JP2005221648A - 多機能画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の利便性を損なうことなく、多機能画像形成装置の設置面積を小型化すること。
【解決手段】画像情報を記録用紙に印刷して出力する画像記録装置と、前期画像記録装置の上部に配置され、原稿用紙の画像情報を読み取る画像読み取り装置と、前記画像読み取り装置に対して開閉自在に配設され、前記原稿用紙を前記画像読み取り装置に対して押圧して固定する原稿押圧板と、前記画像読み取り装置に複数の原稿用紙を連続的に給紙する原稿自動給紙装置と、前記画像読み取り装置の上部に可動に配設され、前記画像記録装置から出力された印刷済記録用紙を収納する記録用紙排紙部と、を有し、前記記録用紙排紙部は、前記原稿押圧板の開閉運動を妨げない位置まで移動可能な可動範囲を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像記録装置部と原稿読み取り装置部とから一体的に構成され、且つ、多くの機能(例えば、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ機能)を持つことが可能な多機能画像形成装置に関するものである。
近年、記録用紙上に画像を形成するプリンタ等の画像記録装置、画像情報を読み取るためのイメージスキャナ等の画像読み取り装置、原稿用紙を連続的に画像読み取り装置に給紙するオートドキュメントフィーダ(以下、ADFと略記する)等の原稿自動給紙装置、画像が形成された記録用紙をステイプルするためのステイプルスタッカ等の後処理装置等を一体的に構成した多機能画像形成装置が開発されている。
このような多機能画像形成装置は、複合機或はマルチファンクションプリンタ(以下、MFPと略記する)と呼称され、1 台でプリンタ、複写機、スキャナ、ファクシミリ等の機能を有する。
一般的にMFPは、それぞれの機能を持つ機器を別々に(例えば、プリンタとスキャナとファクシミリを)購入して設置するのに比べ、以下のようなメリットがある。
(a)購入に必要なコストが安い
(b)機器間の統合性が高い
(c)設置に必要なスペースが小さい
これらのメリットは市場において強く支持されており、様々な形態のMFPが開発・販売されている。
図6に従来の多機能画像形成装置の一例の外観図を示す(例えば、特許文献1参照)。
図中、601は多機能画像形成装置たるMFP、602は原稿自動給紙装置たるADF、603はADF回動支点、604は画像記録装置たるレーザビームプリンタ(以下、LBPと略記)、605は画像読み取り装置たるイメージスキャナ、606は原稿給紙トレイ、607は記録用紙廃止トレイ、608は原稿ガラス、609は原稿給紙トレイ、610は原稿廃止トレイ、611は原稿押圧板、612は操作パネルである。
MFP601は、デスクトップ(机等の上)に設置して使用することを前提とした、比較的小型のものである。
ADF602はADF回動支点603を中心に回動する。
図6(a)はADF602が閉じている状態を、図6(b)はADF602が開いている状態を示す。
LBP604は、パソコン等の外部装置(不図示)から送られた画像信号を基に、記録用紙上に画像を形成する他、イメージスキャナ605が読み込んだ原稿を基に、記録用紙上に画像を形成する(複写する)ことができる。
記録用紙は、記録用紙給紙デッキ606から供給され、画像が形成された記録用紙は、記録用紙排紙トレイ607に排紙される。
イメージスキャナ605は、原稿ガラス608上に置かれた原稿から画像を読み取ることができ、又、ADF602の機能によって、原稿給紙トレイ609に置かれた複数枚の原稿を連続的に読み取ることができる。このとき、読み取りが完了した原稿は、原稿排紙トレイ610に排紙される。
ADF602の下面には原稿押圧板611が配されており、原稿ガラス608上に原稿が置かれた時には、ADF602を閉めることで、原稿が原稿ガラス608に圧接される。
612は操作バネルであり、MFP601のステータス等を表示する表示パネルと、各種操作スイッチを有している。
