WO2004042734A1 - ディスク駆動装置 - Google Patents

Abstract

　ディスク駆動装置において、スピンドルモータ等の機能性部材を内部に収納した上下ケース体のうち、下ケース体の一部に切り欠きまたは開口を設けて、上下方向寸法の縮減が困難な機能性部材の一部を露出させる。これにより、下ケース体の肉厚寸法や、孔がない場合には必要となるクリアランス寸法をも前記の機能性部材が利用できる上下方向寸法の一部とし、機能性部材の性能を低下させることなく装置全体の上下方向寸法を縮減する。

Description

明細書

ディ ス ク駆動装置

技術分野

本発明は、 コ ンパク トディ ス ク （ C D ) やデジタルビデ ォディ ス ク （ D V D ) 等の情報記録ディ ス ク を装着 して駆 動し、情報の読み出 し ·書き込みを行う ためのディ ス ク駆動 装置に関する。

背景技術

ディ ス ク駆動装置には 、 ノ ー ト型パ ソ コ ンな どの親機器 に組みこまれる ものがある 。 しかし、 親機器ではすでにい く つもの機構を高密度に配置した構造と なっているので、 この種のディ ス ク駆動装置は、 上下のケース体からなるケ ース体と このケース体に出 し入れでき るディ ス ク ト レー と 力 らな り 、 ディ ス ク ト レ一側に駆動機構を設ける。 一方、 親機器の薄型化 、 コ ンパク トイ匕に と もなレヽ、 ディ ス ク駆動 装置の寸法、 特にその厚さ (上下方向の寸法） を縮減する 要求が強い。 例えば、 現在 、 この種ディ スク駆動装置の平 均的な厚さは上下ケース体を含めて 1 2 . 7 m mである力 これを 3 . 2 m m縮減しゝ 9 . 5 m mとする要求力 Sある。 ディ ス ク駆動装置の厚さ を縮減するに際して、 上下のケ 一ス体を形成する素材の肉厚、 ディ スク駆動装置に組み込 む各種の機能性部材、 例えば、 装填したディ ス ク を駆動す るス ピン ドルモータゃ 、 ピッ ク ア ップュニ ッ ト をディ ス ク の半径方向に移動させるス レ ッ ドモータ、 あるいはデイ ス ク ト レー側と ケース体側を電気的に接続するケーブルな ど の厚さ を縮減する のは、 強度や機能あるレ、は性能を維持す る上から現状では困難と なっている。

上ケース体を形成する素材の板厚は 0 4 m m、 下ケー ス体を形成する素材の板厚は 0 . 5 m m程度が必要である し、 ス ピン ドルモータではモータ そのものの上下方向寸法 は縮減でき る可能性がある と してもス レ V ド、シャ一シに取 り 付けた軸基端のかしめ部分を含んだモ一タ全体と しての 上下方向全体の寸法の縮減は困難である o しかも、 ス ピン ドルモータ は通常、 これを取り 付けてレ、るス レッ ドシヤー シが防振ク ッショ ンで下カバーに支持されてお り 、 軸 端 が下方へ （ 0 . 3 m m程度） 移動する可能性がある。

また、 ス レ ッ ドモータではその上下方向寸法を縮減する と 出力 トルク に影響し、 ピッ ク ア ップュニッ ト を移動させ るのに十分な トルク を得るのが困難になってく る。

さ らに、 ディ スク ト レー側と ケース体側と を電気的に接 続するケーブルと して F P C (フ レキブル ' プリ ンテ ツ ド ' サーキ ク h ) や F F C (フ レキシブル • フフ ッ ト · ケープ ノレ） な どの可橈性接続体が利用 される o の可撓性接続体 はディ スク 卜 レ一の出し入れに週 '心でさ る よ う に、 ケース 体内部で反転させて取り 付けてあ り 、 ―端をケース体側コ ネク タ (サブ回路 板にある） に、 また 、 他端をデイ スク ト レー側 nネク タ (メイ ン回路基板にある ) に接続してい

