JP2005232540A - 非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収装置及びガス回収方法 - Google Patents
非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収装置及びガス回収方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005232540A JP2005232540A JP2004043373A JP2004043373A JP2005232540A JP 2005232540 A JP2005232540 A JP 2005232540A JP 2004043373 A JP2004043373 A JP 2004043373A JP 2004043373 A JP2004043373 A JP 2004043373A JP 2005232540 A JP2005232540 A JP 2005232540A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- pressure
- recovery
- converter
- exhaust gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
【解決手段】 ガス回収ダクト12内圧力検出装置24と、誘引送風機9の吸込み側ガス圧力検出装置18、温度検出装置19及び吐出側ガス圧力検出装置21、ガス温度検出装置22と、前記誘引送風機の回転数検出装置20と、前記誘引送風機駆動用電動機17の電流値又は軸動力検出装置23と、大気放散側ダクト11内に設けた放散圧力制御ダンパ15とを備えて成り、吹錬時の発生ガスの大気放散期間は、大気放散側のガス圧力をガス回収ダクト内圧力と同じ圧力になるように、放散圧力制御ダンパの開度を制御し、ガスホルダへの転炉発生ガス回収期間は、実ガス量に応じて予め定められた開度となるように放散圧力制御ダンパの開度を制御し、転炉排ガスの回収/放散時のガス圧変動を抑制する。
【選択図】 図3
Description
乾式電気集塵器を用いた転炉の排ガス処理装置としては、特公昭59−18625号公報に記載されたもの、図1に示される構成機器からなるもの等がある。図1に示された乾式電気集塵器を用いた転炉の排ガス処理装置では、吹錬により転炉1から発生した約1500℃の高温・高含塵のガスは、誘引送風機9によって、スカート2を経て転炉上方に設置した冷却器3に吸引され、冷却器3で約1000℃まで冷却される。次に、冷却されたガスは高効率のダスト捕集率を得るために転炉ダストの見掛固有抵抗が最適値となるようにエバポレーションクーラ4で水を噴霧し、ガス温度を150℃〜200℃に制御して乾式電気集塵器7に導かれる。乾式電気集塵器7により除塵された清浄なガスは、含有する一酸化炭素(CO)濃度によりガス流路切替装置10を介して放散塔(煙突)11から大気放散、又はガス回収ダクト12、ガスクーラ13を経てガスホルダ14に回収される。
炉口部からの転炉排ガスの噴出しは、工場内の作業環境の悪化や建屋換気集塵器の高温ガスの吸込みによる機器破損、また吹錬末期の回収終了時に大量の空気を吸込むと冷却器内で爆発性の高いCOとO2(空気)の予混合ガスが発生する危険性が有り安全上から好ましくない。
即ち、特公昭37−18355号公報のものにおいては、回収中及び放散中は共に、「煙突ダンパ(放散圧力制御ダンパ)上流のガス圧をホルダ圧と等しくする制御」を採用しているため、回収中は煙突ダンパが全閉となり回収から放散に切替えたとき大きな圧力変動が発生するので、放散→回収時については問題はないが、回収→放散時には問題が解決されていない。
従って、単に排ガス流量を用いた開度調整のみでは、実際の排ガス流量に則した開度に対する誤差が大きく、回収/放散の切替え時のガス圧変動を完全に回避することが困難であるのが実情である。
(1)回収→放散の切替え時は、回収側弁を全閉とした後放散側を開としているため、瞬間的に誘引送風機の出口管路が完全閉塞される時期があり、このため、大きなガス圧変動を生じることが避けられない。
(2)放散→回収の切替え時は2個のベル形弁の作動時間が異なり、更に個別に独立して作動するため、短時間で明細書に記載されたような滑らかな圧力変化で誘引送風機吐出側圧力を完全にガスホルダ圧力と等圧にすることが困難であり、各弁の作動時間が長くならざるを得ず、したがって、回収系への切替え時間が長くなる。
