bの長手方向はそれぞれ副走査方向に平行である。従って、図3及び図4に示すように、基準パッチ101aの左端の輪郭線である輪郭区画101cは、副走査方向に平行な直線となり、基準パッチ101bの右端の輪郭線である輪郭区画101d(図3参照)もまた、副走査方向に平行な直線となる。基準パッチ101aの左端から用紙Pの書き出し位置105までの距離aは1000ドットであり、基準パッチ101aの左端から、基準パッチ101bの右端までの距離bは、3000ドットである。
対象パッチ103a、103bは、シアン色の画像を形成するための構成である感光体ドラム15C、帯電器19C、露光手段21C、及びマゼンタ現像器13C(第2画像形成手段)を用いて形成される。対象パッチ103aは、長方形の単位パッチL1〜L23から構成されており、それら単位パッチL1〜L23は、基準パッチ101aの左側において、上からL1、L2、L3・・・L23の順番で、副走査方向に沿って配列されている。単位パッチL1〜L23の右端の輪郭線である輪郭区画L1a〜L23aは、図3及び図4に示すように、それぞれ、副走査方向に平行な直線である。そして、輪郭区画L1a〜L23aは、番号が大きくなるにつれて(すなわち下方にゆくにつれて)、1ドットずつ右方向にずれている。つまり、輪郭区画L(i+1)aは、輪郭区画Liaよりも、1ドット右側にずれている。尚、iは1〜22の整数である。
また、対象パッチ103bも、長方形の単位パッチR1〜R23から構成され、それら単位パッチR1〜R23は、基準パッチ101bの右側において、上からR1、R2、R3・・・R23の順番で、副走査方向に沿って配列されている。そして、単位パッチR1〜R23の左端の輪郭線である輪郭区画も、それぞれ、副走査方向に平行な直線であり、番号が大きくなるにつれて(すなわち下方にゆくにつれて)、1ドットずつ右方向にずれている。
尚、基準パッチ101a、101b、対象パッチ103a、103bに対応する画像データは、制御部67が備えるROM107(図2参照)に記憶されている。制御部67は、この画像データに基づいて第1画像形成手段及び第2画像制御手段を制御し、基準パッチ101a、101b、対象パッチ103a、103bを用紙P上に形成する。
基準パッチ101aに対し、対象パッチ103aの一部は、重なりを持つようになっている。図4(a)に示す場合は、対象パッチ103aのうち、単位パッチL1〜L11における右端の輪郭区画L1a〜L11aは、基準パッチ101aの左端の輪郭区画101cよりも左側にあり、単位パッチL1〜L11と基準パッチ101aとは重なっていないが、単位パッチL12〜L23における右端の輪郭区画L12a〜L23aは、基準パッチ101aの左端の輪郭区画101cよりも右側にあり、単位パッチL12〜L23と基準パッチ101aとは重なっている。この場合では、単位パッチL11とL12との間で、重ならない状態から重なりを持つ状態へと、重なり状態が変化している。
重なり状態が変化する位置は、基準パッチ101aに対する対象パッチ103aの主走査方向における位置に応じて変化する。図4(b)は、図4(a)の場合よりも、対象パッチ103aが右側に2ドット移動した場合である。この場合は、対象パッチ103aのうち、単位パッチL1〜L9までは基準パッチ101aに重ならないが、単位パッチL10〜L23は基準パッチ101aに重なる。つまり、単位パッチL9とL10との間で、重ならない状態から重なりを持つ状態へと、重なり状態が変化している。
また、図4(c)は、図4(a)の場合よりも、対象パッチ103aが左側に2ドット移動した場合である。この場合は、対象パッチ103aのうち、単位パッチL1〜L13までは基準パッチ101aに重ならないが、単位パッチL14〜L23は基準パッチ101aに重なる。つまり、単位パッチL13とL14との間で、重ならない状態から重なりを持つ状態へと、重なり状態が変化している。
尚、図4では、基準パッチ101aと対象パッチ103aとについて説明したが、基準パッチ101bと対象パッチ103bとについても同様に、基準パッチ101bに対する対象パッチ103bの主走査方向における位置に応じて、重なり状態が変化する位置が変わる。
本実施例1では、上記のように、基準パッチ101a、101bに対する対象パッチ103a、103bの主走査方向における位置に応じて、重なり状態が変化することを用いて、マゼンタ色の画像(すなわち基準パッチ101a、101b)と、シアン色の画像(すなわち対象パッチ103a、103b)との間の位置ずれと倍率ずれとを検出することができる。以下、具体的に説明する。