· - しかし、 れらの可撓性接続体にち剛性があつて· 、 "ヽ 理な曲率で反転させる と反発力が強 < な り ディ スク ト レー 側を押 レ上げて しま う。 このため、 τィ スク が傾斜して回 揺れや振動で騒音が発生する こ と もある。

特開 2 0 0 0 — 2 1 1 5 5 号公報に開示されてレヽるテ ィ スク装置は、 ディ ス ク ト レーに配置する ソ レノ ィ ドゃモ一 タ と対向する底板 （下カバーに相当 ) の個所にいく つかの 開口 を設けてレヽるが、 これはソ レノ ィ ドゃモ一タなどの機 能性部材が発する熱を外部へ放散させるためであ り 、 ディ スク装置と しての全体を薄型化する技術的思想に基づく も のではない。 また、 装置本体のケ一ス体に開 口や切 り 欠き は設け られておらず、 こ の点力 ら も薄型化を意図 したもの ではない。

発明の開示

本発明の 目 的は、 ディ スク駆動装置における機能性部材

(ディ ス ク駆動用のモータや、 ピク ク ア ップュ二 ッ 卜移動 用のモータや、 ソ レノイ ドや、 ディ ス ク ト レー側と ケ一ス 体側を電気的に接続するケーブルな どを含む） の性能を低 下させずに装置全体の薄型化ができ るディ スク駆動装置の 提供をする こ と にある。

上記目 的を達成するため、 本発明によ る第 1 の形態のデ ィ ス ク駆動装置は、 少なく と も底面を備えたケ一ス体と 、 ァイ スク を保持し、 前記ケース体に収納された 7"ィ スク駆 動位置と前記ケース体から突出 したディ スク装着位置と の 間を移動可能なディ スク ト レ一 と 、 こ のディ スク 卜 レ一に en.

BXけ られた機能性部材と 、 こ の機能性部材を保護するため に前記機能性部材と前記ケース体の底面と の間に位置する よ う に前記ディ ス ク ト レーに設けられた下カバ と を有す る さ らに、 刖記 " イ ス ク ト レーが前記ディ ス ク駆動位置 に位置する と き前記機能性部材に対向する、 前記ケース体 の底面の位置に 、 切 り欠きまたは開口 を設けている。

記第 1 の形態のディ ス ク駆動装置は以下の態様を取 り える

、

記下力ノく > ~は、 m gc機能性部材と対向する部分に、 切 り 欠きまたは開口 を設ける。

、

記アイ スク に対 して情報の記録または再生を行 う ため の光学へッ ドを備えたピック ア ップュニ ッ ト を有し 、 m記 機能性部材の一つは、 前記ピッ クア ップュニッ ト を目 U記ァ ィ スク の半径方向に摺動するためのス レツ ドモータである

、

目 U記ス レッ ド、モータは 、 前記下ケースの前縁部と対向す る個所に位置している。

、

記ス レ ッ ド-モータ の出力軸は、 前記ケース体の前方側 に位置し、 ピッ ク ア ップュニ ッ ト を摺動させるス ク リ ュー 軸と歯車によ る伝導連結機構で結合され、 かつ、 前 pd 1H導 連結機構と対向 した下力バーおよびケース体の位置に開 口 または切 り 欠きが形成さ ,れていている。

.、丄

刖記ス レ ッ 卜'モータは 、 前記ピッ ク ア ップュニ ッ ト を摺 動させるス ク リ ユ ー軸に直結したパルスモータである

前記ケース体に備えたメ イ ン回路基板と 、 前記ディ スク ト レーに備えたサブ回路基板と 、 前記メ イ ン回路基板とサ ブ回路基板と を電気的に接続するための可撓性接続体と を 有し、 前記機能性部材は、 前記ディ ス ク ト レーが前記ディ ス ク駆動位置に位置している と き における前記可撓性接続 体であ り 、 その屈曲部が前記ケース体の底面に設けた切 り 欠きまたは開口 と対向 していている。

