JP2005220560A - 庇構造及び庇部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観が良好でメンテナンスが容易な樋を形成することができる庇構造及び庇部材を提供する。
【解決手段】庇20上面に開口した横樋33が埋設された庇20と、屋根または上階の庇に降り注いだ雨水を前記横樋33の上部に流入させる上部竪樋51と、前記横樋33に流入した雨水を地面または排水路へ流す下部竪樋52とからなる建物の庇構造である。庇20に埋設され庇20上面に開口した横樋33により、庇20に降り注ぐ雨水を回収するとともに、屋根または上階の庇に降り注いだ雨水を上部竪樋51から横樋33に流入させ、横樋33に流入した雨水を下部竪樋52により地面または排水路へ流すため、竪樋を折り曲げずに設置することができ、メンテナンスを容易にすることができる。また、庇20に埋設された横樋33は庇20上面に開口しているため、上部竪樋51を横樋33の上部の任意の場所に設置することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、建物の樋を有する庇構造及び庇部材に関する。
庇は、窓や出入口等の建物躯体の開口部の外部上方に位置し、日よけや雨よけの役割を果たしている。従来の庇は、上面に降り注いだ雨水を庇の外方へ流れ落とすために、上面が外方に向かって下り傾斜している。また、庇の外方の端部には、流れ落ちた雨水を回収する横樋が設けられている。また、横樋には、雨水を地面や排水路へ流す竪樋が接続される。
また、庇の中央に横樋を設け、横樋の両側に、横樋に向かって下り傾斜する屋根パネルを設け、これらの屋根パネルに降り注いだ雨水を横樋で回収可能とした庇もある(特許文献1参照)。
特開2000−192626号広報
ところで、屋根や上階の庇に降り注いだ雨水を地面や排水路へ流す竪樋を設ける場合には、階下の庇の位置で竪樋を折り曲げて設置しなければならないが、竪樋を折り曲げて設置するには、樋専用の取付金具が必要となり、施工の手間が増大する。また、竪樋を折り曲げて設置すると、見栄えが悪いことに加え、メンテナンスが煩雑となる。
また、特許文献1に記載の庇は、2枚の屋根パネルを用いるため、例えば玄関部分の庇など、比較的大きな庇には向いているが、狭い箇所に設ける庇には不向きである。また庇の組み立ては、窓や出入口等を設ける板金工やサッシ工と作業場所が重なるため、作業効率が低下する。
本発明の課題は、外観が良好でメンテナンスが容易な樋を形成することができる庇構造及び庇部材を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すように、庇構造であって、庇20上面に開口した横樋33が埋設された庇20と、屋根または上階の庇に降り注いだ雨水を前記横樋33に流入させる上部竪樋51と、前記横樋33に流入した雨水を地面または排水路へ流す下部竪樋52とからなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、庇20に埋設され庇20上面に開口した横樋33により、庇20に降り注ぐ雨水を回収するとともに、屋根または上階の庇に降り注いだ雨水を上部竪樋51から横樋33に流入させ、横樋33に流入した雨水を下部竪樋52により地面または排水路へ流すため、竪樋を折り曲げずに設置することができ、メンテナンスを容易にすることができる。また、庇20に埋設された横樋33は庇20上面に開口しているため、上部竪樋51を横樋33の上部の任意の場所に設置することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の庇構造であって、例えば図1に示すように、建物の外壁11に縦溝部10が設けられており、この縦溝部10に前記庇20の少なくとも基端部と前記上部竪樋51とが設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、建物の外壁11に設けた縦溝部10に庇20の少なくとも基端部と上部竪樋51とを設けることで、庇20及び上部竪樋51が目につきにくくなり、建物躯体の輪郭の美感を損ねることがない。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の庇構造であって、前記下部竪樋52は前記縦溝部10の側面に沿って設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、下部竪樋52を縦溝部10の側面に沿って設けることで、縦溝部10を正面から見た場合に下部竪樋52が目につきにくい。また庇20の下部の縦溝部10に窓や出入口などの開口を設けた場合にも、下部竪樋52が開口からの視線や出入りの妨げとなることがない。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の庇構造において、前記上部竪樋51は前記横樋33の排水口の上部に配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、上部竪樋51を横樋33の排水口の上部に配置することで、屋根または上階の庇に降り注いだ雨水を横樋33の排水口に直接流し入れることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の庇構造に用いられる庇部材30であって、前記横樋33が埋設されるとともに、下面に前記下部竪樋52と接続され前記横樋33に流入した雨水を排水する排水口が設けられていることを特徴とする
