JP2005234123A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビーム検出信号生成機能に異常が生じた旨の誤判定がなされることを簡易な構成で防止した画像形成装置を提供する。
【解決手段】インターロックスイッチ122がオンであり、且つレーザ発光書込部11もオンであってレーザ光11aがレーザ発光書込部11から射出される状態のときは、アクチュエータ120によってリンク機構200が移動してレーザ光遮蔽部124は通過位置に位置しているので、BD信号生成機能に異常があると判定されることはない。従って、レーザープリンタ10では、BD信号生成機能に異常が無いときに、異常が生じた旨の誤判定がなされることを簡易な構成で防止できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、レーザビームを感光体上に走査することにより所望の画像を形成する画像形成装置に関する。
従来からよく知られているレーザビームプリンタの概略について説明する。レーザビームプリンタに代表される電子写真プリンタは、帯電器によって表面が一様に帯電された感光体の表面を、画像情報に応じて例えばレーザ等の光源を用いて露光することにより静電潜像を形成し、この静電潜像に現像器がトナーを付着することにより可視像を得るものである。この可視像を転写器によってプリント用紙(記録媒体)上に転写することによって、プリント用紙上に所望の画像を得ることができる。ここで、上述のトナーは当然のことながら消耗品であるので、ユーザが容易に交換できるように、トナータンクはカートリッジ化されている。このため、このトナーカートリッジ交換の際には、ユーザは、プリンタのカートリッジカバーで開閉される開口部を開放して行うことが必要となる。
このカートリッジカバーが開いているときに、装置内部の例えば帯電器、現像器、転写器等の高圧電源部に高圧が印加されることは大変危険である。このような危険な事態を回避するために、カートリッジカバーの機構部には、カートリッジカバーの開閉を検知する例えばインターロックスイッチ等の開閉検知装置が備えられており、カートリッジカバーが開いていることが判定された場合には、制御部が高圧電源部への高圧印加を禁止するように制御を行っている。
また、同様に、カートリッジカバーが開いているときにレーザが点灯したり、或いはレーザの点灯中にドアが開放されてレーザビームが装置外部に漏れたりすることも大変危険である。このような危険を回避するために、カートリッジカバーと機構的に連動して、即ちカートリッジカバーが開放されているときにはレーザビームをその光路中の一点において遮蔽するレーザシャッタ(遮蔽板)が設けられている。このようにして、レーザビームプリンタにおいては、従来から種々の安全対策機能が付加されている。
一方、レーザビームプリンタは画像形成時に、レーザビームの走査路上の画像形成領域外に設けられたビーム検出器により出力されるビーム検出信号(以下、BD信号といい、レーザ光の有無を知らせる信号であり、例えば特許文献2参照)によって、主走査方向の画像書き込みタイミングを制御している。また、BD信号の周期を測定することによって、スキャナミラーの回転速度を制御することができる。さらには、そのBD信号の出力タイミングを監視することで、次に予想されるタイミングでBD信号が得られなかった場合には、なんらかの異常、例えばスキャナモータの回転速度が異常な領域に入った、或いはレーザビームがビーム検出器を通過したときにレーザが発光しなかった、或いは発光したがビーム検出器に入射しなかった、或いは入射したがBD信号が生成されなかった、さらには生成されたが途中の伝走路でノイズ等の影響で正確に制御部が受信できなかった等々、BD信号についてなんらかの異常が発生したことを判定することができる。
しかし、上記したような構成のレーザビームプリンタでは、ユーザがカートリッジカバーを開放してトナーカートリッジを交換した後、カートリッジカバーを閉めたつもりでも、完全には閉まっていない状態、所謂半ドアとなる状態がごく希に発生することがある。このような事態が生じた場合、カートリッジカバーの開閉検知装置は制御部に対してドアが閉まった旨を伝えるものの、カートリッジドアに機構的に連動するレーザシャッタは作動してレーザビーム光路を遮蔽している。
