JP2005234037A - 電気光学装置、その駆動回路および駆動方法、ならびに電子機器 - Google Patents

電気光学装置、その駆動回路および駆動方法、ならびに電子機器 Download PDF

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Toshiyuki Kasai
利幸 河西
Takeshi Nozawa
武史 野澤
Hiroaki Jo
宏明 城
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Abstract

【課題】 OLED素子などの自発光素子を利用した電気光学装置のように自発光素子の
光学的特性が発光色ごとに相違する構成においても、階調特性を適切に調整する。
【解決手段】 複数の画素回路400は、各々が発光色の異なるOLED素子を有し、こ
のOLED素子の発光量を供給階調信号Xjの電圧に基づいて制御する。基本階調信号生
成回路210は、階調値を示す基本階調信号x1〜xnを生成する。調整回路220は、
基本階調信号x1〜xnに基づいて供給階調信号X1〜Xnを生成して各画素回路400
に出力する。この調整回路220は、基本階調信号xjにより示される階調値の変化に対
する供給階調信号Xjの信号レベルの変化の割合が一の発光色に対応する画素回路400
への供給階調信号Xjと他の発光色に対応する画素回路400への供給階調信号Xjとで
異なるように各供給階調信号Xjを生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有機発光ダイオード素子(以下「OLED(Organic Light Emitting Diode
)素子」という)などの自発光素子を利用してカラー画像を表示する電気光学装置、その
駆動回路および駆動方法、ならびに電気光学装置を用いた電子機器に関する。
液晶を用いて画像を表示する液晶表示装置が従来から広く知られている。この液晶表示
装置は、液晶を挟んで対向する一対の電極からなる複数の画素を有する。この構成のもと
、各画素の液晶に印加される電圧を適宜に選定することにより、複数の階調からなる画像
が表示される。さらに、液晶からみて観察側に各色(例えば赤色、緑色および青色)の着
色層を配設すればカラー画像の表示も可能である。
カラー画像を表示する液晶表示装置において表示品位を向上させるためには、各表示色
の光量のバランス(特にホワイトバランス)を調整することが必要となる。この調整のた
めの技術として、例えば特許文献1には、画素の表示色ごとに予め定められた色補正電圧
を各画素の階調を示す階調電圧に加算し、これにより得られた電圧を各画素の液晶に印加
する技術が開示されている。
特開2001−343940号公報
ところで、液晶表示装置に替わる画像表示装置として、OLED素子などの自発光素子
を備えた装置が注目されている。OLED素子は、ダイオードと同様の電気的特性を有す
るとともに、順バイアス時に順バイアス電流に応じた光量にて発光するという光学的特性
を有する。この種の表示装置において、発光色が異なる複数の発光材料を用いて各画素の
自発光素子を形成すれば、例えば赤色、緑色および青色の組み合わせからなるカラー画像
の表示が実現される。
しかしながら、自発光素子を用いた表示装置においては、各自発光素子の光学的特性(
特に供給電流に対する発光量)が表示色ごとに相違するため、上記特許文献1に開示され
た技術のように階調電圧に対して各表示色ごとの補正電圧を単純に加算するだけでは必ず
しも充分に階調特性を調整することができない。すなわち、液晶表示装置においては各画
素を構成する液晶の光学的特性が表示色によらず総ての画素にわたって共通であるため、
階調電圧に対して各表示色ごとの補正電圧を加算することによって各色の着色層の光学的
特性の相違を補償すれば足りる。しかしながら、OLED素子などの自発光素子を用いた
表示装置においては、各自発光素子自体の光学的特性が表示色ごとに相違するため、液晶
表示装置と同様の調整方法を適用したとしても充分に色バランスを調整することができな
いのである。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、OLED素子などの自発光素子を
利用した電気光学装置のように自発光素子の光学的特性が発光色ごとに相違する構成にお
いても階調特性を有効に調整することができる駆動回路、これを用いた電気光学装置、お
よび電子機器、ならびに駆動方法を提供することを解決課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、発光色の異なる複数種類の自発光素子を各々
有し、当該自発光素子の発光量を供給階調信号の信号レベルに基づいて制御する複数の画
素回路が設けられた電気光学装置を駆動する駆動回路において、階調値を示す基本階調信
号を画素回路ごとに生成する基本階調信号生成手段と、基本階調信号に基づいて供給階調
信号を生成して各画素回路に出力する調整手段とを備え、前記調整手段は、基本階調信号
により示される階調値の変化に対する供給階調信号の信号レベルの変化の割合が一の発光
色に対応する画素回路への供給階調信号と他の発光色に対応する画素回路への供給階調信
号とで異なるように各供給階調信号を生成することを特徴とする。例えば、基本階調信号
および供給階調信号が電圧信号である構成においては、調整手段が、基本階調信号の電圧
を調整することにより供給階調信号を生成する。なお、本発明における自発光素子の典型
例はOLED素子であるが、その他の種類の自発光素子も採用され得る。
この構成によれば、基本階調信号により示される階調値の変化に対する供給階調信号の
信号レベルの変化の割合(以下「変化勾配」という)が一の発光色に対応する画素回路へ
の供給階調信号と他の発光色に対応する画素回路への供給階調信号とで異なるように供給
階調信号が生成される。換言すると、基本階調信号により示される階調値と供給階調信号
の信号レベルとの関係を直交座標軸上に表記したときの傾き(すなわち変化勾配)が各発
光色の画素回路ごとに異なるように供給階調信号が生成される。したがって、基本階調信
号により示される階調値が各発光色の自発光素子の光学的特性の相違を反映していないも
のであっても、各自発光素子の光学的特性の相違、特に供給電流に対する発光量の相違が
補償されるように有効に階調特性が調整され得る。例えば、各発光色の変化勾配は、表示
画像の色バランス(典型的にはホワイトバランス)が確保されるように選定される。より
具体的には、基本階調信号の階調値が白色を指示する場合に、複数種類の自発光素子が各
々発光することにより得られる色の色度図における座標が特定の範囲内に属するように各
発光色ごとに独立に変化勾配が選定される。あるいは、各発光色の変化勾配を調整するこ
とにより、表示画像の輝度調整や輝度ムラの解消も可能である。
