JP2005225458A - ステアリング装置 - Google Patents

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健太 山崎
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Abstract

【課題】 ステアリングギアからステアリングホイール側へ伝わる振動を吸収すること。
【解決手段】 ステアリングホイール2とステアリングギア3との間に複数本のシャフト4を配設し、シャフト4の相互間及び/又はシャフト4とステアリングギア3との相互間に、固定型等速自在継手5を配設したステアリング装置において、固定型等速自在継手5の外方部材を構成する外輪13及び第1の軸部11の連結部位A、同軸上の二部材の連結部位B、固定型等速自在継手5の内方部材を構成する内輪23及び第2の軸部21の連結部位Cの少なくともいずれかひとつに、弾性素材からなる振動吸収部材を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両のステアリング装置に関するものである。
図11は、自動車等の車両のステアリング装置1’を例示している。ステアリング装置1’は、ステアリングホイール2とステアリングギア3の間に複数本のシャフト4を配設し、軸方向が相違するステアリングホイール2とステアリングギア3との間で、ステアリングホイール2に付与した回転トルクをステアリングギア3に伝達するものである。従来、ステアリングギア3及びシャフト4の間及び/又はシャフト4の相互間に固定型等速自在継手5を配設したステアリング装置1’が提案されている(例えば特許文献1参照)。
図12は、固定型等速自在継手の一種であるツェッパ型継手5を例示している。このツェッパ型継手5は、第1の軸部11の片端に球状内面12を有する外輪13を設け、外輪13の球状内面12に複数のトラック溝14を形成した外方部材10と、第2の軸部21の片端に球状外面22を有する内輪23を設け、内輪23の球状外面22に複数のトラック溝24を形成した内方部材20と、両トラック溝14,24間に配置した複数個のボール30と、外方部材10の球状内面12に対応した球状外面42及び内方部材20の球状外面22に対応した球状内面44を有し、ボール30を保持する複数のボールポケット46を周方向に所定間隔を隔てて形成した保持器40とを主要な構成要素としている。なお、ステアリング装置1’にツェッパ型継手5を適用するに際しては、外方部材10をステアリングギア3側に、内方部材20をステアリングホイール2側に接続する。
なお、固定型等速自在継手には、ツェッパ型継手5のほか、アンダーカットフリー型継手がある。これらの固定型等速自在継手は、外方部材10の外輪13の球状内面12と、内方部材20の内輪23の球状外面22との球面中心Oがほぼ一致している。また、外方部材10のトラック溝14の中心O1及び内方部材20のトラック溝24の中心O2は、球面中心Oに対してそれぞれ軸方向にほぼ等距離だけ反対側にオフセットされており、これによりトラック溝14,24で構成されるボールトラックが外方部材10の奥部側から開口側に向けて拡開する楔形となる。ツェッパ型継手5は、各トラック溝14,24の縦断面形状を全域に渡ってトラック溝14,24の中心O1,O2を中心とする曲線状に形成したものであり、アンダーカットフリー型継手は、外輪13のトラック溝14の開口側の端部と内輪23のトラック溝24の反開口側の端部を軸方向にストレート状に形成したものである。
ところで、上記のツェッパ型継手5は、内方部材20を構成する第2の軸部21の先端部に弾性的な押圧力を軸方向に作用させる押圧部21aを設けると共に、保持器40に押圧部21aからの押圧力を受ける受け部48を設けるなど、押圧部及び受け部のうち何れか一方を保持器40に設けると共に、他方を内方部材20に設けた予圧式のものである。この押圧部21a及び受け部48は、弾性力によって内方部材20と保持器40とを軸方向に相対移動させ、ボール30を介してトラック溝14,24間の隙間(アキシャル隙間)を詰めることによって、回転バックラッシュを防止している。