図3に示す画像は、マゼンタ色の画像(すなわち基準パッチ101a、101b)と、シアン色の画像(すなわち対象パッチ103a、103b)との間に、位置ずれも倍率ずれもない場合の画像である。ここでは、対象パッチ103aにおいて重なり状態が変化する位置は単位パッチL11とL12との間であり、対象パッチ103bにおいて重なり状態が変化する位置は単位パッチR12とR13との間である。従って、用紙P上に、図3に示す画像が形成された場合は、位置ずれ及び倍率ずれはどちらも0である。
図5に示す画像では、対象パッチ103aにおいて重なり状態が変化する位置は単位パッチL13とL14との間である。これは、図3の場合に重なり状態が変化する位置である単位パッチL11とL12とに比べて、単位パッチ2個分、重なり状態が変化する位置が下方向にずれている。ここで、単位パッチL1〜L23の右端の輪郭区画L1a〜L23aは、上述したように、下にゆくほど1ドットずつ右側にずれているので、重なり状態の変化する位置が単位パッチ2個分下にずれているということは、基準パッチ101aに対し、対象パッチ103aは、図3の場合よりも主走査方向に沿って2ドット左側にずれていることになる。
また、図5に示す画像では、対象パッチ103bにおいて重なり状態が変化する位置は単位パッチR20とR21との間である。これは、図3の場合における単位パッチR12とR13との間に比べて、単位パッチ5個分、重なり状態が変化する位置が下方向にずれている。ここで、単位パッチR1〜R23の左端の輪郭区画R1a〜R23aは、上述したように、下にゆくほど1ドットずつ右側にずれているので、重なり状態の変化する位置が単位パッチ8個分下にずれているということは、基準パッチ101bに対し、対象パッチ103bは、図3の場合よりも主走査方向に沿って8ドット左側にずれていることになる。
従って、対象パッチ103aは2ドット左側にずれ、対象パッチ103bは8ドット左側にずれているので、対象パッチ103aと対象パッチ103bとの間隔は、図3の場合と比べて、6ドット短くなっている。ここで、対象パッチ103aと対象パッチ103bとの距離に相当するbは上述したように3000ドットであるので、対象パッチ103a及び103bは、(6/3000)×100=0.2%縮小されている。
また、対象パッチ103a及び103bが0.2%縮小されている分、対象パッチ103aは、書き出し位置105に近づいている。対象パッチ103aの位置について、この縮小の影響をキャンセルするためには、書き出し位置105と対象パッチ103aとの距離に相当するa=1000ドットに縮小率0.2%を乗算した値である2ドット分、対象パッチ103aを右側に移動させればよい。すると、対象パッチ103aにおいて、基準パッチ101aとの重なり状態が変化する位置は、単位パッチL11とL12との間となる。この位置は図3の場合と同じであるので、この図5の場合は、主走査方向の位置ずれはないと分かる。
以上をまとめると、図5に示すように基準パッチ101a、101b及び対象パッチ103a、103bが形成された場合は、基準パッチ101a、101b(すなわちマゼンタ色の画像)に対する対象パッチ103a、103b(すなわちシアン色の画像)の主走査方向での位置ずれはなく、倍率ずれは−0.2%である。
図6に示す場合は、対象パッチ103aにおいて重なり状態が変化する位置は単位パッチL9とL10との間であり、図3の場合における単位パッチL11とL12との間に比べて、単位パッチ2個分、重なり状態が変化する位置が上方向にずれている。ここで、単位パッチL1〜L23の右端の輪郭区画L1a〜L23aは、上述したように、下にゆくほど1ドットずつ右側にずれているので、重なり状態の変化する位置が単位パッチ2個分上にずれているということは、基準パッチ101aに対し、対象パッチ103aは、図3の場合よりも主走査方向に沿って2ドット右側にずれていることになる。
また、図6に示す画像では、対象パッチ103bにおいて重なり状態が変化する位置は単位パッチR10とR11との間であり、図3の場合に重なり状態が変化する位置である単位パッチR12とR13との間に比べて、単位パッチ2個分、重なり状態が変化する位置が上方向にずれている。ここで、単位パッチR1〜R23の左端の輪郭区画R1a〜L23aは、上述したように、下にゆくほど1ドットずつ右側にずれているので、重なり状態の変化する位置が単位パッチ2個分上にずれているということは、基準パッチ101bに対し、対象パッチ103bは、図3の場合よりも主走査方向に沿って2ドット右側にずれていることになる。
従って、対象パッチ103aは、図3の場合よりも2ドット右側にずれ、対象パッチ103bは、図3の場合よりも2ドット右側にずれているので、対象パッチ103aと対象パッチ103bとの間隔は、図3の場合と同等であり、対象パッチ103a及び103bの倍率ずれはない。
上記のように倍率ずれはないので、対象パッチ103aの位置ずれはそのままの数値を用いることができる。従って、基準パッチ101a、101bに対する対象パッチ103a、103bの位置ずれは右に2ドットである。
