JP2005220656A - 螺旋階段 - Google Patents
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Abstract
【課題】 心柱ユニットを積み上げ施工する螺旋階段において、踏板位置決め手段の構成を簡略にして受け材(腕木)を省略し、外観デザインのシンプル化を促進する。踏板の有効幅を広く確保した上で、設置スペースを小さく収める。
【解決手段】 心柱ユニット1を段積みして形成した心柱に踏板3が複数段に亘って螺旋状に配列されている。相隣接段の2つの踏板3,3の心柱周囲での隔たり角度θを定める踏板位置決め手段Aを備える。踏板位置決め手段Aが第1位置決め機構A1と第2位置決め機構A2とでなり、これらの位置決め機構が、複数の孔部12と、ピン部材6によって形成された突起61,62と、凹入状の係止部33,34とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】 心柱ユニット1を段積みして形成した心柱に踏板3が複数段に亘って螺旋状に配列されている。相隣接段の2つの踏板3,3の心柱周囲での隔たり角度θを定める踏板位置決め手段Aを備える。踏板位置決め手段Aが第1位置決め機構A1と第2位置決め機構A2とでなり、これらの位置決め機構が、複数の孔部12と、ピン部材6によって形成された突起61,62と、凹入状の係止部33,34とを備える。
【選択図】 図3
Description
本発明は、心柱の周囲に踏板が複数段に亘って螺旋状に配列された螺旋階段、特に、心柱が心柱ユニットを複数段に亘って上下方向同心状に積み上げて形成される心柱ユニット群により形成されていて、心柱周囲での下段側踏板とそれに隣接する上段側踏板との相互間の隔たり角度を定める踏板位置決め手段を備えている螺旋階段に関する。
一般的な螺旋階段は、床面から立ち上がった心柱の周囲に踏板を所要段数に亘って螺旋状に並べて配列し、それらの踏板から立ち上げた小柱によって手摺りを支え、その手摺りの下端と上端とを、下階側の親柱と上階側の親柱とに各別に連結した構成を備えている。また、螺旋階段は、人が下階と上階との間で行き来するための通路としての用途のほか、家屋居住区のインテリア性を高めるための用途や、踏板を小物の置き棚として用いるという飾り棚としての用途など、様々な用途に用いられている。
2階家などで上下階の間を昇降するために使用される螺旋階段の従来例が提案されており(たとえば特許文献1参照)、この螺旋階段についての心柱の構造や踏板位置決め手段などを図11及び図12を参照して説明する。
この螺旋階段では、木製円柱状の短い心柱ユニット100と、木製の踏板200と、腕木としての木製の受け材300とが用いられていて、心柱ユニット100を複数段に亘って上下方向同心状に積み上げることによって形成される心柱ユニット群により心柱が形成されるようになっている。また、この螺旋階段では、心柱ユニット100の外周の一箇所に第1嵌合溝110が備わり、踏板200の裏側と表側とにそれぞれ第2嵌合溝220と第3嵌合溝230とが備わり、それらの第2及び第3の各嵌合溝220,230の位置は踏板200の前後に位置ずれしている。
そして、図11のように、心柱ユニット100の第1嵌合溝110に受け材300の内側端縁310を嵌め込み、その上に重ね合わされた踏板200の第2嵌合溝220に受け材300の上側端縁320を嵌め込むことによって、心柱11に対して踏板200を周方向で位置決めするようにしている。また、図12のように、踏板200と受け材300とが取り付けられた心柱ユニット100を上下方向同心状に積み上げることによって踏板200の内側端部210を相隣接段に位置する上下2つの心柱ユニット100,100によって挾み、しかも、下段側踏板200の第3嵌合溝230にその上側に配備された受け材300の下側端縁330を嵌め込むことによって、下段側踏板200とそれに隣接する上段側踏板200との相互間の心柱ユニット101の周方向での隔たり角度を定めている。なお、400は締付けボルトで、相隣接段に位置している踏板200の内側端部210や心柱ユニット100に形成された挿通孔に挿入され、その下側に配置される同様の締付けボルト(不図示)の頭部に備わっているねじ孔410にねじ込まれる。
