JP2005225845A - ピペラジニルピリジン誘導体 - Google Patents

ピペラジニルピリジン誘導体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005225845A
JP2005225845A JP2004039056A JP2004039056A JP2005225845A JP 2005225845 A JP2005225845 A JP 2005225845A JP 2004039056 A JP2004039056 A JP 2004039056A JP 2004039056 A JP2004039056 A JP 2004039056A JP 2005225845 A JP2005225845 A JP 2005225845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
atom
syndrome
disease
pharmaceutically acceptable
carbon atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004039056A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4559749B2 (ja
Inventor
Michitaka Sato
道隆 佐藤
Teruaki Matsui
照明 松井
Akira Asau
章 朝烏
Hiroyuki Hayashi
博之 林
Seiichi Araki
誠一 荒木
Masaru Tamaoki
賢 玉置
Nobuyuki Takahashi
伸行 高橋
Yoshiko Yamamoto
淑子 山本
Norio Yamamoto
則夫 山本
Chisato Ogawa
ちさと 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aska Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd filed Critical Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2004039056A priority Critical patent/JP4559749B2/ja
Publication of JP2005225845A publication Critical patent/JP2005225845A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4559749B2 publication Critical patent/JP4559749B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 5−HT1A作動作用及び5−HT拮抗作用の両作用を有し、IBS等の疾病の処置剤として有用な化合物を提供すること。
【解決手段】 式
【化1】

式中、
は水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基を表し、
は水素原子、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基等を表し、
nは1又は2を表し、
X及びYはそれぞれ独立に炭素原子、酸素原子又はイオウ原子を表し、Zは炭素原子を表す、ただし、X又はYのどちらか一方は炭素原子を表し、他方は炭素原子以外の原子を表し、点線はそこに二重結合が存在することを表す、
で示されるピペラジニルピリジン誘導体又はその塩。
【選択図】 なし

Description

本発明は、新規なピペラジニルピリジン誘導体又はその塩に関する。本発明の化合物は、セロトニン受容体サブタイプ3(以下、「5−HT」という)拮抗作用及びセロトニン受容体サブタイプ1A(以下、「5−HT1A」という)作動作用の両作用を有しており、過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome;以下、「IBS」という)等の処置剤として有用である。
IBSは下痢や便秘等の便通異常や腹痛を主症状とする疾患で、腸管の器質的病変を認めない機能的疾患である。IBSは、腸管運動異常、内臓知覚過敏及び心理・社会的因子が相互に関連し合って生ずる。
腸管には種々のセロトニン受容体サブタイプが存在するが、このうち、5−HTは腸管収縮、腸液分泌、蠕動運動、内容物輸送等に関与している。したがって、IBSによる下痢症状が5−HT拮抗薬によって改善されることがあり、実際に米国において、5−HT拮抗薬であるアロセトロン(alosetron)がIBS治療薬として承認されている。
特許文献1及び特許文献2には、オンダンセトロン(ondansetron)、アロセトロン(alosetron)、トロピセトロン(tropisetron)、グラニセトロン(granisetron)などの種々の5−HT拮抗薬がIBS治療剤として有用であることが記載されている。また、非特許文献1には、5−HT受容体に対して選択的に親和性(但し、作用としては作動作用)を有するピペラジニルピラジン誘導体が記載されている。
一方、IBSには心理的・社会的因子も関与していることから、抗不安薬がIBSの治療において何らかの有用性を示す可能性もあり、この可能性を拠り所にして、ベンゾジアゼピン系抗不安薬がIBSの治療に用いられる場合もある。最近、副作用がより少ない非ベンゾジアゼピン系化合物であって且つセロトニン作動性の抗不安薬が開発され、該化合物のIBS治療における有用性が期待されている。
我が国においては、5−HT1A作動薬であるタンドスピロン(tandospirone)がストレス性消化性潰瘍等を適応症として上市されている。しかしながら、当該化合物はIBSの適応を有していない。
上記のように、現在では多数の5−HT拮抗薬及び5−HT1A作動薬が開発又は上市されているが、5−HT拮抗薬又は5−HT1A作動薬のいずれも、作用が一方向性であるため、複数の成因を有するIBSに対して十分な治療効果を発揮するまでには至っていない。
さらに、特許文献3〜5及び非特許文献2には、5−HT1A等の受容体に対し親和性を有するピペラジニルイソキノリン誘導体、ピペラジニルチエノピリジン誘導体及び/又はピペラジニルフロピリジン誘導体が開示されている。しかしながら、これらの文献は、もっぱら5−HT1Aに対する作用に基づく精神的作用について述べたものであり、5−HT受容体に対するこれら誘導体の親和性については何ら記載されていない。また、これらの文献には、5−HT拮抗作用及び5−HT1A作動作用を併せ持つことによるIBS等への適用についても全く触れられていない。
非特許文献3には、5−HT1A及び5−HTの両受容体に対して親和性を有するベンズイミダゾール−アリルピペラジン誘導体が開示されている。しかしながら、この文献においては、当該誘導体の神経系に対する作用について記載されているのみであり、5−HT拮抗作用及び5−HT1A作動作用の両作用をIBSに対して発現させることについては記載されていない。
PCT国際公開WO 99/17755パンフレット 米国特許第6,284,770号明細書 欧州特許公開第343050号明細書 PCT国際公開WO 01/32659パンフレット 特開2001−97978号公報 J.Med.Chem.,42,4362−4379(1999) J.Med.Chem.,32,1147−1156(1989) Bioorg.Med.Chem.Lett.,13,3177−3180(2003)
本発明の目的は、5−HT1A作動作用及び5−HT拮抗作用の両作用を有する新規なピペラジニルピリジン誘導体を提供することである。
本発明によれば、式(I)
式中、
は水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基を表し、
は水素原子、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基又はフェニル低級アルコキシ基を表し、
nは1又は2を表し、
X及びYはそれぞれ独立に炭素原子、酸素原子又はイオウ原子を表し、Zは炭素原子を表す、ただし、X又はYのいずれか一方は炭素原子を表し且つ他方は炭素原子以外の原子を表し、点線は炭素原子を表す場合のX又はYとZとの間に二重結合が存在することを表す、
で示されるピペラジニルピリジン誘導体又はその製薬学的に許容されうる塩が提供される。
