JP2005222900A - インライン型電子銃及びそれを用いたカラー陰極線管装置 - Google Patents

インライン型電子銃及びそれを用いたカラー陰極線管装置 Download PDF

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博文 上野
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    • H01J29/503Three or more guns, the axes of which lay in a common plane

Abstract

【課題】 機械的に大きく形成することなく、蛍光体スクリーンの全面で電子ビームスポットを小さくして良好なフォーカス特性を得ることのできる、電界重畳型主レンズ方式を採用したインライン型電子銃を提供する。
【解決手段】 電界重畳型主レンズを、2つの筒状電極14を対向させて配置し、それぞれの筒状電極14の対向しない側に板状の電界補正電極10を配置することによって形成する。2つの筒状電極14の相対向する側に、縁部12と折り返し部13とによって開口部を形成する。開口部の開口形状は、直線と半円とによって形成された、水平方向に長径を有し、垂直方向に短径を有するトラックフィールド型の長孔(横長孔)である。相対的に低い電圧が印加される筒状電極14における開口部の短径をA、相対的に高い電圧が印加される筒状電極14における開口部の短径をBとしたとき、B<Aとなるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インライン型電子銃及びそれを用いたカラー陰極線管(CRT)装置に関し、さらに詳細には、テレビジョン受像機やコンピュータディスプレイ等に応用されるカラー陰極線管装置、及びそれに用いられ、蛍光体スクリーンの周辺における電子ビームスポットの大きさを小さくして、画質を良好にすることのできるインライン型電子銃に関する。
図10に、テレビジョン受像機等に用いられる一般的なカラー陰極線管装置の基本構成を示す。図10に示すように、一般に、カラー陰極線管装置は、フェイスパネル1と、フェイスパネル1の後方に接続されたファンネル2とからなるバルブ3と、ファンネル2のネック部2aに内蔵された電子銃20とを具備している。フェイスパネル1の内面には、R(赤)、G(緑)、B(青)に発光するドット状又はストライプ状の3色の蛍光体層からなる蛍光体スクリーン5が形成されている。また、バルブ3内には、蛍光体スクリーン5と対向して、電子銃20から射出された電子ビームの到達位置を規制するためのシャドウマスク6が配置されている。このシャドウマスク6は、電子銃20から射出されるR(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対応する3本の電子ビーム8R、8G、8Bに対して色選別を行う電極であり、多数の電子ビーム通過孔を有している。また、ファンネル2のネック部2a側外周には、電子銃20から射出された電子ビーム8R、8G、8Bを垂直方向及び水平方向に偏向するための偏向ヨーク7が装着されている。
上記のような構成のカラー陰極線管装置においては、電子銃20から射出された3本の電子ビーム8R、8G、8Bが、偏向ヨーク7の発生させる水平偏向磁界及び垂直偏向磁界によって水平方向及び垂直方向に偏向され、シャドウマスク6の電子ビーム通過孔を介して、蛍光体スクリーン5を高周波で水平走査すると共に、低周波で垂直走査することにより、蛍光体スクリーン5上にカラー画像が表示される。
以上のような構成を備えたカラー陰極線管装置としては、特に、電子銃20を、蛍光体スクリーン5の蛍光体層に向けて、同一水平面上を通るセンタービーム及び一対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビームを射出するインライン型電子銃とし、一方、偏向ヨーク7の水平偏向磁界をピンクッション型、垂直偏向磁界をバレル型とする非斉一磁界として、3電子ビームが自己集中するようにしたインライン型のカラー陰極線管装置がある。
一列配置の3電子ビームを射出する電子銃としては、各種方式のものがあるが、その1つにBPF(Bi−Potential Focus)型と呼ばれるものがある。また、電子銃20の主レンズを形成する方式についても各種方式のものがあるが、その1つに電界重畳型主レンズ方式と呼ばれるものがある(例えば、特許文献1参照)。
