JP2005221352A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
通常動作時において消費電力の少ないテスト回路を有する半導体装置を提供する
【解決手段】
テスト回路23は、クロック供給回路50とDFF回路31〜3nとを含む。テスト回路23のTESTMODE端子に、通常動作時であることを示すローレベルが入力されると、クロック供給回路50は、DFF回路31〜3nのマスタ部のトランスファゲートを閉じるようにハイレベルをCLK入力端子に与え、周辺回路21の出力端子D0〜D31の出力信号がマスタ部の内部へ供給されないようにする。これによりDFF回路31〜3nでの消費電力が極めて少なくなる。また、TESTMODE端子に、テスト時であることを示すハイレベルが入力される場合には、クロック供給回路50は、クロック信号CKをCLK入力端子に与えて、DFF回路31〜3nは、出力端子D0〜D31の出力信号をラッチする。
【選択図】
図2

Description

本発明は、半導体装置に関し、特にテスト回路を有する半導体装置に関する。
集積回路の多様化、多機能化に伴い、集積回路の集積密度がますます高められると同時に、低消費電力化も要求されてきている。この要求を満たすための一技術として、集積回路の論理回路に供給されるクロック信号を遮断するスイッチ手段を設けることで低消費電力化を実現する集積回路が知られている。
例えば、特許文献1には、図4に示すような低消費電力化を実現する半導体集積回路が開示されている。図4は、従来の集積回路の回路ブロック図である。図4において、機能ブロックA:100に含まれる停止機能付FF回路101は、例えば図3に示すような、よく知られたDフリップフロップ回路106のCLK端子に対し、クロック停止信号A:105によって同期クロック104の供給を停止するスイッチ回路102を配置したものである。また、機能ブロックB:110も機能ブロックA:100と同様な構成である。論理動作を必要としない論理ブロック、例えば機能ブロックA:100がある場合には、停止機能付FF回路101のスイッチ回路102にクロック停止信号A:105を入力することで、Dフリップフロップ回路106の動作が停止し、低消費電力が可能になるものである。
図4の集積回路は、クロック信号で同期式に動作する複数の機能ブロックの内で、動作を必要としない機能ブロックへのクロック信号の供給を停止することで低消費電力化を実現している。
また、特許文献2には、独立した機能を持つ論理回路が複数個集積された集積回路における消費電力の低減を図る技術が開示されている。この集積回路は、各論理回路が動作不要であるか否かを検出して記憶する制御記憶手段と、制御記憶手段からの指令により動作不要の論理回路にはクロック信号を遮断するスイッチ手段とから構成されている。次に、この集積回路について説明する。
図5は、従来の他の集積回路の回路ブロック図である。図5において、集積回路は、独立した機能を持つ論理回路206a、206b、206c、206d、206eが動作不要であるか否かを検出して記憶する制御記憶手段200と、制御記憶手段200からの指令により動作不要の論理回路にはクロック信号を遮断するスイッチ手段204(ゲート回路205a、205b、205c、205d、205e)とを備えている。なお、論理回路206aには、フリップフロップ回路207が設けられており、これがクロック信号で動作する。また、論理回路206b、206c、206d、206eも論理回路206aと同様に構成されている。
ここで、論理回路206aが動作上不要であるとする。この時、制御記憶手段200の制御回路202は、論理回路206aが動作上不要であることを検知すると、レジスタ201aに「0」をセットする。これによりゲート回路205aの出力は「0」に固定され、フリップフロップ回路207にクロック信号が供給されなくなり、論理回路206aにおいて低消費電力が図られることとなる。また、論理回路206b、206c、206d、206eがそれぞれ動作上不要である場合には、レジスタ201b、201c、201d、201eにそれぞれ「0」をセットすることで、論理回路206aにおける場合と同様に動作する。
特開2002−150787号公報 (図1) 特開平2−39559号公報 (図1)