使用者は、原稿が普通紙であれば、原稿ガラス608上に原稿を置くよりも、ADF602を利用することが多い。
しかし、例えば厚紙や冊子状の原稿等、ADF602が給紙できない原稿を読み込ませる時には、直接原稿ガラス608上に原稿を置く必要がある。
特開2001−156998号公報
例えば、LBP単体であれば、装置の上面に記録用紙を排出することができる。
しかしながら、上記のように、LBPの上部にイメージスキャナを配置し、更にイメージスキャナの上部にADFを配置した多機能画像形成装置においては、排紙トレイが装置本体の側面若しくは背面に配置されるので、設置面積が排紙トレイの分だけ大きくなってしまうという問題がある。
又、画像が形成された記録用紙を装置本体の側面若しくは背面にそのまま排紙すると、フェイスアップ(画像の印刷された面が上になる向き)で排紙トレイに積載される。
複数のページが順番に印刷された場合、フェイスアップで積載された記録用紙は印刷の順番と逆になるので、使用者がページ順に並べ直す必要があった。
記録用紙を印刷の順に並べるためには、フェイスダウン(画像の印刷された面が下向き)で排紙する必要があるが、これを達成するために記録用紙反転機構を設けると、装置が更に大型化してしまうという問題がある。
これらの問題を解決するために、特に床置きの装置においては、排紙部の上部にややスペースを空けてイメージスキャナを配置する形態が採られる。
図7を参照して前記の形態を説明する。
図7は従来の多機能画像形成装置の一例(外観図)である。
図中、701は多機能画像形成装置たる複合機、702は記録用紙排紙トレイ、703はイメージスキャナ、704はADF、705は原稿給紙トレイ、706は原稿排紙トレイ、707は操作パネル、708は記録用紙給紙デッキである。
図7に示した形態では、記録用紙排紙トレイ702が装置本体の設置面積内からはみだすことがないので、図6に示した形態に比べ設置面積を小さくできる。
又、記録用紙を上下反転させてフェイスダウンで積載できる。
しかし、このような形態は、床置きの大型の機械が前提となっており、デスクトップに置いて使用する比較的小型の機械において、図7のように排紙部の上部にややスペースを空けてイメージスキャナを配置すると、イメージスキャナの位置が高くなり、使用者の利便性の観点から好ましくない。
使用者がイメージスキャナに原稿を載せるときには、原稿の位置合わせを行う必要があり、又、冊子上の原稿を連続して読み取るとき等には、頻繁に原稿押圧板を開閉するので、イメージスキャナが使用者の目線より高い位置にあると非常に不便である。
更に、イメージスキャナの位置が高いと、ユーザが操作パネルを操作しにくくなる。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、使用者の利便性を損なうことなく、多機能画像形成装置の設置面積を小型化することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、画像情報を記録用紙に印刷して出力する画像記録装置と、前期画像記録装置の上部に配置され、原稿用紙の画像情報を読み取る画像読み取り装置と、前記画像読み取り装置に対して開閉自在に配設され、前記原稿用紙を前記画像読み取り装置に対して押圧して固定する原稿押圧板と、前記画像読み取り装置に複数の原稿用紙を連続的に給紙する原稿自動給紙装置と、前記画像読み取り装置の上部に可動に配設され、前記画像記録装置から出力された印刷済記録用紙を収納する記録用紙排紙部と、を有し、前記記録用紙排紙部は、前記原稿押圧板の開閉運動を妨げない位置まで移動可能な可動範囲を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、画像情報を記録用紙に印刷して出力する画像記録装置と、前期画像記録装置の上部に配置され、原稿用紙の画像情報を読み取る画像読み取り装置と、前記原稿用紙を前記画像読み取り装置に対して押圧して固定する原稿押圧板と、前記原稿押圧板と一体に構成され、前記画像読み取り装置に複数の原稿用紙を連続的に給紙する原稿自動給紙装置と、前記原稿押圧板を前記画像読み取り装置に開閉自在に支持する第1の回動支点と、前記画像読み取り装置の上