請求項5に記載の発明によれば、庇部材30に横樋33が埋設されるとともに、下面に下部竪樋52と接続され横樋33に流入した雨水を排水する排水口が設けられているので、庇部材30を建物躯体に取り付け、次いで下部竪樋52を排水口と接続するとともに、上部竪樋51を横樋33の上部に配置することで、建物の庇部分における樋構造を容易に形成することができる。
本発明によれば、竪樋を庇部分で折り曲げずに設置することができるとともに、竪樋のメンテナンスを容易にすることができる。また、上部竪樋を横樋の上部の任意の場所に設置することができる。
また、建物の外壁に設けた縦溝部に庇構造を設けることで、竪樋が目につきにくくなり、建物躯体の輪郭の美感を損ねることがない。
さらに、下部竪樋を縦溝部の側面に沿って設けた場合には、縦溝部を正面から見た場合に下部竪樋が目につきにくい。また縦溝部に設けた窓や出入口などの開口を設けた場合にも、下部竪樋が開口からの視線や出入りの妨げとなることがない。
また、上部竪樋を横樋の排水口の上部に配置することで、屋根または上階の庇に降り注いだ雨水を横樋の排水口に直接流し入れることができる。
また、庇部材を建物躯体に取り付け、次いで排水口に下部竪樋を接続するとともに、上部竪樋を横樋の上部に配置することで、建物の庇部分における樋構造を容易に形成することができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1、図2において、建物の外壁11に縦溝部10が形成されている。なお、建物の外壁11は、枠材11aに面材11bを張って形成された壁パネル12と、壁パネル12の外側に取り付けられた外壁材13等とから構成される。
壁パネル12の、庇取付部21が配置される位置の下部には、天井部材受け具15が取り付けられている。天井部材受け具15は、後述する軒裏天井部材39を支持する。
縦溝部10には、サッシ14(図3参照)や扉(図示せず)等が設けられ、窓や出入口等の開口部が形成される。庇20はその開口部の上部に設けられる。庇20は、開口部の上部に設けられた庇取付部21と、庇部材30と、図示しない野縁や野縁受け16と、屋根裏当て材41や屋根表面材42等とからなる。また、庇20の下部には下部竪樋52が接続され、上部には上部竪樋51が設けられる。
図3に、庇部材30の庇取付部21への取付構造を示す。庇取付部21は、取付材22や桟材23に、板材24を張って形成され、縦溝部10の最奥に配置されている。庇取付部21の両端部は、縦溝部10を形成する外壁11により支持されている。庇取付部21の取付材22には、取付ボルト25及びナット26、コーチスクリュー27等により、庇部材30が取り付けられている。
庇部材30は、本体31と、取付金具32と、横樋33と、落ち葉受け33aと、横樋33支持材と、ドレン35と、パラペット取付具36と、パラペット37と、軒裏天井部材39等とからなる。
取付金具32は、図4に示すように、少なくとも本体31の両端部付近に1つずつ設けられる。本体31部の幅が広い場合には、その間にも取付金具32を設けてもよい。本体31は、取付金具32を介して、取付ボルト25及びナット26、コーチスクリュー27等により、取付材22に取り付けられる。また、本体31部は、図示しない野縁や、野縁に支持された野縁受け16により支持される。
本体31の上面には、横樋33が埋設されている。横樋33は、本体31内に固定された横樋支持材34により支持されている。横樋33は、図1及び図2に示すように、縦溝部10の最外方に配置され、両端が縦溝部10の両側部の外壁11の近傍に位置する。横樋33には、上部竪樋51からの雨水が流入する。横樋33の上部には、落ち葉などの異物が横樋33に流入することを防ぐ網状の落ち葉受け33aが設けられている。
また、横樋33には、ドレン35が設けられている。ドレン35の位置は任意であり、例えば横樋33の中央にドレン35を設けてもよい。しかし上部竪樋51や下部竪樋52との位置関係から、横樋33の少なくとも一方の端部に設けることが好ましい。
ドレン35の下部には下部竪樋52が接続されており、横樋33に流入した雨水はドレン35を通って下部竪樋52に流出する。本体31部の下面の、ドレン35の位置する部分には、穴が空いており、下部竪樋52が貫通する。