従来から多くの集積回路にはテスト回路が組み込まれ、テスト回路によって集積回路の内部の故障検出が行われている。また、例えば携帯電話機等の携帯通信端末装置に代表されるような装置では、装置に組み込まれる集積回路での消費電力低減の要求が求められている。このような装置に使用される集積回路の集積密度が高まるにつれ、組み込まれるテスト回路も複雑化してきている。例えば、集積回路の内部のバス幅が広くなるにしたがって、これらバスに流れるデータを保持し、あるいはバスにデータを流すためにテスト回路内に備えられるフリップフロップ回路の個数も格段に増大する。一方、テスト回路とは、テスト時にのみ機能することが必要であって、通常の動作においては、不要のものである。したがって、通常動作においては、可能な限り消費電力が少ないことが望まれる。
ところで、特許文献1に記載の従来技術および特許文献2に記載の従来技術は、何れも通常の動作状態において、ある期間動作が不要なフリップフロップ回路に対してクロック信号を停止することにより、フリップフロップ回路の動作を停止させて消費電力を低減するものである。ここで、クロック信号をどの信号レベルにしてクロック信号を停止するかについては、特許文献1および特許文献2には記載がない。
しかしながら、通常動作状態でフリップフロップ回路の動作を止める場合には、クロック信号の停止が解除されてフリップフロップ回路の動作が再開されたときに直ちにその出力信号を得ることができるように、マスタ側においてデータ伝達可能で、スレーブ側においてデータ伝達を阻止する信号状態でクロック信号を停止させることが必須であった。すなわち、図3を参照して説明すると、マスタラッチ部301のトランスファゲートG1が開き、スレーブラッチ部302のトランスファゲートG3が閉じた状態でクロック信号を停止させることが必須であった。このような状態でクロックを停止させることにより、フリップフロップ回路300の端子Dから入力される入力データは、端子CLKから入力されるクロック信号の停止中においてもマスタラッチ部301に取り込まれる。したがって、クロック信号の停止が解除されたときに、トランスファゲートG1が閉じ、トランスファゲートG3が開くので、マスタラッチ部301に保持されていたデータがすぐにスレーブラッチ部302に移り、フリップフロップ回路300の端子Qから出力されることとなる。
これに対して、トランスファゲートG1が閉じ、トランスファゲートG3が開いた状態でクロック信号を停止した場合には、クロック信号の停止が解除されると、先ずトランスファゲートG1が開きトランスファゲートG3が閉じて入力データをマスタラッチ部301に取り込む。次にトランスファゲートG1が閉じてトランスファゲートG3が開いたときに漸く正しいデータが出力されることになり、データ伝達に遅れが生じてしまう。
このように、マスタ側においてデータ伝達を阻止する信号状態でクロック信号を停止させた場合には、クロック信号の停止解除時にデータの伝達遅延が生じてしまい、誤動作の発生等が生じることがある。したがって、通常動作状態でフリップフロップ回路の動作を止める場合には、マスタ側においてデータ伝達可能で、スレーブ側においてデータ伝達を阻止する信号状態でクロック信号を停止させなければならなかった。
ところで、テスト回路にフリップフロップ回路を使用する場合には、テスト用のフリップフロップ回路を、集積回路のテスト状態で動作し、集積回路の通常動作状態では動作を停止するように制御することにより、通常動作状態における消費電力を低減させたいという要求が強い。しかしながら、テスト用のフリップフロップ回路のクロック信号の制御において、通常動作状態で動作不要なフリップフロップ回路の動作を止める場合と同様に、マスタ側においてデータ伝達可能で、スレーブ側においてデータ伝達を阻止する信号状態でクロック信号を停止させるようにすると、フリップフロップ回路の動作停止による消費電力低減効果を十分に発揮できないことが、本発明の発明者の詳細な動作分析により判明した。
この様子を図3を用いて説明すると、通常動作状態においてテスト用のフリップフロップ回路300を、マスタ側においてデータ伝達可能で、スレーブ側においてデータ伝達を阻止する信号状態でクロック信号を停止させた場合には、トランスファゲートG1が開いた状態であるので端子Dから入力される入力データが変化する毎にマスタラッチ部301内のインバータ回路INV1およびインバータ回路INV2が変化し電力を消費し、フリップフロップ回路300の動作を停止したにもかかわらずフリップフロップ回路300内で電力を消費し続けることが判明した。前述したように、集積回路に組み込まれるテスト回路の規模が増大し、それに伴ってテスト用のフリップフロップ回路300の個数も増大している近年の集積回路において、テスト回路の通常動作状態における消費電力低減は、きわめて強く要請されている課題であった。
