JPH11167880A - カラーブラウン管 - Google Patents

カラーブラウン管

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JPH11167880A
JPH11167880A JP9334368A JP33436897A JPH11167880A JP H11167880 A JPH11167880 A JP H11167880A JP 9334368 A JP9334368 A JP 9334368A JP 33436897 A JP33436897 A JP 33436897A JP H11167880 A JPH11167880 A JP H11167880A
Authority
JP
Japan
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grid
electron beam
deflection
voltage
phosphor screen
Prior art date
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Pending
Application number
JP9334368A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Takegawa
勉 武川
Hirobumi Ueno
博文 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Development and Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Electronic Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Priority to TW091219557U priority patent/TW534451U/zh
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Priority to MYPI98000376A priority patent/MY118543A/en
Priority to CNB981062520A priority patent/CN1153249C/zh
Priority to DE69803317T priority patent/DE69803317T2/de
Priority to KR1019980003629A priority patent/KR100261719B1/ko
Priority to US09/016,408 priority patent/US5994826A/en
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  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】蛍光体スクリーン全面で電子ビームのフォーカ
ス特性を良好に保ち、かつ蛍光体スクリーン全面で電子
ビームスポットの楕円歪を抑制できるカラーブラウン管
を提供することを目的とする。 【解決手段】電子銃17は、第2グリッドG2と第3グ
リッドG3との間に形成される電位分布の等電位面に沿
って配置された補助グリッドSGを備えている。補助グ
リッドSGには、電子ビームの偏向に同期して動的に変
化する電圧が印加される。すなわち、補助グリッドSG
には、電子ビームを偏向しない場合、補助グリッドSG
が配置された位置の等電位面の電位に相当する電圧が印
加され、電子ビームを偏向する場合、補助グリッドSG
が配置された位置の等電位面の電位とは異なる電位に相
当する電圧が印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラーブラウン
管に係わり、特に蛍光体スクリーン周辺における電子ビ
ームスポット形状の楕円歪を改良して、高品質な画像を
表示するカラーブラウン管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インライン型カラーブラウン管
は、同一平面上を通るセンタービーム及び一対のサイド
ビームから成る水平方向に一列配置された3電子ビーム
を放出するインライン型電子銃を備えている。このイン
ライン型電子銃から放出される3電子ビームは、偏向ヨ
ークが発生する非斉一磁界、すなわち水平方向に形成さ
れるピンクッション型の偏向磁界と、垂直方向に形成さ
れるバレル型の偏向磁界とによって蛍光体スクリーン上
で自己集中する。
【0003】このインライン型電子銃としては、各種方
式のものがあるが、その一種にDynamic Astigmatism Co
rrect and Focus 方式といわれるものがある。このDyna
micAstigmatism Correct and Focus 方式電子銃は、図
1に示すように、水平方向に一列に配置された3個のカ
ソードKから蛍光体スクリーン方向に順次配置された第
