JP2005220830A - エンジンの潤滑装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 弁体の開弁圧の設定が容易であり、リリーフ機能の信頼性も高いエンジンの潤滑装置を提供する。
【解決手段】 オイルポンプ1からオイルフィルタカートリッジ2を介してエンジンの摺動部分3にエンジンオイル4を供給し、オイルフィルタカートリッジ2を取り付けるための取付座5にリリーフ弁室6を設け、このリリーフ弁室6に弁体7と弁バネ8とを収容し、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、この設定温度を越える場合よりも、弁体7の開弁圧が小さくなるようにした、エンジンの潤滑装置において、リリーフ弁室6に弁バネ8と直列に感温性伸縮体9を収容し、感温性伸縮体9の伸縮による弁バネ8の伸縮で弁体7の開弁圧が変化するようにし、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、エンジン始動時にエンジンオイル4の油圧で弁体7が開弁するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 オイルポンプ1からオイルフィルタカートリッジ2を介してエンジンの摺動部分3にエンジンオイル4を供給し、オイルフィルタカートリッジ2を取り付けるための取付座5にリリーフ弁室6を設け、このリリーフ弁室6に弁体7と弁バネ8とを収容し、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、この設定温度を越える場合よりも、弁体7の開弁圧が小さくなるようにした、エンジンの潤滑装置において、リリーフ弁室6に弁バネ8と直列に感温性伸縮体9を収容し、感温性伸縮体9の伸縮による弁バネ8の伸縮で弁体7の開弁圧が変化するようにし、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、エンジン始動時にエンジンオイル4の油圧で弁体7が開弁するようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、エンジンの潤滑装置に関するものである。
従来のエンジンの潤滑装置として、本発明と同様、オイルポンプからオイルフィルタカートリッジを介してエンジンの摺動部分にエンジンオイルを供給し、オイルフィルタカートリッジを取り付けるための取付座にリリーフ弁室を設け、このリリーフ弁室に弁体と弁バネとを収容し、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、この設定温度を越える場合よりも、弁体の開弁圧が小さくなるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。しかし、この従来技術は、本発明と相違し、弁バネを形状記憶効果を有する材料で形成している。
この従来技術では、次の問題がある。
《問題》 リリーフ弁の開弁圧の設定が困難である。
弁バネを形状記憶効果を有する材料で形成しているため、弁バネの自由長さのみならず、そのバネ定数も温度によって大きく変化するおそれがあり、弁体の開弁圧の設定が困難であり、リリーフ機能の信頼性も低い。
《問題》 リリーフ弁の開弁圧の設定が困難である。
弁バネを形状記憶効果を有する材料で形成しているため、弁バネの自由長さのみならず、そのバネ定数も温度によって大きく変化するおそれがあり、弁体の開弁圧の設定が困難であり、リリーフ機能の信頼性も低い。
本発明は、上記問題点を解決することができるエンジンの潤滑装置、すなわち、弁体の開弁圧の設定が容易であり、リリーフ機能の信頼性も高いエンジンの潤滑装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
すなわち、図1(A)(B)または図2(A)(B)に例示するように、オイルポンプ(1)からオイルフィルタカートリッジ(2)を介してエンジンの摺動部分(3)にエンジンオイル(4)を供給し、オイルフィルタカートリッジ(2)を取り付けるための取付座(5)にリリーフ弁室(6)を設け、このリリーフ弁室(6)に弁体(7)と弁バネ(8)とを収容し、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、この設定温度を越える場合よりも、弁体(7)の開弁圧が小さくなるようにした、エンジンの潤滑装置において、