ここで説明した従来の螺旋階段では、相隣接段の踏板200,200の相互間の心柱ユニット群の周方向での隔たり角度を定める踏板位置決め手段が、心柱ユニット100の第1嵌合溝110と、踏板200の第2嵌合溝220及び第3嵌合溝230と、それらの嵌合溝110,220,230に嵌合される受け材300とによって形成されている。
図11及び図12を参照して説明した従来例では、短い心柱ユニット100を積み上げることによって1本の長い心柱を構成することができるので、築後の家屋の内部で螺旋階段を組み付けることができるという利点がある。
しかしながら、従来の螺旋階段では、その踏板位置決め手段に受け材300が含まれているので受け材300が余分に必要になり、そのために受け材300を省略して外観デザインのシンプル化を促進するということが不可能であるという問題があった。
また、踏板位置決め手段に、心柱ユニット100の第1嵌合溝110や踏板200の第2嵌合溝220及び第3嵌合溝230が含まれていて、それらの嵌合溝110,220,230はそれぞれ心柱ユニット100に縦溝加工を施したり、踏板200に溝付け加工を施したりすることによって形成されるものであるので、それらの加工が煩わしく、加工コストが螺旋階段の製品コストに影響を及ぼし、その上、上記受け材300が余分に必要になるといこととが相乗して製品コストが高くつくという問題があった。
さらに、第1嵌合溝110の加工を容易にすることなどのために心柱ユニット100を木製としているため、心柱ユニット100に要求される強度を満たすためにはその心柱ユニット100の直径寸法をある程度長くすることが必要である。そのため、踏板200の有効幅を長くするには、心柱ユニット100の直径に見合って踏板200の横幅を長くすることを余儀なくされるようになり、その結果、螺旋階段の直径が大きくなってその設置に必要な平面的スペースを小さく収めることが困難であるという問題もあった。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、築後の家屋の内部で螺旋階段を組み付けることができるという従来例の利点をそのまま生かした上で、従来例の螺旋階段に採用されているよりも構成が簡単で製作コストが安くつく踏板位置決め手段を備えた螺旋階段を提供することを目的とする。
また、本発明は、従来例の受け材を省略することが可能であって、外観デザインのシンプル化を促進しやすい螺旋階段を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、踏板位置決め手段の構成に工夫を講じて心柱ユニットをアルミニウム製押出し成形材で構成することを可能にし、そうすることによって螺旋階段の設置に必要な平面的スペースを小さく収めることが可能になる螺旋階段を提供することを目的とする。
本発明に係る螺旋階段は、心柱ユニットを複数段に亘って上下方向同心状に積み上げて形成された心柱ユニット群により心柱が形成され、その心柱ユニット群の周囲に踏板が複数段に亘って螺旋状に配列され、かつ、各段の踏板の内側端部が、相隣接段に位置する上下2つの心柱ユニットの相互間で挾まれていると共に、相隣接段に位置する2つの踏板の心柱周囲での隔たり角度を定める踏板位置決め手段を備えている。
そして、踏板位置決め手段が、相隣接段に位置する上下2つの上記心柱ユニットのうちの片側心柱ユニットを踏板の内側端部の定位置に位置決めする第1位置決め機構と、相隣接段に位置する上下2つの上記心柱ユニットのうちの他側心柱ユニットを踏板の内側端部の定位置に位置決めする第2位置決め機構とでなる。
