JP2005223058A - 接合装置 - Google Patents
接合装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005223058A JP2005223058A JP2004028094A JP2004028094A JP2005223058A JP 2005223058 A JP2005223058 A JP 2005223058A JP 2004028094 A JP2004028094 A JP 2004028094A JP 2004028094 A JP2004028094 A JP 2004028094A JP 2005223058 A JP2005223058 A JP 2005223058A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engaging
- rib
- contact
- case
- joining device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 39
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 10
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 claims description 7
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 11
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
- 239000004676 acrylonitrile butadiene styrene Substances 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- XECAHXYUAAWDEL-UHFFFAOYSA-N acrylonitrile butadiene styrene Chemical compound C=CC=C.C=CC#N.C=CC1=CC=CC=C1 XECAHXYUAAWDEL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B5/00—Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
- F16B5/0004—Joining sheets, plates or panels in abutting relationship
- F16B5/0008—Joining sheets, plates or panels in abutting relationship by moving the sheets, plates or panels substantially in their own plane, perpendicular to the abutting edge
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T403/00—Joints and connections
- Y10T403/60—Biased catch or latch
Abstract
【課題】 上ケースの上側板部および下ケースの下側板部の接触が容易な接合装置を提供する。
【解決手段】 ディスク装置の上ケースの上側板部122に、接合装置を構成するリブ部125を設ける。上ケースが取り付けられる下ケースの下側板部132に、リブ部125を係合することにより上側板部122を下側板部132に接触する方向に付勢する接合装置を構成する係合部136を設ける。このため、リブ部125と係合部136とを係合し、上ケースを下ケースに取り付けるだけの簡単な構成で、上側板部122を下側板部132に接触する方向に付勢することができ、上側板部122を下側板部132に容易に接触させることができる。
【選択図】 図6
Description
本発明は、取付部材により取り付けられる第1の部材と第2の部材とを備えた接合装置及びこの接合装置を備えたディスク装置に関する。
従来、例えばDVD(Digital Versatile Disk)やCD(Compact Disc)などの光ディスクを再生あるいは記録・再生するディスク装置が広く利用されている。このディスク装置としては、例えば図1および図2(A),(B)に示すような構成が知られている。
この図1、図2(A),(B)に示すディスク装置800は、金属製のケース体810を有している。このケース体810は、下面および前面が2面にわたって開口する上ケース820と、この上ケース820の下面を閉塞する下ケース830と、上ケース820の前面を閉塞する化粧板840とを有している。
そして、上ケース820は、長方形平板状の天板部821と、天板部821の長手方向の両側縁に略垂直に折曲形成された上側板部822と、天板部821の長手方向の一端縁に上側板部822と同方向に略垂直に折曲形成された図示しない上端板部とにて、下面および前面を開口して形成されている。この上ケース820の上側板部822の下端縁822Aには、複数箇所、例えば2箇所内方に向けて略直角に切り起こし形成され図示しないねじ孔が穿設された取付片部823が設けられている。また、これら取付片部823の間には、舌片状に切り起こし形成されたリブ部825が設けられている。このリブ部825は、略矩形板状に形成されている。また、このリブ部825は、基端側に上側板部822に連続する連続部826を有している。そして、この連続部826の先端には、上側板部822とのなす角度が略直角となるように内方に向けて折曲されたフランジ部827が一連に折曲形成されている。また、フランジ部827の先端には、このフランジ部827とのなす角度が略直角となるように下方に向けて折曲されたリブ接触部828が一連に折曲形成されている。さらに、リブ接触部828の先端には、このリブ接触部828とのなす角度が鈍角となるように内方に向けて折曲された先端部829が一連に折曲形成されている。
また、下ケース830は、上ケース820の天板部821と略同形状の長方形平板状の底板部831と、底板部831の長手方向の両側縁に略垂直に折曲形成された下側板部832と、底板部831の長手方向の一端縁に下側板部832と同方向に略垂直に折曲形成された下端板部833とにて、上面および前面を開口して形成されている。この下ケース830の底板部831には、上側板部822の取付片部823に対応して上方に向けて膨出するように屈曲されねじ孔835が穿設された取付ダボ834が設けられている。また、下ケース830の下側板部832には、天板部821のリブ部825に対応して外方に向けて膨出するように屈曲された係合部836が設けられている。この係合部836は、左右方向略中央に内面838Aが下側板部832の外面832Aに対して略平行となる状態に設けられた係合接触部838を有している。また、係合部836は、左右方向両端側に下側板部832の外面832Aに対して傾斜する状態に設けられ下側板部832と係合接触部838とを連結する連結部837を有している。そして、係合部836は、下ケース830に上ケース820が組み付けられた際に、係合接触部838の内面838A側に上ケース820のリブ部825のリブ接触部828が位置するように設けられている。
さらに、化粧板840は、例えばアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS;Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)などの合成樹脂製の略板状に形成されている。
