JP2007075698A - 中空樹脂粒子 - Google Patents

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Abstract

【課題】低比重性を維持したまま、耐熱性を大幅に向上した中空樹脂粒子を提供することである。
【解決手段】ポリマー(P)からなるポリマーシェル(PS)を有する中空樹脂粒子であって、該ポリマーシェル(PS)内に中空樹脂粒子の重量に基づいて、1〜10重量%の揮発性液体(SL)を含有することを特徴とする中空樹脂粒子を使用する。ポリマー(P)は、シアノ基含有アクリルモノマー及び(メタ)アクリレートを構成単位として使用することが好ましい。また、揮発性液体(SL)はペンタンが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、中空樹脂粒子に関する。
中空樹脂粒子は、極めて低比重であるため、軽量化や断熱性向上の目的で各種樹脂材料や塗料、建築材料などに使用されてきた。しかし、中空樹脂粒子が高温下(150℃以上)にて使用される場合、比重の劣化が起こり、低比重性が損なわれるといった問題がある。 そこで、中空樹脂粒子の耐熱性を向上させる、すなわち、高温下における低比重性を維持させるべく、数多くの検討がなされており、例えば、ニトリル系モノマー80重量%以上、非ニトリル系モノマー20重量%以下および架橋剤0.1〜1重量%からなるポリマーをシェルとする中空樹脂粒子(例えば、特許文献1参照)やニトリル系モノマー80重量%以上、非ニトリル系モノマー19.95重量%以下および四官能以上の架橋剤および/または側鎖の長いを架橋剤0.05〜1重量%からなるポリマーをシェルとする中空樹脂粒子(例えば、特許文献2参照)などが報告されている。
特開昭和62−286534 特開2002−320843
従来の中空樹脂粒子は、ポリマーシェルを構成するポリマーの耐熱性を高めるという観点からしか検討されておらず、特に架橋剤を必須構成単位として、この架橋剤の効果により耐熱性を向上させたものが多い。しかしながら、架橋剤の量を多くしすぎると熱膨張性マイクロカプセルの膨張倍率が低下して得られる中空樹脂粒子の比重が下がらない。一方、架橋剤の量が少ないと耐熱性が劣り高温下における比重の劣化は解決できない。また、架橋剤を必須構成単位とする以外にも、剛直なモノマーを導入する方法により耐熱性の向上が試みられているが、架橋剤を必須構成単位とする場合と同様の結果となる。従って、ポリマーシェルを構成するポリマーの耐熱性を高めるという観点のみでは、耐熱性と低比重性を両立することはできなかった。すなわち、本発明の目的は、耐熱性と低比重性を両立した中空樹脂粒子を提供することである。
本発明の中空樹脂粒子の特徴は、ポリマー(P)からなるポリマーシェル(PS)内に、中空樹脂粒子の重量に基づいて、1〜10重量%の揮発性液体(SL)を含有することを要旨とする。
本発明の中空樹脂粒子によれば、中空樹脂粒子の大きな特徴である低比重性を維持したまま、耐熱性を大幅に向上させることができる。
ポリマー(P)の構成単位としては、シアノ基含有アクリルモノマー、(メタ)アクリレート、ビニルカルボン酸、芳香族ビニル炭化水素、脂肪族ビニル炭化水素、脂環式ビニル炭化水素、(メタ)アクリルアミド、ビニルスルホン酸、ビニルエーテル、ビニルケトン、架橋性モノマー等を使用することができ、シアノ基含有アクリルモノマー及び(メタ)アクリレートを必須構成単位とすることが好ましい。
シアノ基含有アクリルモノマーとしては、(メタ)アクリロニトリル、α−クロロ(メタ)アクリロニトリル、α−エトキシ(メタ)アクリロニトリル、フマロニトリル、マレオイルニトリル、シアノスチレン及びこれらの混合物等が挙げられる。これらのうち、低比重性の観点等から、(メタ)アクリロニトリル、α−クロロ(メタ)アクリロニトリル及びα−エトキシ(メタ)アクリロニトリルが好ましく、さらに好ましくは(メタ)アクリロニトリル、特に好ましくはアクリロニトリルである。
なお、本明細書において、(メタ)アクリ・・・は、アクリ・・・及びメタクリル・・・を意味する。すなわち、例えば(メタ)アクリロニトリルは、アクリロニトリル及びメタアクリロニトリルを意味する。
(メタ)アクリレートとしては、炭素数4〜24のアルキル(メタ)アクリレート等が使用でき、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
(メタ)アクリレートとしては、アルキル(メタ)アクリレート以外にも、各種官能基を有する(メタ)アクリレートを使用することができる。例えば、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート(アルキル基の炭素数2〜20:2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート(HEMA)、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート及びヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等(アルキル基については以下同様))、アミノアルキル(メタ)アクリレート(アミノエチル(メタ)アクリレート、アミノイソプロピル(メタ)アクリレート、アミノブチル(メタ)アクリレート及びアミノヘキシル(メタ)アクリレート等)、イソシアナトアルキル(メタ)アクリレート(イソシアナトエチル(メタ)アクリレート、イソシアナトプロピル(メタ)アクリレート、イソシアナトブチル(メタ)アクリレート及びイソシアナトヘキシル(メタ)アクリレート等)、グリシジルメタクリレート(GMA)、ポリエチレングリコール(重量平均分子量100〜10000)モノ(メタ)アクリレート、ポリエチレン・ポリプロピレングリコール(重量平均分子量200〜10000、オキシエチレンの含有量10〜90重量%)モノ(メタ)アクリレート及びポリプロピレングリコール(重量平均分子量100〜10000)モノ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
これらのうち、中空樹脂粒子の低比重性の観点から、炭素数4〜15の(メタ)アクリレートが好ましく、更に好ましくは、メチルメタクリレート、イソボニルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレートであり、特に好ましくは、メチルメタクリレートである。
ビニルカルボン酸としては、炭素数3〜20のビニルカルボン酸等が使用でき、(メタ)アクリル酸、(無水)マレイン酸、マレイン酸モノアルキルエステル(マレイン酸モノエチルエステル、マレイン酸モノブチルエステル及びマレイン酸モノヘキシルエステル等)、フマル酸、フマル酸モノアルキルエステル、クロトン酸、イタコン酸、イタコン酸モノアルキルエステル、イタコン酸グリコールモノエーテル(グリコールの炭素数2〜20:エチレングリコール、プロピレングリコール及びヘキセングリコール等)、シトラコン酸、シトラコン酸モノアルキルエステル及び桂皮酸等、並びにこれらのアルカリ金属(ナトリウム及びカリウム等)塩、アルカリ土類金属(カルシウム及びマグネシウム等)塩、アミン(炭素数3〜20:トリメチルアミン、トリエチルアミン、ブチルジメチルアミン及びトリエタノールアミン等)塩及びアンモニウム塩等が挙げられる。
芳香族ビニル炭化水素としては、炭素数8〜12の芳香族ビニル炭化水素等が使用でき、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、フェニルスチレン、シクロヘキシルスチレン、ベンジルスチレン、クロチルベンゼン、ヒドロキシスチレン、ビニルナフタレン、ビニルピリジン、クロロスチレン、アミノスチレン、及びジクロロスチレン等が挙げられる。
脂肪族ビニル炭化水素としては、炭素数2〜18の脂肪族ビニル炭化水素等が使用でき、エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、ヘプテン、オクテン、ドデセン、オクタデセン1−ブテン−3−オール及び2−ブテン−1−オール等が挙げられる。
脂環式ビニル炭化水素としては、炭素数5〜15の脂環式ビニル炭化水素等が使用でき、ビニルシクロヘキサン、シクロヘキセン、ピネン、リモネン及びインデンが挙げられる。
(メタ)アクリルアミドとしては、炭素数3〜22の(メタ)アクリルアミド等が使用でき、(メタ)アクリルアミド、N−アルキル(メタ)アクリルアミド(N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド及びN−ベンジル(メタ)アクリルアミド等)、N,N−ジアルキル(メタ)アクリルアミド(N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド及びN,N−ジプロピル(メタ)アクリルアミド等)、N−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド(N−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド及びN−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド等)、及びアミノアルキル(メタ)アクリルアミド(ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド及びジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド等)等が挙げられる他に、N−ビニルラクタム(N−ビニルピロリドン等)等も使用できる。
ビニルスルホン酸としては、炭素数2〜10のビニルスルホン酸等が使用でき、アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、α−メチルスチレンスルホン酸、(メタ)アクリロキシプロピルスルホン酸、(メタ)アクリロキシエタンスルホン酸、3−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸及びプロピルアリルスルホコハク酸、並びにこれらのアルカリ金属(ナトリウム及びカリウム等)塩、アルカリ土類金属(カルシウム及びマグネシウム等)塩、アミン塩又はアンモニウム塩等が挙げられる。
ビニルエーテルとしては、炭素数3〜10のビニルエーテル等が使用でき、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルプロピルエーテル、ビニルブチルエーテル、ビニル2−エチルヘキシルエーテル、ビニルフェニルエーテル、ビニル2−メトキシエチルエーテル、ビニル2−ブトキシエチルエーテル、2−ブトキシ−2’−ビニロキシジエチルエーテル及びビニル2−エチルメルカプトエチルエーテル等が挙げられる。
ビニルケトンとしては、炭素数4〜11のビニルケトン等が使用でき、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルフェニルケトン及びビニル2−エチルヘキシルケトン等が挙げられる。
架橋性モノマーとしては、ビニル基を少なくとも2個有するモノマー等が使用でき、炭素数4〜10のジエン、炭素数8〜12のビス(メタ)アクリルアミド、ポリオール(炭素数2〜10)のポリ(メタ)アクリレート、炭素数6〜9のポリアリルアミン、炭素数6〜17のポリアリルエーテル及び炭素数9〜14のジアリルエステル等が使用できる。
ジエンとしては、ブタジエン、ペンタジエン、ヘキサジエン、シクロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルキシレン及びジアリルカルビノール等が挙げられる。
ビス(メタ)アクリルアミドとしては、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、N,N’−エチレンビス(メタ)アクリルアミド及びN,N’−プロピレンビス(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
ポリオールのポリ(メタ)アクリレートとしては、ポリオールジ(メタ)アクリレート{エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ(重合度2〜5)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート及びグリセリンジ(メタ)アクリレート等}、及びポリオールトリ又はテトラ(メタ)アクリレート{グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート及びジグリセリンテトラ(メタ)アクリレート等}等が挙げられる。
ポリアリルアミンとしては、ジアリルアミン及びトリアリルアミン等が挙げられる。
ポリビニルエーテルとしては、ジビニルエーテル、ジアリルエーテル{ジアリルエーテル、ジアリロキシメタン、ジアリロキシエタン及びペンタエリスリトールジアリルエーテル等}、及びトリ−又はテトラ−アリルエーテル{テトラアリロキシエタン、ペンタエリスリトールトリアリルエーテル及びペンタエリスリトールテトラアリルエーテル等}等が挙げられる。
ジアリルエステルとしては、フタル酸ジアリル、マロン酸ジアリル、コハク酸ジアリル及びアジピン酸ジアリル等が挙げられる。
シアノ基含有アクリルモノマーをポリマー(P)の構成単位とする場合、シアノ基含有アクリルモノマー単位の含有量(モル%)は、全構成単位のモル数に基づいて、55〜97が好ましく、さらに好ましくは60〜95、特に好ましくは65〜93である。この範囲であると、ガスバリア性が十分に発揮でき低比重性がさらに良好となる。
(メタ)アクリレート及びその他のモノマー単位の含有量(モル%)は、構成単位とするアクリルモノマーの全モル数に基づいて、4〜50が好ましく、さらに好ましくは7〜45、特に好ましくは10〜40である。
架橋性アクリルモノマーを構成単位として含む場合、この含有量(モル%)は、構成単位とするアクリルモノマーの全モル数に基づいて、0.01〜10が好ましく、さらに好ましくは0.05〜5、特に好ましくは0.09〜1である。この範囲であると、低比重性がさらに良好となる。
本発明の中空樹脂粒子には、必要に応じて、各種添加剤を使用してもよく、例えば、酸化防止剤(ヒンダートフェノール、リン及びラクトンなど)、紫外線吸収剤(ベンゾトリアゾールなど)、抗菌剤(フェニルエーテルなど)及び帯電防止剤(ポリアミド系共重合体など)等を添加することができる。
中空樹脂粒子の軟化温度(℃)は、110〜250が好ましく、さらに好ましくは120〜220、特に好ましくは130〜200である。なお、軟化温度JIS K5601−2−2:1999の5.1粉末法(測定サンプルは、50℃、0.1〜3torrで90分間加熱処理を行なう)に準拠して測定される。
中空樹脂粒子の体積平均粒径(μm)は、0.1〜200が好ましく、さらに好ましくは0.5〜150、特に好ましくは1〜100である。
また、体積平均粒径は、JIS Z8825−1:2001に記載された測定原理{光散乱法(25℃)}を有するレーザー回折式粒度分布測定装置{たとえば、堀場製作所製LA−920、島津製作所製SALD−1100型等)により求められる。
体積平均粒径は、熱膨張性マイクロカプセルの粒径を制御することにより調整できるし、また熱膨張性マイクロカプセルの加熱膨張温度や時間によっても任意に制御できる。
中空樹脂粒子の比重(g/cm3)は、0.6〜0.008が好ましく、さらに好ましくは0.5〜0.01、特に好ましくは0.4〜0.02である。
ここで、中空樹脂粒子の比重とは、中空部を含んだ粒子全体の比重(見掛け密度)を意味する。
なお、比重はJIS Z8807−1976「固体比重測定方法」の2.比重びんによる測定方法(液体;蒸留水又はメタノール)に準拠して測定される。
本発明の中空樹脂粒子の製造方法としては、ポリマー(P)、好ましくはシアノ基含有アクリルモノマー、(メタ)アクリレート等を構成単位とするポリマー(P)からなるポリマーシェル(PS)内に揮発性液体(SL)を内包してなる熱膨張性マイクロカプセルを製造した後、この熱膨張性マイクロカプセルを加熱により膨張させて中空化するという方法である。
加熱方法は、既知の方法を適用することができ、気流乾燥機、順風乾燥機及びナウターミキサー(ホソカワミクロン社製)、ソリッドエア(ホソカワミクロン社製)、万能混合機(ダルトン社製)等を使用することができる。
加熱温度(℃)としては、{ポリマー(P)の軟化温度(NT)〜(NT)+70}℃(110〜350℃)が好ましく、さらに好ましくは120〜330、特に好ましくは140〜300、最も好ましくは150〜270である。
加熱時間としては、1分〜60分が好ましく、さらに好ましくは5〜30分、特に好ましくは0.5分〜15分である。
加熱は、空気、不活性ガス(窒素及びアルゴン等)又は真空の雰囲気下で行ってもよく、樹脂(ウレタン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂及びポリオレフィン樹脂等)中、溶剤(DMF、トルエン及びシリコーンオイル等)中等で行ってもよい。
中空樹脂粒子は、分級処理により、粒子径を調整したり、粒度分布をシャープにすることができる。
揮発性液体(SL)としては、ポリマーシェル(PS)の構成成分を溶解しないものであれば特に限定されず、公知のもの等を使用でき、炭化水素、ハロゲン化炭化水素、アルコール、エーテル及びケトン等が含まれる。
揮発性とは、180℃における液体の蒸気圧(MPa)が0.1〜10(好ましくは0.2〜7.5、さらに好ましくは0.3〜5.0)である性質を意味する。すなわち、揮発性液体とは、このような性質を持つ液体(25℃)を意味する。
炭化水素としては、炭素数5〜15の炭化水素等が用いられ、ペンタン(n−ペンタン、イソペンタン、2,2-ジメチルプロパン各異性体を含む(以下の例も同様の異性体を含むものとする))、ヘキサン、ヘプタン、デカン、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、シクロペンタン及びメチルシクロヘキサン等が挙げられる。
ハロゲン化炭化水素としては、炭素数1〜4のハライド等が用いられ、塩化エチル、塩化メチル、臭化メチル、クロロホルム、ジクロロブタン及びトリクロロエタン等が挙げられる。
アルコールとしては、炭素数1〜20のアルコール等が用いられ、メタノール、エタノール、ブタノール、シクロヘキサノール及びt−ブタノール等が挙げられる。
エーテルとしては、炭素数2〜15のエーテル等が用いられ、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジエチレングリコール、ジオキサン及びテトラヒドロフラン等が挙げられる。
ケトンとしては、炭素数3〜13のケトン等が用いられ、アセトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトン、ベンゾフェノン及びジシクロヘキシルケトン等が挙げられる。
これらのうち、低比重性の観点等から、炭化水素及びハロゲン化炭化水素が好ましく、さらに好ましくは炭化水素、特に好ましくはペンタンである。
熱膨張性マイクロカプセル中の揮発性液体(SL)の含有量(重量%)は、中空樹脂粒子の重量に基づいて、10〜50が好ましく、さらに好ましくは11〜30、特に好ましくは12〜20である。
本発明の中空樹脂粒子は、ポリマーシェル(PS)内に、中空樹脂粒子の重量に基づいて1〜10重量%の揮発性液体(SL)を含有し、好ましくは1.5〜9重量%、更に好ましくは2〜8重量%、特に好ましくは2.5〜7重量%である。
この範囲の上限を超えて(SL)が残存すれば、(SL)の重量により低比重性が損なわれる。また、(SL)は可燃性が高いので、特にペンタン等の特殊引火物を使用した場合には、中空樹脂粒子の可燃性が高くなり好ましくない。一方、この範囲の下限を超える場合、高温下における使用において、内部に残存する(SL)の蒸気圧により(PS)が収縮することを防止することができず、低比重性を確保することができない。
中空樹脂粒子のポリマーシェル(PS)内に残存する揮発性液体(SL)の含有量の分析は、ガスクロマトグラフによりJIS0114に準拠して行う。
測定サンプルは、中空樹脂粒子約1gをDMF約150gに膨潤若しくは溶解させて内部にある(SL)を抽出して調製する。ガスクロマトグラフは、市販のものを使用することができ、例えば、GC14B(島津社製)を使用することができる。その他具体的な測定条件は次の通りである。カラムはキャピラリーカラムDB17(J&WSCIENTIFIC社製)を使用し、温度条件は40℃で5分間とした。検出方法は、水素炎イオン検出法であり、キャリアガスとしてはヘリウムを使用した。内部標準としては、(SL)のピークとそのピークが重ならないものを使用することができ、例えば、酢酸プロピル等を使用することができる。
本発明の中空樹脂粒子は、熱膨張性マイクロカプセルを加熱により膨張することで得られるが、この際、大部分の(SL)はポリマーシェル(PS)を透過していく。
従って、熱膨張性マイクロカプセルの加熱膨張は、短時間にて行うことが好ましく、具体的な加熱膨張時間としては、1分〜60分が好ましく、さらに好ましくは5〜30分、特に好ましくは0.5分〜15分である。
加熱温度としては、{ポリマー(P)の軟化温度(NT)〜(NT)+70}℃(110〜350℃)が好ましく、さらに好ましくは120〜330、特に好ましくは140〜300、最も好ましくは150〜270である。
また、加熱方法としては、伝熱効率の高い装置をして処理することが好ましく、気流乾燥機、連続式横型乾燥機(ソリッドエア(ホソカワミクロン社製)、レーディゲミキサー(マツボー社製)、ロータリーキルン(高砂工業社製)等)、スプレードライヤー(大川原製作所社製))等を使用することが好ましい。
すなわち、高温にて短時間で加熱処理することにより、(SL)の透過量を減少させ、熱膨張性マイクロカプセルの膨張倍率を高めて中空樹脂粒子の低比重化が可能になるとともに、SLの残存量を1〜10重量%に調整することができ、高温下での低比重性も確保することができる。
本発明の熱膨張性マイクロカプセルは、公知の方法により製造することができ、例えば、アクリロニトリル、メタクリル酸、(メタ)アクリレート及び必要によりその他のモノマー、揮発性液体(SL)、並びに重合開始剤を混合し、この混合物を界面活性剤及び/又は分散安定剤を含む水性媒体中で懸濁重合させる方法(特公昭42−26524号公報等)等により製造することができる。
重合温度(℃)は、40〜120が好ましく、さらに好ましくは45〜90、特に好ましくは50〜80である。重合は、大気圧下で行ってもよいが、揮発性液体等(SL)を気体状にさせないようにするため加圧下(大気圧+0.1〜1MPa)で行うことが好ましい。
懸濁重合は、耐圧容器を用い、密閉下で行うことが好ましい。また、分散機等で懸濁してから、耐圧容器に移して懸濁重合してもよく、耐圧容器内で懸濁させてもよい。
重合終了後は、公知の方法(遠心分離や濾過等)によって、固液分離及び/又は洗浄してもよい。一方、固液分離を行わず、水に分散した状態若しくは溶剤等に分散した状態で製品とすることもできる。
固液分離及び/又は洗浄する場合、この後、ポリマーシェル(PS)の軟化温度以下にて乾燥及び/又は粉砕してもよい。乾燥及び粉砕は、既知の方法により行うことができ、気流乾燥機、順風乾燥機及びナウターミキサー(ホソカワミクロン社製)等を使用できる。また、乾燥及び粉砕は粉砕乾燥機等によって同時に行うこともできる。
重合開始剤としては特に限定されるものではないが、モノマーに可溶の油溶性開始剤が好ましく、公知のパーオキサイド開始剤及びアゾ開始剤等を使用できる。これらのうち、アゾ開始剤が好ましく、さらに好ましくは2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、1,1’−アゾビスシクロヘキサン1−カーボニトリル、2,2’−アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル及び2,2’−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル、特に好ましくは2,2’−アゾビスイソブチロニトリルである。
重合開始剤を用いる場合、この使用量(重量%)は、構成単位とするビニルモノマーの全重量に基づいて、0.01〜5が好ましく、さらに好ましくは0.05〜2、特に好ましくは0.1〜1である。
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム、(ポリ)オキシエチレン(重合度1〜100)ラウリル硫酸ナトリウム及び(ポリ)オキシエチレン(重合度1〜100)ラウリル硫酸トリエタノールアミン等)、カチオン性界面活性剤(塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド乳酸塩、ジラウリルアミン塩酸塩及びオレイルアミン乳酸塩等)、ノニオン性界面活性剤(アジピン酸ジエタノールアミン縮合物、ラウリルジメチルアミンオキシド、モノステアリン酸グリセリン、モノラウリン酸ソルビタン及びステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド乳酸塩等)及び両性界面活性剤(ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン及びβ−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等)が含まれ、これらの界面活性剤の他に、高分子型分散剤(ポリビニルアルコール、デンプン及びカルボキシメチルセルロース等)を使用することができる。
これらのうち、カチオン性、ノニオン性、両性の界面活性剤及びこれらと高分子型分散剤との併用が好ましく、さらに好ましくはノニオン性活性剤及びノニオン性活性剤と高分子型分散剤との併用、特に好ましくはノニオン性活性剤である。
界面活性剤を使用する場合、この使用量(重量%)は、モノマーと揮発性液体(SL)との全重量に基づいて、0.01〜10が好ましく、さらに好ましくは0.05〜5、特に好ましくは0.1〜2である。
分散安定剤としては、シリカ(コロイダルシリカ等)、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸バリウム及び水酸化マグネシウム等が使用され、2種類以上を併用することもできる。
これらのうち、分散安定性の観点等から、コロイダルシリカが好ましい。
分散安定剤を使用する場合、この使用量(重量%)は、モノマーと揮発性液体(SL)との全重量に基づいて、0.01〜30が好ましく、さらに好ましくは0.1〜20、特に好ましくは0.5〜10である。
熱膨張マイクロカプセルの体積平均粒径(μm)は、0.1〜100が好ましく、さらに好ましくは0.5〜60、特に好ましくは1〜30である。
なお、樹脂等の軽量化材に使用される場合、10〜100μmが好ましく、さらに好ましくは20〜60μmである。また、自動車用等の塗料に使用される場合、0.5〜60μmが好ましく、さらに好ましくは1〜20μmである。また、体積平均粒径は、JIS Z8825−1:2001に記載された測定原理{光散乱法(25℃)}を有するレーザー回折式粒度分布測定装置{たとえば、堀場製作所製LA−920、島津製作所製SALD−1100型等)により求められる。
体積平均粒径は、公知の方法によって制御でき、界面活性剤の種類及び量(量を増やすと小さくなる)、分散安定剤の種類及び量(量を増やすと小さくなる)、分散条件(条件をきつくすると小さくなる)等によって任意に制御できる。
