JP2005230380A - 生け花展示用バケットセットおよび生け花用バケット - Google Patents

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逸夫 本波
Atsushi Kuwabara
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Abstract

【課題】 効率的な生け花陳列用バケットセットおよび生け花用バケットを提供する。
【解決手段】 少なくとも1面側に、複数のバケットを並列に傾斜角度可変に懸架するための、並列に設けられた複数の水平部材を備えた自立型の架体と、水平部材にフックをもって懸架され、且つ水溶液を噴出するための噴出管とオーバーフロー用の排出管を併設する水流循環部材を備えた複数の筒状のバケットと、並列に懸架されたバケットの並列ラインごとに、各水流循環部材の噴出管を集約連結する供給管に設けられた流量調節用バルブと、各水流循環部材の排出管を集約する排水主管より放出される排水を処理するための排水部、および前記各供給管へ吐出ポンプにより供給される水溶液を貯水するための貯水部を備えたタンクとよりなる生け花陳列用バケットセットおよびそれに使用する生け花用バケット。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主としてフラワーショップなどにおける生け花の陳列用バケットセットおよびそれに使用されるに生け花用バケット関するものである。
通常フラワーショップなどにおいて、生花を陳列販売する場合、生け花の種類ごと、またはフラワーアレンジメントをした花束ごとに水を満たした筒状容器に挿入し、該筒状容器を地上や台上に並べている。この場合、各筒状容器に対する生け花へ供給する用水の交換は、特に夏期において、大変な労力と時間を費やすものである。このため、用水を1つの水槽にまとめて、水を交換乃至循環させる工夫もなされている。(例えば、特許文献1参照)
実用新案登録第3039963号公報
上記のごとく、従来フラワーショップなどにおける筒状容器の配置は、地上や台上に置かれていることが多く、従って殆ど筒状容器は、水平形態位置に保持されている。
しかしながら、生け花は、通常側面乃至斜め上面からの位置を好ましい鑑賞視野としており、地上に置かれ上部からのみ観察されることは、生花や花束、特に枝ものなどの場合、必ずしも好ましいものとは言えない。このため通常は、大きな箱状の台などを用意し、これに載せることにより視点をカバーしている。しかしこのためには、生け花の種類や量により各種高さの箱状の台を用意しなければならず、その経費ばかりか、スペースの確保も困難なものとなっている。
また、台上に並べられた各容器の水替えは、地上に並べられた場合に比べて、比べものにならない程、多大な労力を必要とする。
また、通常生け花において、用水の交換作業は、生け花が必要とする新鮮な水を供給するばかりでなく、生け花から排出される残査や灰汁などの不純物を用水中より排除する目的で行われている。従って、生け花の水替えは、吸い上げられて不足になった水の量を単にカバーしてやるだけであれば、ホースにより注水してやれば良いが、生け花から排出される不純物は、堆積乃至浮遊して生け花にとって極めて悪い影響をもたらし、生け花の寿命を極端に短くしてしまう。
本願発明は上記に鑑み、水替えの労力を削減し、且つ、最も良い視点での生け花を呈示することにより、より効率的な販売を可能とする生け花陳列用バケットセットおよびそれに使用される生け花用バケットを供給することをその目的としている。
本発明の生け花陳列用バケットセットは、
1)少なくとも1面側に、複数のバケットを並列に傾斜角度可変に懸架するための、並列に設けられた複数の水平部材を備えた、形材により構成された自立型の架体と、
該水平部材にフックをもって懸架され、且つ生け花用水溶液を噴出するための噴出管とオーバーフロー用の排出管を併設する水流循環部材を内底部、または内側面部に備えた複数の筒状のバケットと、
前記並列に懸架されたバケットの並列ラインごとに、各水流循環部材の噴出管を集約連結する供給管に設けられた流量調節用バルブと、
前記各水流循環部材の排出管を集約する排水主管より放出される排水を処理するための排水部、および前記各供給管へ吐出ポンプにより供給される生け花用水溶液を貯水するための貯水部を備えたタンクとよりなるものである。
