JP2005224443A - 遊技機 - Google Patents

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隆博 桜井
Makoto Taniguchi
谷口  誠
Yuichi Nakamura
雄一 中村
Hitoyuki Shibuya
仁幸 渋谷
Junichiro Kakiuchi
順一郎 垣内
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Abstract

【課題】 パチンコ機の供給皿及びパチンコ機外部の貯留皿のそれぞれが遊技球で一杯になった場合でも、中断せずに遊技を行えるようにする。
【解決手段】 供給皿20の第2受容面20bに設けられた第1開口31に連通する第1排出通路35の下流側に、第1排出通路35を遮断する第3シャッタ49を設ける。賞球として払い出される遊技球30によって供給皿20が一杯になると、遊技者は供給皿用排出ボタンを操作する。この供給皿排出ボタンを操作すると、第1シャッタ47が退避して遊技球30が第1開口31から第1排出通路35へと流下する。第1排出通路35の下流側は第3シャッタ49によって遮断されているので、第1排出通路35を流下する遊技球30は、第1排出通路35、第2排出通路43の内部に貯留されていく。
【選択図】 図8

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の遊技機に関するものである。
遊技場に設置される遊技機の一つとしてパチンコ機が挙げられる。このパチンコ機には、遊技媒体となるパチンコ球を受容する供給皿が設けられている。この供給皿には、パチンコ機内部に組み込まれた発射装置へとパチンコ球を導く通路が設けられており、供給皿に受容されたパチンコ球は、この通路を介して自動的に発射装置へと案内される。なお、発射装置へと案内されたパチンコ球は、遊技者による操作ハンドルの操作により作動する発射装置によって遊技領域の上方へと打ち出された後に、遊技領域に設けられた障害釘によって弾かれながら遊技領域内を流下していく。そして、遊技領域に設けられた入賞チャッカーや、始動チャッカー等に入賞した場合に、遊技者に対する賞球の払い出しが供給皿に行われる。
例えば始動チャッカーに入賞すると、「大当たり」状態へ移行するか否かの抽選が行われ、この抽選に当選すると「大当たり」状態へと移行するようになっている。この「大当たり」状態では、通常では閉じているアタッカが開き、所定個数のパチンコ球が入賞するか所定時間経過するかのいずれかの条件が満たされた場合に一旦閉じる動作を行うようになっている。「大当たり」状態では、アタッカは、上記動作を1回として予め設定された回数を上限として所定回数の動作が行われる。これにより、遊技球がアタッカに入賞しやすくなるので、「大当たり」状態に移行すると、より多くの賞球が払い出されることになる。
上記「大当たり」状態での遊技を行うと、上述したアタッカへの入賞により払い出される遊技球によって供給皿が一杯になってしまう。このため、遊技者は、遊技を行いながら、パチンコ機に設けられた操作部を操作して、供給皿に払い出された遊技球をパチンコ機に外部に置いた貯留箱(所謂、ドル箱)に排出することになる。さらに、供給皿から貯留箱への排出時に排出された遊技球で貯留箱が一杯になってしまった場合には、新しい貯留箱へと排出する必要がある。しかしながら、遊技球で一杯になった貯留箱を新しい貯留箱に置き換える場合には、遊技場の店員を呼んで新しい貯留箱に交換するか、遊技を一旦中止する必要がある。このため、例えばアタッカが開いている場合に貯留箱の置き換えを行う作業に手間取ると、アタッカが閉じてしまい、アタッカが動作する回数が上限となる回数まで到達せずに、「大当たり」状態の遊技が終了してしまうので、遊技者に対して不利益感を与えてしまうことになる。