また、本発明によれば、式(I)のピペラジニルピリジン誘導体又はその製薬学的に許容されうる塩を有効成分として含むことを特徴とする、5−HT1Aに対する作動作用を有する5−HT拮抗剤が提供される。
本明細書において、「低級」なる語は、この語が付された基の炭素原子数が6個以下、好ましくは4個以下であることを意味する。したがって、「低級アルキル基」としては、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル基等を挙げることができ、中でも、メチル、エチル、n−プロピル及びイソプロピル基が好ましい。また、「低級アルコキシ基」としては、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、tert−ブチルオキシ、n−ペンチルオキシ、n−ヘキシルオキシ基等を挙げることができ、中でも、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ及びイソプロポキシ基が好ましい。
前記式(I)のRの定義における「フェニル低級アルコキシ基」は、フェニル基で置換された低級アルコキシ基を意味し、例えば、ベンジルオキシ、フェニルエトキシ、フェニルプロピルオキシ、1−フェニルメチルプロピルオキシ基等を挙げることができ、中でも、ベンジルオキシ基が好適である。
また、前記式(I)において、X、Y及びZ並びにピリジン環によって形成される複素環は、フロ[2,3−c]ピリジン、フロ[3,2−c]ピリジン、チエノ[2,3−c]ピリジン又はチエノ[3,2−c]ピリジンを意味する。
さらに、「ハロゲン原子」には、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素原子が包含される。
本明細書において、Rが結合する炭素原子及びヘキサヒドロピロロピリジン縮合環結合部の炭素原子は不斉炭素であり、R又はS配置をとり得るが、本発明には両方の立体配置を持つ化合物が含まれる。
本発明において好ましい一群の化合物は、Rがハロゲン原子又は低級アルキル基を表す場合の式(I)の化合物である。
本発明において好ましい別の一群の化合物は、Rが水素原子を表す場合の式(I)の化合物である。
本発明において好ましい別の一群の化合物は、nが1を表す場合の式(I)の化合物である。
本発明において好ましいさらに別の一群の化合物は、Xが炭素原子を表す場合の式(I)の化合物である。
本発明により提供される前記式(I)の化合物の代表例としては、後記実施例に掲げるものの他に次のものを挙げることができる。
7−(S)−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−2−メチルフロ[2,3−c]ピリジン、
7−(S)−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−3−メチルフロ[2,3−c]ピリジン、
7−(R)−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−3−メチルフロ[2,3−c]ピリジン、
(7R,8aS)−2−(2−ブロモフロ[2,3−c]ピリジン−7−イル)オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−7−オール、
2−クロロ−4−(S)−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)フロ[3,2−c]ピリジン、
3−クロロ−7−(S)−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−チエノ[2,3−c]ピリジン、
2−クロロ−7−(S)−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−チエノ[2,3−c]ピリジン、
(7R,8aS)−2−(2−ブロモチエノ[2,3−c]ピリジン−7−イル)オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−7−オール、
4−(S)−(ヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−3−メチルチエノ[3,2−c]ピリジン、
(S)−2−(2−メチルフロ[2,3−c]ピリジン−7−イル)オクタヒドロピリド[1,2−a]ピラジン、
(S)−2−(2−クロロフロ[2,3−c]ピリジン−7−イル)オクタヒドロピリド[1,2−a]ピラジン、
(R)−2−(2−メチルフロ[2,3−c]ピリジンー7−イル)オクタヒドロピリド[1,2−a]ピラジン、
(S)−2−(2−ブロモチエノ[2,3−c]ピリジン−7−イル)オクタヒドロピリド[1,2−a]ピラジン、
(R)−2−(2−ブロモチエノ[2,3−c]ピリジン−7−イル)オクタヒドロピリド[1,2−a]ピラジン、など。
本発明の式(I)の化合物は、また、場合により塩を形成することができ、その塩の例としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の無機酸との塩;酢酸、蓚酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸との塩等が挙げられ、中でも製薬学的に許容しうる塩が好ましい。
本発明によれば、前記式(I)の化合物は、例えば、式
式中、R、X、Y及びZは前記の意味を有し、Aはハロゲン原子を表す、
のピリジン誘導体を式
式中、R及びnは前記の意味を有する、
のヘキサヒドロピロロピラジン誘導体と反応させることにより製造することができる。
反応は、一般に、不活性溶媒中、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類;ジクロロメタン、ジクロロエタン等のハロゲン化アルキル類;ピリジン等の有機塩基類等の中で、必要に応じて、水素化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、カリウムブトキシド、水酸化カリウム等のアルカリ類、又はトリエチルアミン、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルピリジン等の有機塩基類の存在下に、−20℃乃至反応混合物の還流温度、好ましくは0℃乃至室温の範囲内の温度で行うことができる。
式(II)の化合物に対する式(III)の化合物の使用割合は特に制限されるものではないが、一般には、式(II)の化合物1モル当たり式(III)の化合物を少なくとも1モル、好ましくは1.1〜5モル、さらに好ましくは1.2〜2モルの範囲内で用いることができる。また、上記アルカリは式(II)の化合物1モル当たり1.2〜10モルの範囲内で用いるのが適当である。
かくして、本発明が目的とする前記式(I)の化合物が得られる。
上記反応において、出発原料として使用される上記式(II)のピリジン誘導体は、既知の合成方法、例えば、下記反応式1に示すルートに従って容易に合成することができる。なお、下記反応式1における反応条件等の詳細は、後記実施例1のステップ1−A〜1−C又は文献:J.Med.Chem.,32,1147−1156(1989)等を参照されたい。
反応式1:
上記各式中、R、X、Y、Z及びAは前記の意味を有する。
また、上記反応において、出発原料として使用される上記式(III)のヘキサヒドロピロロピラジン誘導体も、既知の合成方法、例えば、下記反応式2に示すルートに従って容易に合成することができる。なお、下記反応式2における反応条件等の詳細は、後記実施例1のステップ1−D〜1−Eを参照されたい。
反応式2:
なお、上記反応式2において、光学活性なプロリン誘導体を出発原料として用いることにより、光学活性な式(III)の化合物を得ることができる。
以上に述べた方法に従い製造される前記式(I)の化合物は、それ自体既知の手段、例えば、再結晶、カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー等の方法により、反応混合物から単離、精製することができる。