前記可撓性接続体はフ レキシブル ' プリ ンテ ツ ド · サー キ ッ ト （ F P C ) またはフ レキシブル ' フ ラ ッ ト · ケープ ノレ （ F F C ) である。

本発明によ る第 2 の形態のテ ィ スク駆動装置は、 少なく と も底面を備えたケ一ス体と 、 τ イ スク を保持し、 前記ケ 一ス体に収納されたティ スク駆動位置と前記ケース体から 突出 したデイ ス ク装着位置と の間を移動可能なディ ス ク ト レ一と 、 こ のディ ス ク 卜 レ一 ΠΧけ られた機能性部材と 、 こ の機能性部材を保護するために前記機能性部材と前記ケ 一ス体の底面と の間に位置する よ う に前記ディ スク ト レー に設け られた下力バ一と 、 記ァイ ス ク の駆動時に振動を 吸収するための防振ク ク シ a ンと を有する。 さ らに、 前記 ケ一ス体の底面における 、i記機能性部材に対向する位置に 目 、 U g己ディ ス ク の振動によつて上下動する前記機能性部材が 逃げるための切 り 欠きまたは開 口 を設けている。

前記第 1 及び第 2 の形態のディ スク駆動装置は以下の態 様を取り える。

前記機能性部材は、 前記ディ スク を駆動するス ピン ドル モータである。

前記ケース体の底面の切 り 欠きまたは開口 に保護テープ を取 り付ける。

本発明によ る第 3 の形態のディ スク駆動装置は、 ケース 底面を備えた下ケース体と ケース上面を備えた上ケース体 と を含むケース体と 、 ディ ス ク を保持し、 前記ケース体に 収納されたディ スク駆動位置と前記ケース体から突出 した ディ スク装着位置と の間を移動可能なディ ス ク ト レーと 、 前記ディ スク ト レーに設け られた機能性部材と 、 前記ディ ス ク に対 して情報の記録または再生を行 う ための光学へッ ドを備えた ピッ ク ア ップュニッ ト と 、 前記ピッ ク ア ップュ ニ ッ トに係合しそのピッ ク ア ップュニ ッ トを移動させるス ク リ ュー軸と 、 前記機能性部材を保護するために前記機能 性部材と前記ケース底面と の間に位置する よ う に前記ディ ス ク ト レーに設け られた下カバーを有する。 そ して、 前記 ピッ クア ップュ - ッ ト 、 ス ク リ ユ ー軸及び下カバーはシャ ーシユニ ッ ト を構成し、 該シャーシユニ ッ ト には、 前記デ イ ス クの駆動時に振動を吸収するための防振ク ッシ ョ ンが 設け られ、 さ らに、 前記ディ ス ク ト レーが前記ディ スク駆 動位置に位置する と き前記機能性部材に対向する、 前記ケ ース底面の位置に、 切 り欠きまたは開口 を設けている。

本発明のディ ス ク駆動装置によれば、 機能性部材の性能 を落とすこ と なく 、装置全体の薄型化が達成される。また、 ディ スク駆動用のモータの軸をス レツ ドシャーシへ余裕を 持って固定するこ とができ る。

図面の簡単な説明

図 1 は、 本発明によ る第 1 実施形態のディ ス ク駆動装置 がディ ス ク装着位置にある状態を説明するための斜視図で ある。

図 2 は、 図 1 のディ スク駆動装置を斜め下方から見た斜 視図である。

図 3 は、 図 1 のディ ス ク駆動装置がディ スク駆動装着位 置にある状態を説明するための上面図である。

図 4 は、 図 1 のディ ス ク駆動装置がディ スク駆動装着位 置にある状態を説明するための上面図である。

図 5 は、 図 1 のディ ス ク駆動装置を構成する要素の上下 方向の配置関係を説明するための概略断面図である。

図 6 は、 図 1 のディ ス ク駆動装置における可撓性接続体 ( F P C ) の屈曲を説明するための概略断面図である。 図 7 は、 本発明によ る第 2 実施形態のディ ス ク駆動装置 で使用 される ス レ ツ ドモータ の出力軸部分を示す平面図で ある。