また、ケース体810内には、図1に示すように、例えばABSなどの合成樹脂製の材料により軸方向の両端面を開口する略四角枠状に形成された枠体850が配設されている。この枠体850には、例えば金属製の平板枠状に形成された台座部861を有する本体部860が配設されている。台座部861の一縁には、回動案内部862が一体的に取り付けられている。そして、台座部861は、回動案内部862により、回動が案内される。さらに、台座部861には、回動する一縁側に位置して、例えばスピンドルモータなどの図示しない回転用電動モータと、この回転用電動モータの図示しない出力軸に一体的に設けられたターンテーブル871とを有するディスク回転駆動手段870が配設されている。また、台座部861には、一対のガイドシャフト881および移動用電動モータ882を備えた移動手段880が配設されている。
移動手段880には、再生手段890が配設されている。この再生手段890は、一対のガイドシャフト881に架橋する状態で保持され、図示しない光源と、この光源からの光を収束するレンズ891と、光ディスクDから反射された光を検出する図示しない光センサとが配設された図示しない移動保持部892を有している。
また、枠体850には、例えば金属板状に形成されねじにて固定される回転子支持部材900が設けられている。この回転子支持部材900には、略中央にディスク回転駆動手段870のターンテーブル871に対向する位置に上方に向けて凹状の支持凹部901が設けられている。この支持凹部901の略中央には、支持孔902が開口形成されている。この回転子支持部材900の支持凹部901には、回転子903が回転可能に載置されている。
一方、枠体850には、例えば合成樹脂の板状に形成され、水平方向に進退可能に移動するディスクトレイ910が配設されている。
さらに、枠体850には、ディスクトレイ910を移動させる開閉駆動手段920が配設されている。この開閉駆動手段920は、枠体850の長手方向と直交する方向に移動可能に配設され台座部861を上下方向に回動させる移動カム921などを有している。
そして、上述したディスク回転駆動手段870、移動手段880、再生手段890および開閉駆動手段920により、本体部860が構成される。
また、枠体850には、ケース体810の下ケース830と略同寸法の平板状に形成された回路基板930が取り付けられている。この回路基板930には、本体部860の動作を制御する図示しない電気部品を有した図示しない制御回路が搭載されている。また、回路基板930には、図示しない電源線や外部の各種電気機械との信号を送受信するケーブルなどが着脱可能に接続されるコネクタ部931が設けられている。このコネクタ部931は、ケース体810から外部に臨む状態で配設されている。
そして、ディスク装置800を組み立てる際には、上述した各部材を配設した下ケース830に、リブ部825のリブ接触部828が係合部836の係合接触部838の内面838A側に位置するように、上ケース820を取り付けねじにて固定する。これにより、上ケース820の取付方向と交差する方向に移動可能な上側板部822が例えば変形して外側に移動したとしても、リブ部825のリブ接触部828と係合部836の係合接触部838との接触によりリブ部825の外側への移動が制限され、上側板部822の外側への移動も抑えられる。
ところで、上述した図1および図2(A),(B)に示すような従来のディスク装置800において、上ケース820を下ケース830に取り付けた際に、例えば外観上の観点などから上側板部822と下側板部832との間の隙間Sの距離Xを0とする構成が望まれる。しかしながら、距離Xを0とするためには、例えばリブ部825や係合部836の寸法公差を厳密に管理する必要があり、上ケース820や下ケース830の製造が煩雑になるという問題が一例として挙げられる。
本発明は、このような点に鑑みて、第1の部材の自由端近傍および第2の部材の自由端近傍の接触が容易な接合装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、取付部材により取り付けられる第1の部材と第2の部材とを含み、前記第1の部材および前記第2の部材における移動可能な各自由端近傍を互いに接触させた接合装置であって、前記第1の部材および前記第2の部材のいずれか一方に設けられた係合部と、前記第1の部材および前記第2の部材のいずれか他方に設けられ前記係合部に係合することにより前記第1の部材の自由端近傍および前記第2の部材の自由端近傍のうちの少なくともいずれか一方を互いに接触する方向に付勢する係止部と、を具備したことを特徴とした接合装置である。
請求項5に記載の発明は、取付部材により取り付けられる第1の部材と第2の部材とを含み、前記第1の部材および前記第2の部材における取付方向に対して交差する方向に移動可能な各自由端近傍を互いに接触させた接合装置であって、前記第1の部材の自由端近傍および前記第2の部材の自由端近傍のいずれか一方に設けられた係合部と、前記第1の部材の自由端近傍および前記第2の部材の自由端近傍のいずれか他方に設けられ前記係合部に係合する係止部と、を具備し、前記係合部および前記係止部のうちの少なくともいずれか一方は、前記係合する方向および前記接触する方向に対して傾斜する傾斜部を備えたことを特徴とした接合装置である。
〔第1の実施の形態〕
以下に、本発明に係る第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、従来のディスク装置のケース体に本発明の接合装置を適用したディスク装置を例示して説明するがこれに限られない。図3は、ディスク装置の概略構成を示す分解斜視図である。図4は、リブ部の概略構成を示す模式図であり、(A)は正面図で、(B)は断面図である。図5は、係合部の概略構成を示す模式図であり、(A)は正面図で、(B)は断面図である。図6は、リブ部と係合部との係合状態を示す模式図であり、(A)は正面図で、(B)は断面図である。図7は、上ケースと下ケースとの取り付け状態を示す模式図である。図8は、本実施の形態の作用効果を説明するための模式図である。なお、本実施の形態のディスク装置はケース体の構成のみが従来のディスク装置800と異なるので、以下において、従来のディスク装置800と同一の構成要件については、同一の符号を付しその説明を省略または簡略化する。また、従来のディスク装置800と略同一の構成要件については、同一名称を付しその説明を簡略化する。
以下に、本発明に係る第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、従来のディスク装置のケース体に本発明の接合装置を適用したディスク装置を例示して説明するがこれに限られない。図3は、ディスク装置の概略構成を示す分解斜視図である。図4は、リブ部の概略構成を示す模式図であり、(A)は正面図で、(B)は断面図である。図5は、係合部の概略構成を示す模式図であり、(A)は正面図で、(B)は断面図である。図6は、リブ部と係合部との係合状態を示す模式図であり、(A)は正面図で、(B)は断面図である。図7は、上ケースと下ケースとの取り付け状態を示す模式図である。図8は、本実施の形態の作用効果を説明するための模式図である。なお、本実施の形態のディスク装置はケース体の構成のみが従来のディスク装置800と異なるので、以下において、従来のディスク装置800と同一の構成要件については、同一の符号を付しその説明を省略または簡略化する。また、従来のディスク装置800と略同一の構成要件については、同一名称を付しその説明を簡略化する。