パラペット取付具36は、本体31部の外周部の、庇取付部21や外壁11と接しない部分に取り付けられている。パラペット37はパラペット取付具36と嵌合した状態でネジ止めされる。パラペット37は庇部材30への雨水の流入を防ぐ。パラペット37の下部には、天井部材受け部38が設けられている。
軒裏天井部材39は、パラペット37の天井部材受け部38と、壁パネル12に取り付けられた天井部材受け具15により支持され、庇20の下部に配置される。軒裏天井部材39の、本体31部の穴と同位置には、本体31部と同様に穴が空いており、下部竪樋52が貫通する。
上記の庇部材30は、工場で製作されるため、現場施工を少なくすることができる。
屋根裏当て材41は庇取付部21や庇部材30の上部に配置される。屋根表面材42は屋根裏当て材41の上部に設けられ、庇20の上部を覆うとともに、横樋33と水密に接合される。屋根表面材42は、庇20に降り注いだ雨水を横樋33へ流入させるとともに、庇20や建物躯体の内部に雨水が浸入することを防いでいる。
下部竪樋52は、庇部材30の本体31部及び軒裏天井部材39を貫通し、ドレン35と接続されている。下部竪樋52は、横樋33に流入した雨水を地面または排水路へ流す。ドレン35を横樋33の少なくとも一方の端部に設けた場合には、縦溝部10の外壁11に沿って縦方向に下部竪樋52を取り付けることができる。
上部竪樋51は、庇部材30の横樋33の上部に設けられ、屋根や屋上、または上階の庇に降り注いだ雨水を横樋33に流入させる。上部竪樋51は、横樋33の上部の任意の位置に設けることができる。上部竪樋51をドレン35の直上に設けると、上部竪樋51から横樋33に流入する雨水を直接ドレン35に流入させることができる。
さらに、ドレン35を横樋33の少なくとも一方の端部に設けた場合には、ドレン35の直上に上部竪樋51を設けると、上部竪樋51を縦溝部10の外壁11に沿って縦方向に取り付けることができる。
建物の庇20に上記のような樋構造を設けることで、竪樋の直線性を確保することができ、美しい外観が得られるとともに、竪樋が庇20の場所で屈曲しないため、雨水を効率よく流すことができる。また、上部竪樋51からの雨水を横樋33で受けた後に、下部竪樋52に流す構造であるため、上部竪樋51を流れる落ち葉等の異物を横樋33で取り除くことができ、メンテナンスが容易となる。
なお、庇部材30は、例えば図5、図6に示すように、庇取付部21を介さずに、外壁11を構成する壁パネル12に直接取り付けることもできる。その取付箇所も建物の外周の縦溝部10に限らず、図5に示すように、平坦な箇所に取り付けることもでき、また凸状の部分に取り付けることもできる。
また、竪樋や横樋33の配置や形状も任意であり、その他具体的な細部構造についても適宜変更可能であることはもちろんである。
本発明の適用された建物の外周部を示す図であり、斜視図である。 同、平面図である。 同、鉛直断面図である。 本発明の庇部材を示す正面図である。 本発明の適用された建物の外周部を示す図であり、平面図である。 同、鉛直断面図である。
符号の説明
10 縦溝部
11 外壁
20 庇
30 庇部材
33 横樋
51 上部竪樋
52 下部竪樋

Claims (5)

  1. 庇上面に開口した横樋が埋設された庇と、屋根または上階の庇に降り注いだ雨水を前記横樋に流入させる上部竪樋と、前記横樋に流入した雨水を地面または排水路へ流す下部竪樋とからなることを特徴とする庇構造。
  2. 建物の外壁に縦溝部が設けられており、この縦溝部に前記庇の少なくとも基端部と前記上部竪樋とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の庇構造。
  3. 前記下部竪樋は前記縦溝部の側面に沿って設けられていることを特徴とする請求項2に記載の庇構造。
  4. 前記上部竪樋は前記横樋の排水口の上部に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の庇構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の庇構造に用いられる庇部材であって、前記横樋が埋設されるとともに、下面に前記下部竪樋と接続され前記横樋に流入した雨水を排水する排水口が設けられていることを特徴とする庇部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010126939A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Misawa Homes Co Ltd 庇構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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