図7に、BPF型でかつ電界重畳型主レンズを用いた電子銃を示す。図7に示すように、本電子銃20は、水平方向に一列配置された3個のカソードKと、3個のカソードKを各別に加熱する3個のヒータ(図示せず)と、カソードK側から蛍光体スクリーン5側(図7では、右側)に向かって順に配置された、一体構造の第1グリッドG1ないし第4グリッドG4とからなり、それらのグリッドG1〜G4には、一列配置の3個のカソードKに対応して3個の電子ビーム通過孔、あるいは3本の電子ビームが共通に通過する1個の電子ビーム通過孔が形成されている。
第3−2グリッドG3−2と第4グリッドG4の向き合う部分は、電界重畳型主レンズを形成している。その構成を、図8に示す。図8(a)は、図7に示す第3−2グリッドG3−2の一部を第4グリッドG4側から見た図、図8(b)は、図7に示す第4グリッドG4の一部を第3−2グリッドG3−2側から見た図である。図7、図8に示すように、当該電界重畳型主レンズは、2つの筒状電極9を対向させて配置し、それぞれの筒状電極9の対向しない側に板状の電界補正電極10を配置することにより形成されている。筒状電極9は、一般に、筒状の側壁部11と、側壁部11の端部を折り曲げて形成され、他方の筒状電極9と相対向する縁部12と、縁部12に連続して形成され、かつ、側壁部11の内部で側壁部11に平行に形成された折り返し部13とにより構成されている。そして、2つの筒状電極9の相対向する側には、縁部12と折り返し部13とによって開口部が形成されている。2つの筒状電極9の相対向する側に形成される開口部の形状は、図8に示すような直線と半円とによって形成されるトラックフィールド型の長孔が最も一般的である。
ファンネル2のネック部2aの外径がおよそ29mmで、3個の電子ビーム通過孔が形成された電極を用いて主レンズを形成した場合、主レンズの実効レンズ口径は、電子ビーム通過孔の径で表され、およそ5.0mm程度となるのが一般的である。しかし、上述の電界重畳型主レンズ方式を採用することにより、主レンズの実効レンズ口径を8.0mm程度とすることができる。
この電子銃20において、カソードKには約170Vの電圧が印加され、第1グリッドG1は接地されている。また、第2グリッドG2には約600Vの電圧が印加され、第3−1及び第3−2グリッドG3−1、G3−2には約8kVの電圧が印加される。また、第4グリッドG4には約30kVの高電圧が印加される。そして、カソードKと第1及び第2グリッドG1、G2とにより、電子ビームを発生させ、かつ、主レンズに対する物点を形成する三極部が構成されている。また、第2グリッドG2と第3−1グリッドG3−1とにより、プリフォーカスレンズが形成され、このプリフォーカスレンズは、前記三極部から射出される電子ビームを予備集束させる働きを有している。第3−2グリッドG3−2と第4グリッドG4とにより形成される電界重畳型の主レンズは、予備集束された電子ビームを最終的に蛍光体スクリーン5上に集束させ、蛍光体スクリーン5に電子ビームスポットを形成する。また、偏向ヨーク7によって蛍光体スクリーン5の周辺に電子ビームが偏向される場合、その偏向距離に応じて、第3−2グリッドG3−2には予め設定されたダイナミック電圧が印加される。第3−2グリッドG3−2に印加されるダイナミック電圧は、電子ビームの位置が蛍光体スクリーン5の中心にある場合に最も低くなり、電子ビームが蛍光体スクリーン5のコーナー部に偏向された場合に最も高くなるパラボラ状となっている。蛍光体スクリーン5のコーナー部に電子ビームが偏向された場合、第3−2グリッドG3−2と第4グリッドG4との電位差は最も小さくなり、主レンズの強度(集束作用)は最も弱くなる。また、同時に、第3−1グリッドG3−1と第3−2グリッドG3−2とにより形成される4極子レンズの作用は、最も強くなる。この4極子レンズは、水平方向が集束作用、垂直方向が発散作用となる電界レンズである。以上の構成とすることにより、電子銃20と蛍光体スクリーン5との間の距離が離れ、像点が遠くなる現象を、主レンズの強度を弱くすることによって補償することができ、又、偏向ヨーク7のピンクッション型水平偏向磁界とバレル型垂直偏向磁界とによって発生する偏向収差を補正する4極子レンズを得ることができる。
特許第3320103号公報
ところで、カラー陰極線管装置の画質を良好とするためには、蛍光体スクリーン上での電子ビームスポットを小さくすると共に、そのスポット形状を画面全体でできるだけ真円に近い均一な形状とすることが求められている。近年、テレビジョン受像機用のカラー陰極線管装置に対しては、高密度画素デジタル放送の普及により、蛍光体スクリーン上での電子ビームスポットを小さくすると共に、そのスポット形状を画面全体でできるだけ真円に近い均一な形状とする特性的要求が益々高くなりつつある。
