JP2005224280A - 立体物作製用シートおよびこれを用いた立体物作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複雑な折り方の手順を記憶することなく、かつ容易に折って立体物を作製することができる立体物作製用シートを提供すると共に、これを用いた立体物作製方法を提案する。
【解決手段】 平面シート2上に予め印刷された複数の折線を折畳むことにより立体物3を作製し得る立体物作製用シート1において、前記折線は、立体物3の完成時に立体の基本的骨格部を構成する立体線5と、立体物3の完成時に立体の装飾的細部を構成する仕上線7とからなり、前記立体線5と前記仕上線7はそれぞれ異なる線種で印刷された構成にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば折り紙のような平面シートを折畳むことにより立体物を作製し得る立体物作製用シートおよびこれを用いた立体物作製方法に関するものである。
従来、平面シートを折畳むことにより立体物を作製し得る立体物作製用シートとして、例えば折り紙が提案されている。そして、折り紙は、伝統的な折り手法を用いることを前提として製作されてきた。この伝統的な折り手法とは、辺や角の正確な二等分線をさまざまな技法で折り重ねて立体を構成していくものである。このため、折り紙を普及させる手立てとして、折り方を示した図や写真を提示したり、印字した折線に番号をつけて折り手順を示したりしていた。
上記立体物作製用シートの一例として、紙面上に現れる折り案内にしたがって折り畳み操作を進めていくことにより所望の形状が具象化される折り紙であって、折り案内は、折り位置および折り目の種類を表わす折り線と、該折り線の近傍に位置し、折り畳み操作の順序を示す折り順とからなり、折り線および折り順は、時間の経過とともに消色するインキにより印刷された構成をしたものが提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。
実用新案登録第3085035号公報
しかしながら、従来の立体物作製用シートでは、複雑な折り方の手順を記憶する必要はないものの、幾重もの重ね折りや正確な二等分線を折る必要があるため、指先の高度な力配分が必要であり、容易に折って立体物を作製することができないという問題点があった。このため、指先の細やかな動きが苦手な高齢者や幼児などにとって折り紙は難しいものとなり、折り紙普及の障害となっていた。
本発明は、上記問題点に鑑み、複雑な折り方の手順を記憶することなく、かつ容易に折って立体物を作製することができる立体物作製用シートを提供すると共に、これを用いた立体物作製方法を提案することを目的とする。
本発明の立体物作製用シートは、上記目的を達成するため、平面シート上に予め印刷された複数の折線を折畳むことにより立体物を作製し得る立体物作製用シートにおいて、前記折線は、立体物の完成時に立体の基本的骨格部を構成する立体線と、立体物の完成時に立体の装飾的細部を構成する仕上線とからなり、前記立体線と前記仕上線はそれぞれ異なる線種で印刷されたことを特徴とする。
本発明によれば、立体物の完成時に立体の基礎的骨格部を構成する所定の折線(立体線)が印刷されており、この立体線を折るだけで、平面から立体を直接構成する(すなわち、平面の立体物作製用シートから一気に装飾前の立体物となる)ことが可能となり、複雑な折り手順を省略して、容易に折って立体物を作製することができる。また前記立体線は、立体物の完成時に立体の装飾的細部を構成する所定の折線(仕上線)とは異なる線種で印刷されているため、立体構成に必要な折線(立体線)を特定することが容易となって、複雑な折り方の手順を記憶する必要をなくすことができる。
また上記発明において、立体線は、山折りする山折立体線と谷折りする谷折立体線を有し、前記山折立体線と前記谷折立体線はそれぞれ異なる線種で印刷された構成にすると好適であり、また、仕上線は、山折りする山折仕上線と谷折りする谷折仕上線を有し、前記山折仕上線と前記谷折仕上線はそれぞれ異なる線種で印刷された構成にすると好適である。さらに予め立体線と仕上線に沿って凹溝を形成すると良い。
また、上記目的を達成するため、本発明の立体物作製用シートを用いた立体物作製方法は、平面シート上に予め印刷された複数の折線を折畳むことにより立体物を作製する立体物作製方法において、印刷された折線に折り目を付ける基礎折り工程と、立体物の完成時に立体の基本的骨格部を構成する所定の折線(立体線)を折畳むことにより立体物の骨格を形成する立体化工程と、立体物の完成時に立体の装飾的細部を構成する所定の折線(仕上線)を折畳むことにより立体物の細部を形成する仕上工程とを順次行うことにより立体物を作製することを特徴とする。
本発明によれば、複雑な折り方の手順を記憶することなく、かつ容易に折って立体物を作製することができる立体物作製用シートを提供すると共に、これを用いた立体物作製方法を提案することができる。そして、本発明の立体物作製用シートでは高度な技術や複雑な折り手順が必要なく、ユニバーサルな折り紙としてより普及させることができる。また、短時間に多数を折ることができるので、折り紙の利用機会を増加させることができる。
以下に本発明の実施形態を図1〜図7に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の立体物作製用シート1は、図1に示すように、平面シート2上に予め印刷された複数の折線を折畳むことにより立体物3を作製し得るものであって、前記折線は、立体物3の完成時に立体の基本的骨格部を構成する立体線5と、立体物3の完成時に立体の装飾的細部を構成する仕上線7とからなり、前記立体線5と前記仕上線7はそれぞれ異なる線種で印刷された構成である。
前記平面シート2は、正方形に裁断された紙であって、一般的に折り紙と称されるものである。そして、平面シート2上には、立体物3の完成時に立体の基本的骨格部を構成する立体線5と、立体物3の完成時に立体の装飾的細部を構成する仕上線7とからなる折線が印刷されている。なおこの折線は、折畳むことにより完成する立体物(例えば三方)3の展開図をもとに作図され、これを平面シート2に印刷されてなされている。
前記立体線3は、山折りする山折立体線8(8a〜8j)と谷折りする谷折立体線9(9a〜9h)を有し、前記山折立体線8は太実線で表示し、前記谷折立体線9は一点破線で表示している。また仕上線7は、谷折りする谷折仕上線10(10a〜10d)を細破線で表示している。なお図面には示さないが、仕上線7において山折りする山折仕上線を太破線で表示しても良い。
また上記立体物3の完成時に立体の基本的骨格部を構成する部位は、図3に示すように、立体物作製用シート1を折って平面から立体を構成した立体中間物11の稜線と裏稜線を示し、この稜線が前記山折立体線8となりまた裏稜線が前記谷折立体線9となる。なお前記立体中間物11は、図3に示すように、装飾前の立体物であって、平面の立体物作製用シート1から一気に形成される立体物3の骨格を形成したものである。そして前記立体物3は、図2に示すように、立体中間物11に仕上線(谷折仕上線10)が折られることで装飾が施されてなる完成体である。
次に本実施形態の立体物作製用シート1を用いた立体物作製方法について説明する。
立体物3を作製する工程は、図1〜図3に示すように、まず、印刷された折線に折り目を付ける基礎折り工程をし、次に、立体物3の完成時に立体の基本的骨格部を構成する所定の折線(立体線5)を折畳むことにより立体物3の骨格を形成する立体化工程をし、最後に、立体物3の完成時に立体の装飾的細部を構成する所定の折線(仕上線7)を折畳むことにより立体物3の細部を形成する仕上工程をするというように3段階の工程からなっている。
まず、前記基礎折り工程において、印刷された山折立体線8に沿って平面シート2の裏面からつまむように折り目を付け、また谷折立体線9に沿って平面シート2の表面からつまむように折り目を付ける。これにより次工程において折込みが容易となり立体化がスムーズにできる。さらに折り目をつまむように付けているため、辺と辺、頂点と頂点を正確に折り合せる必要がなく、必要な箇所だけに容易に折り目を設けることができる。