本発明の目的は、通常動作時において消費電力の少ないテスト回路を有する半導体装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明者は、テスト用のフリップフロップ回路が集積回路のテスト状態では動作を停止することがないので、動作を停止する場合にマスタ側においてデータ伝達を阻止する信号状態でクロック信号を停止するように制御しても、テスト状態ではクロック再開時のデータ出力の遅延の問題が発生しないことに着目し、本発明に至った。
具体的に、本発明に係る半導体装置は、第1のアスペクトによれば、論理回路と、論理回路のテストを行うテスト回路と、を備える半導体装置である。テスト回路は、論理回路からの出力信号を保持する複数のフリップフロップ回路と、テスト時には、フリップフロップ回路にクロック信号を供給して出力信号をフリップフロップ回路に保持させ、通常動作時には、出力信号がフリップフロップ回路の内部へ供給されることを阻止するテスト用クロック供給回路と、を含む。
本発明において、好ましくは、フリップフロップ回路は、マスタ部とスレーブ部を持つマスタスレーブ型のフリップフロップ回路である。また、テスト用クロック供給回路は、通常動作時に、フリップフロップ回路のマスタ部の内部への信号供給を阻止するように構成されてもよい。
また、本発明において、好ましくは、半導体装置は、第1の論理回路と、第1の論理回路に接続される第2の論理回路と、第1の論理回路および第2の論理回路にテスト回路を介して接続される第3の論理回路と、テスト回路とを備えるものである。テスト回路は、第1の論理回路あるいは第3の論理回路をテストする際に第2の論理回路をバイパスして、第1の論理回路と第3の論理回路とを結合する。また、フリップフロップ回路は、第1の論理回路からの出力信号を保持するように構成されてもよい。
本発明によれば、半導体装置の通常動作時に、半導体装置のテスト回路に含まれるフリップフロップ回路の内部に信号が供給されることを阻止するように動作するので、フリップフロップ回路における消費電力が極めて少なくなり、フリップフロップ回路を内蔵するテスト回路を有する半導体装置において低消費電力化が実現される。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、テスト回路を有する半導体装置の概念図である。図1において、半導体装置は、第1の論理回路11と、第1の論理回路11に接続される第2の論理回路12と、第1の論理回路11および第2の論理回路12にテスト回路13を介して接続される第3の論理回路14と、を備えている。
テスト回路13は、第1の論理回路11あるいは第3の論理回路14をテストする際に第2の論理回路12をバイパスして、第1の論理回路11と第3の論理回路14とを接続する回路である。すなわち、テスト時には、テスト回路13中に存在する論理回路上のスイッチの接点S0と接点S2を短絡して、第2の論理回路12をバイパスして、第1の論理回路11と第3の論理回路14とをフリップフロップ回路15を介して接続する。その上で第1の論理回路11あるいは第3の論理回路14のテストを行うものである。
また、通常動作時には、テスト回路13中のスイッチの接点S0と接点S1を短絡して、第2の論理回路12と第3の論理回路14とを接続し、第1の論理回路11と第3の論理回路14とを第2の論理回路12を介して接続するように構成する。
このような構成のテスト回路13は、テスト時の内部動作状態を保持するような複数のフリップフロップ回路15(例えばマスタスレーブ・フリップフロップ回路)と、テスト時には、フリップフロップ回路にクロック信号を供給し、通常動作時には、フリップフロップ回路のマスタ部の内部への信号供給を阻止するテスト用クロック供給回路と、を含むものである。さらに、より詳細な具体的な回路の例について実施例に基づき図面を参照して説明する。
図2は、本発明の実施例に係る半導体装置の回路ブロック図である。本発明の実施例に係る半導体装置は、周辺回路21、RAM22、テスト回路23、周辺回路24を備え、システムLSIとも称されるような集積回路である。
周辺回路21は、32個のデータ出力端子D0〜D31と10個のアドレス出力端子A0〜A9とを、それぞれRAM22の端子DI[0]〜DI[31]、A[0]〜A[9]に接続して、RAM22に対してデータを出力すると共に、出力端子D0〜D31のデータをテスト回路23に出力する。