なお、本発明においては、変化勾配が総ての発光色の各々について相互に異なるように
定められる必要は必ずしもない。例えば、発光色が赤色、緑色および青色の各色である自
発光素子を用いた構成においては、このうち2種類の発光色に対応する画素回路への供給
階調信号について変化勾配を共通とする一方、残り1種類の発光色に対応する画素回路へ
の供給階調信号について変化勾配を異ならせる構成も採用され得る。しかしながら、各自
発光素子が発光色ごとに異なる材料からなる構成のものとでは発光色ごとに自発光素子の
光学的特性が異なるのが一般的であるから、変化勾配は発光色ごとに異なることが望まし
い。また、特定の変化勾配に基づいて基本階調信号から供給階調信号を生成する具体的な
態様としては、発光色ごとに定められた乗算係数を基本階調信号に対して乗算する乗算手
段を設け、この乗算手段による乗算結果に応じた供給階調信号を出力する態様が採用され
得る。この態様によれば構成の簡略化が図られる。
本発明の望ましい態様において、調整手段は、さらに、最低の階調値を示す基本階調信
号から生成される供給階調信号の信号レベル(以下「オフセット値」という)が一の発光
色に対応する画素回路への供給階調信号と他の発光色に対応する画素回路への供給階調信
号とで異なるように各供給階調信号を生成する。換言すると、基本階調信号により示され
る階調値と供給階調信号の信号レベルとの関係を直交座標軸上に表記したときの切片(す
なわちオフセット値)が各発光色の画素回路に応じて異なるように供給階調信号が生成さ
れる。この態様によれば、変化勾配に加えてオフセット値も各発光色の自発光素子の光学
的特性に合わせて調整されるから、各自発光素子の光学的特性の相違をより精緻に補償す
ることができる。なお、変化勾配と同様に、オフセット値も、総ての発光色の各々につい
て相互に異なるように定められていてもよいし、1以上の発光色について共通するように
定められていてもよい。また、特定のオフセット値に基づいて基本階調信号から供給階調
信号を生成する態様としては、発光色ごとに定められた加算係数を基本階調信号に対して
加算する加算手段を設け、この加算手段による加算結果に応じた供給階調信号を出力する
構成が採用され得る。
本発明の他の態様において、基本階調信号生成手段は、各階調値を示す基本階調信号と
して、複数種類の発光色の各々に対応する画素回路について共通の信号レベルの信号を生
成する。すなわち、基本階調信号生成手段は、画素回路の発光色に拘わらず各階調値を共
通の信号レベルにて示す基本階調信号を生成する。この構成によれば、各発光色の光学的
特性の相違を基本階調信号に反映させる必要がないから、基本階調信号生成手段の構成を
簡略化することが可能となる。例えば、基本階調信号生成手段は、デジタルデータによっ
て指示された階調値に対応する信号レベルの基本階調信号を生成するD/A変換器を有す
る。もっとも、基本階調信号生成手段により生成される基本階調信号の信号レベルを画素
回路の発光色に応じて相違させる構成も採用され得る。
また、本発明に係る電気光学装置は、上述した各態様の駆動回路と、発光色の異なる複
数種類の自発光素子のうち一つを各々有し、当該自発光素子の発光量を供給階調信号の信
号レベルに基づいて制御する複数の画素回路とを備えたことを特徴とする。この電気光学
装置によれば、各発光色の自発光素子ごとに光学的特性が異なる場合であっても階調特性
を有効に調整することができる。この電気光学装置の望ましい態様においては、発光色ご
とに独立に変化勾配を定めて駆動回路の調整手段に指示する指示回路が設けられる。さら
に、オフセット値が一の発光色に対応する画素回路への供給階調信号と他の発光色に対応
する画素回路への供給階調信号とで異なる構成の駆動回路が採用された構成のもとでは、
発光色ごとに独立にオフセット値を定めて調整手段に指示する指示回路が設けられる。ま
た、本発明に係る電子機器は、画像を表示する表示手段として上記電気光学装置を備えた
ことを特徴とする。このような電子機器としては、パーソナルコンピュータ、携帯電話機
、携帯情報端末、モニタ、デジタルスチルカメラ、ビューファインダ等がある。
本発明は、電気光学装置を駆動するための方法としても特定され得る。この駆動方法は
、発光色の異なる複数種類の自発光素子のうち一つを各々有し、当該自発光素子の発光量
を供給階調信号の信号レベルに基づいて制御する複数の画素回路が設けられた電気光学装
置の駆動方法であって、階調値を示す基本階調信号を画素回路ごとに生成し、基本階調信
号により示される階調値の変化に対する供給階調信号の信号レベルの変化の割合が一の発
光色に対応する画素回路への供給階調信号と他の発光色に対応する画素回路への供給階調
信号とで異なるように各供給階調信号を生成して各画素回路に出力することを特徴とする
。この駆動方法によれば、上述した駆動回路と同様の理由により、各自発光素子の光学的
特性の相違、特に供給電流に対する発光量の相違を補償して有効に階調特性が調整される
この駆動方法の望ましい態様においては、階調値の変化に対する供給階調信号の信号レ
ベルの変化の割合が各発光色に対応する画素回路ごとに異なるように各供給階調信号が生
成される。また、自発光素子の発光色ごとに定められた乗算係数を基本階調信号に対して
乗算し、この乗算結果に応じた供給階調信号を出力すれば、供給階調信号を生成する処理
が簡素化される。さらに、最低の階調値を示す基本階調信号から生成される供給階調信号
の信号レベルが一の発光色に対応する画素回路への供給階調信号と他の発光色に対応する
画素回路への供給階調信号とで異なるように各供給階調信号を生成する態様も採用され得
る。この態様においては、最低の階調値を示す基本階調信号から生成される供給階調信号
の信号レベルが各発光色に対応する画素回路ごとに異なるように各供給階調信号が生成さ
れる。また、発光色ごとに定められた加算係数を基本階調信号に対して加算し、この加算
結果に応じた供給階調信号を出力すれば、供給階調信号を生成する処理が簡素化される。
なお、この駆動方法における自発光素子としては、例えばOLED素子が採用され得る。
<1.電気光学装置の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る電気光学装置の概略構成を示すブロック図である。同
図に示されるように、電気光学装置1は、電気光学パネルAAと外部回路とを備える。電
気光学パネルAAには、表示領域A、走査線駆動回路100およびデータ線駆動回路20
0が形成される。このうち表示領域Aには、X方向と平行にm本の走査線101が形成さ
れる。また、X方向に直交するY方向と平行にn本のデータ線103が形成される。そし
て、走査線101とデータ線103との各交差に対応して画素回路400が各々設けられ
ている。各画素回路400は自発光素子としてOLED素子を有する。図1における「R
」、「G」および「B」の符号はそれぞれ「赤」、「緑」および「青」を意味し、OLE