[ディスク装置の構成]
図3において、100はディスク装置である。このディスク装置100は、例えば金属などの導電性を有する材料にて形成されたケース体110を有している。このケース体110は、下面および前面が2面にわたって開口する第1の部材としての第1のケースである上ケース120と、この上ケース120が取り付けられ上ケース120の下面を閉塞する第2の部材としての第2のケースである下ケース130と、上ケース120の前面を閉塞する化粧板840とを有している。
図3において、100はディスク装置である。このディスク装置100は、例えば金属などの導電性を有する材料にて形成されたケース体110を有している。このケース体110は、下面および前面が2面にわたって開口する第1の部材としての第1のケースである上ケース120と、この上ケース120が取り付けられ上ケース120の下面を閉塞する第2の部材としての第2のケースである下ケース130と、上ケース120の前面を閉塞する化粧板840とを有している。
そして、上ケース120は、長方形平板状の天板部121と、この天板部121の長手方向の両側縁に折曲形成された上側板部122と、天板部121の長手方向の一端縁に自由端近傍としての上側板部122と同方向に略垂直に折曲形成された図示しない上端板部とにて、下面および前面を開口して形成されている。この上ケース120の上側板部122の自由端としての下端縁122Aには、取付片部123が設けられている。また、これら取付片部123の略中央には、舌片状に切り起こし形成された弾性変形可能な接合装置を構成する係止部としてのリブ部125が設けられている。なお、ここでは、リブ部125を上側板部122から切り起こし形成した構成について例示するが、これに限らず例えば上側板部122とは別体で形成したリブ部125を上側板部122に設ける構成などとしてもよい。また、リブ部125を下端縁122Aに設けた構成について例示するが、これに限らず例えば上端側に設けてもよい。さらには、リブ部125を弾性変形しない構成などとしてもよい。このリブ部125は、図4(A),(B)に示すように、上下方向の距離、左右方向の距離が、それぞれL2、L3となるような略矩形板状に形成されている。また、リブ部125は、天板部121と接続する上側板部122の基端から上側板部122の下端縁122Aまでの距離がL1となるように形成されている。
このリブ部125は、基端側に上側板部122に連続する連続部126を有している。そして、この連続部126の先端には、上側板部122に対して傾斜するように、折曲部C1において内方に向けて折曲された傾斜部を構成するリブ接触部127が一連に折曲形成されている。さらに、リブ接触部127の先端には、上側板部122に対する傾斜の勾配がリブ接触部127よりも緩勾配となるように、折曲部C2において下方に向けて折曲された傾斜部を構成する先端部128が一連に折曲形成されている。ここで、リブ部125は、連続部126の基端から折曲部C1までの距離、連続部126の基端から折曲部C2までの距離が、それぞれL4、L5となるように形成されている。また、リブ部125は、上側板部122の内面122Bから折曲部C2までの距離、上側板部122の内面122Bから先端部128の外面128A側の隅部128Bまでの距離が、それぞれL6、L7となるように形成されている。
また、下ケース130は、図3に示すように、上ケース120の天板部121と略同形状の長方形平板状の底板部131と、底板部131の長手方向の両側縁に略垂直に折曲形成された自由端近傍としての下側板部132と、底板部131の長手方向の一端縁に下側板部132と同方向に略垂直に折曲形成された下端板部133とにて、上面および前面を開口して形成されている。この下ケース130の底板部131には、上側板部122の取付片部123に対応して上方に向けて膨出するように屈曲されねじ孔135が穿設された取付ダボ134が設けられている。また、下ケース130の下側板部132には、上側板部122のリブ部125に対応して外方に向けて膨出するように屈曲された接合装置を構成する係合部136が設けられている。なお、ここでは、係合部136を下側板部132を膨出するように屈曲させて設けたが、これに限らず例えば下側板部132とは別体で形成した係合部136を下側板部132に設ける構成などとしてもよい。
この係合部136は、図5(A),(B)に示すように、左右方向略中央に内面138Aが下側板部132の外面132Aに対して略平行となる状態に設けられた略矩形板状の係合接触部138を有している。また、係合部136は、左右方向両端側に下側板部132の外面132Aに対して傾斜する状態に設けられ下側板部132と係合接触部138とを連結する略矩形板状の連結部137を有している。すなわち、係合部136は、係合接触部138および連結部137にて、開口部を有し、軸方向が上ケース120と下ケース130との取付方向である上下方向と略平行な略筒状に形成されている。ここで、係合部136は、底板部131の下面131Aから係合接触部138の上端部138Bまでの距離が、L8となるように形成されている。また、係合部136は、下側板部132の外面132Aから係合接触部138の内面138Aまでの距離が、L9となるように形成されている。
また、ケース体110の内部には、図3に示すように、振動機器としての図示しない回転用電動モータなどを有するディスク回転駆動手段870、振動機器としての移動用電動モータ882などを有する移動手段880、再生手段890、開閉駆動手段920により構成される本体部860、枠体850、回転子支持部材900、ディスクトレイ910、電子機器としての回路基板930などが配設されている。
[ディスク装置の組立動作]
次に、ディスク装置100の組立動作について説明する。
次に、ディスク装置100の組立動作について説明する。
まず、上ケース120が上述した各部材を配設した下ケース130に向けて、すなわち取付方向に移動されると、リブ部125は、先端部128の外面128Aにおいて係合部136の係合接触部138の開口縁としての上端隅部138Cに接触する。この後、上ケース120がさらに取付方向に移動されると、すなわち上ケース120に取付方向への力が加わると、リブ部125には、外面128Aに沿った斜め下方への分力(以下、先端部平行分力と称す)、および、外面128Aに直交する斜め下方への分力(以下、先端部垂直分力と称す)が加わる。そして、リブ部125は、先端部平行分力により、外面128Aにおいて上端隅部138Cとの接触を保った状態で斜め下方に移動するとともに、先端部垂直分力により、上端隅部138Cを押圧する。このとき、リブ部125には、上端隅部138Cを押圧した際に生じる上端隅部138Cからの先端部垂直分力の反力により、外面128Aに直交する斜め上方への力が加わる。そして、リブ部125の斜め下方への移動に伴い、このリブ部125に結合された上側板部122は、下側板部132に接触する方向に案内される。なお、以下において、下側板部132に接触する方向を接触方向と適宜称して説明する。
この後、上ケース120に取付方向への力がさらに加わると、リブ部125は、斜め下方へ移動し、やがてリブ接触部127の外面127Aにおいて上端隅部138Cに接触する。この後、上ケース120に取付方向への力が加わると、リブ部125には、外面127Aに沿った斜め下方への分力(以下、接触部平行分力と称す)、および、外面127Aに直交する斜め下方への分力(以下、接触部垂直分力)が加わる。ここで、リブ接触部127は、上側板部122に対する傾斜の勾配が先端部128よりも急勾配となるように設けられている。このため、上ケース120に加わる力が同じ場合、接触部平行分力は先端部平行分力よりも小さくなり、接触部垂直分力は先端部垂直分力よりも大きくなる。
