JP3154903B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP3154903B2
JP3154903B2 JP27142394A JP27142394A JP3154903B2 JP 3154903 B2 JP3154903 B2 JP 3154903B2 JP 27142394 A JP27142394 A JP 27142394A JP 27142394 A JP27142394 A JP 27142394A JP 3154903 B2 JP3154903 B2 JP 3154903B2
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亨 鷲山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CDプレーヤ、CD−
ROMドライブ等の光ディスクに記録された情報を再生
するディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD−ROMドライブ等、光ディ
スクを記録媒体とするディスクドライプの小形、軽量化
が進み、これに連れて、携帯型のコンピュータに内蔵さ
れるタイプのディスクドライブの開発も盛んに行われて
いる。
【0003】このようなディスクドライブは、ディスク
を搭載するトレーをキャビネットに対して水平、つまり
トレーに搭載されたディスクの面の方向に沿って出し入
れできるように構成されたものが主流である。そして、
このような水平ローディング型のディスクドライブにあ
って、特にピックアップやその送り機構さらにはディス
ク駆動機構等をトレー内に配置してなるディスクドライ
ブにおいては、キャビネット内のプリント配線基板とト
レー内のプリント配線基板とをフレキシブル配線基板を
用いて電気的に接続している。この場合、トレー収容
時、フレキシブル配線基板はキャビネット内で大きく撓
んだかたちとなり、他の部品との接触による傷付きや信
号配線の断絶が発生したりする恐れがある。このため、
トレー収容時のフレキシブル配線基板の安全な収まり場
所をどこかに確保しなければならない。
【0004】図17はその一例を示す図である。この例
では、フレキシブル配線基板を水平に寝かせた姿勢で配
しているので、トレー102の収容時、フレキシブル配
線基板101は上または下方向に撓む。従って、キャビ
ネット103内の上または下の部分にフレキシブル配線
基板101を収めるためのスペースを確保する必要があ
り、装置の薄型化の妨げとなる。そこで、図18及び図
19に示すように、フレキシブル配線基板201を、そ
の短辺をトレー202に搭載されたディスク面に対して
垂直に起した姿勢で接続、収容する方法が考えられてい
る。しかしこの場合、キャビネット203内の上または
下の部分からフレキシブル配線基板201を収めるため
のスペースを排除できるものの、これに代わってキャビ
ネット202の奥に収容スペース204をとる必要が生
まれ、装置の奥行き寸法が増大してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにディスクを
搭載したトレーをキャビネット内に出し入れ自在な従来
のディスク再生装置においては、トレーをキャビネット
内に挿入したときのフレキシブル配線基板の収容場所に
よってキャビネット内の貴重なスペースが大きく奪われ
てしまい、装置の小形、薄型化を図るうえでの障害の一
つとなっていた。本発明はこのような課題を解決するた
めのもので、トレーをキャビネット内に挿入したときの
フレキシブル配線基板の収容スペースを最小限に抑え、
以て、装置全体の小形、薄型化を有効に図ることのでき
るディスク再生装置の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク再生装
置は上記した目的を達成するために、ディスクを搭載す
るためのトレーをキャビネット内に出し入れ自在なディ
スク再生装置において、前記トレー内に配置された第1
の電気線路と、前記キャビネット内に配置された第2の
電気線路と、前記第1の電気線路と前記第2の電気線路
とを電気的に接続するフレキシブル配線基板と、前記ト
レーに設けられ、該トレーが前記キャビネット内に収納
されている時、前記フレキシブル配線基板をその短辺を
前記トレーに搭載されたディスクの面に対してほぼ垂直
に起立させた状態で、且つ前記トレーの出し入れ方向に