1グリッドG1、第2グリッドG2、2つのセグメント
G3−1及びG3−2を有する第3グリッドユニットG
3、及び第4グリッドG4を備えている。これらの各グ
リッドG1乃至G4は、水平方向に一列に配置された3
個のカソードKに対応する3個の電子ビーム通過孔を有
している。
【0004】この電子銃では、カソードKには、約15
0Vの電圧が印加され、第1グリッドG1は、接地さ
れ、第2グリッドG2には、約700Vの電圧が印加さ
れ、第3グリッドの第1セグメントG3−1には、約6
kVの電圧が印加され、第3グリッドの第2セグメント
G3−2には、約6kVの電圧が印加され、第4グリッ
ドG4には、約26kVの高電圧が印加される。そし
て、カソードK、第1グリッドG1、及び第2グリッド
G2では、電子ビームを放出する電子ビーム形成部が構
成され、後述する主レンズに対する仮想物点を形成す
る。第2グリッドG2及び第1セグメントG3−1で
は、プリフォーカスレンズが形成される。このプリフォ
ーカスレンズは、電子ビーム発生部から放出される電子
ビームを予備集束させる働きを持つ。第2セグメントG
3−2及び第4グリッドG4では、予備集束された電子
ビームを最終的に蛍光体スクリーン上に集束する主レン
ズが形成される。
【0005】また、偏向ヨークによって、蛍光体スクリ
ーン周辺に電子ビームが偏向される場合、その偏向量に
応じて、第2セグメントG3−2には、あらかじめ設定
された電圧が印加される。この電圧は、電子ビームを蛍
光体スクリーン中心に収束する場合に最も低く、電子ビ
ームが蛍光体スクリーンコーナーに偏向された場合に最
も高くなるような放物線状となっている。蛍光体スクリ
ーンコーナーに前述の電子ビームが偏向された場合、第
2セグメントG3−2と第4グリッドG4との電位差
は、最も低くなり、前述の主レンズの強度は最も弱くな
る。同時に、第1セグメントG3−1と第2セグメント
G3−2との間に生ずる電位差によって4極子レンズが
形成され、このレンズ強度が最も強くなる。この4極子
レンズは、水平方向が集束、垂直方向が発散を形成する
ように設定されている。この4極子レンズは、電子ビー
ムが蛍光体スクリーンに到達するまでの距離の増大によ
るフォーカスずれを補正し、また、偏向ヨークのピンク
ッション型水平偏向磁界とバレル型垂直偏向磁界とによ
り発生する偏向収差を補正しようとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
(a)に示したように、インライン型電子銃を備えたイ
ンライン型カラーブラウン管では、偏向収差が十分に補
正できないため、蛍光体スクリーン中央部に位置する電
子ビームのビームスポットB1は、実質的に円形である
のに対して、蛍光体スクリーン周辺部に偏向された電子
ビームのビームスポットB2は、横方向に長い楕円状に
歪む問題がある。すなわち、ビームスポットB2は、水
平方向に広がった楕円形の高輝度なコア部分1及びコア
部分1の周辺に広がった低輝度なハロー(halo)部分2を
有するように形成される。この問題に対し、上述したよ
うなDynamic Astigmatism Correct and Focus 方式電子
銃は、蛍光体スクリーン周辺部に偏向された電子ビーム
B2のハロー部分2を図2の(b)のように解消するこ
とができるが、蛍光体スクリーン水平軸Hの端部、対角
軸の端部でビームスポットB2が横長に潰れる楕円歪は
残る。このため、シャドウマスクとの干渉によりモアレ
が発生し、ビームスポットで構成した画像の画質が低下
するという問題が発生する。
【0007】この対策として、図1に示したように、第
2グリッドG2の第1セグメントG3−1との対向側に
横長の溝を形成することで第2グリッドG2及び第1セ
グメントG3−1で形成するプリフォーカスレンズの水
平方向Hの集束を弱め、かつ垂直方向Vの集束を強くし
て、主レンズに対する水平方向Hの仮想物点径を縮小か
つ垂直方向Vの仮想物点径を拡大している。これによ
り、蛍光体スクリーンに到達する電子ビームのビームス
ポットの垂直径を拡大して蛍光体スクリーン周辺での電
子ビームの楕円歪を緩和し、モアレを軽減している。と
ころが、この方法では、図2の(c)に示すように、第
2グリッドG2に形成された横長溝を深くするほど蛍光
体スクリーン周辺部でのビームスポットB2の楕円歪
は、緩和されるが、蛍光体スクリーン中央部でのビーム
スポットB1は、垂直径が拡大されて縦長となり、解像
度が劣化する。
【0008】すなわち、蛍光体スクリーン中央部での表
示画像の見易さを重視すれば、蛍光体スクリーン周辺部
での画像が劣化し、蛍光体スクリーン周辺部での表示画
像の見易さを重視すれば、蛍光体スクリーン中央部での
画像が劣化することになる。すなわち、従来の技術で
は、蛍光体スクリーン全面での妥協設計を行わざるをえ
ないという問題がある。
【0009】このように、カラーブラウン管の画質を良
好にするためには、蛍光体スクリーン全面で電子ビーム
のフォーカス特性を良好に保ち、かつ電子ビームスポッ
