JPH1173892A - カラー陰極線管用電子銃 - Google Patents
カラー陰極線管用電子銃Info
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- JPH1173892A JPH1173892A JP23460697A JP23460697A JPH1173892A JP H1173892 A JPH1173892 A JP H1173892A JP 23460697 A JP23460697 A JP 23460697A JP 23460697 A JP23460697 A JP 23460697A JP H1173892 A JPH1173892 A JP H1173892A
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Abstract
適の状態に調整しされて、電子ビームの歪みが小さく画
面周辺部のフォーカス劣化が少ないカラー陰極線管用電
子銃を提供する。 【解決手段】 2分割もしくは3分割されたフォーカス
電極51を有し、分割された各フォーカス電極51A,
51B(,51C)の相対向する面において、3本の電
子ビームR,G,Bのうち中央の電子ビームGが通過す
る孔22A,22B(,22C)が、電極中央から互い
に反対の外側の電子ビームR又はBの方向に偏って形成
されているカラー陰極線管用電子銃10を構成する。
Description
管やカラーディスプレイ装置等を構成するカラー陰極線
管に用いられる、インライン3ビーム方式のカラー陰極
線管用電子銃に係わる。
ージェンスフリー偏向ヨーク(CDY)、即ち外部補正
なく偏向ヨークのみで画面全体のコンバージェンスを合
わせる方式を用いており、画面の左右でR(赤)、G
(緑)、B(青)の3本の電子ビームのコンバージェン
スを合わせるようにしている。このため、3本の電子ビ
ームが受ける偏向磁界の大きさががそれぞれ異なってい
る。
電子銃1から射出され、蛍光面4の画面右側及び画面左
側の周辺部に衝突する3本の電子ビームR,G,Bは、
偏向ヨーク2の磁界中で受ける集束作用及び発散作用の
度合いに相違が生じる。尚、図中3はガラスバルブを示
す。また、「画面右側」、「画面左側」とは、カラー陰
極線管の蛍光面4を外部から観察したときの右側、左側
をそれぞれ意味する。
ち、中央の電子ビームGのスポットの形状が最適となる
ように、電子銃に印加するフォーカス電圧等の設定を行
っている。
を設計する際において、例えば画面左右で両外側の赤色
の電子ビームR及び青色の電子ビームBのコンバージェ
ンスを合わせる設計とすると、図11及び図12に示す
ように、中央の緑色の電子ビームGが画面中央方向にず
れる。尚、このずれの方向は偏向ヨーク2の設計によっ
て異なる。
Gを補正するために、偏向ヨーク2の磁界分布をさらに
複雑に調整している。このため、副作用として電子ビー
ムの形状が歪み、フォーカスが悪くなったり、画面の四
隅におけるコンバージェンスが悪くなったりするが、こ
れらを調整することは困難であった。
ビームR,G,Bが衝突するとき、電子ビームRは、電
子ビームG及び電子ビームBよりも、偏向ヨーク2によ
って形成される偏向磁界の影響を強く受ける。その結
果、蛍光面4における電子ビームRのビームスポットの
歪みは、他の電子ビームG,Bよりも大きくなる。一
方、蛍光面4の画面左側に3本の電子ビームR,G,B
が衝突するとき、電子ビームBは、電子ビームG及び電
子ビームRよりも、偏向ヨーク2によって形成される偏
向磁界の影響を強く受ける。その結果、蛍光面4におけ
る電子ビームBのビームスポットの歪みは、他の電子ビ
ームR,Gよりも大きくなる。
いては、電子銃で中央の電子ビームを調整可能とするこ
とにより、偏向ヨークと電子銃で3本の電子ビームを最
適の状態に調整して、電子ビームの歪みが小さく画面周
辺部のフォーカス劣化が少ないカラー陰極線管用電子銃
を提供するものである。
用電子銃は、2分割されたフォーカス電極を有し、2分
割された各フォーカス電極の相対向する面において、3
本の電子ビームのうち中央の電子ビームが通過する孔
が、電極中央から互いに反対の外側の電子ビームの方向
に偏って形成されている構成である。
3分割されたフォーカス電極を有し、3分割されたフォ
ーカス電極の相対向する面において、3本の電子ビーム