この状態から、制御部が、画像形成に先立つ立上げ制御、即ちスキャナモータを回転させ始めると同時に、半導体レーザを強制点灯せしめてBD信号を生成させようとしても、レーザビームの光路はレーザシャッタにより遮蔽されているのでBD信号は生成されない。この場合、上述のBD信号監視機能によってBD信号が異常である旨の判定がなされてしまう。
このような誤判定を防止するために、画像信号に応じて変調されるレーザを射出する半導体レーザと、この半導体レーザから射出されるレーザビームを走査するスキャナミラーと、レーザビームの走査路上でレーザビームを検知してBD信号を出力するビーム検出器と、カートリッジカバーの開閉を検知するインターロックスイッチと、カートリッジカバーに連動してレーザビームを遮蔽するレーザシャッタと、カートリッジカバーが閉じていると検知され且つ前記BD信号が出力されない場合にカートリッジカバーが完全に閉じていない状態であると判定する制御ユニットを備えた制御系によって対応する技術が知られている(特許文献1)
特願平9−164213号 特開平11−10941号公報
しかし、上記のような制御ユニットを用いた場合、例えBD信号生成機能に異常はなくても、一旦、BD信号生成機能に異常があるという判定がなされると、その後の複雑な処理シーケンスが実行されて無駄な時間を浪費してしまう。
本発明は、上記事情に鑑み、ビーム検出信号生成機能に異常が生じた旨の誤判定がなされることを簡易な構成で防止した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
(1)画像信号に応じて変調される光ビームを射出する射出手段と、所定の開口部を開閉するカバーの開閉を検知する開閉検知手段と、該カバーの開閉に連動して前記光ビームを遮蔽する遮蔽手段とを備え、さらに、
(2)前記開閉検知手段及び前記遮蔽手段双方を作動させる一つの作動手段を備えたことを特徴とするものである。
ここで、
(3)前記開閉検知手段は、前記ドアの閉を検知したオンのときに前記射出手段が光ビームを射出する一方、前記ドアの開を検知したオフのときに前記射出手段が光ビームを射出しないようにするものであり
(4)前記作動手段は、前記カバーが前記所定の開口部を塞いでいるときは前記開閉検知手段を前記オンにする一方、前記カバーが前記所定の開口部を開放しているときは前記開閉検知手段を前記オフにするものであってもよい。
また、
(5)前記遮蔽手段は、前記光ビームを遮蔽する遮蔽位置から、前記光ビームを通過させる通過位置までの間で移動するものであり、
(6)前記作動手段は、前記所定の開口部を塞いだ状態の前記カバーが開き始めた直後に前記開閉検知手段を前記オフにし、その後、前記遮蔽手段を作動させて前記通過位置から前記遮蔽位置にまで移動させるものであってもよい。
さらに、
(7)前記作動手段は、前記所定の開口部を開放した状態の前記カバーが前記所定の開口部を塞ぎ始めた直後に、前記遮蔽手段を作動させて前記遮蔽位置から前記通過位置にまで移動させ、その後、前記開閉検知手段を前記オンにするものであってもよい。
さらにまた、
(8)前記カバーは、現像剤が収納されたトナーカートリッジを着脱するための開口部を開閉するものであってもよい。
本発明の画像形成装置によれば、開閉検知手段及び遮蔽手段双方を作動させる作動手段は一つであり、ドアが開いて所定の開口部が開放されているときは、作動手段によって遮蔽手段が遮蔽位置に位置すると共に開閉検知手段がオフにされて射出手段が光ビームを射出しない。一方、ドアが閉じて所定の開口部が塞がれているときは、作動手段によって遮蔽手段が通過位置に位置すると共に開閉検知手段がオンにされて射出手段が光ビームを射出する。このため、ビーム検出信号生成機能に異常が生じた旨の誤判定がなされることを簡易な構成で防止できる。
本発明は、カートリッジを着脱するための開口部を開閉する画像形成装置に実現された。