D素子の発光色を示している。同図に示されるように、本実施形態における電気光学パネ
ルAAは、同一色に対応する画素回路400がY方向に配列されたストライプ配列のパネ
ルである。
各画素回路400のうちR色に対応する画素回路400は電源線LRに接続されており
、G色に対応する画素回路400は電源線LGに接続されており、B色に対応する画素回
路400は電源線LBに接続されている。電源回路600は、供給電源電圧Vddr、V
ddgおよびVddbをそれぞれ出力する。供給電源電圧Vddr、VddgおよびVd
dbは、相互に異なる電源電圧であり、それぞれ電源線LR、LGおよびLBを介して、
RGB各色に対応する画素回路400に供給される。
走査線駆動回路100は、複数の走査線101の各々を順次に選択するための走査信号
Y1、Y2、Y3、…、Ymを生成する回路である。図2に示されるように、走査信号Y
1は、1垂直走査期間(1F)の最初のタイミングに立ち上がって1水平走査期間(1H
)に相当する幅を有するパルスであって、第1行目の走査線101に供給される。以降、
このパルスが順次にシフトされて、2、3、…、m行目の走査線101の各々に走査信号
Y2、Y3、…、Ymとして供給される。一般的に第i(iは1≦i≦mを満たす整数)
行目の走査線101に供給される走査信号YiがHレベルになると、この走査線101が
選択されたことを示す。
図1に示されるデータ線駆動回路200は、走査線駆動回路100により選択された走
査線101に接続された1行分の画素回路400の各々に対して階調データDに応じた供
給階調信号X1、X2、X3、…、Xnを供給する回路である。図1に示されるように、
データ線駆動回路200は、メモリ240、基本階調信号生成回路210および調整回路
220を有する。このうちメモリ240は、m×n個の画素回路400の各々について階
調データDを記憶する手段である。この階調データDは、表示画像の階調値を示すデジタ
ルデータであり、より具体的には、例えば256段階の階調の何れかを数値(すなわち階
調値)によって指定するデータである。また、基本階調信号生成回路210は、メモリ2
40に記憶された階調データDが示す階調値に応じた基本階調信号x1、x2、x3、…
、xnを生成して出力する。一方、調整回路220は、基本階調信号x1、x2、x3、
…、xnの信号レベルを調整することにより供給階調信号X1、X2、X3、…、Xnを
生成して出力する。各供給階調信号X1〜Xnは、各画素回路400の発光量を指示する
電圧信号である。なお、基本階調信号生成回路210および調整回路220の詳細な構成
について後述する。
制御回路700は、各種の制御信号を生成して走査線駆動回路100およびデータ線駆
動回路200に出力するタイミング発生回路710を有する。さらに、制御回路700は
、データ線駆動回路200に対して乗算係数および加算係数をそれぞれ指示する乗算係数
指示回路720および加算係数指示回路730を備えているが、これらの指示回路の技術
的意義については後述する。なお、この例では、制御回路700および電源回路600を
電気光学パネルAAの外部回路として配置したが、これらの構成要素の一部または全部を
電気光学パネルAAに取り込んでもよく、さらに、電気光学パネルAAに設けられた構成
要素の一部を外部回路として設けてもよい。
次に、図3を参照して、画素回路400の構成を説明する。同図に示される画素回路4
00は、i行目のR色に対応するものであり、供給電源電圧Vddrが供給される。他の
色に対応する画素回路400は、供給電源電圧Vddrの代わりに供給電源電圧Vddg
(G色)または供給電源電圧Vddb(B色)が供給される点を除いて同様に構成されて
いる。
画素回路400は、2個のTFT401および405と、容量素子410と、自発光素
子たるOLED素子420とを備える。このうちpチャネル型のTFT401のソース電
極は電源線LRに接続される一方、そのドレイン電極はOLED素子420の陽極に接続
され、ゲート電極はnチャネル型のTFT405のドレイン電極に接続される。OLED
素子420は、陽極と陰極との間に挟持された発光層を有し、順方向電流に応じた輝度に
て発光する。なお、OLED素子420の陰極は、総ての画素回路400にわたって共通
の電極であり、電源における低位(基準)電位となっている。また、容量素子410の一
端はTFT401のソース電極に接続される一方、その他端は、TFT401のゲート電
極およびTFT405のドレイン電極にそれぞれ接続される。TFT405のゲート電極
は走査線101に接続され、そのソース電極はデータ線103に接続される。
このような構成において、走査信号YiがHレベルになると、nチャネル型TFT40
5がオン状態となる。したがって、Hレベルに相当する電圧値が十分に高ければ、接続点
Qの電圧は、データ線103に供給される供給階調信号Xj(jは1≦j≦nを満たす整
数)の電圧Vdataと等しくなる。このとき、容量素子410には(Vddr−Vdata)に
相当する電荷が蓄積される。次に、走査信号YiがLレベルになるとTFT405はオフ
状態となるが、TFT401のゲート電極における入力インピーダンスは極めて高いので
、容量素子410における電荷の蓄積状態は変化しない。このため、TFT401のゲー
ト・ソース間電圧は、電圧Vdataが印加されたときの電圧(Vddr−Vdata)に保持さ
れる。TFT401を飽和領域で動作させれば、OLED素子420に流れる電流Ioled
はTFT401のゲート・ソース間電圧によって定まるので、OLED素子420には電
圧Vdataに応じた電流Ioledが流れる。このように、画素回路400は、供給階調信号X
jの電圧Vdataによって発光量(輝度)が規定されるから、電圧プログラム方式の回路で
ある。
ところで、各OLED素子420の発光層は、発光色に応じた種類の有機EL(Electr
oLuminescence)材料によって形成される。この構成においては、発光層の光学的特性(
特に供給電流に対する発光量)がR色、G色およびB色の各々で相互に相違する。一方、
図1に示すデータ線駆動回路200のうち基本階調信号生成回路210から出力される基
本階調信号x1〜xnは、各画素回路400によって表示されるべき階調値を総ての発光
色について共通の体系にて示すものであり、各画素回路400の発光色に応じた光学的特
性の相違は反映されていない。このため、基本階調信号x1〜xnをそのまま各画素回路
400に出力するとすれば、各OLED素子420ごとの光学的特性の相違に起因して、
表示画像の階調特性(特にホワイトバランス)が所望の特性とはならない場合が生じ得る
。そこで、本実施形態においては、基本階調信号生成回路210の後段に配置された調整
回路220が、基本階調信号x1〜xnの信号レベルを各発光色ごとに独立して調整する