のうち中央の電子ビームが通過する孔が、両外側のフォ
ーカス電極においては、電極中央から一方の外側の電子
ビームの方向に偏って形成され、中央のフォーカス電極
においては、電極中央から他方の外側の電子ビームの方
向に偏って形成されている構成である。
は3分割されたフォーカス電極の相対向する面におい
て、中央の電子ビームが通過する孔が、互いに反対側の
外側の電子ビームの方向に偏って形成されていることに
より、中央の電子ビームの経路の調整を独立して行うこ
とができる。従って、偏向ヨークの作用等で両外側の電
子ビームのスポットに対して中央の電子ビームのスポッ
トの位置がずれるような場合でも、中央の電子ビームの
スポットの位置を補正することが可能になる。
ス電極を有し、2分割された各フォーカス電極の相対向
する面において、3本の電子ビームのうち中央の電子ビ
ームが通過する孔が、電極中央から互いに反対の外側の
電子ビームの方向に偏って形成されているカラー陰極線
管用電子銃である。
銃において、2分割されたフォーカス電極のうち、一方
のフォーカス電極に固定フォーカス電圧が印加され、他
方のフォーカス電極に固定フォーカス電圧に偏向ヨーク
の水平走査と同期した鋸刃に類似した波形の電圧が重畳
された電圧が印加される構成とする。
銃において、陽極側のフォーカス電極に固定フォーカス
電圧が印加される構成とする。
有し、3分割されたフォーカス電極の相対向する面にお
いて、3本の電子ビームのうち中央の電子ビームが通過
する孔が、両外側の上記フォーカス電極においては、電
極中央から一方の外側の電子ビームの方向に偏って形成
され、中央のフォーカス電極においては、電極中央から
他方の外側の電子ビームの方向に偏って形成されている
カラー陰極線管用電子銃である。
銃において、3分割されたフォーカス電極のうち、両外
側のフォーカス電極に固定フォーカス電圧が印加され、
中央のフォーカス電極に固定フォーカス電圧に偏向ヨー
クの水平走査と同期した鋸刃に類似した波形の電圧が重
畳された電圧が印加される構成とする。
3本の電子ビームR,G,Bのコンバージェンスを合わ
せていたが、本発明ではさらに電子銃1によって、図1
1及び図12に示した緑色の電子ビームGのずれを補正
する。
形態の説明に先立ち、本発明を適用するカラー陰極線管
用電子銃の比較例について説明する。図13に、一般に
広く用いられている四重極レンズを内蔵したカラー陰極
線管用電子銃の比較例の概略構成図を示す。この電子銃
70は、平行にインライン配列された3本の陰極KR ,
KG ,KBを有し、この陰極K(KR ,KG ,KB )か
ら陽極側へ向かって、第1電極11、第2電極12、第
3電極13、第4電極14、第5電極、第6電極16、
シールドカップ17が順次同軸に配置されて成る。そし
て、第5電極は、第5−1電極51と第5−2電極52
の2つに分割されている。また、第2電極12と第4電
極14は電気的に接続されている。
十V)の電圧が印加され、第2電極12及び第4電極1
4には200〜800Vの電圧が印加される。第6電極
16には例えば22kV〜30kVのアノード電圧が印
加される。
電極51の面には、図14Aに示すような縦長の電子ビ
ーム通過孔151A,151B,151Cが形成された
電極面151が配設されている。一方、第5−1電極5
1と対向する第5−2電極52の面には、図14Bに示
すような、横長の電子ビーム通過孔152A,152
B,152Cが形成された電極面152が配設されてい
る。
は、第5−1電極51には、ステム部を介して、例えば
5kV〜7kVの一定のフォーカス電圧Fc が印加され
る。一方、第3電極13及び第5−2電極52には、フ
ォーカス電極Fc の水平偏向に同期した例えば振幅が5
00〜1000Vの放物線波形電圧とフォーカス電圧F
c とが重畳された電圧Fv (図15参照)とが印加され
る。
電極52との間に四重極レンズ(図示せず)が形成さ
れ、しかもこの四重極レンズが第5−2電極52と第6
電極16との間に形成される主電子レンズ、いわゆるフ
ォーカスレンズ(図示せず)に強度変化を生じさせる。
その結果、蛍光面4の左右方向の周辺部における電子ビ
ームの形状を良好なものとすることができる。
よって、蛍光面の水平方向端部に電子ビームが近づくに
つれて、電子ビームは、その垂直方向(縦方向)に発散