その反面、一列配置の3電子ビームを射出するインライン型電子銃が内蔵されたカラー陰極線管装置においては、図9に示すように、蛍光体スクリーン5に到達した電子ビームのスポットは、蛍光体スクリーン5の周辺に行くほど横方向(水平方向)に伸びた形状となり、この現象がカラー陰極線管装置の解像度を低下させ、画質を劣化させてしまう。この現象は、一列配置の3電子ビームを蛍光体スクリーン5上でコンバージェンスさせるために形成された偏向ヨーク7の非斉一磁界に起因するものであり、蛍光体スクリーン5の周辺に行くほど顕著となり、また、電子ビームの電流が増加するほど著しくなる。
近年、テレビジョン受像機用のカラー陰極線管装置は、大画面化と奥行きの縮小化が進むにつれて偏向角が拡大する傾向にあり、偏向磁界の非斉一性も高くなって、蛍光体スクリーンの周辺での電子ビームスポットが横方向(水平方向)に伸びた形状になるという問題が深刻化している。
すなわち、蛍光体スクリーンの周辺での電子ビームスポットの水平方向の径を縮小することが画質を向上させるための有効な手段であることは明確である。このためには、主レンズの実効レンズ口径を拡大させることが最も有効な手段であるが、主レンズの実効レンズ口径を拡大させるために上記したような電界重畳型主レンズ方式を採用している場合、主レンズの実効レンズ口径のさらなる拡大を図る方法としては、電子銃を機械的に大きく形成することが一般的であり、このためにはファンネルのネック部の外径を拡大する必要が生じる。
しかし、この方法では、電子銃を全く新規に設計する必要がある上に、偏向ヨークも全く新規に設計する必要があり、膨大なコストと時間が必要になる。また、ファンネルのネック部の外径を拡大することにより、偏向ヨークの消費電力が増大し、その結果、モニターセットやテレビジョン受像機セットの消費電力が増大し、消費者には不利益をもたらすこととなって好ましくない。
本発明は、従来技術における前記課題を解決するためになされたものであり、機械的に大きく形成することなく、蛍光体スクリーンの全面で電子ビームスポットを小さくして良好なフォーカス特性を得ることのできる、電界重畳型主レンズ方式を採用したインライン型電子銃、及びそれを用いたカラー陰極線管装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係るインライン型電子銃の構成は、同一水平面上を通るセンタービーム及び一対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビームを発生させる電子ビーム発生部と、前記3電子ビームを加速・集束する主レンズとを備えたインライン型電子銃であって、前記主レンズは、少なくとも2つの電極を対向させて形成され、前記少なくとも2つの電極の相対向する部分は、前記センタービーム及び一対のサイドビームが通過する開口部を有する一対の筒状電極からなり、前記開口部の開口形状は、水平方向に長径を有し、垂直方向に短径を有する、水平方向に長い横長孔であり、相対的に低い電圧が印加される前記筒状電極の前記開口部の短径をA、相対的に高い電圧が印加される前記筒状電極の前記開口部の短径をBとしたとき、B<Aなる関係を満たすことを特徴とする。
また、前記本発明のインライン型電子銃の構成においては、0.5<B/A<1.0なる関係を満たすのが好ましい。また、この場合には、0.6<B/A<0.8なる関係を満たすのが好ましい。この場合にはさらに、相対的に低い電圧が印加される前記筒状電極の、相対的に高い電圧が印加される前記筒状電極と向き合う開口端から後退した位置に、前記センタービーム及び一対のサイドビームのそれぞれが通過する通過孔を有する板状の電界補正電極が設けられ、相対的に低い電圧が印加される前記筒状電極の、相対的に高い電圧が印加される前記筒状電極と向き合う開口端から前記電界補正電極の、相対的に高い電圧が印加される前記筒状電極と向き合う表面までの長さをCとしたとき、C/A<0.6なる関係を満たすのが好ましい。
