JP2005219916A - 圧着搬送装置 - Google Patents

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雅弘 山本
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Abstract

【課題】 圧着搬送体の重量化を抑制しながら静電気が帯電し難い圧着搬送装置を構成する。
【解決手段】 供給ユニットU1から供給される印画紙Pを圧着搬送ユニットU2の圧着搬送体Fで圧着して直線的に移動し、圧着した印画紙Pを露光搬送ユニットU3に受け渡す搬送系を構成すると共に、圧着搬送体Fを導電性樹脂で形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、感光材料供給部から送り出される感光材料に圧着して移動することにより、この感光材料を露光部に送り込む圧着搬送体を備えている圧着搬送装置に関する。
上記のように構成された圧着搬送装置としては特許文献1及び特許文献2に記載されるものが存在する。つまり、特許文献1では、マガジンからの感光材(本発明の感光材料)をカッターで切断し、この感光材の幅方向での両端部を一対のチャッカ(本発明の圧着搬送体)で挟持し、この一対のチャッカを上方に向けて直線的に移動させることにより感光材を露光部に送り込むように構成している。夫々のチャッカはスライドベルトの駆動によりガイドレールに沿って移動自在に支持され、夫々のチャッカには感光材を挿通するためのスリットが形成され、このスリットの内部には感光材を挟持するためのチャッカピンを出退作動自在に備えている。
特許文献2では、ペーパマガジンからのペーパー(本発明の感光材料)をプリントサイズに切断し、このペーパーのサイズが小さいものでは、振り分け搬送部において第1チャッカー手段(本発明の圧着搬送体)と第2チャッカー手段(本発明の圧着搬送体)とに交互に受け渡すことにより、ペーパーを2列に振り分ける形態でデジタルプリント部(本発明の露光部)に送り込み、ペーパーのサイズが大きいものでは第1、第2チャッカー手段で幅方向の両端を圧着してデジタルプリント部に送り込むよう搬送形態が構成されている。また、第1、第2チャッカーは夫々とも、一対のペーパーガイドを対向配置することによってペーパーの通過を許すスリットを形成し、このスリットに挿入されたペーパーに圧着するチャックピンを備えている。
特開2003‐330132号公報 (段落番号〔0011〕〜〔0025〕、図1、図2) 特開2002‐90904号公報 (段落番号〔0018〕〜〔0040〕、図1〜図5)
特許文献1のチャッカ及び特許文献2の第1、第2チャッカーは夫々ともスリットに対して銀塩印画紙等のシート状の感光材料を送り込み、ピンによって圧着することにより感光材料の移動を実現している。しかしながら、スリットに対してシート状の感光材料を送り込むものでは、この送り込み時においてスリットの内面と感光材料とが接触して静電気が発生することがある。特に、デジタルミニラボと称せられるプリント装置に備えられる圧着搬送装置では、高速処理を行うために感光材料がスリット内面に対して高速で接触するものとなり、静電気が発生しやすい状況にあった。
また、圧着搬送体の部位で静電気が発生した場合には、圧着搬送体に感光材料が吸着するため、この圧着搬送体に対する感光材料の送り込みや、圧着搬送体からの感光材料の送出しを適正に行えなえず、結果として感光材料に対する露光処理や、現像処理にも大きい影響を与えるものとなり改善の余地があった。
このような不都合を解消するため、圧着搬送体を金属材で形成することも考えられるが、金属材を用いた場合には、圧着搬送体が重量化して高速作動を行うために大容量の電動モータを必要とするものとなる。特に、広い幅の感光材料を搬送するために、感光材料の幅方向に広い幅の圧着搬送体を構成することを考えると、圧着搬送体を金属材で形成する場合には、所定の強度を得ることや、圧着搬送体自身の振動を抑制するために、ある程度の厚みが必要であるため一層の重量化を招く点においても改善の余地がある。