そして、リブ部125は、接触部平行分力により、外面127Aにおいて上端隅部138Cとの接触を保った状態で斜め下方に移動するとともに、接触部垂直分力により、上端隅部138Cを押圧する。このとき、リブ部125には、上端隅部138Cを押圧した際に生じる上端隅部138Cからの接触部垂直分力の反力が、外面127Aに直交する斜め上方に加わる。ここで、上述したように、接触部直交分力が先端部直交分力よりも大きいので、リブ部125は、外面127Aに直交する斜め上方に弾性変形する。そして、リブ部125の斜め下方への移動、および、リブ部125の斜め上方への弾性変形の復元力により、上側板部122は、接触方向に案内され、やがて図6(A),(B)に示すように、下側板部132に接触する。
この後、上ケース120に取付方向への力がさらに加わると、リブ部125は、上端隅部138Cからの接触部垂直分力の反力によりさらに弾性変形する。また、上側板部122は、リブ部125の弾性変形の復元力により、接触方向に付勢される。そして、上ケース120は、図7に示すように、リブ部125と係合部136とが係合し、図示しない各部材を収納する振動機器収納空間および電子機器収納空間としての収納空間Kを略区画形成するように移動された後、下ケース130に取付部材としての図示しないねじにて固定される。このとき、上側板部122は、リブ部125の弾性変形の復元力により、接触方向に荷重W10で付勢される。なお、この荷重W10は、上述した各距離Ln(nは、1ないし9のうちのいずれか1つの自然数)の値を適宜変更することにより変更できる。そして、上ケース120および下ケース130に化粧板840が取り付けられ、ディスク装置100の組立動作が終了する。
[第1の実施の形態の作用効果]
上述したように、上記第1の実施の形態では、ディスク装置100の上ケース120の上側板部122に、リブ部125を設けている。また、上ケース120が取り付けられる下ケース130の下側板部132に、リブ部125を係合することにより上側板部122を接触方向に付勢する係合部136を設けている。このため、上ケース120および下ケース130に上述した機能を有するリブ部125および係合部136をそれぞれ設け、上ケース120を下ケース130に取り付けるだけの簡単な構成で、上側板部122を接触方向に付勢することができ、上側板部122を下側板部132に容易に密着させることができる。
上述したように、上記第1の実施の形態では、ディスク装置100の上ケース120の上側板部122に、リブ部125を設けている。また、上ケース120が取り付けられる下ケース130の下側板部132に、リブ部125を係合することにより上側板部122を接触方向に付勢する係合部136を設けている。このため、上ケース120および下ケース130に上述した機能を有するリブ部125および係合部136をそれぞれ設け、上ケース120を下ケース130に取り付けるだけの簡単な構成で、上側板部122を接触方向に付勢することができ、上側板部122を下側板部132に容易に密着させることができる。
また、例えば図8に示すように、上ケース120の天板部121と上側板部122とのなす角度Rが90°以上であったとしても、上述したように上ケース120を下ケース130に取り付けるだけで、上側板部122を下側板部132に圧着させることができる。したがって、上ケース120を製造する際に角度Rを厳密に管理する必要がないので、上ケース120を容易に製造できる。
そして、リブ部125と係合部136とを係合させる際に、リブ部125のリブ接触部127に、係合部136からの接触部垂直分力の反力が外面127Aに直交する斜め上方に加わるように、リブ部125および係合部136を構成している。すなわち、リブ接触部127を、リブ部125と係合部136とが係合する方向、および、上側板部122と下側板部132とが接触する方向に対して傾斜する状態に構成している。このため、リブ部125に連結された上側板部122は、リブ部125と係合部136とを係合させる際のリブ接触部127に加わる上述した反力により、接触方向に案内される。そして、上ケース120がリブ部125と係合部136とが係合する状態で下ケース130に取り付けられると、上側板部122は、接触方向に荷重W10で付勢される。したがって、リブ部125のリブ接触部127を、リブ部125と係合部136とが係合する方向、および、上側板部122と下側板部132とが接触する方向に対して傾斜する状態に構成するだけの簡単な構成で、上側板部122を接触方向に付勢することができ、上側板部122を下側板部132に容易に密着させることができる。
さらに、リブ部125を弾性変形可能に設け、このリブ部125が弾性変形した際の反力により上側板部122を接触方向に付勢する構成としている。このため、リブ部125が弾性変形しない構成と比べて、リブ部125と係合部136とを係合させる際の仕事量を減らすことができる。したがって、上側板部122を下側板部132により容易に密着させることができる。
そして、リブ部125を上側板部122の下端縁122Aに設けている。このため、リブ部125を上側板部122の上端側に設ける構成と比べて、リブ部125を設ける工程を簡略化できる。
リブ部125を舌片状に切り起こし形成しているので、上ケース120を例えばプレス成型する際にリブ部125を形成することができる。このため、リブ部125を設ける工程をより簡略化できる。
また、リブ部125を下側板部132に固定されている2つの取付片部123の略中央に設けている。このため、上側板部122において最も外側に変形し易い取付片部123の略中央を、リブ部125にて接触方向に付勢できる。したがって、上側板部122全体を下側板部132により確実に密着させることができる。
係合部136に開口部を設けている。そして、係合部136の開口部にリブ部125を挿入して上端隅部138Cにリブ部125を接触させた状態で、リブ部125を係合する構成としている。このため、係合部136に開口部を設けるだけの簡単な構成で、係合部136とリブ部125とを係合でき、係合部136を設ける工程を簡略化できる。また、リブ部125を係合部136に挿入させるだけの簡単な構成で、リブ部125と係合部136とを係合させることができるので、この両者を係合する作業をより容易にできる。
さらに、係合部136を軸方向が上ケース120と下ケース130との取付方向と略平行となるような略筒状に形成している。このため、係合部136を他の形状に形成する構成と比べて、係合部136を設ける工程をより簡略化できる。
そして、係合部136を下側板部132を外側に膨出するように屈曲させることにより設けているので、下ケース130を例えばプレス成型する際に係合部136を形成することができる。このため、係合部136を設ける工程をより簡略化できる。
また、リブ部125のリブ接触部127の先端に、上側板部122に対する傾斜がリブ接触部127よりも緩勾配となるような先端部128を設けている。すなわち、上ケース120に加わる力が同じ場合、リブ接触部127に加わる接触部平行分力よりも大きい先端部平行分力が加わるような先端部128を設けている。このため、リブ部125を先端部128の外面128Aに沿って移動させる際に加える力を、リブ接触部127の外面127Aに沿って移動させる際に加える力よりも小さくできる。したがって、先端部128を設けない構成と比べて、リブ部125と係合部136とを係合させる際の仕事量を減らすことができ、上側板部122を下側板部132により容易に圧着させることができる。