RAM22は、端子WEBおよび端子CSBがローレベルであって端子BEがローレベルからハイレベルに変化した時に、端子A[0]〜A[9]で指定されるアドレスに端子DI[0]〜DI[31]に現れるデータを書き込む。また、端子WEBがハイレベルであり端子CSBがローレベルであって端子BEがローレベルからハイレベルに変化した時に、端子A[0]〜A[9]で指定されるアドレスに記憶されているデータを端子DO[0]〜DO[31]に出力する。なお、RAM22は、一般にはRAMマクロとして集積回路に組み込まれるものである。
テスト回路23は、クロック供給回路50、立上がりエッジで同期動作するD型のマスタスレーブ・フリップフロップ回路(以下、DFFと略す)31〜3n、および選択回路41〜4nを備える(図2の例ではn=32である)。また、TESTMODE端子を備え、TESTMODE端子にハイレベルが入力される場合に、テストモードとして動作し、TESTMODE端子にローレベルが入力される場合には、通常動作を行う。
なお、このテスト回路23は、スキャンテスト時のRAM22の周辺回路(周辺回路21および周辺回路24)の故障検出率を高めることを目的にしており、RAM22をブラックボックスとして扱い、いわばRAM22を覆うようにフリップフロップ回路を配置するために、ラッパー回路、スルーパス回路、あるいはバイパス回路とも呼ばれるものである。
RAM22は、スキャンテスト時にはブラックボックスとして扱われるために、テスト回路23が無い場合には、RAM22の入力端子側の周辺回路21の終点のキャプチャーと、RAM22の出力端子側の周辺回路24の始点の入力値の設定とができないので、周辺回路21および周辺回路24の故障検出率の低下を招く。テスト回路23をRAM22と、周辺回路21および周辺回路24との間に配置することにより、キャプチャーができない等の問題点が解消され、周辺回路21および周辺回路24の故障検出率を高めることが可能である。
クロック供給回路50は、OR回路51から構成され、クロック信号CKがOR回路51の一方の入力端子に供給され、他方の入力端子には、TESTMODE端子の論理反転されたものが接続されている。さらに、OR回路51の出力端子は、DFF31〜3nのクロック端子CLKに接続されている。
一方、周辺回路21の出力端子D0〜D31は、テスト回路23内のDFF31〜3nのそれぞれのD端子に接続される。
また、選択回路41〜4nは、マルチプレクサ回路とも呼ばれ、入力端子A、B、Sと出力端子Yとを備え、入力端子Sがローレベルの時には入力端子Aの論理値が出力端子Yに出力され、入力端子Sがハイレベルの時には入力端子Bの論理値が出力端子Yに出力される。選択回路41〜4nのそれぞれの入力端子Bは、DFF31〜3nの出力端子Qにそれぞれ接続され、選択回路41〜4nのそれぞれの入力端子Aは、RAM22の端子DO[0]〜DO[31]にそれぞれ接続される。さらに、選択回路41〜4nのそれぞれの出力端子Yは、周辺回路24の端子DB0〜DB31にそれぞれ接続される。また、選択回路41〜4nのそれぞれ入力端子Sは、TESTMODE端子に接続される。なお、選択回路41〜4nは、トランスファーゲート等で構成され、特に入力端子Aへ供給される信号のレベル変化によって、通常動作における選択回路内部での消費電力がほとんど増加しないように構成されることが望ましい。
TESTMODE端子にハイレベルが入力される場合(テストモード時)には、クロック信号CKがDFF31〜3nのクロック端子CLKに供給され、クロック信号CKの立上がりエッジで、周辺回路21の出力端子D0〜D31から出力されるそれぞれのデータがDFF31〜3nにそれぞれラッチされる。また、すでにDFF31〜3nにそれぞれラッチされているデータは、選択回路41〜4nのそれぞれを介して周辺回路24の端子DB0〜DB31にそれぞれ入力される。
一方、TESTMODE端子にローレベルが入力される場合(通常動作時)には、DFF31〜3nのクロック端子CLKは、ハイレベルに保たれる。また、RAM22の端子DO[0]〜DO[31]から出力されるデータが選択回路41〜4nのそれぞれを介して周辺回路24の端子DB0〜DB31にそれぞれ入力される。