作用(凹レンズ効果)を受け、一方、水平方向(横方
向)に集束作用(凸レンズ効果)を受ける。その結果、
蛍光面の周辺部における電子ビームスポットが真円に近
づき、その効果として良好な解像度が得られる。
る効果は大きいものである。この4重極レンズと上述の
電圧Fv (いわゆるダイナミックフォーカス電圧)とを
同時に作動させる方法は、ディスプレイ、大型TV用、
及び高品位TV用カラー陰極線管用電子銃に広く用いら
れる。
極線管用電子銃の一実施の形態を説明する。図1に示す
カラー陰極線管用電子銃10は、平行にインライン配列
された3本の陰極KR ,KG ,KB を有し、この陰極K
(KR ,KG ,KB )から陽極側に向かって第1電極1
1、第2電極12、第3電極13、第4電極14、第5
電極、第6電極16、シールドカップ17が順次同軸上
に配置されて成る。
5−1電極51と第5−2電極52の2つに分割される
と共に、さらに、第5−1電極51が第5−1A電極5
1A及び第5−1B電極51Bに2分割されている。
造は、前述した図13に示したカラー陰極線管用電子銃
70において、そのフォーカス電極である第5−1電極
51の代わりに、この第5−1電極51を2分割した構
成に相当する。
子銃70と同様に、第1電極11には例えば0V(もし
くは数十V)の電圧が印加され、第2電極12及び第4
電極14には200〜800Vの電圧が印加される。第
5電極16には例えば22kV〜30kVのアノード電
圧が印加される。
5−1電極51の第5−2電極52側の電子ビーム通過
孔の形状を図2Aに、第5−2電極52の第5−1電極
51側の電子ビーム通過孔の形状を図2Bに、それぞれ
示す。また、2分割された第5−1電極51(51A,
51B)と第5−2電極52とについて、水平面にて切
断した断面図を図3に示す。
電子ビームR,G,Bにそれぞれ対応して電子ビーム通
過孔251R,251G,251Bが設けられている。
図2Bにおいては、電極面252に3本の電子ビーム
R,G,Bにそれぞれ対応して電子ビーム通過孔252
R,252G,252Bが設けられている。
ム通過孔251R,251G,251B及び252R,
252G,252Bの形状は、両側の電子ビームR,B
に対応する電子ビーム通過孔251R,251B,25
2R,252Bに特徴がない真円状又は他の形状である
が、緑色の電子ビームGに対応する電子ビーム通過孔2
51G,252Gにおいては、図2Aと図2Bで他の電
子ビーム通過孔との間隔が異なっている。従って、緑色
の電子ビームGに対応する電子ビーム通過孔(つまりそ
の中心)が、図2Aでは電極の中心Oより青色の電子ビ
ームBの透過孔251B側に、図2Bでは電極の中心O
より赤色の電子ビームRの透過孔252R側に、それぞ
れ偏って形成されている。
すように、2分割された第5−1電極51のうち陰極側
の第5−1A電極51Aでは、中央に設けられた緑色の
電子ビーム通過孔22Aを、青色の電子ビーム通過孔2
3Aの方向に偏って設けている(図2Aの電極面251
参照)。一方、陽極側の第5−1電極51Bでは、中央
に設けられた緑色の電子ビーム通過孔22Bを、赤色の
電子ビーム通過孔21Bの方向に偏って設けている(図
2Bの電極面252参照)。
に設けられた緑色の電子ビーム通過孔22A,22Bを
互いに異なる方向に偏って設けて、両外側に設けられた
赤色及び青色の電子ビーム通過孔21Aと21B,23
Aと23Bは同じ位置とすることにより、緑色の電子ビ
ームGを両外側の電子ビームR,Bと独立して調整する
ことができる。
1の陽極側、即ち第5−1B電極の第5−2電極52に
対向する面には、図13の電子銃70と同様に図14A
に示す縦長の非点形状の電子ビーム通過孔151A,1
51B,151Cが設けられた電極面151が形成され
る。一方、第5−2電極52の陰極側、即ち第5−1B
電極51Bに対向する面には、図13の電子銃70と同
様に図14Bに示す横長の非点形状の電子ビーム通過孔
152A,152B,152Cが設けられた電極面15
2が形成される。
陽極側の第5−1B電極51Bには、ステム部を介し
て、例えば5kV〜7kVの固定フォーカス電圧Fc が
印加される。一方、第3電極13と及び第5−2電極5
2には、固定フォーカス電圧Fc の水平偏向に同期した
例えば振幅が500〜1000Vの放物線形状の電圧と