部に配置され、前記画像記録装置から出力された印刷済記録用紙を収納する記録用紙排紙部と、前記記録用紙排紙部を前記画像記録装置に開閉自在に支持する第2の回動支点と、を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記第2の回動支点による回動運動の方向は、前記第1の回動支点による回転運動の方向に対して直角の方向であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記第2の回動支点は、前記第1の回動支点よりも装置の上部に配設されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記記録用紙排紙部の開閉状態を検知する記録用紙排紙部開閉センサと、前記画像読み取り装置が読み取った画像データを一時的に保存する画像データ保存装置と、を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記画像読み取り装置を前記画像記録装置に開閉自在に支持する第3の回動支点を有することを特徴とする。
本発明によれば、使用者の利便性を損なわずに、設置に必要な面積を小型化した多機能画像形成装置を提供することができる。
又、記録用紙排紙部が装置本体の設置領域内に含まれるので、設置面積が小さくなる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
尚、各図面において、同一の符号は同一の構成を示している。
<実施の形態1>
先ず、図1〜図3を参照して実施の形態1を説明する。
図1は本実施の形態に係るMFPの外観図、図2は同MFPの投影図、図3は同MFPの内部の説明図である。
先ず、図1及び図2を参照してMFPの外観を説明する。
図1において、101は本発明に係る多機能画像形成装置たるMFPである。102はLBP、103はイメージスキャナ、104は記録用紙給紙デッキ、105は記録用紙排紙トレイ、106はカバー、107はサイドカバー、108は原稿ガラス、109はADF、110は第1の回動支点、111は原稿押圧板、112は記録用紙排紙部、113は第2の回動支点、114は右サイドドアである。
図2において、201は原稿給紙トレイ、202は原稿排紙トレイである。
図1はADF109及び記録用紙排紙部112が開いているときを示し、図2はADF109及び記録用紙排紙部112が閉じているときを示している。
MFP101は、パソコン等の外部装置(不図示)から送られた画像信号を基に、記録用紙上に画像を形成する他、イメージスキャナ103が読み込んだ原稿を基に、記録用紙上に画像を形成する(複写する)ことができる。
記録用紙は、記録用紙給紙デッキ104から供給され、画像が形成された記録用紙は、記録用紙排紙トレイ105に排紙される。記録用紙排紙トレイ105には、記録用紙が落下しないようにカバー106と、サイドカバー107が付設されている。
イメージスキャナ103は、原稿ガラス108上に置かれた原稿から画像を読み取ることができる他、ADF109の機能によって、原稿給紙トレイ201に置かれた複数枚の原稿を連続的に読み取ることができる。この時、読み取りが完了した原稿は、原稿排紙トレイ202に排紙される。
ADF109は、第1の回動支点110によって、イメージスキャナ103に対して開閉可能に支持されている。
使用者が原稿ガラス108上に原稿を置くときには、ADF109を開いて原稿を置き、その後ADF109を閉める。
ADF109の下面には原稿押圧板111が配されており、ADF109を閉めることで、原稿が原稿ガラス108に圧接される。
一方、記録用紙排紙トレイ105、カバー106、サイドカバー107から構成される記録用紙排紙部112は、第2の回動支点113によって、装置本体に対して開閉可能に支持されている。
記録用紙排紙部112の可動範囲は、原稿給紙トレイ201が装置本体に対してほぼ水平になる位置(図2に記載の位置)から、装置本体に対してほぼ垂直になる位置(図1に記載の位置)に及ぶ。
通常、記録用紙排紙部112は閉じており(装置本体に対して水平)、ADF109を開く時に記録用紙排紙部112を開く。
