JP2744717B2 - 対話型プログラミング装置 - Google Patents

対話型プログラミング装置

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JP2744717B2
JP2744717B2 JP11086691A JP11086691A JP2744717B2 JP 2744717 B2 JP2744717 B2 JP 2744717B2 JP 11086691 A JP11086691 A JP 11086691A JP 11086691 A JP11086691 A JP 11086691A JP 2744717 B2 JP2744717 B2 JP 2744717B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値制御(以下、NC
という)研削盤用の加工プログラムを作成する対話型プ
ログラミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】NC研削盤において内研用砥石軸を用い
て研削加工する場合、一般的に内研用砥石軸のクイルは
細く剛性が低いので研削時にビビリやタワミが生じ易
く、真円度や多段研削時の同軸度の低下等により形状精
度に影響が出る。また、外研用砥石軸を用いて研削加工
する場合、ワーク及び心押軸などのワーク支持系に剛性
不足があると研削時にビビリやタワミが生じ、同様に真
円度や多段研削時の同軸度の低下等により形状精度に影
響が出る。そこで、ビビリの発生を抑えるため砥石の送
り速度を低減し、またタワミによる削り残しを防ぐため
スパークアウトを実施して高精度な加工を行なってい
る。上述した高精度な加工を制御する加工プログラムを
作成する場合、ビビリの発生を抑えるために砥石の送り
速度を低減し過ぎると加工効率が悪化し、また過度のタ
ワミがあるとワークのスプリングバックにより削り過ぎ
が起きるので、ワーク及びワーク支持系の剛性を考慮し
て砥石の送り速度やスパークアウト時間の適正化を図る
必要がある。これに対応するためにワーク形状からワー
ク剛性を演算する手段を持たせ、最適な送り速度等の研
削条件を制御する研削盤が例えば特公平2−7790号
公報で提案されている。対話型プログラミング装置でも
同じくワーク形状から研削条件を求めるようにするもの
がある。
【0003】図8は上述したことが可能な従来の対話型
プログラミングの装置の一例を示すブロック図であり、
操作盤8のキーボード1から研削工程データ作成部2に
加工手順に従った各研削工程とその研削工程に関わる加
工形状や研削サイクルなどの加工データKDが入力さ
れ、研削工程データGDが作成されて研削条件決定部3
に送出される。同時に研削工程データ部2から剛性演算
部9に例えば図9に示すようなワーク形状に関するデー
タWDが送出され、数1によりワーク剛性Aが演算され
て研削条件決定部3に送出される。研削条件決定部3に
て研削工程データGD及びワーク剛性Aを基に砥石の送
り速度や主軸の回転数などの研削条件GCが演算され、
研削工程データGDに付加されて研削工程データ記憶部
4に研削工程データ群GDBとして順次格納される。研
削工程データ記憶部4に格納された一連の研削工程デー
タ群GDBは加工プログラム作成部5に読出されて加工
プログラムが作成されると共に、表示制御部6を介して
操作盤8のCRT7に表示されるようになっている。
【数1】 A=(d・1+d・1+d・1+d・1)/L なお、A:ワーク剛性、d〜d:ワーク径(m
m)、1〜1,L:ワーク長さ(mm)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の対話型
プログラミング装置では、ワークの剛性演算のためにワ
ーク全体の形状を入力している。ところが研削加工にお
いてはワーク全体を加工することは稀で、ワーク特定部
分の一箇所乃至数カ所を加工する場合が大半であり、ワ
ーク形状の入力も研削箇所に限定して行なうのが一般的
である。その為、従来の対話型プログラミング装置では
非研削部分の形状も入力しなければならず、手間が掛か
り過ぎるという問題があった。本発明は上述した事情か
ら成されたものであり、本発明の目的は、NC研削盤用
の加工プログラムを容易に作成することができる対話型
プログラミング装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はNC研削盤用の
加工プログラムを作成する対話型プログラミング装置に
関するものであり、本発明の上記目的は、内研用砥石軸
のクイルの外径形状を定義するクイル形状定義手段と、
定義されたクイル外径形状に基づいて前記クイルの剛性
を演算する剛性演算手段と、演算されたクイル剛性に従
い研削条件を決定する研削条件決定手段とを備え、前記
クイル剛性に応じた加工プログラムを作成することによ
って、また、心押軸の推力を定義する心押軸推力定義手
段と、定義された心押軸推力に基づいてワーク及びワー
ク支持系の剛性を演算する剛性演算手段と、演算された
ワーク及びワーク支持系の剛性に従い研削条件を決定す
る研削条件決定手段とを備え、前記ワーク及びワーク支
持系の剛性に応じた加工プログラムを作成することによ
って達成される。
【0006】
【作用】本発明にあっては、ワークの剛性の代わりに内
研用砥石軸のクイルの剛性を求め、或は心押軸の推力か
らワーク及びワーク支持系の剛性を求めるようにしてい
るので、従来のワーク全体の形状からワーク及びワーク
支持系の剛性を求めるのに比べてデータ入力作業を短時
間で済ますことができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の対話型自動プログラミング装
置の一例を図8に対応させて示すブロック図であり、同
一構成箇所は同符号を付して説明を省略する。内研用砥
石軸のクイルの外径形状データQDが操作盤8のキーボ
ード1からクイル形状定義部10に入力されてクイルの
外径形状が定義される。そして、クイル形状定義部10
から剛性演算部11に読出されたクイルの外径形状QS
からクイルの剛性QHが演算されて研削条件決定部3に
送出される。このような構成において、その動作例を図
2のフローチャートにより説明する。剛性演算部11は
クイル形状定義部10で定義されたクイルの外径形状Q
Sを読出し(ステップS1)、図5に示すクイルの直径
Dmと長さLとを用いて数2によりクイル剛性QHを
求めて研削条件決定部3に送出する(ステップS2)。
【0008】
【数2】 QH=3E・π・Dm/4L なお、QH:クイル剛性(kg/mm)、E:ヤング率
(kg/mm)、Dm:クイル径(mm)、L:ク
イル長さ(mm) 一方、研削工程データ作成部2は加工データKDに基づ
いて研削工程データGDを作成して研削条件決定部3に
送出する(ステップS3)。研削条件決定部3は研削工
程データGDとクイル剛性QHとに基づいて最適な研削
条件GC1を求める(ステップS4)。ここで、研削条
件GC1のうち例えば主軸回転数Sは数3により求めら
れる。
【0009】
【数3】 S=(a・QH+b) (1000/π) ・Dm なお、S:主軸回転数(rpm)、a、b:実験に
より求められる係数そして、研削条件決定部3は求めた
研削条件GC1を研削工程データGDに付加して研削工
程データ記憶部4に研削工程データ群GDB1として順
次格納する(ステツプS5)。加工プログラム作成部5
は研削工程データ記憶部4に記憶された一連の研削工程
データ群GDB1を読出して加工プログラムを作成する
と共に、表示制御部6も一連の研削工程データ群GDB
1を読出して操作盤8のCRT7に表示し、全ての処理
を終了する。
【0010】図3は本発明の対話型自動プログラミング
装置の別の一例を図1に対応させて示すブロック図であ
り、同一構成箇所は同符号を付して説明を省略する。心
押軸の推力データSDが操作盤8のキーボード1から心
押軸推力定義部12に入力されて心押軸の推力が定義さ
れる。そして、心押軸推力定義部12から剛性演算部1
3に読出された心押軸の推力SPからワーク及びワーク
支持系の剛性WHが演算されて研削条件決定部3に送出
される。このような構成において、その動作例を図4の
フローチャートにより説明する。剛性演算部13は心押
軸推力定義部12に記憶された心押軸の推力SPを読出
し(ステップS11)、図6に示す外研用砥石がワーク
に及ぼす研削接線力Fnと研削法線力Ftとを用いて数
4によりワーク重量Wをまず求める。