また、本発明に係るカラー陰極線管装置の構成は、内面に複数色の蛍光体層からなる蛍光体スクリーンを有するフェイスパネルと、前記フェイスパネルの後方に接続されたファンネルとからなるバルブと、前記ファンネルのネック部に内蔵された電子銃と、前記電子銃から射出された電子ビームを通過させるための複数の電子ビーム通過孔を有し、かつ、前記蛍光体スクリーンと所定の間隔を保って前記バルブ内の所定の位置に配置されたシャドウマスクと、前記ファンネルの前記ネック部側外周に装着され、前記電子銃から射出された電子ビームを垂直方向及び水平方向に偏向する偏向ヨークとを備えたカラー陰極線管装置であって、前記電子銃として前記本発明のインライン型電子銃が用いられていることを特徴とする。
本発明によれば、主レンズの水平方向の実効レンズ口径を拡大し、垂直方向の実効レンズ口径を縮小して、蛍光体スクリーン上に形成される電子ビームスポット、特に、蛍光体スクリーンの周辺における電子ビームスポットの水平方向の径を縮小することが可能となる。その結果、高密度表示を可能とし、電子ビームスポットの蛍光体スクリーン全体での均一性を向上させることにより、表示画像の見易さを向上させることができる。すなわち、本発明によれば、高画質のカラー陰極線管装置を提供することができる。
以下、実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
本実施の形態におけるカラー陰極線管装置の基本構成は、図10に示した一般的なカラー陰極線管装置と同様であるため、本実施の形態においては、図10をも参照しながら説明する。
図10に示すように、本実施の形態におけるカラー陰極線管装置は、ガラス等で形成されたフェイスパネル1と、フェイスパネル1の後方に接続され、同じくガラス等で形成されたファンネル2とからなるバルブ3と、ファンネル2のネック部2aに内蔵された電子銃4とを具備している。フェイスパネル1の内面には、R(赤)、G(緑)、B(青)に発光するドット状又はストライプ状の3色の蛍光体層からなる蛍光体スクリーン5が形成されている。また、バルブ3内の所定の位置には、蛍光体スクリーン5と所定の間隔を保って、電子銃4から射出された電子ビームの到達位置を規制するためのシャドウマスク6が配置されている。このシャドウマスク6は、電子銃4から射出されるR(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対応する3本の電子ビーム8R、8G、8Bに対して色選別を行う電極であり、多数の電子ビーム通過孔を有している。また、ファンネル2のネック部2a側外周には、垂直偏向コイルと水平偏向コイルとを有し、電子銃4から射出された電子ビーム8R、8G、8Bを垂直方向及び水平方向に偏向するための偏向ヨーク7が装着されている。ここで、電子銃4は、蛍光体スクリーン5の蛍光体層に向けて、同一水平面上を通るセンタービーム及び一対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビームを射出するインライン型電子銃である。
上記のような構成のカラー陰極線管装置においては、電子銃4から射出された3本の電子ビーム8R、8G、8Bが、偏向ヨーク7の発生させる水平偏向磁界及び垂直偏向磁界によって水平方向及び垂直方向に偏向され、シャドウマスク6の電子ビーム通過孔を介して、蛍光体スクリーン5を高周波で水平走査すると共に、低周波で垂直走査することにより、蛍光体スクリーン5上にカラー画像が表示される。
図1(a)に、本発明の一実施の形態におけるインライン型電子銃の水平方向断面を示し、図1(b)に、その垂直方向断面を示す。図1(a)、(b)に示すように、本電子銃4は、水平方向に一列配置された3個のカソードKと、3個のカソードKを各別に加熱する3個のヒータ(図示せず)と、カソードK側から蛍光体スクリーン5側(図1では、右側)に向かって順に配置された、一体構造の第1グリッドG1ないし第4グリッドG4とからなり、これらは一対の絶縁支持体(図示せず)によって一体に固定されている。
第1及び第2グリッドG1、G2は、板状の電極であり、その板面には、それぞれ一列配置の3個のカソードKに対応して3個の電子ビーム通過孔が形成されている。第3−1グリッドG3−1は、箱状の電極であり、その両端には、それぞれ一列配置の3個のカソードKに対応して3個の電子ビーム通過孔が形成されている。第3−2グリッドG3−2は、第3−1グリッドG3−1と向き合う面に一列配置の3個のカソードKに対応して3個の電子ビーム通過孔が形成された電極と、第4グリッドG4と向き合う側に、電界重畳型主レンズを形成するための、一列配置の3個のカソードKに対応して3個の電子ビーム通過孔が形成された板状の電界補正電極10と、3本の電子ビームに共通の開口を有する筒状電極14とからなる。第4グリッドG4は、蛍光体スクリーン側の面に一列配置の3個のカソードKに対応して3個の電子ビーム通過孔が形成された電極と、第3−2グリッドG3−2と向き合う側に、電界重畳型主レンズを形成するための、3本の電子ビームに共通の開口を有する筒状電極14と、一列配置の3個のカソードKに対応して3個の電子ビーム通過孔が形成された板状の電界補正電極10とからなる。