熱膨張性マイクロカプセルの形状は、針状や扁平状でもよいが、膨張性の観点等から、球状であることが好ましい。シェルの厚みは、体積平均粒子径等により異なるが、通常、0.5〜75μm程度であり、(SL)の量(量を多くすると薄くなる)等により調整することができる。
以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれに限定されない。
<実施例1>
脱イオン水120重量部、20%コロイダルシリカ水溶液21.6重量部、アジピン酸−ジエタノールアミン縮合物1.0重量部及び硫酸ナトリウム42重量部を均一に混合した後、これに、アクリロニトリル39.5重量部(745ミリモル)、メチルメタクリレート10重量部(100ミリモル)、n−ペンタン13重量部及びアゾビスイソブチロニトリル0.2重量部からなる溶液を加え、ホモミキサー(特殊機械(株)製 ROBOMICS、4000rpm)を用いて2分間撹拌して、懸濁液を得た。この懸濁液を耐圧反応容器に移し、ゲージ圧0.25MPa、60℃にて20時間重合させた。次いで、重合液を濾過した後、60℃にて5時間乾燥させて熱膨張性マイクロカプセルを得た。この熱膨張性マイクロカプセルを電気炉(デンケン社製)を用いて、190℃で1分間加熱することにより中空樹脂粒子(1)を得た。この中空樹脂粒子の比重を分析し、また中空樹脂粒子中のn−ペンタンの残存量を表1に示した。また、下記の耐熱性評価を行い、結果を表1に示した。
<n−ペンタンの残存量>
ガスクロマトグラフによりJIS0114に準拠して測定した。
測定サンプルは、中空樹脂粒子約1gをDMF約150gに膨潤若しくは溶解させて内部にある(SL)を抽出して。
測定条件は以下の通りである。
・使用機器;GC14B(島津社製)
・カラム;DB17(J&WSCIENTIFIC社製)
・検出方法;水素炎イオン検出法
・温度条件;40℃×5分
・キャリアガス;ヘリウム
・内部標準;酢酸プロピル
<比重>
JIS Z8807−1976「固体比重測定方法」の2.比重びんによる測定方法(液体;メタノール)に準拠して測定した。
<耐熱性評価>
電気炉(デンケン社製)にて、中空樹脂粒子を160℃で60分間加熱した後、比重を測定した。
<実施例2〜4>
表1に示した構成単位及び使用量(重量部)にした以外は実施例1と同様にして、熱膨張性マイクロカプセルを得た後、実施例1と同様にして、本発明の中空樹脂粒子(2)〜(4)を得た。また、実施例1と同様にして評価した比重、n−ペンタンの残存量を表1に示した。
<比較例1、2>
表1に示した構成単位及び使用量(重量部)にした以外は実施例1と同様にして、熱膨張性マイクロカプセルを得た後、電気炉(デンケン社製)を用いて155℃で30分間加熱することにより、比較用の中空樹脂粒子を得た。また、実施例1と同様にして評価した結果を表1に示した。
<比較例3>
表1に示した構成単位及び使用量(重量部)にした以外は実施例1と同様にして、熱膨張性マイクロカプセルを得た後、電気炉(デンケン社製)を用いて155℃で3分間加熱することにより、比較用の中空樹脂粒子を得た。また、実施例1と同様にして評価した結果を表1に示した。
Figure 2007075698
( )内はモル%
比較例1及び2の中空樹脂粒子は、加熱処理により比重の劣化が起こったが、本発明の中空樹脂粒子は、加熱処理前後において比重の変化がなく、耐熱性に極めて優れていた。また、比較例3の中空樹脂粒子は、加熱処理前後において比重の変化がなく耐熱性は高いものの、比重が著しく高い。したがって、本発明の中空樹脂粒子によれば、中空樹脂粒子の大きな特徴である低比重性を維持したまま、耐熱性を大幅に向上させることができる。
本発明の中空樹脂粒子は、高温領域(150℃以上)における使用に際しても十分な低比重性を有する。従って、自動車用等の塗料、防火塗料及び膨張性インク等に好適である。また、本発明の中空樹脂粒子は、軽量化及び高い耐熱性が要求される分野で利用することができる。たとえば、各種樹脂材料やゴム材料の軽量化材、プリンターの定着ロール用断熱材等に好適である。

Claims (3)

  1. ポリマー(P)からなるポリマーシェル(PS)を有する中空樹脂粒子であって、該ポリマーシェル(PS)内に中空樹脂粒子の重量に基づいて、1〜10重量%の揮発性液体(SL)を含有することを特徴とする中空樹脂粒子。
  2. シアノ基含有アクリルモノマー及び(メタ)アクリレートをポリマー(P)の必須構成単位とする請求項1に記載の中空樹脂粒子。
  3. 揮発性液体(SL)がペンタンであることを特徴とする請求項1又は2に記載の中空樹脂粒子。
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