JP2005231605A - 後方確認装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドミラーによる車両後方の確認を、より容易とする。
【解決手段】サイドミラー2Rの有するミラーをハーフミラー5とし、ハーフミラー5の背面52側に、液晶表示ディスプレイ4を配置する。ミラーの角度θや運転者の視点位置に基づいて、自車の車体部位が鏡面に映される領域を特定する。一方、車両後方を映すカメラにより取得した車体の後方画像について、運転者の視点位置に視点変換し、その画像から、前記領域に合致する部分を抽出し、該領域に対応する領域において、ディスプレイ4に抽出画像を表示する。鏡面上では、反射像に加えて、ディスプレイ4の表示画像が透過して表わされ、合成像が作られる。
【選択図】図3

Description

この発明は、車両のサイドミラーとして使用される画面に画像を表示する後方確認装置に関するものである。
従来、自動車のサイドミラーは、車両の後方を確認し、或は左右後方を確認するために使用される。そして、ミラーに映し出されている後方車両と自車との位置関係の把握を容易とするために、サイドミラーは、鏡面に自車の車体が一部に映るように角度設定することが一般的である。
一方、車両には、運転者が車両周囲の状況を確認するために、左右のサイドミラー、車内に設けられたバックミラーなどか備えられているが、これらの確認手段のみでは、車体の陰による死角が発生する。このような死角を認識し、車両周囲の状況をより確実に確認できるように、カメラで映した外部画像を車内のモニターに表示する技術も提案されている。
特開2003−205783。
従来のサイドミラーとバックミラーのみで後方確認する場合には、自車の車体の陰となり、これらのミラーを介して確認できない死角が発生する。例えば、車両の真後ろに位置する車両はサイドミラーでは確認できない。また、左右斜め後方に位置する車両は、バックミラーでは認識することは難しい。
また、カメラを用いて車両の外部の映像を車内モニターに映し出すものでは、視認したい方向と、モニターで確認する視線の方向が異なるため、画像に映し出された状態を感覚的に把握しにくいといった欠点がある。また、サイドミラーやバックミラーに加えて、モニターにも視線を移動させる必要が生じ、運転者の負担がかえって増す恐れがある。
一方、上記特許文献1に記載の発明は、サイドミラーやバックミラーの一部に画像表示装置が組み込まれた構成が示され、左右一方のサイドミラーを視認することによって、左右のサイドミラーの像が確認できるものである。この発明では、鏡面は、サイドミラーの半分を構成し、残りの半分が画像表示部となっており、一方のサイド(左側又は右側)の状況を表す領域は、通常の領域の半分である。このように表示領域が半減するため、サイドミラーを介しての状況の認識が十分にできないという問題がある。
この発明の目的は、サイドミラーに映る有用でない部分を有効に使用するとともに、サイドミラーを確認することで車両後方の情報が取得できる後方確認装置を提供することにある。
以上のような問題を解決する本発明は、以下のような構成を有する。
(1) 車両の側部に取り付けられ、後方視界を確保するためのミラーと、
該ミラーに映る車体の部位を運転者視点に基づいて特定する車体特定手段と、
車両後方の画像を撮像する撮像手段と、
前記特定された車体の部位に、撮像された画像を運転者の視点に基づき視点変換して嵌め合わせて表示する表示手段とを備えることを特徴とする後方確認装置。
(2) 前記ミラーはハーフミラーで構成され、前記表示手段は前記ミラーの背面に設置される表示素子を含む
ことを特徴とする上記(1)に記載の後方確認装置。
(3) 前記ミラーの取り付け角度を検出する角度センサと、
運転者視点位置を推測する推測手段とを備え、
前記車体特定手段は、前記検出したミラーの角度と、運転者の視点位置に基づいて、車体の部位が映る領域を特定することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の後方確認装置。
(4) さらに、車体部位の輪郭を記憶する輪郭記憶手段を備え、
前記表示手段は、前記撮像された画像に、前記車体部位の輪郭を重ねて表示することを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の後方確認装置。
請求項1に記載の本発明によれば、ミラーに映る車体部位の画像を、撮像手段で映した後方画像で置き換えるため、通常のサイドミラーを視認する動作で、車体部位で隠される後方の状況が把握できる。
