JP2005220875A - 燃料噴射弁の取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スロットルボデー1に取着される第1,第2燃料噴射弁J1,J2の長手軸心線X1−X1、X2−X2を、吸気通路2に向けて同一方向に配置する。
燃料分配管6は第1燃料管7と第2燃料管8とが平行に配置されるとともに両燃料管7,8は連絡管9によって接続されて一体形成され、第1燃料管7に燃料入口孔7aが形成され、第2燃料管8に燃料入口孔8aが形成される。
燃料分配管6は固着部材11をもってスロットルボデー1に固着され、このとき第1燃料噴射弁J1はスロットルボデー1の第1噴射ガイド孔5aと第1燃料管7の第1燃料入口孔7aとによって狭持され、第2燃料噴射弁J2はスロットルボデー1の第2噴射ガイド孔5bと第2燃料管8の第2燃料入口孔8aとによって狭持される。
【選択図】 図1
Description
より具体的には第1燃料噴射弁は絞り弁より下流側の吸気通路に臨んで開口配置され、第2燃料噴射弁は絞り弁より上流側の吸気通路に臨んで開口配置されるもので、絞り弁の低開度から高開度域において、第1燃料噴射弁からの燃料供給を受け、更に絞り弁の高開度域には第1燃料噴射弁の燃料供給に加え、第2燃料噴射弁から燃料供給が行なわれ、もって機関の高出化が図られる。
これによると、機関の各気筒に連なる吸気通路の、絞り弁より下流側の吸気通路に第1燃料噴射弁4が開口して配置され、吸気通路の上流側に接続配置されるエアクリーナ内に第2燃料噴射弁11が開口して配置される。
又前記第1燃料噴射弁4は吸気通路2に固定される第1燃料パイプ13に取着されて配置され、第2燃料噴射弁11はファンネル6に固定される第2燃料パイプ14に取着されて配置される。
そして、燃料ポンプによって昇圧された燃料は燃料供給管15に供給され、燃料供給管15内の燃料の一部は、往き管15aを介して第2燃料パイプ14へ供給され、第2燃料パイプ14内の燃料は第2燃料噴射弁11を介してエアファンネル6、吸気通路2内へ供給される。
一方、燃料供給路15内の燃料の他部は、往き管15bを介して第1燃料パイプ13へ供給され、第1燃料パイプ13内の燃料は第1燃料噴射弁4を介して吸気通路2内へ供給される。
又、第2燃料パイプ14内の燃料は戻り管16aを介して第1燃料パイプ13内へと戻され、第1燃料パイプ13内の燃料は戻り管16bを介して燃料タンクへと戻される。
以上によると、燃料パイプ13,14の取付け作業工数が増えるとともにネジ等の取付け部材をそれぞれ必要とし製造コストを効果的に低減できない。
又、上記によれば、メンテナンス時において、燃料パイプ13,14をそれぞれ取外す必要がありメンテナンス作業性が劣る。
又、燃料供給管15と第1燃料パイプ13とが往き管15bによって連絡され、燃料供給管15と第2燃料パイプ14とが往き管15aによって連絡されるもので燃料配管がはん雑となり、特に車輌への搭載に当っては、燃料配管の簡素化が求められる。
又、第1燃料パイプ13と第2燃料パイプ14とが大きく離れて配置される(第1燃料パイプ13は下方に配置され、第2燃料パイプ14は上方に配置される)ので第1燃料パイプ13と第2燃料パイプ14とを連絡する戻り管16aは、その長さが長くなるとともに第1燃料パイプ13が吸気通路2に取りつけられ、第2燃料パイプ14がファンネル6に取りつけられた後において取りつけられることになり、戻り管16aの取付け作業性が劣る。
絞り弁より下流側の吸気通路に燃料噴射部が開口して配置される第1燃料噴射弁と、絞り弁より上流側の吸気通路に燃料噴射部が開口して配置される第2燃料噴射弁とを備えるとともに前記第1,第2燃料噴射弁の長手軸心線は吸気路に向けて同一方向から配置され、