本発明は、パチンコ機の供給皿と、パチンコ機の外部に置かれる貯留皿とのそれぞれに遊技球が一杯になった場合でも、中断せずに遊技を行えるようにすることができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、遊技に用いられる遊技媒体を受容する受け部と、前記受け部に受容された遊技媒体を発射装置に案内する傾斜通路と、前記受け部に設けられた第1排出用開口と、前記傾斜通路の下流側に設けられた第2排出用開口と、前記第1排出用開口に連なるように設けられ、前記第1排出用開口からの遊技媒体を外部へと排出する第1排出用通路と、前記第2排出用開口に連なるように設けられ、前記第2排出用開口からの遊技媒体を外部へと排出する第2排出用通路と、前記第1排出用開口を遮蔽して、前記遊技媒体を前記受け部に受容可能とする第1シャッタと、前記第2排出用開口を遮蔽して、前記傾斜通路を通過する遊技媒体を前記発射装置に案内する第2シャッタと、を備えた遊技機であって、前記第1排出用通路の下流側に、前記第1排出用通路を遮断する位置と、該位置から退避する位置との間で移動する第3シャッタを設けたことを特徴とする。なお、遊技媒体とは、例えば遊技球等が挙げられる。また、遊技機がパチンコ機からなる場合、受け部とは、例えば遊技球が供給される供給皿等が挙げられる。
また、前記第2排出用通路の下流側端部は第1排出用通路に合流するとともに、前記第3シャッタは、前記第1排出用通路と第2排出用通路との合流部から第1排出用通路の下流側端部に設けられた排出口までの間に設けられることが好ましい。
本発明の遊技機によれば、遊技に用いられる遊技媒体を受容する受け部と、前記受け部に受容された遊技媒体を発射装置に案内する傾斜通路と、前記受け部に設けられた第1排出用開口と、前記傾斜通路の下流側に設けられた第2排出用開口と、前記第1排出用開口に連なるように設けられ、前記第1排出用開口からの遊技媒体を外部へと排出する第1排出用通路と、前記第2排出用開口に連なるように設けられ、前記第2排出用開口からの遊技媒体を外部へと排出する第2排出用通路と、前記第1排出用開口を遮蔽して、前記遊技媒体を前記受け部に受容可能とする第1シャッタと、前記第2排出用開口を遮蔽して、前記傾斜通路を通過する遊技媒体を前記発射装置に案内する第2シャッタと、を備えた遊技機であって、前記第1排出用通路の下流側に、前記第1排出用通路を遮断する位置と、該位置から退避する位置との間で移動する第3シャッタを設けたから、遊技機に設けられた受け部と、パチンコ機の外部に置かれた貯留皿とが遊技媒体で一杯となる場合でも、受け部に貯留される遊技媒体を遊技機の内部に一時的に貯留させることで、遊技を継続して行うことができる。
また、前記第2排出用通路の下流側端部は第1排出用通路に合流するとともに、前記第3シャッタは、前記第1排出用通路と第2排出用通路との合流部から第1排出用通路の下流側端部に設けられた排出口までの間に設けられるので、例えば「大当たり」状態の遊技で、多くの遊技媒体が払い出される場合でも、より多くの遊技球を遊技球の内部に移動させることができる。
図1及び図2に示すように、パチンコ機2は、基体となる本体基部3に上部扉4及び下部扉5からなる2枚の前面扉6が本体基部3に対して回動自在となるように、図示しないヒンジ部を介して組み付けられる。上部扉4の中央には開口4aが設けられており、この開口4aは上部扉4の裏側に取り付けられるガラス板7により遮蔽されている。なお、上部扉4は閉じている状態では、遊技の際に遊技領域10を流下する遊技球(遊技媒体)30(図4参照)や、遊技領域10に設けられた構造物は、上記開口4aを遮蔽するガラス板7を介して視認される。一方、上部扉4が開いている状態では遊技領域10が露呈され、例えば遊技領域10に設けられる障害釘の調整や、球詰まりの際のメンテナンス等が行われる。なお、符号8は、本体基部3を遊技場等に固定するための固定枠、符号9は、遊技球30を遊技領域10に向けて打ち出す発射装置である。
遊技領域10には、図示しない障害釘、風車及び通過ゲート11等が設けられる他に、始動チャッカー13、入賞チャッカー14、アタッカ15等の入賞領域を有する構造物が設けられている。なお、これらについては公知であるので説明は省略する。また、遊技領域10の略中央にはセンター役物16と呼ばれる構造物が設けられ、そのほぼ中央には図柄表示装置17が設けられる。なお、遊技領域10を流下する遊技球30(図4参照)は、上記障害釘や風車等により弾かれながら流下し、上記入賞口のいずれかへと入賞するか、入賞せずにアウト口18へと導かれる。