図1を参照して、本発明の画像形成装置について説明する。
図1は、画像形成装置の一例であるレーザープリンタを示す模式図である。
レーザープリンタ10では、例えば外部のコンピュータから送られてくる画像情報がビデオコントローラ(図示せず)によって受信されたときに、その受信された画像情報はレーザ発光書込部11によって光変調情報11aに変換されて射出される。レーザ発光書込部11から射出された光変調情報11aは紙面垂直方向に走査されながら、プロセスカートリッジ12内の感光ドラム121(像担持体の一例である)上にスポット状に結像される。この感光ドラム121上に照射された光スポットは軸方向(主走査方向)に往復走査され、これにより感光ドラム121上に、上述した原稿画像情報に対応した静電潜像が形成される。この感光ドラム121上の静電潜像に対して、同じくプロセスカートリッジ12内に一体的に設けられた現像装置122から現像剤(トナー)が供給されることによって未定着トナー像が形成される。
上述したプロセスカートリッジ12は、適宜の着脱機構(図示せず)を介して、略水平方向(図1の紙面では左右方向)に移動されることにより着脱される構成になっている。この着脱操作は、プロセスカートリッジ12の後端側部分(図1の紙面では右端側部分)に設けられた操作レバー12aをユーザが手で把持した状態で行われるように構成されている。
プロセスカートリッジ12の後方側(図1の紙面では右方側)には、板状部材からなる内カバー12bおよび前カバー12cが開閉自在に設けられており、通常の使用状態においては図示のように閉塞された状態にロックされている。これらの内カバー12bおよび前カバー12cは、各々の部材の下端側部分に設けられた回動支点12d,12eを中心にして回動することにより開閉される構成になっており、ロック機構(図示せず)によって閉塞位置(図1に示す位置)に固定されていると共に、解除機構(図示せず)によって回動可能な状態に開放される構成になっている。
装置本体部の下部側には、多数枚の記録媒体が積載される給紙カセット13が給紙手段を構成するように配置されている。給紙カセット13の内部には、適宜のサイズの記録紙(記録媒体の一例であり、図示せず)が積層状に収容される。また、給紙カセット13に収容される記録紙のサイズはサイズ検知装置(図示せず)によって設定される。この給紙カセット13の内部側の上方位置には、略「く」の字状に屈曲した板状部材からなるセンサフラグ13aが上下方向に動くように配置されている。このセンサフラグ13aの屈曲端部分が、給紙カセット13の内部に収容された記録紙の最上面位置にその自重で当接することによって、給紙カセット13内における記録紙の有無が検出される。
給紙カセット13の紙送り方向前端部分(図1の紙面では左端部分)には、円筒状の給紙ローラ13bが配置されている。この給紙ローラ13bの回転軸には、電磁クラッチ(図示せず)のオン・オフ制御によって適宜のタイミングで回転駆動力が伝達される。給紙カセット13内に収容された記録紙は給紙ローラ13bの回転によって、板状部材からなる分離パッド13cとの間のニップ部を通過して給紙通路14に引き出される。給紙通路14に引き出された記録紙は、給紙通路14に配置された一対のレジストローラ15,15のニップ部に突き当てられた後、適宜のタイミングをとられながら、上述した感光ドラム121と対面する転写領域に送り込まれる。
上述した給紙カセット13の直上位置には、給紙カセットと同じサイズの記録媒体に加えて給紙カセットとは異なるサイズの記録媒体を給紙可能としたマルチ給紙機構16が設けられている。このマルチ給紙機構16は、上述した前カバー12cを開放することによって使用可能となる。開放された前カバー12cから略水平方向に連続するようにして、記録媒体を積層状に積載するマルチトレイ16aが配置されており、このマルチトレイ16aは、紙送り方向の前方側(図1では左方側)に向かって緩やかな傾斜をなすようにして延在している。
