JP2005224896A - 搬送装置,搬送装置の搬送加速度決定方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

搬送装置,搬送装置の搬送加速度決定方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 搬送部によって搬送される対象物の状態に基づいて、その旋回動作を適切に設定することができる搬送装置を提供する。
【解決手段】 マスタCPUは、マガジンモータによって駆動され、工具を旋回運動させて所定の位置へ搬送する工具マガジンのイナーシャを推定し(ステップS3)、推定したイナーシャとマガジンモータの最大出力トルクTmaxとに基づいて、工具マガジンの最大旋回角加速度Amaxを決定する(ステップS4〜S7)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、搬送対象物を旋回運動により搬送するための搬送部を備えてなる搬送装置、及びその搬送装置の搬送加速度決定方法、並びに前記搬送装置を制御対象とするコンピュータのプログラムに関する。
特許文献1には、工作機械によって使用される工具を旋回運動により搬送する装置について、その搬送速度を工具の重量モーメントに応じて適切に変化させるようにした技術が開示されている。
特開平3−60941号公報
しかしながら、本来、重量モーメントは加速度に対して影響を及ぼすものであるから、重量モーメントに応じて搬送速度を決定すると、ある程度の妥当性を有するとしても、必ずしも最適な搬送速度が得られるとは限らない。
また、搬送速度が高速に設定されるようになると、その速度を維持するよりも、その速度に達するまでに与える加速度を得るため、より大きなモータの出力トルクが必要となってくる(図6参照)。従って、装置の設計段階においてモータを選定する場合は、搬送部について想定される最大イナーシャに対して、要求される回転加速度が得られる出力トルク特性を備えたモータを選定するようにしていた。その結果、一般的な使用状況においては不必要な大きさとなるモータを選定してしまう場合もあり、コストアップすると共に装置全体が大型化する要因となっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、搬送部によって搬送される対象物の状態に基づいて、その旋回動作を適切に設定することができる搬送装置、及びその搬送装置の加速度決定方法、並びに前記搬送装置を制御対象とするコンピュータのプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の搬送装置は、モータによって駆動され、搬送対象物を旋回運動させて所定の位置へ搬送する搬送部と、
この搬送部のイナーシャを推定するイナーシャ推定手段と、
このイナーシャ推定手段によって推定されるイナーシャと前記モータの最大出力トルクとに基づいて、前記搬送部の最大旋回角加速度を決定する加速度決定手段とを備えたことを特徴とする。
斯様に構成すれば、搬送部の最大旋回角加速度は、搬送部が実際に搬送を行う対象物の状態とモータの仕様に応じて適切に決定されるので、その加速度によって搬送部の搬送速度が所定値に達するまでの時間をより短くすることができ、モータ及び搬送部を含む駆動系の制御応答性を最大に向上させることができる。
この場合、請求項2乃至4に記載したように、前記イナーシャ推定手段を、旋回運動における前記搬送対象物の自転がイナーシャに寄与する分を無視して推定するように(請求項2)、また、前記自転がイナーシャに寄与する分が一定であるとみなして推定するように(請求項3)、或いは、前記自転がイナーシャに寄与する分を、近似式を用いて推定するように(請求項4)構成すると良い。斯様に構成すれば、搬送部のイナーシャを、現実的に影響を与えない範囲で簡単に推定することができる。
また、請求項5に記載したように、前記加速度決定手段を、最大旋回角加速度を、前記搬送部が構造的に許容する最大値を下回るように決定する構成にすると良く、斯様に構成すれば、駆動系の機構限界を超えるような加速度を設定することは回避される。
更に、請求項6に記載したように、前記搬送部を、前記搬送対象物を工具とし、工具マガジンに保持されている複数の工具のうち何れか1つを、工作機械の主軸の先端部に付け替えるように旋回可能であり、且つ、前記工具マガジンと前記主軸との間に配置される工具交換装置を構成するものに適用すると良い。斯様に構成すれば、工具交換装置の最大旋回角加速度を適切に設定することで、工具交換に要する時間を短縮することができる。
また、請求項7に記載したように、前記搬送部を、前記搬送対象物を工具とし、鉛直方向に対して傾斜する回転軸を有し、複数の工具を旋回させて搬送する構成に適用しても良い。即ち、斯様な構成においては、搬送部によって搬送される工具の重量に応じてイナーシャが変化する。また、回転軸が鉛直方向に対して傾斜しているため、工具を搬送する場合には傾斜に応じた重力も作用することになる。従って、本発明を適用すれば、そのような前提条件に基づいて最大旋回角加速度を適切に設定することができる。
この場合、請求項8に記載したように、前記加速度決定手段を、前記イナーシャと前記最大出力トルクとに基づいて求めた値に、所定のマージンを持たせて最大旋回角加速度を決定するように構成すると良い。斯様に構成すれば、回転軸の傾斜に応じて作用する重力の影響を考慮して最大旋回角加速度を適切に設定することができる。
また、請求項9に記載したように、前記加速度決定手段を、前記搬送部に保持されている複数の工具の分布状態を検出し、前記分布状態に応じて、前記搬送部が起動又は停止する場合に作用するアンバランストルクを算出し、前記最大出力トルクに前記アンバランストルクを加減した結果に基づいて、最大旋回角加速度を決定するように構成することが好ましい。
即ち、工具マガジンにおいて保持される複数の工具は、一般に夫々の重量が異なり、また、工作機械が加工動作を行なう場合その内の1つは主軸に取り付けられるため、工具マガジンにおける工具の分布状態はアンバランスとなっている。そして、搬送部の回転軸が傾斜しているため、搬送部が起動又は停止する場合は保持されている工具の分布状態に応じたアンバランストルクが作用する。従って、そのアンバランストルクを最大出力トルクに加減すれば、実際に使用する工具の配置状態が搬送部の旋回運動に及ぼす影響を考慮して最大旋回角加速度を決定することができる。
この場合、請求項10に記載したように、前記加速度決定手段によって算出されたアンバランストルクが許容範囲を超えている場合、報知動作を行なうように構成すれば、その状態のまま搬送動作が継続されることを防止して、工具の分布バランスを適正化する作業の実施を促すことができる。
本発明によれば、搬送部の最大旋回角加速度がより適切に決定されるので、搬送部の搬送速度が所定値に達するまでの時間をより短くすることができる。従って、モータ及び搬送部を含む駆動系の制御応答性を最大に向上させることができ、搬送処理時間を短縮して効率を向上させることができる。また、モータの出力特性を最大に発揮させることができるので、不必要に大型となるモータを選定することを回避できる。
(第1実施例)
以下、本発明を、タレット型マガジンを備えてなる工具交換装置に適用した場合の第1実施例について図1乃至図3を参照して説明する。尚、本実施例における工具交換装置の構造は、例えば特公平7−80109号公報に開示されているものと同様であり、以下では、本発明の要旨に係る部分のみを説明する。
図2(a)は、工具交換装置に組み込まれている工具マガジン(搬送部)1を取り出して示す斜視図である。工具マガジン1は、概ね円盤型のマガジンベース2の外周部に複数本のグリップアーム3が放射状に取り付けられている。図4に示すように、グリップアーム3の先端部には、下端側に工具が装着されている工具ホルダ(搬送対象物)4の上端側を挟持するためU字状の保持部5が形成されており、保持部5の内側先端部両側には、内蔵されているコイルばねによって内側に向けて付勢されている支持ピンが配置されている。そして、支持ピンが工具ホルダ4側に設けられている溝(何れも図示せず)に挿入されることで、工具ホルダ4を保持するようになっている。
そして、マガジンベース2は、その中心がマガジンモータ27(図3参照)の回転軸に結合されて回転駆動されるようになっているが、その回転軸は、図2(b)に示すように、水平に対して仰角側に18度傾斜している。尚、以降においては工具と工具ホルダとは実質的に一体と見なすことになるため、工具4と称することにする。
図3は、工具交換装置を含む工作機械を数値制御する数値制御装置(イナーシャ推定手段,加速度決定手段)10の電気的構成を示す機能ブロック図である。数値制御装置10は、制御全体を司るマスタCPU11,ワーク加工や工具交換を司るスレーブCPU12を中心にとして構成されている。
マスタCPU11には、制御装置自体を動作させるプログラムや定数等を格納するマスタ部ROM13と、ワーク加工プログラム(数値制御プログラム,コンピュータプログラム)14を格納したり、制御実行中の変数やフラグ等を一時記憶するマスタ部RAM15とが接続されている。スレーブCPU12には、ワーク加工のためのモータ駆動プログラムや定数等を格納するスレーブ部ROM16と、ワーク加工制御実行中の変数,フラグ等を一時記憶するスレーブ部RAM17とが接続されている。
マスタCPU11とスレーブCPU12との間には、マスタCPU11からスレーブCPU12への指令或はその逆方向の情報等が格納されるC(Common)RAM18が接続されている。CRAM18は、マスタCPU11及びスレーブCPU12の双方から情報が書き込まれ或は参照される。
また、マスタCPU11には、加工プログラム等を作成・入力するキーや、一連の加工処理を開始させるための起動スイッチや、加工プログラムの各ステップの処理を確認などのため個別に実施可能とする手動用スイッチ等のスイッチ部19と、キーボード20と、加工プラグラム等を表示して参照するためのCRT(Cathode Ray Tube)21とが接続されている。
スレーブCPU12は、X軸モータ22,Y軸モータ23,ワークテーブルを旋回させるテーブル旋回モータ24に接続されており、これらに制御信号を送出してワークの被加工面等を変更する。更に、スレーブCPU12は、上下動(Z軸)モータ25及び主軸モータ26に接続されており、それらに制御信号を送出し、被加工面,被加工位置を決定されたワークに対して所定の工具4による加工を実行する。
また、スレーブCPU12は、加工工程中に必要に応じてマガジンモータ27並びに工具交換モータ28に制御信号を送出し、工具交換を実行する。これら、スレーブCPU12の実行するワーク加工制御,工具交換制御は、マスタCPU11からの指示に基づいて実行される。
マスタCPU11は、キーボード20から入力されてマスタ部RAM15に格納された加工プログラム14を1動作分ずつ読み込み、ワーク加工に関する情報であればCRAM18に書き込む。スレーブCPU12は、この書き込まれた情報を読み出してワーク加工制御を実行する。また、マスタ部RAM15には、工具マガジン1に関するデータ、及びその工具マガジン1にセットされている各工具4に関するデータもユーザにより入力されて記憶されている。
図1は、マスタCPU11が行う、工具マガジン1の最大旋回角加速度を算出する処理の流れを示すフローチャートである。尚、この処理は、ワーク加工プログラム14の一部として組み込まれている処理である。マスタCPU11は、先ず、マスタ部RAM15より工具マガジン1にセットされている各工具4の質量m及び工具長Lのデータを読み出すと(ステップS1)、次に、工具4の重心位置を算出する(ステップS2)。ここでの重心位置の算出は、工具長Lから重心の公転半径rを推定することで行うが、その推定には近似式を使用する。例えば、マガジンベース2の回転中心から、グリップアーム3における工具の保持位置までの半径をr0とすると、工具4の重心公転半径rは、例えば
r=r0+L/2 ・・・(1)
で近似することができる。
次に、マスタCPU11は、マガジン1の総イナーシャIを推定する(ステップS3,イナーシャ推定手段)。即ち、総イナーシャIは、工具がついていないマガジンのイナーシャをI0,工具の重心周りのイナーシャをI1とすると、次式で表される。
I=I0+I1+m・r2 ・・・(2)
ここで、「工具の重心周りのイナーシャI1」については、例えば、近似式
I1=m(D2/16+L2/12) ・・・(3)
等を用いる。尚、Dは、工具を円筒とみなした時の直径である。実際には、各工具についてのDの値は異なるが、代表値(例えば、D=0.03m)によって近似することも考えられる。
続いて、マスタCPU11は、マスタ部RAM15よりマガジンモータ27の仕様で定まる最大トルクTmaxのデータを読み出すと(ステップS4)、マガジン1の最大角加速度Amaxを算出する(ステップS5)。ここで、最大トルクTmaxは非駆動軸換算のトルクとし、具体的には、マガジンベース2の旋回軸で発生可能なトルクとする。また、最大角加速度Amaxは(4)式で算出される。
Amax=Tmax/I ・・・(4)
そして、マスタCPU11は、工具マガジン1の機構的限界である角加速度Alimitをマスタ部RAM15より読み出して、ステップS5で算出した最大角加速度Amaxとの大小関係を比較する(ステップS6)。そして、Amax≦Alimitであれば(「NO」)最大角加速度Amaxを工具マガジン1の最大加速度として決定し、マスタ部RAM15に書き込んで記憶させる(ステップS8)。
すると、以降に行われる被工作物の加工処理において主軸の工具交換が行われる場合、スレーブCPU12は、マガジンモータ27、即ちマガジンベース2を最大角加速度Amaxで回転させることで、グリップアーム3に保持されている工具4の何れかを交換対象として選択するようになる。
一方、ステップS6において、Amax>Alimitであれば(「YES」)、限界角加速度Alimitを工具マガジン1の最大角加速度として決定し、マスタ部RAM15に書き込んで記憶させる(ステップS7)。即ち、限界角加速度Alimitを超えてマガジンベース2を旋回させると機構部が損傷するおそれがあり、そのような事態を回避するためである。尚、ステップS5〜S8は加速度決定手段に対応する。
また、図1のフローチャートは、例えば、数値制御装置10に対して、工具マガジン1に搭載配置した工具4の登録データを変更した場合に行ったり、或いは、登録データを変更した後、最初に工作機械に対する数値制御を行う場合に実行すれば良い。
以上のように本実施例によれば、マスタCPU11は、マガジンモータ27によって駆動され、工具4を旋回運動させて所定の位置へ搬送する工具マガジン1の総イナーシャIを推定し、推定した総イナーシャIとマガジンモータ27の最大出力トルクTmaxとに基づいて、工具マガジン1の最大旋回角加速度Amaxを決定するようにした。
従って、その最大旋回角加速度Amaxは、工具マガジン1が実際に搬送を行う工具4の配置状態とマガジンモータ27の仕様に応じて適切に決定されるので、その加速度によって工具マガジン1の搬送速度が所定値に達するまでの時間をより短くすることができ、工具マガジン1の制御応答性を最大に向上させることができる。そして、マガジンモータ27の出力特性を最大に発揮させることができるので、設計段階において不必要に大型となるモータを選定してしまうことを回避できる。
また、マスタCPU11は、工具マガジン1が旋回する場合に、工具4の自転がイナーシャに寄与する分を近似式を用いて推定するので、工具マガジン1の総イナーシャIを、現実的に影響を与えない範囲で簡単に推定することができる。更に、マスタCPU11は、最大旋回角加速度Amaxを、工具マガジン1が構造的に許容する最大値Alimitを下回るように決定するので、駆動系の機構限界を超えるような加速度を設定することは回避される。
(第2実施例)
図4及び図5は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例では、数値制御装置10のマスタCPU11は、工具マガジン1に配置されている工具4の分布状態も考慮して、最大旋回角加速度Amaxを決定する。
図4は、マガジンベース2が旋回する場合に、工具4の分布バランスが及ぼす影響を説明するものである。図4中下方が、重力が作用する方向となる。図4(a)に示すように、マガジンベース2において(A)の位置にある工具4を工具交換のため(B)の位置まで移動させるとすると、位置(A)の近傍は旋回運動の加速域となり、位置(B)の近傍は旋回運動の減速域となる。そして、両者の間は定速域となる。
また、図4(b)に示すように、工具4が位置(A)にある場合に、マガジンベース2において発生しているアンバランス位置(即ち、工具4の分布バランスが大きく変化している位置)が(C)にあるとすれば、工具4が位置(B)に移動されると、アンバランス位置は(D)に移動することになる。そして、マガジンベース2を旋回させるため、加速する際に必要なトルクと減速する際に必要なトルクとは異なり、また、移動対象工具4の初期位置と移動目標位置との夫々に応じて、アンバランス位置が何処に存在するかにより必要なトルクも異なる。尚、図4においては、アンバランスが発生していることを視覚的には表現していない。
そこで、第2実施例では以下のように処理を行なう。フローチャートを示す図5において、マスタCPU11は、第1実施例と同様にステップS1〜S4を実行すると、マガジンベース2における工具4のアンバランス量及びアンバランス位置を算出する(ステップS11)。
即ち、マスタCPU11は、マスタRAM15に記憶されている工具4の情報やその時点におけるマガジンベース2の回転位置、また、現在主軸に取り付けられて使用されている工具4などの情報から、各工具4の重量やマガジンベース2における工具4の配置分布状態を把握する。そして、マガジンベース2の回転軸の傾斜角なども加味した上で、それらに基づいてアンバランス量及びアンバランス位置を算出する。
続いて、マスタCPU11は、アンバランストルクT0を算出する(ステップS12)。アンバランストルクT0は、ステップS11で算出したアンバランス量及びアンバランス位置と、マガジンベース2の回転方向並びに移動対象工具の移動量などに基づいて算出する。それから、そのアンバランストルクT0が、予め定めた許容範囲内か否かを判断する(ステップS13)。
ステップS13において、アンバランストルクT0が許容範囲内であれば(「YES」)、マスタCPU11は、有効駆動トルクTを算出する(ステップS14)。一方、アンバランストルクT0が許容範囲を超えていると(ステップS13,「NO」)、マスタCPU11は、例えばCRT21に「アンバランス異常」のメッセージを表示させて処理を中止し、作業者に対して工具配置の修正を促す(ステップS15)。
ステップS14において、マスタCPU11は、有効駆動トルクTを次式により算出する。
T=Tmax±T0 ・・・(5)
(5)式において、アンバランストルクT0を加えるか/減じるか、については、マガジンベース2の起動時又は停止時の駆動トルク方向(旋回方向)に対して、アンバランストルクT0の作用方向が同じであれば加え、その作用方向が逆であれば減じるようにする。即ち、前者の場合はより大きな旋回角加速度を出力可能な状態にあり、後者の場合は旋回角加速度をより小さく設定する必要があるからである。以降は、第1実施例と同様に、ステップS5〜S8を実行する。尚、それらのステップS5〜S8に、ステップS11,S12,S14を加えたものが、加速度決定手段に対応する。
以上のように第2実施例によれば、鉛直方向に対して傾斜する回転軸を有し、複数の工具4を旋回させて搬送する工具マガジン1について、マスタCPU11は、保持されている複数の工具4の分布状態を検出し、その分布状態に応じてマガジンベース2が起動又は停止する場合に作用するアンバランストルクT0を算出し、最大出力トルクTmaxにアンバランストルクT0を加減した結果に基づいて最大旋回角加速度Amaxを決定するようにした。従って、実際に使用する工具4の配置状態がマガジンベース2の旋回運動に及ぼす影響を考慮して、最大旋回角加速度Amaxを決定することができる。
また、マスタCPU11は、算出したアンバランストルクT0が許容範囲を超えている場合、CRT21に「アンバランス異常」のメッセージを表示させて報知動作を行なうので、その状態のまま搬送動作が継続されることを防止して、工具4の分布バランスを適正化する作業の実施を促すことができる。
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
ステップS3において、工具マガジン1の総イナーシャIを推定する場合、工具4の自転が寄与する分を無視したり、或いは、その寄与分が一定であるとみなして推定を行っても良い。その場合でも、総イナーシャIを、現実的に影響を与えない範囲で簡単に推定することができる。
機構限界を超える最大旋回角加速度Amaxが算出される可能性がないと想定される場合は、ステップS6,S7を省略し、常にステップS5で算出した角加速度Amax最を採用するようにしても良い。
第2実施例のように、アンバランストルクT0を算出することに代えて、例えば、第1実施例の方式で最大旋回角加速度Amaxを算出する過程において、予め定めた所定のマージンを持たせて最大旋回角加速度Amaxを決定するようにしても良い。即ち、第2実施例における(5)式で示したように、最大出力トルクTmaxに対してアンバランストルクT0を減じる場合があるので、そのアンバランストルクT0に相当する分を所定値に定め、その所定値を差し引いたトルクに基づいて最大旋回角加速度Amaxを算出したり、若しくは、算出した最大旋回角加速度Amaxより所定値を差し引いても良い。この場合でも、重力の影響を考慮して最大旋回角加速度Amaxを設定することができる。
マガジンベース2の回転軸は、水平であっても良いし垂直であっても良い。
そして、工具マガジン1に保持されている複数の工具4のうち何れか1つを、工作機械の主軸の先端部に付け替えるように旋回して、工具マガジン1と主軸との間に配置される工具交換装置を構成するものに適用することで、工具交換に要する時間を短縮することができる。
また、工具を搬送するものに限ることなく、旋回運動によって対象物を搬送する装置であれば広く適用することができる。
本発明をタレット型の工具マガジンに適用した場合の第1実施例であり、数値制御装置のマスタCPUが行う、工具マガジンの最大旋回角加速度を算出する処理の流れを示すフローチャート (a)は、工具マガジンを取り出して示す斜視図、(b)は同側面図 工作機械を数値制御する数値制御装置の電気的構成を示す機能ブロック図 本発明の第2実施例を示すもので、(a)はマガジンベースが搬送対象の工具を移動させる状態、(b)は(a)の移動に伴って変化するマガジンベースのアンバランス位置を示す図 図1相当図 モータの速度変化と、その変化に応じた出力トルクとの関係を示す図
符号の説明
図面中、1は工具マガジン(搬送部)、2はマガジンベース、4は工具ホルダ(搬送対象物)、10は数値制御装置(イナーシャ推定手段,加速度決定手段)、11はマスタCPU、14はワーク加工プログラム(数値制御プログラム,コンピュータプログラム)を示す。

Claims (28)

  1. モータによって駆動され、搬送対象物を旋回運動させて所定の位置へ搬送する搬送部と、
    この搬送部のイナーシャを推定するイナーシャ推定手段と、
    このイナーシャ推定手段によって推定されるイナーシャと前記モータの最大出力トルクとに基づいて、前記搬送部の最大旋回角加速度を決定する加速度決定手段とを備えたことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記イナーシャ推定手段は、旋回運動における前記搬送対象物の自転がイナーシャに寄与する分を無視して推定することを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  3. 前記イナーシャ推定手段は、旋回運動において前記搬送対象物の自転がイナーシャに寄与する分が一定であるとみなして推定することを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  4. 前記イナーシャ推定手段は、旋回運動において前記搬送対象物の自転がイナーシャに寄与する分を、近似式を用いて推定することを特徴とする請求項1記載の搬送装置。
  5. 前記加速度決定手段は、最大旋回角加速度を、前記搬送部が構造的に許容する最大値を下回るように決定することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の搬送装置。
  6. 前記搬送部は、前記搬送対象物を工具とし、工具マガジンに保持されている複数の工具のうち何れか1つを、工作機械の主軸の先端部に付け替えるように旋回可能であり、且つ、前記工具マガジンと前記主軸との間に配置される工具交換装置を構成するものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の搬送装置。
  7. 前記搬送部は、前記搬送対象物を工具とし、鉛直方向に対して傾斜する回転軸を有して複数の工具を旋回させて搬送するように構成されるものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の搬送装置。
  8. 前記加速度決定手段は、前記イナーシャと前記最大出力トルクとに基づいて求めた値に、所定のマージンを持たせて最大旋回角加速度を決定することを特徴とする請求項7記載の搬送装置。
  9. 前記加速度決定手段は、
    前記搬送部に保持されている複数の工具の分布状態を検出し、
    前記分布状態に応じて、前記搬送部が起動又は停止する場合に作用するアンバランストルクを算出し、
    前記最大出力トルクに前記アンバランストルクを加減した結果に基づいて、最大旋回角加速度を決定することを特徴とする請求項7記載の搬送装置。
  10. 前記加速度決定手段によって算出されたアンバランストルクが許容範囲を超えている場合、報知動作を行なうことを特徴とする請求項9記載の搬送装置。
  11. モータによって駆動され、搬送対象物を旋回運動させて所定の位置へ搬送する搬送部を備えてなる搬送装置の搬送加速度を決定する方法であって、
    前記搬送部のイナーシャを推定し、
    推定したイナーシャと前記モータの最大出力トルクとに基づいて、前記搬送部の最大加速度を決定することを特徴とする搬送装置の搬送加速度決定方法。
  12. 旋回運動における前記搬送対象物の自転が寄与する分を無視して、前記搬送部のイナーシャを推定することを特徴とする請求項11記載の搬送装置の搬送加速度決定方法。
  13. 旋回運動において前記搬送対象物の自転が寄与する分が一定であるとみなして、前記搬送部のイナーシャを推定することを特徴とする請求項11記載の搬送装置の搬送加速度決定方法。
  14. 旋回運動において前記搬送対象物の自転が寄与する分を近似式を用いて推定し、前記搬送部のイナーシャを推定することを特徴とする請求項11記載の搬送装置の搬送加速度決定方法。
  15. 最大加速度を、前記搬送部が構造的に許容する最大値を下回るように決定することを特徴とする請求項11乃至14の何れかに記載の搬送装置の搬送加速度決定方法。
  16. 前記搬送部が、前記搬送対象物を工具とし、工具マガジンに保持されている複数の工具のうち何れか1つを、工作機械の主軸の先端部に付け替えるように旋回可能であり、且つ、前記工具マガジンと前記主軸との間に配置される工具交換装置を構成するものであることを特徴とする請求項11乃至15の何れかに記載の搬送装置の搬送加速度決定方法。
  17. 前記搬送部が、前記搬送対象物を工具とし、鉛直方向に対して傾斜する回転軸を有して複数の工具を旋回させて搬送するものであることを特徴とする請求項11乃至15の何れかに記載の搬送装置の搬送加速度決定方法。
  18. 前記イナーシャと前記最大出力トルクとに基づいて求めた値に、所定のマージンを持たせて最大旋回角加速度を決定することを特徴とする請求項17記載の搬送装置の搬送加速度決定方法。
  19. 前記搬送部に保持されている複数の工具の分布状態を検出し、
    前記分布状態に応じて、前記搬送部が起動又は停止する場合に作用するアンバランストルクを算出し、
    前記最大出力トルクに前記アンバランストルクを加減した結果に基づいて、最大旋回角加速度を決定することを特徴とする請求項17記載の搬送装置の搬送加速度決定方法。
  20. 算出されたアンバランストルクが許容範囲を超えている場合、報知動作を行なうことを特徴とする請求項19記載の搬送装置の搬送加速度決定方法。
  21. モータによって駆動され、搬送対象物を旋回運動させて所定の位置へ搬送する搬送部を備えてなる搬送装置の制御を行うコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記搬送部のイナーシャを推定させ、
    推定させたイナーシャと前記モータの最大出力トルクとに基づいて、前記搬送部の最大旋回角加速度を決定させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  22. 旋回運動における前記搬送対象物の自転が寄与する分を無視して、前記搬送部のイナーシャを推定させることを特徴とする請求項21記載のコンピュータプログラム。
  23. 旋回運動において前記搬送対象物の自転が寄与する分が一定であるとみなして、前記搬送部のイナーシャを推定させることを特徴とする請求項21記載のコンピュータプログラム。
  24. 旋回運動において前記搬送対象物の自転が寄与する分を近似式を用いて推定させ、前記搬送部のイナーシャを推定させることを特徴とする請求項21記載のコンピュータプログラム。
  25. 最大加速度を、前記搬送部が構造的に許容する最大値を下回るように決定させることを特徴とする請求項21乃至24の何れかに記載のコンピュータプログラム。
  26. 前記搬送部が、前記搬送対象物を工具とし、鉛直方向に対して傾斜する回転軸を有して複数の工具を旋回させて搬送するものである場合に、
    前記イナーシャと前記最大出力トルクとに基づいて求めた値に、所定のマージンを持たせて最大加速度を決定させることを特徴とする請求項21乃至25の何れかに記載のコンピュータプログラム。
  27. 前記搬送部が、前記搬送対象物を工具とし、鉛直方向に対して傾斜する回転軸を有して複数の工具を旋回させて搬送するものである場合に、
    前記搬送部に保持されている複数の工具の分布状態を検出させ、
    前記分布状態に応じて、前記搬送部が起動又は停止する場合に作用するアンバランストルクを算出させ、
    前記最大出力トルクに前記アンバランストルクを加減した結果に基づいて、最大旋回角加速度を決定させることを特徴とする請求項21乃至25の何れかに記載のコンピュータプログラム。
  28. 算出されたアンバランストルクが許容範囲を超えている場合、報知動作を行なわせることを特徴とする請求項27記載のコンピュータプログラム。

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