JP2005225204A - 画像出力装置、制御装置及びこれらを用いた画像出力システム - Google Patents

画像出力装置、制御装置及びこれらを用いた画像出力システム Download PDF

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Abstract

【課題】 プリント動作を指示した後に、プリント動作の停止を希望する場合、ユーザが希望する停止方法又は停止タイミングで、プリント動作を停止させることができ、ユーザの希望に応えて利便性を向上させた画像出力装置、制御装置及びこれらを用いた画像出力システムを提供することを課題とする。
【解決手段】 指定された画像出力動作を、ユーザが指定した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で停止することが可能な画像出力装置において、前記画像出力装置の画像出力動作を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を外部から取得する取得手段と、前記取得手段によって取得した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で画像出力動作を停止させるように制御する制御部とを備えるように構成して課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電子写真方式やインクジェット方式などを適用したプリンタや複写機、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像出力装置及びこれを制御する制御装置、並びにこれらを用いた画像出力システムに関し、特に画像出力装置の出力動作をユーザの希望に応じて柔軟に停止させることが可能な画像出力装置及びこれを制御する制御装置、並びにこれらを用いた画像出力システムに関するものである。
特開平5−77525号公報 特開平10−58788号公報
従来、この種の電子写真方式やインクジェット方式などを適用したプリンタや複写機、ファクシミリあるいはこれらの複合機等の画像出力装置においては、ユーザがプリントすべき文書を選択し、記録用紙の種類やサイズ、あるいはプリントすべき部数やページ指定、更にはページ数やページ付の有無等を指定して、プリント動作を開始した後、印刷部数の入力ミスや、印刷するべきページの範囲指定のミスなどに気が付いて、ユーザがプリント動作を途中でキャンセルしたい場合がある。
そこで、上記画像出力装置において、ユーザがプリント動作をキャンセル可能とする技術としては、例えば、特開平5−77525号公報や特開平10−58788号公報等に開示されているものが既に提案されている。
上記特開平5−77525号公報に係るキャンセル機能付きプリンタは、ホスト装置に接続されて、ホスト装置から送られる印字データおよび制御命令に応じて画像イメージを形成しプリンタエンジンに転送し、印字画像出力を得る装置であって、プリント動作中にプリント動作のキャンセルを指示する手段と、キャンセルの指示を受けた時に新たなプリント用紙の給紙を停止する手段と、キャンセルの指示を受けた時装置内に残っているプリントデータをすべてクリヤする手段とを備えるように構成したものである。
また、上記特開平10−58788号公報に係るプリンタは、現在処理対象としている印刷ジョブをキャンセルするための第1のキャンセル手段を有するプリンタにおいて、受信したデータストリームに応答して、印刷ジョブを開始し且つ終了する印刷ジョブ制御手段と、印刷ジョブの開始から終了までの間に受信したデータストリームに含まれる印刷コマンドを処理して、印刷に必要なイメージデータを生成するイメージ生成手段と、を備え、前記印刷ジョブ制御手段が、前記1つの印刷ジョブの開始から終了までの間に前記第1のキャンセル手段からキャンセル要求を受けると、以後の印刷を該印刷ジョブの終了までキャンセルするように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開平5−77525号公報や特開平10−58788号公報に開示された技術の場合には、いずれも、プリント動作を単純にキャンセルするように構成したものであり、ホスト装置側に設けられるコントローラがプリンタエンジンにプリント要求の送信を既に完了している場合に、新たなプリント用紙の給紙を停止するとともに、プリントデータをすべてクリヤすることにより、単純にプリント動作のキャンセルを行うように構成したものである。
しかし、ユーザによっては、プリント動作を行った後に、ステープル止めなどの後処理を行う場合があり、残り1,2ページだけ残してプリント動作をキャンセルするのであれば、すべてのプリント出力を完成させることを希望する場合がある。
ところが、上記特開平5−77525号公報や特開平10−58788号公報に開示された技術の場合には、プリント動作を単純にキャンセルするように構成したものであり、コントローラ側からプリンタエンジンにプリント要求を行った後は、その時点でプリント動作をキャンセルしても、どの用紙でプリント動作を停止させることができるのか不明である。そのため、ユーザは、余裕を見てキャンセルの要求を出したりしなければならず、プリント動作のキャンセル要求を出しても、ユーザが希望する方法でプリント動作をキャンセルすることができるとは限らないという問題点を有していた。
更に説明すると、図14に示すように、コントローラからプリンタエンジンに複数枚の文書からなる複数のジョブのプリント動作を指示した場合を考えると、矢印の先頭から順にプリント動作が処理されていくことになる。このとき、ユーザは、所望のタイミングでプリント動作のキャンセル(停止)要求を出した場合、1枚目の用紙は既にプリント動作が開始されており、網点が施された用紙のどこまでプリント動作が実行された後、プリント動作が停止されるのか不明である。上記の例では、例えば、1から3の矢印で示す位置のうち、1の矢印の位置でプリント動作を停止するのが理想的であるが、仮に、1の矢印の位置でプリント動作を停止することができないのであれば、2番目の文書の途中である2の矢印の位置で停止する代わりに、一連の文書をプリントした後、3の矢印の位置でプリント動作を停止させることを希望するユーザもいるが、このような要求に応えることはできないという問題点を有していた。また、ユーザによっては、可能な限り直ちに、プリント動作の停止を希望する場合もあるが、かかるユーザの要望に柔軟に応えることができないという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、プリント動作を指示した後に、プリント動作の停止を希望する場合、ユーザが希望する停止方法又は停止タイミングで、プリント動作を停止させることができ、ユーザの希望に応えて利便性を向上させた画像出力装置、制御装置及びこれらを用いた画像出力システムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、指定された画像出力動作を、ユーザが指定した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で停止することが可能な画像出力装置において、
前記画像出力装置の画像出力動作を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を外部から取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で画像出力動作を停止させるように制御する制御部とを備えたことを特徴とする画像出力装置である。
また、請求項2に記載された発明は、前記停止方法として複数の停止方法から選択が可能であり、当該複数の停止方法から選択された1つの停止方法を、取得手段によって外部から取得することを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置である。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記複数の停止方法として、出力要求を既に受け付けた画像を出力した後に停止する動作と、出力要求を既に受け付けた画像の所望の位置で停止する動作と、出力処理が開始された用紙については画像の出力をすべて終了させて停止する動作と、出力処理が開始された用紙についてはすべて装置外に排出して停止する動作と、可能な限り速やかに停止させる動作のうち、少なくとも2以上を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像出力装置である。
又、請求項4に記載された発明は、前記複数の停止方法について、優先度を設定することが可能であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像出力装置である。
更に、請求項5に記載された発明は、前記取得手段によって取得した停止タイミングで停止可能か否かを判定する判定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像出力装置である。
また、請求項6に記載された発明は、前記判定手段が、前記取得手段によって取得した停止タイミングで停止可能でないと判定した場合には、画像の出力動作を続行することを特徴とする請求項5に記載の画像出力装置である。
又、請求項7に記載された発明は、前記停止タイミングとして複数の停止タイミングから選択可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置である。
更に、請求項8に記載された発明は、前記複数の停止タイミングについて、優先度を設定することが可能であることを特徴とする請求項7に記載の画像出力装置である。
また、請求項9に記載された発明は、前記複数の停止タイミングを連続して取得手段によって外部から取得することにより、複数の停止タイミングについて、優先度を設定することが可能であることを特徴とする請求項8に記載の画像出力装置である。
さらに、請求項10に記載された発明は、画像出力装置の動作を制御する制御装置において、
前記画像出力装置を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を生成する停止位置生成手段と、
前記停止位置生成手段によって生成された停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を、画像出力装置に指示する停止指示手段とを備えたことを特徴とする制御装置である。
又、請求項11に記載された発明は、指定された画像出力動作を、ユーザが指定した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で停止することが可能な画像出力装置と、前記画像出力装置の動作を制御する制御装置とを備えた画像出力システムにおいて、
前記画像出力装置は、
前記画像出力装置の画像出力動作を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を外部から取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で画像出力動作を停止させるように制御する制御部とを備え、
前記制御装置は、
前記画像出力装置を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を生成する停止位置生成手段と、
前記停止位置生成手段によって生成された停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を、画像出力装置に指示する停止指示手段とを備えたことを特徴とする画像出力システムである。
この発明によれば、プリント動作を指示した後に、プリント動作の停止を希望する場合、ユーザが希望する停止方法又は停止タイミングで、プリント動作を停止させることができ、ユーザの希望に応えて利便性を向上させた画像出力装置、制御装置及びこれらを用いた画像出力システムを提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像出力装置としてのデジタル複合機の外観構成を示すものであり、図3はこの発明の実施の形態1に係る画像出力装置としてのデジタル複合機の構成を示すものである。このデジタル複合機は、原稿の画像をスキャナーで読み取り、当該スキャナーで読み取られた原稿の画像を複写するコピーモードと、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータなどから送られくる画像データに基づいてプリントするプリントモードと、原稿の画像をスキャナーで読み取って送信したり、電話回線を介して送られてくる画像データをプリントしたりするFAXモードとに切替えて、各モードに基づく動作を実行することができるように構成されている。
図2及び図3において、1はデジタル複合機の本体を示すものであり、このデジタル複合機本体1の上部には、原稿2を1枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する原稿自動搬送装置(ADF)3と、当該原稿自動搬送装置3によって搬送される原稿2の画像を読み取るスキャナー4が配設されている。このスキャナー4は、図3に示すように、プラテンガラス5上に載置された原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8、9及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光して読み取るように構成されている。
また、上記デジタル複合機本体1の内部は、主としてプリンタ50として機能するように構成されているが、このプリンタ50は、プリントモードに限らず、コピーモードやファックスモード等においても、用紙に画像を形成する画像出力装置(IOT:Image Output Terminal)として機能するものである。なお、上記プリンタ50は、画像出力装置(IOT)としてのハードウエア的な構成ばかりではなく、後述するように、コントローラからの指示に基づいて、画像出力動作を制御する機能をも兼ね備えているものである。
上記スキャナー4によって読み取られた原稿2の画像データは、図示しない一時記憶装置に記憶され、必要に応じてIPS(Image Processing System)12によって所定の画像処理が施された後、この画像処理が施された画像情報は、プリンタ50に送られる。
プリンタ50では、画像処理が施された画像情報に応じて、ROS(Raster OutputScanner )13によって感光体ドラム14上に画像露光が施され、静電潜像が形成される。上記ROS13は、画像情報に応じてレーザービームを出射する半導体レーザー15と、当該半導体レーザー15から出射されるレーザービームを走査するポリゴンミラー16と、当該ポリゴンミラー16によって走査されるレーザービームを、感光体ドラム14上に露光するためのミラー17、18とから構成されている。上記感光体ドラム14は、ROS13による画像露光に先立って、帯電ロールやスコロトロン等からなる一次帯電器19によって、所定極性の所定の電位に一様に帯電された後、上述したように、ROS13によって原稿2の画像が露光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム14上に形成された静電潜像は、現像装置20によって現像されてトナー像となる。このトナー像は、転写コロトロン21の帯電によって記録媒体としての記録用紙22上に転写されるとともに、当該トナー像が転写された記録用紙22は、分離コロトロン23の除電によって感光体ドラム14から分離される。上記感光体ドラム14からトナー像が転写される記録用紙22は、複写機本体1の内部に複数配設された給紙手段としての給紙トレイ24、25、26、27、28、29のいずれかより、給紙ロール30によって給紙され、搬送ロール31及びプリレジロール32を介して、レジストゲート33まで一旦搬送されて停止する。
上記記録媒体22としては、A4サイズ、A3サイズ、B5サイズ、B4サイズなど任意のサイズのものや、普通紙、厚紙、コート紙、OHPシート、トレーシングペーパーなど任意の種類のものが使用可能であり、所望の給紙トレイ24、25、26、27、28、29に収容されて給紙されるように構成されている。なお、上記デジタル複合機としては、手差しトレイを備えており、当該手差しトレイからも任意のサイズ及び種類の記録媒体が給送可能に構成されていても良いことは勿論である。
そして、上記記録用紙22は、感光体ドラム14の表面に形成されるトナー像と同期して開くレジストゲート33を通過して、当該レジストゲート33の下流側に配設されたレジストロール34によって、感光体ドラム14の表面へと搬送され、上述したように、当該感光体ドラム14の表面に形成されたトナー像が転写された後、感光体ドラム14の表面から分離される。
上記デジタル複合機は、給紙トレイ24、25、26、27、28、29からの用紙搬送経路が、可能な限り短く形成されており、記録用紙22の搬送を高速に行うなどにより、高い生産性(単位時間当たりのコピー枚数)を実現している。
上記感光体ドラム14の表面から分離された記録用紙22は、定着装置35へと搬送され、当該定着装置35によって記録用紙22上に熱及び圧力でトナー像が定着される。このトナー像が定着された記録用紙22は、定着装置35の出口ロール36によって、通常の片面複写の場合には、そのまま排出ロール37により機外の排出トレイ38上に排出される。また、両面複写の場合には、片面にトナー像が定着された記録用紙22は、そのまま排出ロール37によって機外に排出されずに、反転ゲート39によって下向きに搬送方向が変更され、3つのロールが圧接されたトリロール40及び反転ロール41によって、反転通路42へと一旦搬送される。そして、上記記録用紙22は、今度は逆転する反転ロール41及び両面ロール43によって両面用通路44へと搬送され、この両面用通路44からプリレジロール32を介して、レジストゲート33まで一旦搬送されて停止し、上述したように、当該レジストゲート33及びレジストロール34によって、感光体ドラム14上のトナー像と同期して搬送され、トナー像の転写・定着工程が行われた後、排出ロール37によって排出トレイ38上に排出される。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム14の表面は、クリーニング装置45によって残留トナーや紙粉等が除去され、次の画像形成工程に備える。
図4は上記の如く構成されるデジタル複写機の画像形成部を拡大して示したものである。
感光体ドラム14は、帯電ロールやスコロトロンからなる一次帯電器19によって、所定極性の所定の電位に一様に帯電された後、当該感光体ドラム14の表面には、ROS13によって原稿2の画像が走査露光され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム14上に形成された静電潜像は、現像装置20によって現像されてトナー像となり、このトナー像は、転写前帯電器46による補助帯電を受けた後、前述したように、所望の給紙トレイ24〜29から給紙・搬送される記録用紙22上に、転写コロトロン21の帯電によって転写されるとともに、当該トナー像が転写された記録用紙22は、分離コロトロン23の除電によって感光体ドラム14上から分離される。この感光体ドラム14上から分離された記録用紙22は、本発明の実施の形態に係る定着装置35へ搬送され、当該定着装置35によってトナー像が定着されて、片面複写の場合には、そのまま排出トレイ38上に排出され、両面複写の場合には、裏面への画像形成工程が繰り返される。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム14の表面は、クリーニング装置45のクリーニングブラシ47等によって残留トナーや紙粉等が除去された後、イレーズランプ48による露光を受け、残留電荷が消去されて、次の画像形成工程に備えるようになっている。
ところで、この実施の形態に画像出力装置では、指定された画像出力動作を、ユーザが指定した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で停止することが可能な画像出力装置において、前記画像出力装置の画像出力動作を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を外部から取得する取得手段と、前記取得手段によって取得した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で画像出力動作を停止させるように制御する制御部とを備えるように構成されている。
また、この実施の形態に係る制御装置は、画像出力装置の動作を制御する制御装置において、前記画像出力装置を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を生成する停止位置生成手段と、前記停止位置生成手段によって生成された停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を、画像出力装置に指示する停止指示手段とを備えるように構成したものである。
さらに、この実施の形態に係る画像出力システムは、指定された画像出力動作を、ユーザが指定した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で停止することが可能な画像出力装置と、前記画像出力装置の動作を制御する制御装置とを備えた画像出力システムにおいて、前記画像出力装置は、前記画像出力装置の画像出力動作を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を外部から取得する取得手段と、前記取得手段によって取得した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で画像出力動作を停止させるように制御する制御部とを備え、前記制御装置は、前記画像出力装置を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を生成する停止位置生成手段と、前記停止位置生成手段によって生成された停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を、画像出力装置に指示する停止指示手段とを備えるように構成したものである。
図1はこの発明の実施の形態1に係る画像出力システムとしてのプリンタを示すブロック図である。
この実施の形態に係るプリンタ100は、図1に示すように、制御装置としてのコントローラ200と、画像出力装置(IOT:Image Output Terminal)としてのプリンタエンジン300とから構成されており、コントローラ200とプリンタエンジン300とは、通信線400を介して互いに通信可能に接続されている。上記プリンタエンジン300は、コントローラ200によって制御され、図示しないスキャナーやパーソナルコンピュータ、あるいは電話回線等から送られてくる画像データ等に基づいて、プリント動作を実行するように構成されている。ここで、コントローラ200は、プリンタ100のコントローラとして独自に製造されたものであっても良いし、プリンタ用のドライバソフトウエアをインストールしたパーソナルコンピュータ等をそのままコントローラとして使用したものであっても良い。
なお、上記プリンタエンジン300としては、例えば、図2乃至図4に示すように構成されたデジタル複合機が用いられる。
上記コントローラ200は、図1に示すように、プリンタエンジン300におけるプリント動作の停止方法及び停止タイミングの候補を生成する停止位置生成部201を備えている。この停止位置生成部201は、コントローラ200に装備されたUI(User Interaface)の停止方法及び停止タイミングを指定可能な停止ボタンや、コントローラ200に表示される停止方法及び停止タイミングを指定可能なアイコン等によって構成され、ユーザが直接操作したり、ユーザが操作するドライバ用のソフトウエアなどから指示を受け、プリント動作の停止方法及び停止タイミングの候補を生成するようになっている。なお、上記停止位置生成部201は、プリント動作の停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を生成するように構成しても良い。
この実施の形態では、上記プリント動作の停止タイミングは、用紙単位で指定可能となっており、プリント要求時に決定される用紙を識別するID(識別符号)を用いて、停止すべき用紙が指定される。
また、上記コントローラ200は、停止指示部202を備えており、この停止指示部202は、停止位置生成部201で生成された停止方法及び停止タイミングの候補を、適当なコマンドとして通信線400を介してプリンタエンジン300側に通知するためのものである。
上記停止指示部202からプリンタエンジン300に停止を通知する停止コマンドとしては、例えば、図5(a)に示すように、停止コマンドであることを示す8bitの停止コマンドIDと、停止方法を指定する8bitの停止方法と、停止タイミングである停止すべき用紙を指定する8bitのIDとからなるものが用いられる。
一方、上記プリンタエンジン300は、図1に示すように、コントローラ200と通信を行う通信部301を備えており、この通信部301は、コントローラ200側から停止コマンドを受け付けて、停止方法及び停止タイミングのデータを判定部302に送出するためのものである。また、上記通信部301は、その結果として判定部302から送られてくる停止可能かどうかの判定結果を、コントローラ200側に通知する機能をも有している。
上記判定部302から送られてくる停止可能かどうかの判定結果としては、例えば、図5(b)に示すように、停止コマンドへの応答であることを示す8bitの停止応答IDと、停止予定の用紙を表示する8bitの停止予定用紙IDとからなるものが用いられる。
また、上記プリンタエンジン300に設けられた判定部302は、通信部301から送られてきた停止方法及び停止タイミングに基づいて、エンジン制御部303で制御されるプリンタエンジン300の状態と比較し、指定された停止方法及び停止タイミングでプリント動作を停止可能かどうかを判定するためのものである。この判定部302は、通信部301から送られてきた停止方法及び停止タイミングによって、停止可能であると判定した場合には、エンジン制御部303に停止の指示を出すと共に、指示された停止方法及び停止タイミングによって停止可能である旨を、通信部301に通知するように構成されている。また、上記判定部302は、通信部301から送られてきた停止方法及び停止タイミングによっては、停止動作が実行不可能であると判別した場合には、停止不可能であることを通信部301に通知するように構成されている。
さらに、上記プリンタエンジン300に設けられたエンジン制御部303は、判定部302からの停止要求に基づいてプリンタエンジン300によるプリント動作を、指定された停止方法及び停止タイミングによって停止させるように構成されている。
図6(a)は、上記コントローラ200がプリンタエンジン300を停止させるときに使用する関数を示したものである。実際には、これらの関数はそれぞれ図5に示すようなデータとして送受信がなされる。
Stop関数(停止方法パラメータ、停止用紙ID)は、プリンタエンジン300に停止を指示する関数である。このStop関数は、第一引数に停止方法を表すパラメータを、第二引数に停止用紙のIDを指示するようになっている。この実施の形態では、停止方法として指示可能な値は、「位置指定」が" 0" 、「印刷保証」が" 1" 、「用紙排出」が" 2" 、「強制」が" 3" の四種類となっている。なお、停止用紙IDは、停止方法パラメータに「位置指定」が指定されたときのみ有効となり、ここで指定したIDを持つ用紙の印刷が行われた時点でプリント動作を停止する。
ここで、「位置指定」は、停止のタイミングを指定して停止させる方法であり、上述したように、この場合にのみStop関数の第二引数が意味を持つことになる。停止のタイミングは、停止位置生成部201によって用紙IDを用いて生成され、停止指示部202によってプリンタエンジン300に通知されて、指定された用紙22を排出した直後にプリント動作が停止される。指定された用紙以降にプリントされる予定だった用紙22は、プリント動作を開始する前に、給紙動作が抑制され、プリント動作は行われない。
また、「印刷保証」は、プリント処理が行なわれている用紙22がすべて正常に排出された時点で停止させる方法である。プリント要求がされていても、実際のプリント動作が行われていない用紙22については、排出させないで停止する。
さらに、「用紙排出」は、プリンタエンジン300内に用紙22を残さないことを最低条件として、速やかにプリンタエンジン300を停止させる方法である。この「用紙排出」では、印刷動作が停止されるため、通常、排出直後の用紙22を除いて、白紙または印刷途中の用紙22がそのまま排出されることになる。
また、「強制」は、プリンタエンジン300を速やかに強制的に停止させる方法である。この「強制」停止では、用紙22の排出も行われないため、プリンタエンジン300内にそのまま給紙途中やプリント途中の用紙22が残されることになる。ただし、定着器で用紙が停止することはない。
上記四種類の停止方法は、図6(b)に示すように、「強制」>「用紙排出」>「印刷保証」>「位置指定」の順に、優先度が高く設定されており、「強制」が最も優先度が高く、「位置指定」が最も優先度が低くなっている。
図6(a)において、StopResponse関数は、Stop関数への返答として、プリンタエンジン300の判定部302からStopメッセージ毎の結果として返されるStopResponseメッセージの値を得る関数である。実際には、指定された停止方法及び停止タイミングで停止が可能な場合は、最後に排出される用紙のIDがそのまま、停止が不可能な場合は「0」の値が返される。なお、図6(a)等において、StopRes関数と表記されているものは、StopResponse関数と同じものである。
以上の構成において、この実施の形態に係る画像出力装置では、次のようにして、プリント動作を指示した後に、プリント動作の停止を希望する場合、ユーザが希望する停止方法及び停止タイミングで、プリント動作を停止させることができ、ユーザの希望に応えて利便性を向上させることが可能となっている。
すなわち、この実施の形態1に係る画像出力システムとしてのプリンタ100では、図1に示すように、コントローラ200に装備されたUI(User Interaface)の停止ボタンや、コントローラ200に表示される停止位置を指示するアイコン等によって構成される停止位置生成部201を、ユーザが操作することによって、プリンタ100のプリント動作を停止させる場合に、停止方法及び停止タイミングを指定するようになっている。
その際、ユーザは、停止方法及び停止タイミングとして、「位置指定」、「印刷保証」、「用紙排出」、及び「強制」の四種類のうち、いずれかが指定可能となっている。なお、停止方法として「位置指定」が選択された場合には、停止すべき用紙の位置も合わせて指定される。その際、停止すべき用紙の位置は、例えば、5枚プリントの1枚目とか、3枚目というように、停止させたい用紙の枚数目を指定するようにすれば良い。そして、ユーザによって停止位置生成部201が操作され、停止方法及び停止タイミングが指定されると、当該停止位置生成部201によって指定された停止方法及び停止タイミングは、停止指示部202によって、プリンタエンジン300の通信部301に通知される。
このとき、上記コントローラ200の停止指示部202から通知されるコマンドとしては、例えば、図5(a)に示すようなものが用いられ、更に具体的には、当該コマンドとして、図7(a)に示すように、停止コマンドであることを示す8bitの停止コマンドID" 0x50" と、停止方法を指定する8bitのデータ" 1" (位置指定)と、用紙を指定する8bitのID" 2" とから構成されている。
上記停止コマンドとしては、図8(a)に示すように、用紙を指定するIDが1つのみであっても良いが、当該用紙を指定するIDを複数指定可能に構成しても良い。この場合には、図8(b)に示すように、停止コマンドIDの次に、用紙を指定するIDの数(N)を指定し、続いて用紙を指定するID1 、・・・用紙を指定するIDN を順次入力するように構成しても良い。
更に説明すると、図8(a)に示す停止コマンドを用いた場合には、図9(a)に示すように、停止位置を複数指定する際に、停止コマンドを複数指定することになるが、この場合には、先に送信したものが優先度が高くなるように位置が指定される。
また、図8(b)に示す停止コマンドを用いた場合には、図9(b)に示すように、停止コマンドに続いて、用紙を指定するIDの数(N:図示例では2)と、用紙を指定するID1 =1と、用紙を指定するID2 =2とを指定する。その際、先頭側に位置する用紙指定IDの方が優先度が高くなる。
次に、このプリンタエンジン300の通信部301は、コントローラ200の停止指示部202から、停止方法及び停止タイミングの停止コマンドを受け取ると、停止コマンドへの応答であるStopResponse関数を用いて、コントローラ200の停止指示部202に停止コマンドへの応答を返す。つまり、上記プリンタエンジン300の通信部301は、判定部302へ信号を送り、判定部302は、指定された停止方法及び停止タイミングで停止可能か否かを判定する。そして、上記判定部302は、指定された停止方法及び停止タイミングで停止可能か否かの判定結果を、通信部301を介してコントローラ200に通知するようになっている。
このとき、上記プリンタエンジン300の通信部301から通知されるコマンドとしては、例えば、図5(b)に示すようなものが用いられる。このコマンドは、停止応答コマンドであることを示す8bitの停止応答IDと、停止予定の用紙を指定する8bitの停止予定用紙IDとから構成されている。具体的には、上記プリンタエンジン300の通信部301から通知されるコマンドとしては、例えば、図7(b)に示すように、停止応答コマンドであることを示す8bitの停止応答ID" 0x51" と、停止可能であるために停止予定の用紙を指定する8bitの停止予定用紙ID" 2" とから構成される。
図10は上記プリンタエンジン300の判定部302の動作を示したフローチャートである。
このプリンタエンジン300の判定部302は、図10に示すように、まず、判定すべき未処理の停止要求が存在するか否かを判別し(ステップ101)、判定すべき未処理の停止要求が存在しない場合には、直ちに動作を終了する。また、上記プリンタエンジン300の判定部302は、判定すべき未処理の停止要求が存在すると判別した場合には、処理すべき停止要求の処理を行うために、通信部301より停止コマンドの停止方法を取得する (ステップ102)。
次に、上記プリンタエンジン300の判定部302は、通信部301より停止コマンドの停止方法を取得すると(ステップ102)、当該通信部301より取得した停止コマンドの停止方法と、現在のプリンタエンジン300の状態とを比較し、現在のプリンタエンジン300の状態は、指定された停止方法よりも優先度が高いか否かを判定する(ステップ103)。その際、現在のプリンタエンジン300の状態としては、停止処理が行われていないプリンタエンジン300の状態が、最も優先度が低いことになる。
また、プリンタエンジン300で停止処理が実行されている場合は、すでにStopメッセージを実行中の状態であるから、このときのプリンタエンジン300の状態は、どの停止方法によりStopメッセージを実行しているかによって優先度が異なる。このとき、プリンタエンジン300の停止方法の優先度は、図6(b)に基づいて判定される。
上記プリンタエンジン300の判定部302は、優先度が低い停止方法が指定された場合には、停止不可能であると判定し、Stopメッセージを拒否して、停止不可能であることを通知部301に通知する(ステップ104)。
一方、上記プリンタエンジン300の判定部302は、優先度が低い停止方法が指定されていないと判定した場合には、停止方法によってその後の処理が異なるため、停止方法そのものの判定を行う(ステップ105)。ここでは、説明の都合上、プリンタエンジン300がプリント要求を扱う場合には、図11に示すような論理構造でプリント要求を処理していると仮定する。
最初に、コントローラ200から処理要求が送られてくると、プリンタエンジン300は、図11に示すように、当該処理要求を、プリント処理待ちの待ち行列に格納される。その後、適当なタイミングで実際の処理を開始するためにプリント処理中の待ち行列304に格納する。このプリント処理中の待ち行列304で管理される用紙22は、順にプリント処理中の行列305において処理が進行して行き、最後には主要な処理が終了して排出される。この排出待ちの用紙22に対応するプリント要求が格納されるのが排出待ちの待ち行列306である。
上記プリンタエンジン300の判定部302は、図10に示すように、指定された停止方法が「強制」であるならば、即座にプリンタエンジン300を完全に停止させるために、エンジン制御部303に強制停止を指示する(ステップ106)。つまり、図11のプリント待ち行列305中の用紙22は、すべて排出されることなく、プリンタエンジン300の内部に留まることになる。そして、上記判定部302は、通知部301に停止可能であることを知らせるために、最後に排出することが可能であった用紙の用紙IDを利用して、StopResponse関数を用いて、コントローラ200の停止指示部202に停止コマンドへの応答指示を通知する(ステップ107)。その後、次の停止要求を処理するために最初のステップ101に戻る。ただし、すでに強制終了を実行しているため、以後の停止要求に対する処理は、すべて実行不可能となる。
また、上記プリンタエンジン300の判定部302は、指定された停止方法が「用紙排出」ならば、プリント動作の停止をエンジン制御部303に指示し(ステップ108)、正常に排出される予定の用紙22のIDを通信部301に通知する(ステップ109)。その際、プリンタエンジン300の内部に用紙22を残さないようにするため、用紙22の搬送などは、用紙22がすべて排出されるまでそのまま動作を継続させる。必要ならプリンタエンジン300は、そのような用紙22が本来の排出先である排出トレイ38と別のトレイに排出するように構成しても良い。さらに、トナー像の用紙22への転写まで終了し、排出直前の用紙22などがあれば、当該用紙22は、通常通り、正常排出として扱えるように処理を行うようになっている。これは、図11の排出待ち行列306に存在するプリント要求に対応するものである。この場合には、通知部301に通知される用紙IDは、この最後に正常に排出された用紙22のIDとなる。そのような用紙22がない場合には、「強制停止」の場合と同様に、最後に排出した用紙22のIDを通知し、次の停止要求の処理を行うために、最初のステップ101に戻る。
さらに、上記プリンタエンジン300の判定部302は、指定された停止方法が「印刷保証」ならば、まだ実際のプリント動作を開始していないプリント要求を、プリント処理状態に移行させるのを禁止するようにエンジン制御部303に指示する(ステップ110)。つまり、判定部302は、図11に示すように、プリント待ちの待ち行列304からプリント処理中の待ち行列305にプリント要求が移動するのを抑制するように処理する。プリント処理中の待ち行列305に格納されているプリント要求は、正常に処理が行われて排出される。それと同時に、判定部302は、通知部301にプリント処理中の待ち行列305に格納されているうちの一番最後に排出されるプリント要求の用紙22のIDを、通信部301に通知して(ステップ111)、次の停止要求の処理を行うために、最初のステップ101に戻る。
また、上記プリンタエンジン300の判定部302は、指定された停止方法が「位置指定」であると判別すると、当該判定部302は、さらにデータ(停止用紙ID)を必要とすることとなる (ステップ112)。まず、上記判定部302は、プリント処理中の用紙22のIDのうち、最後にプリント処理中の待ち行列305に加えられた用紙22のIDを取得する(ステップ113)。さらに、判定部302は、当該最後にプリント処理中の待ち行列305に加えられた用紙22のIDと、前記した停止用紙IDとを比較する(ステップ114)。そして、上記判定部302は、比較した結果、両者が一致したならば停止可能であるため、停止要求IDで停止するように、エンジン制御部302に指示を行ったのち(ステップ115)、当該の停止用紙22のIDを通知部301に通知する(ステップ116)。
一方、上記判定部302は、最後にプリント処理中の待ち行列305に加えられた用紙22のIDと、Stopメッセージとともに通知された停止用紙IDとが一致しないと判定すると、すべてのプリント処理待ちの要求を調査したか否かを判別する(ステップ117)。そして、すべてのプリント処理待ちの要求を調査したと判別した場合には、ステップ104に戻り、停止不可能であることを通信部301に通知する。
また、上記判定部302は、すべてのプリント処理待ちの要求を調査していないと判別した場合には、プリント処理待ちの用紙22のIDを1つ取得し(ステップ118)、当該プリント処理待ち用紙22のIDと、停止コマンドの用紙IDとが一致するか否かを判別する(ステップ119)。そして、上記判定部302は、プリント処理待ち用紙22のIDと、停止コマンドの用紙IDとが一致した場合には、停止可能であるため、停止要求IDで停止するように、エンジン制御部302に指示を行ったのち(ステップ115)、当該の停止用紙22のIDを通知部301に通知して(ステップ116)、最初のステップ101に戻る。
一方、上記判定部302は、プリント処理待ち用紙22のIDと、停止コマンドの用紙IDとが一致しないと判別した場合には、ステップ117に戻り、すべてのプリント処理待ちの要求を調査したか否かを判別する。
このように構成することにより、特に停止方法を位置指定で複数連続して送信することにより、停止可能な位置を指定した最初の停止要求による用紙位置でプリンタエンジン300は停止することになるため、停止可能な任意の位置でプリンタエンジン300を停止させることが可能となる。
図12に示す実施の形態では、3つの用紙位置を指定して上から順にコマンドを送信した場合に、プリント処理中の用紙によってStopコマンドの応答として返ってくるStopResponseの値がどのように変わるかを示したものが図13である。図13でシェードが掛かっている用紙が、プリント処理中の用紙を示している。
図13(a)ではプリント処理中の用紙は、ID=1の用紙のみである。当然のことながら最後に処理中となった用紙IDは、" 1" であるため、最初のStopコマンドが成功し、停止位置用紙として、ID=1がStopResponseとして返ってくる。その後のStopコマンドは、すでに停止処理が行われているため、両方とも停止不可能となる。
同様に、図13(b)の場合には、ID=2までの用紙が処理中である。このため、最初のStopコマンドは、停止不可能と判定される。次のStopコマンドは、プリント処理待ちの処理待ち行列304に存在するため、停止可能と判断され、停止位置用紙として、ID=3がStopResponseにより返る。最後のStopコマンドは、停止処理中のため、停止不可能と判断される。
図13(c)ではID=5までの用紙がプリント処理中となっている。最後に処理中になった用紙IDは" 5" であり、またプリント待ちの用紙も存在しないため、すべてのStopコマンドが停止不可能と判断され、プリンタエンジンは停止しないことになる。なお、この場合は、プリント待ちの用紙が存在していた場合であっても、ID=6以上になるため、いずれにしてもStopコマンドはすべて停止不可能との応答がStopResponseにより通知されることになる。
このように、上記実施の形態では、プリント動作を指示した後に、プリント動作の停止を希望する場合、ユーザが希望する停止方法及び停止タイミングで、プリント動作を停止させることができ、ユーザの希望に応えて利便性を向上させることが可能となっている。
図1はこの発明の実施の形態1に係る画像出力装置を適用した画像出力システムとしてのプリンタを示すブロック図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係る画像出力装置としてのプリンタエンジンを示す外観構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係る画像出力装置としてのプリンタエンジンを示す構成図である。 図4はこの発明の実施の形態1に係る画像出力装置としてのプリンタエンジンの画像形成部を示す構成図である。 図5は停止コマンドと停止コマンドへの応答の通信時のフォーマットを示す図表である。 図6は停止指示に利用する関数と停止方法の優先度を示す図表である。 図7は停止コマンドデータと停止コマンド応答データのアサイン例を示す図表である。 図8は停止コマンドの例を示す図表である。 図9は停止コマンドを利用して複数の用紙を指定する方法を示す図表である。 図10は判定部の動作を示すフローチャートである。 図11はプリンタエンジンの処理を示す概念図である。 図12は停止タイミングの異なる複数のコマンドを示す説明図である。 図13は処理中の用紙とStop関数との関係を示す説明図である。 図14は従来のプリンタの停止可能な位置が曖昧であることを示す説明図である。
符号の説明
100:プリンタ、200:コントローラ、201:停止位置生成部、202:停止指示部、300:プリンタエンジン、301:通信部、302:判定部、303:エンジン制御部。

Claims (11)

  1. 指定された画像出力動作を、ユーザが指定した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で停止することが可能な画像出力装置において、
    前記画像出力装置の画像出力動作を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を外部から取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で画像出力動作を停止させるように制御する制御部とを備えたことを特徴とする画像出力装置。
  2. 前記停止方法として複数の停止方法から選択が可能であり、当該複数の停止方法から選択された1つの停止方法を、取得手段によって外部から取得することを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  3. 前記複数の停止方法として、出力要求を既に受け付けた画像を出力した後に停止する動作と、出力要求を既に受け付けた画像の所望の位置で停止する動作と、出力処理が開始された用紙については画像の出力をすべて終了させて停止する動作と、出力処理が開始された用紙についてはすべて装置外に排出して停止する動作と、可能な限り速やかに停止させる動作のうち、少なくとも2以上を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像出力装置。
  4. 前記複数の停止方法について、優先度を設定することが可能であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像出力装置。
  5. 前記取得手段によって取得した停止タイミングで停止可能か否かを判定する判定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像出力装置。
  6. 前記判定手段が、前記取得手段によって取得した停止タイミングで停止可能でないと判定した場合には、画像の出力動作を続行することを特徴とする請求項5に記載の画像出力装置。
  7. 前記停止タイミングとして複数の停止タイミングから選択可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像出力装置。
  8. 前記複数の停止タイミングについて、優先度を設定することが可能であることを特徴とする請求項7に記載の画像出力装置。
  9. 前記複数の停止タイミングを連続して取得手段によって外部から取得することにより、複数の停止タイミングについて、優先度を設定することが可能であることを特徴とする請求項8に記載の画像出力装置。
  10. 画像出力装置の動作を制御する制御装置において、
    前記画像出力装置を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を生成する停止位置生成手段と、
    前記停止位置生成手段によって生成された停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を、画像出力装置に指示する停止指示手段とを備えたことを特徴とする制御装置。
  11. 指定された画像出力動作を、ユーザが指定した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で停止することが可能な画像出力装置と、前記画像出力装置の動作を制御する制御装置とを備えた画像出力システムにおいて、
    前記画像出力装置は、
    前記画像出力装置の画像出力動作を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を外部から取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得した停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方で画像出力動作を停止させるように制御する制御部とを備え、
    前記制御装置は、
    前記画像出力装置を停止させる停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を生成する停止位置生成手段と、
    前記停止位置生成手段によって生成された停止方法又は停止タイミングの少なくとも一方を、画像出力装置に指示する停止指示手段とを備えたことを特徴とする画像出力システム。
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