(4)放散→回収の切替えは、2個のベル形弁が収納されたガス流路切替装置内が所定の圧力に上昇するまで放散側弁を閉とし、所定圧力に上昇後回収側弁を開方向に作動させ放散側弁は全閉とするが、図3からも明らかなように、放散側弁開度と回収側弁開度が等しくなった後、放散側弁が全閉となるまでは放散筒側にガスが流出することになるので、安全上好ましくない。
(5)2個のベル形弁の作動方法と作動時間が異なるため、制御系が複雑となり作動時間調整に時間がかかる。
更に、これらの従来技術には吹錬の緊急停止時に対する処置が考慮されておらず、転炉操業において最も危険な吹錬最盛期の吹錬中断に対する安全性に問題がある。
上記課題を解決するための解決手段1は、乾式電気集塵器を用いた転炉の非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置において、次の(イ)、(ロ)及び(ハ)によるものである。
(イ)ガス回収ダクト内圧力検出装置と、誘引送風機の吸込み側ガス圧力検出装置及び吐出側ガス圧力検出装置と、吸込み側ガス温度検出装置及び吐出側ガス温度検出装置と、前記誘引送風機の回転数検出装置と、前記誘引送風機駆動用電動機の電流値又は軸動力検出装置と、大気放散側ダクト内に設けた放散圧力制御ダンパとを備えていること。
(ロ)吹錬時の転炉発生ガスを大気中に放散している期間は、大気放散側のガス圧力をガス回収ダクト内圧力と同じ圧力になるように、前記放散圧力制御ダンパの開度を制御すること。
(ハ)ガスホルダに転炉発生ガスを回収している期間は、前記誘引送風機の吸込み側ガス圧力と、吐出側ガス圧力と、吸込み側ガス温度と、吐出側ガス温度と、前記誘引送風機の回転数と、前記誘引送風機駆動用電動機の電流値又は軸動力と、排ガス組成とにより前記誘引送風機出口の実ガス量を求め、該求められた実ガス量に応じて予め定められた開度となるように前記放散圧力制御ダンパの開度を制御すること。
吹錬時の転炉発生ガスを大気中に放散している期間は、大気放散側のガス圧力がガス回収ダクト内圧力と同じ圧力になるので、前記ガスを大気中に放散している状態からガスを回収するように切替えた場合でも、誘引送風機吐出圧力の急変を防止することができる。また、ガスホルダに転炉発生ガスを回収している期間は、前記誘引送風機出口の実ガス量を求めて、該実ガス量に応じて放散圧力制御ダンパの開度を制御するので、前記ガスを回収している状態からガスを大気中に放散するように切替えた場合でも、前記誘引送風機吐出圧力の急変を防止することができる。
実施態様1は、上記解決手段1のガス回収型排ガス処理装置において、放散圧力制御ダンパの制御が、吹錬開始からガス流路切替装置のガス回収作動が完了するまでの期間と、ガス回収終了予定時間の適宜時間前からガス流路切替装置のガス放散作動が完了するまでの期間に行われることである。
〔作 用〕
放散圧力制御ダンパの制御が、ガス流路切替装置によってガス流路を切替える時の所定の時間前から、前記切替えが完了するまでの期間だけ行われる。
実施態様2は、上記解決手段1又は実施態様1のガス回収型排ガス処理装置において、吹錬中の転炉発生ガスを大気に放散している期間、回収ガスホルダに回収している期間のいずれの期間であるかに関わらず、吹錬が正常な方法以外の方法で停止された場合、制御系−緊急停止系切替信号によってダンパ操作系を制御系から緊急停止系に切り替えて、ダンパ全開信号により前記放散圧力制御ダンパを直ちに全開にすることである。
〔作 用〕
吹錬中に異常な方法で操業が停止された場合は、放散圧力制御ダンパを直ちに全開にして、転炉排ガスを速やかに大気中へ排出することができる。
上記課題を解決するための解決手段2は、乾式電気集塵器を用いた転炉の非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収方法において、次の(イ)及び(ロ)によるものである。
(イ)吹錬時の排ガスを大気中に放散している期間は、大気放散側ガス圧力をガス回収ダクト内圧と同じ圧力に調整するように、大気放散側ダクトの放散圧力制御ダンパの開度を制御し、ガス放散からガス回収へのガス流路切替時に誘引送風機吐出圧力の急変を防止することにより、炉口部からのガスの噴出しを防止すると共に、ガス流路切替時間を短縮して回収ガス量を増加させること。
(ロ)排ガスを回収している期間は、誘引送風機の吸込み側ガス圧力と、吐出側ガス圧力と、吸込み側ガス温度と、吐出側ガス温度と、前記誘引送風機の回転数と、前記誘引送風機駆動用電動機の電流値又は軸動力と、排ガス組成とから前記誘引送風機出口の実ガス量を求め、該求められた実ガス量に応じて予め定められた開度になるように前記放散ガス圧力制御ダンパの開度を制御し、ガス回収からガス放散へのガス流路切替時に前記誘引送風機吐出圧力の急変を防止することにより、炉口部からの空気の過剰吸込みを防止し冷却器内でのCOとO2(空気)の予混合ガス発生の危険を回避すること。