このマルチトレイ16aの延在方向における前端部分(図示左端部分)には、円筒状のマルチ給紙ローラ16bが配置されている。この給紙ローラ16bの回転軸には、電磁クラッチ(図示せず)の動作により適宜のタイミングで回転駆動力が伝達される。また、マルチ給紙ローラ16bの直下位置には、上述したマルチトレイ16aの紙送り方向前端部分(図1では左端部分)に取り付けられた板状の分離パッド16cが当接するように配置されている。
そのマルチトレイ16a上に積載された記録媒体は、マルチ給紙ローラ16bの回転によって分離パッド16cとの間のニップ部を通過して給紙通路14に引き出されていき、上述した給紙カセット13の場合と同様に、一対のレジストローラ15,15に突き当てられて適宜のタイミングをとられながら、感光ドラム121と対面する転写領域に送り込まれていく。
上記したようにレーザープリンタ10では、円筒状部材からなるマルチ給紙ローラ16bが用いられているので、断面半月状をなす給紙ローラを用いた場合とは異なり、マルチトレイ16aに取り付けられた分離パッド16cがマルチ給紙ローラ16bに常時圧接するように配置されている。このため、記録媒体をマルチトレイ16a上にセットする際には、そのマルチトレイ16aを下方に押し下げてマルチ給紙ローラ16b側から分離パッド16cを離間させることが必要となるので、マルチトレイ16aの全体が上下方向に回動する構成になっている。
マルチトレイ16aの両側縁部部の途中位置には、回動ピン16d,16dが両側外方(図1の紙面に直交する方向)に向かって所定量だけ突出するように設けられており、それらの両回動ピン16d,16dが、装置本体部の軸受部(図示せず)に回動自在に支持されている。この軸受部によって、それら両回動ピン16d,16dを中心にしてマルチトレイ16aの全体が上下方向に回動する構成になっている。
マルチトレイ16aの紙送り方向前端側部分(図1の紙面では左端側部分)の直下位置には、押上げコイルバネ16eが圧縮状態で装着されている。この押上げコイルバネ16eがマルチトレイ16aの下面側に当接することによって、マルチトレイ16aの前端側部分(図1の紙面では左端側部分)を図1の紙面の上方側に向かって付勢している。この上方付勢力によって、上述した分離パッド16cがマルチ給紙ローラ16bの下面側に圧接されるようになっている。マルチトレイ16a上に記録媒体をセットする際には、解除レバー16fをユーザが手動操作することによって、上述した押上げコイルバネ16eの付勢力に抗してマルチトレイ16aが下方に押し下げられ、それに伴って、分離パッド16cがマルチ給紙ローラ16b側から下方側に向かって離間される。
一方、上述した感光ドラム121の転写領域には、感光ドラム121の表面に接触するように転写ローラ17(接触転写体の一例である)が配置されている。この転写ローラ17には転写バイアスが印加され、この転写バイアスによって、感光ドラム121上に形成された未定着トナー像が記録紙上に静電的に転写される。なお、転写後に感光ドラム121上に残留したトナーは、感光ドラム121の表面上に圧接するように配置されたクリーニングブレード123の摺接力により掻き落とされる。
上述した転写作用によって未定着トナーが担持された記録紙は、プロセスカートリッジ12の上方位置に隣接するように配置された定着装置18に向かって搬送される。定着装置18には、加熱手段としての定着フィルム18aが環状をなすように配置されていると共に、その定着フィルム18aに対面するようにして加圧ローラ18bが配置されている。これらの定着フィルム18a及び加圧ローラ18bのニップ部における加圧・加熱作用に基づく定着作用によって、記録紙上の未定着トナーが融解され、記録紙上にトナー像が固定され定着される。
また、このような加熱定着動作によってトナー像を固定された記録紙は、定着装置18の出口部から装置上方側に配置された排紙通路19内に送り出された後、その排紙通路19に設けられた排紙ローラ21の搬送作用によって、装置本体部の最上位置に設けられた排紙トレイ22上に排出されるように構成されている。この排紙トレイ22の紙送り方向(図1の紙面では右方向)後端部分には延長トレイ23が連続して配置されている。この延長トレイ23は、上述した排紙トレイ22の直下に形成された空間内に滑動するようにして収納される構成になっている。