図2に、電界重畳型主レンズを形成する電極の構成を示す。図2(a)は、図1に示す第3−2グリッドG3−2の一部を第4グリッドG4側から見た図(後述するように、相対的に低い電圧が印加される電極)、図2(b)は、図1に示す第4グリッドG4の一部を第3−2グリッドG3−2側から見た図(後述するように、相対的に高い電圧が印加される電極)である。図1、図2に示すように、当該電界重畳型主レンズは、2つの筒状電極14を対向させて配置し、それぞれの筒状電極14の対向しない側に板状の電界補正電極10を配置することにより形成されている。筒状電極14は、筒状の側壁部11と、側壁部11の端部を折り曲げて形成され、他方の筒状電極14と相対向する縁部12と、縁部12に連続して形成され、かつ、側壁部11の内部で側壁部11に平行に形成された折り返し部13とにより構成されている。そして、2つの筒状電極14の相対向する側には、縁部12と折り返し部13とによって開口部が形成されている。ここで、開口部は、水平方向に大きく、垂直方向に小さい開口形状を有している。すなわち、開口部の開口形状は、直線と半円とによって形成された、水平方向に長径を有し、垂直方向に短径を有するトラックフィールド型の長孔(横長孔)である。
この電子銃4において、カソードKには約170Vの電圧が印加され、第1グリッドG1には約0Vの電圧が印加される。また、第2グリッドG2には約600Vの電圧が印加され、第3−1グリッドG3−1には約8kVの一定電圧が印加される。また、偏向ヨーク7によって蛍光体スクリーン5の周辺に電子ビームが偏向される場合、その偏向距離に応じて、第3−2グリッドG3−2には予め設定された電圧が印加される。第3−2グリッドG3−2に印加される電圧は、電子ビームの位置が蛍光体スクリーン5の中心にある場合に最も低くなり(約8kV)、電子ビームが蛍光体スクリーン5のコーナー部に偏向された場合に最も高くなる(8.8kV)パラボラ状となっている。また、第4グリッドG4には約30kVの高電圧が印加される。すなわち、蛍光体スクリーン5のコーナー部に電子ビームが偏向された場合、第3−2グリッドG3−2と第4グリッドG4との電位差は最も小さくなり、主レンズの強度は最も弱くなる。
カソードKと第1及び第2グリッドG1、G2とにより、電子ビームを発生させ、かつ、主レンズに対する物点を形成する三極部が構成されている。また、第2グリッドG2と第3−1グリッドG3−1とにより、プリフォーカスレンズが形成され、このプリフォーカスレンズは、前記三極部から射出される電子ビームを予備集束させる働きを有している。第3−2グリッドG3−2と第4グリッドG4とにより形成される電界重畳型の主レンズは、予備集束された電子ビームを最終的に蛍光体スクリーン5上に集束させ、蛍光体スクリーン5に電子ビームスポットを形成する。
第3−1グリッドG3−1の第3−2グリッドG3−2側には、4極子レンズを形成するための垂直方向に長い(縦長の)電子ビーム通過孔が形成され、第3−2グリッドG3−2の第3−1グリッドG3−1側には、4極子レンズを形成するための水平方向に長い(横長の)電子ビーム通過孔が形成されている。この4極子レンズは、水平方向で集束作用、垂直方向で発散作用を有する。以上の構成とすることにより、電子銃4と蛍光体スクリーン5との間の距離が離れ、像点が遠くなる現象を、主レンズの強度を弱くすることによって補償することができ、又、偏向ヨーク7のピンクッション型水平偏向磁界とバレル型垂直偏向磁界とによって発生する偏向収差を補正する4極子レンズを得ることができる。また、第4グリッドG4の筒状電極14(高電圧側)における開口部の垂直方向の中心軸に沿った開口径Bは、第3−2グリッドG3−2の筒状電極14(低電圧側)における開口部の垂直方向の中心軸に沿った開口径Aよりも小さく設定されている。すなわち、本実施の形態の電子銃4は、相対的に低い電圧が印加される筒状電極14における開口部の短径をA、相対的に高い電圧が印加される筒状電極14における開口部の短径をBとしたとき、B<Aとなるように構成されている。
これにより、主レンズの低電圧側に形成される集束レンズ部分は、水平方向で弱く、垂直方向で強い集束作用となる。反対に、主レンズの高電圧側に形成される発散レンズ部分は、水平方向で弱く、垂直方向で強い発散作用となる。このように構成された主レンズは、水平方向で収差が少なく、垂直方向で収差が増加した状態となる。その結果、水平方向の実効レンズ口径が拡大され、かつ、垂直方向の実効レンズ口径が縮小された主レンズを形成することが可能となる。そして、このような主レンズを採用することにより、図3に示すように、蛍光体スクリーン5上で得られる電子ビームスポットのうち、蛍光体スクリーン5の周辺における電子ビームスポットの最も大きい水平方向の径を縮小することが可能となる(水平径縮小作用)。その反面、蛍光体スクリーン5上で得られる電子ビームスポットの垂直方向の径が拡大するという現象が発生する。この現象は、蛍光体スクリーン5の中央においては、電子ビームスポットが垂直方向に長く(縦長に)なるために若干問題とはなるが、蛍光体スクリーン5の中央の電子ビームスポットは小さく形成されていることから深刻ではない。一方、蛍光体スクリーン5の周辺において電子ビームスポットの垂直方向の径が拡大することは、前述した水平径縮小作用との相乗作用によって電子ビームスポットをより真円に近づけることとなり、良好な電子ビームスポットを形成することに寄与する。そして、蛍光体スクリーン5の全体を総合的に評価した場合には、蛍光体スクリーン5の全体でのスポット形状の均一性が向上し、画質の向上を確認することができる。
図4に、B/Aの値と主レンズの実効レンズ口径との関係を求めた結果を示す。図4中、実線はB/Aの値と水平方向の実効レンズ口径との関係を示し、破線はB/Aの値と垂直方向の実効レンズ口径との関係を示している。図4に示すように、B/Aの値を小さくして行くと、B/A=1.0を境として、水平方向の実効レンズ口径が拡大して行き、垂直方向の実効レンズ口径が縮小して行くことが分かる。しかし、図4に示すように、B/Aの値が0.5を下回ると、水平方向の実効レンズ口径が初期値よりも小さくなり、電子ビームスポットの水平方向の径が大きくなってしまう。従って、B/Aの値を、0.5<B/A<1.0の範囲に設定することにより、主レンズの水平方向の実効レンズ口径を拡大させることによる効果を十分に発揮させることができる。
また、主レンズの実効レンズ口径の拡大率と蛍光体スクリーン上での電子ビームスポットの縮小率は、実用的範囲において反比例しており、蛍光体スクリーン上での電子ビームスポットの水平径縮小率を視認するには5%程度の変化が必要である。そして、そのためには、図4に示すように、B/Aの値を、0.6<B/A<0.8の範囲に設定することが望ましく、これにより蛍光体スクリーン上での電子ビームスポットの水平径縮小率を視認できる効果をより際立たせることが可能となる。
また、B<Aとし、かつ、低電圧側(第3−2グリッドG3−2側)の筒状電極14の、高電圧側(第4グリッドG4側)の筒状電極14と向き合う開口端から低電圧側(第3−2グリッドG3−2側)の電界補正電極10の、高電圧側(第4グリッドG4側)の筒状電極14と向き合う表面までの長さ、すなわち、低電圧側(第3−2グリッドG3−2側)の筒状電極14の管軸方向の長さCを変えることによっても、主レンズの水平方向の実効レンズ口径と垂直方向の実効レンズ口径の比率を変化させることができる。
図5に、C/Aの値と主レンズの実効レンズ口径比率(垂直口径/水平口径)との関係を求めた結果を示す。図5中、実線はC/Aの値とセンター主レンズの実効レンズ口径比率との関係を示し、破線はC/Aの値と一対のサイド主レンズの実効レンズ口径比率との関係を示している。尚、これらの関係は、B/Aの値を0.7として求めた結果である。図5に示すように、C/Aの値を変化させると、主レンズの実効レンズ口径比率の値が変化することが分かる。また、C/Aの値を大きくして行くと、C/A=約0.6を境として、インライン配列の3電子ビームが通過するセンター主レンズと一対のサイド主レンズの特性差が増大して行くことが分かる。陰極線管の特性上、インライン配列の3電子ビームは同じスポット形状であることが望ましく、そのためには、それぞれの電子ビームが通過する主レンズの特性は同じである必要がある。従って、主レンズの水平方向の実効レンズ口径を拡大し、垂直方向の実効レンズ口径を縮小し、かつ、センター主レンズと一対のサイド主レンズの実効レンズ口径を一致させて、良好な画質を得るためには、0.6<B/A<0.8かつC/A<0.6の関係を満たすようにすることが望ましい。
尚、ファンネル2のネック部2aの外径の変化に伴って電子銃の大きさが変わったとしても、主レンズの実効レンズ口径の絶対値は変化するが、水平方向の実効レンズ口径と垂直方向の実効レンズ口径の比率(垂直口径/水平口径)は変化しないので、同様の効果を得ることができる。
以下に、ファンネル2のネック部2aの外径が29mmのカラー陰極線管装置に用いられる本電子銃の具体的寸法の一例を示す。
本電子銃において、第3−2グリッドG3−2(低電圧側)の筒状電極14の母線方向の長さはC=4.5mm、当該筒状電極14の第4グリッドG4と対向する側の開口部の水平方向の中心軸に沿った開口径(長径)は20.0mm、垂直方向の中心軸に沿った開口径(短径)はA=9.0mmである。また、第4グリッドG4(高電圧側)の筒状電極14の開口部の水平方向の中心軸に沿った開口径(長径)は20.0mm、垂直方向の中心軸に沿った開口径(短径)はB=6.4mmである。以上の寸法に設定することにより、B/Aの値は0.7となり、C/Aの値は0.5となる。そして、この構成によって達成される主レンズの実効レンズ口径は、水平方向の実効レンズ口径が9.5mm程度、垂直方向の実効レンズ口径が6.5mm程度となる。
以上のような構成の電子銃において、カソードKと第1及び第2グリッドG1、G2とで構成される三極部で発生した電子ビームは、第2グリッドG2と第3−1グリッドG3−1とで形成されるプリフォーカスレンズにより予備集束された後、第3−1グリッドG3−1と第3−2グリッドG3−2とで形成される4極子レンズを通過する。4極子レンズを通過した電子ビームは、偏向ヨーク7の偏向磁界から受ける4極作用を補償するための4極作用を4極子レンズで受け、水平方向の実効レンズ口径が拡大され、かつ、垂直方向の実効レンズ口径が縮小された本実施の形態の主レンズに入射する。そして、主レンズを通過した電子ビームは、蛍光体スクリーン5に到達して、電子ビームスポットを形成する。この電子ビームスポットは、従来の電子銃を用いた場合(図9参照)に比べて、水平方向で縮小され、垂直方向で拡大された状態となり、蛍光体スクリーン5の中央ではやや垂直方向に長く(縦長)、蛍光体スクリーン5の周辺ではやや水平方向に長く(横長)なる。その結果、蛍光体スクリーン5の全面で均一性の高いスポット形状を得ることができ、画質を向上させることができる。
尚、本実施の形態においては、第3グリッドG3を分割して、4極子レンズを形成するタイプの電子銃を例に挙げて説明したが、4極子レンズを形成せず、偏向ヨーク7の偏向磁界に同期したダイナミック電圧を印加しないタイプの電子銃であっても、本発明を適用することにより上記と同様の作用効果を発揮させることが可能である。
また、本実施の形態においては、電界重畳型主レンズを形成する2つの筒状電極14の相対向する側の開口部の開口形状が、直線と半円とによって形成される水平方向に長いトラックフィールド型の長孔である場合を例に挙げて説明したが、開口部の開口形状は必ずしもこの形状に限定されるものではなく、水平方向に長い横長孔であればよい。また、開口部が、2つの筒状電極14の相対向する側に設けられた縁部12と折り返し部13とによって形成されているが、これら縁部12と折り返し部13は本発明に必須のものではない。
図6に、電界重畳型主レンズを形成する電極の他の構成を示す。図6(a)は、図1に示す第3−2グリッドG3−2の一部を第4グリッドG4側から見た図(相対的に低い電圧が印加される電極)、図6(b)は、図1に示す第4グリッドG4の一部を第3−2グリッドG3−2側から見た図(相対的に高い電圧が印加される電極)である。図6に示すように、2つの筒状電極14の相対向する側に形成された開口部の開口形状は、垂直方向に狭い部分を有するアレイ型となっている。このような形状の開口部を有する主レンズにおいても、第4グリッドG4の筒状電極14(高電圧側)における開口部の垂直方向の中心軸に沿った開口径Bを、第3−2グリッドG3−2の筒状電極14(低電圧側)における開口部の垂直方向の中心軸に沿った開口径Aよりも小さく設定することにより、上記と同様の効果を得ることができる。