一方、燃料分配管は、第1燃料噴射弁の燃料入口部に挿入接続される燃料入口孔を備えるとともに一端の開口にプレッシャーレギュレタを備える第1燃料管と、第2燃料噴射弁の燃料入口部に挿入接続される燃料入口孔を備えるとともに一端の開口に燃料供給路を備える第2燃料管と、が平行に配置されるとともに第1燃料管と第2燃料管とは連絡管をもって流路接続されて一体形成され、更に前記燃料分配管を固着部材をもってスロットルボデーに取着することにより第1燃料噴射弁を第1燃料管とスロットルボデーによって狭持し、第2燃料噴射弁を第2燃料管とスロットルボデーとによって狭持したことを第1の特徴とする。
隣接する複数の第1燃料噴射弁を第1燃料管に設けたそれぞれの燃料入口孔に挿入接続するとともに隣接する複数の第2燃料噴射弁を第2燃料管に設けたそれぞれの燃料入口孔に挿入接続し、
更に前記第1燃料管と第2燃料管とを複数の連絡管をもって流路接続したことを第2の特徴とする。
これによると第1燃料噴射弁の燃料入口部と第2燃料噴射弁の燃料入口部とは同一方向に向けて配置され、且つ近接して配置できる。
一方、燃料分配管は、第1燃料噴射弁の燃料入口部が挿入される燃料入口孔を備えるとともに一端の開口にプレッシャーレギュレタを備える第1燃料管と、第2燃料噴射弁の燃料入口部が挿入される燃料入口孔を備えるとともに一端の開口に燃料供給路を備える第2燃料管と、第1燃料管と第2燃料管とを流路接続する連絡管と、によって一体形成されるとともに第1燃料管と第2燃料管とが平行に配置されて一体形成される。
而して、スロットルボデーに第1燃料噴射弁と第2燃料噴射弁とを配置し、しかる後に第1燃料噴射弁の燃料入口部に向けて第1燃料管の燃料入口孔を挿入配置するとともに第2燃料噴射弁の燃料入口部に向けて第2燃料管の燃料入口孔を挿入配置することによって第1,第2燃料噴射弁を燃料分配管へ一回の作業によって取着できる。
そして、かかる状態において、燃料分配管を固着部材をもってスロットルボデーに固着するもので、これによって第1燃料噴射弁は第1燃料管とスロットルボデーによって狭持され、第2燃料噴射弁は第2燃料管とスロットルボデーによって狭持される。
以上によれば、第1燃料管と第2燃料管とが一体形成される単一の燃料分配管を、第1,第2燃料噴射弁に向けて取着するとともに燃料分配管を固着部材をもってスロットルボデーへ固着することにより、第1,第2燃料噴射弁を同時にスロットルボデーへ取着できる。
従って、燃料分配管の第1,第2燃料噴射弁に対する単一の取着作業及び燃料分配管の固着部材によるスロットルボデーへの単一の固着作業によって第1,第2燃料噴射弁のスロットルボデーに対する取付け作業を完了できるので、燃料噴射弁の取りつけ作業、及び燃料分配管の固着作業を極めて簡単にして且つ短時間に行なうことができ、製造コストを大きく低減できる。
又、第1,第2燃料噴射弁のメンテナンス作業時にあっては、固着部材をユルメ、燃料分配管を取り外すことによって同時に第1,第2燃料噴射弁をスロットルボデーより取り外すことができるので、メンテナンス作業性を向上できる。
而して、燃料タンク内の燃料が燃料ポンプによって昇圧され、この昇圧された燃料は、吐出路、燃料流入配管を介して燃料分配管へと供給され、このとき燃料分配管の燃料供給路に流入する燃料は、第2燃料管、連絡管を介して第1燃料管へと達し、第2燃料管内の燃料は第2燃料噴射弁に向けて供給され、第1燃料管内の燃料は第1燃料噴射弁に向けて供給される。
一方、第1燃料管内の燃料はプレッシャーレギュレタ内へ供給され、これによって第1,第2燃料管内の燃料圧力が所定の圧力に調圧されるもので、プレッシャーレギュレタにおける余剰燃料はリターン孔、リターン燃料配管を介して燃料タンクへと戻される。
以上によると、第1燃料管と第2燃料管とを連絡する連絡管が予め第1燃料管と第2燃料管に固着されて一体形成されるので、連絡管の接続作業を行なう必要がない。