このような構成を備えた装置本体の背面側(図示左面側)には、両面給紙ユニット30が着脱自在に配置されている。この両面給紙ユニット30はガイドピン(図示せず)によって位置決めされながら略水平方向に沿って装着されるように構成されており、装着後の状態においては、ロック機構(図示せず)により不動の固定状態に維持される。
上記した両面給紙ユニット30の内部側には、略C字形状をなすように反転搬送通路31が形成されている。この反転搬送通路31の図示上端側の開口部が、上述した排紙通路19に合流するように配置されていると共に、図示下端側に設けられた開口部が、上記の給紙通路14に合流するように配置されている。片面側に画像が形成された記録紙が、上述した排紙ローラ21の逆回転によるスイッチバック搬送作用により、両面給紙ユニット30の反転通路31内に送り込まれていき、その反転搬送通路31に設けられた複数の両面搬送ローラ32,32,・・・の搬送作用によって、記録紙が反転されながら、上記した給紙通路14内に記録紙を再度送り込む構成になっている。
図2から図5までを参照して、内カバー12bに連動してレーザ光11aを所定のタイミングで遮蔽するレーザ光遮蔽部124と、レーザ発光書込部11をオン・オフするインターロックスイッチとを作動させる機構について説明する。
図2は、内カバーが完全に閉じている状態を示す斜視図である。図3は、内カバーを少しだけ(やや)開いた状態を示す斜視図である。図4は、内カバーが完全に開いている状態を示す斜視図である。図5(a)は、リンク機構の動きを示す模式図であり、(b)は、レーザ光遮蔽部が通過位置に位置するときのA―A断面図であり、(c)は、レーザ光遮蔽部が遮蔽位置に位置するときのA―A断面図である。
図1で説明した内カバー12bは、現像剤が収容されたプロセスカートリッジ(トナーカートリッジ)12(図1参照)を着脱するための開口部を開閉するものであり、本発明にいうカバーの一例である。内カバー12bは板状のものであり、上述したように回動支点12dを中心にしてユーザによって回動させられる。この回動支点12dは、レーザープリンタ10(図1参照)本体に固定されている。内カバー12bのうち回動支点12dから最も離れた一辺の長手方向一端部には、く字状のアクチュエータ120(本発明にいう作動手段の一例である)が内カバー12bに一体に形成されている。
閉じた状態の内カバー12bの上方には、内カバー12bの開閉を検知するインターロックスイッチ122(本発明にいう開閉検知手段の一例である)が固定されている。内カバー12bが完全に閉まっているとき(図2に示す状態のとき)は、インターロックスイッチ122はオンである。インターロックスイッチ122がオンのときは、このオンを担持する信号が制御器(図示せず)に送られてレーザ発光書込部11(本発明にいう射出手段の一例であり、図1参照)もオンになるように構成されている。レーザ発光書込部11がオンのときはレーザ光11a(図1参照)がレーザ発光書込部11から射出される。内カバー12bが完全に開いているとき(図4に示す状態のとき)は、インターロックスイッチ122はオフである。インターロックスイッチ122がオフのときは、このオフを担持する信号が制御器(図示せず)に送られてレーザ発光書込部11もオフになるように構成されている。レーザ発光書込部11がオフのときは、レーザ光11a(図1参照)がレーザ発光書込部11から射出されない。
インターロックスイッチ122の近傍には、アクチュエータ120の動き(すなわち、内カバー12bの開閉状態)をレーザ光遮蔽部124に伝えるリンク機構200が配置されている。このリンク機構200は、内カバー12bが完全に閉まっているときは、レーザ光遮蔽部124を通過位置(図5(b)で示す位置)に位置させる一方、内カバー12bが完全に開いているときは、レーザ光遮蔽部124を遮蔽位置(図5(c)で示す位置)に位置させるように構成されている。