吹錬時の転炉発生ガスを大気中に放散している期間は、大気放散側のガス圧力がガス回収ダクト内圧力と同じ圧力になるので、前記ガスを大気中に放散している状態からガスを回収するように切替えた場合でも、誘引送風機吐出圧力の急変を防止することができ、炉口部からのガスの噴出しを防止することができる。また、ガスホルダに転炉発生ガスを回収している期間は、前記誘引送風機出口の実ガス量を求めて、該実ガス量に応じて放散圧力制御ダンパの開度を制御するので、前記ガスを回収している状態からガスを大気中に放散するように切替えた場合でも、前記誘引送風機吐出圧力の急変を防止することができ、炉口部からの空気の過剰吸込みを防止することができる。
実施態様3は、上記解決手段2の排ガス回収方法において、吹錬中の排ガスを大気に放散している期間、回収ガスホルダに回収している期間のいずれの期間であるかに関わらず、吹錬が正常な方法以外の方法で停止された場合、前記放散圧力制御ダンパの開度を直ちに全開にすることである。
〔作 用〕
上記実施態様2の作用と同じである。
(1) 請求項1及び請求項4に係る発明の効果
大気放散側ダクトに放散圧力制御ダンパを設置し、ガス放散中はガス回収ダクト内圧と同圧に、またガス回収中は回収中の転炉ガス量に見合う開度に制御するようにしたので、ガス放散/ガス回収の切替え時にガス圧力が大幅に変動することがなく、ガス回収からガス放散への切替え時においても、転炉−スカート間(炉口部)から過剰な空気を吸込むことがなく、冷却器内で爆発する危険のある予混合ガスの発生を防止することができる。また、ガス放散からガス回収への切替え時においても、転炉−スカート間から大量の転炉排ガスが噴出することがなく、工場内の作業環境の悪化や建屋換気集塵器の高温ガスの吸込みによる機器の破損を防止することができる。
そして、ガス流路切替装置内の2個の弁(例えば、ベル形弁)を同時に作動させることが可能であるので、回収ガス量の増加と安全性が向上する。更に、前記2個の弁の作動時間を同じにすることができるので、ガス流路切替装置の作動シーケンスが簡略化され、作動時間の調整が容易となり、メンテナンスに要する時間を大幅に短縮することができる。
吹錬を中断する所謂緊急停止時においても、直ちに放散圧力制御ダンパを強制的に全開にして、排ガス処理設備内に滞留する転炉ガスを速やかに排出することにより、充分に安全を確保することができる。
転炉1内に溶銑が投入され、ランスおよび/または転炉1の炉底から純酸素が転炉1内に吹込まれ、これが溶銑内の炭素と反応して一酸化炭素を主成分とする転炉ガスが発生する。吹錬開始時は転炉1からのガス発生量が少ないため、スカート2を上限としてして転炉1とスカート2の間から空気を吸込ませるが、ガス発生量が増加してきたら、スカート2をガス発生量に応じたレベルに下降して、転炉1とスカート2の間からの空気の吸込み及び発生ガスの吹出しを抑制し、誘引送風機9により冷却器3へ導く。冷却器3で800〜1000℃に冷却された転炉排ガスは、さらにエバポレーションクーラ4でスプレーノズル6から水を噴射し、乾式電気集塵器7の除塵性能に適した150〜200℃に冷却される。乾式電気集塵器7で除塵してクリーンなガスとした後、吹錬初期と末期の一酸化炭素濃度の低いガスは、ガス流路切替装置10を介して放散塔11に導かれ、放散塔(煙突)上部で燃焼され無害な二酸化炭素にされて大気中に放散される。
吹錬が進行して、転炉ガスの一酸化炭素濃度、及びその発生量が充分になったら、ガス流路切替装置10によってガス回収ダクト12に切替えられ、転炉ガスはガスクーラ13で60℃以下に冷却されてから、ガスホルダ14に貯留される。
従来の方法では、このガス回収−放散時のガス流路切替装置10の作動時において大きなガス圧力変動が生じ、転炉1とスカート2の間から大量の転炉ガスの吹出しや空気の吸込みが生じるという問題があったが、本発明では、図2に示すように、放散塔に放散圧力制御ダンパ15を設置し、ガス放散時には大気側への放散圧力を調整するように、またガス回収時には回収ガス量に見合う開度に調整するようにしたことによって、これらの不都合を解決した。
吹錬を開始しガス回収条件が整わない時期には、転炉ガスは大気中に放散されるが、その間、放散塔11の下部に設置した放散圧力制御ダンパ15により放散ガス圧力を制御して、ガス回収ダクト12内のガス圧力(ガス回収ダクト内圧力検出装置24で検出したガス圧力)と放散ガス圧力が同圧になるようにする。これによって、回収/放散信号Bにより第1の制御系切替装置28が切替えられ、回収が開始される時にガス圧力が大きく変動することが回避される。