図 8 は、 本発明によ る第 3 実施形態のディ ス ク駆動装置 で使用 される ス レ ツ ドモータ の出力軸部分を示す平面図で ある。

発明を実施するための最良の形態

まず、 本発明の第 1 の実施形態を図 1 乃至図 6 を用いて 説明する。

ディ スク駆動装置 1 は、 図 1 に示すよ う に、 上ケース体 2 、 下ケース体 3 およびディ ス ク ト レー 4 と を備える。 上 ケース体 2 と下ケース体 3 と は、 組み合わってケース体 5 を構成する （図 2 )。 こ のケース体 5 に対してディ ス ク ト レ — 4 が抜き差し可能に装着される。

図 1 は、 ディ スク ト レー 4 をケース体 5 から抜き 出 した 状態を示し、 こ のディ スク ト レー 4 の位置 （ディ ス ク装着 位置） でもってディ スク 6 をディ ス ク ト レー 4 上に装着ま たはディ ス ク 6 をディ スク ト レー 4 から取り 外すこ と がで き る。

一方、 図 3 は、 ディ スク ト レー 4 をケース体 5 に押し込 んだ状態を示 し、 こ のディ ス ク ト レー 4 の位置 （ディ ス ク 駆動位置） でディ スク 6 から情報を読み出 した り ディ ス ク 6 へ情報を書き込んだりする。

なお、 以下では、 ディ スク ト レー 4 をケース体 5 に向か つて押し込む方向 （図 3 において符号 I で示す方向） を前 方と し、 ケース体 5 を抜き出す方向 （図 3 において符号 D で示す方向） を後方と して説明する。

上ケース体 2 は、 下ケース体 3 を覆 う 蓋体と しての構造 を備え、 肉厚 0 . 4 m mの板材を皿型にプレス整形したも のである 下ケース体 3 も皿形を呈し、 左右の側壁と後壁 を備え、 さ らに、 図 1 に示すよ う に、 後方部分にはメ イ ン 回路基板 7 が取 り 付け られている。 こ のメ イ ン回路基板 7 は 、 機器 (図示せず） と の間で信号やデータ を送受信す るための処理回路の他に、 その後端縁には親機器へ接続す る接続用 ネク タ 8 を、 また、 その前端縁にはケース体側 ネク タ 9 を 、 それぞれ備える。 ケース体側コネク タ 9 に は F P C 1 0 の一端が接続されている。

T ィ ス ク 卜 レー 4 は、 該ディ スク ト レー 4 と下ケース体

3 の左右壁と の間に設けたガイ ド レール機構を利用 して前 後方向に出 し入れされる。 ディ ス ク ト レー 4 の上面中央に はディ ス ク凹部 1 1 が形成され、 また、 下面側からは下力 バ 1 2 に結合されたス レ ク Kシャ、 シ 1 3 が取 り 付け ら れている o このス レッ ドシャ一シ 1 3 は 3 箇所の防振タ ツ シ 3 ン 1 4 (図 4 ) で下力ノく一 1 2 と結合されている。 ス レ ッ Kシャ一シ 1 3 上にはス ピン ド、ルモータ 1 5 、 ス レ ツ ド、モ一タ 1 6 およびピッ ク ァ クプュ二 ソ ト 1 7 が組み付け られてレ、る o

ピ ソ ク ァ ップュニ ッ ト 1 7 は 、 ス レ ク ドシャーシ 1 3 上 に配置 した平行な 2本のガィ ノく 1 8 に案内される ピッ ク ァ Vプ 1 9 と のピッ ク ァ クプ 1 9 を半径方向に移動さ せるス レ V ド、 2 0 とからなる 0 ピク ク ァ ップ 1 9 は光学へ

、リ K 2 1 を備えゝ また、 スク リ ュ 軸 2 0 は、 こ の実施形 態では 、 はすば歯車による伝導連 機構 2 2 でス レ ツ ドモ 一タ 1 6 と拔 .されている ,

図 3 及び図 4 の符号 2 3 はサブ回路 板であ り 、 光学へ ク K 2 1 からの信号の処理と書さ込みデータの送り 込みお よびス レ V ドモ一タ 1 6、 ス ピン ドルモータ 1 5 の制御を 行う 回路を備え 、 ディ スク レ一側 nネク タ 2 4 を有して レ、る o 了ィ ス ク 卜 レ一側コネク タ 2 4 には前記ケース体側 ネク タ 9 に一端を接続した F P C 1 0 の他端が接続され ている ο

図 3 に見る よ 0 に、 ディ スク 卜 レ一 4 をディ スク駆動位 置と した状態では 、 平面視においてス ピン ドルモータ 1 5 は下ケ一ス体 3 のほぼ中央に位置し 、 ス レ ツ ドモータ 1 6 およびその伝導連結機構 2 2 は 、

縁部に位置する。 また、 ケ ス体側コネク タ 9 とディ ス ク レ 側コネク タ 2 4 は メ ィ ン回路基板 7 の前縁に近接した位置となっている。 さ らに 、 τイ スク駆動装置を構成する要素の上下方向の 配置を見る と 、 図 5 に示すよ う に、 上ケース体 2 (肉厚 0 .

4 m m ) と 下ケース体 3 (肉厚 0 . 5 m m) と の間にス ピ ン ドルモ一タ 1 5 (全高さ 8 . 7 mm)、 下カノく一 1 2 お よ びス レ 、リ Kモータ 1 6 (全高さ 6 mm) が位置する。

ス ピン ド-ルモータ 1 5 は、 タ ーンテーブル 2 5 上面の 中 央にチャ ク ク 2 6 を突出 して有 し、 その周囲に環状のスぺ ーサ 2 7 を配置してある。 スぺーサ 2 7 は、 厚さは 0 . 7 m mであ り 、 チャ ッ ク 2 6 に取 り 付けたディ ス ク 6 の下面 と タ ンテ一ブル 2 5 の上面と の間隔を保持している ス ピン Kルモ タ 1 5 の下面中央からは軸 2 8 がス レ ツ ドシ ャ一シ 1 3 よ も下方 突出 している。 軸 2 8 のその突出 した部分をかしめる こ と によつて、 ス ピン ドルモータ 1 5 をス レツ シャ —ン 1 3 に固定してレ、る。 かしめ部分 2 9 の厚さは 0 - 3 m mであ り 、 ス ピン ドルモータ 1 5 を確実 に固定するのに十分である ス レ ツ ドシャーシ 1 3 の下方 には下力ノ 一 1 2 (厚さ 0 , 5 mm) が位置している。

デイ スク 卜 レ一 4 のケ一ス体内へのス ムーズな出 し入れ のために 、 例えば、 上ケ一ス体 2 と チャ ッ ク 2 6 の頂面と の間には 0 • 2 m m ¾度の間隔が、 また、 下カバー 1 2 と 下ケース体 3 と の間には 0 • 3 m mの間隔が、 それぞれ必 要と されてレ、る 。 なお 、 下力バー 1 2 の下面と ス レ ツ ドシ ャーシ 1 3 と のぁレ、だには 0 . 3 m m程度の間隙がある。 ス レッ ドモ タ 1 6 は 、 図 5 に示すよ う に、 その上面及ぴ 下面を平らに して上下方向寸法を 6 m mまで切 り 詰めてあ ス レ ツ ドモータ 1 6 の上面を 、 ディ ス ク 6 が回 転時に揺れるのを考慮して、 ターンテ一ブル 2 5 の上面と 同 じ平面内に位置させる必要がある。