ことによって供給階調信号X1〜Xnを生成する構成となっている。
さらに詳述すると、調整回路220は、基本階調信号生成回路210から生成される各
基本階調信号xjに対し、発光色ごとに独立に選定された乗算係数aを乗算し、この乗算
結果に対し、同じく発光色ごとに独立に選定された加算係数bを加算することによって供
給階調信号Xjを生成する。すなわち、各発光色に対応する基本階調信号xjと供給階調
信号Xjとの関係は以下の数式(1)により表される。
Xj=a・xj+b ……(1)
また、以下の数式(1−R)、(1−G)および(1−B)は、各発光色の画素回路4
00に供給される供給階調信号Xjを発光色ごとに別個に表記したものである。なお、こ
れらの式においては、R色、G色およびB色の各発光色について、乗算係数aがar、ag
およびab、加算係数bがbr、bgおよびbbとしてそれぞれ区別されている。
Xj=ar・xj+br ……(1−R)
Xj=ag・xj+bg ……(1−G)
Xj=ab・xj+bb ……(1−B)
図4は、上式(1)に基づく基本階調信号xjと供給階調信号Xjとの関係を示すグラ
フである。同図においては、x軸を基本階調信号xjの信号レベル(電圧)とし、y軸を
供給階調信号Xjの信号レベル(電圧)とした例が示されている。同図および上式(1)
から明らかなように、乗算係数a(ar、agおよびab)は、基本階調信号xjにより示
される階調値の変化に対する供給階調信号Xjの変化の割合である変化勾配(すなわち、
階調値が単位量だけ変化したときの供給階調信号Xjの変化量)を示す係数であり、グラ
フ上では傾きに相当する。一方、加算係数b(br、bgおよびbb)は、最低の階調値を
示す基本階調信号xjから生成される供給階調信号Xjの信号レベルであるオフセット値
に相当する係数であり、グラフ上では切片に相当する。OLED素子420の特性との関
係に着目すると、乗算係数aは、電流Ioledの変化に対するOLED素子420の発光量
の変化の割合(すなわち発光効率)に対応し、加算係数bは、電流Ioledをゼロから連続
的に増加させた場合にOLED素子420が発光し始めるときの電流Ioledの電流値に対
応する。
ここで、供給階調信号Xjが乗算係数aおよび加算係数bを含む数式(1)によって定
められる理由を説明する。
いま、各OLED素子420の発光量と階調データDが示す階調値Gとの比であるγ値
を、表示装置において理想的と考えられる「2.2」とした場合を想定する。OLED素
子420の発光量(輝度)は当該OLED素子420に流れる電流Ioledに比例するから
、電流Ioledは、図5に示されるように階調値Gの変化に対し、γ値が「2.2」となる
ように指数関数的に変化することが要求される。したがって、電流Ioledは階調値Gを用
いて以下の数式で表現される。
Ioled=G2.2 ……(2)
一方、各画素回路400に与えられる供給電源電圧Vdd(Vddr、Vddgまたは
Vddb)と電流Ioledを制御するTFT401の特性とに着目すると、TFT401が
飽和領域で動作する場合、電流Ioledは以下の数式(3)により表現される。
Ioled={β(Vdd−Vdata−Vth)}/2 ……(3)
この数式(3)において、βはTFT401の利得係数であり、VthはTFT401の
しきい値電圧である。また、Vdataは、上述したようにデータ線103に印加される供給
階調信号Xjの電圧である。
ここで、数式(2)に数式(3)を代入して変形すると、電流Ioledが図5に示される
階調特性を示すために供給階調信号Xjの電圧Vdataが満たすべき特性は、係数aを適宜
に定めることによって数式(4)により表される。図6は、この数式(4)の関係を示す
グラフである。
Vdata=Vdd−Vth−a・G1.1 ……(4)
この数式(4)から明らかなように、電圧Vdataは、階調値Gの1.1乗に乗算係数(
−a)を乗算した数値に対して(Vdd−Vth)を加算した電圧として定義されることが
望ましい。本実施形態においては、供給階調信号Xjの電圧Vdataと階調データDが示す
階調値Gとが数式(4)の関係と対応するように、基本階調信号xjに対して乗算係数a
を乗算し、これに加算係数b(数式(4)における(Vdd−Vth)に相当する)を加算
したものを供給階調信号Xjとして定めているのである。なお、数式(4)に示されるよ
うに、乗算係数aが乗ぜられる対象となるのは階調値Gの1.1乗に相当する数値である
。一方、数式(1)において乗算係数aが乗ぜられるのは基本階調信号xjである。この
ため、本実施形態における基本階調信号xjは、階調データDが示す階調値Gの1.1乗
に相当する電圧となるように定められる。
図1に示される制御回路700の乗算係数指示回路720は、発光色ごとの乗算係数a
r、agおよびabを選定して各々をデータ線駆動回路200に指示する回路である。一方
、加算係数指示回路730は、発光色ごとの加算係数br、bgおよびbbを選定して各々
をデータ線駆動回路200に指示する回路である。乗算係数ar、agおよびab、ならび
に加算係数br、bgおよびbbは、それぞれ利用者(あるいは調整者)による操作に応じ
て定められる。例えば、利用者は、電気光学装置1によって実際に表示される画像を視認
しながら、この画像の色バランスが所期の色バランスとなるように、電気光学装置1に対
して適宜に指示を入力する。制御回路700は、こうして与えられた指示に基づいて、各
乗算係数aと各加算係数bとを特定するのである。もっとも、乗算係数ar、agおよびa
b、ならびに加算係数br、bgおよびbbが予め定められた構成も採用され得る。
次に、図7を参照して、データ線駆動回路200の具体的な構成を説明する。同図に示
されるように、基本階調信号生成回路210は、S/P(Serial to parallel)変換器2
11、基準電圧生成回路213およびD/A(Digital to Analog)変換器215を有す
る。このうちS/P変換器211は、メモリ240からシリアルに供給される階調データ
Dのうち走査線駆動回路100により選択される1行分のn個の画素回路400の各々に
与えられるべき階調データd1、d2、d3、…、dnを並列に出力する回路である。
一方、基準電圧生成回路213は、階調値の段階数に相当する例えば256種類の電圧
(以下「基準階調電圧」という)Vref1、Vref2、Vref3、…、Vref256を生成して出力
する回路であり、図7に示されるように、電源電圧間に介挿されて相互に直列接続された
257個の抵抗213aと、相互に隣接する抵抗213a同士の接続点に接続された25
6個のオペアンプ213bとを有する。各オペアンプ213bはボルテージフォロアを構
成しており、各抵抗213aにより分圧された電圧を基準階調電圧Vref1〜Vref256とし
て出力する。本実施形態においては、基準階調電圧Vref1〜Vref256が各階調値Gの1.