したがって、従来技術のようにガス流路切替装置10内の2個のベル形弁を個別に作動させる必要はなく、同時に作動させることが可能である。それゆえ、従来技術におけるベル形弁の作動シーケンスが簡略化され、また作動時間の調整も容易となり、回収開始時に放散塔側へ流出する転炉ガス量も少なくなる。
更に、2個のベル形弁を同時に作動させることができるので、切替え時間が短縮され回収ガス量が増加するという効果も得られる。
誘引送風機の吸込み側ガス圧力、吐出側ガス圧力、吸込み側ガス温度、誘引送風機の回転数、電流値又は軸動力、及び排ガス組成を測定して、誘引送風機の性能曲線を作成し、これを実操業で実測した値によって使用状態に補正する。そして、この補正性能曲線の誘引送風機全圧曲線と、実操業で実測した誘引送風機全圧(吸込み圧+吐出圧)との交点から排ガス流量を求める。
転炉容量:250T/Heat
送酸量:60000m3N/Hr
処理ガス量:180000m3N/Hr
誘引送風機容量:180000m3N/Hr
誘引送風機昇圧能力:600mmAq
(ガス回収時吸込み圧力/吐出圧力=−200mmAq/400mmAq)
誘引送風機吸込みガス温度:200℃
誘引送風機吸込みガス比重量:1.301Kg/m3N
誘引送風機回転数:1800rpm
誘引送風機の吸込みガス温度:200℃
回転数:1600rpm
吸込み圧力:−150mmAq
吐出圧力:350mmAq
送酸量:60000 m3N/Hr
CO濃度:70%、CO2濃度:16%、N2濃度:14%
電流値:153A
即ち、炉内に吹込まれた純酸素は、溶銑中の炭素と反応し100%濃度のCOガスとして発生するが、その一部は炉内での燃焼、所謂炉内2次燃焼と炉口から吸込んだ空気による燃焼(炉口燃焼)により、ガス回収型の転炉排ガス処理装置ではCO濃度は吹錬初期を除き70〜85%となる。
したがって、炉内吹込み酸素流量と排ガス中のCOまたはCO2濃度が判れば、転炉排ガス流量は図5に示す関係となり、炉内2次燃焼率と炉口燃焼率が不明であっても概略の排ガス流量が想定できるため、前記補正性能曲線上で排ガス流量が特定できることになる。
実施例では測定値のCO濃度70%から、図5のCO濃度が70%の点に垂線Eを引き、曲線(a)と(d)の交点から水平に引いた線G,Fの排ガス量比との交点が求まり、その値は送酸量の1.9〜2.5倍の範囲となる。この係数を用いて送酸量60000 m3N/Hr時の排ガス量を求め、測定時の送風機吸込み状態(−150mmAq,200℃)に換算すると、求める排ガス流量は3340.4m3/min.〜4395.3m3/min.の範囲の中にあり、上記実操業での実測時の誘引送風機吸込み排ガス流量は、図4の補正性能曲線上における交点Cの3890m3/min.となる。
一方、ガス回収型の転炉排ガス処理装置には必ず排ガス分析計が設置されるから、排ガス組成と先に求めたガス密度から基準状態の排ガス流量と水蒸気量を求めることができる。
2:スカート
3:冷却器
4:エバポレーションクーラ
5:ダストホッパ
6:スプレーノズル
7:乾式電気集塵器
8:ダストホッパ
9:誘引送風機
10:ガス流路切替装置
11:放散塔
12:ガス回収ダクト
13:ガスクーラ
14:ガスホルダ
15:放散圧力制御ダンパ
16:アクチュエータ
17:電動機
18:吸込み側ガス圧力検出装置
19:吸込み側ガス温度検出装置
20:回転数検出装置
21:吐出側ガス圧力検出装置
22:吐出側ガス温度検出装置
23:電流値又は軸動力検出装置
24:ガス回収ダクト内圧力検出装置
25:排ガス流量演算器
26:排ガス流量−放散圧力制御ダンパ開度設定器
27:ガス圧力−放散圧力制御ダンパ開度設定器
28:第1の制御系切替装置
29:第2の制御系切替装置
A:制御系−緊急停止系切替信号
B:回収/放散信号
C:ダンパ全開信号
Claims (5)
- 乾式電気集塵器を用いた転炉の非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置において、
ガス回収ダクト内圧力検出装置と、誘引送風機の吸込み側ガス圧力検出装置及び吐出側ガス圧力検出装置と、吸込み側ガス温度検出装置及び吐出側ガス温度検出装置と、前記誘引送風機の回転数検出装置と、前記誘引送風機駆動用電動機の電流値又は軸動力検出装置と、大気放散側ダクト内に設けた放散圧力制御ダンパとを備えて成り、
吹錬時の転炉発生ガスを大気中に放散している期間は、大気放散側のガス圧力をガス回収ダクト内圧力と同じ圧力になるように、前記放散圧力制御ダンパの開度を制御し、