本発明の式(I)で示されるピペラジニルピリジン誘導体又はその製薬上許容される塩は、5−HT1A作動作用を有する5−HT拮抗剤として、例えば、ヒト、その他の哺乳動物のIBS、不安、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、うつ病、前立腺癌、総合失調症、頻尿、精神分裂病、過活動性膀胱症候群、精神病、下部尿路症、老人性痴呆症、前立腺肥大症に伴う排尿障害、アルツハイマー病、間質性膀胱炎、嗜癖/禁断症状、慢性前立腺炎、認知障害、急性脳卒中から生じる虚血、ハンチントン病、一過性脳虚血発作、パーキンソン病、頭部もしくは脊髄の外傷、筋萎縮性側索硬化症、胎仔低酸素症、AIDS痴呆症、非潰瘍性消化不良、網膜疾患などの慢性神経変性疾患、逆流性食道炎、アルコール又はコカインに対する嗜癖、刺激反応性腸症候群、錐体外路障害、無呼吸もしくは無呼吸症、パニック症候群、振戦、短期記憶障害、悪心もしくは嘔吐、アルコール中毒症、癲癇、ニコチン依存症、睡眠障害、薬物嗜癖、疼痛、摂食障害、性的機能不全、外傷性ストレス症、肥満、幼少期自閉症、せき、神経の圧迫による症候群、筋膜症候群、ニューロパシー、テンドミオシス(tendomyosis)、疼痛性ジストロフィー、テンディノーシス(tendinosis)、興奮症状(agitation)、挿入テンドバシー(tendopathy)、攻撃性(hostility)、滑液包疾患、強迫性障害、関節周囲症(periarthropathy)、知能促進(cognition enhancement)、筋内の過負荷症候群、性的機能不全、月経前緊張症候群、自律神経失調症、本態性高血圧症、心身症、痙攣、消化性潰瘍、躁病、胃炎、片頭痛、半月損傷、慢性多発性関節炎、関節症外傷、傍腫瘍性症状、局所離断性骨軟骨炎、腫瘍誘導性炎症性疾患、骨壊死、白濁性滲出、関節軟骨腫症、膠原病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、感染後関節炎、成人呼吸困難症候群(ARDS)、血清反応陰性脊髄関節炎、気管支炎、脈管炎、じん肺、サルコイドーシス関節症、喉頭痙攣、肺脈管炎、肺肉芽腫、外因性アレルギー性肺胞炎、慢性疲労症候群又は緑内障の治療及び/又は処置のために有用である。
本発明の式(I)の化合物の5−HT1A作動作用及び5−HT拮抗作用は、以下に述べる実験によって示すことができる。
(1)ヒト5−HT 1A 受容体に対する化合物の親和性の測定(インビトロ):
ヒト5−HT1A受容体を発現させたCHO細胞膜標本(パッカードバイオサイエンシーズ社(Packard Bioscience)より購入)0.25mL(約50ユニット)を24.75mLのインキュベーションバッファーA液(50mmol/LのTris−塩酸、10mmol/Lの硫酸マグネシウム、0.5mmol/LのEDTA及び0.1%アスコルビン酸の混合物の水溶液を、1N−水酸化ナトリウム水溶液を用いて27℃においてpH7.4に調整したもの)に加え、膜標本懸濁液A液とした。また、各被検化合物を270μmol/LのDMSO溶液とした後、インキュベーションバッファーA液を用いて所定の濃度まで希釈し、化合物溶液とした。
ポリプロピレン製チューブに、[H]8−OH−DPAT(8−ハイドロキシ−2−(ジ−N−プロピルアミノ)テトラリン;第一化学薬品株式会社より購入)のインキュベーションバッファーA溶液20μL(ただし、反応混合物中の[H]8−OH−DPATの濃度が0.25nmol/Lとなるように、[H]8−OH−DPATの濃度を調整する)及び20μLの化合物溶液を入れ、さらに、膜標本懸濁液A液500μLを加えて、27℃で60分間インキュベーションした。Brandel cell harvesterを用いて、インキュベーションバッファーA液に0.3%濃度となるようにポリエチレンイミンを加えた溶液に前もって浸しておいたGF/Cフィルターで急速にフィルトレーションすることにより反応を停止させた後、4℃に冷却した50mmol/LのTris−塩酸約5mLを用いてフィルターを洗浄し、再度、同様の操作によりフィルターを洗浄した。
フィルターに残存する放射活性を液体シンチレーションカウンター(Aloka社製、LSC−5100)で測定した。0.25nmol/Lの濃度における[H]8−OH−DPATの5−HT1A受容体への結合に対する各被検化合物の抑制率(%)、すなわち、5−HT1A受容体に対する各被検化合物の親和性は下記式により算出することができる。なお、非特異結合の割合は10μmol/Lの濃度の8−OH−DPATを用いた場合の放射活性を測定することにより算出し、それをもって各被検化合物の測定値を修正した。
(2)ヒト5−HT 受容体に対する化合物の親和性の測定(in vitro):
ヒト5−HT受容体を発現させたHEK−293細胞膜標本(バイオリンクス株式会社より購入)0.05mL(約50マイクロアッセイ)を24.95mLのインキュベーションバッファーB液(50mmol/LのTris−塩酸、5mmol/Lの塩化マグネシウム及び1mmol/LのEDTAの混合物の水溶液を1N−水酸化ナトリウム水溶液を用いて25℃においてpH7.5に調整したもの)に加えてホモジナイズし、膜標本懸濁液B液とした。また、各被検化合物を270μmol/LのDMSO溶液とした後、インキュベーションバッファーB液を用いて所定の濃度まで希釈し、化合物溶液とした。
ポリプロピレン製チューブに、[H]BRL−43694(第一化学薬品株式会社より購入)のインキュベーションバッファーB溶液20μL(ただし、反応混合物中の[H]BRL−43694の濃度が0.5nmol/Lとなるように、[H]BRL−43694の濃度をあらかじめ調整)及び20μLの化合物溶液を入れ、さらに、膜標本懸濁液B液500μLを加えて、25℃で60分間インキュベーションした。Brandel cell harvesterを用いて、インキュベーションバッファーB液に0.5%濃度となるようにポリエチレンイミンを加えた溶液に前もって浸しておいたGF/Bフィルターで急速にフィルトレーションすることにより反応を停止させた後、4℃に冷却した50mmol/LのTris−塩酸約5mLを用いてフィルターを洗浄し、再度、同様の操作によりフィルターを洗浄した。
フィルターに残存する放射活性を液体シンチレーションカウンター(Aloka社製、LSC−5100)で測定した。0.5nmol/Lの濃度における[H]BRL−43694の5−HT受容体への結合に対する各被検化合物の抑制率(%)、すなわち、5−HT受容体に対する各被検化合物の親和性は下記式により算出することができる。なお、非特異結合の割合は10μmol/Lの濃度のトロピセトロン(tropisetron:ICS205−930)を用いた場合の放射活性を測定することにより算出し、それをもって各被検化合物の測定値を修正した。
5−HT1A受容体及び5−HT受容体に対する、100nmol/Lの濃度における各被検化合物の親和性を下記表Aに示す。なお、5−HT受容体に対する化合物の親和性の測定に用いるBRL−43694及びtropisetron(ICS205−930)は以下の構造式で示される。
(3)ラットに対する5−HT 1A 受容体作動作用の測定(in vivo):
7週齢のSD系雄性ラットを1群あたり4〜5匹に分けた。これを実験環境に2度馴化させ、2度目の馴化の1週間後に透明なプラスチックケースに入れ、被検化合物10mg/kg(1N−塩酸に溶解した後、適量の生理食塩液にて希釈したもの)を腹腔内投与した。化合物の投与直前並びに投与後5、10、20及び30分後に、lower lip retraction(LLR)及びflat body posture(FBP)についての行動観察を行い、これを4段階(0:無反応、1:微反応、2:中程度反応、3:最大反応)で評価した。そして、各測定ポイントにおける各群の評価の最大値を求めた。その結果を下記表Bに示す。
(4)ラットに対する5−HT 受容体拮抗作用の測定(in vivo):
270〜410gのSD系雄性ラットの腹腔内にウレタン1.25g/kg(蒸留水に溶解したもの)を投与して麻酔した後、左頚動脈に血圧測定及び心拍数測定用、右頚静脈に化合物投与用のカテーテルをそれぞれ挿入した。血圧及び心拍数が安定した後、5−ヒドロキシトリプタミン クレアチニン サルフェート(以下、セロトニンという)300μg/kgを静脈内に急速に投与し、一過性に発現する徐脈反応(BC1)を観察した。次に、セロトニン投与後に再び血圧及び心拍数が安定したところで、被検化合物を静脈内に投与し、投与10分後に再びセロトニン300μg/kgを急速静脈内投与した際に発現する一過性の徐脈(BC2)を観察した。各被検化合物の徐脈発現抑制率、すなわち、BJ反射抑制率は下記式により算出することができる。
各被検化合物の徐脈発現抑制率を下記表Cに示す。