また、上記第1位置決め機構が、踏板の内側端部と片側心柱ユニットとのうちの一方側部材に設けられて円環状に配列された複数の凹部と、それらのうちの他方側部材に設けられて基準となる特定の上記凹部に上下方向で嵌脱可能な凸部と、踏板に設けられて片側心柱ユニットを係止することにより特定の上記凹部に嵌合された上記凸部を中心として当該片側心柱ユニットが踏板に対して位置ずれすることを阻止する係止部と、を備えているという構成を採用することができるのに対し、上記第2位置決め機構が、踏板の内側端部と他側心柱ユニットとのうちの一方側部材に設けられて円環状に配列された複数の凹部と、それらのうちの他方側部材に設けられて任意の上記凹部に上下方向で嵌脱可能な凸部と、踏板に設けられて他側心柱ユニットを係止することにより上記凹部に嵌合された上記凸部を中心として当該他側心柱ユニットが踏板に対して位置ずれすることを阻止する係止部と、を備えているという構成を採用することができる。
この構成を備えた螺旋階段によると、心柱ユニットを上下方向同心状に積み上げることによって心柱としての心柱ユニット群が形成される構成を採用したので、築後の家屋の内部で螺旋階段を組み付けることができるという従来例の利点がそのまま生かされる。
また、この構成を備えた螺旋階段によると、踏板位置決め手段の第1位置決め機構の作用によって片側心柱ユニットと踏板との相対位置関係が一定に定まることに加え、その踏板と他側心柱ユニットとの相対位置関係が、踏板位置決め手段の第2位置決め機構の作用によって一定に定まる。そのため、上下方向同心状に積み上げられる下段側の心柱ユニットと上段側の心柱ユニットとの周方向での相対位置をずらせることによって、下段側踏板とそれに隣接する上段側踏板との相互間の上記心柱ユニット群の周方向での隔たり角度が、下段側の心柱ユニットと上段側の心柱ユニットとの周方向での相対位置のずれ角度と同じ角度に定まる。そして、踏板位置決め手段の第1位置決め機構や第2位置決め機構が、互いに嵌脱可能な凹部及び凸部と、係止部とによって形成されていて、図11及び図12で説明した従来例に見られる受け材を用いる必要がないので、踏板位置決め手段の構成が簡単になって製作コストが安くつき、螺旋階段の外観デザインのシンプル化も促進しやすくなる。なお、この発明において、凹部を心柱ユニットに設ける場合は凸部を踏板に設け、凹部を踏板に設ける場合は凸部を心柱ユニットに設ける。
本発明では、上記凹部が、上記心柱ユニットに等角度おきに具備されてその心柱ユニットを軸方向に貫通する孔部でなり、上記凸部が、上記踏板の内側端部に突出されて上記孔部に上下方向で嵌脱可能な突起でなり、上記係止部が、踏板の内側端部に形成されて円柱状の上記心柱ユニットの端部が嵌合される円形の凹入部でなる、という構成を採用することが可能である。この構成であれば、下段側の心柱ユニットと上段側の心柱ユニットとの周方向での相対位置を、相隣接する2つの上記孔部の開き角度分だけずらせて位置させることによって、相隣接段の2枚の踏板の隔たり角度が上記孔部の開き角度と同一になる。したがって、複数段に亘って積み上げられる心柱ユニットでの下段側の心柱ユニットに対するその上段側の心柱ユニットの周方向での位置を同一方向に上記開き角度分だけずらせることによって、複数段に亘る踏板が一定の隔たり角度を保って螺旋状に配列されるようになる。
本発明では、第1及び第2の各位置決め機構のそれぞれの突起を、踏板の内側端部に貫通されてその厚さ方向の両側に突出するピン部材の下端側突出部と上端側突出部とによって各別に形成することが可能である。これによれば、第1及び第2の各位置決め機構のそれぞれの突起を踏板に具備させることが容易に可能になり、踏板の内側端部を加工してそれらの突起を一体に形成する場合に比べて技術上の困難や煩わしさがなくなる。
本発明において、上記心柱ユニットは、長尺管状のアルミニウム製押出し成形材を長手方向複数箇所で切断して分割することにより形成されていて、上記凹部としての上記孔部がその心柱ユニットの管壁相当部を軸方向に貫通している、という構成を採用することが可能である。これによれば、凹部としての孔部を備えた心柱ユニットを容易にかつ安価に得ることが可能である上、凹部としての孔部の位置精度を容易に高めることができるという利点がある。
本発明において、心柱ユニットが長尺管状のアルミニウム製押出し成形材を長手方向複数箇所で切断して分割することにより形成されている場合には、芯柱ユニット群の直径を短くすることによって踏板の有効幅を拡げることが可能であり、そのようにすると、踏板の有効幅を広く確保することができるものでありながら、螺旋階段の設置に必要な平面的スペースを小さく収めることが可能になる。また、心柱ユニットが長尺管状のアルミニウム製押出し成形材を長手方向複数箇所で切断して分割することにより形成されているので、心柱ユニットを木製としている従来例に比べると、芯柱ユニット群の直径を短くしても、心柱ユニットないし心柱ユニット群に要求される強度を確保しやすい。
本発明では、踏板の外側端部から立ち上げられた小柱によって手摺りが支持されていると共に、その小柱に相隣接段の2つの踏板のそれぞれの外側端部を固定することによってそれら2つの踏板の外側端部の上下方向の相互間隔が規制されていることが望ましい。これによれば、心柱ユニット群から外方へ延び出た各段の踏板の外側端部の相互間隔が手摺りを支えている小柱によって一定に保たれる。
本発明では、上記心柱ユニットに挿通された雄ねじを有するロッド状の芯体が、その心柱ユニットの上に重ね合わされた踏板の内側端部に開設されている挿通孔を貫通していて、その芯体の雄ねじにねじ込まれて締め付けられたナット体によって踏板の上記内側端部が上記心柱ユニットに押し付けられている、という構成を採用することが可能である。これによれば、心柱ユニットや踏板を、下段側のものから上段側のものに向かって順に組み付けることが可能になって施工性が向上する。
本発明では、下段側の踏板の内側端部を心柱ユニットに押し付けている上記ナット体に、上段側の踏板の内側端部を心柱ユニットに押し付けるナット体がねじ込まれる雄ねじを有するロッド状の芯体の下端部がねじ込まれている、という構成を採用することが可能であり、これによれば、芯体の長さを短くして施工性を改善することが可能である。
以上のように、本発明に係る螺旋階段は、心柱ユニットを下から順に積み上げるという施工方式を採用することができるので、築後の家屋の内部で螺旋階段を組み付けることができるという従来例の利点をそのまま備えている。
その上、踏板位置決め手段の構成が従来例の螺旋階段に採用されているよりも簡単になって製作コストが安くつき、特に従来例の受け材を省略することができることにより、螺旋階段の外観デザインのシンプル化が促進しやすくなるという効果を奏する。また、踏板位置決め手段の構成に工夫を講じて心柱ユニットをアルミニウム製押出し成形材で構成することを可能にしたので、踏板の有効幅を広く確保した上で、螺旋階段の設置に必要な平面的スペースを小さく収めることが可能になるという卓越した効果が奏される。
図1は本発明の実施形態に係る螺旋階段の外観図、図2は同螺旋階段を概略平面図で示した説明図、図3は同螺旋階段の部分分解斜視図、図4は踏板3の平面図、図5は踏板座金5の平面図、図6はピン部材を取り付けた踏板3の部分断面図、図7(A)は心柱ユニット1の平面図、同(B)は同部分縦断側面図、図8は螺旋階段の部分縦断側面図、図9は踏板位置決め手段Aの説明図、図10は下段側踏板3aと上段側踏板3bとの隔たり角度θを示した説明図である。
図1の螺旋階段では、同一長さの心柱ユニット1を複数段に亘って上下方向同心状に積み上げて形成された心柱ユニット群により心柱Pが形成されていて、その心柱Pの周囲に同一形状の踏板3が複数段に亘って螺旋状に配列されている。
図7(A)(B)のように、心柱ユニット1は、短い円筒状ないし中空円柱状に形成されていて、その管壁相当部11には周方向等角度おきの複数箇所(図例では13箇所)に孔部12が軸方向に貫通して形成されており、それらの孔部12は円環状に並んでいると共に、それらの孔部12のうちの特定の1つの孔部12が基準孔部12aとして定められている。この実施形態において、心柱ユニット1は、長尺管状のアルミニウム製押出し成形材を長手方向複数箇所で切断して分割することにより形成されている。そのため、心柱ユニット1が大きな曲り剛性と硬度とを備えていると共に、円環状に配列されている複数の孔部12の位置精度もきわめて高精度になっている。