以上をまとめると、図6に示すように基準パッチ101a、101b及び対象パッチ103a、103bが形成された場合は、基準パッチ101a、101b(すなわちマゼンタ色の画像)に対する対象パッチ103a、103b(すなわちシアン色の画像)の主走査方向での位置ずれは右に2ドットのずれであり、倍率ずれはない。
図7に示す場合は、対象パッチ103aにおいて重なり状態が変化する位置は単位パッチL11とL12との間であり、これは、図3の場合と同じである。従って、基準パッチ101aに対する対象パッチ103aの位置は、図3の場合と同じである。
また、図7に示す画像では、対象パッチ103bにおいて重なり状態が変化する位置は単位パッチR18とR19との間である。これは、図3の場合に重なり状態が変化する位置である単位パッチR12とR13との間に比べて、単位パッチ6個分、重なり状態が変化する位置が下方向にずれている。ここで、単位パッチR1〜R23の左端の輪郭区画R1a〜R23aは、上述したように、下にゆくほど1ドットずつ右側にずれているので、重なり状態の変化する位置が単位パッチ6個分下にずれているということは、基準パッチ101bに対し、対象パッチ103bは、図3の場合よりも主走査方向に沿って6ドット左側にずれていることになる。
従って、対象パッチ103aは、図3の場合と同じ位置であり、対象パッチ103bは、図3の場合より6ドット左側にずれているので、対象パッチ103aと対象パッチ103bとの間隔は、図3の場合と比べて、6ドット分短くなっている。ここで、対象パッチ103aと対象パッチ103bとの距離に相当するbは上述したように3000ドットであるので、対象パッチ103a及び103bは、(6/3000)×100=0.2%縮小されている。
また、対象パッチ103a及び103bが0.2%縮小されている分、対象パッチ103bは、書き出し位置105に近づいている。対象パッチ103bの位置について、この縮小の影響をキャンセルするためには、書き出し位置105と対象パッチ103aとの距離に相当するa=1000ドットに縮小率0.2%を乗算した値である2ドット分、対象パッチ103bを右側に移動させればよい。すると、対象パッチ103aにおいて、基準パッチ101aとの重なり状態が変化する位置は、単位パッチL13とL14との間となる。この位置は図3の場合よりも右側に2ドットずれた位置である。
以上をまとめると、図7に示すように基準パッチ101a、101b及び対象パッチ103a、103bが形成された場合は、基準パッチ101a、101b(すなわちマゼンタ色の画像)に対する対象パッチ103a、103b(すなわちシアン色の画像)の主走査方向での位置ずれは右側に2ドットであり、倍率ずれは−0.2%である。
ユーザは、本実施例1のカラーレーザプリンタ1により、用紙P上に形成された基準パッチ101a、101bと、対象パッチ103a、103bを用い、上記のように、異なる色の画像間における位置ずれや倍率ずれを検出することができる。そして、ユーザは、その位置ずれや倍率ずれの検出値を、カラーレーザプリンタ1が備える図示しない入力手段に入力することができる。それに対し、カラーレーザプリンタ1の制御部67は、倍率ずれや位置ずれが解消するように、第1画像形成手段及び第2画像形成手段を補正する。
d)次に、本実施例1のカラーレーザプリンタ1が奏する効果を説明する。
i)本実施例1のカラーレーザプリンタ1では、互いに異なる色を有する基準パッチ101a、101bと、対象パッチ103a、103bとの面としての重なり状態の変化に基づいて、異なる色の画像間における位置ずれや倍率ずれを検出するので、基準線と比較対象線との位置関係に基づく場合よりも、基準パッチ101a、101bに対する対象パッチ103a、103bの主走査方向での位置ずれや倍率のずれを、ユーザが容易に目で確認することができる。
そして、基準パッチ101a、101bに対する対象パッチ103a、103bの主走査方向での位置ずれや倍率ずれに基づいて、画像を形成する位置や倍率を修正すれば、各色の画像に関する主走査方向での位置ずれや倍率のずれを補正することができる。
ii)本実施例1のカラーレーザプリンタ1では、基準パッチ101aと、その基準パッチ101aに対応する対象パッチ103aとの組み合わせを用紙Pの左側に形成するとともに、基準パッチ101bとその基準パッチ101bに対応する対象パッチ103bとの組み合わせを用紙Pの右側に形成する。そして、それぞれの組み合わせにおいて、異なる色の画像間での位置ずれを検出し、その結果を用いて、基準パッチ101a、101bの色により形成された画像に対する対象パッチ103a、103bの色により形成された画像の倍率ずれを算出することができる。