1乗に相当する電圧となるように各抵抗213aの抵抗比が選定されている。なお、ここ
では基準電圧生成回路213をデータ線駆動回路200の一部とした構成を例示したが、
基準電圧生成回路213が配置される箇所は任意である。例えば、基準電圧生成回路21
3が電源回路600に配置された構成も採用され得る。
D/A変換器215は、階調データd1、d2、d3、…、dnが示す階調値Gに応じ
た電圧の基本階調信号x1、x2、x3、…、xnを出力する回路であり、1行分の画素
回路400の個数に相当するn個のスイッチSW1〜SWnを有する。これらのスイッチS
W1〜SWnの各々には、基準電圧生成回路213から基準階調電圧Vref1〜Vref256が供
給される。さらに、第j段目のスイッチSWjにはS/P変換器211から階調データd
jが供給される。各スイッチSWjは、256種類の基準階調電圧Vref1〜Vref256のう
ち階調データdjが示す階調値Gに対応する電圧を選択し、これを基本階調信号xjとし
て出力する。上述したように、基準階調電圧Vref1〜Vref256の各々は各階調値Gの1.
1乗に相当する電圧であるから、各スイッチSWjは、階調データdjが示す階調値Gの
1.1乗に相当する電圧(すなわち数式(4)における「G1.1」に相当する電圧)の
基本階調信号xjを出力する。
次に、調整回路220は、加算電圧生成回路221と供給階調信号生成回路222とを
有する。このうち加算電圧生成回路221には、加算係数br、bgおよびbbがそれぞれ
制御回路700の加算係数指示回路730から指示される。加算電圧生成回路221は、
こうして指示された加算係数br、bgおよびbbの大きさに応じた加算電圧Vr、Vgおよ
びVbをそれぞれ生成する。ここで生成された加算電圧Vr、VgおよびVbは、それぞれ電
圧供給線223r、223gおよび223bに供給される。なお、加算電圧生成回路221
が配置される箇所は任意である。例えば電源回路600に加算電圧生成回路221が配置
された構成も採用され得る。
一方、供給階調信号生成回路222は、1行分の画素回路400に相当するn個の調整
ユニットUs(Us1〜Usn)を有する。これらの調整ユニットUs1〜UsnのうちR色
に対応する調整ユニットUsには加算電圧Vrが電圧供給線223rを介して供給され、
G色に対応する調整ユニットUsには加算電圧Vgが電圧供給線223gを介して供給さ
れ、B色に対応する調整ユニットUsには加算電圧Vbが電圧供給線223bを介して供
給される。また、R色の画素回路400に対応する調整ユニットUsには乗算係数arが
、G色の画素回路400に対応する調整ユニットUsには乗算係数agが、B色の画素回
路400に対応する調整ユニットUsには乗算係数abが、それぞれ制御回路700の乗
算係数指示回路720から指示される。さらに、各調整ユニットUsには、D/A変換器
215の各スイッチSW1〜SWnから出力された基本階調信号x1、x2、x3、…、x
nが入力される。すなわち、第j段目の調整ユニットUsjには、スイッチSWjから基本
階調信号xjが入力される。各調整ユニットUsjは、スイッチSWjから入力された基本
階調信号xjに対して数式(1)によって示される調整を施し、これにより得られた供給
階調信号Xjを第j列目のデータ線103に出力する。
図8は、n個の調整ユニットUsのうちR色の画素回路400に対応する調整ユニット
Usの構成を示す回路図である。同図に示されるように、ひとつの調整ユニットUsjは
、可変抵抗Ra1および抵抗Ra2と加算回路(減算回路)225とを有する。可変抵抗Ra1
と抵抗Ra2とは直列に接続され、基本階調信号xjが供給される配線と接地線との間に介
挿される。加算回路225を構成するオペアンプ225aの正側入力端子には、可変抵抗
Ra1および抵抗Ra2の分圧により得られた電圧(以下「乗算電圧」という)が抵抗Rb1を
介して供給される。ここで、可変抵抗Ra1の抵抗値は、乗算係数指示回路720から指示
される乗算係数arに応じて調整される。したがって、オペアンプ225aの正側入力端
子に供給される乗算電圧は、基本階調信号xjの電圧と可変抵抗Ra1の抵抗値とに応じた
もの(すなわち、数式(1−R)における「ar・xj」に相当する電圧)となる。この
ように、可変抵抗Ra1は、基本階調信号xjと乗算係数arとを乗算する手段として機能
する。
一方、加算回路225は、抵抗Rb1、Rb2、Rb3およびRb4とオペアンプ225aとに
より構成される。このうちオペアンプ225aの負側入力端子には、電圧供給線223r
から抵抗Rb3を介して加算電圧Vrが供給される。この構成のもと、オペアンプ225a
の出力端子の電圧は、正側入力端子に供給される乗算電圧と加算電圧Vrとの差分に比例
した電圧となる。例えば、抵抗Rb1、Rb2、Rb3およびRb4の抵抗値を同一とすれば、オ
ペアンプ225aの出力端子の電圧は、基本階調信号xjと乗算係数arとの乗算電圧を
加算電圧Vrから減算したものとなる。このオペアンプ225aの出力端子の電圧が供給
階調信号Xjの電圧Vdataとしてデータ線103に供給され、走査線駆動回路100によ
り選択された画素回路400のうちR色に対応する第j列目の画素回路400に供給され
るのである。
ここではR色に対応する調整ユニットUsjの構成を説明したが、G色およびB色に対
応する調整ユニットUsも図8と同様に構成されている。ただし、G色に対応する調整ユ
ニットUsにおいては、可変抵抗Ra1の抵抗値が乗算係数agに応じて調整され、オペア
ンプ225aの負側入力端子には加算電圧Vgが供給される。したがって、G色に対応す
る調整ユニットUsは、数式(1−G)に示されるように、基本階調信号xjと乗算係数
agとの乗算電圧を加算電圧Vgから減算した電圧を供給階調信号Xjとして出力する。同
様に、B色に対応する調整ユニットUsは、数式(1−B)に示されるように、基本階調
信号xjと乗算係数abとの乗算電圧を加算電圧Vbから減算した電圧を供給階調信号Xj
として出力する。
以上のように、供給階調信号Xjは基本階調信号xjに対して発光色ごとに異なる調整
を施すことにより生成されるから、階調データDが示す階調値Gとこの階調値Gから得ら
れる供給階調信号Xjの電圧Vdataとの関係は、図9に示されるように発光色ごとに相違
することになる。より具体的には、階調値Gの変化に対する電圧Vdataの変化の割合であ
る変化勾配(乗算係数a)は、G色に対応する供給階調信号XjよりもB色に対応する供
給階調信号Xjのほうが大きく、B色に対応する供給階調信号XjよりもR色に対応する
供給階調信号Xjのほうが大きい。階調値が最小値「0」であるときの供給階調信号Xj
の電圧Vdataであるオフセット値(加算係数b)についても同様に、G色に対応する供給