ガスホルダに転炉発生ガスを回収している期間は、前記誘引送風機の吸込み側ガス圧力と、吐出側ガス圧力と、吸込み側ガス温度と、吐出側ガス温度と、前記誘引送風機の回転数と、前記誘引送風機駆動用電動機の電流値又は軸動力と、排ガス組成とにより前記誘引送風機出口の実ガス量を求め、該求められた実ガス量に応じて予め定められた開度となるように前記放散圧力制御ダンパの開度を制御し、
転炉ガスの回収/放散時のガス圧変動を抑制することを特徴とする転炉の非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収装置。 - 前記放散圧力制御ダンパの制御が、吹錬開始からガス流路切替装置のガス回収作動が完了するまでの期間と、ガス回収終了予定時間の適宜時間前からガス流路切替装置のガス放散作動が完了するまでの期間に行われることを特徴とする請求項1に記載の転炉の非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収装置。
- 吹錬中の転炉発生ガスを大気に放散している期間、回収ガスホルダに回収している期間のいずれの期間であるかに関わらず、吹錬が正常な方法以外の方法で停止された場合、制御系−緊急停止系切替信号によってダンパ操作系を制御系から緊急停止系に切り替えて、ダンパ全開信号により前記放散圧力制御ダンパを直ちに全開にすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の転炉の非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収装置。
- 乾式電気集塵器を用いた転炉の非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収方法において、
吹錬時の排ガスを大気中に放散している期間は、大気放散側ガス圧力をガス回収ダクト内圧と同じ圧力に調整するように、大気放散側ダクトの放散圧力制御ダンパの開度を制御し、ガス放散からガス回収へのガス流路切替時に誘引送風機吐出圧力の急変を防止することにより、炉口部からのガスの噴出しを防止すると共に、ガス流路切替時間を短縮して回収ガス量を増加させ、
他方、排ガスを回収している期間は、誘引送風機の吸込み側ガス圧力と、吐出側ガス圧力と、吸込み側ガス温度と、吐出側ガス温度と、前記誘引送風機の回転数と、前記誘引送風機駆動用電動機の電流値又は軸動力と、排ガス組成とから前記誘引送風機出口の実ガス量を求め、該求められた実ガス量に応じて予め定められた開度になるように前記放散ガス圧力制御ダンパの開度を制御し、ガス回収からガス放散へのガス流路切替時に前記誘引送風機吐出圧力の急変を防止することにより、炉口部からの空気の過剰吸込みを防止し冷却器内でのCOとO2(空気)の予混合ガス発生の危険を回避することを特徴とする非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収方法。 - 吹錬中の排ガスを大気に放散している期間、回収ガスホルダに回収している期間のいずれの期間であるかに関わらず、吹錬が正常な方法以外の方法で停止された場合、前記放散圧力制御ダンパの開度を直ちに全開にすることを特徴とする請求項4に記載の非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004043373A JP4297430B2 (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | 非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収装置及びガス回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004043373A JP4297430B2 (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | 非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収装置及びガス回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005232540A true JP2005232540A (ja) | 2005-09-02 |
JP4297430B2 JP4297430B2 (ja) | 2009-07-15 |
Family