また、図4のように、踏板3には、内側端部31から円弧状の外側端縁32に向かって次第に幅広になった扇形状の木板が用いられていて、その内側端部31の表裏両面側の同心位置に同一大きさの円形の凹入部33,34(図6又は図8参照)が形成されていると共に、それらの凹入部33,34と同心位置にはそれらの凹入部33,34よりも径小の円形の挿通孔35が形成されている。さらに、上記凹入部33,34内の偏心箇所の1箇所に貫通孔36が備わっていて、この貫通孔36に図6のように金属製のピン部材6の軸方向中間部が挿入されている。このピン部材6は軸方向中間部が太くその両側の端部が細くなった段付ピンでなる。そして、このピン部材6の下端部と上端部とは踏板3の内側端部31の厚さ方向両側に突出していて、その下端側突出部が下向き突起61とされ、上端側突出部が上向き突起62とされている。また、踏板3の表裏の凹入部33,34のそれぞれに円形の踏板座金5が同心状に配備されている。図5のように、この踏板座金5はその偏心箇所に複数個の止具孔51と1個の貫通孔52とを備えていて、貫通孔52は、上記した踏板36の貫通孔36よりも少し径小になっている。そして、図6のように、踏板3の表裏の凹入部33,34内にそれぞれ配備された踏板座金5,5の貫通孔52,52がピン部材5の下端側突出部と上端側突出部とにそれぞれ嵌め込まれていると共に、止具孔51,51(図5参照)を利用して止めねじや釘(不図示)でその踏板座金5,5が凹入部33,34内に固定されている。この状態では、踏板座金5,5の貫通孔52,52のそれぞれの孔縁部がピン部材6の段付箇所に対向してそのピン部材6が踏板3の貫通孔36から抜け落ちることを防いでいる。また、踏板座金5,5の厚さ寸法は凹入部33,34の深さ寸法よりも小さくなっている。
この実施形態の螺旋階段では、1枚の踏板3とその踏板3の下側の1つの心柱ユニット1との組合せ体を図8に示した1つの階段ユニットUとして考える。この階段ユニットUでは、2枚の踏板座金5,5と1つのピン部材6とが取り付けられた踏板3の内側端部31の裏側に心柱ユニット1が配備され、その心柱ユニット1の上端が踏板3の裏側の凹入部33に嵌合されていると共に、踏板3に備わっている下向き突起61が心柱ユニット1の基準孔部12aに嵌合されている。そして、この構成の階段ユニットUにあっては、心柱ユニット1の上端が踏板3の凹入部33に嵌合されていることにより、基準孔部12aに嵌合された下向き突起61を中心として心柱ユニット1が踏板3に対して位置ずれすることが阻止され、下向き突起61が基準孔部12aに嵌合していることにより、心柱ユニット1がそれ自体の軸線周りに回転して位置ずれすることが阻止される。したがって、芯柱ユニット1の複数の孔部12と、それらの孔部12のうちの基準孔部12aに嵌合されている下向き突起61と、上記凹入部33とが、心柱ユニット1を踏板3の内側端部31の定位置に動かないように位置決めする機構、すなわち第1位置決め機構A1を形成している。
これに対し、階段ユニットUを、図8に示したように2段に積み上げた場合、すなわち、下段側の階段ユニットUの踏板3の表側の凹入部34に、上段側の階段ユニットUの心柱ユニット1の下端を嵌合させることによって、下段側の階段ユニットUの踏板3の内側端部31を下段側の心柱ユニット1(片側心柱ユニット1a)と上段側の心柱ユニット1(他側心柱ユニット1b)との相互間で挾むと共に、下段側の階段ユニットUの踏板3に備わっている上向き突起62を、他側心柱ユニット1bの基準孔部12aに隣接している孔部12bに嵌合させたときには、他側心柱ユニット1bの下端が踏板3の表側の凹入部34に嵌合されていることにより、孔部12bに嵌合された上向き突起62を中心として他側心柱ユニット1が下段側の階段ユニットUの踏板3に対して位置ずれすることが阻止され、上向き突起62が孔部12bに嵌合していることにより、他側心柱ユニット1bがそれ自体の軸線周りに回転して位置ずれすることが阻止される。したがって、他側芯柱ユニット1bの複数の孔部12と、それらの孔部12のうちの基準孔部12aに隣接している孔部12bに嵌合されている上向き突起62と、上記凹入部34とが、他側心柱ユニット1を踏板3の内側端部31の定位置に位置決めする機構、すなわち第2位置決め機構A2を形成している。
しかも、階段ユニットUを図8に示したように2段に積み上げた場合には、図9又は図10で示したように、片側心柱ユニット1aの基準孔部12aと他側心柱ユニット1bの基準孔部12bとが角度θだけ位置ずれするので、下段側踏板3aと上段側踏板3bとの心柱ユニット1の周囲での隔たり角度が上記角度θと同一角度に定まる。したがって、上記した第1位置決め機構A1と第2位置決め機構A2とによって、相隣接段に位置する2つの踏板3a,3bの心柱周囲(心柱ユニット周囲)での隔たり角度を定める踏板位置決め手段Aが形成されている。
次に施工手順の一例を説明する。
螺旋階段の設置スペースS(図2参照)の中央に、図1、図3又は図8に示されているナット付き座7を止具などによって固定する。次に、このナット付き座7のナット71に、最下段の階段ユニットUの心柱ユニット1を嵌合させることと、ナット71に芯体8としての雄ねじを有するロッドをねじ込むこととを行って、踏板3の挿通孔35に芯体8を貫通させる。この場合、芯体8には、踏板3の上側に少し突き出る程度の長さのものを用いる。そして、踏板3から突き出ている芯体8の上端部にばねワッシャ9を嵌め込み、その上からナット体72をねじ込んで締め付けることにより、そのナット体72によって踏板3の内側端部31を心柱ユニット1に押し付ける。この作業を行うと、最下段の階段ユニットUがナット付き座7に固定される。なお、ナット体72は、上段側に上記同様の新体8を連結することに用い得る程度の長さを有している。また、ばねワッシャ9は必要がなければ省略することが可能である。
次に、最下段の階段ユニットUの踏板3の表側の凹入部34に、2段目の階段ユニットUの心柱ユニット1の下端を嵌合させることと、ナット72に上記同様の芯体8の下端をねじ込むこととを行って、2段目の踏板3の挿通孔35にその芯体8を貫通させる。そして、2段目の踏板3から突き出ている芯体8の上端部に必要に応じてばねワッシャ9を嵌め込み、その上からナット体72をねじ込んで締め付けることにより、そのナット体72によって踏板3の内側端部31を心柱ユニット1に押し付ける。この作業を行うと、2段目の階段ユニットUが最下段の階段ユニットUに連結される。このようにして2段目の階段ユニットUの連結作業を行うときには、図9又は図10などで説明したように、片側新柱ユニット1aの基準孔部12aと他側心柱ユニット1bの基準孔部12bとを角度θだけ位置ずれさせることによって、下段側踏板3aと上段側踏板3bとの心柱ユニット1の周囲での隔たり角度を上記角度θと同一角度に定めておく。
以降の工程では、上記と同様にして階段ユニットUを下段側から上段側に向けて順次連結していき、そのような階段ユニットUの連結作業を終えた後、図1に示した手摺り100を取り付ける。
この実施形態では、螺旋状の手摺り100を、各段の踏板3の外側端部から立ち上げた小柱110によって支持させてある。また、手摺り100を支えているそれぞれの小柱110には、相隣接段の2つの踏板3,3のそれぞれの外側端部を固定してそれら2つの踏板3,3の外側端部の相互間隔を一定に規制している。すなわち、図3で判るように、踏板3の外側端部の段尻部と、その上段側の踏板3の外側端部の段鼻部との間にスペーサ112を挾み込み、このスペーサ112を小柱110に連結具113を用いて結合することにより、そのスペーサ112が小柱110の一部を形成するように構成しておく。こうしておくと、心柱Pから外方へ延び出た各段の踏板3の外側端部の相互間隔が手摺り100を支えている小柱110のスペーサ112によって一定に保たれるので、踏板3の垂下りなどが防止される。