ステアリング装置1’は、走行中に図示外の車輪からステアリングホイール2に振動が伝わると、運転者に不快感を感じさせたり、操作ミスを誘発するおそれがある。このため、ステアリング装置1’には、ステアリングホイール2に振動が伝わるのを防止することが求められる。特に、ツェッパ型継手5等の固定型等速自在継手を適用したステアリング装置1’においては、車両の走行中に図示外の車輪からステアリングギア3を介して外方部材10に過大な振動が伝わると、ボール30が外方部材10の開口側に押圧されて、内方部材20とボール30との間に一瞬だけ隙間が生じる。当該隙間は、内方部材20の押圧部21aの弾性力が保持器40を介してボール30に作用するので直ぐに詰められるが、この隙間が発生した瞬間に回転バックラッシュが発生するおそれがある。このため、固定型等速自在継手を適用したステアリング装置1’には、固定型等速自在継手のボール30に振動が伝わるのを防止することが求められる。
特開2003−130082号公報
本発明は、かかる実情に鑑み創案されたものであって、その目的は、ステアリングギアからステアリングホイールに向かう振動を吸収して車両の運転者に不快感を感じさせないステアリング装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するため、ステアリングホイールとステアリングギアとの間に複数本のシャフトを配設し、固定型等速自在継手をシャフトの相互間及び/又はシャフトとステアリングギアとの相互間に配設したステアリング装置において、ステアリングギアからステアリングホイール側へ伝わる振動を吸収する弾性素材からなる振動吸収部材を、固定型等速自在継手の外方部材及び/又は内方部材や、固定型等速自在継手から延在させた軸部とステアリングギアから延在させた軸部との間、固定型等速自在継手から延在させた軸部とシャフトとの間、若しくは、複数の軸部を連結したシャフトの軸部の相互間に設けた。
このように、ステアリングホイールとステアリングギアとの間に振動吸収部材を設けることによって、振動吸収部材の弾性作用と固定型等速自在継手の弾性作用との相乗作用によって、ステアリングギアからステアリングホイールへ向かう振動が効果的に吸収され、走行中のステアリングホイールのぶれを防止できる。特に、固定型等速自在継手の外方部材、又は外方部材よりもステアリングギア側に振動吸収部材を設けた場合は、固定型等速自在継手の回転バックラッシュも防止できる。
前記外方部材が前記内方部材を嵌合させる外輪の内方部材の嵌合側とは反対側に軸部を嵌合させた部材である場合や、前記内方部材が前記外方部材に嵌合させる内輪の内径側に軸部を嵌入した部材である場合、固定型等速自在継手から延在させた軸部とステアリングギアから延在させた軸部を嵌合連結する場合、固定型等速自在継手から延在させた軸部とシャフトを嵌合連結する場合、或いはシャフトが複数の軸部を嵌合連結させた部材である場合など、同軸上の二部材を嵌合連結する場合は、前記振動吸収部材を筒状に形成して、各嵌合面の相互間に介在させる。なお、これらの互いに嵌合する各二部材は、各々の嵌合断面を非円形状に形成して互いに係合させることにより各二部材間でのトルクの伝達が可能になっており、その嵌合面相互間に隙間を設けて振動吸収部材を介在させる。
また、固定型等速自在継手から延在させた軸部とステアリングギアから延在させた軸部を嵌合連結する場合、固定型等速自在継手から延在させた軸部とシャフトを嵌合連結する場合、或いはシャフトが複数の軸部を嵌合連結させた部材である場合など、同軸上の二軸を嵌合連結する場合は、これら二つの軸部のうち一方の軸部に軸方向に長い窓孔を穿設すると共に、他方の軸部の外径側に突出部を設け、他方の軸部の突出部を一方の軸部の窓孔内に延在させて、一方の軸部と他方の軸部とをスライド自在に連結することもできる。
また、前記外方部材が外輪の端面(外輪の端部から半径方向外側へ延在させたフランジを含む。)に軸部を連結した部材である場合や、前記内方部材が内輪の端面に軸部を連結した部材である場合、固定型等速自在継手から延在させた軸部とステアリングギアから延在させた軸部の各々の対向端部にフランジを設けてある場合、固定型等速自在継手から延在させた軸部とシャフトの各々の対向端部にフランジを設けてある場合、或いはシャフトが対向端部にフランジを設けた複数の軸部を連結させた部材である場合は、前記振動吸収部材をプレート状に形成すると共に第1のプレート及び第2のプレートによって挟持した状態で、上記の連結する二部材の相互間に配置し、上記の連結する二部材のうちステアリングホイール側の部材と第1のプレートとをその相互間に第2のプレート及び前記振動吸収部材を介在させて第1の固定金具によって固着すると共に上記の連結する二部材のうちステアリングギア側の部材と第2のプレートとをその相互間に第1のプレート及び前記振動吸収部材を介在させて第2の固定金具によって固着し、ステアリングギア側の部材と前記振動吸収部材との間に配設したスペーサ部材によって、ステアリングギア側の部材から第1のプレートを離隔させる。
これらの場合、外方部材の第1の軸部、内方部材の内輪、ステアリングギアから延在させた軸部など、連結部位のステアリングギア側に配設された部材に振動が伝わると、当該振動は、ステアリングギア側の部材からスペーサ部材を介して振動吸収部材に伝達され、振動吸収部材の弾性作用によって吸収される。また、スペーサ部材によって第1のプレートをステアリングギア側の部材から離してあるので、ステアリングギア側の部材に伝わった振動が、第1のプレート、第1の固定金具及び第2のプレートを介して、ステアリングホイール側の部材に伝わることもない。
本発明は、上記の如く、ステアリングホイールとステアリングギアとの間に設けた振動吸収部材の弾性作用と固定型等速自在継手の弾性作用との相乗作用によって、ステアリングギアからステアリングホイールへ向かう振動を効果的に吸収できる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明のステアリング装置を実施するための最良の形態について説明する。なお、従来例の図Aに示すステアリング装置1’及び図Bに示すツェッパ型継手5と同一の部位には、同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図1は、本発明のステアリング装置1を示す概略図である。このステアリング装置1は、図1の領域A〜Cのうち少なくともいずれかひとつの領域にゴムや樹脂等の弾性素材からなる振動吸収部材を設けてある。ここで、領域Aは、ツェッパ型継手5の外方部材10における第1の軸部11と外輪13の連結部位である。領域Bは、ステアリングギア3から延在する軸部3aとツェッパ型継手5の外方部材10の第1の軸部11との連結部位や、シャフト4とツェッパ型継手5の第1又は第2の軸部11,21との連結部位、或いはツェッパ型継手5のシャフト4を構成する複数の軸部4a,4bの連結部位、ツェッパ型継手5の第2の軸部21(又は第1の軸部11)に一体的に結合したヨーク25の連結部位など、同軸上の二部材の連結部位である。領域Cは、ツェッパ型継手5の内方部材20における第2の軸部21と内輪23の連結部位である。以下、領域A〜Cの各々に振動吸収部材を設ける場合について分けて説明する。
図2及び図3は、図1の領域Aに振動吸収部材を設けた場合、即ちツェッパ型継手5の外方部材10が第1の軸部11及び外輪13の二部材からなり、第1の軸部11及び外輪13の相互間にプレート状の振動吸収部材60aを設けた場合を例示している。
第1の軸部11は、図2及び図3の如く、外輪13との対向端部にフランジ11aを有し、フランジ11aの長手方向両端部にピン61の挿通孔11bを設けた部材である。
外輪13は、図2の如く、内方部材20を嵌合させるカップ状に形成した部材であって、内方部材20の嵌合側とは反対側の端面13aに、ボルト62を螺挿する一対のネジ孔13bを設けてある。一対のネジ孔13bは、外輪13の軸心からそれぞれ半径方向の反対側に等距離だけ離れた位置に設けてある。
なお、第1の軸部11の挿通孔11bと外輪13のネジ孔13bは、第1の軸部11と外輪13との軸心を合致させた状態で、当該軸心位置を中心とする所定の円周C(図3参照)上に位置するようになっている。
プレート状の振動吸収部材60aは、図2及び図3の如く、厚肉の円板状に形成され、その中心と同心の所定の円周C上に、ピン61及びボルト62の挿通孔63を円周方向に等間隔で設けた部材である。
図2において、64は第1の軸部11とプレート状の振動吸収部材60aの間に介在させる第1のプレートで、65は外輪13とプレート状の振動吸収部材60aの間に介在させる第2のプレートである。第1及び第2のプレート64,65はいずれもプレート状の振動吸収部材60aと略同径の円形状に形成され、プレート状の振動吸収部材60aの挿通孔63と対応するように各プレート64,65の中心と同心の所定の円周C上に、ピン61の挿通孔64a,65a及びボルト62の挿通孔64b,65bを円周方向に等間隔で設けた金属製の部材である。
第1のプレート64は、ピン61の挿通孔64aをピン61よりも大径に形成して、ピン61と挿通孔64aの間に筒状に形成したカラー66を嵌め込むようになっている。カラー66は、第1の軸部11と第1のプレート64との間に軸方向の隙間を設けるためのスペーサ部材である。また、第1のプレート64は、ピン61の挿通孔64a及びその周辺部を第1の軸部11側へ膨出させて、ピン61の挿通孔64aの内周縁を、カラー66の軸方向中間部に当接させてある。これにより、第1のプレート64が第1の軸部11のフランジ11aとカラー66の相互間やプレート状の振動吸収部材60aとカラー66の相互間に入り込まず、カラー66をピン61の挿通孔64a内に保持している。
第2のプレート65は、ピン61の挿通孔65a及びその周辺部を第1の軸部11側へ膨出させて外輪13側を窪ませると共に、ボルト62の挿通孔65bの周辺部の両面を覆うように断面コ字状のスペーサ部材65cを取付けてある。これにより第2のプレート65の外輪13側の面から突出するピン61の端部が外輪13の端面13aから離隔する。
プレート状の振動吸収部材60aは、第1及び第2のプレート64,65で挟持すると共に第1のプレート64のピン61の挿通孔64aにカラー66を嵌め込んだ状態で、ピン61を第1の軸部11の挿通孔11b、カラー66、第1のプレート64の挿通孔64a及び第2のプレート65の挿通孔65aに挿通し、ピン61の端部を塑性変形させることにより第1の軸部11と一体に構成してある。そして、第1の軸部11及び外輪13は、ボルト62を第1のプレート64の挿通孔64bからプレート状の振動吸収部材60aの挿通孔63及び第2のプレート65の挿通孔65bを介して外輪13のネジ孔13bに螺挿することで連結しており、その相互間にプレート状の振動吸収部材60aが介設される。
このように、ツェッパ型継手5の外方部材10を構成する第1の軸部11と外輪13との相互間にプレート状の振動吸収部材60aを介在させると、第1の軸部11に伝わってきた振動は、第1の軸部11からカラー66を介してプレート状の振動吸収部材60aに伝達され、プレート状の振動吸収部材60aの弾性作用によって吸収される。第1のプレート64は、カラー66によって第1の軸部11と離されているので、第1の軸部11からの振動が伝わらない。これにより、振動が第1の軸部11から第1のプレート64及びボルト62を介して外輪13に伝わることもない。また、第1の軸部11からピン61に伝わった振動は、第2のプレート65に取付けたスペーサ部材65cによってピン61の端部が外輪13の端面13aから離されているので外輪13に伝わらない。したがって、ステアリングギア3からステアリングホイール2へ向かう振動は、ツェッパ型継手5の外方部材10の第1の軸部11と外輪13との間で吸収されて、外方部材10及び内方部材20のトラック溝14,24間に配置されたボール30に伝わらず、ステアリングホイール2のぶれは勿論のことツェッパ型継手5の回転バックラッシュも防止できる。また、軸部11と外輪13との間に、吸収されるべき振動を越える大トルクが負荷された場合には、第1のプレート64のピン61の挿通孔64aとカラー66間の隙間分の捩れが生じ、挿通孔64aとカラー66が当接し、トルクを伝達できるようにしてある。
図4は、図2及び図3に示すプレート状の振動吸収部材60aの取付け構造の変形例を示している。図4では、外輪13の構成が図2及び図3に示したものと相違しており、第1の軸部11、プレート状の振動吸収部材60a、並びに、第1及び第2のプレート64,65については、図2及び図3で説明したものと同じであるから、外輪13を中心に説明することとする。
図4の外輪13は、環状に形成され、内方部材20の嵌合側とは反対側に継手内部の潤滑剤が漏れるのを防止するシール部材16を嵌着すると共に、この反対側の端部から半径方向外側にフランジ13cを延在させてある。外輪13のフランジ13cには挿通孔13dを設けてあり、ピン61を第1のプレート64の挿通孔64b、プレート状の振動吸収部材60aの挿通孔63、第2のプレート65の挿通孔65b及び外輪13の挿通孔13dに挿通すると共に、ピン61の両端部を塑性変形させて第1のプレート64及び外輪13のフランジ13cに係止させてある。
なお、プレート状の振動吸収部材60aは、図2乃至図4におけるピン61に代えて、図示外のボルト・ナットを用いて、第1の軸部11及び外輪13に対して着脱自在に取付けてもよい(図10のボルト62b,ナット62c参照)。
図5及び図6は、領域Bに振動吸収部材を設けた場合、即ち同一直線上の二軸を連結する部位に振動吸収部材を設けた場合を例示している。なお、図5及び図6では、便宜上、領域Bのうちツェッパ型継手5の内方部材20の第2の軸部21と、第2の軸部21及びシャフト4間に介在させるヨーク25との連結部位に筒状の振動吸収部材60bを設けた場合について説明することとし、他の領域Bについては、図5及び図6に示すものと同じ概念であるから説明を省略する。
図5(A)に示す内方部材20は、外方部材10との嵌合側とは反対側に第2の軸部21を延在させてあり、第2の軸部21の端部をヨーク25の内径側に嵌入させて第2の軸部21とヨーク25とを一体に結合させた部材である。ヨーク25は、ツェッパ型継手5をシャフト4等に対してトルク伝達可能に連結するための部材で、加工上の要請から内方部材20の第2の軸部21とは別体に成形してある。
第2の軸部21は、図5(A)の如く、片端側にヨーク25の内径側に嵌入させる嵌合部21bを有し、嵌合部21bの外径面の一側及びその反対側(図5の上側及び下側)を、図6各図の如く、平坦状に切り欠いて平面部21cを設けてある。第2の軸部21は、図5(A)及び図6(A)の如く、平面部21cに設けた貫通孔21dにピン21eを挿通すると共にピン21eの両端部を貫通孔21dから突出させることで、第2の軸部21の外径面からその半径方向外側に延在する突出部を形成してある。
ヨーク25は、第2の軸部21の嵌合部21bを嵌入させる筒部25aの片端側に連結部25bを設けた部材である。ヨーク25の筒部25aには、図5(B)及び図6(A)の如く、第2の軸部21のピン21e(突出部)を筒部25aの長手方向にスライド自在に係合させる窓部25cを設けてある。また、ヨーク25の筒部25aは、図5(A)の如く、内径側に拡径部25dを形成してあり、この拡径部25dに筒状の振動吸収部材60bを固着してある。筒状の振動吸収部材60bは、拡径部25dの奥端部と、図6(B)の如く筒部25aの開口端部を内径側に塑性変形させた加締め部25eとでヨーク25の軸方向に挟み込んで固定してある。そして、ヨーク25は、筒状の振動吸収部材60bの内径側に潤滑材を塗布した状態で、第2の軸部21の嵌合部21bに嵌装すると共に、窓部25cを介して第2の軸部21の貫通孔21dにピン21eを挿通し、ピン21eの片端部又は両端部を加締めることで、第2の軸部21に対してスライド自在に取付けてある。
このように、ツェッパ型継手5の内方部材20を構成する第2の軸部21とヨーク25の嵌合面相互間に筒状の振動吸収部材60bを介在させると、ステアリングギア3から第2の軸部21に伝わってきた振動は、第2の軸部21とヨーク25との嵌合面相互間で筒状の振動吸収部材60bによって吸収され、ステアリングホイール2側に延在した内方部材20のヨーク25に伝わらない(図1参照)。
また、第2の軸部21の外径側からヨーク25の窓部25c内にピン21eを延在させることによって、第2の軸部21及びヨーク25が軸方向に相対移動可能になると共に、第2の軸部21からヨーク25が抜けるのを防止している。
なお、ヨーク25を用いずに、シャフト4を断面異形の中空とし、シャフト4に上記のヨーク25と同様の機能を持たせて、軸部21の嵌合部21bを嵌入させる形態としてもよい。
図7及び図8は、領域Cに振動吸収部材を設けた場合、即ちツェッパ型継手5の内方部材20を構成する第2の軸部21と内輪23の連結部位に筒状の振動吸収部材60cを設けた場合を例示している。
内方部材20は、図7及び図8の如く、第2の軸部21を内輪23の内径側に嵌入した部材であって、第2の軸部21及び内輪23の嵌合面相互間に筒状の振動吸収部材60cを介在させてある。
第2の軸部21は、図7の如く、内輪23の内径側に嵌入する嵌合部21fを有し、その先端面に押圧部21aを装着してある。第2の軸部21の嵌合部21fは、図8の如く、外径側に複数の突条21gを軸方向に設けてある。
内輪23は、図8の如く、内径側に複数の溝部23dを設けてあり、この溝部23dに第2の軸部21の突条21gが筒状の振動吸収部材60cを介して噛合うようになっている。
このように、ツェッパ型継手5の内方部材20を構成する第2の軸部21と内輪23の嵌合面相互間に筒状の振動吸収部材60cを介在させると、ステアリングギア3から外方部材10介して内輪23に伝わってきた振動は、内輪23と第2の軸部21との嵌合面相互間で筒状の振動吸収部材60cによって吸収され、第2の軸部21に伝わらない。したがって、ステアリングギア3からステアリングホイール2へ向かう振動は、ツェッパ型継手5の内方部材20で吸収され、ステアリングホイール2へ伝わらない(図1参照)。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば図2及び図3に示す外方部材10を構成する第1の軸部11と外輪13との連結構造は、図9の如く、内方部材20を構成する第2の軸部21と内輪23との連結構造にも適用できる。図9において、内輪23は、第2の軸部21側の端面23aにボルト62aを螺挿する一対のネジ孔23bを設けてあり、第1のプレート64側に配置して、ボルト62aを第2のプレート65からプレート状の振動吸収部材60a、カラー66及び第1のプレート64を介して内輪23のネジ孔23bに螺挿してある。第2の軸部21は、内輪23との対向端部にフランジ21hを設けてあり、第2のプレート65側に配置して、第1のプレート64との間にプレート状の振動吸収部材60a及び第2のプレート65を介在させて、ボルト62b及びナット62cによって第1のプレート64に固着してある。なお、内輪23の第2の軸部21との連結側とは反対側の端面には、押圧部21aを圧入嵌合するための嵌合孔23cを設けてある。
また、図7及び図8に示す内方部材20を構成する第2の軸部21と内輪23との連結構造は、図10の如く、外方部材10を構成する第1の軸部11と外輪13との連結構造にも適用できる。図10において、外輪13は、内方部材20を嵌合させるカップ状に形成され、内方部材20との嵌合側とは反対側に貫通孔13eを設けた部材である。第1の軸部11は、外輪13の貫通孔13eに嵌入する嵌合部11cを有し、その先端部を加締めて外輪13の内面側に係止させてある。そして、外輪13の貫通孔13e及び第1の軸部11の嵌合部11cの嵌合面相互間に筒状の振動吸収部材60cを介在させてある。なお、外輪13の貫通孔13e及び第1の軸部11の嵌合部11cは、図8に示す内方部材20の第2の軸部21及び内輪23の場合と同様に、各々の嵌合面に軸方向の突条及び溝を設けてトルク伝達可能に噛合うようになっており、これを示す嵌合断面については、図8とほぼ同様のものであるから省略する。
本発明に係るステアリング装置を例示する概略図である。 図1の領域Aの要部拡大断面図であって、固定型等速自在継手の外方部材を構成する第1の軸部と外輪との連結部位を示している。 図2のX−X線断面図である。 図1の領域Aの要部拡大断面図であって、図2に示す連結部位の変形例を示している。 (A)図は図1の領域Bの要部拡大断面図であって、固定型等速自在継手の内方部材を構成する第2の軸部とヨークとの連結部位を示しており、(B)図は(A)図のY1矢視図である。 (A)図は図5(A)のY2−Y2線断面図で、(B)図は図5(A)のY3−Y3線断面図である。 図1の領域Cの要部拡大断面図であって、固定型等速自在継手の内方部材を構成する第2の軸部と内輪との連結部位を示している。 図7のZ−Z線における要部断面図である。 図1の領域Cの要部拡大断面図であって、固定型等速自在継手の内方部材を構成する第2の軸部と内輪との連結部位の変形例を示している。 図1の領域Aの要部拡大断面図であって、固定型等速自在継手の外方部材を構成する第1の軸部と外輪との連結部位の変形例を示している。 従来のステアリング装置を示す概略図である。 固定型等速自在継手の一種であるツェッパ型継手を例示する縦断面図である。
符号の説明
1 ステアリング装置
2 ステアリングホイール
3 ステアリングギア
3a ステアリングギアの軸部
4 シャフト
4a,4b シャフトの軸部
5 固定型等速自在継手
10 外方部材
11 第1の軸部
11a フランジ
11b 挿通孔
11c 嵌合部
12 球状内面
13 外輪
13a 端面
13b ネジ孔
13c フランジ
13d 挿通孔
13e 貫通孔
14 トラック溝
16 シール部材
20 内方部材
21 第2の軸部
21a 押圧部
21b 嵌合部
21c 平面部
21d 貫通孔
21e ピン
21f 嵌合部
21g 突条
21h フランジ
22 球状外面
23 内輪
23a 端面
23b ネジ孔
23c 嵌合孔
23d 溝部
24 トラック溝
25 ヨーク
25a 筒部
25b 連結部
25c 窓部
25d 拡径部
25e 加締め部
30 ボール
40 保持器
42 球状外面
44 球状内面
46 ボールポケット
48 受け部
60a 振動吸収部材
60b 振動吸収部材
60c 振動吸収部材
61 ピン
62,62a,62b ボルト
62c ナット
63 挿通孔
64 第1のプレート
64a,64b 挿通孔
65 第2のプレート
65a,65b 挿通孔
65c スペーサ部材
66 カラー(スペーサ部材)

Claims (9)

  1. ステアリングホイールとステアリングギアとの間に複数本のシャフトを配設し、球状内面に複数のトラック溝を形成した外方部材と、球状外面に複数のトラック溝を形成した内方部材と、前記外方部材のトラック溝と前記内方部材のトラック溝とが協働して形成される複数のボールトラックの各々に配置したボールと、前記外方部材と前記内方部材との間に配置してボールを保持する保持器とを備えた固定型等速自在継手であって、弾性的な押圧力を軸方向に作用させる押圧部、および押圧部からの押圧力を受ける受け部のうち、何れか一方を保持器に設けると共に、他方を内方部材に設けた固定型等速自在継手を、シャフトの相互間及び/又はシャフトとステアリングギアとの相互間に配設したステアリング装置において、
    ステアリングギアからステアリングホイール側へ伝わる振動を吸収する弾性素材からなる振動吸収部材を、固定型等速自在継手の外方部材及び/又は内方部材に設けたことを特徴とするステアリング装置。
  2. 前記外方部材が、前記内方部材を嵌合させる外輪と、外輪の内方部材の嵌合側とは反対側にトルク伝達可能に嵌合させる軸部とを備えた部材であって、前記振動吸収部材を筒状に形成すると共に、外輪と軸部の嵌合面相互間に介在させたことを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記外方部材が、前記内方部材を嵌合させる外輪と、外輪の内方部材の嵌合側とは反対側の端面に連結され、当該端面から外側にフランジを延在させた軸部とを備え、前記振動吸収部材をプレート状に形成すると共に第1のプレート及び第2のプレートで挟持して、軸部のフランジと外輪の端面との相互間に介在させた部材であって、第1のプレートと外輪とをその相互間に前記振動吸収部材及び第2のプレートを介在させて第1の固定金具によって固着し、かつ、軸部のフランジと第2のプレートとをその相互間に第1のプレート及び前記振動吸収部材を介在させて第2の固定金具によって固着し、軸部のフランジと前記振動吸収部材との間に配設したスペーサ部材によって、軸部のフランジから第1のプレートを離隔させたことを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  4. 前記内方部材が、前記外方部材に嵌合させる内輪と、内輪の内径側にトルク伝達可能に嵌合させた軸部とを備え、前記振動吸収部材を筒状に形成すると共に、内輪と軸部の嵌合面相互間に介在させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のステアリング装置。
  5. 前記内方部材が、前記外方部材に嵌合させる内輪と、内輪の端面に連結され、内輪との対向端部に半径方向外側へフランジを延在させた軸部とを備え、前記振動吸収部材をプレート状に形成すると共に第1のプレート及び第2のプレートで挟持して、内輪の端面と軸部のフランジの相互間に介在させた部材であって、第1のプレートと軸部のフランジとをその相互間に前記振動吸収部材及び第2のプレートを介在させて第1の固定金具によって固着し、かつ、内輪と第2のプレートとをその相互間に第1のプレート及び前記振動吸収部材を介在させて第2の固定金具によって固着し、内輪と前記振動吸収部材との間に配設したスペーサ部材によって、内輪から第1のプレートを離隔させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のステアリング装置。
  6. ステアリングホイールとステアリングギアとの間に複数本のシャフトを配設し、球状内面に複数のトラック溝を形成した外方部材と、球状外面に複数のトラック溝を形成した内方部材と、前記外方部材のトラック溝と前記内方部材のトラック溝とが協働して形成される複数のボールトラックの各々に配置したボールと、前記外方部材と前記内方部材との間に配置してボールを保持する保持器とを備えた固定型等速自在継手であって、弾性的な押圧力を軸方向に作用させる押圧部、および押圧部からの押圧力を受ける受け部のうち、何れか一方を保持器に設けると共に、他方を内方部材に設けた固定型等速自在継手を、シャフトの相互間及び/又はシャフトとステアリングギアとの相互間に配設したステアリング装置において、
    固定型等速自在継手とステアリングギアから延在させた軸部との連結部位、固定型等速自在継手とシャフトとの連結部位、シャフトが複数の軸部を連結した部材であってその軸部の連結部位のうち、少なくともいずれかひとつの連結部位にステアリングギアからステアリングホイール側へ伝わる振動を吸収する弾性素材からなる振動吸収部材を設けたことを特徴とするステアリング装置。
  7. 前記連結部位における二部材のうち一方の部材を筒状に形成すると共に、他方の部材を一方の部材の内径側に嵌入させ、前記振動吸収部材を筒状に形成して、一方の部材及び他方の部材の嵌合面相互間に介在させたことを特徴とする請求項6に記載のステアリング装置。
  8. 前記一方の軸部に軸方向に長い窓孔を穿設すると共に、前記他方の軸部の外径側に突出部を設け、前記他方の軸部の突出部を前記一方の軸部の窓孔内に延在させて、前記一方の軸部と前記他方の軸部とをスライド自在に連結したことを特徴とする請求項7に記載のステアリング装置。
  9. 前記振動吸収部材をプレート状に形成すると共に第1のプレート及び第2のプレートによって挟持した状態で、前記連結部位における二部材の各々の対向端部に設けたフランジの相互間に配置し、前記連結部位における二部材のうちのステアリングホイール側の部材のフランジと第1のプレートとをその相互間に第2のプレート及び前記振動吸収部材を介在させて第1の固定金具によって固着すると共に前記連結部位における二部材のうちのステアリングギア側の部材のフランジと第2のプレートとをその相互間に第1のプレート及び前記振動吸収部材を介在させて第2の固定金具によって固着し、ステアリングギア側の部材のフランジと前記振動吸収部材との間に配設したスペーサ部材によって、ステアリングギア側の部材のフランジから第1のプレートを離隔させたことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のステアリング装置。
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