JP2005220616A - 防水シート固定具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1例の防水シート固定具1を提供する。防水シート固定具1は防水下地に固定される導体固定片からなる。導体固定片は、その上面に、加熱により溶融化し防水シートと熱溶着する熱溶融接着層3を有する。熱溶融接着層3は導体固定片の上面全面に設けることができる。熱溶融接着層3を加熱するには、誘導加熱、高周波加熱等を用いることができる。防水シート固定具1は、平坦部1Aの表面から外側に向かって徐々に低くなる表面を形成する勾配部1Bを有するか、又は中心の近傍の同心円上に半球状の窪み部1Dを有する。中心部には、導体固定片を防水下地に固定するための取付孔1Cを設けることができ、取付孔1Cはられアンカー等の固定部材の頭部がでないように固定部材の形状に合わせた勾配を持つ。
【選択図】図1
Description
(1)防水下地
防水されるべき下地である。構造体の中で、防水を必要とする部分である。例えば、建築物等の構造物では、屋上等の風雨に曝される構造躯体の表面である。水平部や垂直部も含まれる。防水シート固定具が固定され、その固定具上に防水シートが接着され、防水シートで覆われる。
防水下地の表面に施工される。防水下地は、防水機能を有しておらず、防水下地自体の劣化は防ぐことができない。さらに、構造物屋内への漏水を防止することができない。防水シートは、防水下地が、水、土砂等に直接接触しないようにしたり、下地が風雨や紫外線等に直接曝されないようにしたりして、下地が劣化するのを防止する。種々の材質からなることができる。防水シートの材質として用いられるものは、ゴム、アスファルト、熱可塑性樹脂が代表的である。
導体固定片とこの導体固定片上の熱溶融接着層とを備えており、防水下地上に固定される。防水シートと熱溶着させるための主たる平坦部を有することができる。
防水シート固定具の本体部分である。防水シート固定具の芯材となり、電磁誘導加熱等によって防水シートを接着させる導体からなる。ディスク形、円盤形、板状形等、種々の形状からなることができる。ステンレス、鋼材等、種々の導電性の材質から形成することができる。代表的には、誘導加熱可能なディスク鋼板である。
防水シート固定具には、防水下地上に固定するための取付孔を設けることができる。防水シート固定具は、アンカー等の固定部材を、取付孔を介して防水下地の表面に挿入し、防水下地に固定することができる。
導体固定片及び防水シートの双方と接着可能な層である。予め導体固定片に接着しておいてよい。溶剤等を使用した溶剤溶着、熱風機や、電磁誘導加熱を使用した熱融着等によって導体固定片に接着しておくことができる。代表的には、導体の電磁誘導加熱によって溶着する層である。
防水シート固定具は、主として防水シートと接着する平坦部の他、その外側の勾配部を備えることができる。かかる勾配部は防水シート固定具の表面、特に平坦部の表面から外側に向かって徐々に低くなる表面を形成する。かかる勾配部の表面は、直線的に低くなる面や段階的に低くなる面でよく、代表的に、直線的に低くなる傾斜面である。
防水シート固定具は、その表面、特に防水シートと接着する主たる平坦部の表面に、切欠き部を設けることができる。かかる切欠き部は、防水シートと防水シート固定具とが良好に溶着されているかどうかの指標を提供する。
切欠き部の底部付近に貫通孔を設けることができる。かかる切欠き部貫通孔は、溶融接着時に、誘導加熱の予熱によって膨張した空気を外部に放出し、防水シートとの間の空気溜まり等の発生を防ぐことができる。好ましくは、切欠き部貫通孔は防水下地に接しない位置に設ける。
防水シート固定具の平坦部にも、所定の位置に貫通孔を設けることができる。かかる平坦部貫通孔は、導体固定片又は熱溶融接着層と防水シートとの間に介在した空気を、電磁誘導加熱による溶融溶着の転圧時に放出させることができ、また、電磁誘導加熱による加熱で膨張した空気を散出させることもできる。
防水シート固定具は、防水下地と接する最外周部を有することができる。かかる最外周部は、代表的に、鍔状部を形成する。かかる鍔状部は、取付孔の底部や凹部の底部等と共に防水下地と接し、防水シートと接着する部分が防水下地と所定の距離を隔てる構造を形成する。この構造により、防水シート固定具と防水シートとを熱溶融接着する際の誘導加熱による熱が、防水下地に直接伝導するのを抑制し、防水下地の全面にわたって伝導するのを防止することができる。
導体固定片又は熱溶融接着層と防水シートとの十分な接着を可能にする方法を用いることができる。好ましくは、導体固定片を効率的に加熱する方法、特に、電磁誘導加熱等の誘導加熱、高周波加熱等を用いる。