本発明の一実施の形態におけるインライン型電子銃を示す断面図((a)は水平方向断面、(b)は垂直方向断面) 本発明の一実施の形態におけるインライン型電子銃の電界重畳型主レンズを形成する電極の構成を示す斜視図((a)は図1に示す第3−2グリッドの一部を第4グリッド側から見た図、(b)は図1に示す第4グリッドの一部を第3−2グリッド側から見た図) 本発明の一実施の形態におけるインライン型電子銃を用いた場合の、蛍光体スクリーン上の電子ビームスポット形状を説明するための図 本発明の一実施の形態におけるインライン型電子銃を用いた場合の、相対的に低い電圧が印加される筒状電極における開口部の短径をA、相対的に高い電圧が印加される筒状電極における開口部の短径をBとしたときのB/Aの値と主レンズの実効レンズ口径との関係を示す図 本発明の一実施の形態におけるインライン型電子銃を用いた場合の、相対的に低い電圧が印加される筒状電極における開口部の短径をA、相対的に低い電圧が印加される筒状電極の母線方向の長さをCとしたときのC/Aの値と主レンズの実効レンズ口径比率(垂直口径/水平口径)との関係を示す図 本発明の一実施の形態におけるインライン型電子銃の電界重畳型主レンズを形成する電極の他の構成を示す斜視図((a)は図1に示す第3−2グリッドの一部を第4グリッド側から見た図、(b)は図1に示す第4グリッドの一部を第3−2グリッド側から見た図) 従来技術におけるBPF型でかつ電界重畳型主レンズ用いたインライン型電子銃を示す水平方向断面図 従来技術におけるインライン型電子銃の電界重畳型主レンズを形成する電極の構成を示す斜視図((a)は図7に示す第3−2グリッドの一部を第4グリッド側から見た図、(b)は図7に示す第4グリッドの一部を第3−2グリッド側から見た図) 従来技術におけるインライン型電子銃を用いた場合の、蛍光体スクリーン上の電子ビームスポット形状を説明するための図 一般的なカラー陰極線管装置の基本構成を示す断面図
符号の説明
1 フェイスパネル
2 ファンネル
3 バルブ
4 電子銃
5 蛍光体スクリーン
6 シャドウマスク
7 偏向ヨーク
8R 赤色に対応する電子ビーム
8G 緑色に対応する電子ビーム
8B 青色に対応する電子ビーム
10 電界補正電極
11 側壁部
12 縁部
13 折り返し部
14 筒状電極
K カソード
G1 第1グリッド
G2 第2グリッド
G3 第3グリッド
G3−1 第3−1グリッド
G3−2 第3−2グリッド
G4 第4グリッド

Claims (5)

  1. 同一水平面上を通るセンタービーム及び一対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビームを発生させる電子ビーム発生部と、前記3電子ビームを加速・集束する主レンズとを備えたインライン型電子銃であって、
    前記主レンズは、少なくとも2つの電極を対向させて形成され、
    前記少なくとも2つの電極の相対向する部分は、前記センタービーム及び一対のサイドビームが通過する開口部を有する一対の筒状電極からなり、
    前記開口部の開口形状は、水平方向に長径を有し、垂直方向に短径を有する、水平方向に長い横長孔であり、
    相対的に低い電圧が印加される前記筒状電極の前記開口部の短径をA、相対的に高い電圧が印加される前記筒状電極の前記開口部の短径をBとしたとき、B<Aなる関係を満たすことを特徴とするインライン型電子銃。
  2. 0.5<B/A<1.0なる関係を満たす請求項1に記載のインライン型電子銃。
  3. 0.6<B/A<0.8なる関係を満たす請求項2に記載のインライン型電子銃。
  4. 相対的に低い電圧が印加される前記筒状電極の、相対的に高い電圧が印加される前記筒状電極と向き合う開口端から後退した位置に、前記センタービーム及び一対のサイドビームのそれぞれが通過する通過孔を有する板状の電界補正電極が設けられ、
    相対的に低い電圧が印加される前記筒状電極の、相対的に高い電圧が印加される前記筒状電極と向き合う開口端から前記電界補正電極の、相対的に高い電圧が印加される前記筒状電極と向き合う表面までの長さをCとしたとき、C/A<0.6なる関係を満たす請求項3に記載のインライン型電子銃。
  5. 内面に複数色の蛍光体層からなる蛍光体スクリーンを有するフェイスパネルと、前記フェイスパネルの後方に接続されたファンネルとからなるバルブと、
    前記ファンネルのネック部に内蔵された電子銃と、
    前記電子銃から射出された電子ビームを通過させるための複数の電子ビーム通過孔を有し、かつ、前記蛍光体スクリーンと所定の間隔を保って前記バルブ内の所定の位置に配置されたシャドウマスクと、
    前記ファンネルの前記ネック部側外周に装着され、前記電子銃から射出された電子ビームを垂直方向及び水平方向に偏向する偏向ヨークとを備えたカラー陰極線管装置であって、
    前記電子銃として請求項1〜4のいずれかに記載のインライン型電子銃が用いられていることを特徴とするカラー陰極線管装置。
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