さ らに、 前記のよ う に、 ス レ ッ ドシャ シ 1 3 は防振ク ッシヨ ン 1 4 を介して下カバー 1 2 に取 り 付け られている ので、 その防振ク ッ シ ヨ ン 1 4 の伸縮のため、 ス ピン ドル モータ 1 5 の軸 2 8 下端ゃス レ ツ ドモ タ 1 6 の下面は、 それぞれの静止位置 （図 5 ) よ り も さ らに下方へ変位する 可能性がある。

このため、 下カノく一 1 2 の、 ス ピン ドノレモ タ 1 5 (機 能性部材） の軸 2 8 下端部と対応する位置に第 1 の孔 3 0 を設けて、 軸 2 8 のかしめ部分 2 9 が下方へ変位するのを 可能にする と と もに、 下ケース体 3 の対応位置にも第 2 の 孔 3 1 を形成してある。 ただし、 かしめ部分 2 9 が第 2 の 孔 3 1 を抜けて下ケース体 3 の下方へ突出する と はない。 ディ ス ク 6 の回転時に振動でス レ ツ ドシヤーシ 1 3 が揺れ ても、 軸 2 8 の下端のかしめ部分 2 9 の下端面が第 2 の孔

3 1 へわずかに掛かる程度である。

ス レ ツ ドモータ 1 6 はその上下方向寸法と配置から、 そ の下面が下力バー 1 2 の位置よ り 下方に位置するので、 下 カノく一 1 2 の対応部分に （長方形の） 第 3 の孔 3 2 を設け てス レ ツ ドモータ 1 6 の下部を通過させる。 さ らに 、 下ケ ース体 3 の対応部分にも切 り 欠き 3 3 (図 2 ) を BXけて、 ス レ ツ ドモ一タ 1 6 の下部が下ケース体 3 に当接しないよ 5 にする。 こ の切 り 欠き 3 3 の形状は、 ス レ ッ ドモータ 1

6 の突出部が下ケース体 3 の前縁から後方へ平行移動 した と さの軌跡に相当する。

タ ンテーブル 2 5 上に載置されたディ ス ク 6 の回転時 に振動が生じる と、 ス レ ツ ドモータ 1 6 の下面は下ケース 体 3 の上面よ り も下方にく る こ とがあるが、 防振ク ッ ショ ン 1 4 の伸縮性から して下ケース体 3 の下面よ り も下方と なる こ と はない。

図 3 に示すよ う に、 ディ スク ト レー 4 がディ ス ク駆動位 置にある と きは、 デイ クス ト レー側コネク タ 2 4 はケース 体 5側のメ イ ン回路基板 7 に近接する。 そのため、 F P C

1 0 は 、 図 6 の破線に示すよ う に、 極端に径の小さな屈曲 部 1 0 ' が形成さ る。 こ の F P C 1 0 の屈曲部 1 0 ' はそ の反発力によってディ スク ト レー側コネク タ 2 4 を上方へ 押し上げるので、 ディ スク ト レー 4 の後端は持ち上が り 気 味と なる。 そのため、 この F P C 1 0 の屈曲部 1 0 ' の上 方 の (ディ ス ク ト レー 4 へ） の付勢を殺ぐために、 下ケ ス体 3 の対応個所に第 4 の孔 3 4 を設けて、 こ こに F P

C 1 0 の屈曲部 1 0 ' を逃す （図 6 の実線参照）。

この結果、 ディ スク ト レー 4 がディ ス ク駆動位置で傾斜 する傾向 と な らず、装填したディ スク 6 の回転も滑らかで、 騒立

曰 の発生が防止される。

以上の構成によれば、 ス ピン ドルモータ 1 5 やス レ ッ ド モ ―タ 1 6 の上下方向寸法を変える こ と なく 、 すなわち、 性能を落とすこ と な く 、 上下方向で 3 . 2 m mの縮減を達 成し、 全体と しての上下寸法を 1 2 . 7 m mから 9 . 5 m mにする とい う課題を達成する こ と ができ る。 ただし、 こ の具体的寸法は実施形態と しての例である。