【0011】
【数4】 なお、W:ワーク重量(kgf)、Fn:研削接線力
(kgf)、Ft:研削法線力(kgf)、SP:心押
軸推力(kgf)次に、求めたワーク重量Wと図7に示
すワーク長さL及びワーク材質の比重ωとを用いて数
5によりワーク及びワーク支持系の剛性WHを求めて研
削条件決定部3に送出する(ステップS12)。
【0012】
【数5】 なお、WH:ワーク及びワーク支持系の剛性(kg/m
m)、L:ワーク長さ(mm)、ω:ワーク材質の比
重(kg/mm )E:ヤング率(kg/mm2) 一方、研削工程データ作成部2は加工データKDに基づ
いて研削工程データGDを作成して研削条件決定部3に
送出する(ステップS13)。研削条件決定部3は研削
工程データGDとワーク及びワーク支持系の剛性WHと
に基づいて最適な研削条件GC2を求める(ステップS
14)。ここで、研削条件GC2のうち例えば主軸回転
数Sは数6により求められる。
【0013】
【数6】 S=(a・WH+b) (1000/π)・Dm なお、S:主軸回転数(rpm)、a、b:実験に
より求められる係数そして、研削条件決定部3は求めた
研削条件GC2を研削工程デ2ータGDに付加して研削
工程データ記憶部4に研削工程データ群GDB2として
順次格納する(ステップS15)。加工プログラム作成
部5は研削工程データ記憶部4に記憶された一連の研削
工程データ群GDB2を読出して加工プログラムを作成
すると共に、表示制御部6も一連の研削工程データ群G
DB2を読出して操作盤8のCRT7に表示し、全ての
処理を終了する。
【0014】
【発明の効果】以上の様に本発明の対話型プログラミン
グ装置によれば、クイル剛性に最適な砥石の送り速度及
び主軸回転数を求め、あるいはワーク及びワーク支持系
の剛性に最適な砥石の送り速度及び主軸回転数を求める
ので、効率が良く安全な研削加工プログラムを容易に作
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の対話型自動プログラミング装置の一例
を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示す本発明装置の動作例を説明するフロ
ーチャートである。
【図3】本発明の対話型自動プログラミング装置の別の
一例を示すブロック構成図である。
【図4】図3に示す本発明装置の動作例を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】内研用砥石の一例を示す図である。
【図6】外研用砥石とワークの関係を示す図である。
【図7】心押軸とワークの関係を示す図である。
【図8】従来の対話型自動プログラミング装置の一例を
示すブロック構成図である。
【図9】従来装置の処理を説明するためのワークの一例
を示す図である。
【符号の説明】
10 クイル形状定義部 12 心押軸推力定義部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数値制御研削盤用の加工プログラムを作
    成する対話型プログラミング装置において、内研用砥石
    軸のクイルの外径形状を定義するクイル形状定義手段
    と、定義されたクイル外径形状に基づいて前記クイルの
    剛性を演算する剛性演算手段と、演算されたクイル剛性
    に従い研削条件を決定する研削条件決定手段とを備え、
    前記クイル剛性に応じた加工プログラムを作成するよう
    にしたことを特徴とする対話型プログラミング装置。
  2. 【請求項2】 数値制御研削盤用の加工プログラムを作
    成する対話型プログラミング装置において、心押軸の推
    力を定義する心押軸推力定義手段と、定義された心押軸
    推力に基づいてワーク及びワーク支持系の剛性を演算す
    る剛性演算手段と、演算されたワーク及びワーク支持系
    の剛性に従い研削条件を決定する研削条件決定手段とを
    備え、前記ワーク及びワーク支持系の剛性に応じた加工
    プログラムを作成するようにしたことを特徴とする対話
    型プログラミング装置。
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