図2に示す半導体装置は、以上の説明のように動作し、テスト時には、周辺回路21から出力されるデータがDFF31〜3nにそれぞれラッチされ、スキャンテストのための不図示の回路(スキャンチェーン)によりDFFのラッチデータを読出すことで、周辺回路21をチェックすることができる。また、予めDFF31〜3nにラッチされているデータを選択回路41〜4nを介して周辺回路24の端子DB0〜DB31に供給することで、周辺回路24をチェックすることができる。
一方、通常動作時には、選択回路41〜4nによって、RAM22と周辺回路24とが接続されて半導体装置が動作する。この際、周辺回路21の出力端子D0〜D31から出力されるデータは、常にDFF31〜3nのそれぞれのD端子に供給されている。したがって、出力端子D0〜D31から出力されるデータの論理値の変化(レベル変化)により、DFF31〜3nの内部回路における論理値の変化(レベル変化)に伴う消費電力が増大する可能性がある。すなわち、論理回路、特にMOS型の論理回路においては、論理値の変化により(エッジ部分において)、多くの消費電力が発生するので、論理値の変化が不必要に回路を伝播することを防ぐ必要がある。
次に、DFFの回路動作について説明する。図3は、従来から知られ、一般的に用いられるMOS型のDFFの回路図である。DFF300は、マスタラッチ部(マスタ部)301と、スレーブラッチ部(スレーブ部)302と、端子CLKから入力されるクロック信号を反転して信号CBを内部に供給するインバータ回路INV5と、インバータ回路INV5の出力を反転して信号Cを内部に供給するインバータ回路INV6とを備える。
マスタラッチ部301は、トランスファゲートG1、G2、インバータ回路INV1、INV2を備える。入力端子Dは、トランスファゲートG1の開閉端の一端に接続され、トランスファゲートG1を介し、インバータ回路INV1の入力およびトランスファゲートG2の一端に接続される。インバータ回路INV1の出力(ノードn1)は、インバータ回路INV2の入力に接続されると共に、スレーブラッチ部302内のトランスファゲートG3の一端に接続される。インバータ回路INV2の出力(ノードn2)は、トランスファゲートG2の他端に接続される。
ここで、トランスファゲートG1では、ゲート端に互いに逆相の信号C、CBが供給され、トランスファゲートG1は、Cがローレベル(信号CBがハイレベル)の時に開き(入力端子Dの信号がインバータ回路INV1の入力に供給される)、信号Cがハイレベル(信号CBがローレベル)の時に閉じる(入力端子Dの信号がインバータ回路INV1の入力に供給されるのを阻止する)。
また、トランスファゲートG2では、ゲート端に互いに逆相の信号C、CBが供給され、トランスファゲートG2は、信号Cがローレベル(信号CBがハイレベル)の時に閉じ(インバータ回路INV2の出力信号がインバータ回路INV1の入力に供給されるのを阻止する)、信号Cがハイレベル(信号CBがローレベル)の時に開く(インバータ回路INV2の出力信号がインバータ回路INV1の入力に供給される)。
一方、スレーブラッチ部302は、マスタラッチ部301とほぼ同一の構成であって、トランスファゲートG3、G4、インバータ回路INV3、INV4を備える。マスタラッチ部301のノードn1は、トランスファゲートG3を介し、インバータ回路INV3の入力およびトランスファゲートG4の一端に接続される。インバータ回路INV3の出力(ノードn3)は、インバータ回路INV4の入力に接続されると共に、DFF300の出力端子Qに接続される。インバータ回路INV4の出力(ノードn4)は、トランスファゲートG4の他端に接続される。
ここで、トランスファゲートG3では、ゲート端に互いに逆相の信号C、CBが供給され、トランスファゲートG3は、信号Cがローレベル(信号CBがハイレベル)の時に閉じ(ノードn1の信号がインバータ回路INV3の入力に供給されない)、信号Cがハイレベル(信号CBがローレベル)の時に開く(ノードn1の信号がインバータ回路INV3の入力に供給される)。
また、トランスファゲートG4では、ゲート端に互いに逆相の信号C、CBが供給され、トランスファゲートG4は、信号Cがローレベル(信号CBがハイレベル)の時に開き(インバータ回路INV4の出力信号がインバータ回路INV3の入力に供給される)、信号Cがハイレベル(信号CBがローレベル)の時に閉じる(インバータ回路INV4の出力信号がインバータ回路INV1の入力に供給されるのを阻止する)。