リリーフ弁室(6)に弁バネ(8)と直列に感温性伸縮体(9)を収容し、感温性伸縮体(9)の伸縮による弁バネ(8)の伸縮で弁体(7)の開弁圧が変化するようにし、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、エンジン始動時にエンジンオイル(4)の油圧で弁体(7)が開弁するようにした、ことを特徴とするエンジンの潤滑装置。
すなわち、図1(A)(B)または図2(A)(B)に例示するように、オイルポンプ(1)からオイルフィルタカートリッジ(2)を介してエンジンの摺動部分(3)にエンジンオイル(4)を供給し、オイルフィルタカートリッジ(2)を取り付けるための取付座(5)にリリーフ弁室(6)を設け、このリリーフ弁室(6)に弁体(7)と弁バネ(8)とを収容し、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、この設定温度を越える場合よりも、弁体(7)の開弁圧が小さくなるようにした、エンジンの潤滑装置において、
リリーフ弁室(6)に弁バネ(8)と直列に感温性伸縮体(9)を収容し、感温性伸縮体(9)の伸縮による弁バネ(8)の伸縮で弁体(7)の開弁圧が変化するようにし、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、エンジン始動時にエンジンオイル(4)の油圧で弁体(7)が開弁するようにした、ことを特徴とするエンジンの潤滑装置。
(請求項1の発明)
請求項1の発明は、次の効果を奏する。
《効果》 リリーフ弁の開弁圧の設定を容易に行うことができる。
弁バネ(8)にはピアノ線その他の材料を用いた通常のバネを用いることができるため、弁バネ(8)のバネ定数が温度によって大きく変化するおそれがなく、弁体(7)の開弁圧の設定を容易に行うことができ、リリーフ機能の信頼性も高い。
請求項1の発明は、次の効果を奏する。
《効果》 リリーフ弁の開弁圧の設定を容易に行うことができる。
弁バネ(8)にはピアノ線その他の材料を用いた通常のバネを用いることができるため、弁バネ(8)のバネ定数が温度によって大きく変化するおそれがなく、弁体(7)の開弁圧の設定を容易に行うことができ、リリーフ機能の信頼性も高い。
《効果》 低温始動を容易に行うことができる。
低温始動時にエンジンオイル(4)の油圧で弁体(7)が開弁し、クランク軸がオイルポンプ(1)から受ける抵抗が減少するため、本来は困難な低温始動を容易に行うことができる。
低温始動時にエンジンオイル(4)の油圧で弁体(7)が開弁し、クランク軸がオイルポンプ(1)から受ける抵抗が減少するため、本来は困難な低温始動を容易に行うことができる。
(請求項2の発明)
《効果》 弁体等の部品の組み付けやメンテナンス作業を容易に行うことができ。
図1(A)(B)に例示するように、取付座(5)からオイルフィルタカートリッジ(2)を取り外した状態では、取付座(5)で露出したリリーフ弁室(6)の入口(6a)から弁体(7)等の部品の出し入れができるため、これら部品の組み付けやメンテナンス作業を容易に行うことができる。
《効果》 弁体等の部品の組み付けやメンテナンス作業を容易に行うことができ。
図1(A)(B)に例示するように、取付座(5)からオイルフィルタカートリッジ(2)を取り外した状態では、取付座(5)で露出したリリーフ弁室(6)の入口(6a)から弁体(7)等の部品の出し入れができるため、これら部品の組み付けやメンテナンス作業を容易に行うことができる。
(請求項3の発明)
《効果》 感温性のない通常仕様に簡単に変更することができる。
図3(A)に例示する感温性仕様(13)から、アダプタ(12)と感温性伸縮体(9)とを取り外し、図3(B)に例示するように、取付座(5)にオイルフィルタカートリッジ(2)を取り付けることにより、感温性のない通常仕様(14)に簡単に変更することができる。
《効果》 感温性のない通常仕様に簡単に変更することができる。
図3(A)に例示する感温性仕様(13)から、アダプタ(12)と感温性伸縮体(9)とを取り外し、図3(B)に例示するように、取付座(5)にオイルフィルタカートリッジ(2)を取り付けることにより、感温性のない通常仕様(14)に簡単に変更することができる。
《効果》 感温性仕様と通常仕様の相互の転用が可能となる。
図3(B)に例示する通常仕様(14)に、図3(A)に例示するように、アダプタ(12)と感温性伸縮体(9)とを取り付けることにより、感温性仕様(13)に戻すこともできる。このように、感温性仕様(13)と通常仕様(14)の相互の転用が可能となり、各仕様を個別に製作する場合に比べ、製造コストを下げることができる。