又、燃料配管は、燃料供給路へ燃料流入配管を接続すること及びリターン孔にリターン燃料配管を接続すればよいので、配管接続作業を簡単に行なうことができる。
従って各スロットルボデーに配置される各第1燃料噴射弁及び各第2燃料噴射弁は、側方において同位置に配置される。
又、燃料分配管は第1燃料管と第2燃料管と複数の連絡管とが一体形成されるもので、第1燃料管には複数の第1燃料噴射弁の各燃料入口部に臨む複数の燃料入口孔が側方に設けられ、第2燃料管には複数の第2燃料噴射弁の各燃料入口部に臨む複数の燃料入口孔が側方に設けられる。
以上によれば、単一の燃料分配管として形成される第1燃料管の各燃料入口孔を各スロットルボデーの第1燃料噴射弁の燃料入口部に挿入し、第2燃料管の各燃料入口孔を各スロットルボデーの第2燃料噴射弁の燃料入口部に挿入することによって全ての燃料噴射弁に燃料分配管を取りつけることができる。
従って、複数の燃料噴射弁と燃料分配管との取りつけは一回の取りつけ作業にて終了できる。
又、その燃料配管においても、側方に隣接するそれぞれの第1燃料噴射弁は第1燃料管によって流路接続され、側方に隣設するそれぞれの第2燃料噴射弁は第2燃料管によって流路接続されるので、隣接する燃料噴射弁の流路接続を簡単に行なうことができる。
又、前記において、第1燃料管と第2燃料管とは複数の連絡管をもって流路接続されるので燃料供給路から第2燃料管内に流入する燃料を時間遅れなく第1燃料管内へ供給できる。更に下流側に位置する第1燃料管内には複数の連絡管が開口することになり、特に下流側の第1燃料管内に滞留し易いベーパーを攪拌できてリターン燃料配管へのベーパー排出を促す効果を有する。
従って、第1押圧曲げ部を第1燃料管の上部をおおうように配置するとともに第2押圧曲げ部を第2燃料管の上部をおおうように配置し、かかる状態において底部の取付け孔内を通してネジ部材をスロットルボデーに螺着し、これによって燃料分配管をスロットルボデーに固着できるもので、極めて簡単な固着部材をもって単一の固着作業により燃料分配管の固着を行なうことができる。
図1を用いて説明すると、1は内部を吸気通路2が貫通して穿設されたスロットルボデーであり、吸気通路2は、スロットルボデー1に回転自在に支承された絞り弁軸3に取着されたバタフライ型の絞り弁4によって開閉される。又前記絞り弁軸3はその端部に配置されたスロットルドラム5(後述する図8に開示される)が運転者によって操作されることにより正逆方向に回転される。
尚、前記吸気通路2は、絞り弁4により、絞り弁4より下流側の吸気通路2aと、絞り弁4より上流側の吸気通路2bとに区分されるもので、下流側の吸気通路2aは図示されない機関の気筒に連絡され、上流側の吸気通路2bは図示されないエアクリーナに連絡される。
燃料噴射弁Jは公知の電磁式の燃料噴射弁であって、その先端部に燃料噴射部Jaを備えるとともにその後端部に燃料入口部Jbを備え、燃料噴射部Jaと燃料入口部Jbとの間のハウジングJcの外周にはカプラJdが側方に突出して形成される。
尚、前記構成の内部に配置される弁体、可動コア、電磁コイル、可動コアスプリング等は図示されない。
かかる燃料噴射弁Jは2個用意され、第1燃料噴射弁J1は絞り弁4の低開度から高開度までの全域で燃料を機関へ噴射供給するもので、第2燃料噴射弁J2は主に絞り弁4の高開度域に第1燃料噴射弁の燃料供給量を補う形で、燃料を機関ヘ噴射供給するものである。
そして、前記第1,第2燃料噴射弁J1,J2の絞り弁開度に対する燃料噴射分担に伴い、第1燃料噴射弁J1は絞り弁4より下流側の吸気通路2a内に向かってその燃料噴射部Jaが開口配置され、第2燃料噴射弁J2の燃料噴射部Jaは絞り弁4より上流側の吸気通路2b内に向かって開口配置される。