固定フォーカス電圧Fc とが重畳された電圧Fv-1 が印
加される(図5A参照)。
5−2電極52との間に四重極レンズ(図示せず)が形
成され、この四重極レンズが、第5−2電極52と第6
電極16との間に形成される主電子レンズ、いわゆるフ
ォーカスレンズ(図示せず)に強度変化を生じさせる。
その結果、図示しないが、蛍光面の左右方向の周辺部に
おける電子ビームを、より良好な形状とすることができ
る。
2分割された第5−1電極の陰極側の第5−1A電極5
1Aには、固定フォーカス電圧Fc の水平偏向に同期し
た例えば振幅が±50Vの鋸刃に類似した形状の波形電
圧と固定フォーカス電圧Fcが重畳された電圧Fv-2 が
印加される(図5B参照)。
1において、陽極側の第5−1B電極51Bに固定フォ
ーカス電圧Fc が印加され、陰極側の第5−1A電極5
1Aに固定フォーカス電圧Fc の水平偏向に同期した鋸
刃に類似した形状の波形電圧が重畳された前述の電圧F
v-2 が印加されることにより、例えば図4に示すよう
に、電位の分布が緑色の電子ビームGに対して非対称に
なり、緑色の電子ビームGを曲げる作用を及ぼす。
すように、画面左右で中央の緑色の電子ビームGが、破
線の位置から、矢印で示すように両側の電子ビームR,
Bに比べて相対的に画面外側方向に動くので、3本の電
子ビームR,G,Bのコンバージェンスを合わせること
ができる。
v-2 と符号が反転され+と−とを逆にした電圧波形を与
える場合には、図2Aと図2Bに示したビーム孔の配置
を逆にする。
電子銃10で中央の緑色の電子ビームGの調整を両外側
の電子ビームR,Bと独立して行うことができることに
より、電子銃10による緑色の電子ビームGの調整と、
偏向ヨーク2による主として両外側の赤色及び青色の電
子ビームR,Bの調整とを組み合わせて、画面の左右に
おける3本の電子ビームR,G,Bのコンバージェンス
の調整を容易に行うことができる。
も電子ビームが受ける歪みがより小さくなり、画面周辺
部におけるフォーカスの劣化が小さく、画面全面で均一
な解像度が得られる。
子銃の他の実施の形態について説明する。本実施の形態
は、3分割されたフォーカス電極を有する場合、即ち、
第5−1電極51を3分割した場合である。
ン配列された3本の陰極KR ,KG,KB を有し、この
陰極KR ,KG ,KB から陽極側へ向かって、第1電極
11、第2電極12、第3電極13、第4電極14、第
5電極、第6電極16、シールドカップ17が順次同軸
に配置されて成る。
極は、第5−1電極51と第5−2電極52の2つに分
割され、さらに第5−1電極51は、第5−1A電極5
1A、第5−1B電極51B、第5−1C電極51Cに
3分割されている。
−1A電極51A、第5−1B電極51B、第5−1C
電極51Cには、それぞれ3つの電子ビーム通過孔が設
けられている。これら3つの電子ビーム通過孔は、先の
実施の形態において図2A及び図2Bに示したと同様
に、中央の電子ビーム通過孔が、一側の電子ビーム通過
孔の方向に偏って設けられる。
(51A,51B,51C)と第5−2電極52とにつ
いて、水平面にて切断した断面図を図8に示す。図8に
示すように、本実施の形態においては、3分割された第
5−1電極51のうち両端の第5−1A電極51A及び
第5−1C電極51Cでは、中央に設けられた緑色の電
子ビーム通過孔22A,22Cを、図2Aに示した電極
面251のように、青色の電子ビーム通過孔23A,2
3Cの方向に偏って設けている。一方、中央の第5−1
電極51Bでは、中央に設けられた緑色の電子ビーム通
過孔22Bを、図2Bに示した電極面252のように、
赤色の電子ビーム通過孔21Bの方向に偏って設けてい
る。
施の形態と同様に、中央の緑色の電子ビームGを両外側
の電子ビームR,Bと独立して調整することができる。
外側の第5−1A電極51A及び第5−1C電極51C
には、固定フォーカス電圧Fc が印加される。また、第
3電極13と第5−2電極52には固定フォーカス電圧
Fc の水平偏向に同期した放物線形状の電圧と固定フォ
ーカス電圧Fc とが重畳された電圧Fv-1 が印加され
る。さらに、3分割された第5−1電極51の中央の第
5−1B電極51Bには、固定フォーカス電圧Fc の水
平偏向に同期した鋸刃に類似した形状の波形電圧が固定
フォーカス電圧Fc に重畳された電圧Fv-2 が印加され