2)また、上述1)において、前記水流循環部材における排出管および噴出管を、該排出管が少なくとも前記バケットのフック取り付け側の内底部位置、または内側面部位置に固定され、且つ噴出管位置に対して内底部の外周側、または側面上側に位置するように配設されており、また、噴出管の管形状を、該噴出管より噴出された生け花用水溶液がバケット内において該生け花用水溶液を旋回または/および攪拌させるに十分な管形状としたものであり、
3)上述の1)〜2)において、前記噴出管の管形状を、一または二股の屈曲管により構成したものである。
4)また、上述の1)〜3)において、前記バケットの傾斜角度の可変を、該バケットに固定されたフックの2つの懸架用フック部の懸架位置または/および前記2本の水平部材間の距離を変えることにより与えるものであり、
5)上述の4)における前記バケットの傾斜角度を、少なくとも前記2本の水平部材のうちの上側水平部材に、前記2つの懸架用フック部のうちの内側フック部を懸架することにより得られるバケットの水平形態角度、および前記2つの懸架用フック部のうちの外側フック部を懸架することにより得られるバケットの所定の傾斜角度としたものであるり、
6)上述の1)〜5)において、前記生け花用水溶液を、水または生け花延命剤等の添加剤を添加せるPH4以上7未満の酸性水溶液としたものである。
さらにまた、本発明の生け花陳列用バケットセットは、
7)上述の1)〜6)において、前記生け花用バケットセットを構成する構成要素は、全て耐酸性材料で構成したものであり、
8)上述の1)〜7)において、前記加体を自立屋根型とし、その頂角を可変とし、且つ脚端にキャスタを備えたものである。
また、本発明の生け花用バケットは、
9)外周面に長手軸線に沿って、内側フック部と外側フック部を連設する懸架用フック部と突き当て部とを備えたフックを設け、また内底部、または内側面部には水溶液を噴出するための噴出管とオーバーフロー用の排出管を併設する水流循環部材を備えており、且つ、前記懸架用フック部のうちの内側フック部でバケットを懸架することによりバケット水平形態角度、また外側フック部で懸架することにより所定のバケット傾斜角度が与えられるものであり、さらに、前記オーバーフロー用の排出管の位置が、前記水流循環部材が内底部に設けられている場合は噴出管に対し外周側で且つフック取り付け側の近傍に、また、前記水流循環部材が内側面部に設けられている場合は噴出管に対し上側で且つフック取り付け側の近傍に位置させたものである。
10)また、上述9)において、噴出管を一または二股の屈曲管により構成し、且つ水溶液を旋回または/および攪拌させるに十分な管形状にしたものであり、
11)上述9)または10)において、前記噴出管の少なくとも1股による噴出方向を、円周方向噴射角θが15°〜35°、噴射伏せ角γが0〜10°としたものであり、
12)上述9)〜11)において、前記水流循環部材の排出管の排出入口位置および噴出管の噴出孔位置が、前記バケット内底部に設けられた粗ゴミをフィルティングするためのメッシュ部材の底側面に対し、各所定の間隔をもって位置されているものである。
本発明は、上記1)〜8)の生け花展示用バケットセットおよび9)〜12)の生け花用バケットの構成により、生け花をその種類により最も良い視点で観させ、より採り易い位置で展示し、且つ各展示筒状バケットへの必要な水溶液の供給および浄化が容易に行え、極めて効率的な生け花の展示および販売を期待することができる。
本発明の特徴とするところは、水平部材に懸架するフックと、生け花用水溶液を噴出するための噴出管とオーバーフロー用の排出管を併設する水流循環部材を備えた複数の筒状のバケットにおいて、(1)バケット内に常に新鮮で不純物のない生け花用水溶液を供給すること、(2)フックと水平部材の組み合わせにより、その生け花に適した観易く、採り易いバケット傾斜角度αを与えること、にある。
上記(2)における適正なバケット傾斜角度αは、生け花の種類によっても異なるが、上段側のバケットラインでは15〜30°程度、下段のバケットラインでは0〜10°程度が好ましい。特に好ましくは、上段のバスケットラインでは約20°、下段のバスケットラインでは約5°である。
またバケットの大きさも、上段に対してより小形サイズのバッケットを用いることが見た目や重量的なバランス上好ましい。
バケット形状は円錐状、角錐状等任意に選択できるが、フックの取り付けおよび胴外周部を安定して水平部材に突き当てられる形状であることが必要である。また、バケット材料はプラスチックやステンレススチールなど耐酸性材料であることが必要である。
図1は、本発明の1実施の形態を示す説明図である。(a)は正面図、(b)は側面図である。但し、図1においては、各種の配管、タンクおよび生け花は省略されている。
図2は、本発明の生け花用バケットの1実施の形態を示す説明図である。(a)はバケットに取り付けられたフックおよび水流循環部材の取り付け状態を断面にて示した説明図であり、(b)は、フックの取り付け状態の正面説明図、(c)は平面説明図である。
図3は、本発明の生け花用バケットに取り付けられるフックの1実施の形態を示す説明図であり、(a)は側面説明図、(b)は、証面説明図、(c)は平面説明図である。
図において、1は生け花用バケットセット、11は架体(前面部)、12は架体(支え部)、13は架体(底部)、21は上側水平部材、22は下側水平部材、3はバケット、31はバケット内底部、4はキャリア、5はフック、51は懸架用フック部、511は内側フック部、512は外側フック部、52は突き当て部、53はフック固定板、54は固定用ねじ、6は水流循環部材、αはバケット傾斜角、Lは上側および下側の水平部材間の距離である。
架体1は、アルミニウム合金やプラスチックの軽量形材、軽量形鋼材により構成され、屋根形、箱形、L字形等の自立形構造体として構成される。必要により架体(底部)にキャリアを取り付けて搬送の利便性を図ることができる。
前記自立形構造体の少なくとも架体前面部13には、上側水平部材21および下側水平部材22を1組みとして、複数段のバケット懸架ラインを設ける。最上段の高さ位置は、これに懸架されるバケットに挿入された生け花を採り易い高さに設定される。通常は1.5m程度の高さに設定されることが好ましい。
組み毎の上側および下側水平部材21、22は、架体(前面部)の傾き角度βの如何に拘わらず基本的に地面に垂直な位置に、且つ下側水平部材22の位置を可変可能に上側および下側の水平部材21、22間の距離Lをもって、架体の両サイド形材に取り付けられる。
この水平部材間の距離Lは、前記バケットに固定されたフック5の懸架用フック部51の内側フック部511を前記上側水平部材21に懸架し、突き当て部52を前記下側水平部材22に突き当てることにより生じる適正なバケット傾斜角度αが得られるように調整される。
図4は、本発明の生け花用バケットに使用する水循環部材の1実施の形態を示す説明図であり、(a)は平面説明図、(b)は側面説明図である。
図において、6は水流循環部材、61は噴出管、62は排出管、63は止めねじ、64は水流循環部材台座、、65は台座固定板、θは円周方向噴出角、γは噴出伏せ角である。
本発明のポイントの1つは、水流循環部材6の構造にある。即ち、該水流循環部材6は水流循環部材台座(以下、台座という)64には、生け花に適した水溶液(以下、水溶液という)をバケット内へ噴出するための噴出管61と排出管62が設けられている。
排出孔の台座64表面からの高さは約50〜70mm、噴出孔の台座からの高さは約10〜20mmであり、排出孔の直径は、噴出孔の直径の約2〜3倍であることが好ましい。
水流循環部材6の台座64下部には、噴出管61および排出管62の延長部が突出しており、噴出管61の端部はビニールチューブを介してバケットをライン集約せる供給管に接続され、さらに流量調節用バルブ、吐出ポンプを介してタンク貯水部(図示されていない)へと導入されている。また排出管62の端部もビニールチューブを介して、各バケットごとまたは集約されてタンクの浄化槽部(図示されていない)に導入されている。
また、水流循環部材6は台座固定板65および止めねじによりバケット底部31、またはバケットの内側面部に固定される。この場合水流循環部材6のバケット底部31、またはバケットの内側面部における位置は、前記排出管62が少なくとも前記バケット3のフック5の取り付け側の近傍で、且つ前記水流循環部材が内底部に設けられている場合は噴出管に対し外周側で、また、前記水流循環部材が内側面部に設けられている場合は噴出管に対し上側に位置するように配設される。
これは、バケット傾斜角度αをもって懸架されたバケット3内の水溶液水面32下に、挿入された生け花端が十分に浸るための極めて重要な条件である。
図5は、前記図4における、噴出管61の円周方向噴出角θおよび噴出伏せ角γを変化し、水溶液の旋回または/および攪拌により挿入された生け花から排出される残査やあく等の不純物(沈殿物)の拡散状態を比較試験した結果を示す図である。
図6は、本発明の生け花用バケット3を傾斜角αで傾けた状態を示す説明図である。
図7は本発明における、噴出管61である屈曲管の水平部分の形状を示す図であり、(1)はストレート形状、(2)は傾斜形状(円周方向噴出角度θ)、(3)湾曲形状(曲率半径R)、(4)は二股の湾曲形状の場合を示す。
図において、32は水溶液の水面、7は生け花よりでる比較的大きなゴミをフィルティングするメッシュ、71は該メッシュの前記排出管に相当する部分メッシュ排出管部、Δ1は排出孔とメッシュ間の間隔、Δ2 は噴出管上面とメッシュ間の間隔である。なお、、前述の図面と同一部分については同一の番号を付し、その説明を省略する。
噴出管61は、生け花に必要な水溶液を供給するだけでなく、挿入された生け花から排出される残査やあく等のコロイド状不純物(沈殿物)を十分拡散し、排出管62へ導き排出させる目的を有している。このため、噴出管61より噴出された水流が、底部に貯まる沈殿物を十分巻きあげ、排出管62へ効率良く導かれるような渦状および対流状の流れを生じさせることが必要である。
円筒状バケット1号を使用し実験の結果、図5に示されるように、円周方向噴出角度θは20〜36°の場合が効率良く拡散され、特に27〜36°が最も良く拡散され、排出されることがわかった。
また噴射伏せ角γは水平(γ=0)よりは、γ=5°の場合が拡散効果が良く、またそれ以上では逆に渦状効果が悪くなり思わしくない。従って、噴射管61の円周方向噴出角度θは27〜36°、噴出伏せ角γは5°とすることが望ましい。
なお、円周方向噴出角度θは27〜36°を得られるものであれば、噴出管61の屈曲部形状を図7の(1)〜(4)のいずれの形状にしてもその効果は大差はないことが確認された。
また、図6における、メッシュ7は、落葉や脱落した茎皮等の粗大ゴミをフィルティングするものであり、メッシュ排出管部71が上方に突出されていることが必要である。
排出管部間隔Δ1および噴出管部間隔Δ2は、5mm以上あることが好ましい。
また メッシュは繊維間隔2〜5mm程度が好ましい。またメッシュを容易にバケットより取り出せるように、バケット縁部にメッシュを懸架するためのメッシュ支え部を備えることにより作業性をより向上できる。
図8は、本発明のバケットの他の実施の形態を示す説明図である。
なお、各部品の内容は図2に準じており、説明を省略する。
本実施の形態では、水流循環部材6はバケットの内側面部のフック取り付け位置の下側に設けられており、また排出管62は、噴出管61の上側にくるように配置されている。
この場合の噴出管61の噴出伏せ角γは、マイナス側(反台座方向)に設定し、また排出管61の台座64よりの立ち上がり寸法は出来るだけ小さくすることが望ましい。
本発明の実施例1の生け花展示用バケットセットおよびバケットの使用は下記のとおりである。
架体:屋根形自立形架体(頂角 約30°) 脚部キャスタ×4付き
前面架体(1200mm横×1530mm縦)(40mm×20mmAl箱型材)
支え架体(1200mm横×1310mm縦)(40mm×20mmAl箱型材)
底面架体(1200mm横×700mm縦)(40mm×20mmAl箱型材)
水平部材:バケットライン 4段
上側水平部材 20mmφ薄肉鋼管
下側水平部材 20mmφ薄肉鋼管
上側、下側水平部材間距離 52mm(固定)
バケット:円筒状バケット1号
(180mmφ(鍔径)×115mmφ(底径)×255mm(深さ))
水流循環部材:
噴出管;孔径 4mmφ、16mm(高さ)×20mm(水平方向長さ)
L字形ステンレス鋼管
円周方向噴出角度θ 36°
噴出伏せ角γ 5°
排出管;孔径 孔径 10mmφ×50mm(高さ)ステンレス直鋼管
フック:1mmメッキ鋼板
懸架部2(R1=R2=10mmR、A1=15mm、A2=30mm)
H=100mm(H1×H2×H3=34mm×30mm×36mm)
ε=45°
B1×B2×B3=30mm×10mm×30mm、
吐出ポンプ:I社製MD−20R−NO2形ポンプ(20W/100v)
最大吐出量 27L/min 最高揚程 3.1m
タンク:貯水部 48L、濾過部(多層不織布フィルタ付き)24L
水溶液:切花保存剤(クリザール プロフェッショナル)の水100倍希釈液
投入花束: 小菊10本を1束とし、1バケット当たり5束
前記架体(正面部)11に、各上下2本の水平部材21、22を4段設け、各段に円筒状バケット1号3を、上2段には外側フック512にて、下2段には内側フック511にて懸架した。各段に4個のバケット3を懸架し、交互に水溶液を循環させるものと、循環させないものとを配列し、それぞれ花束を投入した。
経過時間を1、3、5日として試験し、水溶液の汚れ具合、花の活性状態を観察した。
試験の結果、循環しないものは1日で水溶液は混濁しはじめ、3日後では混濁により完全に不透明となり、5日後では浮遊物が多く発生していた。花の活性状態も水溶液の混濁と比例し、3日後では花はしおれ始め、5日後では完全にしおれた。
これに対し、水溶液を循環させたものは、1日後は殆ど変化なく、3日後に至り若干の濁りを生じ始め、5日後では濁りは濃くなった。しかし花の活性状態は、5日後に至るも殆ど変化を認められなかった。
なお、この場合、水溶液の濁りおよび花の活性状態は、排出後の浄化方法により、より良い状態を得ることができることの知見を得た。
本実施例では、架体の形式、バケットの配置方法等限定された条件により実施されたが、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲において各条件は随時選択することができる。
本発明の要旨とするところは、生け花展示用バケットセットおよび生け花用バケットであるが、多数のバケットを利用するユニットもの、例えば、野菜、イチゴなどの水耕用ユニットなどにも使用することができる。
本発明の1実施の形態を示す説明図である。(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の生け花用バケットの1実施の形態を示す説明図である。(a)はバケットに取り付けられたフックおよび水流循環部材の取り付け状態を断面にて示した説明図、(b)は、フックの取り付け状態の正面説明図、(c)は平面説明図である。 本発明の生け花用バケットに取り付けられるフックの1実施の形態を示す説明図である。 本発明の生け花用バケットに使用する水循環部材の1実施の形態を示す説明図であり、(a)は平面説明図、(b)は側面説明図である。 噴出管61の円周方向噴出角θおよび噴出伏せ角γと、不純物(沈殿物)の拡散状態を比較試験した結果を示す図である。 生け花用バケット3を傾斜角αで傾けた状態を示す説明図である。 本発明における、噴出管61である屈曲管の水平部分の各種形状を示す図である。 本発明の生け花用バケットの他の実施の形態を示す説明断面図である。
符号の説明
1 生け花用バケットセット、11 架体(前面部)、12 架体(支え部)、13 架体(底部)、21 上側水平部材、22 下側水平部材、3 バケット、31 バケット内底部、32 水溶液の水面、4 キャリア、5 フック、51 懸架用フック部、511 内側フック部、512 外側フック部、52 突き当て部、53 フック固定板、54 固定用ねじ、6 水流循環部材、α バケット傾斜角、L 上側および下側の水平部材間の距離、61 噴出管、62 排出管、63 止めねじ、64 水流循環部材台座、65 台座固定板、θ 円周方向噴出角、γ 噴出伏せ角、7 メッシュ、71 メッシュ排出管部、Δ1 排出孔とメッシュ間の間隔、Δ2 噴出管上面とメッシュ間の間隔。

Claims (12)

  1. 生け花展示用バケットセットであって、
    少なくとも1面側に、複数のバケットを並列に傾斜角度可変に懸架するための、並列に設けられた複数の水平部材を備えた、形材により構成された自立型の架体と、
    該水平部材にフックをもって懸架され、且つ生け花用水溶液を噴出するための噴出管とオーバーフロー用の排出管を併設する水流循環部材を内底部、または内側面部に備えた複数の筒状のバケットと、
    前記前記並列に懸架されたバケットの並列ラインごとに、各水流循環部材の噴出管を集約連結する供給管に設けられた流量調節用バルブと、