ここで、前記第1,第2燃料噴射弁J1,J2の吸気通路2内への開口位置を特定する為に、スロットルボデー1の上部(図1における上部をいう)には、各燃料噴射弁J1,J2の燃料噴射部Jaを挿入支持して位置決めする第1噴射ガイド孔5aと第2噴射ガイド孔5bとが穿設される。
第1噴射ガイド孔5aは絞り弁4より下流側の吸気通路2a内に向かって開口するもので図1において吸気通路2の長手軸心線W−Wに対してS度の傾斜角をもって穿設される。
又、第2噴射ガイド孔5aは絞り弁4より上流側の吸気通路2b内に向かって開口するもので図1において吸気通路2の長手軸心線W−Wに対してS度の傾斜角をもって穿設される。
更に第1,第2噴射ガイド孔5a,5bはスロットルボデー1の同一断面上に穿設される。
すなわち、第1,第2噴射ガイド孔5a,5bはスロットルボデー1の同一断面上において同一傾斜角S度をもって平行に穿設される。
図2は燃料分配管の一部横断面図を含む上部平面図、図3は図2のA−A線における縦断面図、である。
燃料分配管6は、図2において水平方向にのびる第1燃料管7と、水平方向にのび第1燃料管7と平行に配置される第2燃料管8とにより構成され、第1,第2燃料管7,8の他端(図2において右端)は閉塞されるとともに一端(図2において左端)は開口して形成され、第1,第2燃料管7,8の閉塞された他端の近傍は連絡管9をもって流路接続される。
又、第1燃料管7には斜め下方に向かって開口し、第1燃料噴射弁J1の燃料入口部Jbが挿入される第1燃料入口孔7aが形成され、第2燃料管8には、斜め下方に向かって開口し、第2燃料噴射弁J2の燃料入口部7bが挿入される第2燃料入口孔8aが形成される。
前記第1,第2燃料入口孔7a,8aは同一断面上において同一方向に向かって平行に開口するとともにその上方はそれぞれ第1,第2燃料管7,8内に連絡される。
又、第1燃料管7の一端の開口には公知のプレッシャーレギュレタRが配置されるもので、第1燃料管7の一端の開口はプレッシャーレギュレタRの燃料室Raに流路接続され、燃料室Raに臨んで開口する弁孔Rbには外方に向かって開口するリターン孔Rcが接続される。
更に第2燃料管8の一端の開口には燃料供給路10が流路接続される。
図4は、固着部材の上部平面図、図5は図4のB−B線における縦断面図である。
固着部材11は底部11aと、底部11aの両端からそれぞれ上方に向かって折曲げ形成されるとともに上端が開口する一対の側部11b,11cとから形成されるものでコ字状をなす。
そして、前記一側の側部11bの上端には第1燃料管7の上部外周をおおう半円状の第1押圧曲げ部11dが内方に向けて折曲げ形成され、他側の側部11cの上端には第2燃料管8の上部外周をおおう半円状の第2押圧曲げ部11eが内方に向けて折曲げ形成され、更に底部11aの略中心には取付け孔11fが穿設される。
図1は第1,第2燃料噴射弁J1,J2がスロットルボデー1に取着された状態における縦断面図(図6のC−C線における縦断面図に相当する)、図6は図1の上部平面図、図7は図6のD−D線における要部縦断面図、である。
第1燃料噴射弁J1の燃料噴射部Jaがスロットルボデー1の第1噴射ガイド孔5a内に挿入配置され、第2燃料噴射弁J2の燃料噴射部Jaがスロットルボデー1の第2噴射ガイド孔5b内に挿入配置される。
以上によると第1燃料噴射弁J1はスロットルボデー1の吸気通路2の長手軸心線W−Wに対してその長手軸心線X1−X1が傾斜角度Sをもって挿入配置され、第2燃料噴射弁J2は前記長手軸心線W−Wに対してその長手軸心線X2−X2が傾斜角度S度をもって挿入配置され、第1,第2燃料噴射弁J1,J2は前記挿入状態に保持される。
従って、第1燃料噴射弁J1の燃料噴射部Jaは絞り弁4より下流側の吸気通路2aに臨んで配置され、第2燃料噴射弁J2の燃料噴射部Jaは、絞り弁4より上流側の吸気通路2bに臨んで配置される。