かくして、本発明の式(I)で表されるピペラジニルピリジン誘導体又はその製薬学的に許容されうる塩は、5−HT1A作動作用を有する5−HT拮抗剤として、ヒト、その他の哺乳動物に対する治療及び/又は処置のため、経口投与又は非経口投与(例えば、筋注、静注、直腸投与、経皮投与など)することができる。
本発明の化合物は、薬剤として用いる場合、その種類などに応じて、無毒性の添加剤と共に、固体形態(例えば、錠剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、顆粒剤、散剤、細粒剤、丸剤、トローチ錠など)、半固体形態(例えば、坐剤、軟膏など)又は液体形態(例えば、注射剤、乳剤、懸濁液、ローション、スプレーなど)のいずれかの製剤形態にすることができる。しかして、上記製剤に使用しうる無毒性の添加剤としては、例えば、でん粉、ゼラチン、ブドウ糖、乳糖、果糖、マルトース、炭酸マグネシウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース又はその塩、アラビアゴム、ポリエチレングリコール、p−ヒドロキシ安息香酸アルキルエステル、シロップ、エタノール、プロピレングリコール、ワセリン、カーボワックス、グリセリン、塩化ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、クエン酸等が挙げられる。該薬剤はまた、治療学的に有用な他の薬剤を含有することもできる。
該薬剤中における本発明の化合物の含有量は、その剤形などに応じて異なるが、一般に、固体及び半固体形態の場合には0.1〜50重量%の濃度で、そして液体形態の場合には0.05〜10重量%の濃度で含有していることが望ましい。
本発明の化合物の投与量は、対象とするヒトをはじめとする温血動物の種類、投与経路、症状の軽重、医師の診断等により広範に変えることができるが、一般には、1日当たり0.01〜5mg/kg、好適には0.02〜2mg/kgの範囲内とすることができる。しかし、上記の如く患者の症状の軽重、医師の診断等に応じて、上記範囲の下限よりも少ない量又は上限よりも多い量を投与することはもちろん可能である。上記投与量は1日1回又は数回に分けて投与することができる。
以下、実施例及び製剤例により本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1
ステップ1−A
3−フルアルデヒド10.0gおよびマロン酸15.0gをピリジン12mlに加え、80〜90℃で2時間加熱撹拌した。反応液を氷水にあけ、1規定塩酸で弱酸性とし、析出した結晶を濾取し、酢酸エチルに溶解後、1規定塩酸で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣を酢酸エチル−n−ヘキサンから再結晶し、3−フラン−3−イルアリリックアシッド11.78g(82%)を得た。
H−NMR(CDCl):7.70〜7.67(m,2H),7.45(s,1H),6.62〜6.61(m,1H),6.16(d,J=15.8Hz,1H)
Mass,m/e:138(M,base)
ステップ1−B
上記ステップ1−Aで得た3−フラン−3−イルアリリックアシッド5.0gおよびトリエチルアミン4.3gをアセトン50mlに溶解し、氷冷下、クロロ炭酸エチル5.2gを10分かけて滴下した。氷冷下で30分撹拌後、アジ化ナトリウム水溶液(アジ化ナトリウム3.5gを精製水15mlに溶解したもの)を滴下し、さらに1時間氷冷下撹拌した。氷水150mlを加え、ベンゼンで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下、液温を30℃以下に保ち、約20mlに濃縮した。この溶液を、220℃に加熱したジフェニルメタン40mlおよびトリブチルアミン7mlの混合物に、液温が220℃を保つよう、1.5時間かけてベンゼンを留去しながら滴下した。滴下終了後、冷却し、n−ヘキサンを加え、析出した結晶を濾取し、酢酸エチルで洗浄し、乾燥し、6H−フロ[2,3−c]ピリジン−7−オン3.15g(64%)を得た。
H−NMR(DMSO−d):11.50(br s,1H),8.07(d,J=1.9Hz,1H),6.86(d,J=1.9Hz,1H),6.50(d,J=6.9Hz,1H)
Mass,m/e:135(M,base)
ステップ1−C
上記ステップ1−Bで得た6H−フロ[2,3−c]ピリジン−7−オン3.1gをオキシ塩化リン16.0g中、1.5時間加熱還流し、反応液を氷にあけ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて中和した。クロロホルムにより抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、7−クロロフロ[2,3−c]ピリジン2.36g(67%)を得た。
H−NMR(CDCl):8.19(d,J=5.4Hz,1H),7.81(d,J=1.9Hz,1H),7.49(d,J=5.4Hz,1H),6.87(d,J=2.3Hz,1H)
Mass,m/e:153(M,base)
ステップ1−D
N−ベンジルオキシカルボニル−L−プロリン12.5gおよびカルボニルジイミダゾール8.9gをテトラヒドロフラン150mlに溶解し、30分撹拌した。グリシンメチルエステル塩酸塩6.9gおよび、トリエチルアミン5.6gを加え、室温で一晩撹拌した。反応液を濃縮し、酢酸エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、10%クエン酸水溶液および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。残渣をメタノール100mlに溶解し、10%パラジウム炭素2.0gを加え、水素気流下、一晩撹拌し、触媒を濾別し、濃縮した。この残渣をメタノール100mlに溶解し、トリエチルアミンを加え、14時間加熱還流した。濃縮し、2−プロパノールを適量加え、析出した結晶を濾取、乾燥し、(8aS)−2−ベンジルオキシカルボニルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1,4−ジオン6.48g(84%)を得た。
この(8aS)−2−ベンジルオキシカルボニルヘキサヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−1,4−ジオン4.0gをテトラヒドロフラン40mlに溶かし、水素化リチウムアルミニウム5.9gのテトラヒドロフラン60ml溶液へ滴下した後、14時間加熱還流した。反応液を氷冷し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え過剰の水素化リチウムアルミニウムを分解した後、ベンジルオキシカルボニルクロリドを加え、氷冷下1時間、続いて室温で2時間撹拌した。クロロホルムで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=25:1)で精製し、(8aS)−2−ベンジルオキシカルボニルオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン2.77g(41%)を得た。
H−NMR(CDCl):7.36〜7.35(m,5H),5.13(s,2H),4.28〜4.10(m,2H),3.10〜3.05(m,1H),2.98(br s,2H),2.61(br s,1H),2.15〜2.09(m,2H),1.88〜1.66(m,5H)
Mass,m/e:260(M),91(base)
ステップ1−E
上記ステップ1−Dで得た(8aS)−2−ベンジルオキシカルボニルオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン5.2gをメタノール100mlに溶解し、20%水酸化パラジウム炭素2.0gを加え、水素気流下1時間撹拌した後、触媒を濾別し、反応液を濃縮して(8aS)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン4.65g(100%)を得た。
ステップ1−F
上記ステップ1−Eで得た(8aS)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン380mgをエチレングリコール10mlに溶解し、上記ステップ1−Cで得た7−クロロフロ[2,3−c]ピリジン270mgおよびトリエチルアミン202mgを加え、140℃で一晩撹拌した。冷後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=20:1)で精製し、7−((8aS)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)フロ[2,3−c]ピリジン190mg(39%)を得た。