この実施形態の螺旋階段によると、心柱ユニットを下から順に積み上げるという施工方式を採用することができるので、築後の家屋の内部で螺旋階段を組み付けることができる。
また、図11や図12で説明した受け材を用いることなく、しかも、熟練を必要とする溝付け加工などを行わずに、踏板位置決め手段Aの作用により下段側踏板3aとそれに隣接する上段側踏板3bとの相互間の隔たり角度θが定まるようになって、製作コストが安く、しかも、外観デザインがシンプルな螺旋階段を提供することができた。その上、心柱ユニット1として、長尺管状のアルミニウム製押出し成形材を長手方向複数箇所で切断して分割することにより形成したものを用いたことにより、心柱ユニット1を径小にして踏板3の有効幅を拡げても心柱ユニット1の必要強度が満たされるようになった。そのため、踏板3の有効幅を広く確保した上で、螺旋階段の設置に必要な平面的スペースを小さく収めることができた。
この実施形態では、第1位置決め機構A1が、片側芯柱ユニット1の複数の孔部12と、踏板3側の下向き突起61と、踏板3の凹入部33とによって構成されているけれども、上記孔部12を凹部に変更し、上記下向き突起61を踏板3に一体に設けた凸部に変更し、上記凹入部33を段付状の係止部に変更することが可能である。また、第2位置決め機構A2が、他側芯柱ユニット1bの複数の孔部12と、それらの孔部12のうちの基準孔部12aに隣接している孔部12bに嵌合されている上向き突起62と、踏板3の凹入部34とによって構成されているけれども、上記孔部12を凹部に変更し、上記上向き突起62を踏板3に一体に設けた凸部に変更し、上記凹入部34を段付状の係止部に変更することが可能である。
この実施形態では、心柱ユニット1と踏板3とでなる階段ユニットUを下から順に複数段に亘って上方へ積み上げていくことによって螺旋階段を形作る手順を説明したけれども、この点は、たとえば、心柱ユニット1と踏板3とをこの順に下から順に積み上げることによって螺旋階段を施工することも可能である。
A 踏板位置決め手段
A1 第1位置決め機構
A2 第2位置決め機構
θ 隔たり角度
1 心柱ユニット
3 踏板
3a 片側心柱ユニット
3b 他側心柱ユニット
6 ピン部材
8 芯体
11 管壁相当部
12,12b 孔部(凹部)
12a 基準孔部(基準となる特定の凹部)
31 踏板の内側端部
33,34 凹入部(係止部)
61 下向き突起(凸部)
62 上向き突起(凸部)
72 ナット体
100 手摺り
110 小柱
A1 第1位置決め機構
A2 第2位置決め機構
θ 隔たり角度
1 心柱ユニット
3 踏板
3a 片側心柱ユニット
3b 他側心柱ユニット
6 ピン部材
8 芯体
11 管壁相当部
12,12b 孔部(凹部)
12a 基準孔部(基準となる特定の凹部)
31 踏板の内側端部
33,34 凹入部(係止部)
61 下向き突起(凸部)
62 上向き突起(凸部)
72 ナット体
100 手摺り
110 小柱
Claims (8)
- 心柱ユニットを複数段に亘って上下方向同心状に積み上げて形成された心柱ユニット群により心柱が形成され、その心柱ユニット群の周囲に踏板が複数段に亘って螺旋状に配列され、かつ、各段の踏板の内側端部が、相隣接段に位置する上下2つの心柱ユニットの相互間で挾まれていると共に、相隣接段に位置する2つの踏板の心柱周囲での隔たり角度を定める踏板位置決め手段を備えている螺旋階段において、
上記踏板位置決め手段が、相隣接段に位置する上下2つの上記心柱ユニットのうちの片側心柱ユニットを踏板の内側端部の定位置に位置決めする第1位置決め機構と、相隣接段に位置する上下2つの上記心柱ユニットのうちの他側心柱ユニットを踏板の内側端部の定位置に位置決めする第2位置決め機構とでなり、
上記第1位置決め機構が、踏板の内側端部と片側心柱ユニットとのうちの一方側部材に設けられて円環状に配列された複数の凹部と、それらのうちの他方側部材に設けられて基準となる特定の上記凹部に上下方向で嵌脱可能な凸部と、踏板に設けられて片側心柱ユニットを係止することにより特定の上記凹部に嵌合された上記凸部を中心として当該片側心柱ユニットが踏板に対して位置ずれすることを阻止する係止部と、を備えていることを特徴とする螺旋階段。 - 心柱ユニットを複数段に亘って上下方向同心状に積み上げて形成された心柱ユニット群により心柱が形成され、その心柱ユニット群の周囲に踏板が複数段に亘って螺旋状に配列され、かつ、各段の踏板の内側端部が、相隣接段に位置する上下2つの心柱ユニットの相互間で挾まれていると共に、相隣接段に位置する2つの踏板の心柱周囲での隔たり角度を定める踏板位置決め手段を備えている螺旋階段において、
上記踏板位置決め手段が、相隣接段に位置する上下2つの上記心柱ユニットのうちの片側心柱ユニットを踏板の内側端部の定位置に位置決めする第1位置決め機構と、相隣接段に位置する上下2つの上記心柱ユニットのうちの他側心柱ユニットを踏板の内側端部の定位置に位置決めする第2位置決め機構とでなり、
上記第2位置決め機構が、踏板の内側端部と他側心柱ユニットとのうちの一方側部材に設けられて円環状に配列された複数の凹部と、それらのうちの他方側部材に設けられて任意の上記凹部に上下方向で嵌脱可能な凸部と、踏板に設けられて他側心柱ユニットを係止することにより上記凹部に嵌合された上記凸部を中心として当該他側心柱ユニットが踏板に対して位置ずれすることを阻止する係止部と、を備えていることを特徴とする螺旋階段。 - 上記凹部が、上記心柱ユニットに等角度おきに具備されてその心柱ユニットを軸方向に貫通する孔部でなり、上記凸部が、上記踏板の内側端部に突出されて上記孔部に上下方向で嵌脱可能な突起でなり、上記係止部が、踏板の内側端部に形成されて円柱状の上記心柱ユニットの端部が嵌合される円形の凹入部でなる請求項1又は請求項2に記載した螺旋階段。
- 第1及び第2の各位置決め機構のそれぞれの突起を、踏板の内側端部に貫通されてその厚さ方向の両側に突出するピン部材の下端側突出部と上端側突出部とによって各別に形成してなる請求項3に記載した螺旋階段。
- 上記心柱ユニットは、長尺管状のアルミニウム製押出し成形材を長手方向複数箇所で切断して分割することにより形成されていて、上記凹部としての上記孔部がその心柱ユニットの管壁相当部を軸方向に貫通している請求項3又は請求項4に記載した螺旋階段。
- 踏板の外側端部から立ち上げられた小柱によって手摺りが支持されていると共に、その小柱に相隣接段の2つの踏板のそれぞれの外側端部を固定することによってそれら2つの踏板の外側端部の上下方向の相互間隔が規制されている請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載した螺旋階段。
- 上記心柱ユニットに挿通された雄ねじを有するロッド状の芯体が、その心柱ユニットの上に重ね合わされた踏板の内側端部に開設されている挿通孔を貫通していて、その芯体の雄ねじにねじ込まれて締め付けられたナット体によって踏板の上記内側端部が上記心柱ユニットに押し付けられている請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載した螺旋階段。
- 下段側の踏板の内側端部を心柱ユニットに押し付けている上記ナット体に、上段側の踏板の内側端部を心柱ユニットに押し付けるナット体がねじ込まれる雄ねじを有するロッド状の芯体の下端部がねじ込まれている請求項7に記載した螺旋階段。
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2004
- 2004-02-06 JP JP2004030856A patent/JP2005220656A/ja active Pending
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