DFF300は、以上のように構成され、端子CLKがローレベルである場合、トランスファゲートG1が開かれ、入力端子Dの信号がインバータ回路INV1とさらにインバータ回路INV2とに供給される。また、トランスファゲートG3が閉じられ、トランスファゲートG4が開かれ、インバータ回路INV3とインバータ回路INV4との入出力端子同士が接続されて、スレーブラッチ部302においてラッチ状態を呈する。
次に、端子CLKがローレベルからハイレベルになった場合、トランスファゲートG1が閉じられ、インバータ回路INV1とインバータ回路INV2との入出力端子同士が接続されて、マスタラッチ部301においてラッチ状態を呈する。すなわち先のノードn1、n2の論理状態(ノードn1には先の入力端子Dの論理値の反転が現れる)が保持される。また、トランスファゲートG3が開かれ、トランスファゲートG4が閉じられ、ノードn3すなわち出力端子Qには、先の入力端子Dの論理値が現れる。
さらに、端子CLKがハイレベルからローレベルになった場合、インバータ回路INV3とインバータ回路INV4との入出力端子同士が接続されて、スレーブラッチ部302においてラッチ状態を呈し、出力端子Qに現れる論理値が保持される。
なお、トランスファゲートG1、G2、G3、G4は、互いに相補型の2つのMOSトランジスタを互いに接続し、2つのMOSトランジスタのゲート端にそれぞれ逆相の信号C、CBを与える構造としているが、動作速度等を問題にしなければ、一方のMOSトランジスタのみで構成してもよい。
DFF300は、以上の説明のように構成され、入力端子Dの論理値が端子CLKの立上がりにおいて保持される。また、端子CLKがハイレベルの場合、トランスファゲートG1が閉じられ、入力端子Dの信号は、INV1の入力端子側には供給されない。
図2において、通常動作時にTESTMODE端子にローレベルが入力されると、OR回路51の出力は、ハイレベルとなり、DFF31〜3nの端子CLKがハイレベルとなる。端子CLKがハイレベルになると、DFF31〜3nの端子Dに入力される信号は、DFF31〜3nのトランスファゲートG1によってマスタラッチ部の内部への伝達が遮断される。したがって、端子Dに入力される信号のレベルに変化があっても、DFF31〜3nにおける消費電力は、ほとんど増大しないこととなる。
以上説明したように、テスト回路23は、DFF31〜3nのマスタ部の内部への信号供給を通常動作時には阻止するクロック供給回路50を備えるように構成することで、テスト回路23における通常動作時の低消費電力化が実現される。
なお、通常動作時にDFF31〜3nの端子CLKをハイレベルとしておくと、テスト動作に移行してテストクロック信号CKが一旦ローレベルになり再度ハイレベルになった時に、初めて被テスト回路の出力データをラッチするために処理の遅延を生じてしまう。しかし、この遅延はテスト動作の移行直後にのみ存在するものであり、テスト動作においては全く問題とはならないものである。
以上の説明において、DFF31〜3nは、周辺回路21の出力端子D0〜D31から出力される信号をラッチする構成であるとして説明したが、この構成に限定されるものではなく、周辺回路21あるいは周辺回路24のテストに必要な信号、例えば周辺回路21の出力端子A0〜A9から出力される信号をラッチするようにフリップフロップ回路を配置してもよい。また、DFF31〜3nが端子CLKに供給されるクロック信号の立上がりでラッチの動作をするものとして説明したが、このクロック信号の極性に関わらず、クロック供給回路50は、通常動作時に、DFF31〜3nのマスタ部の内部への信号供給を阻止するような回路構成となっていればよい。
所定の動作時にはクロック信号の供給を停止して消費電力を低減する半導体装置に適用できる。
テスト回路を有する半導体装置の概念図である。 本発明の実施例に係る半導体装置の回路ブロック図である。 MOS型のDFFの回路図である。 従来の集積回路の回路ブロック図である。 従来の他の集積回路の回路ブロック図である。
符号の説明
11 第1の論理回路
12 第2の論理回路
13 テスト回路
14 第3の論理回路
15 フリップフロップ回路
21、24 周辺回路
22 RAM
23 テスト回路
31〜3n マスタスレーブ・フリップフロップ回路
41〜4n 選択回路
50 クロック供給回路
51 OR回路
300 DFF
301 マスタラッチ部
302 スレーブラッチ部

Claims (12)

  1. 論理回路と、
    前記論理回路のテストを行うテスト回路と、を備える半導体装置であって、
    前記テスト回路は、