H−NMR(CDCl)δ:7.95(d,J=5.4Hz,1H),7.63(d,J=2.3Hz,1H),6.95(d,J=5.4Hz,1H),6.72(d,J=1.9Hz,1H),4.80〜4.76(m,1H),4.71〜4.66(m,1H),3.325〜3.14(m,3H),2.87〜2.81(m,1H),2.44−2.40(m,1H),2.38〜2.13(m,2H),1.96〜1.84(m,2H),1.82〜1.74(m,1H),1.56〜1.51(m,1H)
Mass,m/e:243(M),147(base)
実施例2
実施例1と同様にして、7−((8aS)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)チエノ[2,3−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.12(d,J=5.4Hz,1H),7.57(d,J=5.4Hz,1H),7.31(d,J=5.4Hz,1H),7.23(d,J=5.4Hz,1H),4.44〜4.40(m,1H),4.34〜4.31(m,1H),3.27〜3.26(m,1H),3.23〜3.11(m,2H),2.92〜2.86(m,1H),2.50〜2.45(m,1H),2.27〜2.21(m,2H),1.95〜1.86(m,2H),1.83〜1.76(m,1H),1.59〜1.51(m,1H)
Mass,m/e:259(M),163(base)
実施例3
実施例1と同様にして、4−((8aS)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)チエノ[3,2−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.04(d,J=5.4Hz,1H),7.43〜7.29(m,3H),4.17〜4.12(m,1H),4.07〜4.02(m,1H),3.28〜3.22(m,1H),3.19〜3.14(m,2H),2.94〜2.88(m,1H),2.51(dt,J=2.7Hz,7.2Hz,1H),2.29〜2.22(m,2H),1.94〜1.85(m,2H),1.85〜1.75(m,1H),1.56〜1.50(m,1H)
Mass,m/e:259(M),107(base)
実施例4
実施例1と同様にして、4−((8aS)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)フロ[3,2−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.04(d,J=5.8Hz,1H),7.53(d,J=2.3Hz,1H),6.93(d,J=5.8Hz,1H),6.83(dd,J=0.8Hz,2.3Hz,1H),4.48(ddd,J=1.9Hz,2.7Hz,12.3Hz,1H),4.35〜4.31(m,1H),3.30〜3.23(m,1H),3.18〜3.13(m,2H),2.91〜2.85(m,1H),2.44〜2.38(m,1H),2.25〜2.13(m,2H),1.95〜1.84(m,2H),1.82〜1.50(m,2H)
Mass,m/e:243(M),147(base)
実施例5
実施例1と同様にして、2−ブロモ−4−((8aS)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)チエノ[3,2−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.05(d,J=5.3Hz,1H),7.38(s,1H),7.17(d,J=5.8Hz,1H),4.06(td,J=2.3Hz,12.3Hz,1H),3.98〜3.94(m,1H),3.25〜3.14(m,3H),2.91〜2.85(m,1H),2.51〜2.47(m,1H),2.27〜2.19(m,2H),1.94〜1.82(m,2H),1.81〜1.75(m,1H),1.54〜1.49(m,1H)
Mass,m/e:337(M),96(base)
実施例6
実施例1と同様にして、4−((8aS)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−2−メチルチエノ[3,2−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.01(d,J=5.4Hz,1H),7.23〜7.22(m,1H),7.03(d,J=1.2Hz,1H),4.07(td,J=2.3Hz,12.0Hz,1H),3.98(d,J=11.8Hz,1H),3.23〜3.08(m,3H),2.90〜2.84(m,1H),2.58(dd,J=1.2Hz,4.3Hz,3H),2.53〜2.47(m,2H),2.37〜2.27(m,2H),1.93〜1.85(m,2H),1.81〜1.75(m,1H),1.54〜1.50(m,1H)
Mass,m/e:273(M),177(base)
実施例7
実施例1と同様にして、7−((8aR)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)チエノ[2,3−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.13(d,J=5.4Hz,1H),7.57(d,J=5.4Hz,1H),7.31(d,J=5.4Hz,1H),7.24(d,J=5.4Hz,1H),4.41(td,J=2.3Hz,12.0Hz,1H),4.35〜4.31(m,1H),3.24〜3.15(m,3H),2.93〜2.87(m,1H),2.51〜2.45(m,1H),2.28〜2.22(m,2H),1.94〜1.87(m,2H),1.81〜1.73(m、1H),1.56〜1.52(m,1H)
Mass,m/e:259(M),163(base)
実施例8
実施例1と同様にして、4−((8aR)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)チエノ[3,2−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.07(d,J=5.4Hz,1H),7.43〜7.41(m,1H),7.37(d,J=5.4Hz,1H),7.33(dd,J=0.8Hz,5.8Hz,1H),4.17〜4.13(m,1H),4.05(ddd,J=1.9Hz,5.0Hz,12.7Hz,1H),3.26(dt,J=2.7Hz,12.3Hz,1H),3.19〜3.15(m,2H),2.95〜2.89(m,1H),2.52(dt,J=2.7Hz,11.2Hz,1H),2.30〜2.23(m,2H),1.94〜1.87(m,2H),1.82〜1.76(m、1H),1.56〜1.49(m,1H)
Mass,m/e:259(M),163(base)
実施例9
実施例1と同様にして、7−((8aR)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)フロ[2,3−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:7.93(d,J=5.0Hz,1H),7.62(d,J=1.9Hz,1H),6.94(d,J=5.4Hz,1H),6.70(d,J=2.3Hz,1H),4.79〜4.74(m,1H),4.69〜4.65(m,1H),3.324〜3.12(m,3H),2.86〜2.80(m,1H),2.43〜2.39(m,1H),2.37〜2.12(m,2H),1.95〜1.83(m,2H),1.81〜1.70(m,1H),1.56〜1.49(m,1H)
Mass,m/e:243(M),147(base)
実施例10
実施例1と同様にして、7−((7R,8aS)−7−ヒドロキシオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)フロ[2,3−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:7.93(d,J=5.4Hz,1H),7.62(d,J=2.3Hz,1H),6.95(d,J=5.4Hz,1H),6.71(d,J=2.3Hz,1H),4.76〜4.72(m,1H),4.68〜4.63(m,1H),4.56〜4.52(m,1H),3.60〜3.56(m,1H),3.19〜3.07(m,2H),2.78(dt,J=1.9Hz,10.4Hz,1H),2.61〜2.49(m,2H),2.23〜2.19(m,1H),1.92〜1.81(m,2H)