トの楕円歪を少なくすることが必要である。従来のDyna
mic Astigmatism Correct and Focus 方式の電子銃で
は、主レンズ強度を偏向電流に同期して可変すると同時
に、4極子レンズを形成することで、偏向収差による電
子ビームの垂直方向のハロー部分を解消することがで
き、蛍光体スクリーン全面でフォーカスすることが可能
となる。
【0010】しかしながら、蛍光体スクリーン周辺部で
ビームスポットが横長に潰れる楕円歪は、顕著である。
蛍光体スクリーン周辺部でのビームスポットの楕円歪を
緩和するために、第2グリッドG2に横長の深い溝を形
成すると、蛍光体スクリーン中央部でのビームスポット
の垂直径の拡大により解像度が劣化する。
【0011】この発明は、上記問題を解決するためにな
されたものであり、蛍光体スクリーン全面で電子ビーム
のフォーカス特性を良好に保ち、かつ蛍光体スクリーン
全面で電子ビームスポットの楕円歪を抑制できるカラー
ブラウン管を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、カソード、このカソードに順
次隣接して所定間隔離れて配置された第1グリッド、及
び第2グリッドにより形成されているとともに前記カソ
ード側から水平方向に一列に配置された3電子ビームを
発生する電子ビーム発生部と、前記第2グリッド、及び
前記第2グリッドに隣接して所定間隔離れて配置された
第3グリッドにより形成されているとともに前記電子ビ
ーム発生部から放出された電子ビームを予備集束するプ
リフォーカスレンズと、前記第3グリッド、及び前記第
3グリッドに隣接して所定間隔離れて配置された少なく
とも1個のグリッドにより形成されているとともに前記
プリフォーカスレンズにより予備集束された電子ビーム
を最終的に蛍光体スクリーン上に集束する主レンズとを
有する電子銃と、この電子銃から放出される電子ビーム
を水平方向に偏向するピンクッション型の水平偏向磁界
及び前記電子ビームを垂直方向に偏向するバレル型の垂
直偏向磁界を発生する偏向ヨークと、を具備するカラー
ブラウン管において、前記電子銃は、第2グリッドと第
3グリッドとの間に形成される電位分布の等電位面に沿
って配置された補助グリッドを有し、この補助グリッド
には、非円形の電子ビーム通過孔が形成され、前記補助
グリッドに印加される電圧は、前記偏向ヨークに供給さ
れる偏向電流に同期して動的に変化する電圧であって、
電子ビームを前記蛍光体スクリーンの中央部に到達させ
る無偏向時において、前記補助グリッドが配置された前
記等電位面の電位に相当する所定レベルの電圧とし、電
子ビームを前記蛍光体スクリーンの周辺部に偏向する偏
向時において、電子ビームの偏向量の増大にともなって
前記所定レベルの電圧との差が増加するような電圧とす
ることを特徴とするカラーブラウン管を提供するもので
ある。
【0013】この発明のカラーブラウン管によれば、非
円形の電子ビーム通過孔が形成された補助グリッドが第
2グリッドと第3グリッドとの間に形成される電位分布
の等電位面に沿って配置されている。
【0014】そして、この補助グリッドには、無偏向時
において、補助グリッドが配置された等電位面の電位に
相当する所定レベルの電圧が印加される。これにより、
第2グリッドと第3グリッドとの間における電子ビーム
通過孔の中心軸上の電位分布が非点収差を持たないバイ
ポテンシャル型電子レンズと等価となる。したがって、
電子銃の主レンズに対する仮想物点径は、水平方向径及
び垂直方向径がともに同一の大きさとなり、蛍光体スク
リーンの中央部に到達する電子ビームのスポット形状を
円形とすることができる。
【0015】また、この補助グリッドには、偏向時にお
いて、電子ビームの偏向量に応じて動的に変化する電圧
であって、無偏向時に印加される電圧とは異なるレベル
の電圧が印加される。たとえば、補助グリッドに形成さ
れた電子ビーム通過孔が水平方向を長軸とする横長孔で
ある場合、補助グリッドには、電子ビームの偏向量の増
大にともなって無偏向時に印加した所定レベルより次第
に低くなる電圧を印加する。これにより、補助グリッド
付近における電子ビーム通過孔の中心軸上の電位が、無
偏向時の電位より低くなる。
【0016】したがって、第2グリッド、補助グリッ
ド、及び第3グリッドで構成されるプリフォーカスレン
ズは、垂直方向の集束力が水平方向の集束力より強い負
の非点収差を持つ非回転対称レンズとなる。このため、
主レンズに対する仮想物点径は、無偏向時と比較して水
平方向径が小さく、垂直方向径が拡大される。また、同
時に、電子ビームの水平方向の発散角が拡大し、垂直方
向の発散角が縮小するように変化する。
【0017】その結果、蛍光体スクリーンの周辺部に到
達する電子ビームのスポット形状は、水平方向径が縮小
し、垂直方向径が拡大する。したがって、蛍光体スクリ
ーンの中央部での電子ビームのスポット形状を円形に維
持した状態で、蛍光体スクリーンの周辺部での電子ビー
ムのスポット形状が横長となる楕円歪を緩和することが
できる。
【0018】また、補助グリッドに形成された電子ビー