そして、このとき、第1,第2燃料噴射弁J1,J2は同一断面上に配置されるとともに各燃料噴射弁J1,J2の長手軸心線X1−X1及びX2−X2は同一傾斜角(S度)をもって平行に配置される。
次いで固着部材11が燃料分配管6に向けて装着されるもので、第1押圧曲げ部11dが第1燃料管7の上部外周面上に向けて配置されるとともに第2押圧曲げ部11eが第2燃料管8の上部外周面上に向けて配置され、更に底部11aがスロットルボデー1に立設された取付けボス12の平坦面上に配置され、この状態においてネジ部材13が取付け孔11fを介して取付けボス12に形成されたメネジ孔12aに向けて螺着されてスロットルボデー1に固着される。(この状態は図3に示される)
一方、第2燃料噴射弁J2はその先端の燃料噴射部Jaがスロットルボデー1の第2噴射ガイド孔5b内に挿入支持されるとともに後端の燃料入口部Jbが第2燃料管8の第2燃料入口孔8a内に挿入支持され、第2燃料噴射弁J2は、第2燃料噴射弁J2の長手軸心線X2−X2方向において、スロットルボデー1と固着部材11の第2押圧曲げ部11eによって狭持されて固定される。
燃料供給路10には図示せぬ燃料ポンプの吐出孔に連なる燃料流入配管14が流路接続され、リターン孔Rcには図示せぬ燃料タンクに連なるリターン燃料配管15が流路接続される。
そして、この第2燃料管8内の燃料は連絡管9をもって第1燃料管7内へ供給され、第1燃料管7内の燃料がプレッシャーレギュレタRの燃料室Ra内に導入されることにより、プレッシャーレギュレタRによる燃料圧力の調圧が成され、もって第1,第2燃料管7,8内の燃料が所定の燃料圧力が調圧される。
尚、前記調圧時におけるプレッシャーレギュレタRの余剰燃料はリターン孔Rc、リターン燃料配管15を介して燃料タンク内へ還流される。
従って第1燃料噴射弁J1は第1燃料管7内の燃料を絞り弁より下流側の吸気通路2a内に向けて供給し、一方、第2燃料噴射弁J2は第2燃料管8内の燃料を絞り弁より上流側の吸気通路2b内に向けて供給できる。
又、第1,第2燃料噴射弁J1,J2のメンテナンス作業時にあっても単に固着手段11をスロットルボデー1から外すことによって単一の燃料分配管6及び第1,第2燃料噴射弁J1,J2を取外すことができるのでメンテナンス性を大きく向上できる。
又、前記燃料流入配管及びリターン燃料配管15は共に燃料分配管6の一端(図6において左方)において接続されるので、接続作業性を向上する上で好ましい。
又、第1燃料管7と第2燃料管8とを連絡する連絡管9が予め燃料分配管6に固着されるのでこれもまた燃料配管の接続作業性を向上する上で好ましい。
更に固着部材を底部11aと一対の側部11b,11cと、それぞれの側部の上端に形成した第1押圧曲げ部11d、第2押圧曲げ部11eと、によってコ字状に構成したことによると、極めて簡単な構造をもって第1,第2燃料管7,8を第1,第2燃料噴射弁J1,J2に向けて押圧配置できるとともにネジ部材13による単一の取付け工程をもってスロットルボデー1に固定できる。
本実施例は、第1,第2燃料噴射弁J1,J2が取着された単一のスロットルボデー1が側方に2個配置されたものである。
1aは図8において左方に配置された第1スロットルボデーであり、図1に示される第1,第2燃料噴射弁J1,J2を備えるスロットルボデーと同一構造をなすもので同一符号を使用して説明を省略する。
又、1bは図8において右方に配置された第2スロットルボデーであり、前記第1スロットルボデーと同一構造をなす。
そして、前記第1,第2スロットルボデーはそれらの吸気通路2の各長手軸心線W−Wが側方に平行に配置される。
以上によると、第1スロットルボデー1aの第1燃料噴射弁J1と、第2スロットルボデー1bの第1燃料噴射弁J1とは前記長手軸心線W−W及びW−Wに直交する線Y−Y方向において同位置に配置される。