Mass,m/e:259(M),147(base)
実施例11
実施例1と同様にして、7−((7R,8aS)−7−ヒドロキシオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)チエノ[2,3−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.11(d,J=5.4Hz,1H),7.57(d,J=5.4Hz,1H),7.30(d,J=5.4Hz,1H),7.23(d,J=5.4Hz,1H),4.57〜4.52(m,1H),4.38〜4.34(m,1H),4.30〜4.25(m,1H),3.61〜3.56(m,1H),3.18(dt,J=3.1Hz,12.7Hz,1H),3.10(dt,J=2.7Hz,11.2Hz,1H),2.86〜2.81(m,1H),2.72〜2.59(m,2H),2.28〜2.24(m,1H),1.93〜1.81(m,2H)
Mass,m/e:275(M),163(base)
実施例12
実施例1と同様にして、4−((8aR)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)フロ[3,2−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.04(d,J=5.8Hz,1H),7.53(d,J=2.3Hz,1H),6.93(dd,J=0.8Hz,5.8Hz,1H),6.83〜6.82(m,1H),4.50〜4.46(m,1H),4.35〜4.31(m,1H),3.27(dt,J=3.1Hz.12.3Hz,1H),3.18〜3.14(m,2H),2.92〜2.86(m,1H),2.41(dt,J=3.4Hz,11.2Hz,1H),2.25〜2.15(m,2H),1.95〜1.85(m,2H),1.82〜1.75(m,1H),1.56〜1.48(m,1H)
Mass,m/e:243(M),147(base)
実施例13
実施例1と同様にして、4−((7R,8aS)−7−ヒドロキシオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)フロ[3,2−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.04(d,J=5.8Hz,1H),7.54(d,J=2.3Hz,1H),6.92(dd,J=1.2Hz,5.8Hz,1H),6.82(dd,J=0.8Hz,2.3Hz,1H),4.57〜4.53(m,1H),4.43(ddd,J=1.9Hz,2.7Hz,11.9Hz,1H),4.32〜4.27(m,1H),3.60〜3.56(m,1H),3.25〜3.20(m,1H),3.11〜3.07(m,1H),2.86〜2.81(m,1H),2.66〜2.52(m,2H),2.26〜2.23(m,1H),1.89〜1.82(m,2H)
Mass,m/e:259(M),147(base)
実施例14
実施例1と同様にして、4−((8aR)−オクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)−2−メチルフロ[3,2−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:7.97(d,J=5.8Hz,1H),6.84(dd,J=0.8Hz,5.8Hz,1H),6.40(s,1H),4.42〜4.38(m,1H),4.28〜4.21(m,1H),3.24〜3.12(m,3H),2.86〜2.80(m,1H),2.43(d,J=1.2Hz,3H),2.42〜2.35(m,1H),2.26〜2.13(m,2H),1.93〜1.85(m,2H),1.80〜1.73(m,1H),1.55〜1.48(m,1H)
Mass,m/e:257(M),161(base)
実施例15
実施例1と同様にして、7−((7R,8aS)−7−ベンジルオキシオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)チエノ[2,3−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.11(d,J=5.8Hz,1H),7.56(d,J=5.4Hz,1H),7.34〜7.22(m,7H),4.49(dd,J=1.6Hz,3.5Hz,2H),4.39〜4.35(m,1H),4.30〜4.26(m,1H),3.56〜3.52(m,1H),3.20〜3.08(m,2H),2.85〜2.80(m,1H),2.62〜2.53(m,2H),2.38〜2.34(m,1H),1.99(ddd,J=1.5Hz,7.2Hz,13.1Hz,1H),1.81〜1.75(m,1H)
Mass,m/e:365(M),91(base)
実施例16
実施例1と同様にして、4−((7R,8aS)−7−ベンジルオキシオクタヒドロピロロ[1,2−a]ピラジン−2−イル)チエノ[3,2−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.06(d,J=5.8Hz,1H),7.41〜7.26(m,8H),4.53〜4.4(m,2H),4.25〜4.22(m,1H),4.10(td,J=2.3Hz,11.9Hz,1H),4.00(dd,J=2.7Hz,12.7Hz,1H),3.56〜3.52(m,1H),3.21〜3.14(m,1H),3.11〜3.07(m,1H),2.85〜2.80(m,1H),2.66〜2.56(m,2H),2.37(dd,J=5.4Hz,9.6Hz,1H),1.97(ddd,J=1.5Hz,6.2Hz,13.1Hz,1H),1.79〜1.71(m,1H)
Mass,m/e:365(M),163(base)
実施例17
実施例1と同様にして、7−オクタヒドロピリド[1,2−a]ピラジン−2−イルフロ[2,3−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:7.95(d,J=5.4Hz,1H),7.62(d,J=2.3Hz,1H),6.95(d,J=5.4Hz,1H),6.71(d,J=2.3Hz,1H),4.65〜4.58(m,1H),4.49〜4.43(m,1H),3.30〜3.20(m,1H),2.94〜2.77(m,3H),2.47〜2.38(m,1H),2.15〜2.04(m,2H),1.87〜1.77(m,1H),1.73〜1.64(m,3H),1.40〜1.29(m,2H)
Mass,m/e:257(M),110(base)
実施例18
実施例1と同様にして、4−オクタヒドロピリド[1,2−a]ピラジン−2−イルフロ[3,2−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.04(d,J=5.8Hz,1H),7.53(d,J=2.3Hz,1H),6.92(dd,J=0.7Hz,5.8Hz,1H),6.80(dd,J=1.2Hz,2.3Hz,1H),4.30〜4.22(m,1H),4.20〜4.13(m,1H),3.29(dt,J=2.7Hz,12.3Hz,1H),2.94〜2.81(m,3H),2.46〜2.37(m,1H),2.15〜2.04(m,2H),1.88〜1.75(m,1H),1.75〜1.57(m,3H),1.42〜1.24(m,2H)
Mass,m/e:257(M),110(base)
実施例19
実施例1と同様にして、7−オクタヒドロピリド[1,2−a]ピラジン−2−イルチエノ[2,3−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.12(d,J=5.4Hz,1H),7.57(d,J=5.4Hz,1H),7.31(d,J=5.4Hz,1H),7.23(d,J=5.4Hz,1H),4.32〜4.24(m,1H),4.16〜4.09(m,1H),3.26(dt,J=2.7Hz,12.3Hz,1H),2.95〜2.82(m,3H),2.49(dt,J=3.1Hz,12.0Hz,1H),2.20〜2.09(m,2H),1.86〜1.78(m,1H),1.74〜1.60(m,3H),1.40〜1.31(m,2H)