次に、本発明の第 2 の実施形態を図 7 を用いて説明する。 ス レッ ドモータ 1 6 の出力軸 3 5 と スク リ ュ一軸 2 0 と は平歯車によ る伝導連結機構 2 2 ' れ C いる。 この 場ム

αゝ 十分な減速比を取るために中間の減速用歯車 3 6 の 径が大き く なるので、 この歯車 3 6 に対応する部分の下ケ ス体 3 の個所にも切 り 欠き 3 3 を形成しておく 。 その結 果、 減速用歯車 3 6 に対する寸法的な制限が緩和される。

次に、本発明の第 3 の実施形態を図 8 を用いて説明する。 ス レク ドモ タ 1 6 はパルスモータであ り 、 かつ、 その 出力軸 3 5 はスク リ ュ一軸 2 0 と結合されている 。 このた め、 出力軸 3 5 力、らスク リ ユ ー軸 2 0への伝動連結機構が なく 、 その分 、 下ケース体 3 の前縁に形成する切 り 欠き を よ り 小さ く する こ と ができ る。

以上 、 第 1 乃至第 3 の実施形態において、 機能性部材と してス ピン ドルモータ 1 5ゃス レツ ドモータ 1 6 および F

P C 1 0 を取り 上げて説明 したが、 機能性部材は 、 デイ ス ク駆動装置 1 を構成する他の部材であってよい。

下ケ一ス体に設ける第 1 〜第 4 の孔 3 0 — 3 2 、 3 4 や 切 り 欠き 3 3 には、 防塵や外観を良く するために保護テ一 プを貼り 付ける こ とがある。

また 、 下力ノ 一 1 2 を有する構造を例と し、 ス ピン ドル モータ 1 5 やス レッ ドモータ 1 6 等の機能性部材が下カバ 一 1 2 に設けた開 口や切 り欠き を通 して下ケース体 3 と対 向 しているが、 下カバー 1 2 のない場合もある。 この と き は機能性部材と下ケース体は直接に対向する。

Claims

請求の範囲

1 . ディ スク駆動装置において、

少なく と も底面を備えたケース体と、

ディ ス ク を保持し、 前記ケース体に収納されたデイ ス ク駆動位置と前記ケース体から突出 したディ ス ク装着位 置と の間を移動可能なディ ス ク ト レーと、

こ のディ スク ト レーに設け られた機能性部材と、 こ の機能性部材を保護するために前記機能性部材と前 記ケース体の底面との間に位置する よ う に前記ディ スク ト レーに設けられた下カバーと を有し、

前記ディ ス ク ト レーが前記ディ スク駆動位置に位置す る と き前記機能性部材に対向する、 前記ケース体の底面 の位置に、 切り 欠きまたは開 口を設けた、

前記のディ スク駆動装置。

2 . 前記下カバーは、 前記機能性部材と対向する部分に、 切 り 欠き、 または開口 を設けたこ と を特徴とする、 請求 の範囲第 1 項記載のディ スク駆動装置。

3 . 前記ディ ス ク に対して情報の記録または再生を行 う た めの光学へッ ドを備えたピッ ク ア ップュニ ッ ト を有し、 前記機能性部材の一つは、 前記ピッ ク ア ップュニ ッ ト を 前記ディ ス ク の半径方向に摺動するためのス レ ツ ドモー タである、請求の範囲第 1 項に記載のディ スク駆動装置。

4 . 前記ス レ ッ ドモータは、 前記下ケースの前縁部と対向 する個所に位置している、 請求の範囲第 1 項に記載のデ イ スク駆動装置。

5 . 前記ス レ ツ ドモータ の出力軸は、 前記ケース体の前方 側に位置 し、 ピッ クア ップュニ ッ ト を摺動させるスク リ ユー軸と歯車によ る伝導連結機構で結合され、 かつ、 前 記伝導連結機構と対向 した下カバーおよびケース体の位 置に開 口 または切 り 欠きが形成されている、 請求の範囲 第 3項または 4項に記載のディ スク駆動装置。