ム通過孔が垂直方向に長軸を持つ縦長孔である場合、無
偏向時においては上述した場合と同様に設定し、偏向時
においては電子ビームの偏向量の増大にともなって無偏
向時に印加した所定レベルより次第に高くなる電圧を印
加するように設定しても上述した場合と同様の効果を得
ることができる。
【0019】このようにして、蛍光体スクリーン全面に
おいて、電子ビームのフォーカス特性を良好に保ち、か
つ蛍光体スクリーン全面で電子ビームスポットの楕円歪
を抑制できるカラーブラウン管を提供することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、画面を参照してこの発明に
係るカラーブラウン管の実施の形態について説明する。
図3は、この発明のカラーブラウン管の一例としてのイ
ンライン型カラーブラウン管の構造を概略的に示す断面
図である。
【0021】このカラーブラウン管は、実質的に矩形状
のパネル10と漏斗状のファンネル11とからなる外囲
器を有している。このパネル10の内面には、それぞれ
青、緑、赤に発光するドット状の3色蛍光体層からなる
蛍光体スクリーン12が設けられている。また、パネル
10の内側には、蛍光体スクリーン12に対向して、シ
ャドウマスク13が設けられている。一方、ファンネル
11のネック15内には、同一水平面上を通るセンター
ビーム16G、及び一対のサイドビーム16B、16R
からなる一列配置された3電子ビームを放出する電子銃
17が配設されている。また、ファンネル11の径大部
18とネック15との境界部付近の外側に、ピンクッシ
ョン型の水平偏向磁界及びバレル型の垂直偏向磁界を発
生する偏向ヨーク20が装着されている。そして、電子
銃17から放出される3電子ビーム16B、16G、1
6Rは、ファンネル11の外側に装着された偏向ヨーク
20が発生する水平及び垂直偏向磁界により偏向され、
蛍光体スクリーン12を水平及び垂直走査されることに
より、カラー画像が表示される。
【0022】図4は、図3に示したカラーブラウン管に
適用される3電子ビームを放出するインライン型Dynami
c Astigmatism Correct and Focus 方式電子銃の構造を
概略的に示す図である。
【0023】図4に示すように、この電子銃17は、水
平方向すなわちH軸方向に一列に配置された3個のカソ
ードKと、これらのカソードKを各別に加熱する3個の
ヒーター(図示せず)と、カソードKから順次蛍光体ス
クリーン方向すなわちZ軸方向に所定間隔離れて互いに
隣接して配置された第1グリッドG1乃至第4グリッド
G4とを有している。第3グリッドG3は、Z軸方向に
沿って順次配置された第1セグメントG3−1と、第2
セグメントG3−2を有している。また、第2グリッド
G2と第1セグメントG3−1との間には、補助グリッ
ドSGが配置されている。
【0024】第1グリッドG1及び第2グリッドG2
は、板状電極であり、その板面には、それぞれ3個のカ
ソードKに対応して水平方向に一列に配置された3個の
略円形の電子ビーム通過孔が形成されている。第3グリ
ッドG3の第1セグメントG3−1及び第2セグメント
G3−2は、筒状電極であり、隣接するグリッドとの対
向面にそれぞれ3個のカソードKに対応して水平方向に
一列に配置された3個の略円形の電子ビーム通過孔が形
成されている。第4グリッドG4は、カップ状電極であ
り、隣接するグリッドとの対向面にそれぞれ3個のカソ
ードKに対応して水平方向に一列に配置された3個の略
円形の電子ビーム通過孔が形成されている。
【0025】これに対して、補助グリッドSGは、図5
に示すように、板状電極であり、その板面には、3個の
カソードKに対応して水平方向に一列に配置された3個
の非円形の電子ビーム通過孔SGr、SGg、SGbが
形成されている。これらの3個の電子ビーム通過孔SG
r、SGg、SGbは、水平方向すなわちH軸方向の径
が垂直方向すなわちV軸方向の径より大きくなるように
形成されている。図5に示した例では、これらの3個の
電子ビーム通過孔SGr、SGg、SGbは、横長孔で
あり、H軸方向を長辺とし、V軸方向を短辺とする長方
形に形成されている。
【0026】この電子銃17では、各カソードKに約1
50Vの電圧が印加され、第1グリッドG1は接地さ
れ、第2グリッドに約700Vの電圧が印加されてい
る。第3グリッドG3の第1セグメントG3−1には、
約6KVの電圧が印加されている。第3グリッドG3の
第2セグメントG3−2には、電子ビームの偏向量に応
じた電圧、すなわち、第1セグメントG3−1に印加さ
れる約6KVの電圧を基準電圧として、電子ビームが偏
向されることなく蛍光体スクリーンの中央部に向かうと
きに最も低くなり、蛍光体スクリーンのコーナー部に向
かうときに最も高くなるような放物線状の電圧が印加さ
れている。第4グリッドG4には、約26KVの電圧が
印加されている。
【0027】補助グリッドSGには、偏向ヨークが発生
する偏向磁界に同期して動的に変化する電圧が印加され
ている。すなわち、補助グリッドSGには、図6の
(a)及び(b)に示すように、第2グリッドG2乃至
第3グリッドG3の電子ビーム通過孔の中心軸上の電位
分布がバイポテンシャル型電子レンズと同等となるよう
な電圧3を基準電圧として、水平偏向電流4H及び垂直
偏向電流4Vに同期して放物線状に減少する電圧5H、
5Vが印加される。
【0028】そして、カソード、第1グリッドG1、及
び第2グリッドG2により、電子ビームを発生し、かつ
主レンズに対する物点を形成する電子ビーム発生部が構
成される。第2グリッドG2、補助グリッドSG、及び
第3グリッドG3により、電子ビーム発生部から放出さ
れた電子ビームを予備集束するプリフォーカスレンズが
形成される。第3グリッドG3、及び第4グリッドG4
により、予備集束された電子ビームを最終的に蛍光体ス
クリーンに集束させる主レンズが形成される。
【0029】また、第3グリッドG3において、電子ビ
ームが蛍光体スクリーンの中央部に向かう無偏向時に
は、第1セグメントG3−1及び第2セグメントG3−
2にそれぞれ6KVの電圧が印加され、両セグメント間
に電位差が生じない。これに対して、第3グリッドG3
において、電子ビームが蛍光体スクリーンの周辺部に偏
向される偏向時には、第1セグメントG3−1に6KV
の電圧が印加される一方で第2セグメントG3−2に電
子ビームの偏向量に応じた放物線状の電圧が印加される
ため、両セグメント間に電位差が生じ、偏向収差を補償
する4極子レンズが形成される。この4極子レンズは、
H軸方向に集束性を有し、V軸方向に発散性を有するよ
うに設定されている。
【0030】次に、補助電極SGに印加される電圧につ
いてより詳細に説明する。まず、電子ビームが蛍光体ス
クリーンの中央部に向かう無偏向時には、補助グリッド
SGに印加される電圧は、第2グリッドG2乃至第3グ
リッドG3の電子ビーム通過孔の中心軸上の電位分布が
バイポテンシャル型電子レンズと同様となるような電圧
に設定される。
【0031】図7の(a)は、無偏向時における第2グ
リッドG2乃至第3グリッドG3の電位分布を示した図
であり、図7の(b)は、図7の(a)から補助グリッ
ドSGのみを除去したときの電位分布を示した図であ
る。
【0032】図7の(b)において、図7の(a)にお
ける補助グリッドSGの位置を破線で表している。図7
の(b)に示したように、補助グリッドSGが設けられ
ていない場合、第2グリッドG2と第3グリッドG3と
で形成されるプリフォーカスレンズは、回転対称なバイ
ポテンシャル型電子レンズであり、非点収差を持たな
い。このとき、補助グリッドSGが配置される破線で示
した位置に生じる等電位面の電位が例えば1500Vで
あったとすると、図7の(a)において補助グリッドS
Gに印加する電圧を1500Vとすれば、第2グリッド
G2乃至第3グリッドG3間に生じる電子ビーム通過孔
中心軸上の電位分布を、図7の(b)に示したバイポテ
ンシャル型電子レンズと同等とすることができる。
【0033】すなわち、補助グリッドSGは、第2グリ
ッドG2と第3グリッドG3との間において、補助グリ
ッドSGを配置しない状態で形成される電子ビーム通過
孔の中心軸上の電位分布を乱さないように配置される。
言い換えると、補助グリッドSGは、第2グリッドG2
と第3グリッドG3との間に形成される電位分布におけ
る所定の等電位面に沿って配置され、補助グリッドSG
には、配置位置の等電位面の電位に等しい電圧が印加さ
れる。
【0034】これにより、図7の(a)及び(b)に示
すように、電子ビーム通過孔の中心軸上における電位分
布は、等価となる。そして、第2グリッドG2、補助グ
リッドSG、及び第3グリッドG3によって形成される
プリフォーカスレンズは、非点収差を持たない回転対称
なバイポテンシャル型電子レンズと等価となる。
【0035】したがって、無偏向時において、電子銃の
主レンズに対する仮想物点径は、水平方向及び垂直方向
ともに同一の大きさとなり、最終的に主レンズにより集
束されて蛍光体スクリーン中央部に到達する電子ビーム
スポット形状が円形となる。
【0036】一方、電子ビームが蛍光体スクリーンの周
辺部へ偏向される偏向時には、補助グリッドSGに印加
される電圧は、無偏向時より低い電圧に設定される。言
い換えると、補助グリッドSGには、補助グリッドSG
の配置位置における等電位面の電位より低い電圧が印加
される。これにより、図8の実線で示したように、第2
グリッドG2乃至第3グリッドG3の電子ビーム通過孔
の中心軸上の電位分布において、補助グリッド付近の電
位は、破線で示したような無偏向時より低くなる。
【0037】より具体的には、補助グリッドSGが配置
される位置に生じる等電位面の電位が例えば1500V
であったとすると、補助グリッドSGへの印加電圧を無
偏向時より低く、たとえば1000Vに設定すればよ
い。
【0038】この補助グリッドSGには、上述したよう
に、偏向ヨークが発生する偏向磁界に同期して動的に変
化する電圧が印加される。すなわち、補助グリッドSG
には、図6の(a)及び(b)に示したように、補助グ