Mass,m/e:273(M),110(base)
実施例20
実施例1と同様にして、4−オクタヒドロピリド[1,2−a]ピラジン−2−イルチエノ[3,2−c]ピリジンを得た。
H−NMR(CDCl)δ:8.07(d,J=5.4Hz,1H),7.41(d,J=5.4Hz,1H),7.37(d,J=5.4Hz,1H),7.33(d,J=5.4Hz,1H),4.01〜3.94(m,1H),3.87〜3.81(m,1H),3.26(dt,J=2.7Hz,12.3Hz,1H),2.95〜2.83(m,3H),2.52(dt,J=3.0Hz,11.6Hz,1H),2.24〜2.10(m,2H),1.87〜1.75(m,1H),1.73〜1.56(m,3H),1.42〜1.29(m,2H)
Mass,m/e:273(M),110(base)
製剤例
錠剤:
mg/錠
活性成分 5.0
でん粉 10.0
乳糖 73.0
カルボキシメチルセルロースカルシウム 10.0
タルク 1.0
ステアリン酸マグネシウム 1.0
100.0
活性成分を70μm以下の粒度に粉砕し、それにでん粉、乳糖及びカルボキシメチルセルロースカルシウムを加えてよく混合する。10%のでん粉のりを上記混合粉体に加えて攪拌混合し、顆粒を製造する。乾燥後粒径を1000μm前後に整粒し、これにタルク及びステアリン酸マグネシウムを混合し、打錠する。

Claims (8)

  1. 式(I)
    式中、
    は水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基を表し、
    は水素原子、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基又はフェニル低級アルコキシ基を表し、
    nは1又は2を表し、
    X及びYはそれぞれ独立に炭素原子、酸素原子又はイオウ原子を表し、Zは炭素原子を表す、ただし、X又はYのいずれか一方は炭素原子を表し且つ他方は炭素原子以外の原子を表し、点線は炭素原子を表す場合のX又はYとZとの間に二重結合が存在することを表す、
    で示されるピペラジニルピリジン誘導体又はその製薬学的に許容されうる塩。
  2. がハロゲン原子又は低級アルキル基を表す請求項1に記載のピペラジニルピリジン誘導体又はその製薬学的に許容されうる塩。
  3. が水素原子を表す請求項1又は2に記載のピペラジニルピリジン誘導体又はその製薬学的に許容されうる塩。
  4. nが1を表す請求項1〜3のいずれかに記載のピペラジニルピリジン誘導体又はその製薬学的に許容されうる塩。
  5. Xが炭素原子を表す請求項1〜4のいずれかに記載のピペラジニルピリジン誘導体又はその製薬学的に許容されうる塩。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のピペラジニルピリジン誘導体又はその製薬学的に許容されうる塩を有効成分として含むことを特徴とする、セロトニン受容体サブタイプ1A(5−HT1A)に対する作動作用を有するセロトニン受容体サブタイプ3(5−HT)拮抗剤。
  7. 請求項6に記載の拮抗剤及び製薬学的に許容されうる担体を含む医薬組成物。
  8. 請求項6に記載の拮抗剤を含むことを特徴とする、過敏性腸症候群、不安、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、うつ病、前立腺癌、総合失調症、頻尿、精神分裂病、過活動性膀胱症候群、精神病、下部尿路症、老人性痴呆症、前立腺肥大症に伴う排尿障害、アルツハイマー病、間質性膀胱炎、嗜癖/禁断症状、慢性前立腺炎、認知障害、急性脳卒中から生じる虚血、ハンチントン病、一過性脳虚血発作、パーキンソン病、頭部もしくは脊髄の外傷、筋萎縮性側索硬化症、胎仔低酸素症、AIDS痴呆症、非潰瘍性消化不良、網膜疾患などの慢性神経変性疾患、逆流性食道炎、アルコール又はコカインに対する嗜癖、刺激反応性腸症候群、錐体外路障害、無呼吸もしくは無呼吸症、パニック症候群、振戦、短期記憶障害、悪心もしくは嘔吐、アルコール中毒症、癲癇、ニコチン依存症、睡眠障害、薬物嗜癖、疼痛、摂食障害、性的機能不全、外傷性ストレス症、肥満、幼少期自閉症、せき、神経の圧迫による症候群、筋膜症候群、ニューロパシー、テンドミオシス(tendomyosis)、疼痛性ジストロフィー、テンディノーシス(tendinosis)、興奮症状(agitation)、挿入テンドバシー(tendopathy)、攻撃性(hostility)、滑液包疾患、強迫性障害、関節周囲症(periarthropathy)、知能促進(cognition enhancement)、筋内の過負荷症候群、性的機能不全、月経前緊張症候群、自律神経失調症、本態性高血圧症、心身症、痙攣、消化性潰瘍、躁病、胃炎、片頭痛、半月損傷、慢性多発性関節炎、関節症外傷、傍腫瘍性症状、局所離断性骨軟骨炎、腫瘍誘導性炎症性疾患、骨壊死、白濁性滲出、関節軟骨腫症、膠原病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、感染後関節炎、成人呼吸困難症候群(ARDS)、血清反応陰性脊髄関節炎、気管支炎、脈管炎、じん肺、サルコイドーシス関節症、喉頭痙攣、肺脈管炎、肺肉芽腫、外因性アレルギー性肺胞炎、慢性疲労症候群又は緑内障の処置剤。
JP2004039056A 2004-02-16 2004-02-16 ピペラジニルピリジン誘導体 Expired - Fee Related JP4559749B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004039056A JP4559749B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 ピペラジニルピリジン誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004039056A JP4559749B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 ピペラジニルピリジン誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005225845A true JP2005225845A (ja) 2005-08-25
JP4559749B2 JP4559749B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=35000839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004039056A Expired - Fee Related JP4559749B2 (ja) 2004-02-16 2004-02-16 ピペラジニルピリジン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4559749B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7541371B2 (en) 2006-02-20 2009-06-02 Eisai R&D Management Co., Ltd. Method for treating a motor neuron disease
JP2010539169A (ja) * 2007-09-14 2010-12-16 ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ ヒスタミンh4受容体のチエノ−及びフロ−ピリミジン調節物質
JP2016517877A (ja) * 2013-05-02 2016-06-20 ファイザー・インク Pde10阻害剤としてのイミダゾ−トリアジン誘導体

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57500876A (ja) * 1980-06-05 1982-05-20
JPH11199573A (ja) * 1998-01-07 1999-07-27 Yamanouchi Pharmaceut Co Ltd 5ht3受容体作動薬及び新規ベンゾチアゾール誘導体
JP2000063276A (ja) * 1998-08-17 2000-02-29 Pfizer Prod Inc 5HT1Aリガンドとしてのピロロ[1,2―a]ピラジン誘導体