ID=35015795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004043373A Expired - Fee Related JP4297430B2 (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | 非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収装置及びガス回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4297430B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013045198A3 (de) * | 2011-09-28 | 2013-06-13 | Siemens Vai Metals Technologies Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur beeinflussung des entstehens von reaktionsgasen in einem metallurgischen gefäss |
KR20200055397A (ko) * | 2018-11-13 | 2020-05-21 | 주식회사 포스코 | 배출 먼지를 저감하기 위한 시스템 및 그 방법 |
CN111944944A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-11-17 | 西安西矿环保科技有限公司 | 一种转炉煤气风机的煤气回用最大化控制方法及系统 |
CN114046517A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-02-15 | 光大环境科技(中国)有限公司 | 一种基于烟气再循环的配风系统控制方法 |
CN115820973A (zh) * | 2022-10-13 | 2023-03-21 | 柳州钢铁股份有限公司 | 一种转炉干法除尘静态控制与故障判断系统 |
-
2004
- 2004-02-19 JP JP2004043373A patent/JP4297430B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013045198A3 (de) * | 2011-09-28 | 2013-06-13 | Siemens Vai Metals Technologies Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur beeinflussung des entstehens von reaktionsgasen in einem metallurgischen gefäss |
CN103842526A (zh) * | 2011-09-28 | 2014-06-04 | 西门子Vai金属科技有限责任公司 | 用于影响在冶金的容器中的、反应气体的生成的方法和装置 |
CN103842526B (zh) * | 2011-09-28 | 2015-11-25 | 西门子Vai金属科技有限责任公司 | 用于影响在冶金的容器中的、反应气体的生成的方法和装置 |
RU2608940C2 (ru) * | 2011-09-28 | 2017-01-26 | Прайметалз Текнолоджиз Аустриа ГмбХ | Способ и устройство для влияния на выделение газов реакции в металлургической емкости |
KR20200055397A (ko) * | 2018-11-13 | 2020-05-21 | 주식회사 포스코 | 배출 먼지를 저감하기 위한 시스템 및 그 방법 |
KR102153053B1 (ko) * | 2018-11-13 | 2020-09-07 | 주식회사 포스코 | 배출 먼지를 저감하기 위한 시스템 및 그 방법 |
CN111944944A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-11-17 | 西安西矿环保科技有限公司 | 一种转炉煤气风机的煤气回用最大化控制方法及系统 |
CN114046517A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-02-15 | 光大环境科技(中国)有限公司 | 一种基于烟气再循环的配风系统控制方法 |