リッドSGが配置された位置に生じる等電位面の電位に
相当する電圧3を基準電圧として、水平偏向電流4H及
び垂直偏向電流4Vに同期して電子ビームの偏向量の増
大にともなって放物線状に減少する電圧5H、5Vが印
加される。言い換えると、補助グリッドSGには、無偏
向時に、最も高い電圧として基準電圧に相当する電圧3
が印加され、偏向時に、電子ビームの偏向量の増大とと
もに下降する電圧が印加され、蛍光体スクリーン周辺部
に電子ビームが偏向されるときに最小の電圧が印加され
る。
【0039】偏向時において、放物線状に減少する電圧
が補助グリッドSGに印加されると、第2グリッドG2
と補助グリッドSGとの電位差は小さくなると同時に、
補助グリッドSGと第3グリッドG3との電位差は大き
くなるため、補助グリッドSGと第3グリッドG3で形
成された電子レンズの作用がより支配的となる。結果と
して、第2グリッドG2、補助グリッドSG、及び第3
グリッドG3によって形成されるプリフォーカスレンズ
は、水平方向の集束力が垂直方向の集束力よりも強くな
り、負の非点収差を持つ非回転対称レンズとなる。これ
により、電子ビームの主レンズに対する仮想物点径は、
無偏向時より水平方向径が小さく、垂直方向径が大きく
なる。また、電子ビーム発散角は、無偏向時と比較して
水平方向が拡大し、垂直方向が縮小する。
【0040】このようなプリフォーカスレンズを通過し
た電子ビームは、第3グリッドG3の第1セグメントG
3−1、第2セグメントG3−2、及び第4グリッドG
4で形成される主レンズで最終的に集束され、蛍光体ス
クリーンに到達される。
【0041】このとき、第2セグメントG3−2には、
偏向ヨークに供給される偏向電流に同期して電子ビーム
の偏向量が大きくなるほど放物線状に上昇する電圧が印
加されているため、無偏向時と比較して第2セグメント
G3−2及び第4グリッドG4で形成される主レンズの
強度が弱められ、蛍光体スクリーンまでの到達距離の増
大分が補正される。同時に、第1セグメントG3−1及
び第2セグメントG3−2により、正の非点収差すなわ
ち水平方向の集束力が垂直方向の集束力よりも強い非点
収差を持つ4極子レンズが形成され、偏向収差とプリフ
ォーカスレンズに発生した負の非点収差で生じた電子ビ
ームの発散角の変化とを補正する。
【0042】この結果、主レンズで最終集束され、蛍光
体スクリーンに到達した電子ビームは、水平方向、垂直
方向ともに蛍光体スクリーンに結像した状態となり、プ
リフォーカスレンズで受けた負の非点収差により、仮想
物点の水平方向が縮小したことで蛍光体スクリーン上の
電子ビームスポットの水平径が縮小され、また、仮想物
点の垂直方向が拡大したことで蛍光体スクリーン上の電
子ビームスポットの垂直径が拡大する。
【0043】結果として、図9に示すように、蛍光体ス
クリーン周辺部に到達した電子ビームのビームスポット
の楕円歪は、緩和され、略円形のビームスポットを得る
ことが可能となる。また、画面全面にわたって電子ビー
ムのフォーカス状態を均一化することが可能となり、良
好な品質の画像を表示することが可能となる。
【0044】上述した実施の形態では、補助グリッドS
Gに形成された電子ビーム通過孔が横長の非円形である
場合について説明したが、これに限られるものではな
い。すなわち、補助グリッドSGは、図10に示すよう
に、板状電極とし、その板面には、3個のカソードKに
対応してH軸方向に一列に配置された3個の縦長の非円
形の電子ビーム通過孔SGr、SGg、SGbが形成さ
れている。これらの3個の電子ビーム通過孔SGr、S
Gg、SGbは、H軸方向の径がV軸方向の径より小さ
くなるような縦長の長方形に形成されている。
【0045】この補助グリッドSGには、図11の
(a)及び(b)に示すように、補助グリッドSGが配
置された位置に生じる等電位面の電位に相当する電圧3
を基準電圧として、水平偏向電流4H及び垂直偏向電流
4Vに同期して電子ビームの偏向量の増大にともなって
放物線状に増大する電圧5H、5Vが印加される。言い
換えると、補助グリッドSGには、無偏向時に、最も低
い電圧が印加され、偏向時に、電子ビームの偏向量の増
大とともに上昇する電圧が印加され、蛍光体スクリーン
周辺部に電子ビームが偏向されるときに最大の電圧とし
ての基準電圧に相当する電圧3が印加される。
【0046】これにより、第2グリッド(G2)乃至第
3グリッド(G3)の電子ビーム通過孔中心軸上の電位
分布は、図12に示したようになる。すなわち、無偏向
時には、破線で示したような電位分布となり、偏向時に
は、実線で示したように、補助グリッドSG付近で、無
偏向時より高い電位分布となる。
【0047】結果として、偏向時には、無偏向時と比較
して第2グリッドG2と補助グリッドSGとの電位差が
大きくなると同時に補助グリッドSGと第3グリッドG
3との電位差が小さくなる。このため、第2グリッドG
2と補助グリッドSGとで形成された電子レンズの作用
がより支配的となる。したがって、第2グリッドG2、
補助グリッドSG、及び第3グリッドG3によって形成