そして、リブ部125に、上側板部122に対する傾斜の勾配が互いに異なるリブ接触部127および先端部128を設けている。このため、上述したような部分を係合部136よりも容易に加工できるリブ部125に設けているので、上ケース120および下ケース130の製造性を向上させることができる。
リブ部125および係合部136にて構成される接合装置を、駆動した際に振動する例えば移動用電動モータ882を収納する収納空間Kを略区画形成する上ケース120および下ケース130に適用している。このため、上ケース120の上側板部122を下ケース130の下側板部132に荷重W10で圧着させることができるので、例えば移動用電動モータ882が駆動して振動し、この振動が例えば下ケース130に伝達されたとしても、下側板部132が上ケース120の上側板部122に対してがたつくことがない。したがって、例えば移動用電動モータ882の駆動により発生する振動に伴う、上ケース120に対する下ケース130のがたつきを防止できる。
リブ部125および係合部136にて構成される接合装置を、回路基板930を収納し導電性を有する材料にて形成された上ケース120および下ケース130に適用している。このため、上ケース120の上側板部122を下ケース130の下側板部132に荷重W10で圧着させることができるので、上ケース120と下ケース130との導通を確実に取ることができる。また、各距離Lnの値を適宜変更することにより、下側板部132に加わる荷重W10を適宜変更できるので、例えば上側板部122や下側板部132に放熱や防振などのためにメッキや塗装による被膜が形成されていたとしても、各距離Lnを変更して荷重W10を大きくすることにより上ケース120と下ケース130の導通を確実に取ることができる。したがって、十分な電磁波のシールド効果を適宜得ることができる汎用性が高いディスク装置100を提供できる。
〔第2の実施の形態〕
以下に、本発明に係る第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態のディスク装置100のリブ部125および係合部136を他の構成としたディスク装置を例示して説明するがこれに限られない。図9は、ディスク装置のリブ部および係合部の概略構成を示す模式図であり、(A)は正面図で、(B)は断面図である。なお、本実施の形態のディスク装置は、上述したようにリブ部および係合部の構成のみが第1の実施の形態のディスク装置100と異なるので、以下において、リブ部および係合部についてのみ説明する。
以下に、本発明に係る第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、第1の実施の形態のディスク装置100のリブ部125および係合部136を他の構成としたディスク装置を例示して説明するがこれに限られない。図9は、ディスク装置のリブ部および係合部の概略構成を示す模式図であり、(A)は正面図で、(B)は断面図である。なお、本実施の形態のディスク装置は、上述したようにリブ部および係合部の構成のみが第1の実施の形態のディスク装置100と異なるので、以下において、リブ部および係合部についてのみ説明する。
[ディスク装置の構成]
図9(A)において、122は図3に示すようなディスク装置200の上ケース120に設けられた側板部である。この上側板部122の下端縁122Aには、舌片状に切り起こし形成された弾性変形可能な接合装置を構成する係止部としてのリブ部211が設けられている。このリブ部211は、基端側に上側板部122に連続する連続部212を有している。そして、この連続部212の先端には、図9(B)に示すように、上側板部122とのなす角度が略直角となるように内方に向けて折曲されたフランジ部213が一連に折曲形成されている。さらに、フランジ部213の先端には、このフランジ部213とのなす角度が略直角となるように下方に向けて折曲されたリブ接触部214が一連に折曲形成されている。
図9(A)において、122は図3に示すようなディスク装置200の上ケース120に設けられた側板部である。この上側板部122の下端縁122Aには、舌片状に切り起こし形成された弾性変形可能な接合装置を構成する係止部としてのリブ部211が設けられている。このリブ部211は、基端側に上側板部122に連続する連続部212を有している。そして、この連続部212の先端には、図9(B)に示すように、上側板部122とのなす角度が略直角となるように内方に向けて折曲されたフランジ部213が一連に折曲形成されている。さらに、フランジ部213の先端には、このフランジ部213とのなす角度が略直角となるように下方に向けて折曲されたリブ接触部214が一連に折曲形成されている。
一方で、下ケース130の下側板部132には、上側板部122のリブ部211に対応して外方に向けて膨出するように屈曲された接合装置を構成する係合部220が設けられている。この係合部220は、左右方向略中央に上端部222Aが下端部222Bよりも短い略台形板状の傾斜部としての係合接触部222を有している。この係合接触部222は、上端部222Aが下端部222Bよりも下側板部132の外方に位置するように、すなわち、内面222Cが下側板部132の外面132Aに対して傾斜するように設けられている。また、係合部220は、幅方向両端側に下側板部132の外面132Aに対して傾斜する状態に設けられ下側板部132と係合接触部222とを連結する略三角形板状の連結部221を有している。
[ディスク装置の組立動作]
次に、ディスク装置200の組立動作について説明する。
次に、ディスク装置200の組立動作について説明する。
まず、上ケース120が各部材を配設した下ケース130に向けて、リブ部211は、リブ接触部214の外面214A側の下端隅部214Bにおいて、係合部220の係合接触部222の内面222Cに接触する。この後、上ケース120に下方への力が加わると、リブ部211には、内面222Cに沿った斜め下方への分力(以下、接触部平行分力と称す)、および、内面222Cに直交する斜め下方への分力(以下、接触部垂直分力と称す)が加わる。そして、リブ部211は、接触部平行分力により、下端隅部214Bにおいて内面222Cとの接触を保った状態で斜め下方に移動するとともに、接触部垂直分力により、内面222Cを押圧する。このとき、リブ部211には、内面222Cを押圧した際に生じる内面222Cからの接触部垂直分力の反力が、内面222Cに直交する斜め上方に加わる。これにより、リブ部211は、内面222Cに直交する斜め上方に弾性変形する。そして、リブ部211の斜め下方への移動、および、リブ部211の斜め上方への弾性変形の復元力により、上側板部122は、接触方向に案内され、やがて下側板部132に接触する。
この後、上ケース120に取付方向への力がさらに加わると、リブ部211は、内面222Cからの接触部垂直分力の反力によりさらに弾性変形する。また、上側板部122は、リブ部211の弾性変形の復元力により、下側板部132に押し付けられる。そして、上ケース120は、上側板部122が図7に示すように移動された後、下ケース130にねじにて固定される。このとき、上側板部122は、リブ部211の弾性変形の復元力により、接触方向に付勢される。
[第2の実施の形態の作用効果]
上述したように、上記第2の実施の形態では、ディスク装置200の上ケース120の上側板部122に、リブ部211を設けている。また、下ケース130の下側板部132に、リブ部211を係合する係合部220を設けている。そして、リブ部211と係合部220とを係合させる際に、リブ部211に係合部220の係合接触部222からの接触部垂直分力の反力が斜め上方に加わるようにリブ部211および係合部220を構成している。すなわち、係合部220の係合接触部222の内面222Cを、リブ部211と係合部220とが係合する方向、および、上側板部122と下側板部132とが接触する方向に対して傾斜する状態に構成している。このため、リブ部211に連結された上側板部122は、リブ部211と係合部220とを係合させる際の係合部220に加わる上述した反力により、接触方向に案内される。そして、上ケース120がリブ部211と係合部220とが係合する状態で下ケース130に取り付けられると、上側板部122は、接触方向に付勢される。したがって、係合部220の係合接触部222の内面222Cを、リブ部211と係合部220とが係合する方向、および、上側板部122と下側板部132とが接触する方向に対して傾斜する状態に構成するだけの簡単な構成で、上側板部122を接触方向に付勢することができ、上側板部122を下側板部132に容易に密着させることができる。
上述したように、上記第2の実施の形態では、ディスク装置200の上ケース120の上側板部122に、リブ部211を設けている。また、下ケース130の下側板部132に、リブ部211を係合する係合部220を設けている。そして、リブ部211と係合部220とを係合させる際に、リブ部211に係合部220の係合接触部222からの接触部垂直分力の反力が斜め上方に加わるようにリブ部211および係合部220を構成している。すなわち、係合部220の係合接触部222の内面222Cを、リブ部211と係合部220とが係合する方向、および、上側板部122と下側板部132とが接触する方向に対して傾斜する状態に構成している。このため、リブ部211に連結された上側板部122は、リブ部211と係合部220とを係合させる際の係合部220に加わる上述した反力により、接触方向に案内される。そして、上ケース120がリブ部211と係合部220とが係合する状態で下ケース130に取り付けられると、上側板部122は、接触方向に付勢される。したがって、係合部220の係合接触部222の内面222Cを、リブ部211と係合部220とが係合する方向、および、上側板部122と下側板部132とが接触する方向に対して傾斜する状態に構成するだけの簡単な構成で、上側板部122を接触方向に付勢することができ、上側板部122を下側板部132に容易に密着させることができる。
また、リブ部211を弾性変形可能に設け、このリブ部211が弾性変形した際の反力により上側板部122を接触方向に付勢する構成としている。さらに、リブ部211を上側板部122の下端縁122Aに設けている。そして、リブ部211を舌片状に切り起こし形成している。また、係合部220を下側板部132を外側に膨出するように屈曲させることにより設けている。さらに、リブ部211および係合部220にて構成される接合装置を、例えば移動用電動モータ882や回路基板930などを収納する収納空間Kを略区画形成する上ケース120および下ケース130に適用している。このため、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
[実施の形態の変形]
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
すなわち、例えば図10(A),(B)に示すように、第1の実施の形態のディスク装置100のリブ部125に先端部128を設けない構成などとしてもよい。このような構成にしても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。また、先端部128を設けない構成にしているので、第1の実施の形態の構成と比べてリブ部125を容易に成型でき、上ケース120の製造性を向上させることができる。
また、第1の実施の形態のディスク装置100を例えば図11(A),(B)に示すような構成などとしてもよい。このような構成において、上ケース120の上側板部122における下端縁122Aの2箇所には、リブ部125が設けられている。そして、これらリブ部125の間には、1つの取付片部123が設けられている。また、取付片部123は、この取付片部123と上側板部122における長手方向の例えば一端側との略中央にリブ部125が位置する状態に設けられている。一方で、下ケース130の下側板部132には、上側板部122のリブ部125に対応して係合部136が設けられている。また、下ケース130の底板部131には、上側板部122の取付片部123に対応して取付ダボ134が設けられている。
このような構成にすれば、2箇所に設けられたリブ部125の係合部136への係合により、上側板部122を接触方向に付勢できるので、1箇所にリブ部125および係合部136を設けた構成である第1の実施の形態の構成と比べて、上側板部122と下側板部132との密着性をより高めることができる。このため、ディスク装置100における電磁波のシールド効果などをより高めることができる。また、取付片部123および取付ダボ134を1箇所に設けた構成としているので、ねじ止めする箇所を第1の実施の形態の構成と比べて減らすことができる。このため、ディスク装置100の組立動作をより容易にでき、ディスク装置100の製造性を向上させることができる。さらに、リブ部125を、取付片部123と上側板部122における長手方向の例えば一端側との略中央に設けているので、上側板部122において外側に変形し易い部分をリブ部125にて接触方向に付勢できる。このため、上側板部122全体を下側板部132により確実に密着させることができる。
さらに、第1の実施の形態のディスク装置100を例えば図12(A),(B)に示すような構成などとしてもよい。このような構成において、上ケース120の上側板部122における下端縁122Aの2箇所には、図11(A),(B)の構成と同様に、リブ部125が設けられている。そして、これらリブ部125の間には、1つの図示しないねじ孔が穿設されている。また、ねじ孔は、このねじ孔と上側板部122における長手方向の例えば一端側との略中央にリブ部125が位置する状態に設けられている。一方で、下ケース130の下側板部132には、上側板部122のリブ部125に対応して係合部136が設けられている。また、下ケース130の下側板部132には、上側板部122のねじ孔に対応して図示しないねじ孔が穿設されている。
このような構成にすれば、図11(A),(B)の構成と同様の作用効果を奏することができる。さらに、上側板部122および下側板部132に取付片部123および取付ダボ134をそれぞれ設けずに、ねじ孔をそれぞれ穿設する構成としているので、図11(A),(B)の構成と比べて上ケース120および下ケース130を容易に成型でき、これらの製造性を向上させることができる。
そして、図11(A),(B)の構成、および、図12(A),(B)の構成を第2の実施の形態のディスク装置200に適用してもよい。
本発明の接合装置を、電子機器が導通される構成を有する第1のケース、および、接地される構成を有する第2のケースに設け、第1のケースおよび第2のケースの各自由端近傍を互いに接触する方向に付勢する構成に適用してもよい。このような構成にすれば、第1のケースを第2のケースに取り付けるだけで電子機器の接地を取ることができ、電子機器の接地を容易に取ることができる。