図3に示すように、下部扉5には、遊技球30を供給する供給皿(受け部)20、発射装置9における遊技球30の打ち出し強さを調節する操作ハンドル21が設けられる他に、供給皿20に受容された遊技球30を排出する際に操作される供給皿用排出ボタン(操作部)25、通路用排出ボタン26、貯留球排出ボタン27が設けられている。供給皿20には、遊技を開始する際に遊技球30が供給される他に、遊技領域10を流下する遊技球51が上記入賞口のいずれかに入賞したことを受けて払い出される賞球としての遊技球30が受容される。なお、符号28は払出し口であり、この払出し口20dを介して、賞球としての遊技球30が供給皿20に払い出される。
供給皿用排出ボタン25は、供給皿20の第2受容面20bに受容された遊技球30を、第1排出通路35(図5参照)へと流下させる際に操作されるものである。この供給皿用排出ボタン25が操作されると、第1シャッタ47(図5参照)が第1開口(第1排出用開口)31を遮蔽する位置(図5中実線)から退避し、供給皿20の第2受容面20aに受容されている遊技球30が、第1排出通路(第1排出用通路)35へと流下する。
通路用排出ボタン26は、誘導通路40の内部に案内されている遊技球30を第2排出通路43へと送り出す際に操作されるものである。この通路用排出ボタン26が操作されると、第2シャッタ44(図5参照)が第2開口(第2排出用開口)42を遮蔽する位置(図5中実線)から退避し、誘導通路40の内部に案内された遊技球30が1球づつ第2排出通路(第2排出用通路)43へと送り出される。
貯留球排出ボタン27は、第1排出通路35、第2排出通路43(図5参照)に貯留された遊技球30を排出口36から外部へと排出する際に操作される。この貯留球排出ボタン27が操作されると、第3シャッタ49(図5参照)が第1排出通路35を遮断する位置(図中実線)から退避し、第1排出通路35及び第2排出通路43の内部に一時貯留されていた遊技球30が排出口36から貯留箱70(図1参照)へ排出されることになる。
供給皿20の底面は、その中央に向けて傾斜する2つの受容面(以下では、第1受容面20a,第2受容面20bとする)を備えている。図4及び図5に示すように、払出し口28から払い出された遊技球30は、第1受容面20aに払出された後に、この第1受容面20a上を供給皿20の中央に向かって転動する。供給皿20の中央に向かって転動する遊技球30は、第1受容面20a上から第2受容面20b上へと転動し、第2受容面20bにて受容される。なお、符号20cは第1受容面20aと、第2受容面20bとの間に設けられた段差であり、この段差20cを設けることで、第2受容面20bにて受容された遊技球30が第1受容面20aへと逆流しないようになっている。
第2受容面20bのほぼ中央には、開口(以下、第1開口とする)31が設けられている。図5に示すように、この第1開口31は、第1排出通路35の一端と連通されており、供給皿20に受容された遊技球30は、第1開口31から第1排出通路35に転動した後に、排出口36から例えばパチンコ機の下方に置かれた貯留箱70に排出される。なお、この第1開口31は、後述する第1シャッタ45によって遮蔽される。この第1排出通路35には、第2排出通路43が合流するとともに、第1排出通路40と第2排出通路43との合流部45よりも下流側となる箇所には第3シャッタ47が設けられ、この第3シャッタ47によって、第1排出通路35の下流側が遮断される。
第2受容面20bは、誘導通路(傾斜通路)40と連通している。誘導通路40は、傾斜通路から構成され、供給皿20に受容された遊技球30を球送り装置41に向けて誘導する。この誘導通路40は、その幅をTとし、且つ遊技球30の直径をSとすると、S<T<2Sとなるように設けられており、第2受容面20bにて受容された遊技球30は、一列に並んだ状態で誘導通路40の内部を転動する。