iii)本実施例1のカラーレーザプリンタ1では、基準パッチ101aの外側(基準パッチ101bとは反対側)の輪郭区画101cにて、対象パッチ103aとの重なりを判断し、また、基準パッチ101bについても、外側(基準パッチ101aとは反対側)の輪郭区画101dにて、対象パッチ103bとの重なりを判断する(図3参照)。そのため、基準パッチ101aの輪郭区画101cと基準パッチ101bの輪郭区画101dとの距離bが長くなる。そのことにより、基準パッチ101a、101bに対する対象パッチ103a、103bの倍率のずれがある場合、検出されるずれの値が大きくなる。その結果として、倍率のずれを正確に算出することができる。
iv)本実施例1のカラーレーザプリンタ1では、基準パッチ101a、101bにおける輪郭区画101c、101dが副走査方向に平行な直線である。また、対象パッチ103a、103bにおける輪郭区画L1a〜L23a、R1a〜R23aが副走査方向に平行な直線である。そのことにより、基準パッチ101a、101bと対象パッチ103a103bとの重なり状態が変化する位置を正確に検出し、位置ずれや倍率のずれを正確に算出することができる。
本実施例2のカラーレーザプリンタの構成及び作用は基本的には前記実施例1と同様である。ただし、本実施例2では、図8に示すように、対象パッチ103aは、コの字型の形状を有する単位パッチL1〜L23から構成されている。単位パッチL1〜L23それぞれの右側側面(基準パッチ101aに対抗する側)には、その深さ方向が主走査方向に平行な開口部を有しており、その開口部の底部は、副走査方向に平行な直線である輪郭区画L1a〜L23となっている。この輪郭区画L1a〜23aは、番号が大きくなるにつれて、1ドットずつ右方向にずれている。つまり、単位パッチL(i+1)の右端の輪郭区画L(i+1)aは、単位パッチLiの右端の輪郭区画Liaよりも、1ドット右側にずれている。ここで、iは1〜22の整数である。
尚、対象パッチ103bを構成する単位パッチR1〜R23も同様に、コの字型の単位パッチとなっており、それぞれの単位パッチR1〜R23の左側側面には、深さ方向が主走査方向と平行な開口部を備えている。そして、開口部の底部は、副走査方向に平行な直線である輪郭区画となっており、輪郭区画の主走査方向における位置は、単位パッチの番号が大きくなるにつれて、1ドットずつ右方向にずれている。
本実施例2において、基準パッチ101aと対象パッチ103aとの重なり状態の変化を図9を用いて説明する。図9(a)に示す場合では、対象パッチ103aのうち、単位パッチL1〜L11における開口部の底である輪郭区画L1a〜L11aは、基準パッチ101aの左端の輪郭区画101cよりも左側にある。そのため、単位パッチL1〜L11の開口部の中には、基準パッチ101aにより塗りつぶされていない領域が残っている。
それに対し、単位パッチL12〜L23における開口部の底部である輪郭区画L12a〜L23aは、基準パッチ101aの左端の輪郭区画101cよりも右側にある。そのため、単位パッチL12〜L23の開口部は、全て基準パッチ101aの色であるシアン色で塗りつぶされている。
従って、図9(a)の場合では、開口部の中にいずれの色も塗られていない領域が存在する単位パッチL11と、開口部の中が基準パッチ101aの色で全て塗りつぶされているL12との間で、重なり状態が変化している。
同様に、図9(b)の場合では単位パッチL10とL11との間で重なり状態が変化しており、図9(c)の場合は、単位パッチL13とL14との間で重なり状態が変化している。
本実施例2では、単位パッチ103aを構成するコノ字型の単位パッチL1〜L23における開口部内に、基準パッチ101aにより塗りつぶされていない領域が残っているか否かにより、重なり状態の変化を判断することができる。このことにより、重なり状態の変化を明確に識別することができ、位置ずれや倍率のずれを正確に算出することができる。
本実施例3のカラーレーザプリンタの構成及び作用は基本的には前記実施例1と同様である。ただし、本実施例3では、制御部67により、対象パッチ103a、103bの画像を形成する際の濃度レベルに応じて、対象パッチ103a、103bの位置を変える。図10を用いて具体的に説明する。
ステップ100では、対象パッチ103a、103bの濃度がレベル1であるか否かを判定する。ここで、対象パッチ103a、103bの濃度は、レベル1〜3に区分されており、レベル1、レベル2、レベル3の順に濃くなる。濃度がレベル1でない場合はステップ110に進み、レベル1である場合はステップ140に進む。
ステップ110では、対象パッチ103a、103bの濃度がレベル2であるか否かを判定する。濃度がレベル2でない場合はステップ120に進み、レベル2である場合はステップ150に進む。
ステップ120では、対象パッチ103a、103bの間隔として、n+mドットを設定する。