また、本発明の接合装置は、取付部材により取り付けられる第1の部材と第2の部材との取り付け状態を、第1の部材および第2の部材における取付方向に対して交差する方向に移動可能な各自由端近傍を互いに接触する状態とするいかなる構成にも適用できる。
さらに、リブ部125,211および係合部136,220の構成は、上述した各構成に限らず、リブ部125,211と係合部136,220とが係合された際に、上側板部122を接触方向に付勢する構成であれば適宜他の構成としてもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。また、本発明の接合装置を備えたディスク装置は、本発明の効果を享受できる。
[実施形態の作用効果]
上述したように、上記第1の実施の形態では、ディスク装置100の上ケース120の上側板部122に、リブ部125を設けている。また、上ケース120が取り付けられる下ケース130の下側板部132に、リブ部125を係合することにより上側板部122を接触方向に付勢する係合部136を設けている。このため、上ケース120および下ケース130に上述した機能を有するリブ部125および係合部136をそれぞれ設け、上ケース120を下ケース130に取り付けるだけの簡単な構成で、上側板部122を接触方向に付勢することができ、上側板部122を下側板部132に容易に接触させることができる。
上述したように、上記第1の実施の形態では、ディスク装置100の上ケース120の上側板部122に、リブ部125を設けている。また、上ケース120が取り付けられる下ケース130の下側板部132に、リブ部125を係合することにより上側板部122を接触方向に付勢する係合部136を設けている。このため、上ケース120および下ケース130に上述した機能を有するリブ部125および係合部136をそれぞれ設け、上ケース120を下ケース130に取り付けるだけの簡単な構成で、上側板部122を接触方向に付勢することができ、上側板部122を下側板部132に容易に接触させることができる。
また、リブ部125のリブ接触部127を、リブ部125と係合部136とが係合する方向、および、上側板部122と下側板部132とが接触する方向に対して傾斜する状態に構成している。このため、リブ部125に連結された上側板部122は、リブ部125と係合部136とを係合させる際のリブ接触部127に加わる上述した反力により、接触方向に案内される。そして、上ケース120がリブ部125と係合部136とが係合する状態で下ケース130に取り付けられると、上側板部122は、接触方向に荷重W10で付勢される。したがって、リブ部125のリブ接触部127を、リブ部125と係合部136とが係合する方向、および、上側板部122と下側板部132とが接触する方向に対して傾斜する状態に構成するだけの簡単な構成で、上側板部122を接触方向に付勢することができ、上側板部122を下側板部132に容易に接触させることができる。
120 第1の部材としての第1のケースである上ケース
130 第2の部材としての第2のケースである下ケース
122 自由端近傍としての上側板部
122A 自由端としての下端縁
125,211 接合装置を構成する係止部としてのリブ部
127 傾斜部を構成するリブ接触部
128 傾斜部を構成する先端部
132 自由端近傍としての下側板部
136,220 接合装置を構成する係合部
138C 開口縁としての上端隅部
222 傾斜部としての係合接触部
882 振動機器としての移動用電動モータ
930 電子機器としての回路基板
K 振動機器収納空間および電子機器収納空間としての収納空間
130 第2の部材としての第2のケースである下ケース
122 自由端近傍としての上側板部
122A 自由端としての下端縁
125,211 接合装置を構成する係止部としてのリブ部
127 傾斜部を構成するリブ接触部
128 傾斜部を構成する先端部
132 自由端近傍としての下側板部
136,220 接合装置を構成する係合部
138C 開口縁としての上端隅部
222 傾斜部としての係合接触部
882 振動機器としての移動用電動モータ
930 電子機器としての回路基板
K 振動機器収納空間および電子機器収納空間としての収納空間
Claims (14)
- 取付部材により取り付けられる第1の部材と第2の部材とを含み、前記第1の部材および前記第2の部材における移動可能な各自由端近傍を互いに接触させた接合装置であって、
前記第1の部材および前記第2の部材のいずれか一方に設けられた係合部と、
前記第1の部材および前記第2の部材のいずれか他方に設けられ前記係合部に係合することにより前記第1の部材の自由端近傍および前記第2の部材の自由端近傍のうちの少なくともいずれか一方を互いに接触する方向に付勢する係止部と、
を具備したことを特徴とした接合装置。 - 請求項1に記載の接合装置であって、
前記第1の部材および前記第2の部材の各自由端は、取付方向に対して交差する方向に移動可能に設けられている
ことを特徴とした接合装置。 - 請求項1または請求項2に記載の接合装置であって、
前記係合部および前記係止部は、前記第1の部材および前記第2の部材の各自由端における前記取付部材にて取り付けられる位置から離間する位置に設けられている
ことを特徴とした接合装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の接合装置であって、
前記係合部および前記係止部のうちの少なくともいずれか一方は、前記係合する方向および前記接触する方向に対して傾斜する傾斜部を備えた
ことを特徴とした接合装置。 - 取付部材により取り付けられる第1の部材と第2の部材とを含み、前記第1の部材および前記第2の部材における取付方向に対して交差する方向に移動可能な各自由端近傍を互いに接触させた接合装置であって、
前記第1の部材の自由端近傍および前記第2の部材の自由端近傍のいずれか一方に設けられた係合部と、
前記第1の部材の自由端近傍および前記第2の部材の自由端近傍のいずれか他方に設けられ前記係合部に係合する係止部と、
を具備し、
前記係合部および前記係止部のうちの少なくともいずれか一方は、前記係合する方向および前記接触する方向に対して傾斜する傾斜部を備えた
ことを特徴とした接合装置。 - 請求項4または請求項5に記載の接合装置であって、
前記傾斜部は、前記係止部に備えられ、前記係合する方向の先端側における前記傾斜部の前記係合する方向に対する傾斜の勾配は、前記係合する方向の基端側における前記傾斜部の前記係合する方向に対する傾斜の勾配よりも急勾配に形成された
ことを特徴とした接合装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の接合部材であって、
前記係合部および前記係止部のうちの少なくともいずれか一方は、互いに係合した状態で弾性変形可能で、弾性変形による復元力により前記第1の部材の自由端近傍および前記第2の部材の自由端近傍を互いに接触する方向に付勢する
ことを特徴とした接合装置。 - 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の接合装置であって、
前記係合部および前記係止部のうちの少なくともいずれか一方は、前記第1の部材および前記第2の部材のうちの少なくともいずれか一方の自由端縁に設けられた
ことを特徴とした接合装置。 - 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の接合装置であって、
前記係止部は、前記係合する方向の先端が自由端となる舌片状に切り起こし形成された
ことを特徴とした接合装置。 - 請求項9に記載の接合装置であって、