    前記論理回路からの出力信号を保持する複数のフリップフロップ回路と、
    テスト時には、前記フリップフロップ回路にクロック信号を供給して前記出力信号を前記フリップフロップ回路に保持させ、通常動作時には、前記出力信号が前記フリップフロップ回路の内部へ供給されることを阻止するテスト用クロック供給回路と、
    を含む回路であることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記フリップフロップ回路は、マスタ部とスレイブ部を持つマスタスレーブ型のフリップフロップ回路であり、前記テスト用クロック供給回路は、前記通常動作時に、前記フリップフロップ回路のマスタ部の内部への信号供給を阻止するように構成されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記論理回路は、第1の論理回路と、前記第1の論理回路に接続される第2の論理回路と、前記第1の論理回路および前記第2の論理回路に前記テスト回路を介して接続される第3の論理回路と、から構成され、
    前記テスト回路は、前記第1の論理回路あるいは前記第3の論理回路をテストする際に前記第2の論理回路をバイパスして、前記第1の論理回路と前記第3の論理回路とを結合する回路であって、
    前記フリップフロップ回路は、前記第1の論理回路からの出力信号を保持することを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 前記第1の論理回路と前記第3の論理回路とを結合するに際し、前記フリップフロップ回路を介することを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 前記フリップフロップ回路と前記第3の論理回路との間に選択回路を配し、前記選択回路は、通常動作時には前記第2の論理回路の出力を前記第3の論理回路に接続し、テスト時には前記フリップフロップ回路の出力を前記第3の論理回路に接続することを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  6. 前記フリップフロップ回路は、マスタ部とスレイブ部を持つマスタスレーブ型のフリップフロップ回路であり、前記マスタ部には、前記第1の論理回路からの出力信号が供給され、前記スレイブ部から出力される信号が前記第3の論理回路に供給されるように構成されることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  7. 前記マスタ部のデータ入力側には、トランスファゲートの開閉端を配し、前記トランスファゲートのゲート端には前記テスト用クロック供給回路を介して前記クロック信号を供給することを特徴とする請求項2又は6記載の半導体装置。
  8. 前記テスト用クロック供給回路は、通常動作時に前記トランスファゲートを閉じるように前記ゲート端に信号を与えることを特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  9. 前記テスト回路は、テストモード設定入力端子を備え、前記テストモード設定入力端子に、通常動作時であることを示す論理値が入力される場合には、前記テスト用クロック供給回路は、前記トランスファゲートを閉じるような論理値を前記ゲート端に与えて前記第1の論理回路からの出力信号が前記マスタ部の内部へ供給されないようにし、前記テストモード設定入力端子に、テスト時であることを示す論理値が入力される場合には、前記テスト用クロック供給回路は、前記クロック信号を前記ゲート端に供給するように構成されることを特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  10. 前記フリップフロップ回路は、D型のフリップフロップ回路であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一記載の半導体装置。
  11. 前記第1の論理回路からの出力信号は、前記第2の論理回路へのデータバス信号あるいはアドレスバス信号の少なくとも一つであることを特徴とする請求項3、6、9のいずれか一に記載の半導体装置。
  12. 前記第2の論理回路は、RAM(Random Access Memory)であることを特徴とする請求項11記載の半導体装置。
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