沿って複数回を折り返すようにして収容するフレキシブ
ル配線基板収容部と、前記トレーが前記キャビネット内
に挿入される時、前記フレキシブル配線基板と共に自ら
も挿入されることで該フレキシブル配線基板を前記フレ
キシブル配線基板収容部内に案内するためのガイド部材
とを具備してなるものである。
【0007】
【作用】本発明においては、トレーに設けられたフレキ
シブル配線基板収容部の中に、フレキシブル配線基板が
その短辺をトレーに搭載されたディスクの面に対してほ
ぼ垂直に起立させた状態で、且つトレーの出し入れ方向
に沿って複数回を折り返すようにして収容される。即
ち、トレーに設けられるフレキシブル配線基板収容部と
しては、トレーの出し入れ方向に沿って細長く形成すれ
ばよいことになり、トレーを厚くしたり、トレーの奥行
きを長くする必要はない。従って、本発明によって装置
全体のより一層の小形、薄型化を図ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1及び図2は本発明に係る一実施例の携
帯コンピュータ搭載型のCD−ROMドライブの外観を
示す斜視図である。
【0010】図1に示すように、このCD−ROMドラ
イブは、パーソナルコンピュータに設けられたスロット
に挿入して組み込まれる。パーソナルコンピュータは、
いわゆるラップトップ、ノート或いはブックタイプと呼
ばれる薄型のもので、図に示すように、本実施例のCD
−ROMドライブは例えばパーソナルコンピュータのキ
ーボード下部に設けられたスロットに挿入して組み込ま
れる。
【0011】CD−ROMドライブは、図中符号1で示
される金属製のキャビネットに対し、CD−ROMディ
スク(図示せず)を搭載するトレー2を水平に(トレー
2に搭載されたディスクの面方向に沿って)出し入れ自
在な構造となっている。キャビネット1はトレー2を出
し入れするための開口部3を一面に有し、この開口部3
の周囲には化粧枠4が嵌め込まれている。
【0012】図2はキャビネット1からトレー2を排出
した状態を示す図である。この図に示すように、トレー
2にはディスクを定位置に載せるためのディスク搭載凹
部6が形成され、この凹部6からディスクを取り出しや
すいようにトレー2両側の対向する位置には欠き込み7
が設けられている。凹部6の中央部にはディスクモータ
(図示せず)に直結されたターンテーブル8が配置され
ており、ターンテーブル8上の中心部には、ディスクの
センター穴と嵌合してディスクをターンテーブル8上の
定位置に装着固定するためのディスクチャック9が突設
されている。また、凹部6には、トレー2の図中裏側に
配置された光学式ピックアップのピックアップレンズ1
0を搭載ディスク面に対して露出するための窓11が開
設されている。
【0013】また、13はトレー2に取り付けられた正
面パネルであり、この正面パネル13には、トレー2を
キャビネット1内から排出する際に押下されるイジェク
トボタン14が配設されている。また15はキャビネッ
ト1に開けられた開口であり、この開口15は、図1に
示すように、トレー2がキャビネット1内に収容されて
いる時ディスクチャック9とほぼ重なる位置に開設され
ている。ドライブ装置全体の薄型化のため、キャビネッ
ト1の内面とディスクチャック9との間には、トレー2
の挿入/排出時に互いが接触しない程度の僅かな隙間し
か設けられていない。従って、上記の開口15は、例え
ば外部から振動が加えられた場合等におけるディスクチ
ャック9とキャビネット1との干渉に対する逃げとして
働く。また、開口13はキャビネット1内の放熱効果に
寄与する。
【0014】図3は本実施例のCD−ROMドライブの
構成を分解して示す図である。
【0015】同図に示すように、キャビネット1は上蓋
1Aによって一面が覆われている。キャビネット1内に
は、マイクロコンピュータ、各種モータドライブ回路等
の半導体素子や、外部機器(ホストコンピュータ)との
電気的接続のためのコネクタ21等の各種の電子部品を
実装したプリント配線基板22と、キャビネット1内に
収容されたトレー2をディスク再生動作が可能な定位置
にてロックするためのトレーロック機構30等が内蔵さ
れている。
【0016】さらに40、41はそれぞれトレー2の両
側部分に取り付けられたスライダーである。これらのス
ライダー40、41はトレー2の移動方向(矢印Y−
Y′方向)に沿ってスライド自在に取り付けられてお