記録用紙排紙部112を閉じた状態でも、原稿給紙トレイ201を用いて、ADF109は使用可能である。
操作パネル113は、表示パネルと複数の操作ボタン(何れも不図示)を有しており、MFP101は、使用者が任意の操作ボタンを押すことで、複写等の動作を開始する。
右サイドドア114は、後述するプロセスカートリッジを交換するときや、本体内のジャム(記録用紙の滞留)を除去する時に矢印aの方向に開く。
次に、図3を参照してMFP101をより詳細に説明する。
図3はMFP101を装置前面から見た内部の説明図である。
図3において、301はデッキ用紙有無センサ、302は用紙サイズ検知センサ、303はピックアップローラ、304はデッキ給送ローラ、305はリタードローラ、306は給送センサ、307は給送搬送ローラ、308はレジストローラ対、309はレジ前センサ、310はレーザスキャナ部、311は感光体ドラム、312はプロセスカートリッジ、313は帯電ローラ、314は現像器、315は転写ローラ、316は除電針、317は搬送ガイド、318はハロゲンヒータ、319は定着ローラ、320は加圧ローラ、321は定着排紙センサ、322は両面フラッパ、323及び324は排紙センサ、325,326,327は排紙搬送ローラ対、328は安全弁、329は排紙部開閉センサ、330は反転ローラ対、331は反転センサ、332はDカットローラ、333は両面センサ、334は両面搬送ローラ対、335は外部装置、336はレーザユニット、337はポリゴンミラー、338はスキャナモータ、339は結像レンズ群、340は折り返しミラー、341は高圧電源部、342はメインモータ、343はプリンタ制御部、344はハードディスク、345はインターフェイス、346は光源、347は第1ミラー、348は第2ミラー、349は第3ミラー、350はレンズユニット、351はCCD、352は白基準板、353は第1光学ユニット、354は第2光学ユニット、355はADFオープン検知センサ、356はマイラ、357は原稿有無検知センサ、358は給紙ローラ、359はレジローラ、360は先端検知センサ、361は搬送ローラ、362は原稿ローラ、363は支持ユニット、364は排紙ローラ、Pは記録シート、Qは原稿、Sは記録シートPの搬送経路である。
説明の都合上、MFP101をLBP102、イメージスキャナ103、ADF109の3つの部分に分けて、順番に説明する。
LBP102は、記録用紙Pを収納する記録用紙給紙デッキ104を有すると共に、この記録用紙給紙デッキ104内の記録用紙Pの有無を検出するデッキ用紙有無センサ301、記録用紙給紙デッキ104内の記録用紙Pのサイズを検知する用紙サイズ検知センサ302、記録用紙給紙デッキ104から記録用紙Pを繰り出すピックアップローラ303、該ピックアップローラ303によって繰り出された記録用紙Pを搬送するデッキ給送ローラ304、該デッキ給送ローラ304と対を成し、記録用紙Pの重送を防止するためのリタードローラ305を備えている。
そして、デッキ給送ローラ304の用紙搬送方向下流側(以下、単に「下流」と言う)には、給送搬送状態を検出する給送センサ306、更に下流へと記録用紙Pを搬送するための給送搬送ローラ307、記録用紙Pを画像形成動作と同期して搬送するレジストローラ対308、該レジストローラ対308への記録用紙Pの搬送状態を検出するレジ前センサ309が配設されている。
又、レジストローラ対308の下流には、後述するレーザスキャナ部310からのレーザ光に基づいて感光体ドラム311上にトナー像を形成する画像形成手段を構成するプロセスカートリッジ312が装置本体に対して着脱可能に装着されている。
このプロセスカートリッジ312は、回転可能な感光体ドラム311と、その周囲に帯電ローラ313及び現像器314、更には図示しないクリーニング器が設けられており、画像形成に際しては帯電ローラ313によって感光体ドラム311の表面を一様に帯電するとともに、レーザスキャナ部310から選択的な露光を行うことで潜像を形成し、その潜像を現像器314によってトナー現像して可視像化する。
そして、転写ローラ315に転写バイアス電圧を印加することで、搬送されてきた記録用紙Pに前記トナー像を転写して画像を形成する。
転写ローラ315の下流には、記録用紙P上の電荷を除去し感光体ドラム311からの分離を促進するための除電針316が、更に、除電針316の下流には搬送ガイド317が配設されている。
搬送ガイド317の下流には、内部に加熱用のハロゲンヒータ318を備えた定着ローラ319と、定着ローラ319と対になる加圧ローラ320が配設されており、記録用紙P上に転写されたトナー像を熱と圧力によって記録用紙Pに定着させる。
その下流には定着部からの搬送状態を検知する定着排紙センサ321、定着部から搬送されてきた記録用紙Pの行き先を切り替えるための両面フラッパ322が配されている。
両面フラッパ322は、記録用紙Pの行き先を、排紙部か両面反転部のどちらかに切り替える。
排紙部側の下流には排紙部の紙搬送状態を検知する排紙センサ323及び324、記録紙を排紙するための排紙搬送ローラ対、325,326,327が配設されている。
印刷が終了した記録用紙Pは、記録用紙排紙トレイ105にフェイスダウンで排出され、積載される。記録用紙排紙トレイ105は、前述のように、第2の回動支点113によって開閉する。このとき、記録用紙排紙トレイ105に積載された記録用紙Pが排紙口に入らないように、安全弁328が配設されている。排紙部開閉センサ329は、記録用紙排紙部112の開閉状態を検知する。
一方、記録用紙Pの両面に印刷するために片面印刷終了後の記録用紙Pを表裏反転させ、再度画像形成部へと給紙するための両面反転部側には、正逆転によって記録用紙Pをスイッチバックさせる反転ローラ対330、反転ローラ対330への紙搬送状態を検知する反転センサ331、記録用紙Pの横方向位置を合わせるための横方向レジスト部(不図示)から記録用紙Pを搬送するためのDカットローラ332、両面反転部での記録用紙Pの搬送状態を検知する両面センサ333、両面反転部から給紙部へと記録用紙Pを搬送するための両面搬送ローラ対334が配設されている。
又、前記レーザスキャナ部310には、後述する外部装置335から送出される画像信号や、イメージスキャナ103が読み取った画像信号に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット336、レーザユニット336からのレーザ光を感光体ドラム311上に走査するためのポリゴンミラー337とスキャナモータ338、結像レンズ群339、及び折り返しミラー340により構成されている。
図中、341は高圧電源部であり、帯電ローラ313の他、現像器314、転写ローラ315、除電針316に所望の電圧を給電する高圧回路を有している。
342はメインモータで、各部に動力を供給している。
更に、343はMFP101を制御するプリンタ制御部であり、RAM、ROM、タイマ、デジタル入出力ポート(以下、I/Oポートと記す)、デジタル−アナログ出力ポート(以下、D/Aポートと記す)、アナログ−デジタル変換入力ポート(以下、A/Dポートと記す)等を具備したMPU(マイクロコンピュータ)及び各種入出力制御回路等で構成されている。
344はハードディスクであり、外部装置335から送出される画像信号や、イメージスキャナ103が読み取った画像信号を一時的に保存する。
前記プリンタ制御部343はインターフェイス345を介してパーソナルコンピュータ等の外部装置335に接続されている。
次に、イメージスキャナ103について説明する。
イメージスキャナ103は原稿Qの画像データを読み取るが、その方法には、原稿ガラス108上に置かれた原稿Qを読み取る方法と、ADF109によって複数の原稿を連続的に読み取る方法がある。
以下、原稿ガラス108上に置かれた原稿Qを読み取る手順を説明する。
346は原稿に光を照射するための光源である。光源346で原稿に照射された反射光Lは、第1ミラー347、第2ミラー348、第3ミラー349で反射され、レンズユニット350によって集光されて、光電変換素子であるCCD351に結像される。
結像された画像の光情報は、CCD351によって電圧に変換され、更にアナログ信号からデジタル信号に変換された後、シェーディング補正、黒レベル補正、ガンマ補正等の一連の補正処理が施される。
又、電源投入時や画像読み取り直前等の所定のタイミングで白基準板352を読み込むことで、A/Dコンバータ(不図示)オフセット/ゲイン調整及び光源346の故障を検出している。
本例の読み取り光学系は1対1/2光学系と呼称される構成である。
この構成は、光源346と第1ミラー347を含んだ第1光学ユニット353、第2ミラー348と第3ミラー349を含んだ第2光学ユニット354を移動ユニットとし、レンズユニット350とCCD351を固定した構成である。
第1光学ユニット353と第2光学ユニット354は、図中矢印の示す方向に移動速度の比が1対1/2で移動する。
このような速度比で構成することにより、読み取り位置からCCDまでの光路の長さは常に一定となる。
第1光学ユニット353と第2光学ユニット354は、所定幅の画像を読み取ることができる1次元の読み取りユニットである。
これらが前述のように1対1/2の速度で移動しながら読み取った1次元の画像を繋ぎ合わせることで、原稿全体の2次元画像として読み取る。
原稿全体の画像を読み取った後は、そのデータを基に画像を複写するか、或は外部装置335にデータを転送する。
尚、355はADF109が開かれているかどうかを検知するためのADFオープン検知センサである。
以上説明したように、写真や厚紙のような折り曲げられない画像、本等の冊子状の画像、或は高画質に読み取りたい画像等は、一般的に原稿ガラス108の上に載置して画像を読み取る。
一方、原稿が複数枚に渡る時等は、ADF109を使用し、一括して画像を読み取る方法が行われる。
以下、ADF109を利用した原稿の読み取りの手順を説明する。
ADF109を利用して原稿を読み取る時には、第1光学ユニット353は、マイラ356を読み取る位置で静止している。マイラ356は透明であり、その上部を通過する原稿の画像を読み取ることができる。
201は原稿Qを積載するための原稿給紙トレイであり、読み取る画像の面を上向きにして、原稿Qを積載する。
357は原稿トレイ201上の原稿Qの有り無しを検知するための原稿有無検知センサであり、フォトインタラプタとメカフラグを用いて、その状態を検知するように構成している。
原稿Qが原稿トレイ201上に積載された状態で読み取り開始が実行されると、給紙ローラ358がソレノイドによって1回転のみ駆動するように構成され、原稿Qを1枚だけADF109の搬送路内に搬入する。
搬入された原稿Qは、レジローラ359によって一定のループが形成され、先端検知センサ360により、ADF109内部に搬送された原稿Qの先端が検知される。
ADF109内に搬入された原稿Qは更に搬送ローラ361と原稿ローラ362、又、支持ユニット363と原稿ローラ362に狭持されながら原稿ローラ362の円周に沿ってADF109内部に送り込まれ、原稿Qがマイラ356に到達するタイミングで画像の読み取りを開始する。このタイミングは先端検知センサ360が原稿の先端を検知してから所定時間を経過したことをもって判断する。
先端から画像を読み取られた原稿Qは、排紙ローラ364によって排紙トレイ202上に排紙され、1枚目の原稿の読み取りが終了する。
2枚目以降の原稿は、先端検知センサ360が原稿Qの先端を検知してから所定時間後にソレノイドを駆動して、ADF109内に搬入する。
以上述べた制御は原稿有無センサ357が原稿トレイ201上の原稿Qを検知しなくなるまで継続する。
又、先端検知センサ360が原稿Qの先端を検知してから所定時間経過しても検知結果に変化がなければ、ジャムとして処理するように制御している。
本例におけるMFP101は、以上のようにしてプリンタ、コピー機、スキャナの機能を実現する。
使用者が原稿Qを原稿ガラス108の上に置く時には、第2の回動支点113によって記録用紙排紙部112が開き、ADF109の開放を妨げない位置まで移動する。
記録用紙排紙部112の開閉状態は排紙部開閉センサ329によって検知されるが、プリンタ制御部343は、記録用紙排紙部112が開いているときには、MFP101が印刷を行わないように制御するとともに、操作パネル113上の表示パネルにその旨を表示して、使用者に通知する。
使用者が冊子状の原稿の複数のページを複写する時等は、イメージスキャナ103に原稿を読み込ませるためにADF109を頻繁に開閉させる、或はADF109を開いたまま、原稿を手で押さえて読み込ませることが想定される。このような場合、イメージスキャナ103が読み取った画像データは、ハードディスク344に保存され、プリンタ制御部343が記録用紙排紙部112が閉じたことを検知したときに印刷が開始される。
以上のような構成にすることで、MFP101の記録用紙排紙部112は、装置本体の設置面積内に含まれるので、従来に比べ設置面積が小型化できる。
又、イメージスキャナ103の高さが必要以上に高くならないので、使用者が原稿ガラス108の上に原稿Qを置くときや、ADF109に原稿Qをセットするときの位置合わせが容易になる。
一方、排紙部112は従来に比べ高い位置に配設されるが、使用者は排紙部112に積載された記録用紙Pを取るだけなので、これは使用者の利便性を損なわない。
尚、本例においては記録用紙排紙部112が装置側面方向に、ADF109が装置後方に開閉する構成であるが、記録用紙排紙部112が装置後方に、ADF109が装置側面方向に開閉する構成にしても良い。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図4及び図5に基づいて説明する。
図4は実施の形態に係るMFPの外観図、図5は同MFPの投影図である。
図4において、401は本発明に係る多機能画像形成装置たるMFPである。
402はLBP、403はイメージスキャナ、404は記録用紙給紙デッキ、405は記録用紙排紙トレイ、406はカバー、407はサイドカバー、408はADF、409は第1の回動支点、410は記録用紙排紙部、411は第2の回動支点、412は第3の回動支点、413はLBP上部カバーである。
図5において、501は原稿給紙トレイ、502は原稿排紙トレイ、503は表示パネルである。
図4はイメージスキャナ403及び記録用紙排紙部410が開いている時を示し、図5はイメージスキャナ403及び記録用紙排紙部410が閉じている時を示している。
本実施の形態2におけるMFP401は、実施の形態1におけるMFP101に対して新たに第3の回転軸412を設け、更に、右サイドドア114を廃してLBP上部カバー413を設けたものである。
MFP401は、実施の形態1におけるMFP101と同様にして、プリンタ、複写機、スキャナ等の機能を実現する。
記録用紙排紙部410は、第2の回動支点411によって装置側面方向に開閉し、記録用紙排紙部410を開くことで、ADF408を開くことができるのは、実施の形態1と同様である。
イメージスキャナ403は、第3の回動支点412によって、LBP402に対して開閉可能に支持されている。イメージスキャナ403の開閉可能範囲は、装置本体に対してほぼ垂直(図4に示す位置)である。
図4に示すように、記録用紙排紙部410を開くことで、イメージスキャナ403を開くことが可能になる。このとき、ADF408は図示しない止め具によって、イメージスキャナ403に固定される。
使用者は、プロセスカートリッジを交換するときや、LBP402内のジャムを取り除く時にLBP上部カバー413を開く。
LBP上部カバー413を設けることで、実施の形態1における右サイドドア114を廃することができる。
LBP上部カバー413は、イメージスキャナ403が開いている時に、図中bの方向に開くことができる。
実施の形態1のMFPでは、装置右側に、右サイドドア114を開くためのスペースを確保する必要があった。
しかし、右サイドドア114を廃してLBP上部カバー413を設けることで、このスペースを確保する必要がなくなり、実質的な設置面積が節約できる。
更に、上記の構成ではプロセスカートリッジを斜め上方向からLBP402に挿入することができ、MFP101のようにプロセスカートリッジを真横方向から挿入するよりも、よりコンパクトな内部構成を採ることができる。
以上のように、第3の回動支点412とLBP上部カバー413を設けることで、より設置面積を小型化できる。