階調信号XjよりもB色に対応する供給階調信号Xjのほうが大きく、B色に対応する供
給階調信号XjよりもR色に対応する供給階調信号Xjのほうが大きい。この構成によれ
ば、OLED素子420の光学的特性が発光色ごとに相違していても、乗算係数aおよび
加算係数bを発光色ごとに独立に定めることにより、電気光学装置1により実際に表示さ
れる画像の色バランスを高い水準で維持することができる。
しかも、本実施形態においては、供給階調信号Xjの変化勾配およびオフセット値を発
光色ごとに調整するための構成として可変抵抗Ra1および加算回路225を採用したから
、極めて簡素な構成により上記効果が得られるという利点がある。もっとも、変化勾配を
発光色ごとに調整するための構成やオフセット値を発光色ごとに調整するための構成は適
宜に変更され得る。
<2.変形例>
上記実施形態に対しては種々の変形が施される。具体的な変形の態様は以下の通りであ
る。
(1)上記実施形態においては、同一色の画素回路400がY方向に配列されたストライ
プ配列を例示したが、各色の画素回路400の配列の態様はこれに限られない。例えば、
図10に示されるように、同一色の画素回路400が隣接しないように各色の画素回路4
00が配列されたデルタ配列も採用され得る。このように、各データ線103に対して相
互に異なる発光色の画素回路400が接続された構成においては、各調整ユニットUsj
に指示される乗算係数aおよび加算係数b(あるいは加算電圧)を、各走査線101が選
択されるたびに変更する構成とすればよい。さらに詳述すると、供給階調信号Xjの供給
先となる画素回路400の発光色に応じて乗算係数aおよび加算電圧が随時に変更される
。例えば、図10に示される構成のもと、第i行目の走査線101が選択される水平走査
期間においては、第j列目の調整ユニットUsjに対してR色に対応する乗算係数arと加
算係数brに応じた加算電圧Vrとを供給し、第(j+1)列目の調整ユニットUsj+1に
対してG色に対応する乗算係数agと加算電圧Vgとを供給し、第(j+2)列目の調整ユ
ニットUsj+2に対してB色に対応する乗算係数abと加算電圧Vbとを供給する。一方、
続く第(i+1)行目の走査線101が選択される水平走査期間においては、第j列目の
調整ユニットUsjに対してB色に対応する乗算係数abと加算電圧Vbとを供給し、第(
j+1)列目の調整ユニットUsj+1に対してR色に対応する乗算係数arと加算電圧Vr
とを供給し、第(j+2)列目の調整ユニットUsj+2に対してG色に対応する乗算係数
agと加算電圧Vgとを供給するといった具合である。
また、ここでは加算電圧Vr、VgおよびVbを切り替える構成を例示したが、加算係数
指示回路730により指示される加算係数bを水平走査期間ごとに変更する構成も採用さ
れる。例えば、図11に示される調整ユニットUsjにおいては、オペアンプ225aの
負側入力端子に対して可変抵抗Rb3を介して加算電圧Vrefが供給される。この加算電圧
Vrefは発光色に拘わらず共通の電圧である。そして、可変抵抗Rb3の抵抗値を加算係数
b(br、bgまたはbb)に応じて調整する一方、この加算係数bを、供給階調信号Xj
の供給先となる画素回路400の発光色に応じて加算係数指示回路730が水平走査期間
ごとに変更する構成としてもよい。例えば、図10の例において第j列目に対応する調整
ユニットUsjに対し、第i行目の走査線101が選択される水平走査期間においては加
算係数brを供給し、第(i+1)行目の走査線101が選択される水平走査期間におい
ては加算係数bbを供給し、第(i+2)行目の走査線101が選択される水平走査期間
においては加算係数bgを供給するといった具合である。
(2)上記実施形態においては電圧プログラミング方式の画素回路400を例示したが、
電流プログラミング方式の画素回路にも本発明は適用される。この電流プログラミング方
式の画素回路においては、データ線103に流れる電流Idataに応じた電流IoledがOL
ED素子420に流れて当該OLED素子420が発光する。したがって、供給階調信号
XjはOLED素子420の発光量を指示する電流信号となる。この構成のもとでは、基
本階調信号xjにより示される階調値の変化に対する供給階調信号Xjの電流値の変化の
割合、および最低の階調値を示す基本階調信号xjから生成される供給階調信号Xjの電
流値が、発光色ごとに異なるように、各供給階調信号Xjが生成される。
図12は、電流プログラミング方式の画素回路の構成を示す回路図である。同図におい
ては、図3と同様に第i行目のR色に対応する画素回路400Aが図示されているが、他
色に対応する画素回路400Aも供給電源電圧が相違する点を除いて図12と同様の構成
となっている。
図12に示されるように、画素回路400Aは、4個のTFT401〜404と、容量
素子410と、OLED素子420とを備える。このうちpチャネル型のTFT401の
ソース電極は電源線LRに接続される一方、そのドレイン電極はnチャネル型TFT40
3のドレイン電極、nチャネル型TFT404のドレイン電極及びnチャネル型TFT4
02のソース電極にそれぞれ接続される。
容量素子410の一端はTFT401のソース電極に接続される一方、その他端は、T
FT401のゲート電極及びTFT402のドレイン電極にそれぞれ接続される。TFT
403のゲート電極は走査線101に接続され、そのソース電極は、データ線103に接
続される。また、TFT402のゲート電極は走査線101に接続される。一方、TFT
404のゲート電極は発光制御線102に接続され、そのソース電極はOLED素子42
0の陽極に接続される。発光制御線102は、走査線駆動回路100から各走査線101
と並行するように合計m本が表示領域Aに形成され、各々が1行分の画素回路400Aに
対して共通に接続されている。第i行目の各画素回路400Aには、発光制御線102を
介して発光制御信号Vgiが供給される。発光制御信号Vg1、Vg2、Vg3、…、V
gmは、各行の画素回路400AのOLED素子420が発光する期間を規定するための
信号であり、例えば走査信号Y1、Y2、Y3、…、Ymの論理レベルをそれぞれ反転し
た信号である。
このような構成において、走査信号YiがHレベルになると、nチャネル型TFT40
2がオン状態となるので、TFT401は、ゲート電極とドレイン電極とが互いに接続さ
れたダイオードとして機能する。走査信号YiがHレベルになると、nチャネル型TFT
403も、TFT402と同様にオン状態となる。この結果、データ線駆動回路200の
電流Idataが、電源線LR→TFT401→TFT403→データ線103という経路で
流れるとともに、そのときに、TFT401のゲート電極の電位に応じた電荷が容量素子