JP2001097978A (ja) * 1999-08-27 2001-04-10 Adir 新しいピリジン化合物、これらの製造方法及びこれらを含む医薬組成物
JP2001518495A (ja) * 1997-10-07 2001-10-16 グラクソ グループ リミテッド 薬 剤
JP2002511469A (ja) * 1998-04-09 2002-04-16 ファイザー・プロダクツ・インク アザビシクロ系5ht1受容体リガンド
JP2003513097A (ja) * 1999-11-05 2003-04-08 スミスクライン ビーチャム パブリック リミテッド カンパニー Cns障害治療用のイソキノリンおよびキナゾリン誘導体

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57500876A (ja) * 1980-06-05 1982-05-20
JP2001518495A (ja) * 1997-10-07 2001-10-16 グラクソ グループ リミテッド 薬 剤
JPH11199573A (ja) * 1998-01-07 1999-07-27 Yamanouchi Pharmaceut Co Ltd 5ht3受容体作動薬及び新規ベンゾチアゾール誘導体
JP2002511469A (ja) * 1998-04-09 2002-04-16 ファイザー・プロダクツ・インク アザビシクロ系5ht1受容体リガンド
JP2000063276A (ja) * 1998-08-17 2000-02-29 Pfizer Prod Inc 5HT1Aリガンドとしてのピロロ[1,2―a]ピラジン誘導体
JP2001097978A (ja) * 1999-08-27 2001-04-10 Adir 新しいピリジン化合物、これらの製造方法及びこれらを含む医薬組成物
JP2003513097A (ja) * 1999-11-05 2003-04-08 スミスクライン ビーチャム パブリック リミテッド カンパニー Cns障害治療用のイソキノリンおよびキナゾリン誘導体

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6010015265, NEW,J.S. et al, "The thieno[3,2−c]pyridine and furo[3,2−c]pyridine rings: new pharmacophores with potential antipsyc", Journal of Medicinal Chemistry, 1989, Vol.32, No.6, p.1147−56 *

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7541371B2 (en) 2006-02-20 2009-06-02 Eisai R&D Management Co., Ltd. Method for treating a motor neuron disease
JP2010539169A (ja) * 2007-09-14 2010-12-16 ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ ヒスタミンh4受容体のチエノ−及びフロ−ピリミジン調節物質
US8927555B2 (en) 2007-09-14 2015-01-06 Janssen Pharmaceutica, Nv Thieno- and furo-pyrimidine modulators of the histamine H4 receptor
US8937075B2 (en) 2007-09-14 2015-01-20 Janssen Pharmaceutica, Nv Thieno- and furo-pyrimidine modulators of the histamine H4 receptor
JP2016517877A (ja) * 2013-05-02 2016-06-20 ファイザー・インク Pde10阻害剤としてのイミダゾ−トリアジン誘導体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4559749B2 (ja) 2010-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2677696C1 (ru) Производные бензотриазола в качестве модуляторов активности tnf
US6476041B1 (en) 1,4 substituted piperidinyl NMDA/NR2B antagonists
KR101115891B1 (ko) 아자-피리도피리미딘온 유도체
TWI829676B (zh) 噁二唑暫時受體電位通道抑制劑
KR20150092244A (ko) 자가면역 및 염증성 질환의 치료에 사용하기 위한 레티노이드-관련 고아 수용체 감마 (ror-감마)의 조절제
RU2677697C1 (ru) Производные триазолопиридина в качестве модуляторов активности tnf
EP3601296B1 (en) 2-oxo-thiazole derivatives as a2a inhibitors and compounds for use in the treatment of cancers
JP2009510004A (ja) コルチコトロピン放出因子(CRF)受容体拮抗薬として有用なピラゾロ[1,5−α]ピリミジニル誘導体
JP6787314B2 (ja) 置換ジヒドロピロロピラゾール誘導体
EP1546099B1 (en) 3,6-disubstituted azabicyclo 3.1.0 hexane derivatives useful as muscarinic receptor antagonists
JPH03106879A (ja) アザベンズイミダゾール化合物
JPH06104666B2 (ja) 2―置換―e―縮合―〔1,2,4〕トリアゾロ〔1,5―c〕ピリミジン類及びそれを含有する医薬組成物
PT2334672E (pt) Compostos novos i
JP6876625B2 (ja) Nr2bnmdaレセプターアンタゴニストとしての3,3−ジフルオロピペリジンカルバメート複素環式化合物
EP2590981A1 (en) Novel homopiperazine derivatives as protein tyrosine kinase inhibitors and pharmaceutical use thereof
JP7477580B2 (ja) モルヒナン誘導体のオピオイドδ受容体アゴニスト関連疾患の治療のための使用
JP2011516571A (ja) ロイコトリエンa4加水分解酵素の調節因子としてのチアゾロピリジン−2−イルオキシ−フェニル及びチアゾロピラジン−2−イルオキシ−フェニルアミン
WO2016148232A1 (ja) モルヒナン誘導体
JP5384733B2 (ja) 6,7−ジヒドロ−5H−イミダゾ[1,2−a]イミダゾール−3−カルボン酸アミドの誘導体
TW202245753A (zh) 用於治療疾病之類似物
JP4559749B2 (ja) ピペラジニルピリジン誘導体
JP2023513121A (ja) Adamts阻害剤、その製造および医薬用途
EP1472257B1 (en) Inhibitors of alpha l beta 2 integrin mediated cell adhesion
CA3169832A1 (en) Use of jak inhibitors in preparation of drugs for treatment of jak kinase related diseases
CN114656472A (zh) 吡唑并嘧啶类化合物、异构体或盐及其制备方法和用途

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070125

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4559749

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees