JP3715899B2 - 画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体、画像処理システム - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体、画像処理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機等の画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体、画像データの出力を依頼する任意のホストコンピュータと、該ホストコンピュータからの画像データをプリント出力する画像形成装置と、該画像形成装置でのプリント出力を制御する制御装置とを含む画像処理システムに関し、詳しくは画像を形成するプロセススピードを複数もつ場合に、そのプロセススピードの切り替え制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、カラー画像出力の需要は年々高まっており、オフィスにおいてもカラー複写機やカラープリンタを、カラーと白黒の兼用機として導入するケースもあり、カラー画像出力が一般的なものになりつつある。
【0003】
一方、一般のオフィスにおいては、通常コピーやプリント出力するものとして、書類や文書など白黒画像のものが多く、カラー画像出力を行う割合が白黒画像出力に比べて少ないケースも多い。このような環境下では、カラー複写機やカラープリンタを白黒との兼用機として使用する場合、白黒出力を行う頻度が高いことから、白黒画像出力の生産性が高いことが要求される。
【0004】
従来のフルカラーやマルチカラー画像を形成するカラー複写機やカラープリンタにおいては、一般的にカラー画像形成を行うプロセススピード(PSfc)と白黒画像形成を行うプロセススピード(PSbk)とは同一であった。そこで、白黒画像出力の生産性を上げるために、白黒画像形成プロセススピード(PSbk)をカラー画像形成プロセススピード(PSfc)より上げることで、白黒画像出力の生産性を上げる複写機やプリンタも提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】
ところで、プロセススピードを変える場合には、潜像、現像、転写、搬送、定着等の速度を変更する必要が生じる。例えば、レーザの照射速度を変えるためのスキャナモータの変速や、感光ドラムの回転速度を変えるためのドラムモータの変速、あるいは、搬送、転写、定着速度を変えるためのメインモータの変速などである。
【0006】
また、カラー画像形成から白黒画像形成への変更の際に、前画像のクリーニング等の後処理等が必要になるなど、プロセススピードの切り替えに必要な処理に要する時間が多々かかることになる。
【0007】
従って、白黒画像のみの出力、及びカラー画像のみの出力の場合はプロセスピードの切り替えは生じないが、白黒画像とカラー画像が混在した場合にプロセススピードの変更処理が必要となる。
【0008】
ところが、白黒画像からカラー画像、カラー画像から白黒画像に出力を切り替える場合に、単純に出力切り替えに対応してプロセススピードを切り替えるように制御すると、前述のとおりプロセススピードの切り替えに必要な処理に時間を要するため、白黒/カラー画像混在時の生産性が極端に低下してしまうケースが生じることになる(例えば白黒画像、カラー画像を交互に出力するジョブなど。)。
【0009】
本発明では、白黒画像とカラー画像とでそのプロセススピードを変える場合、特に白黒、カラー画像の混交出力を行う場合に、プロセススピードの切り替え処理による、生産性の低下を起こさせることなく、生産性を上げることができる画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体、画像処理システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置及びその制御方法並びに記憶媒体、画像処理システムは次のように構成したものである。
【0011】
(1)画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置であって、複数の部数のプリント出力を行うジョブを実行する場合にその最初の一部目のジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断する判断手段と、該判断手段により判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御する制御手段とを有し、該判断手段は画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときのリカバリー処理において、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断するようにした。
(2)読み取った画像データに基づいて画像形成を行い、画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置であって、該読み取った画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像形成を行う全画像データのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断する判断手段と、該判断手段により判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御する制御手段とを有し、該判断手段は画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときのリカバリー処理において、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断するようにした。
(3)画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置であって、任意のプリントジョブを実行する場合にそのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断する判断手段と、該判断手段により判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御する制御手段とを有し、該判断手段は画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときのリカバリー処理において、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該制御手段はプリントジョブ中に前記プロセススピードを切り替えた場合には同一ジョブ内では再度プロセススピードを切り替えないように制御するようにした。
(4)画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置であって、任意のプリントジョブを実行する場合にそのジョブ内容に応じて前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断する判断手段と、該判断手段により判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御する制御手段とを有し、該判断手段は画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときのリカバリー処理において、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該制御手段はプリントジョブ中に前記プロセススピードを落した場合には同一ジョブ内ではプロセススピードを上げないように制御するようにした。
(5)上記(1)ないし(4)何れかの画像形成装置において、プロセススピードはフルカラー画像形成時用と白黒画像形成時用とで異なるようにした。
(6)上記(5)の画像形成装置において、プロセススピードはフルカラー画像形成時用のプロセススピードより白黒画像形成時用のプロセススピードのほうが速いようにした。
(7)画像データの出力を依頼する任意のホストコンピュータと、該ホストコンピュータからの画像データをプリント出力し、画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置と、該画像形成装置でのプリント出力を制御する制御装置とを含む画像処理システムであって、前記制御装置に、前記ホストコンピュータから送信されるページ記述言語で記述された画像データを翻訳し、ラスタ画像データに変換するデータ変換手段と、該データ変換手段によりデータ変換された画像形成を行う全画像データのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断する判断手段とを備え、前記制御装置は該判断手段により判断されたタイミングで前記画像形成装置のプロセススピードを切り替えるように制御し、該判断手段は、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときのリカバリー処理において、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断するようにした。
(8)上記(7)の画像処理システムにおいて、プロセススピードはフルカラー画像形成時用と白黒画像形成時用とで異なるようにした。
(9)上記(8)の画像処理システムにおいて、プロセススピードはフルカラー画像形成時用のプロセススピードより白黒画像形成時用のプロセススピードのほうが速いようにした。
(10)画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置の制御方法であって、複数の部数のプリント出力を行うジョブを実行する場合にその最初の一部目のジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断するようにした。
(11)読み取った画像データに基づいて画像形成を行い、画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置の制御方法であって、該読み取った画像データを記憶し、該記憶された画像形成を行う全画像データのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断するようにした。
(12)画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置の制御方法であって、任意のプリントジョブを実行する場合にそのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、プリントジョブ中に前記プロセススピードを切り替えた場合には同一ジョブ内では再度プロセススピードを切り替えないように制御するようにした。
(13)画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置の制御方法であって、任意のプリントジョブを実行する場合にそのジョブ内容に応じて前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、プリントジョブ中に前記プロセススピードを落した場合には同一ジョブ内ではプロセススピードを上げないように制御するようにした。
(14)画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置により、複数の部数のプリント出力を行うジョブを実行する場合にその最初の一部目のジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断することを実現させるためのプログラムを記憶媒体に格納した。
(15)読み取った画像データに基づいて画像形成を行い、画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置により、該読み取った画像データを記憶し、該記憶された画像形成を行う全画像データのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断することを実現させるためのプログラムを記憶媒体に格納した。
(16)画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置により、任意のプリントジョブを実行する場合にそのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、プリントジョブ中に前記プロセススピードを切り替えた場合には同一ジョブ内では再度プロセススピードを切り替えないように制御することを実現させるためのプログラムを記憶媒体に格納した。
(17)画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置により、任意のプリントジョブを実行する場合にそのジョブ内容に応じて前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、プリントジョブ中に前記プロセススピードを落した場合には同一ジョブ内ではプロセススピードを上げないように制御することを実現させるためのプログラムを記憶媒体に格納した。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0031】
(第1の実施例)
図2は、第1の実施例によるデジタルカラー複写機の構造を示す断面図であり、上部にデジタルカラー画像リーダ部(以下「リーダ部」と称す)と、リーダ部とプリンタ部の間に画像処理部を有する。
【0032】
図2において、101は原稿給送手段となる自動原稿給送装置であり、載置された原稿を、一枚ずつ原稿台ガラス面102上の所定位置に給送する。原稿給送装置101により、原稿台ガラス面102に原稿が給送載置されると、スキャナが所定方向に往復されて、原稿を照明する光源103,104(ハロゲンランプ、蛍光灯、キセノン管ランプなどの類)の原稿反射光をミラー105,106,107を介して、レンズ108によりRGB三色分解フィルタと一体形成されたフルカラーセンサ109に集光し、カラー色分解画像アナログ信号が得られる。
【0033】
110はフルカラーセンサ109が実装されている基板、111はリーダスキャナ制御部である。112は光源103,104とミラー105を収容するキャリッジ、113はミラー106,107を収容するキャリッジである。なお、キャリッジ112,113は、フルカラーセンサ109の電気的走査方向(主走査方向X)に対して直交する副走査方向Yに機械的に移動することによって、原稿の全面を走査する。
【0034】
得られたカラー分解画像アナログ信号は、不図示の増幅回路を経て対応するデジタル信号に変換され、画像処理部にて必要な画像処理を施された後、不図示のハードディスク内に一旦記憶される。その後ハードディスク内に記憶された画像データは、再度読み出された後プリンタ部に送出される。
【0035】
プリンタ部において、像担持体である感光ドラム201は、反時計方向に回転自在に担持され、その感光ドラムの周りには、前露光ランプ202、コロナ帯電器(兼廃トナーボックス)203、レーザスキャナ部204、黒現像器205、色現像器206、中間転写体207、クリーニングローラ208が配置されている。
【0036】
レーザスキャナ部204において、リーダ部からの画像信号は、不図示のレーザ出力部にて光信号に変換され、変換されたレーザ光が不図示のポリゴンミラーで反射された後、感光ドラム201の表面に投影される。
【0037】
プリンタ部による画像形成時には、感光ドラム201を反時計方向に回転させ、前露光ランプ202でドラム表面を除電した後、帯電器203により一様に帯電させてから各分解色ごとに光像を照射して潜像を形成する。感光ドラム201上に形成された静電潜像は、感光ドラム201の反時計方向への回転により、黒色現像器205や色現像器206のスリーブ位置に達する。黒現像器205及び色現像器206からは、感光ドラム201上の電荷に応じた量の樹脂を基体としたトナーが供給され、感光ドラム201上の静電潜像が現像される。なお、黒単色画像を現像する際には黒現像器205のみが使用され、フルカラー画像を現像する際には黒現像器205、および色現像器206の両方が使用される。
【0038】
感光ドラム201上に現像されたトナー画像は、感光ドラム201の反時計方向への回転により、時計方向に回転する中間転写体207上に転写される。中間転写体207への転写は、黒単色画像の場合には中間転写体207の1回転で、フルカラー画像の場合は同4回転で完了する。
【0039】
一方、上段カセット209及び下段カセット210から、ピックアップローラ211,212によりピックアップされた記録紙は、給紙ローラ213,214、給紙搬送ローラ215によりレジストローラ216まで搬送される。その後、中間転写体207への転写が終了するタイミングで、中間転写体207と転写ベルト217の間に記録紙が搬送される。記録紙は、転写ベルト217により搬送されるとともに、中間転写体207に圧着され,中間転写体207上のトナー画像が記録紙上に転写される。
【0040】
記録紙上に転写されたトナー画像は、定着ローラおよび加圧ローラ218により、加熱および加圧され記録紙に定着される。画像が定着された記録紙は、フェイスアップ排紙口219に排出される。
【0041】
なお、記録紙に転写されずに残る中間転写体207上の残留トナーは、画像形成シーケンス後半の後処理制御にてクリーニングされる。後処理制御では、記録紙に転写終了後の中間転写体207上の残留トナーを廃トナーとして、クリーニングローラ208により、元来のトナー極性と逆極性に帯電させることで、逆極性の残留トナーを感光ドラム201上に再度転写させる。
【0042】
感光ドラムユニット内では、逆極性残留トナーが図示しないブレードにより、感光ドラム表面から掻き取られ、感光ドラムユニット内に一体化されている廃トナーボックスまで搬送される。このようにして、転写終了後の中間転写体207は、残留トナーが完全にクリーニングされて後処理制御が終了した後、再度画像形成工程に供される。
【0043】
記録紙の両面に画像を形成する場合には、一方の面に画像を形成した記録紙を定着器から排出した後、すぐに搬送パス切り替えガイド220を駆動して、その記録紙を搬送パス221に一旦導いてから反転ローラ222の逆転により、送り込まれた際の後端を先頭にして送り込まれた方向と反対向きに退出させ、両面パス223に収納する。その後、両面給紙ローラ224により給紙した後、再び上述した画像形成工程によって、もう一方の面に画像を形成する。
【0044】
図1は、第1の実施例の構成を示すブロック図であり、図1を用いて本実施例の特徴とする構成について説明する。
【0045】
図1において、2は画像処理部であり、図1で説明したようにリーダ部1により得られた画像データに必要な画像処理を施し、ハードディスク(記憶手段)4内に一旦記憶させる。その後ハードディスク4内に記憶された画像データを再度読み出しプリンタ部5に送出される。
【0046】
上記構成において、画像処理部2内の制御部3はリーダ部1により得られた画像データに基づいて複数の部数のプリント出力を行うジョブを実行する場合にその最初の一部目のジョブ内容から後述するプロセススピードを切り替えるタイミングを判断する判断手段と、該判断手段により判断されたタイミングでプロセススピードを切り替えるように制御する制御手段とを構成している。
【0047】
本実施例においては、白黒の画像形成はプロセススピードPSbk=190mm/sで行い、コピー(orプリント)時のスループットは36cpmである。従って、画像形成のための画像TOP信号は、1.67secごとに発生し、このタイミングで画像形成処理が行われる。他方、フルカラーの画像形成はプロセススピードPSfc=117mm/sで行い、同様にコピー(orプリント)時のスループットは6cpmとなる。画像を形成するための画像TOP信号は、6cpmに対し各4色分を考慮すると、2.5secごとに発生することになる。なお、ここではコピー(orプリント)スタート時はデフォルトプロセススピードとして、白黒画像形時のプロセススピードPSbkで立ち上げるよう制御している。
【0048】
次に、本実施例のカラー複写機における、プロセススピードPSの切り替え時の処理について説明する。
【0049】
図3は白黒画像形成時のプロセススピードPSbkから、フルカラー画像形成時のプロセススピードPSfcへ、プロセススピードPSを切り替える際の一連の処理を示すタイミングチャートである。
【0050】
図3において、まず画像形成の基準となる画像TOP信号により、レーザ潜像を開始(図ではLTRサイズ=216mm分のレーザ露光として、216/PSbk=216/190=1.14sec)する。レーザ潜像が終了すると、スキャナモータを直ちにPSfc用のモータ速度(190mm/s→117mm/s)に変速する。レーザ潜像部分は、図2中の黒現像器205により現像され、中間転写体208上に一次転写された後、転写ベルト217との二次転写位置まで到達する時間分(=1.15sec=レーザONから二次転写位置間距離/PSbk)待ってから二次転写処理に入る。
【0051】
同時に、クリーニングローラ208でトナー極性と逆極性のバイアスをかけ、中間転写体上の残留トナーのクリーニングを開始する。このクリーニングは、LTRサイズ用紙後端の二次転写が終了した位置が、感光ドラムと中間転写体の当接位置まで行われ(=2.52sec=二次転写終了位置〜中間転写体当接位置/PSbk)、この位置からドラムを駆動するドラムモータの変速(PSbk→PSfc)を開始する。
【0052】
他方、二次転写によりトナー像を転写された用紙が、定着器から排紙される(=二次転写開始から2.52sec=二次転写位置〜定着排紙位置/PSbk)と、定着ローラ、転写ベルト、搬送ローラを駆動するメインモータの変速を行う。この一連のモータ変速処理が終了することで、フルカラー画像形成から白黒画像形成へのプロセススピード切り替え処理が全て終了し、次画像形成を開始する画像TOP信号により、白黒画像形成が開始可能となる。この場合、本実施例においては、画像TOP信号の間隔がクリーニングや一連のモータ変速処理等で約7.41sec必要となる。
【0053】
図4はフルカラー画像形成時のプロセススピードPSfcから、白黒画像形成時のプロセススピードPSbkへ、プロセススピードPSを切り替える際の一連の処理を示すタイミングチャートである。
【0054】
図4において、まず画像形成の基準となる画像TOP信号により、レーザ潜像を開始(図3と同様にLTRサイズ=216mm分のレーザ露光として、216/PSfc=216/117=1.85sec)する。レーザ潜像終了後、スキャナモータを直ちにPSbk用のモータ速度(117mm/s→190mm/s)に変速する。レーザ潜像部分は、図2中の黒現像器205により現像され、その後中間転写体208上に一次転写された後、転写ベルト217との二次転写位置まで到達する時間分(=1.85sec=レーザONから二次転写位置間距離/PSbk)待ってから二次転写処理に入る。
【0055】
同時に、クリーニングローラ208でトナー極性と逆極性のバイアスをかけ、中間転写体上の残留トナーのクリーニングを開始する。このクリーニングは、LTRサイズ用紙後端の二次転写が終了した位置が、感光ドラムと中間転写体の当接位置まで行われ(=4.10sec=二次転写終了位置〜中間転写体当接位置/PSfc)、この位置からドラムを駆動するドラムモータの変速(PSfc→PSbk)を開始する。
【0056】
他方、二次転写によりトナー像を転写された用紙が、定着後排紙される(=二次転写開始から4.70sec=二次転写位置〜定着排紙位置/PSfc)と、定着ローラ、転写ベルト、搬送ローラを駆動するメインモータの変速を行う。この一連のモータ変速処理が終了することで、白黒画像形成からフルカラー画像形成へのプロセススピード切り替え処理が全て終了し、次画像形成を開始する画像TOP信号により、フルカラー画像形成が開始可能となる。この場合、本実施例においては、画像TOP信号の間隔がクリーニングや一連のモータ変速処理等で約10.40sec必要となる。
【0057】
上述のように、プロセススピードPSを切り替える場合に、白黒画像からフルカラー(PSbk→PSfc)に切り替えるときは7.41secが、フルカラー画像から白黒画像(PSfc→PSbk)に切り替えるときは10.40sec分の時間が必要になる。
【0058】
本実施例においては、コピー(orプリント)開始時に、白黒画像形時のプロセススピードPSbkで立ち上げ、カラー画像形成を行う場合に、プロセススピードPSをPSbkからPSfcに切り替えるよう制御される。カラー画像形成を行う場合には、プロセススピードを必ずPSfcに落して画像を形成する必要があるが、白黒画像形成については、PSbk、PSfcのどちらのプロセススピードでも画像形成を行うことは可能である。
【0059】
従って、一旦プロセススピードPSをPSfcに落した後に、再び白黒画像形成を行う場合は、それ以降の画像形成モードによっては、プロセススピードPSをPSbkに上げずに、PSfcのまま白黒画像形成を行った方が、再度PSbkに上げるよりも生産性が高いケースも考えられる。
【0060】
例えば、PSfc→PSbkの切り替えに際し、最初の画像TOP間隔は、10.4secとなり、それ以降のTOP間隔は1.67secである。PSfcのまま白黒画像形成を行う場合には、画像TOP間隔は2.5secで、PSbkに上げることにより、白黒画像形成1枚ごとに0.83(=2.50−1.67)secずつ画像形成時間が短縮するから、最初の画像TOP間隔の差(10.40−2.50)分を取り戻すためには、白黒の画像が11枚(∵(10.40−2.50)/0.67≒9.5に最初の画像TOP分で+1)以上連続で続かないと、PSbkに上げても生産性が上がらないことになる。
【0061】
また、仮に11枚連続で白黒画像が続いた場合でも、その後にフルカラー画像を出力する場合は、プロセススピードPSをPSbk→PSfcに切り替える処理で、更に7.41secの時間を要するため、この差分(7.41−2.50)をさらに取り戻す必要があり、このケースでは白黒画像が18枚(∵((10.40−2.50)+(7.41−2.50))/0.83≒15.4に切り替え分の画TOP分+2)以上連続した後にフルカラー画像を出力するケースでないと、PSbkにプロセススピードPSを上げても生産性が上がらないことになる。つまり、一度プロセススピードPSを変更した場合に、同一ジョブ内で再度プロセススピードPSを切り替えない方が、生産性を考慮したときに有利となる場合が多いことになる。
【0062】
他方、ジョブの内容によっては、プロセススピードPSを落した後に、再度プロセススピードPSを上げた方が生産性が上がる場合も考えられる。例えば、上述のようにPSfc→PSbkにプロセススピードPSを上げた場合、その後でカラー画像形成を行う場合には、切り替えた後のジョブ内容で白黒画像が18枚以上連続すれば、PSbkに上げた方が生産性が上がることになる。また、その後にカラー画像形成を行わなければ、白黒画像が11枚以上連続すれば、同様にPSbkに上げた方が生産性が上がることになる。
【0063】
従って、ジョブの内容によってプロセススピードPSをジョブのどの位置で切り替えれば生産性を上げることができるか、プロセススピードPSの切り替えタイミングを、ジョブの内容が確定した時点で判断することで、プロセススピードPSの切り替えに処理による生産性の低下を起こさせることなく、生産性を上げる最適な方法を提供することができる。
【0064】
上記のように第1の実施例では、複数部のコピージョブにおいて、まず、最初の一部目の画像データを全て読み込んだ時点で、画像データが確定したとして、二部目以降のジョブに対し、プロセススピードPSの最適な切り替えタイミングを判別することで、生産性を上げる最適な方法を提供することを目的としている。
【0065】
また、全画像データを全て読み込んだ時点で出力処理を開始する構成においては、読み込んだ全画像データに対し、その全ジョブ内容からプロセススピードPSの最適な切り替えタイミングを判別することで、生産性を上げる最適な方法を提供することを目的としている。
【0066】
次に図5及び図6、図7を用い、第1の実施例におけるジョブ中のプロセススピードPSの切り替えタイミングを判別する、プロセススピード切り替え制御について説明する。
【0067】
図5及び図6はプロセススピード切り替えタイミングを判別するための、ジョブ内容を示す説明図である。
【0068】
なお図5及び図6において、黒三角形はPSbk→PSfcへプロセススピードPSをダウンさせる切り替えタイミングを、白三角形はPSfc→PSbkへプロセススピードPSをアップさせる切り替えタイミングを示している。
【0069】
図5は複数部数(本実施例では原稿27枚(=3枚目と23枚目がフルカラー画像で、それ以外は白黒画像)、置数3部とする)に関し、出力後フィニッシング処理を行うジョブ内容を示したものである。
【0070】
コピー動作を開始すると、図2の自動原稿給送装置101により、載置された原稿は、1枚ずつ原稿台ガラス面102上に給送され、順次画像データを読み取った後、1ページごとにハードディスクに画像データが記憶される。同時に、記憶された画像データをハードディスクから読み出しながら、コピー出力を開始する。
【0071】
図5において、コピー開始時はプロセススピードPSをPSbkで立ち上げているため、2枚目の白黒画像まではPSbkで画像形成を行う。3枚目はカラー画像のため、プロセススピードPSをPSfcに落した後は、再度プロセススピードPSを切り替えるタイミングが確定していないので、一部目の出力が終了するまでは再度プロセススピードPSの切り替えは行わず、PSfcのままで白黒画像及びフルカラー画像の形成を行う。
【0072】
最初の1部目のデータが全てハードディスク内に記憶された時点で、ジョブの内容が確定するため、この時点でジョブのどの位置でプロセススピードPSを切り替えるかを判別することになる。つまり2部目及び3部目の合計54画像分のデータに対し、その中のどこでプロセススピードPSを切り替えるかを判別する。
【0073】
一方、図6も図5と同様のジョブ内容であるが、図5においては最初の1部目の処理が、全原稿画像データを完全にハードディスク内に記憶するのを待たずに出力処理を開始するのに対し、図6は全画像データをハードディスクに記憶し終わるのを待って、出力処理を開始する点が異なる。
【0074】
従って、図5では2部目以降の画像データ(54画像分)に関してプロセススピード切り替え位置を判別するが、図6では1部目以降全データ(81画像分)に関してプロセススピード切り替え位置を判別できることになる。
【0075】
図7はプロセススピードPSの切り替え位置を判別(判断)する制御動作を示すフローチャートである。上述のように図5に示す2部目以降のジョブ(図6に示す全ジョブ)について、プロセススピードを切り替えるタイミングの判別制御を説明する。なお、本動作は図1の制御部3内のROMに格納されたプログラムに基づいて制御部3内のCPUの指示により実行される。
【0076】
まずステップS701で、画像の最初からの位置表すカウンタN(本実施例では、図5で1≦N≦54、図6で1≦N≦81)と、プロセススピードPSの切り替え位置を決めるためのカウンタ値Cをクリアする。例えば、N=1とすると、これは1枚目の画像の前でプロセススピードPSを切り替えることを意味する。
【0077】
ステップS702では、各画像データを1画像目から54(図6では1画像目から81)画像目まで順番に見ていくために、カウンタ値Nに1ずつプラスしていく。その画像データが白黒画像かどうかを判別し(ステップS703)、白黒画像の場合には、ステップS704で、現在のプロセススピードPSがPSbkであるかどうかを判別する。プロセススピードPSが既にPSbkの場合は、プロセススピードPSを切り替える必要がないため、ステップS705に進み、カウンタ値Cをクリアしたのち、ステップS719へ進む。
【0078】
プロセススピードPSがPSbkでない場合は、ステップS706でカウンタ値Cに1をプラスする。これはプロセススピードPSがPSfcの状態で、その後何枚分の白黒画像が連続するかをカウントするためのもので、このカウンタ値Cが所定値(本実施例では、先に述べたとおり、白黒画像のあとカラー画像を形成する場合α=18枚、白黒画像の後カラー画像を形成しない場合β=11枚とする。)以上であるかを判別し、その結果に基づきプロセススピードPSを切り替える位置を判別する。
【0079】
ステップS707では、ジョブの最後かどうかを判別し、ジョブの最後でない場合はステップS719へ進む。ジョブが最後の場合は、その後にカラー画像がこないことになるから、ステップS708でカウンタ値CがC≧β(=11)かどうかを判別する。カウンタ値CがC≧βのときは、白黒画像がβ枚以上連続し、しかもそのあとカラー画像がこないため、プロセススピードPSをPSfcからPSbkへ切り替えた方が生産性が上がることになる。従って、(N−C+1)の位置がプロセススピードPSをPSbkへ切り替えるタイミングと判断する。その後ステップS710でカウンタ値CをクリアしてステップS719へと進む。
【0080】
ステップS708でC<βと判別された場合は、白黒画像がβ枚数以上連続しないことから、プロセススピードPSをPSbkへ切り替えると、むしろ生産性が低下することになるため、プロセススピードPSを切り替えないと判断し、ステップS719へ進む(図5の黒三角形▲3▼、及び図6の黒三角形▲4▼の後の位置がこれに該当する。)。
【0081】
他方、ステップS703で白黒画像形成でない、すなわちカラー画像形成の場合は、まずステップS711で現在のプロセススピードPSがPSbkであるかどうかを判別する。プロセススピードPSがPSbkの場合は、カラー画像形成を行うためにプロセススピードPSをPSfcへ切り替える必要があるため、ステップS717にて、Nの位置がプロセススピードPSをPSfcへ切り替えるタイミングと判断する(図5及び図6の黒三角形▲1▼に相当する)。その後、ステップS718でカウンタ値Cをクリアして、ステップS719へ進む。
【0082】
現在のプロセススピードPSがPSbkでない場合、ステップS712でカウンタ値CがC≧α(=18)かどうかを判別する。C<αの場合は、カラー画像間にα以上の白黒画像がないため、プロセススピードPSをPSbkへ切り替えても生産性が低下してしまうので、ここではプロセスPSの切り替えは行わないと判断し、ステップS713でカウンタ値CをクリアしてからステップS719へ進む。
【0083】
C≧αの場合は、カラー画像間に白黒画像がα以上あることから、プロセススピードPSをPSbkへ切り替えた方が生産性が上がるため、ステップS714で、(N−C+1)の位置をプロセススピードPSをPSbkへ切り替えるタイミングと判断する(図5の白三角形▲1▼及び▲2▼、図6の白三角形▲1▼及び▲2▼、▲3▼に相当)。同様にN番目の位置がプロセススピードPSのPSbk→PSfcの切り替えタイミングになることから、ステップS715にて、Nの位置をプロセススピードPSをPSfcへ切り替えるタイミングと判断する(図5の黒三角形▲2▼及び▲3▼、図6の黒三角形▲2▼及び▲3▼、▲4▼に相当)。その後、ステップS716でカウンタ値Cをクリアした後、ステップS719へ進む。
【0084】
ステップS719では、全てのジョブが終了か否かの判断を行い、ジョブ終了の場合はプロセススピードPSの切り替えタイミングの判別処理を終了する。ジョブが継続する場合は、ステップS702に戻り、ジョブが終了する位置までステップS702からステップS719の処理を繰り返すことになる。
【0085】
(第2の実施例)
次に、第2の実施例を説明する。
【0086】
なお、装置の構成等は上記第1の実施例と同様であり、ここでの説明は省略する。上記第1の実施例では、コピージョブについてのプロセス切り替えタイミングの判別制御について説明したが、前述のケースではジョブ内容についての一連の判別(判断)制御等は、全て画像形成装置内の画像処理部内で実施している。本第2の実施例では、ホストコンピュータとプリントコントローラ、及び画像形成装置としてのプリンタとから成るシステムにおいて、前述の画像処理やジョブ内容からプロセス切り替えタイミングを判別する制御を、画像形成装置であるプリンタではなく、全てプリントコントローラ側で行うようにしたものである。
【0087】
図8は第2の実施例による画像形成システムの構成を示す概略図である。
この画像形成システム800は、ホストコンピュータ801と、プリントコントローラ(制御装置)802と、画像形成装置としてのプリンタ803とを含んでなる。本システム構成において、ホストコンピュータ801は、画像データをページ記述言語(PDL等)で記述された情報(以下、「PDLデータ」と言う)に変換し、それを接続ケーブルを介してプリントコントローラ802に対して送信する。
【0088】
プリントコントローラ(データ変換手段)802は、ホストコンピュータ801から送信されてきたPDLデータを解析し、それらをラスタ画像データに変換するラスタイメージ処理を行い、プリントコントローラ内のメモリ(記憶手段)に展開する。これらのメモリの展開された画像データは接続ケーブルを介して、図6に示すように順次プリンタ803へ送信され、プリンタ803にてプリント出力されることになる。従って、上記第1の実施例で説明した図7のフローチャートに従った制御は、全てプリントコントローラ802側で行うことにより、生産性を上げる最適な方法を提供することができる。
【0089】
(第3の実施例)
次に、第3の実施例を説明する。
【0090】
本第3の実施例においては、前述の第1の実施例、第2の実施例において、コピー(orプリント)出力中に、画像形成動作が中断する場合において、そのリカバリー処理に関するものである。
【0091】
例えば、用紙なし、トナーなし、定着オイルなし等、緊急に出力中のジョブを停止させる要因が発生した場合に、その残りのジョブに対し、出力枚数やプロセススピードPSの切り替え位置が、予め決定していた条件と異なるため、当初のタイミングで切り替えることができなくなる。従って、残りのリカバリージョブに対し、再度プロセススピードPSの切り替え位置を判別する必要が生じる。
【0092】
この場合、残りの全ジョブに対し、図7に示したフローチャートに従ったプロセススピードPSの切り替えタイミング制御を再編成するように制御される。このように制御することで、仮にコピー(orプリント)出力中に、画像形成動作の中断が発生する場合でも、そのリカバリーにおいて残りのジョブ内容からプロセススピードを切り替えるタイミングを再度判別することで、生産性を上げる最適な方法を提供することができる。
【0093】
(第4の実施例)
次に第4の実施例を説明する。
【0094】
なお、装置の構成等は上記第1の実施例と同様であり、ここでの説明は省略する。
【0095】
図9は第4の実施例によるプロセススピードPSの切り替え制御動作を示すフローチャートである。この制御においては、上記第1の実施例で簡単に説明した、同一ジョブにおいて、プロセススピードPSを切り替えた場合に、再度プロセススピードPSを切り替えることはせずに、生産性の低下を防ぐものである。
【0096】
図9において、コピー(orプリント)ジョブがスタートすると、ステップS901で、まずプロセススピードPSを、白黒画像形成用のプロセススピードPSbk(=190mm/s)として各モータ(スキャナモータ、ドラムモータ、メインモータ等)を立ち上げる。
【0097】
次にカラー画像形成か否かを判別(判断)し(ステップS902)、カラー画像形成であるときには、ステップS906にて現在のプロセススピードPSがPS=PSbkであるかを判別する。
【0098】
プロセススピードPSがPS=PSbkの場合、そのままのPSbkのプロセススピードではフルカラー画像形成はできないため、ステップS908でプロセススピードPSを、PSbkからフルカラー画像形成用のプロセススピードPSfcに切り替えてから、PS=PSfcで画像形成を行い(ステップS909)、ステップS910へ進む。
【0099】
また、ステップS906で現在のプロセススピードPSがPS=PSbkでないと判別した場合には、プロセススピードはPS=PSfcであるから、そのままPSfcのプロセススピードでカラー画像形成を行い(ステップS907)、ステップS910へ進む。
【0100】
他方、ステップS902で、カラー画像形成でないと判別された場合、ステップS903にて、現在のプロセススピードPSが、PS=PSbkかどうかを判別する。コピー(orプリント)開始時には、ステップS901において、PS=PSbkで立ち上げているので、ステップS908でカラー画像形成時のプロセススピードPSfcに切り替えていなければ、現在のプロセススピードPSはPSbkのままである。
【0101】
この場合、ステップS904でプロセススピードPSをPS=PSbkで白黒画像形成を行い、ステップS910へ進む。プロセススピードPSを一度でもPSfcに切り替えていれば、この時点でのプロセススピードPSはPS=PSfcのはずである。従って、この場合プロセススピードPSを既に切り替えているため、再度プロセススピードPSをPS=PSbkに切り替えることはせずに、PSfcのままで白黒画像形成を行い(ステップS905)、ステップS910に進む。
【0102】
ステップS904,S905,S907,S909でそれぞれ白黒、カラー画像形成を行った後は、ステップS910にてジョブが終了か否かの判断を行い、ジョブ終了の場合は後回転などの処理を行ってコピー(orプリント)ジョブが終了するが、ジョブが継続する場合には、ステップS902に戻り、以下ステップS902からステップS910の処理を繰り返すことになる。
【0103】
(第5の実施例)
次に、第5の実施例を説明する。
【0104】
なお、装置の構成等は上記第4の実施例と同様であり、ここでの説明は省略する。
【0105】
上記第4の実施例においては、コピー(orプリント)開始時はデフォルトのプロセススピードとして、白黒画像形成時のプロセススピードPSbk(=190mm/s)で立ち上げているが、本実施例では、色モードが確定した時点でそれに対応したプロセススピードを選択し、そのプロセススピードで立ち上げるよう制御している。
【0106】
図10は第5の実施例によるプロセススピードPSの切り替え制御動作を示すフローチャートである。この制御においては、上記第1の実施例で簡単に説明した、同一ジョブにおいて、プロセススピードPSを上げることはせずに、生産性の低下を防ぐものである。
【0107】
図10において、コピー(orプリント)ジョブがスタートすると、ステップS1001で、まずプロセススピード切り替え制御用のフラグPSflgをクリアする。次にカラー画像形成か否かを判別し(ステップS1002)、カラー画像形成であるときは、ステップS1011にてジョブの最初かどうかを判別する。ジョブの最初の場合、プロセススピードPSをカラー画像形成用のプロセススピードPS=PSfc(=117mm/s)として各モータ(スキャナモータ、ドラムモータ、メインモータ等)を立ち上げ、カラー画像形成を行い(ステップS1012)、ステップS1017へ進む。
【0108】
ジョブの最初でないときには、ステップS1013で現在のプロセススピードPSがPS=PSbkであるかを判別し、プロセススピードPSがPS=PSbkの場合、そのままのPSbkのプロセススピードではフルカラー画像形成はできないため、ステップS1014でプロセススピードPSをPSbkからフルカラー画像形成用のプロセススピードPSfcに切り替える。次にステップS1015でプロセススピード切り替え制御用のフラグPSflgをONにした後、PS=PSfcで画像形成を行い(ステップS1016)、ステップS1017へ進む。
【0109】
ステップS1013で、現在のプロセススピードPSがPS=PSbkでないと判別した場合は、プロセススピードPS=PSfcであるから、そのままPSfcのプロセススピードでカラー画像形成を行い(ステップS1016)、ステップS1017へ進む。
【0110】
他方、ステップS1002で、カラー画像形成でないと判別された場合、ステップS1003にてジョブの最初かどうかを判別する。ジョブの最初の場合、プロセススピードPSを白黒画像形成用のプロセススピードPS=PSbk(=190mm/s)として各モータ(スキャナモータ、ドラムモータ、メインモータ等)を立ち上げ、白黒画像形成を行い(ステップS1010)、ステップS1017へ進む。ジョブの最初でないときは、ステップS1004で現在のプロセススピードPS=PSbkであるかを判別し、PS=PSbkである場合は、そのままPSbkのプロセススピードで白黒画像形成を行い(ステップS1005)、ステップS1017へ進む。ステップS1004で、PS=PSbkでないと判別された場合は、次にプロセススピード切り替え制御用のフラグがONかどうかを判別する(ステップS1006)。
【0111】
このプロセススピード切り替え制御用のフラグPSflgは、ステップS1015でプロセススピードPSをPSbkからPSfcへ落した場合にのみONになるため、プロセススピードPSが最初からPSfcの場合には該当しない。つまり、プロセススピードPSを落していないときはこのフラグPSflgはONしていないためステップS908でプロセススピードPSをPSfcからPSbkへ上げて、PS=PSbkで画像形成を行い(ステップS1009)、ステップS1017へ進む。
【0112】
他方、プロセススピード切り替え制御用のフラグPSflgがONしている場合は、プロセススピードPSをPS=PSbkに切り替えることはせずに、PSfcのままで白黒画像形成を行い(ステップS1007)、ステップS1017へ進む。
【0113】
ステップS1005,S1007,S1009,S1012,S1016でそれぞれ白黒、カラー画像形成を行った後は、ステップS1017にてジョブが終了か否かの判断を行い、ジョブの終了の場合は後回転などの処理を行ってコピー(orプリント)ジョブを終了するが、ジョブが継続する場合は、ステップS1002に戻り、以下ステップS1002からステップS1016の処理を繰り返すことになる。
【0114】
以上のように、複数のプロセススピードを有する画像形成装置において、プロセススピードを切り替える際のクリーニングや一連のモータ変速処理に要する時間に関し、一旦プロセススピードを落した後に、それ以降の画像形成モードによって、プロセススピードを上げた方が生産性が高くなる場合や、あるいは、落したままのプロセススピードで画像形成を行った方が、再度プロセススピードを上げるよりも生産性が高い場合も考えられ、上記第1の実施例では、出力部数が複数部のジョブにおいて、最初の一部目のジョブ内容からプロセススピードを切り替えるタイミングを判別することで、プロセススピードを切り替えた場合と、切り替えない場合とで生産性を上げることができる。
【0115】
また、画像形成を行う全画像データを読み取って、ハードディスク(記憶手段)に全画像データを格納した後出力を開始する画像形成装置においては、ハードディスクに記憶された全画像データの内容からプロセススピードを切り替えるタイミングを判別することで、プロセススピードを切り替えた場合と、切り替えない場合とで生産性を上げることができる。
【0116】
また、上記第2の実施例では、ホストコンピュータとプリントコントローラ、及びプリンタとから成るシステムにおいて、前述の画像処理やジョブ内容からプロセス切り替えタイミングを判別する制御を、画像形成装置であるプリンタではなく、全てプリントコントローラ側で行い、全画像データの内容からプロセススピードを切り替えるタイミングを判別することで、プロセススピードを切り替えた場合と、切り替えない場合とで生産性を上げることができる。
【0117】
また、上記第3の実施例では、上記第1,2の実施例において、コピー(orプリント)出力中に、用紙なし、トナーなし、定着オイルなし等、緊急に出力中のジョブを停止させる要因が発生して画像形成動作が中断する場合でも、そのリカバリーにおいて、残りのジョブ内容からプロセススピードを切り替えるタイミングを再度判別することで、生産性を上げることができる。
【0118】
また、上記第4の実施例では、同一のジョブにおいて、プロセススピードを切り替えた場合に、再度プロセススピードを切り替えることはせずに、プロセススピード切り替え処理に要する時間を最小限にとどめ、生産性の低下を防ぐことができる。
【0119】
また、上記第5の実施例では、同一のジョブにおいて、プロセススピードを落した場合に、再度プロセススピードを上げることはせずに、プロセススピード切り替え処理に要する時間を最小限にとどめ、生産性の低下を防ぐことができる。
【0120】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0121】
また、本発明は、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても実施することができる。
【0122】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0123】
プログラムコードを供給するための媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0124】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施例の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーションシステム)などが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれる。
【0125】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続ざれた機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施例の機能が実現される場合も含まれる。
【0126】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになる。
【0127】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、白黒画像とカラー画像とでそのプロセススピードを変える場合、特に白黒、カラー画像の混交出力を行う場合に、プロセススピードの切り替え処理による、生産性の低下を起こさせることなく、生産性を上げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の構成を示すブロック図
【図2】 第1の実施例によるデジタルカラー複写機の構造を示す断面図
【図3】 第1の実施例による白黒画像形成からフルカラー画像形成へプロセススピードを切り替える際の処理を示すタイミングチャート
【図4】 第1の実施例によるフルカラー画像形成から白黒画像形成へプロセススピードを切り替える際の処理を示すタイミングチャート
【図5】 第1の実施例によるプロセススピード切り替えタイミングを判別するためのジョブ内容を示す説明図
【図6】 第1の実施例によるプロセススピード切り替えタイミングを判別するためのジョブ内容を示す説明図
【図7】 第1の実施例によるプロセススピードの切り替え制御動作を示すフローチャート
【図8】 第2の実施例による画像形成システムの構成を示す図
【図9】 第4の実施例によるプロセススピードの切り替え制御動作を示すフローチャート
【図10】 第5の実施例によるプロセススピードの切り替え制御動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 リーダ部
2 画像処理部
3 制御部(判断手段,制御手段)
4 ハードディスク(記憶手段)
5 プリンタ部
801 ホストコンピュータ
802 プリントコントローラ(制御装置,データ変換手段)
803 プリンタ

Claims (17)

  1. 画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置であって、複数の部数のプリント出力を行うジョブを実行する場合にその最初の一部目のジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断する判断手段と、該判断手段により判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御する制御手段とを有し、
    該判断手段は画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときのリカバリー処理において、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. 読み取った画像データに基づいて画像形成を行い、画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置であって、該読み取った画像データを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された画像形成を行う全画像データのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断する判断手段と、該判断手段により判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御する制御手段とを有し、
    該判断手段は画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときのリカバリー処理において、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断することを特徴とする画像形成装置。
  3. 画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置であって、任意のプリントジョブを実行する場合にそのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断する判断手段と、該判断手段により判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御する制御手段とを有し、
    該判断手段は画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときのリカバリー処理において、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、
    該制御手段はプリントジョブ中に前記プロセススピードを切り替えた場合には同一ジョブ内では再度プロセススピードを切り替えないように制御することを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置であって、任意のプリントジョブを実行する場合にそのジョブ内容に応じて前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断する判断手段と、該判断手段により判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御する制御手段とを有し、
    該判断手段は画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときのリカバリー処理において、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、
    該制御手段はプリントジョブ中に前記プロセススピードを落した場合には同一ジョブ内ではプロセススピードを上げないように制御することを特徴とする画像形成装置。
  5. プロセススピードはフルカラー画像形成時用と白黒画像形成時用とで異なることを特徴とする請求項1ないし4何れか記載の画像形成装置。
  6. プロセススピードはフルカラー画像形成時用のプロセススピードより白黒画像形成時用のプロセススピードのほうが速いことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 画像データの出力を依頼する任意のホストコンピュータと、該ホストコンピュータからの画像データをプリント出力し、画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置と、該画像形成装置でのプリント出力を制御する制御装置とを含む画像処理システムであって、前記制御装置に、前記ホストコンピュータから送信されるページ記述言語で記述された画像データを翻訳し、ラスタ画像データに変換するデータ変換手段と、該データ変換手段によりデータ変換された画像形成を行う全画像データのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断する判断手段とを備え、
    前記制御装置は該判断手段により判断されたタイミングで前記画像形成装置のプロセススピードを切り替えるように制御し、
    該判断手段は、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときのリカバリー処理において、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断することを特徴とする画像処理システム。
  8. プロセススピードはフルカラー画像形成時用と白黒画像形成時用とで異なることを特徴とする請求項記載の画像処理システム。
  9. プロセススピードはフルカラー画像形成時用のプロセススピードより白黒画像形成時用のプロセススピードのほうが速いことを特徴とする請求項記載の画像処理システム。
  10. 画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置の制御方法であって、複数の部数のプリント出力を行うジョブを実行する場合にその最初の一部目のジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  11. 読み取った画像データに基づいて画像形成を行い、画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置の制御方法であって、該読み取った画像データを記憶し、該記憶された画像形成を行う全画像データのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  12. 画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置の制御方法であって、任意のプリントジョブを実行する場合にそのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、プリントジョブ中に前記プロセススピードを切り替えた場合には同一ジョブ内では再度プロセススピードを切り替えないように制御することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  13. 画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置の制御方法であって、任意のプリントジョブを実行する場合にそのジョブ内容に応じて前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、プリントジョブ中に前記プロセススピードを落した場合には同一ジョブ内ではプロセススピードを上げないように制御することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  14. 画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置により、複数の部数のプリント出力を行うジョブを実行する場合にその最初の一部目のジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断することを実現させるためのプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  15. 読み取った画像データに基づいて画像形成を行い、画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置により、該読み取った画像データを記憶し、該記憶された画像形成を行う全画像データのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断することを実現させるためのプログラムを格納したこと特徴とする記憶媒体。
  16. 画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置により、任意のプリントジョブを実行する場合にそのジョブ内容から前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、プリントジョブ中に前記プロセススピードを切り替えた場合には同一ジョブ内では再度プロセススピードを切り替えないように制御することを実現させるためのプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  17. 画像を形成するプロセススピードを切り替え可能な画像形成装置により、任意のプリントジョブを実行する場合にそのジョブ内容に応じて前記プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、該判断されたタイミングで前記プロセススピードを切り替えるように制御するとともに、画像形成処理の途中で画像形成動作が中断したときは、残りのジョブ内容から再度プロセススピードを切り替えるタイミングを判断し、プリントジョブ中に前記プロセススピードを落した場合には同一ジョブ内ではプロセススピードを上げないように制御することを実現させるためのプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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