請求項2に記載の本発明によれば、ミラーはハーフミラーであり、表示素子が背面に設けられているため、表示素子に表示された内容が透過画像としてミラーの表面に現れる。このため、表示素子に映された像と、ミラーに表面に映されている後方の状況を表す像とを容易に合成することこができる。また、車体死角部分のみを画像で補完することにより、見えない部分を仮想的に表現し、現実に見えている状況を仮想的にすることなく、運転者に伝えることが可能となる。さらに、サイドミラーに直接映し出すことにより、方向的な位置関係も直感的に把握することができる。
請求項3に記載の本発明によれば、ミラーの角度や視点位置を考慮して、車体の部位が映る領域が特定されるので、運転者の体格や癖など応じて、より正確に車体部位が映る領域を特定することができる。
請求項4に記載の本発明によれば、表示手段により表示される像に、対応する車体部位の輪郭を重ねて表示するため、周囲の状況と自車位置の関係を容易に把握でき、死角領域の画像を確認することができる。
以下本発明の好適実施形態について、添付図面に基づいて詳説する。図1は、本発明の後方確認装置1の構成を示すブロック図である。本発明の後方確認装置1は、撮像手段としての左右後方確認用のカメラ74と、カメラ74で取得した画像を画像処理するための処理装置3と、処理装置3で処理された画像を表示する表示装置4と、表示装置4の角度を検出するミラー角度センサ221と、ナビゲーション装置6とを備えている。
図2は、本発明の後方確認装置1が搭載されている車両7と、後方車両Bとの位置関係を示す俯瞰図である。車両7には、左右サイドミラー装置2R、2Lが設けられている。そして、各サイドミラー装置2R、2Lの鏡面に映し出される像の範囲は、車両7の後方であって、それぞれ右後方の特定の範囲72Rと、左後方の特定の範囲72Lであり、この範囲には、自車両7自体の像も含まれる。
また、車両後端部の左右端には、それぞれ撮像手段であるカメラ74R、74Lが、車両の後方へ向けて配置され、上記サイドミラー装置2R、2Lで映し出される範囲72R、72Lに重なる領域741R、741Lの画像を取得する。特に、サイドミラー装置の鏡面では、自車の影となって死角となる領域(図2中において、ハッチングされた領域)を画像で取得できる領域となるように設定されている。
即ち、カメラ74R、74Lの設置場所は、サイドミラーの鏡面に映し出される範囲72R、72Lの内側であることが好ましい。具体的な、自車7における位置としては、最も左右の端に近い位置であることが望ましい。サイドミラー装置の鏡面の軸線に近づけることにより、鏡面の位置から撮影した場合の映像に近づけることができるからである。
図3は、右サイドミラー装置2Rの構造を模式的に示す断面平面図である。右サイドミラー装置2Rは、遮光性を有する材料で構成された筐体21と、筐体21内において支持されている支持部材22と、支持部材22内に支持されたハーフミラー5と、画像表示手段としての表示装置4とを有している。ハーフミラー5は、例えば、ガラス板に反射膜をコーティングして構成され、光の反射率と透過率が所望の値(例えば、反射率が50〜80%、透過率が50〜20%)となるように鏡面51が構成されており、背面(鏡面の反対側の面)52側の照度を上げることによって、鏡面51側ヘ背面52側からの光を透過させ、背面52側の状況が視認できる構成であり、背面52側の照度が、鏡面51側より小さい場合には、通常の鏡として機能する。ハーフミラー5と表示装置4の位置関係は、表示装置4の表示面40の前に、ハーフミラー5の背面52が対向するように、重ねて配置され、さらに表示装置4とハーフミラー5は、共に支持部材22内に一体として保持されている。この実施形態では、表示装置4の表示面40と、ハーフミラー5の鏡面51とが略同じ面積/形状を有している。
支持部材22は、直交する2つの軸を中心に回動可能に支持されている。この実施形態では、鉛直軸及び水平軸を中心に回動可能に支持されている。そして、支持部材22と筐体21との間には、支持部材22の、鉛直軸を中心とした回動角度を検出する角度センサと、水平軸を中心とした回動角度を検出する角度センサの2つが設けられている。これらのセンサによって、ハーフミラー5の左右方向の傾き角と、仰角と俯角(上下方向の傾き角)が検出される。
また、表示装置4は、ディスプレイ41とバックライト42とを備えている。ディスプレイ41は、例えば、表示素子として液晶画面を有し、その背面側にバックライト41が設けられている。バックライト42を点けることにより、液晶画面が明るくなり、それに伴いハーフミラー5の背面側も明るくなる。これにより、液晶画面に表示されている画像が、ハーフミラー5を透けて、鏡面側から視認できる。また、バックライトを消すことによって、ハーフミラー5の背面側が暗くなり、通常のサイドミラーとして、ハーフミラー5を使用することができる。表示素子としては、液晶画面の他、EL(エレクトロルミネッセンス)素子を用いることもできる。この場合には、素子自体が発効するため、バックライトが不要となるといった利点がある。
図4は、表示装置4の表示面40を示す表示画面の正面図である。表示面40は、画像が表示される画像表示領域401と、何も表示されない領域402とを有している。画像表示領域401は、車両側の端部付近と、上部に設けられている。
画像表示領域401は、運転者がサイドミラーの鏡面を見た時に、自車の像が写る領域に対応するように設定される。従って、支持部22の左右方向の角度が、自車寄りに向けられた場合には、自車の像が写る領域が広くなることから、それに応じて、画像表示領域401の幅Wも広く設定される。さらに、表示面40の上部に位置する画像表示領域403では、その高さHが、支持部22の上下方向の角度に応じて変更される。支持部22が上方を向いている場合には高さHは大きく採られる。
画像表示領域401、403以外の何も表示されない領域402は、黒色が無模様で表示される。この領域402を黒色とすることによって、バックライトで照らされている状態にもかかわらず、領域402の部分には、鏡面51の反射で作られる像を視認することができる。なお、左サイドミラー2Lは、右サイドミラー2Rと対称であって、配置位置は左右対称であるが、その他の構成は、右サイドミラー2Rと同様なので、説明を省略する。
カメラ74R、74Lに用いられるレンズは、特に魚眼レンズを用いてもよい。また、魚眼レンズを用いた場合には、自車7の後端部中央部に魚眼レンズ20を設け、この魚眼レンズカメラ73によって取得された画像を、左右のサイドミラーの画像として用いる構成とすることもできる。
また、自車7の車内において、運転席には、運転席の前後方向の位置と、背もたれのリクライニング角度をそれぞれ検出する座席センサ75が設けられている。
処理装置3は、画像処理等を行う中央処理装置(CPU)31と、画像メモリ32と、記憶装置33と、DA変換装置34と、画像出力装置35とを備えており、これらの装置は、システムバス36で相互につなげられている。
中央処理装置31では、運転者の視点位置を推測する処理、サイドミラーの角度と視点位置から、鏡面に映し出される自車両の像の範囲を算出する処理、カメラ74R、74Lで取得した画像から、自車両の像の範囲に対応する死角となる領域を抽出する処理、表示画面の特定の位置に文字や記号などにより構成される情報を表示する処理などを行う。
画像メモリ32には、カメラ74R、74Lで取得された画像が格納される。記憶装置33は、RAMやROMを備え、RAMは、中央処理装置31のワーキングメモリとして機能し、ROMには、中央処理装置31にロードされる各種処理プログラムや、車両の輪郭を画像表示するための車両輪郭情報(車体の形状、サイドミラーから車体後端部までの距離、車高、カメラの画角、運転席の中心を通る前後方向の軸線とサイドミラーとの距離など、視点位置を推測するために必要な諸値)が格納されている。DA変換装置34は、バックライトに供給される電圧を制御し、バックライトの明暗(明るさ)を調節する。画像出力装置35は、表示装置4の各ディスプレイに、画像処理された画像データを供給する。
カメラ74R、74Lで取得された画像は、カメラインターフェース742を介してアナログデジタル変換装置743に供給され、デジタル信号に変換された画像データは、画像メモリ32に格納される。座席センサ75で検出された運転席に関する位置データは、座席センサインターフェース751を介して中央処理装置31に供給される。また、ナビゲーション装置6からは、自車7の位置や、その周囲に関する視覚情報がナビインターフェース61を介して中央処理装置31に供給される。さらに、左右のサイドミラー装置2R、2Lに設けられたミラー角度センサ221R、221Lからの検出値が角度センサインターフェース222を介して中央処理装置31に供給される。また、シフトレバーの位置に関する信号や、ターンシグナル(方向指示器)、車速などに関する信号が、車両本体側から供給され、車両信号インターフェース37を介して中央処理装置31に供給される。
以上のように構成された本発明の後方確認装置1における中央処理装置31の動作について図5に示されているフローチャートに基づき説明する。
ミラー角度センサ221R、221Lより、左右のサイドミラー装置2R、2Lに設けられたハーフミラー5の設置角度を取得する(ステップS101)。この角度は、ハーフミラー5の鏡面の軸線(鏡面に垂直な線)の方向を特定する角度であり、垂直な平面内で直交する2直線に対して前記軸線が成す角度である。具体的には、車両の進行方向に直交する垂直面内に含まれる水平線と鉛直線に対して、前記軸線がそれぞれ成す角度θ、γ(図示しない)として取得される。
次に、座席センサ75により供給された座席位置に基づいて、運転者の視点位置を推定する(ステップS103)。視点位置は、車両の軸線(車両の直進方向に平行であって、車両の中心を通る線)に平行で、かつ座席の中心を通る直線上に位置するものと推定し、該直線上における前後方向の位置を特定することで、特定される。座席センサ75からは、前後方向の位置決めがされる座席の位置と、座席の背もたれの角度αの2つのデータが供給される。背もたれの高さをhとすると、h・cosαにより、座席の中心位置から頭部までの距離が演算される。また、視点の高さは、h・sinαにより得られる。また、運転者の身長又は座高などを予め入力しておけば、さらに正確な値を得ることができる。
視点位置は、例えば、サイドミラー装置2R、2Lの鏡面中央を基準(原点)とする座標で表される。このステップS103によって、運転者視点位置を推測する推測手段が構成される。
次に車両形状データを、記憶装置33のROMから取得する(ステップS105)。車両形状データは、車両の全長、車両の外形における角辺や材料の異なる部分の境界線(例えば、ウインドの輪郭、ヘッドライトやテールライトの輪郭、タイヤの輪郭など)を線で表した立体画像(以下、「ワイヤーフレーム画像」という)などを含んでいる。
ステップS101で得られたミラー角度と、ステップS103で得られた視点位置から、表示装置4に表示する画像の領域を決定する(ステップS107)。即ち、ミラー角度と視点位置から、実際にその視点位置からサイドミラーを見た場合に、サイドミラーに映る車両部分の像を推測する。図2で示されている領域72R、72Lを決定する。次に、車両形状データに基づき、サイドミラーに映し出される像の中で、自車が映る領域を算出する。図2において、ハッチングで示されている領域である。
この領域は、実際にサイドミラーの鏡面に像が映し出されたときに、鏡面内において、自車が映し出される領域を意味する。上記ステップS101〜S107により車体特定手段が構成される。
次ぎに画像処理(ステップS109)を行う。図6は画像処理ルーチンを示すフローチャートである。ステップS101で取得したミラー角度、ステップS203で演算した視点位置、及びステップS105で取得した車両形状データに基づいて、運転者がサイドミラーを見たときに、映し出される自車の輪郭(形状)を演算する(ステップS201)。つまり、ミラー角度、視点位置から、サイドミラーに映し出される車両の姿勢を推定する。
記憶装置33のROMから取得したワイヤーフレームデータを画像処理し、ステップS201で演算した自車の輪郭に合致するワイヤーフレーム画像を作成する(ステップS203)。
画像メモリ32から撮像された画像データを読み出し、視点変換処理を行う(ステップS205)。カメラ74R、74Lからの撮影は、自車7の後端部を撮影点とするものであるので、撮像された画像をそのままサイドミラーの像として用いることはできない。そこで、撮像された画像について視点変換処理を行う。カメラ位置から視点位置までの距離を演算し、その距離に応じて、画像を縮小する。カメラ位置から視点位置までの距離は、カメラ位置からサイドミラー装置の鏡面までの距離と、該鏡面から視点位置までの距離との和として得ることができる。
カメラ位置からサイドミラー装置の鏡面までの距離は、車両形状データとして、記憶装置33のROMに記憶されている。また、視点位置から鏡面までの距離は、視点位置の座標から求められる。
視点変換をした画像から、ステップS107で決定した表示領域に該当する領域を抽出する(ステップS207)。この領域は、鏡面において自車7が映されている領域であり、抽出された画像には、自車7に影になって死角となっている車両後方の状況が映し出されている。
ステップS207で抽出した画像に、ステップS203で形成したワイヤーフレーム画像を合成する(ステップS209)。このワイヤーフレーム画像は、ステップS201の演算の結果、鏡面に映し出された自車7の像に重なるように構成されている。このように、単に後方死角部分(車体部分)の画像を表示するのみでなく、ワイヤーフレームを重畳することにより、運転者は位置関係の把握が容易となる。
