JP2005231783A - 電線測長送給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 送給する電線の全長精度を低下させることなく、揺動部分をより高速に揺動させることができる電線測長送給装置を提供する。
【解決手段】 本発明の電線測長送給装置100は、基台上に固定された電線送給機構10と、基台上で移動する測長移動機構50とを分離したものであるから、移動部分を軽量化してその移動速度を向上させることができる。また、電線送給機構10のフィードローラ35,29は、電線測長移動機構50が第1の移動位置にあるときに、電線測長移動機構50によって支持されている電線Wのうちその電線送給方向前端側にある部分と係脱自在に係合して所定長さの電線Wを送り出す。
【選択図】 図11

Description

本発明は、電線処理装置に向かって電線を測長し送給する電線測長送給装置に関し、より詳しくは、送給する電線の全長寸法精度を低下させることなく、電線処理装置の各部分と対向するために移動する部分をより高速に移動させることができるように改良された電線測長送給装置に関する。
従来、電線を切断するとともに、切断した電線の末端被覆をストリップして芯線を露出させ、露出させた芯線に端子を圧着する等の作業を行う電線処理装置が用いられている(例えば、下記特許文献を参照)。
その構造について図13を参照しつつ概説すると、この電線処理装置は、電線Wを切断する第1のブレード1、切断した電線の送給方向前側の末端被覆をストリップする第2のブレード2、露出させた芯線に端子を圧着する第1の端子圧着機3、これらの各部分に電線Wを送給する電線送給機構4、切断した電線の送給方向後側の末端被覆をストリップする第3のブレード5、露出させた芯線に端子を圧着する第2の端子圧着機6、これらの各部分間で平行移動しつつ電線Wを搬送する電線搬送機構7等を備えている。
電線送給機構4は、その揺動軸4aの回りに揺動自在に支持されるとともに、電線送給方向に電線Wを送り出すためのフィードローラ8、および送り出した電線の長さを測定する測長ローラ9を有しており、まず最初に、第1のブレード1に向かって所定の長さの電線Wを送り出す。
送り出した電線Wが第1のブレード1によって切断されると、電線送給機構4は矢印Aで示すように揺動して第2のブレード2に対向し、電線Wの送給方向前端の絶縁被覆をストリップして芯線を露出させる作業を行わせる。
次いで、電線送給機構4は矢印Bで示すように揺動して第1の端子圧着機3に対向し、露出させた芯線に端子を圧着する作業を行わせる。
その後、電線送給機構4は矢印Cで示したように揺動して第1のブレード1に対向する位置に戻り、以後、一連の動作を繰り返す。
特開平8−102354号公報 特開平11−204229号公報 特開平2001−261232号公報
ところで、図13に示した電線処理装置の処理能力を高めるためには、電線送給機構4が電線処理装置の各部分と対向する位置間において揺動するときの揺動速度を高める必要がある。
しかしながら、この電線送給機構4は、揺動軸4aの回りに揺動する部分に、フィードローラ8を含む送給機構および測長ローラ9を含む測長機構を一体に設けたものであるため慣性質量が大きく、その揺動速度を向上させることが困難である。
特に、送給する電線の線径が増すにつれて、フィードローラ8を回転駆動するモータも大型化して重くなるため、揺動速度の向上がますます困難となる。
そこで、電線送給機構4の揺動部分から、フィードローラおよび駆動モータを含む送給機構を分離し、揺動部分よりも電線送給方向の後方にフィードローラおよび駆動モータを配設する構造が採用されている。
ところが、この構造においては、揺動部分のうち電線処理装置の各部分に対向する揺動端とフィードローラとの間の距離が長くなるため、フィードローラが送給した電線にたわみが生じると、送給した電線の全長寸法が所定の許容範囲から外れるおそれがある。
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、送給する電線の全長寸法精度を低下させることなく、電線処理装置の各部分と対向するために揺動する部分をより高速に揺動させることができるように改良された電線測長送給装置を提供することにある。
上記の課題を解決するための、請求項1に記載した手段は、
電線を処理する装置に向かって前記電線の長さを測定しつつ送給する電線測長送給装置であって、
前記電線を第1の方向に案内する第1の移動位置と第2の方向に案内する第2の移動位置との間において基台上で移動自在な移動手段、
前記移動手段を前記第1および第2の移動位置に往復移動させる移動駆動手段、
前記電線を支持しつつ電線送給方向に案内する、前記移動手段に配設された電線支持案内手段、
前記電線の送給長さを測定する、前記移動手段に配設された測長手段、を有する移動測長機構と;
前記移動手段が前記第1の移動位置にあるときに前記移動手段と接近するように前記基台上に固定された支持手段、
前記移動手段が前記第1の移動位置にあるときに、前記電線案内支持手段に支持されている前記電線のうち前記移動手段の電線送給方向前端側にある部分と係脱自在に係合して前記電線を前記第1の方向に送給する、前記支持手段に支持された送給手段、
前記送給手段を前記電線に係脱させる、前記支持手段に支持された係脱駆動手段、を有する送給機構と;
を備えることを特徴としている。
すなわち、請求項1に記載した電線測長送給装置は、電線処理装置に向かって電線を送給する電線送給手段と、電線処理装置の各部分に対向するために移動する移動手段とを分離した構造である。これにより、移動手段を軽量化してその移動速度を向上させることができる。
また、電線送給手段は、移動手段が第1の移動位置にあるときに、電線支持案内手段に支持されている電線のうち移動手段の電線送給方向前端側にある部分と係脱自在に係合して所定長さの電線を送り出す構造である。これにより、移動手段の電線送給方向前端と電線送給手段との間の距離を短くできるから、電線送給手段が送り出した電線に生じるたわみはわずかであり、送給した電線の全長寸法を所定の許容範囲内に収めることができる。 さらに、移動手段が移動するときには、係脱駆動手段が作動して電線送給手段を電線から離脱させるから、電線送給手段が電線と干渉して移動手段の移動に支障を来すことがない。
なお、移動手段の移動は、揺動軸回りの揺動とすることもできるし、電線処理装置が並ぶ方向への平行移動とすることもできる。
また、請求項2に記載した手段は、請求項1に記載した電線測長送給装置において、
前記電線支持案内手段が、その内部に前記電線が挿通される複数の管状部材であり、前記移動手段の電線送給方向前端側において互いに離間して前記電線を露出させる部分を有し、
前記送給手段が、前記電線が露出している部分と係脱自在に係合して前記電線を送給するることを特徴としている。
すなわち、請求項2に記載した電線測長送給装置においては、送給される電線が管状部材に挿通されているので、移動手段が高い速度で移動しても電線がたわむことがない。
また、移動手段の電線送給方向前端側において電線が露出しているので、電線送給手段を電線に対して容易に係脱させることができる。
本発明の電線測長送給装置によれば、送給する電線の全長寸法精度を低下させることなく、電線処理装置の各部分と対向するために移動する部分を軽量化してより高速に移動させることができる。
以下、図1乃至図11を参照し、本発明に係る電線測長送給装置の一実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、電線処理装置に向かって電線を送給する方向を前後方向、鉛直方向を上下方向、これらの方向に垂直な方向を左右方向と言う。
まず最初に図1を参照すると、本実施形態の電線測長送給装置100は、基台11上に固定された送給機構10と、基台11上で揺動自在な測長揺動機構50とを組み合わせたものであり、測長揺動機構50が上下方向に延びる揺動軸の周りに揺動する構造となっている。
送給機構10は、図2乃至図6に示したように、基台11上に立設されて前後方向に延びる厚板状のスタンド(支持手段)12を有している。
なお、このスタンド12は、図9に示したように測長揺動機構50が第1の揺動位置にあるときにその近傍に位置するように位置決めされて固定されている。
次に、図4および図5を参照すると、スタンド12を貫通して左右方向に延びる、上下方向に並設された一対の支軸13,14は、それぞれスタンド12に埋設された軸受15、16によって回動自在に支持されている。
また、これらの支軸13,14の一端側にそれぞれ固定された平歯車17,18は互いに噛み合っており、支軸13,14をそれぞれ等しい角度で反対方向に回動させる役割を果たしている。
また、これらの支軸13,14の他端側には、それぞれ前後方向に延びる厚板状のアーム19,20がこれらの支軸13,14と一体に回動するように固定されている。
図4に示したように、下側の支軸14の他端には、大径のプーリ21および一組の平歯車22,23が互いに同軸にかつ一体に回転するように、図示されない軸受によって支軸14上に回転自在に支持されている。
また、この大径のプーリ21と、スタンド12に固定された駆動モータ24の小径のプーリ25との間にはベルト26が巻回されており、駆動モータ24によって大径のプーリ21および一組の平歯車22,23を回転駆動できるようになっている。
また、下側のアーム20の前端に固定されて左右方向に延びる支軸27の先端には、平歯車28および下側のフィードローラ29が互いに同軸にかつ一体に回転するように、図示されない軸受によって回転自在に支持されている。
そして、この平歯車28は大径のプーリ21と同軸な平歯車23に噛み合っており、駆動モータ24によってフィードローラ29を回転駆動できるようになっている。
図5に示したように、上側の支軸13の他端には、一組の平歯車31,32が互いに同軸にかつ一体に回転するように、図示されない軸受によって支軸13上に回転自在に支持されている。
また、上側のアーム19の前端に固定されて左右方向に延びる支軸33の先端には、平歯車34および上側のフィードローラ35が互いに同軸にかつ一体に回転するように、図示されない軸受によってこの支軸33上に回転自在に支持されている。
また、平歯車31は大径のプーリ21と同軸な平歯車22と噛み合っており、かつ平歯車34は平歯車31と同軸な平歯車32と噛み合っている。
これにより、上側のフィードローラ35は、駆動モータ24によって回転駆動されて、下側のフィードローラ29と等しい回転速度で反対方向に回転する。
図6に示したように、上側のアーム19の前端に固定されたブラケット36に取り付けられて上下方向に延びねじ軸37と、下側のアーム20の前端に螺着されたボルト38との間にはコイルばね39が介装されており、上下のフィードローラ35,29が電線Wを上下方向に挟持するように付勢している。
これにより、駆動モータ24によって上下のフィードローラ35,29を駆動し回転させると、電線Wを水平方向前方に送給することができる。
なお、上下一対のフィードローラ35,29間の最小隙間は、上側のアーム19に螺合しつつ下方に延びて下側のアーム20に当接しているボルト41の下端41aの上下位置を変更することによって調整することができる。
また、上側のアーム19の後端19aには、スタンド12の上端に固定されて上下方向に伸縮するエアシリンダ(係脱駆動手段)42のピストン43の下端が当接している。
そして、前述したように、上下の支軸13,14は互いに噛み合っている上下の平歯車17,18の作用によって、互いに等しい角度だけ反対方向に回動することができる。
これにより、ピストン43が下方に突出して上側のアーム19の後端19aを下方に押すと、上下の支軸13,14が互いに等しい角度だけ反対方向に回動し、図6(B)に示したように上下のアーム19,20もまた互いに等しい角度だけ反対方向に揺動するので、上下のフィードローラ35,29を上下方向に離間させて、電線Wとの係合を解除させることができる。
一方、測長揺動機構50は、図7および図8に示したように、基台11に固定された駆動モータ51によって駆動されて上下方向に延びる揺動軸線の回りに揺動可能な揺動アーム(揺動手段)52を有している。
この揺動アーム52の上面にはリニアガイドのガイドレール53が固定されており、このガイドレール53上で摺動自在なスライダ54をサーボモータ55によって電線Wが延びる方向に往復変位させることができるようになっている。
スライダ54上に固定されて上下方向に延びるベースプレート56には、昇降ガイド57を介して昇降プレート58が昇降自在に支持されている。
また、図8に示したように、ベースプレート56に固定されて上下方向に伸縮するエアシリンダ59のピストン59aの先端が、ピン59bによって昇降プレート58に接続されている。
これにより、エアシリンダ59を伸縮させることによって昇降プレート58を昇降させ、支持している電線Wを上下方向に変位させることができる。
また、図7および図8に示したように、昇降プレート58の後端には、測長ユニット60が取り付けられている。
この測長ユニット60は、昇降プレート58に螺着された支持部61と、この支持部材61によって支持されたユニット本体62と、このユニット本体62に内蔵されているロータリエンコーダと一体に回転する測長ローラ63とを有している。
さらに、支持部61には、測長ローラ63に対して昇降自在な押圧ローラ64と、この押圧ローラ64を測長ローラ63に向かって変位させるエアシリンダ65が取り付けられている。
これにより、エアシリンダ65を下方に伸張させて押圧ローラ64を下方に変位させると、この押圧ローラ64と測長ローラ63とによって測長する電線Wを上下方向に挟持することができる。
また、図7および図8に示したように、昇降プレート58の前端には、電線を固定するためのクランプユニット70が取り付けられている。
このクランプユニット70は、昇降プレート58に固定されたエアシリンダ71内においてピストン72を左右方向に変位させるものであり、圧縮空気を供給するとエアシリンダ71内に挿通されている電線Wをその内壁面に押圧し、送給方向に変位しないように固定できるようになっている。
さらに、図7および図8に示したように、測長ユニット60の支持部材61を貫通している前後一対の管状部材81,82と、クランプユニット70のエアシリンダ71を貫通している前後一対の管状部材83,84とは互いに同軸であり、電線Wを支持しつつその送給方向に案内する電線支持案内手段80を構成している。
また、揺動アーム50の揺動端側にある前後一対の管状部材82,83間には隙間Sが設けられて電線Wを露出させるようになっており、この部分にフィードローラ35,29を受容できるようになっている。
次に、図9乃至図11を参照し、本実施形態の電線測長送給装置100を用いて電線を測長し送給する手順について説明する。
図9に示したように、電線Wを切断する第1のブレード1に向かって電線Wを送給する際には、図10に示したように送給機構10と測長揺動機構50と接近させる。
このとき、エアシリンダ42に圧縮空気を供給してピストン43を下方に伸張させ、図6(b)に示したように上下一対のフィードローラ35,29を上下方向に離間させた後に、駆動モータ51を作動させて揺動アーム52を揺動させることにより、上下一対のフィードローラ35,29と電線Wとの干渉を回避することができる。
揺動アーム52が図9に(a)で示した第1の揺動位置に揺動すると、上下一対のフィードローラ35,29は、測長揺動機構50側の前後一対の管状部材82,83の間の隙間S内に入り込み、電線Wと上下方向に対向する。
次いで、エアシリンダ42への圧縮空気の供給を停止すると、図6(a)に示したように、コイルばね39の付勢力により、上下一対のフィードローラ35,29が電線Wを上下方向に挟持する。
この状態で、駆動モータ24を作動させて上下一対のフィードローラ35,29を回転駆動することにより、第1のブレード1に向かって電線Wを送給することができる。
同時に、その外周面に電線Wが摩擦係合している測長ローラ63の回転角度を測長ユニット60のロータリエンコーダで検出することにより、電線Wの送給長さを検出することができる。
そして、電線Wの送給長さが設定値に達したときに駆動モータ24の作動を停止することにより、第1のブレード1に対して所定長さの電線Wを送給することができる。
次いで、クランプユニット70のエアシリンダ71に圧縮空気を供給すると、電線Wはその軸線方向に変位不能に固定される。
第1のブレード1による電線Wの切断作業が完了すると、再びエアシリンダ42に圧縮空気を供給し、図6(b)に示したように上下一対のフィードローラ35,29を上下方向に離間させる。
次いで、駆動モータ51を作動させることによって矢印Aで示したように揺動アーム52を揺動させ、図9に(b)で示した第2の揺動位置に位置決めすると、本実施形態の電線測長送給装置100は図11に示した状態となる。
その後、サーボモータ55を作動させてスライダ54を前進させ、切断した電線Wの前端を第2のブレード2内に挿入するとともに、第2のブレード2が電線Wの絶縁被覆に切り込んだときにスライダ54を後退させることにより、電線Wの前端をストリップすることができる。
第2のブレード2を用いたストリップ作業が完了した後、駆動モータ51を作動させることによって矢印Bで示したように揺動アーム52を揺動させ、図9に(c)で示した第3の揺動位置に位置決めする。
次いで、エアシリンダ59を作動させることにより昇降プレート58を降下させ、電線Wを所定距離だけ降下させると、端子圧着機3に保持されている端子のかしめ部内に電線Wの露出した芯線を降下させることができる。
そして、端子圧着機3における電線かしめ作業が完了した後、エアシリンダ59を作動させることにより昇降プレート58を上昇させつつ、駆動モータ51を作動させることによって矢印C示したように揺動アーム52を揺動させて図9に(a)に示した第1の揺動位置に復帰させ、以降は上述した一連の作業を繰り返す。
すなわち、本実施形態の電線測長送給装置100は、電線処理装置に向かって電線Wを送給する送給機構10と、電線処理装置の各部分と対向するために揺動する測長揺動機構50とを分離した構造であるから、測長揺動機構50を軽量化してその揺動速度を向上させることができる。
また、送給機構10は、電線Wを切断する第1のブレード1と対向する第1の揺動位置に測長揺動機構50があるときに、電線支持案内手段80に支持されている電線Wのうち、測長揺動機構50の揺動端において露出している部分と係脱自在に係合して所定長さの電線Wを送り出す構造である。
これにより、上下一対のフィードローラ35,29と第1のブレード1との間の距離が短く、両者間で延びている電線Wに生じるたわみはわずかであり、送給する電線Wの全長寸法を所定の許容範囲内に確実に収めることができる。