本発明の目的は、圧着搬送体の重量化を抑制しながら静電気が帯電し難い圧着搬送装置を合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、感光材料供給部から送り出される感光材料に圧着して移動することにより、この感光材料を露光部に送り込む圧着搬送体を備えている圧着搬送装置において、前記圧着搬送体が、前記感光材料の感光面の側に配置される第1ガイド体と、感光材料のベース側に配置される第2ガイド体とを備えると共に、第1ガイド体と第2ガイド体との間のスリットに導入された感光材料を圧着する圧着体と、この圧着体を圧着位置及び開放位に切換える切り換え機構とを備えて構成され、前記第1ガイド体と第2ガイド体との少なくとも一方を導電性樹脂で形成してある点にある。
この構成により、スリットを挟む位置に配置される第1ガイド体と第2ガイド体との少なくとも一方を導電性樹脂で形成することにより、感光材料との接触によって静電気が発生することがあっても、その電荷を第1ガイド体、第2ガイド体の少なくとも一方から外部に流し出すことが容易に行えるものとなり、しかも、強度を高めるために所定の厚さで形成した場合でも、金属材で形成するものと比較して軽量化が容易となる。その結果、スリットに対して感光材料を高速で送り込み、高速で送り出すように静電気が発生しやすい状況であっても、静電気で感光材料を吸着させることがなく、感光材料を円滑に搬送し得る圧着搬送装置が得られたのである。
本発明は、前記圧着搬送体によって前記感光材料供給部から前記露光部に感光材料を搬送する搬送経路が直線状に形成され、この搬送経路の幅方向での中央位置に搬送ラインが設定され、前記第1ガイド体と第2ガイド体との少なくとも一方において前記感光材料と対向する面に前記搬送ラインと平行する姿勢で、搬送ラインを軸にして線対称となる複数のリブを突設し、線対称関係で配置された一対のリブの間隔を複数種の感光材料の幅方向の寸法と異なる間隔を設定しても良い。
この構成により、圧着搬送体のスリットに挿入された感光材料は複数のリブに接触するため、例えば、スリット内面が平滑なものと比較すると、スリット内部で圧着搬送体に接触する面積を小さくして搬送時における摩擦に起因する抵抗を低減でき、しかも、複数のリブがスリットに挿入される感光材料の幅方向での端部から外れた位置に配置されているので、感光材料の端部に付着して持ち込まれた塵埃がリブに付着する現象を回避し、この塵埃を次に送り込まれる感光材料に付着させる不都合を未然に防止できる。
本発明は、前記感光材料供給部が、長尺の感光材料を収納するマガジンからの感光材料を切断するカッターと、感光材料を送り出す搬出ローラとを備えて構成され、前記露光部が感光材料を受け入れるために圧着状態と開放状態とに切換自在な導入ローラと、この導入ローラから導入される感光材料を設定速度で搬送しながら、この搬送方向と直交する姿勢の主走査方向にライン状に露光を行うレーザビーム型の露光エンジンとを備えて構成され、前記圧着搬送体は、前記搬出ローラから送り出される感光材料の先端部を圧着して前記導入ローラの側に移動し、この導入ローラに対して前記感光材料の先端部を送り込み、この後に圧着を解除するように構成しても良い。
この構成により、マガジンからの感光材料をカッターでプリントサイズに切断した後に搬出ローラから圧着搬送体に受け渡すことにより、この感光材料は圧着搬送体で圧着保持され、この後、圧着搬送体を露光部の側に移動させて感光材料の先端を露光部の導入ローラで圧着した後に、圧着搬送体での解除することにより感光材料を導入ローラから露光部に導入できる。
本発明は、前記圧着搬送体は、前記感光材料の面と直交する姿勢の軸芯周りで揺動自在、かつ、前記感光材料供給部と前記露光部との間で往復作動自在に支持されると共に、この圧着搬送体の揺動姿勢を設定する姿勢設定機構を備えても良い。
この構成により、搬出ローラから圧着搬送体に受け渡され、更に、圧着搬送体から導入ローラに受け渡された感光材料の姿勢が所望の姿勢から外れることがあっても、搬出ローラから感光材料が受け渡された後に圧着搬送体を軸芯周りで揺動させることにより、感光材料を適正な姿勢で導入ローラに受け渡すことが可能となり、適正な姿勢の感光材料に露光を行えるのである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、感光材料としての銀塩印画紙P(以下、印画紙Pと称する)に対して露光を行う露光ブロックExと、露光された印画紙Pの現像処理を行う現像ブロックDeと、現像処理後の印画紙Pを乾燥する乾燥ブロックDrとを筐体10に収納すると共に、筐体10の外部位置に筐体10の上部から水平方向に送り出される印画紙Pを搬送ベルト11からソータ(図示せず)に送り、オーダ単位で仕分けて集積する写真プリント装置が構成されている。この写真プリント装置はデジタルミニラボと称せられるものであり、図面には示していないが、写真フィルムのコマ画像をフィルムスキャナによって光電変換することにより取り込んだ画像情報、あるいは、デジタルカメラで撮影した画像情報を該写真プリント装置に伝送することにより、露光ブロックExにおいて、その画像情報に基づき印画紙Pに対して露光を行える機能を備えたものである。
前記露光ブロックExは、2つの印画紙マガジンM、Mの一方に収納したロール状の印画紙Pを供給ユニットU1(感光材料供給部の一例)でプリントサイズに切断して上方に搬送し、この供給ユニットU1からの印画紙Pを圧着搬送ユニットU2(圧着搬送装置の一例)で鉛直姿勢の搬送経路において上方に搬送し、この圧着搬送ユニットU2からの印画紙Pを露光搬送ユニットU3において鉛直姿勢の搬送経路を下方から上方に搬送しながら画像情報の露光を行い、更に、この露光搬送ユニットU3から上方に送られる印画紙Pを前部搬送ユニットU4において搬送方向を水平方向に変換した後、振分ユニットU5で水平方向に送り、この後、後部搬送ユニットU6から前記現像ブロックDeに受け渡すよう印画紙Pの搬送系が構成されている。
前記供給ユニットU1は、印画紙マガジンMからの印画紙Pを搬送する駆動型のアドバンスローラ13と、これに圧着する従動ローラ14とを備えると共に、印画紙Pを案内するガイド板(図示せず)を備えている。また、この供給ユニットU1には印画紙Pをプリントサイズに切断するカッター15を備え、印画紙Pのベース面(基材側の面)に必要な情報をプリントするドットインパクト型のプリントヘッド16を備え、このプリントヘッド16の上流側と下流側に配置された圧着型の第1搬送ローラ17と第2搬送ローラ18(搬出ローラの一例)とを備えている。
前記圧着搬送ユニットU2は、このユニットで搬送される印画紙Pの幅方向での中央位置において鉛直姿勢となる搬送ラインY(図3を参照:圧着搬送ユニットU2における印画紙Pの搬送経路の中心位置)が想定され、この搬送ラインYに沿って上下に往復作動する圧着搬送体Fを備え、この圧着搬送体Fを上下に往復作動させる駆動機構Gを備えている。前記圧着搬送体Fは、供給ユニットU1からの印画紙Pを圧着して上方に移動することにより、圧着した印画紙Pを上方に搬送し、このように搬送した印画紙Pを露光搬送ユニットU3に受け渡す作動を行うものである(詳細は後述する)。尚、印画紙マガジンMから送り出される印画紙Pの幅方向の中心位置は、この印画紙面に直交する方向視において前記搬送ラインYと一致するものとなる。