されるプリフォーカスレンズは、水平方向の集束力が垂
直方向の集束力よりも強くなり、負の非点収差を持つ非
回転対称レンズとなり、結果として同様の効果が得るこ
とができる。
【0048】上述したように、この発明によれば、カソ
ード、第1グリッド、及び第2グリッドで形成されると
ともに電子ビームを発生する電子ビーム発生部と、第2
グリッド及び第3グリッドで形成されるとともに電子ビ
ーム発生部から放出された電子ビームを予備集束するプ
リフォーカスレンズと、第3グリッド及びその他複数の
グリッドで形成されるとともにプリフォーカスレンズで
予備集束された電子ビームを最終的に蛍光体スクリーン
上に集束する主レンズとを備えた電子銃を具備するカラ
ーブラウン管において、第2グリッドと第3グリッドと
の間に水平方向に長軸を持つ横長の電子ビーム通過孔を
有する補助グリッドを設置し、この補助グリッドに電子
ビームを偏向する偏向ヨークに供給される偏向電流に同
期して動的に変化する電圧を印加する。
【0049】電子ビームを蛍光体スクリーンの中央部に
到達させる無偏向時には、補助グリッドに印加される電
圧は、第2グリッド乃至第3グリッドの電子ビーム通過
孔中心軸上の電位分布がバイポテンシャル型電子レンズ
と同様となるような電圧に設定される。
【0050】その結果、第2グリッドと補助グリッドと
第3グリッドとにより形成されるプリフォーカスレンズ
は、非点収差を持たない回転対称なバイポテンシャル型
電子レンズと等価となる。これにより、電子銃の主レン
ズに対する仮想物点径は、水平方向径及び垂直方向径が
同一の大きさとなり、蛍光体スクリーンに到達する電子
ビームのスポット形状は円形となる。
【0051】一方、電子ビームを蛍光体スクリーンの周
辺部に偏向させる偏向時には、補助グリッドに印加され
る電圧は、無偏向時より低い電圧に設定される。すなわ
ち、第2グリッド乃至第3グリッドの電子ビーム通過孔
中心軸上の電位分布の補助グリッド付近の電位を無偏向
状態の電位より低くすることにより、第2グリッドと補
助グリッドとの電位差が小さくなると同時に、補助グリ
ッドと第3グリッドとの電位差が大きくなるため、補助
グリッドと第3グリッドとで形成された電子レンズの作
用がより支配的となる。
【0052】結果として、プリフォーカスレンズは、水
平方向の集束力が垂直方向の集束力よりも強くなり、負
の非点収差を持つ非回転対称レンズとなる。これによ
り、電子ビームの主レンズに対する仮想物点径が無偏向
時より水平方向径が小さく、垂直方向径が大きくなる。
また、電子ビーム発散角は、無偏向時と比較して水平方
向が拡大し、垂直方向は縮小する。したがって、蛍光体
スクリーン上に到達する電子ビームのビームスポットの
水平方向径が縮小し、垂直方向径が拡大することにな
り、蛍光体スクリーン周辺での電子ビームスポットの楕
円歪が緩和されることになる。これにより、蛍光体スク
リーン全面において、良好な画質の画像を表示させるこ
とが可能となる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、蛍光体スクリーン全面で電子ビームのフォーカス特
性を良好に保ち、かつ蛍光体スクリーン全面で電子ビー
ムスポットの楕円歪を抑制できるカラーブラウン管を提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、従来の電子銃の構成を概略的に示す水
平断面図である。
【図2】図2の(a)乃至(c)は、従来の電子銃によ
って発生する蛍光体スクリーン上での電子ビームの楕円
歪及びハローを説明するための図である。
【図3】図3は、この発明のカラーブラウン管の構造を
概略的に示す水平断面図である。
【図4】図4は、図3に示したカラーブラウン管に適用
される電子銃の構造を概略的に示す水平断面図である。
【図5】図5は、図4に示した電子銃に適用される補助
グリッドの構造を示す斜視図である。
【図6】図6の(a)は、偏向ヨークに供給される水平
偏向電流に同期して図5に示した補助グリッドに印加さ
れる電圧を示す図であり、図6の(b)は、垂直偏向電
流に同期して補助グリッドに印加される電圧を示す図で
ある。
【図7】図7の(a)は、図4に示した電子銃の第2グ
リッド乃至第3グリッドにわたって形成される無偏向時
の電位分布を示す図であり、図7の(b)は、図4に示
した電子銃から補助グリッドを取り除いた場合の第2グ
リッド乃至第3グリッドにわたって形成される電位分布
を示す図である。
【図8】図8は、図4に示した電子銃の第2グリッド乃
至第3グリッドにわたって形成される偏向時の電位分布
を示す図である。
【図9】図9は、この発明のカラーブラウン管の蛍光体
スクリーン上における電子ビームのビームスポット形状
を示す図である。
【図10】図10は、図4に示した電子銃に適用される
補助グリッドの他の構造を示す斜視図である。
【図11】図11の(a)は、偏向ヨークに供給される
水平偏向電流に同期して図10に示した補助グリッドに
印加される電圧を示す図であり、図11の(b)は、垂