ステップ130では、基準パッチ101a、101b、及び対象パッチ103a、103bを用紙Pに印刷する。
一方、前記ステップ140にて濃度がレベル1であると判定された場合はステップ140にて、対象パッチ103a、103bの間隔として、n−mドットを設定する。その後、ステップ130にて基準パッチ101a、101b、及び対象パッチ103a、103bを用紙Pに印刷する。
また、前記ステップ110にて濃度がレベル2であると判定された場合はステップ150にて、対象パッチ103a、103bの間隔として、nドットを設定する。その後、ステップ130にて基準パッチ101a、101b、及び対象パッチ103a、103bを用紙Pに印刷する。
本実施例3では、上記の様に、対象パッチ103a、103b同士の間隔を、対象パッチ103a、103bの濃度が高いほど大きくすることにより、対象パッチ103a、103bの濃度によらず、常に正確に基準パッチ101a、101bに対する対象パッチ103a、103bの位置を測定することができる。
つまり、対象パッチ103a、103bの濃度が高いほど、対象パッチ103a、103bはトナーの付着量が増大し、基準パッチ101a、101bの方に張り出してくるため、実質的に対象パッチ103a、103b同士の間隔が狭くなってしまうが、本実施例3では、対象パッチ103a、103bの濃度が高い場合は、対象パッチ103a、103bの間隔を広げ、トナーの付着量が増大することによる影響を相殺している。このことにより、対象パッチ103a、103bの濃度に依存せず、常に基準パッチ101a、101bに対する対象パッチ103a、103bの位置を正確に測定できる。
本実施例4のカラーレーザプリンタの構成及び作用は基本的には前記実施例1と同様である。ただし、本実施例4では、対象パッチ103a、103bの画像を形成する際の濃度レベルに応じて、重なり状態が変化する位置の読みとり値を補正するようにしている。図11を用いて具体的に説明する。
ステップ200では、対象パッチ103a、103bの濃度がレベル1であるか否かを判定する。ここで、前記実施例3と同様に、対象パッチ103a、103bの濃度は、レベル1、レベル2、レベル3の順に濃くなる。濃度がレベル1でない場合はステップ210に進み、レベル1である場合はステップ240に進む。
ステップ210では、対象パッチ103a、103bの濃度がレベル2であるか否かを判定する。濃度がレベル2でない場合はステップ220に進み、レベル2である場合はステップ250に進む。
ステップ220では、基準パッチ101a、101bと対象パッチ103a、103bとの重なり状態が変化する位置を補正する。具体的には、対象パッチ103aの方では、実際に重なり状態が変化する単位パッチがLa(aは1〜23の自然数)であったとすると、L(a+m)に補正する。ここで、mは自然数である。また、対象パッチ103bにおいて実際に重なり状態が変化する単位パッチがRb(bは1〜23の自然数)であったとすると、R(b−m )に補正する。
ステップ230では、補正後の、重なり状態が変化する位置を用いて前記実施例1と同様に位置ずれ及び倍率ずれを計算する。
一方、前記ステップ200にて濃度がレベル1と判断された場合はステップ240に進み、基準パッチ101a、101bと対象パッチ103a、103bとの重なり状態が変化する位置を補正する。具体的には、対象パッチ103aの方では、実際に重なり状態が変化する単位パッチがLa(aは1〜23の自然数)であったとすると、L(a−m)に補正する。また、対象パッチ103bにおいて実際に重なり状態が変化する単位パッチがRb(bは1〜23の自然数)であったとすると、R(b+m )に補正する。その後、ステップ230にて、補正後の、重なり状態が変化する位置を用いて前記実施例1と同様に位置ずれ及び倍率ずれを計算する。
また、前記ステップ210にて濃度がレベル2だと判定された場合はステップ250に進む。このステップ250では、実際に重なり状態が変化する単位パッチがLa、Rbをそのまま設定する。その後、ステップ230にて、重なり状態が変化する位置を用いて前記実施例1と同様に位置ずれ及び倍率ずれを計算する。
本実施例4では、上記の様に、基準パッチ101a、101bと対象パッチ103a、103bとの重なり状態が変化する位置を、対象パッチ103a、103bの濃度に応じて補正することにより、対象パッチ103a、103bの濃度によらず、常に正確に基準パッチ101a、101bに対する対象パッチ103a、103bの位置を測定することができる。