CN114046517B (zh) * | 2021-11-17 | 2023-04-28 | 光大环境科技(中国)有限公司 | 一种基于烟气再循环的配风系统控制方法 |
CN115820973A (zh) * | 2022-10-13 | 2023-03-21 | 柳州钢铁股份有限公司 | 一种转炉干法除尘静态控制与故障判断系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4297430B2 (ja) | 2009-07-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101853042B1 (ko) | 연도 가스 압축을 이용한 산소 연소 설비 및 방법 | |
US20110011315A1 (en) | Oxyfuel Boiler and Control Method for Oxyfuel Boiler | |
JP5900604B2 (ja) | 酸素燃焼ボイラシステム | |
JP4297430B2 (ja) | 非燃焼式ガス回収型排ガス処理装置のガス回収装置及びガス回収方法 | |
AU2015365196A1 (en) | Method and apparatus for controlling inlet temperature of dedusting apparatus in oxygen combustion boiler equipment | |
JPH0211715A (ja) | 転炉排ガスの回収方法および装置 | |
JP6251329B1 (ja) | ごみ焼却装置 | |
JP5460266B2 (ja) | 施設園芸用温風暖房機 | |
JP2007163048A (ja) | ガス冷却塔および焼却システム | |
JP2014169825A (ja) | 高炉ガス焚きボイラにおける高炉吹き抜け時の燃料制御方法および装置 | |
JP4648152B2 (ja) | ガスタービンシステム及びガスタービンシステムの運転方法 | |
JP5838118B2 (ja) | コークス乾式消火設備における燃焼用空気の導入制御方法 | |
JP4237077B2 (ja) | 転炉排ガス処理装置の排ガス流量の算出方法 | |
JP3617202B2 (ja) | 加熱炉およびその操業方法 | |
JPH09192430A (ja) | ごみ焼却炉の排ガス集塵設備およびその運転方法 | |
JP3008614B2 (ja) | 給湯機 | |
KR200284344Y1 (ko) | 폐가스 블로어 폭발방지 장치가 구비된 코크스 건식소화설비 | |
JP2003260335A (ja) | 電気炉の排ガス処理方法 | |
JPH0791539B2 (ja) | コ−クス乾式消火設備における空気吹込方法 | |
SU1359614A1 (ru) | Устройство дл управлени режимом давлени отвод щего тракта вагранки | |
JPH0749231Y2 (ja) | ごみ焼却炉の排気設備 | |
JP6586967B2 (ja) | 転炉排ガスの回収方法及び回収装置 | |
JP2956265B2 (ja) | ボイラの燃焼方法 | |
JP2000009308A (ja) | 水噴射式ガスタービンの排ガス白煙化防止装置 | |
JP2020148443A (ja) | 廃棄物処理設備 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070115 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080904 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081031 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081208 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090408 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090410 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140424 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |