JP2005232343A - 熱膨張性マイクロカプセル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アクリルポリマー(P)中に無機化合物(A)を含んでなるポリマーシェル(PS)内に揮発性液体又は昇華性固体(SL)を内包して構成されることを特徴とする熱膨張性マイクロカプセルを用いる。(A)の数平均粒子径は0.01〜10μmが好ましく、(A)のアスペクト比は5〜1000が好ましい。
【選択図】なし
Description
なお、本明細書において、(メタ)アクリ・・・は、アクリ・・・及びメタクリル・・・を意味する。
これらのうち、耐熱性の観点等から、炭素数4〜10の(メタ)アクリレートが好ましく、さらに好ましくは(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル及び(メタ)アクリル酸プロピル、特に好ましくは(メタ)アクリル酸メチルである。
これらのうち、耐熱性の観点等から、炭素数3〜10のビニルカルボン酸が好ましく、さらに好ましくは(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン酸及びマレイン酸モノアルキルエステル、特に好ましくは(メタ)アクリル酸である。
カルボキシ基のブロック化剤としては、炭素数2〜30のオキシム{メチルエチルケトンオキシム(CH3CH2CH(CH3)=NOH)、アセトフェノンオキシム(C6H5CH(CH3)=NOH)及びベンゾフェノンオキシム((C6H5)2CH=NOH)等(以下同様))及び炭素数3〜30のビニル化合物{2−メチルプロペン(イソブテン)及び2−メチルヘキセン(イソへプタン)等}等が好ましく用いられ、さらに好ましくはビニル化合物、特に好ましくは2−メチルプロペン(イソブテン)が用いられる。
ブロック化の方法は、特に限定されず、既知の方法により行うことができる。ブロック化剤の添加量は、ブロック化される官能基1モル当量に対して1〜2モル当量が好ましく、さらに好ましくは1.2〜1.8モル当量である。ブロック化の反応温度は、通常、10〜150℃であるが、ビニルモノマーが重合しないように低温にて行うことが好ましく、10〜30℃が好ましい。また、公知の触媒を添加して反応を促進してもよい(ブロック化の方法については以下同様)。
これらのうち、耐熱性の観点等から、炭素数4〜20アミノ基含有ビニルモノマーが好ましく、さらに好ましくは炭素数4〜20のアミノアルキル(メタ)アクリレート及びアミノアルキル(メタ)アクリルアミド、特に好ましくは炭素数4〜10のアミノアルキル(メタ)アクリレート及びアミノアルキル(メタ)アクリルアミドである。
アミノ基のブロック化剤としては、炭素数3〜30のケトン(アセトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、ベンゾフェノン、ジシクロヘキシルケトン、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル及びアセチルアセトン等(以下同様))及び炭素数1〜30のカルボン酸(ギ酸、酢酸、ブタン酸、ラウリン酸、安息香酸及びトルイル酸等(以下同様))等が好ましく用いられ、さらに好ましくはケトンが用いられる。
これらのうち、耐熱性の観点等から、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート及びヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドが好ましく、さらに好ましくはヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、特に好ましくはヒドロキシエチルメタアクリレート(HEMA)である。
水酸基のブロック化剤としては、上記のケトン及びカルボン酸等が好ましく用いられ、さらに好ましくはケトンが用いられる。
これらのうち、耐熱性の観点等から、グルシジルメタクリレート(GMA)が好ましい。
これらのうち、耐熱性の観点等から、炭素数4〜10のイソシアナトアルキル(メタ)アクリレートが好ましく、特に好ましくはイソシアナトヘキシル(メタ)アクリレートである。
イソシアナト基のブロック化剤としては、上記のオキシム、炭素数6〜30のフェノール(フェノール、クレゾール、エチルフェノール、ブチルフェノール、ノニルフェノール及びジノニルフェノール等)及び炭素数1〜20のアルコール(メタノール、エタノール、ブタノール、シクロヘキサノール、t−ブタノール、トリエチルカルビノール、トリブチルカルビノール及びトリフェニルカルビノール等)等が好ましく用いられ、さらに好ましくはオキシム及びアルコール、特に好ましくはメチルエチルケトンオキシム、メタノール及びブタノールが用いられる。
芳香族ビニル炭化水素としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、フェニルスチレン、シクロヘキシルスチレン、ベンジルスチレン、クロチルベンゼン、ヒドロキシスチレン、ビニルナフタレン、ビニルピリジン、クロロスチレン及びジクロロスチレン等が挙げられる。
脂肪族ビニル炭化水素としては、エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、ヘプテン、オクテン、ドデセン及びオクタデセン等が挙げられる。
脂環式ビニル炭化水素としては、ビニルシクロヘキサン、シクロヘキセン、ピネン、リモネン及びインデン等が挙げられる。
ジエンとしては、ブタジエン、ペンタジエン、ヘキサジエン、シクロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルキシレン及びジアリルカルビノール等が挙げられる。
ビス(メタ)アクリルアミドとしては、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、N,N’−エチレンビス(メタ)アクリルアミド及びN,N’−プロピレンビス(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
ポリオールのポリ(メタ)アクリレートとしては、ポリオールジ(メタ)アクリレート{エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ(重合度2〜5)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート及びグリセリンジ(メタ)アクリレート等}、及びポリオールトリ又はテトラ(メタ)アクリレート{グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート及びジグリセリンテトラ(メタ)アクリレート等}等が挙げられる。
ポリアリルアミンとしては、ジアリルアミン及びトリアリルアミン等が挙げられる。
ポリビニルエーテルとしては、ジビニルエーテル、ジアリルエーテル{ジアリルエーテル、ジアリロキシメタン、ジアリロキシエタン及びペンタエリスリトールジアリルエーテル等}、及びトリ−又はテトラ−アリルエーテル{テトラアリロキシエタン、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル及びペンタエリスリトールテトラアリルエーテル等}等が挙げられる。
ジアリルエステルとしては、フタル酸ジアリル、マロン酸ジアリル、コハク酸ジアリル及びアジピン酸ジアリル等が挙げられる。
これらのうち、耐熱性の観点等から、ビニル基を2個有するビニルモノマーが好ましく、さらに好ましくはジエン、ビス(メタ)アクリルアミド、ジビニルエーテル及びジ(メタ)アリルエーテル、特に好ましくはジエン及びジ(メタ)アリルエーテルである。
なお、互いに反応しやすい官能基を有するビニルモノマーを構成単位とする場合には、膨張性の観点等から、一方のビニルモノマーの官能基をブロック化剤によりブロックしておくことが好ましい。例えば、カルボキシル基含有ビニルモノマー(3)とエポキシ基含有ビニルモノマー(6)とを構成単位とする場合には、(3)のカルボキシル基はブロック化剤によりブロックされていることが好ましい。イソシアナト基含有ビニルモノマー(7)とアミノ基含有ビニルモノマー(4)及び/又はヒドロキシル基含有ビニルモノマー(5)とを構成単位とする場合には、(7)のイソシアナト基はブロック化剤によりブロックされていることが好ましい。
他のビニルモノマーのうち、(メタ)アクリレート(2)、カルボキシル基含有ビニルモノマー(3)及びアミノ基含有ビニルモノマー(4)が好ましい。
ビニルモノマー(2)〜(8)からなる群より選ばれる少なくとも1種のビニルモノマー単位の含有量(モル%)は、構成単位とするビニルモノマーの全モル数に基づいて、0.5〜50が好ましく、さらに好ましくは4〜40、特に好ましくは7〜30である。この範囲であると、膨張性及び耐熱性がさらに良好となる。
アミノ基含有ビニルモノマー(4)を構成単位として含む場合、この含有量(モル%)は、構成単位とするビニルモノマーの全モル数に基づいて、0.01〜20が好ましく、さらに好ましくは0.05〜15、特に好ましくは0.1〜10である。この範囲であると、膨張性及び耐熱性がさらに良好となる。
ヒドロキシル基含有ビニルモノマー(5)、エポキシ基含有ビニルモノマー(6)、イソシアナト基含有ビニルモノマー(7)又はビニル炭化水素(8)を構成単位として含む場合、この含有量(モル%)は、構成単位とするビニルモノマーの全モル数に基づいて、0.01〜20が好ましく、さらに好ましくは0.05〜15、特に好ましくは0.09〜10である。この範囲であると、膨張性及び耐熱性がさらに良好となる。
架橋性ビニルモノマー(7)を構成単位として含む場合、この含有量(モル%)は、構成単位とするビニルモノマーの全モル数に基づいて、0.01〜10が好ましく、さらに好ましくは0.05〜5、特に好ましくは0.09〜1である。この範囲であると、膨張性及び耐熱性がさらに良好となる。
ビニルモノマー(2)〜(7)の官能基と反応する反応性基を有する化合物としては、ポリイソシアネート{2,4−又は2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、2,4’−又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)及びイソホロンジイソシアネート(IPDI)等}、ポリカルボン酸{イソフタル酸、テレフタル酸マロン酸、コハク酸、アジピン酸、ヘキサントリカルボン酸及び1,3−シクロペンタンジカルボン酸等}、ポリアミン{エチレンジアミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、イソホロンジアミン及び1,3−又は1,4−フェニレンジアミン等}、ポリオール{エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン及びビスフェノ―ルA等}、エポキシド{エチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ジグリシジルアジペート、リモネンジオキシド、ペンタエリスリトールトリグリシジルエーテル及びビスフェノールAジグリシジルエーテル等}及びこれらの2種以上の混合物等が使用できる。なお、これらの化合物を含有させるとき、ビニルモノマー(2)〜(7)の官能基がブロック化されていない場合には、膨張性の観点等から、これらの化合物中の反応性基をブロック化剤によりブロックしておくことが好ましい(ブロック化剤及びブロック化方法はビニルモノマーの場合と同様)。
ビニルモノマー(2)〜(7)の官能基と反応する反応性基を有する化合物を含む場合、この含有量(モル%)は、構成単位とするビニルモノマーの全モル数に基づいて、0.01〜20が好ましく、さらに好ましくは0.05〜15、特に好ましくは0.09〜10である。この範囲であると、膨張性及び耐熱性がさらに良好となる。
熱可塑性樹脂を含む場合、この含有量(重量%)は、アクリルポリマー(P)の構成単位の全重量に基づいて、0.1〜20が好ましく、さらに好ましくは0.3〜10、特に好ましくは0.5〜5である。
有機フィラーとしては、公知の有機フィラー等が含まれ、ポリスチレンフィラー及びポリメチルメタクリレートフィラー等が挙げられる。
有機フィラーを含む場合、この含有量(重量%)は、ポリマー(P)の構成単位の全重量に基づいて、0.1〜20が好ましく、さらに好ましくは0.3〜10、特に好ましくは0.5〜5である。
着色剤としては、公知の染料及び顔料等が含まれる。
着色剤を含む場合、この含有量(重量%)は、ポリマー(P)の構成単位の全重量に基づいて、0.1〜20が好ましく、さらに好ましくは0.3〜10、特に好ましくは0.5〜5である。
これらの形状としては、球状、針状(繊維状)又は層状(板状)であるが、耐熱性、膨張性及び耐圧性の観点等から、針状又は層状であることが好ましい。また、これらは多孔体であってもよい。
ここで、球状とはアスペクト比が1〜5のものを、針状とはアスペクト比が5〜1000のものを、層状とはアスペクト比が5〜1000であって、平板構造を有するものを意味する。
アスペクト比は、JIS H7402−1993「繊維強化金属中の短繊維のアスペクト比試験方法」に準拠して測定される。なお、層状のアスペクト比は(長さ/径)を(長さ/厚み)に変更して測定される。
無機化合物(A)が針状又は層状である場合、アスペクト比が10〜1000が好ましく、更に好ましくは20〜900、特に好ましくは30〜800である。この範囲内であると、耐熱性等がさらに良好となる。
無機化合物(A)の体積平均粒子径は、1μm未満の場合、動的光散乱法により測定される。ここで動的光散乱法とは、ブラウン運動を行っている粒子懸濁液にレーザー光を照射し、散乱光の時間的な統計特性(例えば、時間相関関数)を解析することにより、粒子径を求める方法である。この測定原理{光散乱法(25℃)}を有する動的光散乱粒子径測定装置{例えば、DLS−7000(大塚電子製)}を用いて、測定することができる。一方、1μm以上の場合、JIS Z8825−1:2001に記載された測定原理{光散乱法(25℃)}を有するレーザー回折式粒度分布測定装置{たとえば、堀場製作所製LA−920、島津製作所製SALD−1100型等)を用いて測定される。
有機化の方法としては、特に限定されるものではなく、公知の方法が使用できる。
これらのうち、イオン交換性の観点等から、アルキル基の炭素数が6〜50の有機陽イオンが好ましい。なお、対になる陰イオンとしては、ハライド(クロライド及びブロマイド等)等が挙げられる。
無機化合物(A)は、アクリルポリマー(P)中に含まれていればよいが、(P)中に分散して存在することが好ましい。
炭化水素としては、炭素数3〜15の炭化水素等が用いられ、プロパン、ブタン、ペンタン、n−ヘキサン、イソヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、シクロペンタン及びメチルシクロヘキサン等が挙げられる。
ハロゲン化炭化水素としては、炭素数1〜4のハライド等が用いられ、塩化エチル、塩化メチル、臭化メチル、クロロホルム、ジクロロブタン及びトリクロロエタン等が挙げられる。
アルコールとしては、炭素数1〜20のアルコール等が用いられ、メタノール、エタノール、ブタノール、シクロヘキサノール及びt−ブタノール等が挙げられる。
エーテルとしては、炭素数2〜15のエーテル等が用いられ、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジエチレングリコール、ジオキサン及びテトラヒドロフラン等が挙げられる。
ケトンとしては、炭素数3〜13のケトン等が用いられ、アセトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、ベンゾフェノン及びジシクロヘキシルケトン等が挙げられる。
昇華性化合物としては、ヘキサクロロエタン、ヨウ素及び樟脳等が挙げられる。
これらの他に、高温度(たとえば、150〜220℃)で分解して気体を発生する化合物{例えば、アゾジカルボンアミド(NH2CON=NCONH2、180℃でシアヌル酸とアンモニアに分解)及びシュウ酸(180〜190℃でギ酸、一酸化炭素及び二酸化炭素に分解)等}も使用できる。
揮発性液体及び/又は昇華性固体(SL)の含有量(重量%)は、ポリマーシェル(PS)の重量に基づいて、1〜50が好ましく、さらに好ましくは5〜20、特に好ましくは10〜15である。
無機化合物(A)は、ビニルモノマー中にあらかじめ分散しておいてもよい。分散は、分散機等を使用して行うことが好ましい。分散時間としては、1分〜24時間が好ましく、さらに好ましくは2分〜5時間、特に好ましくは5分〜3時間である。
重合温度(℃)は、50〜120が好ましく、さらに好ましくは55〜90、特に好ましくは60〜80である。重合は、大気圧下で行ってもよいが、揮発性液体等(SL)を気体状にさせないようにするため加圧下(大気圧+0.1〜1MPa)で行うことが好ましい。
懸濁重合は、耐圧容器を用い、密閉下で行うことが好ましい。また、分散機等で懸濁してから、耐圧容器に移して懸濁重合してもよく、耐圧容器内で懸濁させてもよい。
重合終了後は、公知の方法(遠心分離や濾過等)によって、固液分離及び/又は洗浄してもよい。一方、固液分離を行わず、水に分散した状態若しくは溶剤等に分散した状態で製品とすることもできる。
固液分離及び/又は洗浄する場合、この後、ポリマーシェル(PS)の軟化温度以下にて乾燥及び/又は粉砕してもよい。乾燥及び粉砕は、既知の方法により行うことができ、気流乾燥機、順風乾燥機及びナウターミキサー等を使用できる。また、乾燥及び粉砕は粉砕乾燥機等によって同時に行うこともできる。
アクリルポリマー(P)の合成は、公知の方法により行うことができる。例えば、ビニルモノマー及び重合開始剤を混合し、溶剤(ジメチルホルムアミド、テトラハイドロフラン、メチルエチルケトン又はトルエン等)中にて合成することができる。重合温度(℃)は、50〜120が好ましく、さらに好ましくは55〜90、特に好ましくは60〜80である。
固液分離、洗浄、乾燥及び粉砕は、前記の方法と同様にして行うことができる。
重合開始剤を用いる場合、この使用量(重量%)は、構成単位とするビニルモノマーの全重量に基づいて、0.01〜5が好ましく、さらに好ましくは0.05〜2、特に好ましくは0.1〜1である。
これらのうち、カチオン性、ノニオン性、両性の界面活性剤及びこれらと高分子型分散剤との併用が好ましく、さらに好ましくはノニオン性活性剤及びノニオン性活性剤と高分子型分散剤との併用、特に好ましくはノニオン性活性剤と高分子型分散剤との併用である。
界面活性剤を使用する場合、この使用量(重量%)は、構成単位とするビニルモノマーと揮発性液体及び/又は昇華性固体(SL)との全重量に基づいて、0.01〜10が好ましく、さらに好ましくは0.05〜5、特に好ましくは0.1〜2である。
高分子型分散剤を使用する場合、この使用量は、構成単位とするビニルモノマーと揮発性液体及び/又は昇華性固体(SL)との全重量に基づいて、0.01〜5が好ましく、さらに好ましくは0.02〜3、特に好ましくは0.03〜1である。
これらのうち、無機化合物(A)が好ましく、さらに好ましくはシリカ(コロイダルシリカ等)、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸バリウム及び水酸化マグネシウム、特に好ましくはシリカ、最も好ましくはコロイダルシルカである。なお、分散安定剤は、水性媒体中に分散して、ビニルモノマー及びアクリルポリマー(P)の分散性を安定化させるものであって、本発明の熱膨張性マイクロカプセルの製造後には、ポリマーシェル(PS)の外壁面に存在することとなる。
分散安定剤を使用する場合、この使用量(重量%)は、構成単位とするビニルモノマーと揮発性液体及び/又は昇華性固体(SL)との全重量に基づいて、0.01〜20が好ましく、さらに好ましくは0.1〜10、特に好ましくは0.5〜5である。
水性媒体、界面活性剤及び分散安定剤は、熱膨張性マイクロカプセルの製造後に洗浄濾過等により除去してもよい。
なお、樹脂等の軽量化材に使用される場合、10〜150μmが好ましく、さらに好ましくは20〜100μmである。また、自動車用等の塗料に使用される場合、0.5〜100μmが好ましく、さらに好ましくは1〜20μmである。また、体積平均粒径は、JIS Z8825−1:2001に記載された測定原理{光散乱法(25℃)}を有するレーザー回折式粒度分布測定装置{たとえば、堀場製作所製LA−920、島津製作所製SALD−1100型等)により求められる。
体積平均粒径は、公知の方法によって制御でき、界面活性剤の種類及び量(量を増やすと小さくなる)、分散安定剤の種類及び量(量を増やすと小さくなる)、分散条件(条件をきつくすると小さくなる)等によって任意に制御できる。
熱膨張性マイクロカプセルの形状は、針状や扁平状でもよいが、膨張性の観点等から、球状であることが好ましい。シェルの厚みは、体積平均粒子径等により異なるが、通常、0.5〜75μm程度であり、(SL)の量(量を多くすると薄くなる)等により調整することができる。
加熱方法は、既知の方法を適用することができ、気流乾燥機、順風乾燥機及びナウターミキサー等を使用することができる。
加熱温度(℃)としては、{ポリマーシェル(PS)の軟化温度(NT)−20〜(NT)+70}℃(90〜320℃)が好ましく、さらに好ましくは100〜290、特に好ましくは140〜250、最も好ましくは150〜220である。
加熱時間としては、1分〜6時間が好ましく、さらに好ましくは5分〜3時間、特に好ましくは10分〜1時間である。
加熱は、空気、不活性ガス(窒素及びアルゴン等)又は真空の雰囲気下で行ってもよく、樹脂(ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂及びポリオレフィン樹脂等)中、溶剤(DMF、トルエン及びシリコーンオイル等)中等で行ってもよい。
中空樹脂粒子は、分級処理により、粒子径を調整したり、粒度分布をシャープにすることができる。
なお、軟化温度は、JIS K5601−2−2:1999の5.1粉末法(測定サンプルは、50℃、0.1〜3torrで90分間加熱処理を行う)に準拠して測定される。
なお、中空樹脂粒子の比重とは、中空部を含んだ粒子全体の比重(見掛け密度)を意味し、JIS Z8807−1976「固体比重測定方法」の2.比重びんによる測定方法(液体;蒸留水又はメタノール)に準拠して測定される。
<実施例1>
脱イオン水340部、20%コロイダルシリカ水溶液17部、10%アジピン酸−ジエタノールアミン縮合物水溶液10部及び塩化ナトリウム110部を均一に混合した後、これに、アクリロニトリル1385ミリモル部(73.4部)、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド18ミリモル部(2.8部)、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライドにて有機化されたモノモリロナイト(ズードケミー触媒(株)製 ナノフィル948)3.7部、エチレングリコールジメタクリレート1.7ミリモル部(0.3部)、メタクリル酸メチル110ミリモル部(11.0部)、メタクリル酸メチル128ミリモル部(11.0部)、ペンタン25部及びアゾビスイソブチロニトリル0.5部からなる溶液を加え、ホモミキサー(特殊機械(株)製 ROBOMICS、4000rpm)を用いて1分間撹拌して、懸濁液を得た。この懸濁液を耐圧反応容器に移し、ゲージ圧0.3MPa、撹拌しながら、60℃にて20時間重合させた。次いで、重合液を濾過した後、40℃にて3時間乾燥させて熱膨張性マイクロカプセルを得た。この熱膨張性マイクロカプセルの体積平均粒子径、膨張性及び中空樹脂粒子の耐熱性を以下の方法により評価し表1に示した。
測定試料0.1gをメチルアルコール100mlに分散させて、レーザー散乱式粒度分布測定装置LA−920(25℃、堀場製作所(株)製)を用いて測定した。
順風乾燥機において、測定試料1gを3分間、190℃に加熱し、25℃に冷却して、中空樹脂粒子を得た。次いで、JIS Z8807−1976「固体比重測定方法」の2.比重びんによる測定方法(液体;メタノール)に準拠して、中空樹脂粒子の比重を測定した。この比重を膨張性とした。なお、比重の数値が小さいほど膨張性に優れているといえる。
上記で得た中空樹脂粒子を順風乾燥機において、200℃で1時間加熱してから25℃に冷却した後、比重を測定した。この比重と中空樹脂粒子の比重との差の絶対値を耐熱性とした。なお、耐熱性の数値が小さいほど耐熱性に優れているといえる。
表1に示した構成単位、この使用量(ミリモル部)、構成成分及びこの使用量(重量部)にした以外は実施例1と同様にして、熱膨張性マイクロカプセルを得た。また、実施例1と同様にして評価した体積平均粒子径、膨張性及び耐熱性を表1に示した。
表1に示した構成単位、この使用量(ミリモル部)、構成成分及びこの使用量(重量部)にした以外は実施例1と同様にして、熱膨張性マイクロカプセルを得た。また、実施例1と同様にして評価した体積平均粒子径、膨張性及び耐熱性を表1に示した。
Claims (4)
- アクリルポリマー(P)中に無機化合物(A)を含んでなるポリマーシェル(PS)内に揮発性液体又は昇華性固体(SL)を内包して構成されることを特徴とする熱膨張性マイクロカプセル。
- 無機化合物(A)の体積平均粒子径が0.01〜10μmである請求項1に記載の熱膨張性マイクロカプセル。
- 無機化合物(A)のアスペクト比が5〜1000である請求項1又は2に記載の熱膨張性マイクロカプセル。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の熱膨張性マイクロカプセルを、{ポリマーシェル(PS)の軟化温度(NT)−20}〜{(NT)+70℃}の温度に加熱して膨張させてなる中空樹脂粒子。
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