図1は本発明の1実施形態の防水シート固定具を示す斜視図である。図2は図1の防水シート固定具の断面図である。図3は図2の防水シート固定具の溶融接着層部分を拡大して示す断面図である。図4は防水シートの施工方法の1工程を示す断面図である。図5は1例の環状紋を示す斜視図である。図6は1例の非環状紋を示す斜視図である。
上記(a)〜(d)の現象は、作業者が容易に判断可能である。
図1〜3に示すような防水シート固定具を製造し、次いで、この防水シート固定具を防水下地となる部位の所定の位置にアンカーにて固定する。
防水シートを導体固定片上の所定の位置に敷き、電磁誘導加熱装置を防水シート上に置き、電磁誘導加熱による加熱で防水シートと導体固定片上の熱溶融接着層とを溶融溶着させる。電磁誘導加熱装置のスイッチを入れると、電磁誘導加熱装置に設けられたコイルによって導体固定片が加熱され、この熱によって導体固定片表面の各熱可塑性樹脂製層が溶融して、導体固定片と防水シートとが強固に溶融溶着される。
1A 平坦部
1B 勾配部
1C 取付孔
1D 窪み部
1E 底部
1F 鍔状部
1G 平坦部貫通孔
1H 窪み部貫通孔
2 導体固定片
3 熱溶融接着層
3A 導体側フィルム層
3B シート側フィルム層
4 防水下地
5 防水シート
6 アンカー
7 発振部
8 溶着部
8A 略円形の線
8B,11 異常な線
9 非溶着部
10 波形線
Claims (6)
- 導体固定片と前記導体固定片上の熱溶融接着層とを備えており、防水下地上に固定される防水シート固定具であって、
平坦部及び前記平坦部の外側の勾配部を備えており、前記勾配部が前記平坦部から外側に向かって徐々に低くなる表面を有していることを特徴とする防水シート固定具。 - 前記勾配部上に熱溶融接着層が設けられていることを特徴とする請求項1記載の防水シート固定具。
- 前記熱溶融接着層が、導体固定片の側の導体側層と防水シートの側のシート側層とからなることを特徴とする請求項1又は2記載の防水シート固定具。
- 前記熱溶融接着層が、前記導体固定片の成型に先立って積層された接着フィルムからなる請求項1〜3のいずれか一項記載の防水シート固定具。
- 前記防水シート固定具の表面に切欠き部を有しており、前記切欠き部が前記平坦部の中心部の近傍にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の防水シート固定具。
- 導体固定片と前記導体固定片上の熱溶融接着層とを備えており、防水下地上に固定される防水シート固定具であって、
表面に切欠き部を有しており、前記切欠き部が前記防水シート固定具の中心部の近傍にあることを特徴とする防水シート固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004029568A JP2005220616A (ja) | 2004-02-05 | 2004-02-05 | 防水シート固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004029568A JP2005220616A (ja) | 2004-02-05 | 2004-02-05 | 防水シート固定具 |
Publications (1)
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Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007013560A1 (ja) | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | マルチキャリア通信における無線通信基地局装置、無線通信移動局装置、および、パイロット信号系列割当方法 |
JP2007056454A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Lonseal Corp | 防水シート固定具 |
JP2022122026A (ja) * | 2021-02-09 | 2022-08-22 | 栄和化工株式会社 | シート固定具及びシート固定装置並びにシート固定方法 |
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2004
- 2004-02-05 JP JP2004029568A patent/JP2005220616A/ja active Pending
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JP7321552B2 (ja) | 2021-02-09 | 2023-08-07 | 栄和化工株式会社 | シート固定具及びシート固定装置並びにシート固定方法 |
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