また、測長揺動機構50が揺動するときには、上下一対のフィードローラ35,29を上下方向に離間させて電線Wとの係合を解除するから、測長揺動機構50の揺動に支障を来すことがない。
さらに、測長ユニット60の押圧ローラ64が、測長ローラ63の外周面に対して常に電線Wを押圧しているから、測長揺動機構50が高い速度で揺動しても電線Wが測長ローラ63の外周面上でスリップすることがなく、高い測長精度を維持することができる
加えて、クランプ70が電線Wを固定するので、測長揺動機構50が高い速度で揺動しても電線Wがその軸線方向に変位することがない。
以上、本発明に係る電線測長送給装置の一実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態においては、揺動アーム52上にリニアガイドのガイドレール53、スライダ54、サーボモータ55、昇降ガイド57、エアシリンダ59等を設けているが、電線処理装置の構造に応じてこれらを省略できることは言うまでもない。
また、図12に示した電線測長送給装置200は、上述した実施形態における揺動機構50を、図示されないリニアガイドによって電線処理装置が並ぶ方向に平行移動する移動機構90に置き換えたものである。
さらに、このような平行移動と上述した実施形態のような揺動運動とを組み合わせることもできる。
第1実施形態の電線測長送給装置を示す正面図。 送給機構を示す正面図。 図2に示した送給機構の側面図。 図3中のIV−破断線に沿った水平断面図。 図3中のV−破断線に沿った水平断面図。 送給機構の作動を説明する側面図。 測長揺動機構を示す右側面図。 測長揺動機構を示す左側面図。 図1に示した電線測長送給装置の作動を説明する平面図。 図1に示した電線測長送給装置が電線を送給する状態を示す平面図。 図1に示した電線測長送給装置の測長揺動機構が揺動した状態を示す平面図。 第2実施形態の電線測長送給装置の作動を説明する平面図。 従来の電線測長送給装置の作動を説明する平面図。
符号の説明
1 第1のブレード
2 第2のブレード
3 端子圧着機
4 電線送給機構
5 第3のブレード
6 端子圧着機
7 電線搬送機構
8 フィードローラ
9 測長ローラ
10 送給機構
11 基台
12 スタンド
13,14 支軸
15,16 軸受
17,18 平歯車
19,20 アーム
21,25 プーリ
22,23 平歯車
24 駆動モータ
26 ベルト
27 支軸
29,35 フィードローラ
31,32,34 平歯車
33 支軸
42 エアシリンダ
50 測長揺動機構
51 駆動モータ
52 揺動アーム
59 エアシリンダ
60 測長ユニット
64 押圧ローラ
65 エアシリンダ
70 クランプユニット
71 エアシリンダ
80 電線支持案内手段
81,82,83,84 管状部材
100 第1実施形態の電線測長送給装置
200 第2実施形態の電線測長送給装置

Claims (2)

  1. 電線を処理する装置に向かって前記電線の長さを測定しつつ送給する電線測長送給装置であって、
    前記電線を第1の方向に案内する第1の移動位置と第2の方向に案内する第2の移動位置との間において基台上で移動自在な移動手段、
    前記移動手段を前記第1および第2の移動位置に往復移動させる移動駆動手段、
    前記電線を支持しつつ電線送給方向に案内する、前記移動手段に配設された電線支持案内手段、
    前記電線の送給長さを測定する、前記移動手段に配設された測長手段、を有する移動測長機構と;
    前記移動手段が前記第1の移動位置にあるときに前記移動手段と接近するように前記基台上に固定された支持手段、
    前記移動手段が前記第1の移動位置にあるときに、前記電線案内支持手段に支持されている前記電線のうち前記移動手段の電線送給方向前端側にある部分と係脱自在に係合して前記電線を前記第1の方向に送給する、前記支持手段に支持された送給手段、
    前記送給手段を前記電線に係脱させる、前記支持手段に支持された係脱駆動手段、を有する送給機構と;
    を備えることを特徴とする電線測長送給装置。
  2. 前記電線支持案内手段は、その内部に前記電線が挿通される複数の管状部材であり、前記移動手段の電線送給方向前端側において互いに離間して前記電線を露出させる部分を有し、
    前記送給手段は、前記電線が露出している部分と係脱自在に係合して前記電線を送給するることを特徴とする請求項1に記載した電線測長送給装置。
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