この誘導通路40の下流端の底面には、開口(以下、第2開口とする)42が設けられている。この第2開口42は、下流側の端部が第1排出通路35と合流する第2排出通路43の上流側の端部と連通している。なお、第2開口42は、後述する第2シャッタ48によって遮蔽される。また、誘導通路40の下流端の側面には、遊技球30を球送り装置41へ送り出す開口44が設けられる。上述した第2開口42は第2シャッタ48によって遮蔽されており、誘導通路40によって案内された遊技球30は、開口44を通過して球送り装置41へと案内される。なお、図5中に示す符号45は、第1排出通路35と第2排出通路43との合流部である。
第1シャッタ47は、第1開口31を遮蔽するために設けられる。この第1シャッタ47は、供給皿用排出ボタン25の操作によって、図5中実線に示す第1開口31を遮蔽する位置から図5中二点鎖線に示す位置まで退避する。これにより、供給皿20の第2受容面20bに受容された遊技球30が、第1開口31を介して第1排出通路35の内部へと流下していく。
第2シャッタ48は、第2開口42を遮蔽するために設けられる。この第2シャッタ48は、通路用排出ボタン26の操作によって、図5中実線に示す第2開口42を遮蔽する位置から図5中二点鎖線に示す位置まで退避する。これにより、第2シャッタ48によって第2開口46が遮蔽されているときには、誘導通路40の内部に案内された遊技球30は、球送り装置41に向けて送り出され、第2シャッタ48による第2開口42の遮蔽が解除されると、誘導通路40の内部に案内された遊技球30は、第2排出通路43の内部に流下する。その後、第2排出通路43の内部を転動した後に、第1排出通路35へと導かれ、排出口36から貯留箱70へと排出される。
第3シャッタ49は、第1排出通路35の下流を遮断するために設けられる。この第3シャッタ49は、貯留球排出ボタン27の操作によって、図5中実線に示す第1排出通路35を遮断する位置から図5中二点鎖線に示す位置まで退避する。なお、第3シャッタ49によって第1排出通路35が遮断されると、第1排出通路35における第1シャッタ47と、第3シャッタ49との間の空間X、及び第2排出通路43における第2シャッタ48と、第3シャッタ49との間の空間Yとが遊技球30を一時的に貯留する空間となる。
図6は、第1〜第3シャッタ47〜49の駆動制御を行うための電気的構成の一例を示す機能ブロック図である。供給皿用排出ボタン25の内部には第1スイッチセンサ50が、通路用排出ボタン26の内部には第2スイッチセンサ51が、貯留球排出ボタン27の内部には第3スイッチセンサ52がそれぞれ設けられている。例えば供給皿用排出ボタン25が操作されると、第1スイッチセンサ50がオンとなり、その出力信号が制御装置55に向けて出力される。制御装置55は、スイッチセンサからの出力信号を受けると、ドライバ56を介して対応するモータを駆動制御する。
また、制御装置55は、操作ボタンのいずれかが操作されてから所定時間経過した場合に、駆動制御されたモータを逆回転させて移動したシャッタをもとの位置まで移動させる。なお、所定時間とは、例えば供給皿20に受容された全ての遊技球30が、第1開口31から第1排出通路35を介して、排出口36から外部へ排出されるまでの経過時間とする。なお、上述した時間が経過する前に、第1シャッタ47による第1開口31の遮蔽、第2シャッタ48による第2開口42の遮蔽、或いは第3シャッタ49による第1排出通路35の遮断を行う場合には、対応する操作ボタンを再度操作することで可能となる。
第1モータ60は、例えばステッピングモータから構成され、第1シャッタ47を図5中実線で示す位置と、図5中二点差線で示す位置との間で移動させるために設けられる。なお、詳細は図示しないが、第1モータ60の駆動軸は第1シャッタ47に固着されている。例えば供給皿用排出ボタン25を1回操作すると、第1モータ60が駆動して第1シャッタ47を図5中実線で示す位置から、図5中二点差線で示す位置まで回動させる。そして、供給皿用排出ボタン25が再度操作されると、第1モータ60が逆回転し、第1シャッタ47を図5中二点差線で示す位置から、図5中実線で示す位置まで移動させる。これにより、供給皿用排出ボタン25を1回操作すると、第1開口31が開口し、供給皿用排出ボタン25を再度操作すると、第1シャッタ47によって第1開口31が遮蔽される。
第2モータ61は、ステッピングモータが用いられ、第2シャッタ48を図5中実線で示す位置と、図5中二点差線で示す位置との間で移動させるために設けられる。なお、詳細は図示しないが、第2モータ61の駆動軸は第2シャッタ48に固着されており、通路用排出ボタン26が1回操作されると、第2モータ61が駆動して第2シャッタ48を図5中実線で示す位置から、図5中二点差線で示す位置まで移動させる。そして、通路用排出ボタン26が再度操作されると、第2モータ61が逆回転し、第2シャッタ48を図5中二点差線で示す位置から、図5中実線で示す位置まで移動させる。これにより、通路用排出ボタン26を1回操作すると第2開口42が開口し、通路用排出ボタン26を再度操作すると、第2シャッタ48によって第2開口42が遮蔽される。
第3モータ62は、ステッピングモータから構成され、第3シャッタ49を図5中実線で示す位置と、図5中二点差線で示す位置との間で移動させるために設けられる。なお、詳細は図示しないが、第3モータ62の駆動軸には第3シャッタ49に固着されている。例えば貯留球排出ボタン27が1回操作されると、第3モータ62が駆動して第3シャッタ49を図5中実線で示す位置から、図5中二点差線で示す位置まで移動させる。そして、貯留球排出ボタン27が再度操作されると、第3モータ62が逆回転し、第3シャッタ49を図5中二点差線で示す位置から、図5中実線で示す位置まで移動させる。これにより、貯留球排出ボタン27を1回操作すると、第3シャッタ49による第1排出通路35の遮断が解消され、貯留球排出ボタン27を再度操作すると、第3シャッタ49によって第1排出通路35が遮断される。
次に、本実施形態のパチンコ機の作用について説明する。図4に示すように、遊技を行う際に、貸し出された遊技球30を例えば供給皿20の第1受容面20aから供給すると、第1受容面20aに受容された遊技球30が第1受容面20a上を転動する。第1受容面20aは、第2受容面20bに向けて傾斜しているから、遊技球30は第2受容面20bに向けて第1受容面20a上を転動する。そして、第1受容面20aと第2受容面20bとの境界まで転動すると、その境界に設けられた段差20cから第2受容面20bに落下する。
第2受容面20bに遊技球30が滞留していないときには、遊技球30は、第2受容面20bに連なって設けられた誘導通路40に向けて転動し、誘導通路40の上流側から内部に導かれる。誘導通路40の下流側に設けられた第2開口42は、第2シャッタ48によって遮蔽されているから、誘導通路40の下流側まで到達した遊技球30は、発射装置9へと遊技球30を1球毎に送り出す球送り装置41に連通する開口44へと案内される。誘導通路40は、下流側に向かうにつれて遊技球30の直径Sの2倍以下の幅T(S<T<2S)となるから、誘導通路40の下流側に導かれる遊技球30は、1球ずつ整列した略ライン状に並んで誘導通路40の内部を通過する。供給皿20に遊技球30を供給した後に、遊技者が操作ハンドル21を操作すると、発射装置9が作動して遊技球30を1球毎に遊技領域10に向けて打ち出した後に、球送り装置41が作動して、誘導通路40の内部に整列している1個の遊技球30を発射装置9に送り込む。
発射装置9によって打ち出された遊技球30が遊技領域10を不規則に流下していく過程で、入賞チャッカー14に入賞すると、図示しない検出センサによって遊技球30の入賞(通過)が検出され、内部に組み込まれた払出し装置が作動する。これにより、賞球用にパチンコ機2の内部に貯留されていた遊技球30が、払出し口28から所定個数払い出される。図4に示すように、払出し口28から払い出された遊技球30は、第1受容面20a上から第2受容面20bに向けて転動するか、第1受容面20aで滞留して受容される。
一方、遊技領域10を不規則に流下する遊技球30が始動チャッカー13に入賞すると、「大当たり」状態へと移行するか否かの移行抽選が行われる。そして、図柄表示装置17では、上記移行抽選の結果に基づいて決定された図柄の変動パターンに基づいた図柄の変動表示を行う。そして、変動パターンが終了すると、予め内部で決定された図柄の停止表示を行って、遊技者に上記移行抽選の結果を報知する。なお、移行抽選の結果が当たりとなる場合には、図柄表示装置17では例えば「7−7−7」のように同一の図柄が停止表示され、「大当たり」状態へと移行する。
「大当たり」状態へ移行すると板状の扉となるアタッカ15が開口し、遊技領域10を不規則に流下する遊技球30がアタッカ15に入賞しやすくなる。このアタッカ15は所定個数の遊技球30が入賞するか、所定時間経過した場合に一旦閉じる。一回のアタッカの開口動作時に、アタッカ15の内部に設けられた図示しないVゾーン(連続役物作動口)に遊技球30が入賞すると、アタッカ15が再び開口するようになっている。そして、アタッカ15による開口動作が、所定回数に到達した時点で「大当たり」状態が終了する。この「大当たり」状態の遊技を行うと、1つの入賞に対する賞球数が多く、且つ所定回数の入賞となるまで入賞しやすくなっているため、その遊技の途中で、供給皿20には、賞球として払い出された遊技球30で一杯となる。
供給皿20が遊技球30で一杯になると、遊技者は供給皿用排出ボタン25を操作して、供給皿20に受容された遊技球30の抜き出しを行う。図7に示すように、供給皿用排出ボタン25が操作されると、第1モータ60が駆動し、第1シャッタ47が第1開口31を遮蔽する位置(図5中実線)から退避する。これにより、供給皿20の第2受容面20bに受容された遊技球30は、第1開口31から第1排出通路35に向けて流下していく。供給皿用排出ボタン25の操作と同時に、貯留球排出ボタン27の操作を行った場合には、第3モータ62が駆動して、第3シャッタ49が第1排出通路35を遮断する位置から退避する。これにより、第1排出通路35を流下する遊技球30は、そのまま排出口36からパチンコ機2の下部に置かれた貯留箱70へと払い出される。
この「大当たり」状態の遊技で、供給皿20に受容された遊技球30の抜き出しを行った後に、貯留箱70だけでなく、供給皿20も遊技球30で一杯になる場合がある。この場合、遊技者は供給皿用排出ボタン25だけを操作する。図8に示すように、供給皿用排出ボタン25を操作すると、第1モータ60が駆動によって第1シャッタ48が第1シャッタを遮蔽する位置から退避する。これにより、供給皿20に受容された遊技球30が第1排出通路35へと流下していく。
この場合、貯留球排出ボタン27の操作を行っていないから、第1排出通路35は第3シャッタ49によって遮断されている。これにより、第1排出通路35の内部を流下する遊技球30は、第1排出通路35の内部(空間X)にその下流側から貯留されていく。第1排出通路35に設けられた第3シャッタ49の上流側には、第2排出通路43が第1排出通路35に合流しており、供給皿20に受容された遊技球30の数が多い場合には、第1排出通路35の内部を流下する遊技球30は、第1排出通路35だけでなく、第2排出通路43の内部(空間Y)にも貯留されていく。
第1排出通路35の内部(空間X)及び第2排出通路43の内部(空間Y)に貯留された遊技球30が一杯になると、遊技者は、供給皿用排出ボタン25を操作する。これにより、第1シャッタ47が第1開口31を遮蔽するように移動する。なお、この場合、制御装置55によって予め設定された所定時間が経過されたことが検知されると、遊技者が再度供給皿用排出ボタン25を操作しなくても自動的に第1シャッタ47が移動し、第1開口31を遮蔽することになる。なお、図9に示すように、貯留箱70を新しい貯留箱70にしたときには、貯留球排出ボタン27を操作することによって、第3シャッタ49による第1排出通路35の遮断が解消されるから、第1排出通路35及び第2排出通路43に貯留された遊技球30は、排出口36から貯留箱70へと排出される。
このように、「大当たり」状態の遊技で、パチンコ機2の下部に置かれた貯留箱70が一杯になり、また供給皿20が払い出される遊技球30によって一杯となった場合や、供給皿20に遊技球30が一杯に受容されているにも関わらず貯留皿70の準備をしていなかった場合には、供給皿用排出ボタン25だけを操作して供給皿20に受容された遊技球30を第1排出通路35における第1シャッタ47と第3シャッタ49との間の空間X、及び第2排出通路43における第2シャッタ48と第1排出通路35との合流部45までの空間Yに一時的に遊技球30を貯留することができる。この場合、例えばパチンコ機2の下部に置かれた貯留箱70を新しい貯留箱70に交換する場合には、遊技場の店員を呼ぶだけで済むから「大当たり」状態の遊技を中断せずに遊技を行うことができる。なお、空間X及び空間Yにおいて所定数の遊技球30を貯留できるように第1排出通路35と、第2排出通路43とを形成することで、第3シャッタ49を第1排出通路35から退避させたときに排出口36から排出される遊技球30の数を概略で計算することができ、上記動作を行う回数によって、貯留箱70に払い出された遊技球30の数の目安とすることができる。
なお、遊技を終了して、供給皿20に受容された遊技球30を排出する場合には、供給皿用排出ボタン25、通路排出ボタン26、貯留用排出ボタン27の全ての排出ボタンを操作する。図10に示すように、供給皿用排出ボタン25、通路排出ボタン26、貯留用排出ボタン27の全ての排出ボタンを操作すると、第1シャッタ47が第1開口31を遮蔽する位置から、第2シャッタ48が第2開口42を遮蔽する位置から、それぞれ退避する。同時に、第3シャッタ49が、第1排出通路35を遮断する位置から退避する。これにより、供給皿20の第2受容面20bに受容された遊技球30が第1排出通路へと流下し、排出口36から貯留箱70へと排出される。また、誘導通路40の内部に案内されていた遊技球30が第2排出通路43,第1排出通路35を介して排出口36から貯留箱70へと排出される。なお、供給皿用排出ボタン25、通路排出ボタン26、貯留用排出ボタン27の全てのボタンが操作され、第1〜第3モータ60〜62が駆動してから所定時間が経過すると、第1〜第3モータ60〜62が逆回転し、第1シャッタ47による第1開口31の遮蔽、第2シャッタ48による第2開口42の遮蔽、第3シャッタ49による第1排出通路35の遮断が行われる。これにより、他の遊技者が遊技を行った場合に、供給皿20に払い出される遊技球30が排出口36から外部に排出されることがない。
本実施形態では、第1〜第3シャッタを、第1〜第3モータの駆動軸にそれぞれ固着した例を取り上げたが、これに限定する必要はなく、第1〜第3シャッタをモータとギヤ機構とによって移動させたり、ソレノイドを用いてもよい。また、第1〜第3シャッタをモータ等の電気部品を用いて移動させずに、リンク機構等の機構を用いて移動させるようにしてもよい。
本実施形態では、第3シャッタを第1排出通路と第2排出通路との合流部よりも下流側に設けたが、これに限定する必要はなく、例えば、第3シャッタを、第1排出通路において、第1排出通路と第2排出通路との合流部より上流側に配置してもよい。
本実施形態では、第1排出通路の下流部に設けられた第3シャッタの移動を、操作ボタンを操作することによって実行できるようにしたが、これに限定する必要はなく、例えば、排出口の近傍に貯留箱の有無を検出する箱検出センサと、貯留箱に貯留された遊技球の貯留量を検知する貯留量検知センサとを設け、これらセンサの検知信号に基づいて第3シャッタを可動させるようにしてもよい。この場合、例えば、箱検知センサによって貯留箱が検知された場合に、第3シャッタを第1排出通路の内部から退避させることで、第1開口を遮蔽する第1シャッタを移動させるだけで、遊技球の排出を行えるようにする。そして、貯留量検知センサによって、貯留箱に貯留された遊技球の貯留量が所定量を超えた場合(或いは所定量に到達した場合)に、第3シャッタによって第1排出通路を遮断させる。この場合、第1シャッタを移動させた場合には、本実施形態と同様に、第1排出通路、第2排出通路の内部に遊技球が貯留されていく。また、貯留箱の交換を行う場合に、遊技球で一杯になった貯留箱を移動させると、箱検知センサによる検知が行われなくなるので、第3シャッタによる第1排出通路の遮蔽を行っていない場合には、第3シャッタが移動し、第1排出通路の遮蔽が行われる。