リンク機構200は、アクチュエータ120の先端部120aが入り込んだ孔202aが形成された矩形の枠部202と、リンク機構200全体が回動するときの中心となる回動軸受け204と、一端が回動軸受け204に固定されたリンクアーム206と、このリンクアーム206の先端に固定されてレーザ光遮蔽部124を上下動させる上下動部208とを有する。これら枠部202、回動軸受け204、リンクアーム206、及び上下動部208は一体的に構成されている。
枠部202には、コイルばね203aの一端が係止されたばね止203が形成されている。図5に示すように、このばね止203に係止されたコイルばね203aの他端はレーザープリンタ10(図1参照)本体に固定されている。コイルばね203aによって枠部202は矢印B方向に付勢されており、この結果、リンク機構200は回動軸受け204を中心にして矢印C方向に回動するように付勢されている。
回動軸受け204は筒状のものであり、内部に回動軸(図示せず)が貫通している。この回動軸はレーザープリンタ10(図1参照)本体に固定されている。上下動部208は、図5(b),(c)に示すように、上面の半分程度が平坦面208aになっており、残りの半分程度が斜面208bになっている。
リンク機構200の上方には、このリンク機構200によって上下動するレーザ光遮蔽部124が配置されている。レーザ光遮蔽部124は板状のものであって、中央部に開口124aが形成されている。レーザ光遮蔽部124の下端突起124bが上下動部208の平坦面208aに載置されているときは、レーザ光遮蔽部124が通過位置に位置している。このとき、開口124aはレーザ光11a(図1参照)の光路に位置しており、図5(b)に示すように、レーザ光11aは開口124aを通過する。一方、レーザ光遮蔽部124の下端突起124bが上下動部208の斜面208bの下部に載置されているときは、レーザ光遮蔽部124が遮蔽位置に位置している。このときは、開口124aはレーザ光11a(図1参照)の光路から外れており、図5(c)に示すように、レーザ光11aは開口124aを通過できずに遮蔽される。
上記した各部材の動きを説明する。
内カバー12bが完全に閉じている状態では、図2及び図5(a)の実線で示すように、アクチュエータ120がコイルばね203aの付勢力に打ち勝って、枠部202を矢印B方向とは反対方向に移動させていると共にインターロックスイッチ122をオンにしている。枠部202が矢印B方向とは反対方向に移動しているときは、図5(a)の実線で示すように、リンク機構200は回動軸受け204を中心にして矢印D方向に回動している。この場合、図5(b)に示すように、レーザ光遮蔽部124の下端突起124bが上下動部208の平坦面208aに載置されており、レーザ光遮蔽部124が通過位置に位置しているので、開口124aはレーザ光11a(図1参照)の光路に位置してレーザ光11aは開口124aを通過する。また、インターロックスイッチ122がオンであるので、レーザ発光書込部11もオンであってレーザ光11aがレーザ発光書込部11から射出される。従って、レーザープリンタ10(図1参照)では、画像形成できる準備が整っている(書き込み可能である)。
内カバー12bが完全に閉じている状態から内カバー12bを少しだけ開けた瞬間には、アクチュエータ120が矢印B方向に少しだけ移動するので、コイルばね203aの付勢力によって枠部202が矢印B方向に少しだけ移動してインターロックスイッチ122がオフになる。この結果、レーザ発光書込部11もオフとなってレーザ光11aがレーザ発光書込部11から射出されない。なお、図5(b)に示すようにレーザ光遮蔽部124は通過位置に位置しているがレーザ光11aは射出されないので、開口124aをレーザ光11aが通過することはない。
内カバー12bが完全に開いた状態では、図4及び図5(a)の二点鎖線で示すように、アクチュエータ120が枠部202から離れるので、コイルばね203aの付勢力によって枠部202が矢印B方向に移動している。従って、インターロックスイッチ122がオフであり、レーザ発光書込部11もオフとなってレーザ光11a(図1参照)がレーザ発光書込部11から射出されない。また、図5(c)に示すようにレーザ光遮蔽部124は遮蔽位置に位置している。このため、万が一レーザ光11aが射出されてもレーザ光11aはレーザ光遮蔽部124によって遮蔽される。