直偏向電流に同期して補助グリッドに印加される電圧を
示す図である。
【図12】図12は、図11の(a)及び(b)に示し
たような電圧を補助グリッドに印加したときに、第2グ
リッド乃至第3グリッドにわたって形成される無偏向時
及び偏向時の電位分布を示す図である。
【符号の説明】
K…カソード G1…第1グリッド G2…第2グリッド SG…補助グリッド G3…第3グリッド G3−1…第1セグメント G3−2…第2セグメント 10…パネル 11…ファンネル 12…蛍光体スクリーン 13…シャドウマスク 15…ネック 17…電子銃 20…偏向ヨーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カソード、このカソードに順次隣接して所
    定間隔離れて配置された第1グリッド、及び第2グリッ
    ドにより形成されているとともに前記カソード側から水
    平方向に一列に配置された3電子ビームを発生する電子
    ビーム発生部と、前記第2グリッド、及び前記第2グリ
    ッドに隣接して所定間隔離れて配置された第3グリッド
    により形成されているとともに前記電子ビーム発生部か
    ら放出された電子ビームを予備集束するプリフォーカス
    レンズと、前記第3グリッド、及び前記第3グリッドに
    隣接して所定間隔離れて配置された少なくとも1個のグ
    リッドにより形成されているとともに前記プリフォーカ
    スレンズにより予備集束された電子ビームを最終的に蛍
    光体スクリーン上に集束する主レンズとを有する電子銃
    と、 この電子銃から放出される電子ビームを水平方向に偏向
    するピンクッション型の水平偏向磁界及び前記電子ビー
    ムを垂直方向に偏向するバレル型の垂直偏向磁界を発生
    する偏向ヨークと、を具備するカラーブラウン管におい
    て、 前記電子銃は、第2グリッドと第3グリッドとの間に形
    成される電位分布の等電位面に沿って配置された補助グ
    リッドを有し、この補助グリッドには、非円形の電子ビ
    ーム通過孔が形成され、前記補助グリッドに印加される
    電圧は、前記偏向ヨークに供給される偏向電流に同期し
    て動的に変化する電圧であって、電子ビームを前記蛍光
    体スクリーンの中央部に到達させる無偏向時において、
    前記補助グリッドが配置された前記等電位面の電位に相
    当する所定レベルの電圧とし、電子ビームを前記蛍光体
    スクリーンの周辺部に偏向する偏向時において、電子ビ
    ームの偏向量の増大にともなって前記所定レベルの電圧
    との差が増加するような電圧とすることを特徴とするカ
    ラーブラウン管。
  2. 【請求項2】前記補助グリッドに印加される電圧は、前
    記偏向ヨークに供給される偏向電流に同期して動的に変
    化する電圧であって、前記無偏向時において、前記第2
    グリッドと第3グリッドとの間に形成される前記電子ビ
    ーム通過孔の中心軸上の電位分布をバイポテンシャル型
    電子レンズと同等となすような電圧とし、前記偏向時に
    おいて、前記補助グリッドの配置位置付近の電位分布を
    前記無偏向時とは異ならしめるような電圧とすることを
    特徴とする請求項1に記載のカラーブラウン管。
  3. 【請求項3】前記補助グリッドは、水平方向に長軸を持
    つ横長の電子ビーム通過孔を有し、前記偏向時におい
    て、前記補助グリッドに印加する電圧は、電子ビームの
    偏向量の増大にともなって無偏向時に印加される前記所
    定レベルの電圧より低くなる電圧とすることを特徴とす
    る請求項1に記載のカラーブラウン管。
  4. 【請求項4】前記補助グリッドは、垂直方向に長軸を持
    つ縦長の電子ビーム通過孔を有し、前記偏向時におい
    て、前記補助グリッドに印加する電圧は、電子ビームの
    偏向量の増大にともなって無偏向時に印加される前記所
    定レベルの電圧より高くなる電圧とすることを特徴とす
    る請求項1に記載のカラーブラウン管。
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MYPI98000376A MY118543A (en) 1997-01-30 1998-01-27 A color cathode ray tube
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002084694A1 (fr) * 2001-04-06 2002-10-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Tube image couleur
KR100370070B1 (ko) * 2000-07-14 2003-01-30 엘지전자 주식회사 칼라 음극선관

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