又、第1スロットルボデー1aの第2燃料噴射弁J2と、第2スロットルボデー1bの第2燃料噴射弁J2とは前記長手軸心線W−W及びW−Wに直交する線Y−Y方向において同位置に配置される。
又、燃料分配管20は、第1燃料管21と第2燃料管22と連絡管23とにより形成されるもので、第1燃料管21の一端の開口にプレッシャーレギュレタRが接続配置され、第2燃料管22の一端の開口には燃料供給路24が接続配置される。
そして、第1燃料管21には第1スロットルボデー1aに取着される第1燃料噴射弁J1の燃料入口部Jbが挿入される第1燃料入口孔21aと、第2スロットルボデー1bに取着される第1燃料噴射弁J1の燃料入口部Jbが挿入される第1燃料入口孔21a´とが側方に離れて形成される。
又、第2燃料管22には第1スロットルボデー1aに取着される第2燃料噴射弁J2の燃料入口部Jbが挿入される第2燃料入口孔22aと、第2スロットルボデー1bに取着される第2燃料噴射弁J2の燃料入口部Jbが挿入される第2燃料入口孔22a´とが側方に離れて形成される。
又、連絡管23は2本配置されるもので、第1連絡管23aは第1,第2燃料管21,22の閉塞された他端近傍において両管21,22を流路接続し、第2連絡管23bは隣接する第1燃料入口孔21aと第1燃料入口孔21a´との間において第1,第2燃料管21,22を流路接続する。
尚、固着部材11は第1実施例のものが2個使用される。
以上によると、第1スロットルボデー1aの第1燃料噴射弁J1と第2スロットルボデー1bの第1燃料噴射弁J1とは、長手軸心方向W−W及びW−Wに直交する線Y−Y方向において同一位置に配置され、又第1スロットルボデー1aの第2燃料噴射弁J2と第2スロットルボデー1bの第2燃料噴射弁J2とは長手軸心方向W−W及びW−Wに直交する線Y−Y方向において同一位置に配置される。
次に、燃料分配管20の第1燃料管21に形成したそれぞれの第1燃料入口孔21a,21a´内に第1スロットルボデー1aに装着された第1燃料噴射弁J1の燃料入口部7bを挿入配置するとともに第2スロットルボデー1bに装着された第1燃料噴射弁Jの燃料入口部Jbを挿入配置し、更に燃料分配管20の第2燃料管22に形成したそれぞれの第2燃料入口孔22a,22a´内に第1スロットルボデー1aに取着された第2燃料噴射弁J2の燃料入口部7bを挿入配置するとともに第2スロットルボデー1bに装着された第2燃料噴射弁Jの燃料入口部Jbを挿入配置する。
以上によって全ての燃料噴射弁の燃料入口部を燃料分配管の全ての燃料入口孔内に挿入配置できる。
次いで、2個の固着部材11が用意され、左方に固着部材11aが第1のスロットルボデー1aの取付けボス上にネジ部材13によって固着され、これによって第1押圧曲げ部11dが第1燃料管21を押圧固定し、第2押圧曲げ部11eが第2燃料管22を押圧固定する。一方、右方の固着部材11bが第2のスロットルボデー1bの取付けボス上にネジ部材13によって固着され、これによって第1押圧曲げ部11dが第1燃料管21を押圧固定し、第2押圧曲げ部11eが第2燃料管22を押圧固定するもので、これによって燃料分配管20を強固に各スロットルボデーに固定できる。
従って全ての燃料噴射弁は燃料分配管22とスロットルボデー1によって狭持固定される。
以上によれば、複数のスロットルボデーが側方に平行に配置され、且つ各スロットルボデーに第1,第2燃料噴射弁が配置されたものにあっても、燃料噴射弁を各スロットルボデーへ挿入する第1工程及び燃料噴射弁の燃料入口部に向けて燃料分配管を挿入する第2工程、及び燃料分配管を固着部材をもってスロットルボデーへ固着する第3工程、をもってその取付けを完了できるものであり、複数のスロットルボデーが側方に配置されるものにあってもその組付けを容易にして簡単に行なうことができる。