前記係合部は、開口部を有し、前記係止部を前記開口部に挿入して、この開口部の開口縁に接触させた状態で係合する
ことを特徴とした接合装置。 - 請求項10に記載の接合装置であって、
前記係合部は、軸方向が前記取付方向と略平行な略筒状に形成された
ことを特徴とした接合装置。 - 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の接合装置であって、
前記第1の部材は、少なくとも一面が開口された第1のケースであり、
前記第2の部材は、前記第1のケースに開口された少なくとも前記一面を閉塞する第2のケースであり、
前記第1の部材および前記第2の部材は、少なくとも前記一面を閉塞する状態に前記取付部材にて取り付けられた際に、振動する振動機器を収納する振動機器収納空間を略区画形成する
ことを特徴とした接合装置。 - 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の接合装置であって、
前記第1の部材は、少なくとも一面が開口され導電性を有する第1のケースであり、
前記第2の部材は、前記第1のケースに開口された少なくとも前記一面を閉塞し導電性を有する第2のケースであり、
前記第1の部材および前記第2の部材は、少なくとも前記一面を閉塞する状態に前記取付部材にて取り付けられた際に、電子機器を収納する電子機器収納空間を略区画形成する
ことを特徴とした接合装置。 - 請求項13に記載の接合装置であって、
前記第1の部材および前記第2の部材のいずれか一方は、前記電子機器収納空間に収納される前記電子機器が導通可能であり、
前記第1の部材および前記第2の部材のいずれか他方は、接地可能である
ことを特徴とした接合装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004028094A JP2005223058A (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 接合装置 |
US11/048,060 US20050214068A1 (en) | 2004-02-04 | 2005-02-02 | Joining device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004028094A JP2005223058A (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 接合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005223058A true JP2005223058A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34990018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004028094A Withdrawn JP2005223058A (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 接合装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050214068A1 (ja) |
JP (1) | JP2005223058A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017503122A (ja) * | 2013-11-28 | 2017-01-26 | ルノー エス.ア.エス. | 狭い細長スロットに対する薄い細長リップ部材のガイド付きアセンブリ、およびノズルに対する空気案内部品のアセンブリへの応用 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150035416A1 (en) * | 2013-08-01 | 2015-02-05 | Kevin Yang | Housing Locking Tabs |
-
2004
- 2004-02-04 JP JP2004028094A patent/JP2005223058A/ja not_active Withdrawn
-
2005
- 2005-02-02 US US11/048,060 patent/US20050214068A1/en not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017503122A (ja) * | 2013-11-28 | 2017-01-26 | ルノー エス.ア.エス. | 狭い細長スロットに対する薄い細長リップ部材のガイド付きアセンブリ、およびノズルに対する空気案内部品のアセンブリへの応用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050214068A1 (en) | 2005-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0814477B1 (en) | Disc drive | |
US6160780A (en) | Disc clamper and disc drive provided with the disc clamper | |
JP2001320181A (ja) | 電子機器 | |
JP4900405B2 (ja) | 扉開閉機構、記録及び/又は再生装置 | |
WO2012111247A1 (ja) | 光ディスク駆動装置および配線構造 | |
JP2005223058A (ja) | 接合装置 | |
JP2005228407A (ja) | 回転円板形記憶装置 | |
US8042129B2 (en) | Disk recording and/or reproducing device | |
WO2004042734A1 (ja) | ディスク駆動装置 | |
JP2007109363A (ja) | ディスク装置及びディスク媒体再生装置又はディスク媒体記録再生装置 | |
JPH07111049A (ja) | フレキシブル・プリント配線接続装置 | |
JP4300481B2 (ja) | ディスクドライブ装置及びこれを備えた電子機器 | |
JP2010205310A (ja) | シャーシ構造及び電子機器 | |
JP3473663B2 (ja) | 光ヘッドアクチュエータ | |
JP5245912B2 (ja) | 電子機器 | |
JP2005302285A (ja) | 光記録媒体用の記録又は再生装置 | |
JP4419925B2 (ja) | 光ディスク装置 | |
JPH1021680A (ja) | ディスク装置 | |
JPH1021677A (ja) | ディスク装置 | |
JP3054198U (ja) | 部材の係合構造および光ピックアップ装置 | |
JP4103687B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2907735B2 (ja) | カセットローディング装置 | |
US20040057152A1 (en) | Disk drive | |
KR0167939B1 (ko) | 광픽업 액츄에이터의 요오크플레이트 고정 조립장치 | |
JP2002367300A (ja) | 光学ピックアップの送り機構及びディスクドライブ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070501 |