る。それぞれの電圧波形は、先の実施の形態と同様に、
例えば図5A及び図5Bに示す電圧波形Fc ,Fv-1 ,
Fv-2 とする。
他の構成(印加電圧を含む)は、前述の図1に示した従
来の電子銃10と同様であるので、同一符号を付して重
複説明を省略する。
図9に示すように、電位の分布が緑色の電子ビームGに
対して非対称になり、緑色の電子ビームGを曲げる作用
を及ぼす。従って、先の実施の形態の電子銃10と同様
に、画面左右で中央の緑色の電子ビームGが両側の電子
ビームR,Bに比べて相対的に画面外側方向に動くの
で、3本の電子ビームR,G,Bのコンバージェンスを
合わせることができる。また、電子銃20で中央の緑色
の電子ビームGの調整を両外側の電子ビームR,Bと独
立して行うことができることにより、電子銃20による
緑色の電子ビームGの調整と、偏向ヨーク2による主と
して両外側の赤色及び青色の電子ビームR,Bの調整と
を組み合わせて、画面の左右における3本の電子ビーム
R,G,Bのコンバージェンスの調整を容易に行うこと
ができる。
電極が3分割され、その両外側の電極51A,51Cと
中央の電極51Bとの間に、固定フォーカス電圧Fc と
波形電圧Fv-2 による電位差を発生させることにより、
先の実施の形態のように2分割の第5−1電極を設けた
場合よりも、効果的に中央の電子ビームGの調整を行う
ことができる。
ス電極の配置及び印加される電圧波形は、上述の各実施
の形態に限定されないが、好ましくは、分割されたフォ
ーカス電極の内、固体フォーカス電圧Fc が印加される
電極が最も陽極側に配置されて、後段の四重極レンズや
主レンズに及ぼす影響が少なくなるように構成する。
極レンズを構成したカラー陰極線管用の電子銃に適用し
た場合であったが、四重極レンズがない構成等、その他
の構成のカラー陰極線管用の電子銃にも適用することが
できる。例えば、主レンズのすぐ陰極側に2分割もしく
は3分割されたフォーカス電極を設け、その各フォーカ
ス電極の相対向する面において、中央の電子ビーム通過
孔を互いに反対の方向に偏って形成した構成を採ること
もできる。
の各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
子銃によれば、2分割又は3分割されたフォーカス電極
を配置して、この分割されたフォーカス電極の相対向す
る面において、中央の電子ビームの通過孔が互いに反対
側の外側の電子ビームの方に偏って形成されていること
により、中央の電子ビームを外側の電子ビームと独立し
て調整することが可能となる。
定フォーカス電圧と、固定フォーカス電圧の水平偏向に
同期した鋸刃に類似した形状の波形電圧を固定フォーカ
ス電圧重畳した電圧とを、それぞれ印加する構成とした
ときには、中央の電子ビームと両外側の電子ビームのス
ポット位置のずれを補正することができる。
ームのコンバージェンスの調整を容易に行うことができ
る。その結果、従来のカラー陰極線管よりも電子ビーム
が受ける歪みが小さくなり、画面周辺部におけるフォー
カスの劣化が小さく、画面全面で均一な解像度が得られ
る。
を示す概略構成図である。
ーム通過孔の形状の一例を示す図である。
示す断面図である。
ー1を通過する状態を示す図である。
されるフォーカス電圧の波形の例を示す図である。
図である。
置を示す概略構成図である。
示す断面図である。
ー1を通過する状態を示す図である。
を示す正面図である。
を示す断面図である。
子銃の比較例の概略構成図である。
成するフォーカス電極の形状を示す図である。
るフォーカス電圧の波形の例を示す図である。
バルブ、4 蛍光面、11 第1電極、12 第2電
極、13 第3電極、14 第4電極、16 第6電
極、17 シールドカップ、21A,21B,21C,
22A,22B,22C,23A,23B,23C 電
子ビーム通過孔、51 5−1電極、51A5−1A電
極、51B 5−1B電極、51C 5−1C電極、5
2 5−2電極、70 電子銃、K,KR ,KG ,KB
陰極、R,G,B 電子ビーム、Fc 固定フォーカ
ス電圧
Claims (5)
- 【請求項1】 2分割されたフォーカス電極を有し、 上記2分割された各フォーカス電極の相対向する面にお
いて、3本の電子ビームのうち中央の電子ビームが通過