また、第1排出通路又は、第2排出通路に貯留された遊技球をパチンコ機の外部から観察できる窓部を下扉に設けてもよい。この場合、遊技を終了したときに、第1排出通路及び第2排出通路に貯留されている遊技球を窓部を介して確認することができるので、第1排出通路及び第2排出通路に貯留されている遊技球を忘れて席を離れることがなくなる。なお、この窓部の大きさは、第1排出通路の一部が観察できる大きさでもよいし、第1排出通路及び第2排出通路の全てを観察できる大きさでもよいものとする。
本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。 前面扉を開けたときの状態を示す斜視図である。 パチンコ機の供給皿の近傍を示す斜視図である。 供給皿を示す正面図である。 第1排出通路及び第2排出通路の構成を示す断面図である。 第1〜第3シャッタの駆動制御を行うための電気的構成の一例を示す機能ブロック図である。 第1シャッタが第1開口を遮蔽する位置から退避し、且つ第3シャッタが第1排出通路から退避したときの第1排出通路及び第2排出通路を示す断面図である。 第1シャッタが第1開口を遮蔽する位置から退避したときの第1排出通路及び第2排出通路を示す断面図である。 第1排出通路及び第2排出通路に貯留された遊技球を排出したときの第1排出通路及び第2排出通路を示す断面図である。 供給皿及び誘導通路にある遊技球を排出するときの第1排出通路及び第2排出通路を示す断面図である。
符号の説明
2 パチンコ機
5 下部扉
9 発射装置
20 供給皿(受け部)
20a 第1受容面
20b 第2受容面
25 供給皿用排出ボタン
30 遊技球(遊技媒体)
31 第1開口(第1排出用開口)
35 第1排出通路(第1排出用通路)
40 誘導通路(傾斜通路)
42 第2開口(第2排出用開口)
43 第2排出通路(第2排出用通路)
45 合流部
47 第1シャッタ
48 第2シャッタ
49 第3シャッタ

Claims (2)

  1. 遊技に用いられる遊技媒体を受容する受け部と、
    前記受け部に受容された遊技媒体を発射装置に案内する傾斜通路と、
    前記受け部に設けられた第1排出用開口と、
    前記傾斜通路の下流側に設けられた第2排出用開口と、
    前記第1排出用開口に連なるように設けられ、前記第1排出用開口からの遊技媒体を外部へと排出する第1排出用通路と、
    前記第2排出用開口に連なるように設けられ、前記第2排出用開口からの遊技媒体を外部へと排出する第2排出用通路と、
    前記第1排出用開口を遮蔽して、前記遊技媒体を前記受け部に受容可能とする第1シャッタと、
    前記第2排出用開口を遮蔽して、前記傾斜通路を通過する遊技媒体を前記発射装置に案内する第2シャッタと、を備えた遊技機であって、
    前記第1排出用通路の下流側に、前記第1排出用通路を遮断する位置と、該位置から退避する位置との間で移動する第3シャッタを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2排出用通路の下流側端部は第1排出用通路に合流するとともに、前記第3シャッタは、前記第1排出用通路と第2排出用通路との合流部から第1排出用通路の下流側端部に設けられた排出口までの間に設けられることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016168452A (ja) * 2016-06-28 2016-09-23 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017221824A (ja) * 2017-09-29 2017-12-21 株式会社三洋物産 遊技機

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