6 . 前記ス レ ッ ドモータは、 前記ピッ ク ア ップユニ ッ ト を 摺動させるス ク リ ユー軸に直結 したパルスモータである 請求の範囲第 3項に記載のディ スク駆動装置。

7 . 前記ケース体に備えたメ イ ン回路基板と、

前記ディ スク ト レーに備えたサブ回路基板と、 前記メ イ ン回路基板とサブ回路基板と を電気的に接続 するための可撓性接続体と を有し、

前記機能性部材は、 前記ディ ス ク ト レーが前記ディ ス ク駆動位置に位置している と き に ける前記可撓性接続 体であ り 、 その屈曲部が前記ケース体の底面に設けた切 り 欠きまたは開 口 と対向 している、 請求の範囲第 1 項に 記載のディ スク駆動装置。

8 . 前記可撓性接続体はフ レキシブル · プリ ンテ ツ ド · サ 一キ ッ ト （ F P C ) またはフ レキシブル · フラ ッ ト · ケ 一ブル （ F F C ) である、 請求の範囲第 7項に記載のデ イ スク駆動装置。

9 . ディ スク駆動装置において、

少なく と も底面を備えたケース体と、

ディ スク を保持し、. 前記ケース体に収納されたデイ ス ク駆動位置と前記ケース体から突出 したディ ス ク装着位 置との間を移動可能なディ スク ト レーと、

のテイ スク ト レーに設けられた機能性部材と、 この機能性部材を保護するために前記機能性部材と 前 記ケ一ス体の底面と の間に位置する よ う に前記ディ ス ク 卜 レ ―に設けられた下カバーと、

記ァ ィ ス ク の駆動時に振動を吸収するための防振ク

、ノ、 シ ンと を有し、

目 、 IJ記ケース体の底面における前記機能性部材に対向す る位置に 、 前記ディ スク の振動によって上下動する前記 機能性部材が逃げるための切 り 欠き または開 口 を設けた、 目 U記のテ イ スク駆動装置。

0 目 、 'J記機能性部材は、 前記ディ ス ク を駆動するス ピン

Kルモ タである、 請求の範囲第 1 項または 9項に記載 のァ ィ ス ク駆動装置。

1 、

• 記ケース体の底面の切 り 欠きまたは開 口 に保護テ 一プを取 り付けた、 請求の範囲第 1 項または 9 項に記載 の了 -< ス ク駆動装置。

2 • ティ ス ク駆動装置において、

ケ一ス底面を備えた下ケース体と ケース上面を備えた 上ケ一ス体と を含むケース体と、

Tィ ス ク を保持し、 前記ケース体に収納されたディ ス ク駆動位置と前記ケース体から突出 したディ スク装着位 との間を移動可能なディ スク ト レーと、

前記ディ スク ト レーに設けられた機能性部材と、 前記ディ ス ク に対して情報の記録または再生を行 う た めの光学へッ ドを備えたピックア ップュニッ ト と、 前記ピッ ク ア ップユニッ トに係合しその ピッ ク ア ップ ュニッ ト を移動させるス ク リ ユ ー軸と、

前記機能性部材を保護するために前記機能性部材と前 記ケース底面と の間に位置する よ う に前記ディ スク ト レ 一に設け られた下カバーを備え、

前記ピッ ク ア ップユニッ ト、 スク リ ュー軸及ぴ下カバ 一はシャ ーシュニッ ト を構成し、 該シャーシュニ ッ トに は、 前記ディ ス ク の駆動時に振動を吸収するための防振 ク ッ シ ョ ンが設けられ、 さ らに、

前記ディ ス ク ト レーが前記ディ スク駆動位置に位置す る と き前記機能性部材に対向する、 前記ケース底面の位 置に、 切 り 欠きまたは開口 を設けた、

前記のデイ スグ駆動装置。