    前記各水流循環部材の排出管を集約する排水主管より放出される排水を処理するための排水部、および前記各供給管へ吐出ポンプにより供給される生け花用水溶液を貯水するための貯水部を備えたタンクとよりなる生け花展示用バケットセット。
  2. 前記水流循環部材における排出管および噴出管は、該排出管が少なくとも前記バケットのフック取り付け側の内底部位置、または内側面部位置に固定され、且つ噴出管位置に対して内底部の外周側、または側面上側に位置するように配設されており、また、噴出管の管形状を該噴出管より噴出された生け花用水溶液がバケット内において該生け花用水溶液を旋回または/および攪拌させるに十分な管形状としたものであることを特徴とする請求項1に記載の生け花展示用バケットセット。
  3. 前記噴出管の管形状が、一または二股の屈曲管により構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の生け花展示用バケットセット。
  4. 前記バケットの傾斜角度の可変は、該バケットに固定されたフックの2つの懸架用フック部の懸架位置または/および前記2本の水平部材間の距離を変えることにより与えられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の生け花展示用バケットセット。
  5. 前記バケットの傾斜角度は、少なくとも前記2本の水平部材のうちの上側水平部材に、前記2つの懸架用フック部のうちの内側フック部を懸架することにより得られるバケットの水平形態角度、および前記2つの懸架用フック部のうちの外側フック部を懸架することにより得られるバケットの所定の傾斜角度であること特徴とする請求項4に記載の生け花展示用バケットセット。
  6. 前記生け花用水溶液は、水または生け花延命剤等の添加剤を添加せるPH4以上7未満の酸性水溶液であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の生け花展示用バケットセット。
  7. 前記生け花用バケットセットを構成する構成要素は、全て耐酸性材料で構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の生け花展示用バケットセット。
  8. 前記加体は、自立屋根型であり、その頂角が可変であり、且つ脚端にキャスタを備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の生け花展示用バケットセット。
  9. 外周面に長手軸線に沿って、内側フック部と外側フック部を連設する懸架用フック部と突き当て部とを設けたフックを備え、また内底部、または内側面部には水溶液を噴出するための噴出管とオーバーフロー用の排出管を併設する水流循環部材を備え、且つ、前記懸架用フック部のうちの内側フック部で懸架することによりバケット水平形態角度が、また外側フック部で懸架することにより所定のバケット傾斜角度が与えられ、さらに、前記オーバーフロー用の排出管の位置が、前記水流循環部材が内底部に設けられている場合は噴出管に対し外周側で且つフック取り付け位置の近傍に、また、前記水流循環部材が内側面部に設けられている場合は噴出管に対し上側で且つフック取り付け位置の近傍に位置していることを特徴とする生け花用バケット。
  10. 前記噴出管が一または二股の屈曲管により構成されており、水溶液を旋回または/および攪拌させるに十分な管形状を有していることを特徴とする請求項9に記載の生け花用バケット。
  11. 前記噴出管の少なくとも1股による噴出方向が、円周方向噴射角θが15°〜35°、噴射伏せ角γが0〜10°であることを特徴とする請求項9または10に記載の生け花用バケット。
  12. 前記水流循環部材の排出管の排出入口位置および噴出管の噴出孔位置が、前記バケット内底部に設けられた粗ゴミをフィルティングするためのメッシュ部材の底側面に対し、各所定の間隔をもって位置されていることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の生け花用バケット。
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