尚、第1燃料管21と第2燃料管22とを第1連絡管23aと第2連絡管23bとをもって連絡したことによると、第2燃料管22から第1燃料管21への燃料供給を速めることができ、特に燃料分配管20が空状態における燃料供給の応答性を高めることができる。
又、複数の連絡管23a,23bをもって第1,第2燃料管21,22を連絡したことによると、特に第1燃料管23内に滞留するベーパーを微細化でき、プレッシャーレギュレタRを介してベーパーを排除するのに好ましい。
又、燃料流入配管14の燃料供給路24への接続及びリターン孔Rcのリターン燃料配管15の流路接続は、単一のスロットルボデーを用いた場合と同様に簡単に行なうことができ、燃料配管を容易に行なうことができる。
尚、本実施例のスロットルボデーは2個配置したものであるが、その個数に制限を受けるものでない。
2 吸気通路
2a 絞り弁より下流側の吸気通路
2b 絞り弁より上流側の吸気通路
4 絞り弁
6,20 燃料分配管
7,21 第1燃料管
7a 燃料入口部
8,22 第2燃料管
8a 燃料入口孔
9,23 連絡管
11 固着部材
11a 底部
11d 第1押圧曲げ部
11e 第2押圧曲げ部
24 燃料供給路
J1 第1燃料噴射弁
J2 第2燃料噴射弁
R プレッシャーレギュレタ
Claims (3)
- 内部を吸気通路2が貫通して穿設されるとともに吸気通路2が絞り弁4によって開閉されるスロットルボデー1と、
絞り弁4より下流側の吸気通路2aに燃料噴射部Jaが開口して配置される第1燃料噴射弁J1と、絞り弁4より上流側の吸気通路2bに燃料噴射部Jaが開口して配置される第2燃料噴射弁J2とを備えるとともに前記第1,第2燃料噴射弁J1,J2の長手軸心線X1−X1、X2−X2は吸気通路2に向けて同一方向から配置され、
一方、燃料分配管6は、第1燃料噴射弁J1の燃料入口部Jbに挿入接続される燃料入口孔7aを備えるとともに一端の開口にプレッシャーレギュレタRを備える第1燃料管7と、第2燃料噴射弁J2の燃料入口部Jbに挿入接続される燃料入口孔8aを備えるとともに一端の開口に燃料供給路10を備える第2燃料管8と、が平行に配置されるとともに第1燃料管7と第2燃料管8とは連絡管9をもって流路接続されて一体形成され、更に前記燃料分配管6を固着部材11をもってスロットルボデー1に取着することにより第1燃料噴射弁J1を第1燃料管7とスロットルボデー1によって狭持し、第2燃料噴射弁J2を第2燃料管8とスロットルボデー1とによって狭持したことを特徴とする燃料噴射弁の取付け構造。 - 前記第1燃料噴射弁と第2燃料噴射弁J2とを備えるスロットルボデー1を、その吸気通路2の長手軸心線W−Wを平行にして側方に複数配置され、
隣接する複数の第1燃料噴射弁J1,J1を第1燃料管21に設けたそれぞれの燃料入口孔21a,21a´に挿入接続するとともに隣接する複数の第2燃料噴射弁J2,J2を第2燃料管22に設けたそれぞれの燃料入口孔22a,22a´に挿入接続し、
更に前記第1燃料管21と第2燃料管22とを複数の連絡管23a,23bをもって流路接続したことを特徴とする請求項1記載の燃料噴射弁の取付け構造。 - 前記固着部材は、底部11aの両端から上方に向かって形成され、その上端が開口するコ字状に形成され、一方の上端には第1燃料管7の上部をおおう第1押圧曲げ部11dが形成され、他方の上端には第2燃料管8の上部をおおう第2押圧曲げ部11eが形成されるとともに底部11aには取付け孔11fが穿設され、取付け孔11fを介して固着部材11をスロットルボデー1に螺着したことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の燃料噴射弁の取付け構造。
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