410に蓄積される。
走査信号YiがLレベルになると、TFT403、402はともにオフ状態となる。こ
のとき、TFT401のゲート電極における入力インピーダンスは極めて高いので、容量
素子410における電荷の蓄積状態は変化しない。TFT401のゲート・ソース間電圧
は、電流Idataが流れたときの電圧に保持される。また、走査信号YiがLレベルになる
と、発光制御信号VgiがHレベルとなる。このため、nチャネル型のTFT404がオ
ンし、TFT401のソース・ドレイン間には、そのゲート電圧に応じた電流Ioledが流
れる。詳細には、この電流は、電源線LR→TFT401→TFT404→OLED素子
420という経路で流れる。
ここで、OLED素子420に流れる電流Ioledは、TFT401のゲート・ソース間
電圧で定まるが、その電圧は、Hレベルの走査信号Yiによって電流Idataがデータ線1
03に流れたときに、容量素子410によって保持された電圧である。このため、発光制
御信号VgiがHレベルになったときに、OLED素子420に流れる電流Ioledは、直
前に流れた電流Idataに略一致する。このように、電流プログラミング方式の画素回路4
00Aにおいては、電流Idataによって発光輝度が規定される。
(3)上記実施形態においては、基準電圧生成回路213によって生成される基準階調電
圧Vref1〜Vref256が各階調値Gの1.1乗に相当する電圧となるように各抵抗213a
の抵抗比を選定した構成を例示したが、基本階調信号xjの信号レベルを階調値Gの1.
1乗に対応させるための構成は任意である。例えば、階調データDが示す階調値Gの1.
1乗の数値をメモリ240に記憶させておき、この数値に応じた電圧をD/A変換器21
5が基本階調信号xjとして出力する構成としてもよい。また、電流Ioled(あるいはO
LED素子420の発光量)を階調値Gの変化に対して指数関数的に変化させる必要がな
いのであれば、単に、階調データDが示す階調値Gに応じた信号レベルの基本階調信号x
jが生成される構成としてもよい。
<3.応用例>
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置1を適用した電子機器について説明する。
図13に、電気光学装置1を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す
。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての電気光学装置1と本体部2
010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が
設けられている。この電気光学装置1はOLED素子420を用いるので、視野角が広く
見易い画面を表示できる。
図14に、電気光学装置1を適用した携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は
、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとして
の電気光学装置1を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、電気光
学装置1に表示される画面がスクロールされる。
図15に、電気光学装置1を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assis
tants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源ス
イッチ4002、並びに表示ユニットとしての電気光学装置1を備える。電源スイッチ4
002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が電気光学装置1に表
示される。
なお、電気光学装置1が適用される電子機器としては、図13〜15に示すものの他、
デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープ
レコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワ
ークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げら
れる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した電気光学装置1が適用可
能である。
本発明の実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 同装置における走査線駆動回路の動作を示すタイミングチャートである。 同装置における画素回路の構成を示す回路図である。 同装置における基本階調信号xjと供給階調信号Xjとの関係を示すグラフである。 同装置における階調値GとOLED素子に流れる電流値との関係を示すグラフである。 同装置における階調値Gと供給階調信号Xjの電圧Vdataとの関係を示すグラフである。 同装置におけるデータ線駆動回路の構成を示すブロック図である。 同データ線駆動回路における各調整ユニットの構成を示す回路図である。 同装置における階調値Gと供給階調信号Xjの電圧Vdataとの関係を発光色ごとに示すグラフである。 本発明の他の形態における画素回路の配列を示す図である。 本発明の他の形態における調整ユニットの構成を示す回路図である。 本発明の他の形態における画素回路の構成を示す回路図である。 同電気光学装置を適用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。 同電気光学装置を適用した携帯電話機の構成を示す斜視図である。 同電気光学装置を適用した携帯情報端末の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1…電気光学装置、101……走査線、103……データ線、100……走査線駆動回路
、200……データ線駆動回路、210……基本階調信号生成回路(基本階調信号生成手
段)、211……S/P変換器、213……基準電圧生成回路、215……D/A変換器
、SW1〜SWn……スイッチ、220……調整回路(調整手段)、221……加算電圧生
成回路、222……供給階調信号生成回路、Us(Us1〜Usn)……調整ユニット、2
23r,223g,223b……電圧供給線、Ra1……可変抵抗(乗算手段)、225……
加算回路(加算手段)、400……画素回路、420……OLED素子、700……制御
回路、720……乗算係数指示回路、730……加算係数指示回路、xj(x1〜xn)