図3(B)に例示する通常仕様(14)に、図3(A)に例示するように、アダプタ(12)と感温性伸縮体(9)とを取り付けることにより、感温性仕様(13)に戻すこともできる。このように、感温性仕様(13)と通常仕様(14)の相互の転用が可能となり、各仕様を個別に製作する場合に比べ、製造コストを下げることができる。
(請求項4の発明)
《効果》 弁体等の部品の組み付けやメンテナンス作業を容易に行うことができる。
図2(A)(B)に例示するように、取付座(5)からアダプタ(12)を取り外した分割状態では、取付座(5)とアダプタ(12)から露出した各分割開口(6b)(6c)から弁体(7)等の部品の出し入れができるため、これら部品の組み付けやメンテナンス作業を容易に行うことができる。
《効果》 弁体等の部品の組み付けやメンテナンス作業を容易に行うことができる。
図2(A)(B)に例示するように、取付座(5)からアダプタ(12)を取り外した分割状態では、取付座(5)とアダプタ(12)から露出した各分割開口(6b)(6c)から弁体(7)等の部品の出し入れができるため、これら部品の組み付けやメンテナンス作業を容易に行うことができる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3はいずれも本発明の実施形態に係るエンジンの潤滑装置を説明する図で、図1は第1実施形態、図2〜図3は第2実施形態を示している。この各実施形態ではディーゼルエンジンのギヤケースに設けられた潤滑装置を用いて説明する。
図1〜図3はいずれも本発明の実施形態に係るエンジンの潤滑装置を説明する図で、図1は第1実施形態、図2〜図3は第2実施形態を示している。この各実施形態ではディーゼルエンジンのギヤケースに設けられた潤滑装置を用いて説明する。
各実施形態の潤滑装置の概要は、次の通りである。
図1(A)(B)または図2(A)(B)に示すように、オイルポンプ(1)からオイルフィルタカートリッジ(2)を介してエンジンの摺動部分(3)にエンジンオイル(4)を供給している。オイルポンプ(1)と取付座(5)とは、いずれもギヤケースに一体形成されている。取付座(5)は、オイルフィルタカートリッジ(2)を取り付けるためのものである。エンジンの摺動部(3)とは、クランク軸、動弁カム軸、バランサ軸の軸受け部等をいう。取付座(5)には、リリーフ弁室(6)を設け、ここに弁体(7)と弁バネ(8)等を収容している。
図1(A)(B)または図2(A)(B)に示すように、オイルポンプ(1)からオイルフィルタカートリッジ(2)を介してエンジンの摺動部分(3)にエンジンオイル(4)を供給している。オイルポンプ(1)と取付座(5)とは、いずれもギヤケースに一体形成されている。取付座(5)は、オイルフィルタカートリッジ(2)を取り付けるためのものである。エンジンの摺動部(3)とは、クランク軸、動弁カム軸、バランサ軸の軸受け部等をいう。取付座(5)には、リリーフ弁室(6)を設け、ここに弁体(7)と弁バネ(8)等を収容している。
各実施形態のリリーフ弁の概要は、次の通りである。
図1(A)(B)または図2(A)(B)に示すように、リリーフ弁室(6)に弁バネ(8)と直列に感温性伸縮体(9)を収容し、感温性伸縮体(9)の伸縮による弁バネ(8)の伸縮で弁体(7)の開弁圧が変化するようにし、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、この設定温度を越える場合よりも、弁体(7)の開弁圧が小さくなるようにし、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、エンジン始動時にエンジンオイル(4)の油圧で弁体(7)が開弁するようにしている。設定温度は20°Cである。エンジン温度が20°Cを越える温暖始動時や通常運転時は、図1(A)または図2(A)に示すように、弁体(7)は所定の開弁圧に至るまでは閉弁しており、所定の開弁圧を越えた場合には、開弁して圧抜きを行う。エンジン温度が20°未満の冷始動時には、弁体(7)の開弁圧は低くなっており、図1(B)または図2(B)に示すように、弁体(7)は開弁して、クランク軸がオイルポンプ(1)から受ける抵抗を減少させる。