尚、イメージスキャナ403がLBP上部カバー413を兼ねる構成、つまり、イメージスキャナ403を開いた時に、LBP402内部が直接アクセス可能な状態になる構成にすることも可能である。
このような構成にすることで、カートリッジの交換やジャムを取り除く作業を行うときに、使用者がLBP上部カバー413を開く動作をする必要がなくなる。
本発明は、画像記録装置部と原稿読み取り装置部とで一体に構成され、且つ、多くの機能(例えば、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシリ機能)を備える多機能画像形成装置に対して適用可能である。
本発明の実施の形態1に係るMFPの外観図である。 本発明の実施の形態1に係るMFPの投影図である。 本発明の実施の形態1に係るMFPの内部の説明図である。 本発明の実施の形態2に係るMFPの外観図である。 本発明の実施の形態2に係るMFPの投影図である。 従来の多機能画像形成装置の一例(外観図)である。 従来の多機能画像形成装置の一例(外観図)である。
符号の説明
101 MFP
102 LBP
103 イメージスキャナ
109 ADF
110 第1の回動支点
111 原稿押圧板
112 記録用紙排紙部
113 第2の回動支点
114 右サイドドア
329 排紙部開閉センサ
343 プリンタ制御部
344 ハードディスク
355 ADFオープン検知センサ
412 第3の回動支点
413 LBP上部カバー

Claims (6)

  1. 画像情報を記録用紙に印刷して出力する画像記録装置と、前期画像記録装置の上部に配置され、原稿用紙の画像情報を読み取る画像読み取り装置と、前記画像読み取り装置に対して開閉自在に配設され、前記原稿用紙を前記画像読み取り装置に対して押圧して固定する原稿押圧板と、前記画像読み取り装置に複数の原稿用紙を連続的に給紙する原稿自動給紙装置と、前記画像読み取り装置の上部に可動に配設され、前記画像記録装置から出力された印刷済記録用紙を収納する記録用紙排紙部と、を有し、前記記録用紙排紙部は、前記原稿押圧板の開閉運動を妨げない位置まで移動可能な可動範囲を有することを特徴とする多機能画像形成装置。
  2. 画像情報を記録用紙に印刷して出力する画像記録装置と、前期画像記録装置の上部に配置され、原稿用紙の画像情報を読み取る画像読み取り装置と、前記原稿用紙を前記画像読み取り装置に対して押圧して固定する原稿押圧板と、前記原稿押圧板と一体に構成され、前記画像読み取り装置に複数の原稿用紙を連続的に給紙する原稿自動給紙装置と、前記原稿押圧板を前記画像読み取り装置に開閉自在に支持する第1の回動支点と、前記画像読み取り装置の上部に配置され、前記画像記録装置から出力された印刷済記録用紙を収納する記録用紙排紙部と、前記記録用紙排紙部を前記画像記録装置に開閉自在に支持する第2の回動支点と、を有することを特徴とする多機能画像形成装置。
  3. 前記第2の回動支点による回動運動の方向は、前記第1の回動支点による回転運動の方向に対して直角の方向であることを特徴とする請求項2記載の多機能画像形成装置。
  4. 前記第2の回動支点は、前記第1の回動支点よりも装置の上部に配設されることを特徴とする請求項2記載の多機能画像形成装置。
  5. 前記記録用紙排紙部の開閉状態を検知する記録用紙排紙部開閉センサと、前記画像読み取り装置が読み取った画像データを一時的に保存する画像データ保存装置と、を有することを特徴とする請求項2又は3記載の多機能画像形成装置。
  6. 前記画像読み取り装置を前記画像記録装置に開閉自在に支持する第3の回動支点を有することを特徴とする請求項2又は3記載の多機能画像形成装置。
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US7689158B2 (en) * 2005-12-08 2010-03-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having image reading function

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