次に、立体化工程において、山折立体線8を山折し、谷折立体線9を谷折するだけで、図2に示すように、平面の立体物作製用シート1から一気に装飾前の立体物(立体中間物11)となる。このように複雑な折り手順を省略して、平面から立体を直接構成できる。
最後に、仕上工程において、谷折仕上線10を谷折りすることで、図2に示すように、立体物3が完成する。
次に本発明の他の実施形態について説明する。
第一に、上記実施形態の平面シートの材質について、紙に替えビニールで形成された平面シートを用いても良い。さらには平面状のシートであればその材質や厚みに限らず使用することができる。
第二に、予め前記山折立体線8に沿って平面シート2の裏面から凹溝を形成したり、予め前記谷折立体線9に沿って平面シート2の表面から凹溝を形成した構成にしてもよい。このように立体線5に凹溝を形成することで、立体線5の折畳みが容易となる。
第三に、上記実施形態の「三方」に限らず、種々の立体物を作製することができる。例えば、図4に示す「ツル」や、図5に示す「あやめ」や、図6に示す「つのこうばこ」や、図7に示す「紙風船」を作製することができる。なお、本発明はこれらに限るものではない。
本発明は、広く普及し、日常多用される折り紙などの立体物作製用シートに適用できるもので、産業上の利用性を満足することができる。
本発明の実施形態の立体物(三方)を作製する立体物作製用シートを示す平面図である。 本実施形態の立方体(三方)を示す斜視図である。 本実施形態の立体中間物(三方)を示し、(a)はその斜視図、(b)はその平面図、(c)はその正面図、(d)はその側面図を示すものである。 本発明の他の実施形態の立体物(ツル)を作製する立体物作製用シートを示す平面図である。 本発明の他の実施形態の立体物(あやめ)を作製する立体物作製用シートを示す平面図である。 本発明の他の実施形態の立体物(つのこうばこ)を作製する立体物作製用シートを示す平面図である。 本発明の他の実施形態の立体物(紙風船)を作製する立体物作製用シートを示す平面図である。
符号の説明
1 立体物作製用シート
2 平面シート
3 立体物
5 立体線
7 仕上線
8 山折立体線
9 谷折立体線
10 谷折仕上線
11 立体中間物

Claims (6)

  1. 平面シート上に予め印刷された複数の折線を折畳むことにより立体物を作製し得る立体物作製用シートにおいて、前記折線は、立体物の完成時に立体の基本的骨格部を構成する立体線と、立体物の完成時に立体の装飾的細部を構成する仕上線とからなり、前記立体線と前記仕上線はそれぞれ異なる線種で印刷されたことを特徴とする立体物作製用シート。
  2. 立体線は、山折りする山折立体線と谷折りする谷折立体線を有し、前記山折立体線と前記谷折立体線はそれぞれ異なる線種で印刷された請求項1記載の立体物作製用シート。
  3. 仕上線は、山折りする山折仕上線と谷折りする谷折仕上線を有し、前記山折仕上線と前記谷折仕上線はそれぞれ異なる線種で印刷された請求項1または2記載の立体物作製用シート。
  4. 予め立体線と仕上線に沿って凹溝を形成した請求項1から3のいずれかに記載の立体物作製用シート。
  5. 平面シート上に予め印刷された複数の折線を折畳むことにより立体物を作製する立体物作製方法において、印刷された折線に折り目を付ける基礎折り工程と、立体物の完成時に立体の基本的骨格部を構成する所定の折線(立体線)を折畳むことにより立体物の骨格を形成する立体化工程と、立体物の完成時に立体の装飾的細部を構成する所定の折線(仕上線)を折畳むことにより立体物の細部を形成する仕上工程とを順次行うことにより立体物を作製することを特徴とする立体物作製方法。
  6. 基礎折り工程において、印刷された折線に沿って、シートの表面あるいは裏面からつまむようにして折り目を付ける請求項5記載の立体物作製方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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