り、その先端はトレー2の挿入側先端面とほぼ面一とな
る位置から、図示される如く前記挿入側先端面より突出
した位置まで延びるものとなっている。そして各スライ
ダー40、41はそれぞれ、キャビネット1内に設けら
れた各スライダレール50、51と係合して、これらに
支持且つ移動案内されるよう構成されている。図7はト
レー排出時の各スライダー40、41の位置を示してい
る。同図に示すように、トレー排出時、各スライダー4
0、41はキャビネット1内へ向けて一杯に引き出さ
れ、各スライダレール50、51に全長のほぼ半分が支
持された状態となる。各スライダレール50、51は上
下方向からも各スライダー40、41を保持できるよう
断面がコの字状をなしており、以て、キャビネット1内
より排出されたトレー2を片持ち状態で支持すべく働
く。
【0017】また、トレー2には、このトレー2の移動
方向に沿って2本の長溝16、16が平行に穿たれてい
る。これらの長溝16、16はトレー2の挿入側先端よ
り僅かに手前で止まっている。これらの長溝16、16
にはキャビネット1の上蓋1Aの内面に突設されたスト
ッパーピン17、17が挿入される。しかして、キャビ
ネット1に対するトレー2の出し入れに伴ってストッパ
ーピン17、17は長溝16、16に案内され、トレー
2の排出が完了したところでストッパーピン17、17
の移動は長溝16、16の末端で規制される。
【0018】さらに、図3及び図4において、60で示
される部分は、キャビネット1内のプリント配線基板2
2等の電子部品とトレー2内のプリント配線基板(図示
せず)、モータ等の電子部品とを電気的に接続するため
のフレキシブル配線基板61を支持し、且つトレー2を
キャビネット1内に収納した時、フレキシブル配線基板
61をトレー2内の所定の収容スペース(図12におい
て77で示される部分)内に収容するように案内するた
めのガイド部材である。
【0019】図5はトレー2内に設けられたディスク駆
動機構の詳細を示す断面図及びその平面図である。
【0020】同図に示すように、ディスク駆動機構は、
ディスクモータ53と、このディスクモータ53のモー
タ軸に固定されたターンテーブル8とから構成されてい
る。このターンテーブル8上の中心部には、このターン
テーブル8上にディスクDを位置決めして着脱自在に固
定するためのディスクチャック9が一体に且つ突出して
設けられている。ディスクチャック9の外周部には、そ
の周面に沿って互いに均等な間隔を置いて3つのチャッ
クチップ9aが一部をディスクチャック9の周面から突
出させたかたちで埋設されている。各チャックチップ9
aは、ディスクチャック9内の圧縮バネ9bによってデ
ィスクチャック9の中心から放射方向に押圧されてお
り、該放射方向に沿って所定のストローク長内で進退移
動し得るように支持されている。即ち、各チャックチッ
プ9aは、ディスクDが装着される際、ディスクのセン
ター穴の壁面で押圧されて一旦後退し、その後、ディス
クDがターンテーブル8上に落とされるに従って圧縮バ
ネ9bの力で前進し、この結果、ディスクDは各チャッ
クチップ9aの下部球面で弾性的に押え付けられ、ター
ンテーブル8上に安定にセットされる。
【0021】本実施例において、各チャックチップ9a
は、その上端がディスク面に対して平行な平坦面Aを成
し、且つ、ディスクDを装着しようとする際にディスク
Dのセンター穴壁面からの押圧によってチップ9aをチ
ャック9内に退避せしめるべく作用する部分が上記ディ
スク面に対して傾斜した平坦面(テーパ面)Bを成して
構成されている。そして、ディスクDを上から押さえ付
けてターンテーブル8上に安定に装着すべく作用する部
分はこれまで通り球面Cを成して構成されている。
【0022】従って、各チャックチップ9aの上端の平
坦面Aに、ディスクチャック9の上端面を平らに揃える
ようにしてディスクチャック9の高さを決めれば、図6
に示すように、金属球を用いた従来のもの(図中一点鎖
線で示す。)に比べ、ディスクチャック9の高さ寸法を
hだけ小さくすることができ、ディスクドライブ全体の
薄型化に寄与することができる。
【0023】次に、図7乃至図11を参照して、上記ト
レーロック機構の詳細、並びにトレー2の挿入/排出時
の動作について説明する。
【0024】図7はトレー排出時の状態を示す図であ
る。この時、キャビネット1の上蓋(図示せず)の内側
面に突設された各ストッパーピン17、17がトレー2
に設けられた長溝16、16の末端に位置しており、こ
れによって排出時のトレー2の位置が規定される。この
ように、本実施例においては、ストッパーピン17、1
7と長溝16、16とからなる簡単な構成でトレー排出
時の位置決め機構を実現しており、装置の小形、薄型化
を図ることができる。
【0025】トレー2をキャビネット内に押し込んで行
くと、図8に示すように、フレキシブル配線基板61は
ガイド部材60と共にトレー2下部に設けられたフレキ
シブル配線基板の収容スペース77内に挿入されて行
き、最終的にトレー2がキャビネット1内に収納された
ところで、図10に示すように、該収容スペース77内
に収容される。図12に示すように、本実施例におい
て、フレキシブル配線基板61のための収容スペース7
7はトレー2の移動方向に沿って細長い形状で設けられ
ている。従って、トレー2の奥行きを長くする必要がな
くなり、ディスクドライブ全体の小形、薄型化を図るこ
とができる。
【0026】さらに、図8の状態からトレー2をさらに
深く挿入すると、トレー2の奥側先端面2Aがキャビネ
ット1内に設けられたトレー排出レバー78と当接す
る。このトレー排出レバー78はトレー2の移動方向に
沿って一定の距離内でスライド自在に支持されており、
バネ79の力によって矢印Y′方向つまりトレー排出方
向に付勢されている。従って、トレー2の奥側先端面2
Aでトレー排出レバー78をトレー挿入方向(Y方向)
に押して行くことによって徐々にバネ79が広がり、そ
の反発力が増大して行く。
【0027】さらに、図9に示す状態までトレー2が挿
入されると、トレー2の下面から垂直に突出して設けら
れたロックピン68がキャビネット1に設けられたロッ
クレバー69のテーパ面69aと当接する。ここで、ロ
ックレバー69は2本の平行なガイド溝55、55にキ
ャビネット1から突設した2本のガイド軸57、57を
挿入してその移動範囲が規制されており、即ち、ロック
レバー69は矢印X−X′方向に進退移動し得るように
支持されている。また、このロックレバー69はバネ5
9の力によって矢印X方向に引き寄せられている。
【0028】しかして、トレー2の挿入によってロック
ピン68がロックレバー69のテーパ面69aに当接す
ると、トレー2が奥にさらに深く挿入されることによっ
てロックレバー69は矢印X′方向にバネ59の力に逆
らって平行移動する。そして、ロックピン68がテーパ
面69aの末端を乗り越えると、ロックレバー69はバ
ネ力で矢印X方向にスライドし、図10に示すように、
ロックピン68をフック部(ロック部)69b内に侵入
せしめる。これによって、トレー2はロック機構30に
てキャビネット1内の定位置でロックされる。
【0029】トレー2をキャビネット1内から排出する
場合は、図11に示すように、トレー2のロックを解除
するためイジェクトボタン14を押下する。トレー収納
状態において、イジェクトボタン14は一方のスライダ
ー41の先端と当接しており、イジェクトボタン14を
押すことによってスライダー41はトレー挿入方向(矢
印Y方向)にスライドされる。このスライダー41の先
端は上記ロックレバー69の第2のテーパ面69cと当
接しており、スライダー41のトレー挿入方向へのスラ
イド移動によってロックレバー69はバネ59の力に逆
らって矢印X′方向に移動する。これにより、トレー2
のロックピン68がロックレバー69のフック部69b
から外れ、トレー2はバネ79によって付勢されている
トレー排出レバー78によって若干手前(矢印Y′方
向)に押し出される。この状態(ほぼ図9に示す状態)
では、ユーザがトレー2の正面パネル13に指をかけて
トレー2を手前に引き出すことが可能であり、後はユー
ザ自身によってトレー2を一杯まで引き出すことができ
る。
【0030】次に、トレー2の内部構造について説明す
る。
【0031】図12はトレー2の裏側面を覆う金属カバ
ー(図示せず)を外してトレー内部を示した図である。
【0032】同図において、18は光学式ピックアップ
であり、このピックアップ18は2本のガイド軸71、
72の間にスライド移動自在に架設されている。2本の
ガイド軸71、72のうち1本のガイド軸(以降、これ
をリードスクリューと呼ぶ。)72の周面にはほぼ全長
に亘ってスクリュー状に溝が穿設されている。このリー
ドスクリュー72はトレー基体2に回転自在に支持され
ている。また、このリードスクリュー72の一端部には
ギア73が取り付けられている。74はピックアップ送
りモータであり、このモータ74の動力は各種伝達ギア
を通じて上記ギア73に伝達され、これによりリードス
クリュー72が回転駆動されるよう構成されている。そ
して、ピックアップ18は後述する動力伝達手段80を
介してリードスクリュー72と結合され、以て、リード
スクリュー72の回転を通じて送り駆動されるように構
成されている。
【0033】なお、図12において、75はディスクモ
ータ53を支持するモータ支持ベース、76はピックア
ップ18がディスクモータ近傍の待機位置、或いはディ
スク上の、ディスク管理情報を記録した領域であるTO
C(Table of Contents )エリアを読み込み可能な位置
にあるとき、ピックアップ18と接触してピックアップ
18のアースをとるためのアースバネである。さらに、
77はトレー2をキャビネット1内に収納した時のフレ
キシブル配線基板61の収容スペースである。このよう
に、本実施例においては、フレキシブル配線基板61の
ための収容スペース77はトレー2の移動方向に沿って
細長い形状で設けられている。
【0034】図13はピックアップ送り機構の詳細を示
す平面図、図14はこのピックアップ送り機構における
リードスクリューとピックアップとの結合部分(動力伝
達手段80)の構成を示す分解図である。
【0035】これらの図に示すように、ピックアップ1
8は、リードスクリュー72の溝と噛み合う溝を有する
ラック部材81を固定した第1の板バネ部材82と第2
の板バネ部材83とからなる動力伝達手段80を介して
リードスクリュー72と結合されている。第1の板バネ
部材82は、これに固定されたラック部材81をリード
スクリュー72に適度な圧力(ピックアップ18を送る
ことのできる必要最低限の圧力)で押し付けることによ
って、リードスクリュー72の溝とラック部材81とを
圧着結合せしめるよう作用している。
【0036】ところで、このディスクドライブにおいて
は、ピックアップ18がディスク上のTOCエリアを読
み込み可能な位置まで移動したことを、ピックアップ1
8そのものからの押圧によって検知するためのスイッチ
91が設けられている。このスイッチ91は図示しない
バネの力でピックアップ18からの押圧に対し逆らう方
向に常に付勢されている。このため、ピックアップ18
がこのスイッチ91を押圧する瞬間、ピックアップ18
を送るための負荷が上記バネの反発力分増大するため、
図15に示すように、第1の板バネ部材82はこの負荷
に耐え切れずに外側に撓みかけ、リードスクリュー72
の溝とラック部材81との噛合が外れかける。しかし、
この時、第1の板バネ部材82の外側に配置された第2
の板バネ部材83の反発力によって、ラック部材81は
リードスクリュー72の溝から外れることなく噛合状態
が確保される。即ち、第2の板バネ部材83は、ピック
アップ18の通常走行時、第1の板バネ部材82と非接
触、或いは第2の板バネ部材83からの押圧力が第1の
板バネ部材82に加わらない程度に接触している状態に
あり、第1の板バネ部材82が外側に撓んだときはじめ
てその弾性力を発揮し、リードスクリュー72の溝に対
するラック部材81の押圧力を増強して、リードスクリ
ュー72の溝からラック部材81が外れないように作用
する。
【0037】この構成により、第1の板バネ部材81に
よる押圧力としては、ピックアップ18がディスク上の
TOCエリアを読み込み可能な位置に来てスイッチバネ
からの反力を受けるとしても、ピックアップ18を送る
ための必要最低限の力で済むことになり、ピックアップ
18を送るためのモータ74の負荷も必要最小限で済
む。
【0038】さらに、本実施例においては、ピックアッ
プ18がその待機位置にあるとき、或いはほぼディスク
上のTOCエリアを読み込み可能な位置にあるとき、図
15に示すように、ピックアップ18がアースバネ76
と弾性的に接触するように構成されている。図16はト
レー2の側面断面図である。この図に示すように、アー
スバネ76はトレー基体2に貼り付けられた金属板92
に固着されている。そしてこの金属板92はセットアー
スバネ93を通じてトレー2の裏側を覆う金属カバー7
0と電気的に結合されている。さらに、この金属カバー
70は図示しない導通部材を介して金属製のキャビネッ
ト1と電気的に結合されている。
【0039】したがって、この構成により、ピックアッ
プ18はその待機位置に移動する度にアース接続される
ことになり、外部からの高電圧放電によって滞留した電
荷を外部に逃がすことができ、レーザダイオード等が静
電破壊に至る危険を大幅に低減することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
レーに設けられるフレキシブル配線基板収容部をトレー
の出し入れ方向に沿って細長く形成することができ、ト
レーを厚くしたり、トレーの奥行きを長くする必要がな
くなる。従って、本発明によって装置全体のより一層の
小形、薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のCD−ROMドライブ
のトレー挿入時の外観を示す斜視図である。
【図2】図1のCD−ROMドライブのトレー排出時の
外観を示す斜視図である。
【図3】図1のCD−ROMドライブの構成を分解して
示す斜視図である。
【図4】トレー及びキャビネット間に接続されたフレキ
シブル配線基板を示す斜視図である。
【図5】トレーに内蔵されたディスク駆動機構の詳細を
示す断面図及びその平面図である。
【図6】図5のディスク駆動機構におけるディスクチャ
ックの詳細を従来例と比較して示す断面図である。
【図7】図1のCD−ROMドライブにおけるトレー排
出時の状態を示す平面図である。
【図8】図7の状態からトレーを途中まで挿入した時の
状態を示す平面図である。
【図9】図8の状態からさらに深くトレーを挿入した時
の状態を示す平面図である。
【図10】トレーの挿入が完了した状態(トレー収納状
態)を示す平面図である。
【図11】トレー排出時の動作を説明するための平面図
である。
【図12】トレー内部の構成を示す斜視図である。
【図13】ピックアップ送り機構の詳細を示す平面図で
ある。
【図14】図13のピックアップ送り機構におけるリー
ドスクリューとピックアップとの結合部分の構成を示す
分解図である。
【図15】図14のリードスクリューとピックアップと
の結合部分による作用を説明するための平面図である。
【図16】トレー内のアースバネについて説明するため
のトレー側面断面図である。
【図17】従来のトレー及びキャビネット間のフレキシ
ブル配線基板の接続構造の例を示す斜視図である。
【図18】従来のトレー及びキャビネット間のフレキシ
ブル配線基板の接続構造の他の例を示す斜視図である。
【図19】図18に示すフレキシブル配線基板の収納構
造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…キャビネット、2…トレー、22…プリント配線基
板、60…ガイド部材、61…フレキシブル配線基板、
77…収容スペース。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 33/12 G11B 25/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを搭載するためのトレーをキャ
    ビネット内に出し入れ自在なディスク再生装置におい
    て、 前記トレー内に配置された第1の電気線路と、 前記キャビネット内に配置された第2の電気線路と、 前記第1の電気線路と前記第2の電気線路とを電気的に
    接続するフレキシブル配線基板と、 前記トレーに設けられ、該トレーが前記キャビネット内
    に収納されている時、前記フレキシブル配線基板をその
    短辺を前記トレーに搭載されたディスクの面に対してほ
    ぼ垂直に起立させた状態で、且つ前記トレーの出し入れ
    方向に沿って複数回を折り返すようにして収容するフレ
    キシブル配線基板収容部と、 前記トレーが前記キャビネット内に挿入される時、前記
    フレキシブル配線基板と共に自らも挿入されることで該
    フレキシブル配線基板を前記フレキシブル配線基板収容
    部内に案内するためのガイド部材とを具備することを特
    徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスク再生装置におい
    て、 前記ガイド部材は、前記キャビネットに取り付けられ、
    前記トレーが前記キャビネット内に挿入される時、前記
    収容部内に挿入されて前記フレキシブル配線基板を前記
    収容部内に案内することを特徴とするディスク再生装
    置。
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