……基本階調信号、Xj(X1〜Xn)……供給階調信号、a(ar,ag,ab)……乗
算係数、b(br,bg,bb)……加算係数、Vref1〜Vref256……基準階調電圧、Vr,
Vg,Vb……加算電圧、Yi(Y1〜Ym)……走査信号。

Claims (19)

  1. 発光色の異なる複数種類の自発光素子のうち一つを各々有し、当該自発光素子の発光量
    を供給階調信号の信号レベルに基づいて制御する複数の画素回路が設けられた電気光学装
    置を駆動する駆動回路において、
    階調値を示す基本階調信号を画素回路ごとに生成する基本階調信号生成手段と、
    前記基本階調信号に基づいて前記供給階調信号を生成して前記各画素回路に出力する調
    整手段とを備え、
    前記調整手段は、基本階調信号により示される階調値の変化に対する供給階調信号の信
    号レベルの変化の割合が一の発光色に対応する画素回路への供給階調信号と他の発光色に
    対応する画素回路への供給階調信号とで異なるように各供給階調信号を生成する
    ことを特徴とする駆動回路。
  2. 前記調整手段は、前記階調値の変化に対する前記供給階調信号の信号レベルの変化の割
    合が各発光色に対応する画素回路ごとに異なるように各供給階調信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記調整手段は、発光色ごとに定められた乗算係数を前記基本階調信号に対して乗算す
    る乗算手段を有し、この乗算手段による乗算結果に応じた供給階調信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の駆動回路。
  4. 前記調整手段は、さらに、最低の階調値を示す基本階調信号から生成される供給階調信
    号の信号レベルが一の発光色に対応する画素回路への供給階調信号と他の発光色に対応す
    る画素回路への供給階調信号とで異なるように各供給階調信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
  5. 前記調整手段は、最低の階調値を示す基本階調信号から生成される供給階調信号の信号
    レベルが各発光色に対応する画素回路ごとに異なるように各供給階調信号を生成する
    ことを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
  6. 前記調整手段は、発光色ごとに定められた加算係数を前記基本階調信号に対して加算す
    る加算手段を有し、この加算手段による加算結果に応じた供給階調信号を出力する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の駆動回路。
  7. 前記基本階調信号および前記供給階調信号は電圧信号であり、
    前記調整手段は、前記基本階調信号の電圧を調整することにより前記供給階調信号を生
    成する
    ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の駆動回路。
  8. 前記基本階調信号生成手段は、各階調値を示す基本階調信号として、前記複数種類の発
    光色の各々に対応する画素回路について共通の信号レベルの信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の駆動回路。
  9. 前記基本階調信号生成手段は、デジタルデータによって指示された階調値に対応する信
    号レベルの前記基本階調信号を生成するD/A変換器を有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の駆動回路。
  10. 前記自発光素子は、有機発光ダイオードであることを特徴とする請求項1から9の何れ
    か1項に記載の駆動回路。
  11. 請求項1から10の何れか1項に記載の駆動回路と、
    発光色の異なる複数種類の自発光素子のうち一つを各々有し、当該自発光素子の発光量
    を供給階調信号の信号レベルに基づいて制御する複数の画素回路と
    を備えたことを特徴とする電気光学装置。
  12. 画像を表示する表示手段として請求項11に記載の電気光学装置を備えたことを特徴と
    する電子機器。
  13. 発光色の異なる複数種類の自発光素子のうち一つを各々有し、当該自発光素子の発光量
    を供給階調信号の信号レベルに基づいて制御する複数の画素回路が設けられた電気光学装
    置の駆動方法において、
    階調値を示す基本階調信号を画素回路ごとに生成し、
    前記基本階調信号により示される階調値の変化に対する前記供給階調信号の信号レベル
    の変化の割合が一の発光色に対応する画素回路への供給階調信号と他の発光色に対応する
    画素回路への供給階調信号とで異なるように各供給階調信号を生成して前記各画素回路に
    出力する
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  14. 前記階調値の変化に対する前記供給階調信号の信号レベルの変化の割合が各発光色に対
    応する画素回路ごとに異なるように各供給階調信号を生成する
    ことを特徴とする請求項13に記載の電気光学装置の駆動方法。
  15. 自発光素子の発光色ごとに定められた乗算係数を前記基本階調信号に対して乗算し、こ
    の乗算結果に応じた供給階調信号を出力する
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の電気光学装置の駆動方法。
  16. 最低の階調値を示す基本階調信号から生成される供給階調信号の信号レベルが一の発光
    色に対応する画素回路への供給階調信号と他の発光色に対応する画素回路への供給階調信
    号とで異なるように各供給階調信号を生成する
    ことを特徴とする請求項13に記載の電気光学装置の駆動方法。
  17. 最低の階調値を示す基本階調信号から生成される供給階調信号の信号レベルが各発光色
    に対応する画素回路ごとに異なるように各供給階調信号を生成する
    ことを特徴とする請求項16に記載の電気光学装置の駆動方法。
  18. 発光色ごとに定められた加算係数を前記基本階調信号に対して加算し、この加算結果に
    応じた供給階調信号を出力する
    ことを特徴とする請求項16または17に記載の電気光学装置の駆動方法。
  19. 前記自発光素子は、有機発光ダイオードであることを特徴とする請求項13から18の
    何れか1項に記載の電気光学装置の駆動方法。
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