する孔が、電極中央から互いに反対の外側の電子ビーム
の方向に偏って形成されていることを特徴とするカラー
陰極線管用電子銃。 - 【請求項2】 上記2分割されたフォーカス電極のう
ち、一方のフォーカス電極に固定フォーカス電圧が印加
され、他方のフォーカス電極に該固定フォーカス電圧に
偏向ヨークの水平走査と同期した鋸刃に類似した波形の
電圧が重畳された電圧が印加されることを特徴とする請
求項1に記載のカラー陰極線管用電子銃。 - 【請求項3】 陽極側の上記フォーカス電極に上記固定
フォーカス電圧が印加されて成ることを特徴とする請求
項2に記載のカラー陰極線管用電子銃。 - 【請求項4】 3分割されたフォーカス電極を有し、 上記3分割されたフォーカス電極の相対向する面におい
て、3本の電子ビームのうち中央の電子ビームが通過す
る孔が、両外側の上記フォーカス電極においては、電極
中央から一方の外側の電子ビームの方向に偏って形成さ
れ、 中央の上記フォーカス電極においては、電極中央から他
方の外側の電子ビームの方向に偏って形成されているこ
とを特徴とするカラー陰極線管用電子銃。 - 【請求項5】 上記3分割されたフォーカス電極のう
ち、上記両外側のフォーカス電極に固定フォーカス電圧
が印加され、上記中央のフォーカス電極に該固定フォー
カス電圧に偏向ヨークの水平走査と同期した鋸刃に類似
した波形の電圧が重畳された電圧が印加されることを特
徴とする請求項4に記載のカラー陰極線管用電子銃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23460697A JP3541637B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | カラー陰極線管用電子銃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23460697A JP3541637B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | カラー陰極線管用電子銃 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1173892A true JPH1173892A (ja) | 1999-03-16 |
JP3541637B2 JP3541637B2 (ja) | 2004-07-14 |
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ID=16973679
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JP23460697A Expired - Fee Related JP3541637B2 (ja) | 1997-08-29 | 1997-08-29 | カラー陰極線管用電子銃 |
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JP (1) | JP3541637B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2002052605A1 (en) * | 2000-12-22 | 2002-07-04 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Cathode ray tube with modified in-line electron gun |
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1997
- 1997-08-29 JP JP23460697A patent/JP3541637B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2002052605A1 (en) * | 2000-12-22 | 2002-07-04 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Cathode ray tube with modified in-line electron gun |
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