次に、情報表示フラグが立っているが判断する(ステップS211)。このフラグが立っている場合には、表示画像に表示する情報があることを意味するので、用意されている画像データをナビ6から取得し、ステップS209で作成した画像のデータ表示領域に合成する(ステップS213)。フラグが立っていない場合には、このステップS213は、スキップされる。
ステップS209又はステップS213で合成された画像を、表示装置4に表示する(ステップS111)。図7は、上記画像処理の結果、右サイドミラー装置2Rの鏡面に映し出された像を示すものである。像の左側には、表示装置4のディスプレイに映し出された車両後方の像(後方車両B)とワイヤーフレーム404が表示され、上部には、ナビゲーション装置から供給された情報が文字情報として表示される。その他の領域は、ハーフミラー5の鏡面に映された車両後方の状況であり、ディスプレイ41の表示画面に基づくものではない。上記ステップS205、S207、S209、S111によって、表示手段が構成される。
以上説明した処理は、左右のサイドミラー装置2R、2Lについて、それぞれ行われる。カメラ74R、74Lが魚眼レンズを用いている場合には、ステップS205の前又は後に、カメラによって取得した画像を正像変換するステップが設けられる。
なお、ステップS213合成される情報画像は、例えば、次のような処理によって作成される。図8には、情報に化する画像を作成する処理を示すフローチャートである。処理装置3の外部から、表示データを表示する旨の信号の供給があるか判断し(ステップS301)、供給があった場合には、表示データを受信する(ステップS303)。このデータには、ナビゲーション装置6から供給される経路案内に必要な情報、例えば、図7に示されているように、次のポイントまでの距離、次のポイントの名称(交差点、高速道路のランプ、横断道路)などが含まれる。さらに、車両信号インターフェースを介して供給されるデータも表示データに含まれる。例えば、車速、シフトレバー位置、ターンシグナルの点灯の有無などである。また、ウインカーが点けられている場合には、ウインカーが点けられている方向を示す記号(矢印など)を表示してもよい。特に、ウインカーが点けられている場合には、点けられている側のサイドミラーにのみ表示する構成としてもよい。
本発明の後方確認装置の構成を示すブロック図である。 本発明の後方確認装置が搭載されている車両と、後方車両との位置関係を示す俯瞰図である。 右サイドミラー装置の構造を模式的に示す断面平面図である。 表示装置の表示画面を示す表示画面の正面図である。 フローチャートである。 フローチャートである。 上記画像処理の結果、右サイドミー装置の鏡面に映し出された像を示すものである。 フローチャートである。
符号の説明
1 後方確認装置
2 サイドミラー装置
3 処理装置
4 表示装置
5 ハーフミラー
6 ナビゲーション装置

Claims (4)

  1. 車両の側部に取り付けられ、後方視界を確保するためのミラーと、
    該ミラーの鏡面において車体が映る領域を、運転者視点に基づいて特定する車体特定手段と、
    車両後方の画像を撮像する撮像手段と、
    前記特定された車体の部位に、撮像された画像を運転者の視点に基づき視点変換して嵌め合わせて表示する表示手段とを備えることを特徴とする後方確認装置。
  2. 前記ミラーはハーフミラーで構成され、前記表示手段は前記ミラーの背面に設置される表示素子を含むことを特徴とする請求項1に記載の後方確認装置。
  3. 前記ミラーの取り付け角度を検出する角度センサと、
    運転者視点位置を推測する推測手段とを備え、
    前記車体特定手段は、前記検出したミラーの角度と、運転者の視点位置に基づいて、車体の部位が映る領域を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の後方確認装置。
  4. さらに、車体部位の輪郭を記憶する輪郭記憶手段を備え、
    前記表示手段は、前記撮像された画像に、前記車体部位の輪郭を重ねて表示することを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の後方確認装置。
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