前記露光搬送ユニットU3は、前記圧着搬送ユニットU2から印画紙Pを受け入れる導入ローラR0と、露光エンジンEによる露光位置Xより上流側に配置された第1圧着ローラR1と、露光位置Xより下流側に配置された第2圧着ローラR2とを備えている。前記導入ローラR0は、駆動ローラ20と、圧着及び開放操作が自在な従動ローラ21とで構成され、前記第1圧着ローラR1及び第2圧着ローラR2は、夫々とも駆動ローラ22と、圧着及び開放操作が自在な従動ローラ23とで構成されている。
前記露光搬送ユニットU3と前記露光エンジンEとで、印画紙Pを搬送しながら画像情報の露光を行う露光部が構成され、この露光エンジンEは、ケーシングの内部に収納したR(赤)、G(緑)、B(青)の三原色のレーザ光源からのレーザビームLBを音響光学式の変調手段によって光量を調節した後、縦軸芯で回転するポリゴンミラーのミラー面で反射させることにより、印画紙Pの搬送速度と同期した速度で主走査方向に走査する形態で前記露光位置Xに送り出す構造のものが使用されている。尚、露光エンジンEとして蛍光ビーム方式、液晶シャッター方式、DMD方式等の使用が可能である。
前記前部搬送ユニットU4は、湾曲状の搬送経路において圧着状態と開放状態とに切り換え自在に配置された複数の搬送ローラ24を備えている。この前部搬送ユニットU4では前記露光搬送ユニットU2から送り出される印画紙Pに対する露光が継続している場合には開放状態に維持され、露光が完了したタイミングで圧着状態に切り換えて搬送するように搬送形態が設定されている。
前記振分ユニットU5は、印画紙Pを挟持して2列の振り分け経路に振り分ける2つのチャッカーCH、CHを備えている。つまり、前記前部搬送ユニットU4から送り出される印画紙Pが小さいサイズの場合には、前部搬送ユニットU4から送り出される印画紙Pを2つのチャッカーCH、CHで交互に受け取り、2列の振り分け経路に振り分ける形態で送り出すように搬送形態が設定されている。
前記後部搬送ユニットU6は、振分ユニットU5で振り分けられた印画紙Pを2列の振り分け経路に沿って搬送する複数の圧着ローラ25を備え、この後部搬送ユニットU6から現像ブロックDeの現像処理槽26(図1を参照)に印画紙Pを送り込むように構成されている。
前記現像ブロックDeには、発色現像槽と漂白定着槽と安定槽とで成る複数の現像処理槽26を備えると共に、夫々の現像処理槽に印画紙Pを供給するよう多数の圧着ローラを有した搬送ユニット27を備えて構成されている。また、乾燥ブロックDrは印画紙に対してブロワー28からの乾燥空気を供給する搬送経路を形成している。
このように構成された写真プリント装置は従来からのものと基本的に変わるものではなく、本発明では、圧着搬送ユニットU2に特徴を有するものである。
図3〜図5に示すように、圧着搬送ユニットU2は、金属製のフレーム30を前記供給ユニットU1と共有しており、前記圧着搬送体Fは印画紙Pの感光面側(乳剤側)に配置される樹脂製の第1ガイド体31と、印画紙Pのベース側に配置される樹脂製の第2ガイド体32とを幅方向での両端位置で連結することにより第1ガイド体31と第2ガイド体32との間に印画紙Pが挿通するスリットSを形成している。
前記第1ガイド体31と第2ガイド体32とは型成形によって製造されるものであり、本発明の特徴は第1ガイド体31を導電性樹脂で形成することにより、好ましくは、第1ガイド体31と第2ガイド体32との双方を導電性樹脂で形成することにより静電気を帯電させないようにした点にある。尚、導電性樹脂としてユピエース(登録商標・変性ポリフェニレンエーテル樹脂)が使用されている。
図8に示すように、前記第1ガイド体31のスリットSの側に面には、前記搬送ラインYと平行する姿勢で、搬送ラインYを軸にして線対称となる複数のリブ31Aが突出形成されている。これらのリブ31Aは前記マガジンMに収納されて使用される規格寸法の印画紙Pの幅方向の端部から外れた位置に形成されるように予め設定された間隔で配置されている。具体的には、夫々のリブ31Aの突出量は0.3mm程度であり、夫々のリブ31Aの幅Wは6mm程度である。また、リブ31A同士の間隔L1、L2、L3、L4、L5は夫々、40mm、135.14mm、197.69mm、221.69mm、260mmに設定されている。尚、リブ31Aの幅Wと、リブ31A同士の間隔L1、L2、L3、L4、L5とは、上記した数値に限るものではない。
前記フレーム30には、前記搬送ラインYと平行姿勢の金属製のガイドロッド33と、前記搬送ラインYと平行姿勢の金属製のガイドプレート34とを前記フレーム30に支持する形態で備えており、ガイドロッド33に対してスライド移動自在にスライド部材35を外嵌し、このスライド部材35に対して印画紙面に対して直交する姿勢となる揺動軸芯Q周りで揺動部材36を外嵌し、この揺動部材36に対して前記第1ガイド体31を支持することにより、圧着搬送体Fの全体がガイドロッド33に沿って上下方向に移動自在で、揺動軸芯Q周りで揺動自在となる。また、スライド部材35と揺動部材36とは導電性樹脂で形成され、前記圧着搬送体Fに静電気が発生した場合にも、静電気をスライド部材35と揺動部材36を介して前記ガイドロッド33又は前記ガイドプレート34に流し出せるように構成している。
前記駆動機構Gは、前記フレーム30の上部の幅方向の両端側に備えたステッピングモータ型の搬送モータ37、37と、この搬送モータ37で駆動される駆動プーリ38と、この下方に配置した遊転プーリ39と、これらの間に巻回したタイミングベルト40とで構成され、タイミングベルト40の中間部分を圧着搬送体Fの幅方向での両端部に連結固定することにより、搬送モータ37、37の駆動力によって圧着搬送体Fを昇降できるように構成している。図6及び図7に示すように、第2ガイド体32の両端に形成した突設片32Aに対してタイミングベルト40の歯部40Tに嵌合する凹凸状の嵌合面32Tを形成し、この嵌合面32Tにタイミングベルト40の歯部40Tを嵌合させた状態で、第2ガイド体32に対してビス41で固定される押さえ金具42で圧着する形態で、タイミングベルト40と圧着搬送体Fとを連結固定している。また、前記フレーム30の内面には縦向き姿勢となるガイドレール43を備え、このガイドレール43に接触するガイドローラ44を第1ガイド体31の幅方向の両端部に遊転支承している。
図5に示すように、前記圧着搬送体Fに対して印画紙Pを圧着する状態と開放する状態とに切り換え自在な一対の圧着体46、46と、この圧着体Fを切り換え操作する切り換え機構Hとを備えている。つまり、前記第2ガイド体32に対して印画紙面に対して垂直姿勢となる一対のロッド状の圧着体46、46を圧縮バネ47で突出付勢している。前記一対の圧着体46、46は前記搬送ラインYを中心として対象な位置に配置され、前記第1ガイド体31には、圧着体46と対向する位置に受圧体48を埋め込み固定している。前記圧着体46の突出側の端部にはゴムや樹脂等の柔軟なコンタクト部材46Aを備え、前記受圧体48もゴムや樹脂等の柔軟な素材で形成されている。
前記切り換え機構Hは、第2アーム32に対して支軸49周りで揺動自在に支持した操作アーム50と、この操作アーム50の被操作端50Aに圧接して揺動操作する回転型のカム体51と、このカム体51を回転操作するカムモータ52とで構成され、操作アーム50の操作端50Bを前記夫々の圧着体46に突設されたピン46Bに接当する位置に配置している。前記操作アーム50は、一対の操作端50が形成され、1つの被操作端部50Aに作用する押圧力によって、一対の圧着体46、46を同時に開放位置に切換える操作と、同時に圧着位置にセットする操作とを行えるように構成されている。このような構成から、カム体51が操作アーム50の被操作端50Aに接触しない状態では、一対の圧着体46、46は圧縮バネ47の付勢力によって突出して圧着位置に達し、カム体51が操作アーム50の被操作端50Aに接触して押圧する状態では、操作端50Bが一対の圧着体46、46夫々のピン46B、46Bに圧力を作用させ、圧縮バネ47の付勢力に抗して夫々の圧着体46が第2アーム32の側に引き込まれることにより圧着が解除されるものとなる。