内カバー12bが完全に開いた状態から閉じた状態に移行するときは、上記とは逆に、アクチュエータ120がコイルばね203aの付勢力に打ち勝って枠部202を矢印B方向とは反対方向に移動させ始める。これにより、図5(b)に示すように、レーザ光遮蔽部124は通過位置に移動する。この後に、インターロックスイッチ122がオンとなってレーザ発光書込部11もオンとなってレーザ光11a(図1参照)がレーザ発光書込部11から射出される状態になる。
以上説明したように、インターロックスイッチ122がオンであり、且つレーザ発光書込部11もオンであってレーザ光11aがレーザ発光書込部11から射出される状態のときは、アクチュエータ120によってリンク機構200が移動してレーザ光遮蔽部124は通過位置に位置しているので、周知のBD信号生成機能に異常があると判定されることはない。従って、レーザープリンタ10では、BD信号生成機能に異常が無いときに、異常が生じた旨の誤判定がなされることを簡易な構成で防止できる。
画像形成装置の一例であるレーザープリンタを示す模式図である。 内カバーが完全に閉じている状態を示す斜視図である。 内カバーを少しだけ(やや)開いた状態を示す斜視図である。 内カバーが完全に開いている状態を示す斜視図である。 (a)は、リンク機構の動きを示す模式図であり、(b)は、レーザ光遮蔽部が通過位置に位置するときのA―A断面図であり、(c)は、レーザ光遮蔽部が遮蔽位置に位置するときのA―A断面図である。
符号の説明
10 レーザープリンタ
11 レーザ発光書込部
11a レーザ光
12b 内カバー
120 アクチュエータ
122 インターロックスイッチ
124 レーザ光遮蔽部
200 リンク機構

Claims (5)

  1. 画像信号に応じて変調される光ビームを射出する射出手段と、所定の開口部を開閉するカバーの開閉を検知する開閉検知手段と、該カバーの開閉に連動して前記光ビームを遮蔽する遮蔽手段とを備え、さらに、
    前記開閉検知手段及び前記遮蔽手段双方を作動させる一つの作動手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記開閉検知手段は、前記ドアの閉を検知したオンのときに前記射出手段が光ビームを射出する一方、前記ドアの開を検知したオフのときに前記射出手段が光ビームを射出しないようにするものであり
    前記作動手段は、
    前記カバーが前記所定の開口部を塞いでいるときは前記開閉検知手段を前記オンにする一方、前記カバーが前記所定の開口部を開放しているときは前記開閉検知手段を前記オフにするものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記遮蔽手段は、前記光ビームを遮蔽する遮蔽位置から、前記光ビームを通過させる通過位置までの間で移動するものであり、
    前記作動手段は、
    前記所定の開口部を塞いだ状態の前記カバーが開き始めた直後に前記開閉検知手段を前記オフにし、その後、前記遮蔽手段を作動させて前記通過位置から前記遮蔽位置にまで移動させるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記作動手段は、
    前記所定の開口部を開放した状態の前記カバーが前記所定の開口部を塞ぎ始めた直後に、前記遮蔽手段を作動させて前記遮蔽位置から前記通過位置にまで移動させ、その後、前記開閉検知手段を前記オンにするものであることを特徴とする請求項1,2,又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記カバーは、
    現像剤が収納されたトナーカートリッジを着脱するための開口部を開閉するものであることを特徴とする請求項1から4までのうちのいずれか一項に記載の画像形成装置。
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