つまり、対象パッチ103a、103bの濃度が薄い場合(レベル1の場合)は、対象パッチ103a、103bが本来の大きさより小さくなり、対象パッチ103a、103bが基準パッチ101a、101bから実質的に遠ざかる。すると、対象パッチ103aにおいて、重なり状態が変化する位置の単位パッチは、本来の単位パッチよりも番号の大きいものとなる。また、対象パッチ103bにおいては、重なり状態が変化する位置の単位パッチは、本来の単位パッチよりも番号の小さいものとなる。そこで、本実施例4では、ステップ240にて、重なり状態の変化する位置にある単位パッチの番号を、対象パッチ103a、103bの大きさの影響を相殺するように(103aの単位パッチについては番号を減らし、103bの単位パッチについては番号を増やして)補正している。
また、対象パッチ103a、103bの濃度が濃い場合(レベル3の場合)は、トナーの付着量が多くなる(トナーが太る)ことにより、対象パッチ103a、103bが本来の大きさより大きくなり、対象パッチ103a、103bが基準パッチ101a、101bに実質的に近づく。すると、対象パッチ103aにおいて、重なり状態が変化する位置の単位パッチは、本来の単位パッチよりも番号の小さいものとなる。また、対象パッチ103bにおいては、重なり状態が変化する位置の単位パッチは、本来の単位パッチよりも番号の大きいものとなる。そこで、本実施例4では、ステップ220にて、重なり状態の変化する位置にある単位パッチの番号を、対象パッチ103a、103bの大きさの影響を相殺するように(103aの単位パッチについては番号を増し、103bの単位パッチについては番号を減らして)補正している。
本実施例5のカラーレーザプリンタの構成及び作用は基本的には前記実施例1と同様である。ただし、本実施例5では、シアン色の画像を形成するための構成である感光体ドラム15C、帯電器19C、露光手段21C、マゼンタ現像器13C(第2画像形成手段)は、対象パッチ103a、103bに加えて、図12に示すように、トナー量検出用パッチ107を用紙P上に印刷する。
このトナー量検出用パッチ107は、長方形の単位パッチF1〜F23から構成されており、これら単位パッチF1〜F23は、それぞれ、対象パッチ103aを構成する単位パッチL1〜L23の左側に配置されている。単位パッチF1〜F23と単位パッチL1〜L23との間隔は、番号が増すに従って1ドットずつ大きくなるように配置されている。つまり、単位パッチF1と単位パッチL1との間隔は0ドット、単位パッチF2と単位パッチL2との間隔は1ドット、単位パッチF3と単位パッチL3との間隔は2ドット、・・・のようになっている。
シアン色の画像である対象パッチ103a、103b及び、トナー量検出用パッチ107の濃度が濃い場合、それらのパッチはトナーの付着量が増大し、トナー量検出用パッチ(トナー量検出用パッチA)107と対象パッチ103a(トナー量検出用パッチB)とは、それらの本来の間隔が大きいところでもつながるようになる。一方、対象パッチ103a、103b及び、トナー量検出用パッチ107の濃度が薄い場合、それらのパッチはトナーの付着量が少なくなり、トナー量検出用パッチ107と対象パッチ103aとは、それらの本来の間隔が小さいところでもつながらないようになる。
従って、本実施例5では、対象パッチ103aとトナー量検出用パッチ107とがつながる位置によって、対象パッチ103a、103bのトナーの付着量を検出することができる。
そして、検出した対象パッチ103a、103bトナーの付着量に基づいて、前記実施例4と同様に、基準パッチ101a、101bと対象パッチ103a、103bとの重なり状態が変化する位置を修正し、一層正確な位置ずれや倍率のずれを算出することができる。
本実施例6のカラーレーザプリンタの構成及び作用は基本的には前記実施例1と同様である。ただし、本実施例6では、基準パッチと対象パッチにおける主走査方向と副走査方向とが、前記実施例1の場合とは逆になっていおり、また、基準パッチと対象パッチとの組み合わせは、1組のみ形成される。
具体的には、本実施例6において、図13に示すように、基準パッチ109は1本のみ形成され、その長手方向は副走査方向に平行である。また、対象パッチ111は、長方形の単位パッチU1〜U23から構成されており、それら単位パッチU1〜U23は、基準パッチ109の上側において、主走査方向に沿って配列している。それら単位パッチU1〜U23の下端の輪郭線である輪郭区画U1a〜U23aは、それぞれ、主走査方向に平行な直線である。そして、輪郭区画U1a〜U23aは、番号が大きくなるにつれて、1ドットずつ下方向にずれている。つまり、輪郭区画L(i+1)aは、輪郭区画Liaよりも、1ドット下方にずれている。尚、iは1〜22の整数である。
本実施例6では、対象パッチ111の輪郭区画U1a〜U23aの位置が、基準パッチ109の上端の輪郭線である輪郭区画109aよりも上方から下方に変化する位置を、重なり状態が変化する位置とすることができる。そして、その重なり状態が変化する位置は、基準パッチ109に対する対象パッチ111の副走査方向における位置に対応して変わる。