この写真プリント装置では、印画紙マガジンMに収納された印画紙Pを次のような制御が行われる。つまり、供給ユニットU1では、アドバンスローラ13の駆動力によって印画紙マガジンMから引き出された印画紙Pをカッター15の部位に送り、このカッター15の切断位置をプリントサイズに対応した量だけ通過したタイミングで印画紙Pの搬送を一時的に停止し、カッター15の作動によりプリントサイズに切断する。このようにカッター15の部位を通過する際には、第1搬送ローラ17と第2搬送ローラ18とによって印画紙Pが搬送され印画紙Pのベース側に対してプリントヘッド16によって必要な情報がプリントされる。
また、供給ユニットU1から印画紙Pが送り出される際には、圧着搬送ユニットU2において前記圧着搬送体Fが、その一対の圧着体46、46を開放位置に維持した状態で待機位置WPにセットされ、印画紙Pの先端が所定量だけ送込まれたタイミングで一対の圧着体46、46を圧着位置に切り換え、この圧着搬送体Fを上方へ移動させることにより印画紙Pの搬送を開始する。尚、大きいサイズの印画紙Pを搬送する際には、前述と同様に印画紙Pの先端が所定量だけ送り込まれたタイミングで一対の圧着体46、46を圧着位置に切り換え、圧着搬送体Fを上方へ移動させることにより印画紙Pの搬送を開始するのであるが、前述と同様にカッター15による切断位置をプリントサイズに対応した量だけ通過したタイミングで前記第1搬送ローラ17と第2搬送ローラ18と圧着搬送体Fとを停止し、カッター15の作動によって印画紙Pを切断する。
このように圧着搬送体Fによって印画紙Pの搬送が開始される際には、前記露光搬送ユニットU3の導入ローラR0を構成する従動ローラ21が既に開放位置にあり、圧着搬送体Fを供給位置FPまで移動させて停止した際には、圧着搬送体Fで圧着された印画紙Pの先端部が開放状態に導入ローラR0に対して挿入する位置関係となる。
次に、導入ローラR0の従動ローラ21を圧着位置に設定することにより駆動ローラ20と、この従動ローラ21とで印画紙Pの先端が圧着され、この圧着の後に圧着搬送体Fの一対の圧着体46、46を開放位置に切り換えて圧着搬送体Fでの圧着を解除する。この後に導入ローラR0の駆動ローラ20を駆動することにより、露光搬送ユニットU3での印画紙Pの搬送が開始される。この搬送を継続することにより印画紙Pは第1圧着ローラR1の側に送られる。
第1、第2圧着ローラR1、R2の駆動ローラ22、22は印画紙Pの有無に拘わらず駆動状態にあり、導入ローラR0で印画紙Pの搬送を開始した後には、印画紙Pの先端部が前記第1圧着ローラR1の部位に達する以前に、前記第1圧着ローラR1の従動ローラ23を開放位置にセットする制御が行われる。そして、この第1圧着ローラR1で搬送が可能な位置に印画紙Pの先端が達すると、第1圧着ローラR1の従動ローラ23を圧着位置にセットする制御により、この第1圧着ローラR1の駆動ローラ22と従動ローラ23とで印画紙Pを圧着して搬送を開始し、この後、導入ローラR0の従動ローラ21の圧着を解除することにより、印画紙Pに対して導入ローラR0の側から外力を作用させないようにする。
次に、印画紙Pに対する露光が開始された印画紙Pの先端が送られる以前に前記第2圧着ローラR2の従動ローラ23を開放位置にセットしておき、この第2圧着ローラR2の部位に印画紙Pの先端が達したタイミングで従動ローラ23を圧着位置にセットすることにより、この第2圧着ローラR2の駆動ローラ22と従動ローラ23とで印画紙Pを圧着して搬送を開始し、このように第2圧着ローラR2で印画紙Pの搬送を開始した後には、適当なタイミングで第1圧着ローラR1の従動ローラ23を開放姿勢に切り換えることにより、第1圧着ローラR1の側からの外力を作用させない状態で第2圧着ローラR2の搬送力のみによって印画紙Pの搬送が行われるのである。