図1(A)(B)または図2(A)(B)に示すように、リリーフ弁室(6)に弁バネ(8)と直列に感温性伸縮体(9)を収容し、感温性伸縮体(9)の伸縮による弁バネ(8)の伸縮で弁体(7)の開弁圧が変化するようにし、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、この設定温度を越える場合よりも、弁体(7)の開弁圧が小さくなるようにし、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、エンジン始動時にエンジンオイル(4)の油圧で弁体(7)が開弁するようにしている。設定温度は20°Cである。エンジン温度が20°Cを越える温暖始動時や通常運転時は、図1(A)または図2(A)に示すように、弁体(7)は所定の開弁圧に至るまでは閉弁しており、所定の開弁圧を越えた場合には、開弁して圧抜きを行う。エンジン温度が20°未満の冷始動時には、弁体(7)の開弁圧は低くなっており、図1(B)または図2(B)に示すように、弁体(7)は開弁して、クランク軸がオイルポンプ(1)から受ける抵抗を減少させる。
第1実施形態の具体的構成は、次の通りである。
図1(A)(B)に示すように、取付座(5)にオイルフィルタカートリッジ(2)を取り付け、このオイルフィルタカートリッジ(2)にリリーフ弁室(6)の入口(6a)を臨ませ、取付座(5)からオイルフィルタカートリッジ(2)を取り外した状態で、リリーフ弁室(6)の入口(6a)から感温性伸縮体(9)と弁バネ(8)と弁体(7)と弁座(11)とをリリーフ弁室(6)に出し入れできるようにしている。
図1(A)(B)に示すように、取付座(5)にオイルフィルタカートリッジ(2)を取り付け、このオイルフィルタカートリッジ(2)にリリーフ弁室(6)の入口(6a)を臨ませ、取付座(5)からオイルフィルタカートリッジ(2)を取り外した状態で、リリーフ弁室(6)の入口(6a)から感温性伸縮体(9)と弁バネ(8)と弁体(7)と弁座(11)とをリリーフ弁室(6)に出し入れできるようにしている。
リリーフ弁室(6)内の部品は、奥から、感温性伸縮体(9)、弁バネ(8)、弁体(7)、弁座(11)の順で収容されている。感温性伸縮体(9)はワックスを収容したケース(9a)の先端からロッド(9b)を突出させたもので、エンジン温度が所定温度未満からこれを越える温度になる場合には、ケース(9a)内のワックスが固体から液体に変わる時の膨張で、ロッド(9b)の突出寸法が長くなり、逆の場合にはロッド(9b)の突出寸法が短くなる。このケース(9a)の基端をリリーフ弁室(6)の奥端面に接当させている。ロッド(9b)の先端にバネ受け(10)を取り付け、このバネ受け(10)で弁バネ(8)の基端を受け止め、弁バネ(8)の先端を鋼球製の弁体(7)に圧接させ、この弁体(7)を弁座(11)に着座させ、弁座(11)をワッシャ(15)で抜け止めしている。ワッシャ(15)は、取付座(5)の浄油入口(5a)にネジ嵌合させた連通管(16)の締結力で、連通管(16)のフランジ(16a)と取付座(5)との間に挟み付けられている。この連通管(16)にオイルフィルタカートリッジ(2)をネジ嵌合させ、その締結力で、オイルフィルタカートリッジ(2)を取付座(5)に取り付けている。
第2実施形態の具体的構成は、次の通りである。
図2(A)(B)に示すように、オイルフィルタカートリッジ(2)とアダプタ(12)のいずれをも取り付けることができる取付座(5)にアダプタ(12)を着脱自在に取り付け、取付座(5)とアダプタ(12)とに亘ってリリーフ弁室(6)を一連に設け、このアダプタ(12)にオイルフィルタカートリッジ(2)を取り付けている。また、取付座(5)からアダプタ(12)を取り外した分割状態で、取付座(5)とアダプタ(12)にそれぞれ開口するリリーフ弁室(6)の各分割開口(6b)(6c)から、弁バネ(8)と感温性伸縮体(9)と弁体(7)と弁座(11)とをリリーフ弁室(6)に出し入れできるようにしている。
図2(A)(B)に示すように、オイルフィルタカートリッジ(2)とアダプタ(12)のいずれをも取り付けることができる取付座(5)にアダプタ(12)を着脱自在に取り付け、取付座(5)とアダプタ(12)とに亘ってリリーフ弁室(6)を一連に設け、このアダプタ(12)にオイルフィルタカートリッジ(2)を取り付けている。また、取付座(5)からアダプタ(12)を取り外した分割状態で、取付座(5)とアダプタ(12)にそれぞれ開口するリリーフ弁室(6)の各分割開口(6b)(6c)から、弁バネ(8)と感温性伸縮体(9)と弁体(7)と弁座(11)とをリリーフ弁室(6)に出し入れできるようにしている。
リリーフ弁室(6)内の部品は、奥から、弁バネ(8)、感温性伸縮体(9)、弁体(7)、弁座(11)の順で収容されている。弁バネ(8)の基端部をリリーフ弁室(6)の奥端面に当接させ、弁バネ(8)の先端を感温性伸縮体(9)のケース(9a)に当接させている。感温性伸縮体(9)の構造は、第1実施形態のものと同じであり、ケース(9a)とロッド(9b)とを備えている。弁体(8)をロッド(9b)の先端に固定し、弁座(11)に着座させ、弁座(11)をワッシャ(15)で抜け止めしている。弁座(11)はアダプタ(12)内にある。ワッシャ(15)をアダプタ(12)とともに、取付座(5)の浄油入口(5a)にネジ嵌合させた連通管(16)の締結力で、連通管(16)のフランジ(16a)と取付座(5)との間に挟み付けている。この連通管(16)にオイルフィルタカートリッジ(2)をネジ嵌合させ、その締結力で、オイルフィルタカートリッジ(2)を取付座(5)に取り付けている。
この第2実施形態では、図3(A)の感温性仕様(13)から、アダプタ(12)と感温性伸縮体(9)とを取り外し、図3(B)に示すように、取付座(5)にオイルフィルタカートリッジ(2)を取り付けることにより、感温性のない通常仕様(14)に簡単に変更することができる。また、図3(B)に示す通常仕様(14)に、アダプタ(12)と感温性伸縮体(9)とを取り付けることにより、図3(A)に示す感温性仕様(13)に戻すこともできる。
(1)…オイルポンプ、(2)…オイルフィルタカートリッジ、(3)…エンジンの摺動部分、(4)…エンジンオイル、(5)…取付座、(6)…リリーフ弁室、(6a)…入口、(7)…弁体、(8)…弁バネ、(9)…感温性伸縮体、 (11)…弁座、(12)…アダプタ。
Claims (4)
- オイルポンプ(1)からオイルフィルタカートリッジ(2)を介してエンジンの摺動部分(3)にエンジンオイル(4)を供給し、オイルフィルタカートリッジ(2)を取り付けるための取付座(5)にリリーフ弁室(6)を設け、このリリーフ弁室(6)に弁体(7)と弁バネ(8)とを収容し、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、この設定温度を越える場合よりも、弁体(7)の開弁圧が小さくなるようにした、エンジンの潤滑装置において、
リリーフ弁室(6)に弁バネ(8)と直列に感温性伸縮体(9)を収容し、感温性伸縮体(9)の伸縮による弁バネ(8)の伸縮で弁体(7)の開弁圧が変化するようにし、エンジン温度が所定の設定温度未満の場合には、エンジン始動時にエンジンオイル(4)の油圧で弁体(7)が開弁するようにした、ことを特徴とするエンジンの潤滑装置。 - 請求項1に記載したエンジンの潤滑装置において、
取付座(5)にオイルフィルタカートリッジ(2)を取り付け、このオイルフィルタカートリッジ(2)にリリーフ弁室(6)の入口(6a)を臨ませ、取付座(5)からオイルフィルタカートリッジ(2)を取り外した状態で、リリーフ弁室(6)の入口(6a)から感温性伸縮体(9)と弁バネ(8)と弁体(7)と弁座(11)とをリリーフ弁室(6)に出し入れできるようにした、ことを特徴とするエンジンの潤滑装置。 - 請求項1に記載したエンジンの潤滑装置において、
オイルフィルタカートリッジ(2)とアダプタ(12)のいずれをも取り付けることができる取付座(5)にアダプタ(12)を着脱自在に取り付け、取付座(5)とアダプタ(12)とに亘ってリリーフ弁室(6)を一連に設け、このアダプタ(12)にオイルフィルタカートリッジ(2)を取り付けた、ことを特徴とするエンジンの潤滑装置。 - 請求項3に記載したエンジンの潤滑装置において、
取付座(5)からアダプタ(12)を取り外した分割状態で、取付座(5)とアダプタ(12)にそれぞれ開口するリリーフ弁室(6)の各分割開口(6b)(6c)から、弁バネ(8)と感温性伸縮体(9)と弁体(7)と弁座(11)とをリリーフ弁室(6)に出し入れできるようにした、ことを特徴とするエンジンの潤滑装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007085180A (ja) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Kubota Corp | 過給機付きエンジン |
CN104727894A (zh) * | 2015-01-15 | 2015-06-24 | 东风朝阳朝柴动力有限公司 | 可自动调整机油压力的机油滤清器总成 |
CN104727896A (zh) * | 2015-03-09 | 2015-06-24 | 广西华原过滤系统股份有限公司 | 一种具有电动泵油功能的机油滤清器 |
CN109563859A (zh) * | 2016-08-05 | 2019-04-02 | 福伊特专利有限公司 | 用于清洁和/或交换液压驱动器中的液压油的方法和设备 |
-
2004
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