従って、本実施例6では、基準パッチ109と対象パッチ111との重なり状態が変化する位置に基づいて、基準パッチ109(すなわちマゼンタ色の画像)に対する対象パッチ111(すなわちシアン色の画像)の副走査方向における位置ずれを検出することができる。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、基準パッチと対象パッチとの色の組み合わせは、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの中から選択する任意の2色の組み合わせとすることができる。従って、本発明は、上記4色により形成される画像のうち、任意の組み合わせについて、位置ずれと倍率ずれとを検出することができる。
基準パッチ又は対象パッチのうちの一方がイエローである場合、白色の用紙P上では、そのパッチの輪郭線が不明瞭となる場合がある、その場合は、基準パッチ及び対象パッチの色として使用していない色(例えばシアン)により、図14に示すように、基準パッチ及び対象パッチを囲む領域を塗りつぶすことができる。こうすることにより、イエローであるパッチがグリーンとして目視できるので、その輪郭線を明瞭にすることができ、位置ずれや倍率ずれの検出を正確に行うことができる。
また、前記実施例1〜6において、パッチの重なり状態が変化する位置とは、「初めてパッチ同士がつながったところ」には限定されず、例えば、「初めてパッチ同士が離れたところ」であっても良いし、「対象パッチの全てが基準パッチに内包されたところ」、あるいは「内包された状態から対象パッチが初めて突出したところ」等、他の位置であってもよい。
カラーレーザプリンタの構成を表す側断面図である。 カラーレーザプリンタの電気的な構成を表すブロック図である。 基準パッチ及び対象パッチを表す説明図である。 基準パッチ及び対象パッチを表す説明図である。 基準パッチと対象パッチとを用いた位置ずれ及び倍率ずれの検出方法を表す説明図である。 基準パッチと対象パッチとを用いた位置ずれ及び倍率ずれの検出方法を表す説明図である。 基準パッチと対象パッチとを用いた位置ずれ及び倍率ずれの検出方法を表す説明図である。 基準パッチ及び対象パッチを表す説明図である。 基準パッチと対象パッチとを用いた位置ずれ及び倍率ずれの検出方法を表す説明図である。 対象パッチの間隔を設定する処理を表すフローチャートである。 パッチの重なり状態判定位置を補正する処理を表すフローチャートである。 判定位置を補正する処理を表すフローチャートである。 トナー量検出用パッチの構成を表す説明図である・ 基準パッチ及び対象パッチを表す説明図である。
符号の説明
1・・・カラーレーザプリンタ
13M、13C、13Y、13Bk・・・現像器
15M、15C、15Y、15Bk・・・感光体ドラム
19M、19C、19Y、19Bk・・・帯電器
21M、21C、21Y、21Bk・・・露光手段
67・・・制御部
101a、101b・・・基準パッチ
101c、101d・・・輪郭区画
103a、103b・・・対象パッチ
107・・・トナー量検出用パッチ

Claims (14)

  1. 第1色のトナーによる画像を形成する第1画像形成手段と、
    第2色のトナーによる画像を形成する第2画像形成手段と、
    前記第1画像形成手段及び前記第2画像形成手段を制御する制御手段と、備えた画像形成装置であって、
    前記第1画像形成手段により形成する画像と、前記第2画像形成手段により形成する画像との位置調整をする際に、
    前記第1画像形成手段は前記第1色のトナーにより所定の領域を塗りつぶして成る基準パッチを形成し、前記第2画像形成手段は前記第2色のトナーにより所定の領域を塗りつぶして成る対象パッチを形成し、
    前記制御手段は、前記基準パッチの一部と前記対象パッチの一部とが重なるとともに、その重なりにおいて重なり状態が変化する位置が前記基準パッチに対する前記対象パッチの主走査方向における位置に応じて変化するように、前記第1画像形成手段及び前記第2画像形成手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記基準パッチにおける輪郭線上には、副走査方向に略平行な基準パッチ側輪郭区画が形成されており、前記対象パッチにおける輪郭線上には、副走査方向に略平行な対象パッチ側輪郭区画が、主走査方向に所定間隔ずつずらしつつ複数形成されているとともに、
    一部の前記対象パッチ側輪郭区画は、前記基準パッチ側輪郭区画に関して一方の側に位置し、前記一部の対象パッチ側輪郭区画以外の前記対象パッチ側輪郭区画は、前記基準パッチ側輪郭区画上、又は前記基準パッチ側境区画に関して前記一方の側とは反対側に位置することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記基準パッチと、当該基準パッチに対応する前記対象パッチとの組み合わせを、主走査方向に離して2組形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記2組のそれぞれにおいて、基準パッチの外側に前記基準パッチ側輪郭区画があることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記基準パッチ側輪郭区画は、副走査方向に平行な直線であることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記対象パッチ側輪郭区画は、副走査方向に平行な直線であることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記対象パッチは、主走査方向に平行な同一方向に開口するコの字型の形状を有するコの字型パッチを、副走査方向に関してずらしつつ、複数配列して成るとともに、
    前記コの字型パッチの開口部における底部である対象パッチ側輪郭区画の主走査方向での位置は、前記コの字型パッチごとに所定間隔ずつずらされていることを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記第1画像形成手段又は第2画像形成手段は、トナー量検出用パッチAと、前記トナー量検出用パッチAに対する主走査方向における間隔が、副走査方向に進むにつれて所定間隔ずつ変化するトナー量検出用パッチBとを、形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 第1色のトナーによる画像を形成する第1画像形成手段と、
    第2色のトナーによる画像を形成する第2画像形成手段と、
    前記第1画像形成手段及び前記第2画像形成手段を制御する制御手段と、備えた画像形成装置であって、
    前記第1画像形成手段により形成する画像と、前記第2画像形成手段により形成する画像との位置調整をする際に、
    前記第1画像形成手段は前記第1色のトナーにより所定の領域を塗りつぶして成る基準パッチを形成し、前記第2画像形成手段は前記第2色のトナーにより所定の領域を塗りつぶして成る対象パッチを形成し、
    前記制御手段は、前記基準パッチの一部と前記対象パッチの一部とが重なるとともに、その重なりにおいて重なり状態が変化する位置が前記基準パッチに対する前記対象パッチの副走査方向における位置に応じて変化するように、前記第1画像形成手段及び前記第2画像形成手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記基準パッチにおける輪郭線上には、主走査方向に略平行な基準パッチ側輪郭区画が形成されており、前記対象パッチにおける輪郭線上には、主走査方向に略平行な対象パッチ側輪郭区画が、副走査方向に所定間隔ずつずらしつつ複数形成されているとともに、
    一部の前記対象パッチ側輪郭区画は、前記基準パッチ側輪郭区画に関して一方の側に位置し、前記一部の対象パッチ側輪郭区画以外の前記対象パッチ側輪郭区画は、前記基準パッチ側輪郭区画上、又は前記基準パッチ側境区画に関して前記一方の側とは反対側に位置することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記基準パッチ側輪郭線は、主走査方向に平行な直線であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記対象パッチ側輪郭線は、主走査方向に平行な直線であることを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 前記対象パッチは、副走査方向に平行な同一方向に開口するコの字型の形状を有するコの字型パッチを、主走査方向に関してずらしつつ、複数配列して成るとともに、
    前記コの字型パッチの開口部における底部である対象パッチ側輪郭区画の副走査方向での位置は、前記コの字型パッチごとに所定間隔ずつずらされていることを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記第1画像形成手段又は第2画像形成手段は、トナー量検出用パッチAと、前記トナー量検出用パッチAに対する副走査方向における間隔が、主走査方向に進むにつれて所定間隔ずつ変化するトナー量検出用パッチBとを、形成することを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の画像形成装置。
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