このように供給ユニットU1でプリントサイズに切断された印画紙Pを圧着搬送ユニットU2の圧着搬送体Fを介して露光搬送ユニットU3に送り込むよう構成された搬送系でも、露光搬送ユニットU3に送り込まれた印画紙Pが僅かに傾斜することもある。つまり、理想的には印画紙Pの側縁は前記搬送ラインYと平行する姿勢(必然的に印画紙Pの先端側及び後端側の端縁も搬送ラインYと直交する姿勢)となるべきものであるが、供給ユニットU1、圧着搬送ユニットU2、露光搬送ユニットU3と順次、印画紙Pを受け渡す際に印画紙Pの姿勢が適正な姿勢から外れることがある。
このように印画紙Pが傾斜する現象は、写真プリント装置の搬送系において固有の傾向があるため、この傾斜を相殺する姿勢となるよう前記圧着搬送体Fを前記揺動軸芯Q周りで揺動させる制御が行われる。つまり、前記圧着搬送体Fを待機位置WPで待機させる際には、図9(イ)に示すように、圧着搬送体Fの幅方向を前記第2搬送ローラ18と平行する姿勢に設定しておき、この第2搬送ローラ18から印画紙Pが受け渡された後に、図9(ロ)に示すように、この圧着搬送体Fを供給位置FPまで移動させ、印画紙Pを前記導入ローラR0に受け渡す際には、図9(ハ)に示すように、前記一対のタイミングベルト40、40夫々を駆動する搬送モータ37、37の駆動量の調節によって圧着搬送体Fを前記揺動軸芯Qで揺動させ、露光搬送ユニットU3において印画紙Pを搬送する方向と、印画紙Pの側縁との方向とが平行するように印画紙Pの姿勢を補正した後に、図9(ニ)に示すように、導入ローラR0に印画紙Pを受け渡すのである。
前記搬送モータ37、37は圧着搬送体Fを昇降させる機構として機能すると同時に、圧着搬送体Fの揺動姿勢を設定する姿勢設定機構として機能するものであり、前述した制御を行うための制御装置(図示せず)を備え、圧着搬送体Fを供給位置FPで揺動させる量は予めデータとして制御装置の不揮発性メモリ等に保存されている。従って、待機位置WPではセンサ類(図示せず)からの信号に基づいて圧着搬送体Fの幅方向が第2搬送ローラ18と平行姿勢となるように搬送モータ37、37の駆動量を調節し、この圧着搬送体Fが供給位置FPまで移動した際には、保存されたデータに基づいて搬送モータ37、37の駆動量を調節することにより、印画紙Pの姿勢を補正し得るだけ圧着搬送体Fを揺動させているのである。
このように本発明では、圧着搬送ユニットU2では圧着搬送体Fを構成する第1ガイド体31を導電性材料で形成しているので(第2ガイド体32も導電性材料で形成して良い)、スリットSに対して印画紙Pが挿入される際に、スリットSの内面に印画紙Pが接触する等の原因によって静電気が発生しても、導電性材料が静電気を金属製のガイドロッド33あるいは金属製のガイドプレート34から外部に流し出し、この圧着搬送体Fが静電気で帯電する現象を阻止して、印画紙Pの送り込みと、送り出しを円滑に行えるものにしているのである。
また、この第1ガイド体31のスリットSの側の内面に複数のリブ31Aを突出形成したので、印画紙PをスリットSに対して送り込む際にも摩擦に起因する抵抗を低減して円滑な送り込みと送り出しを行えるものにしている。特に、このリブ31Aを印画紙Pの端部から外れた位置に形成しているので、印画紙Pの端部に付着して持ち込まれた塵埃がリブ31Aに付着する現象を回避し、この塵埃を次に送り込まれる印画紙Pに付着させる不都合を未然に防止して露光時に塵埃に起因する画質の低下を招かないものにしているのである。
〔別実施の形態〕
本発明は、上記した実施の形態以外に以下のように構成しても良い。
(イ)第1ガイド体と第2ガイド体とを導電性樹脂で一体的に成形する。このように一体的に成形することにより、圧着搬送体Fを組み立てる手間が軽減する。
(ロ)圧着搬送体で静電気が発生した場合には、その静電気を積極的に外部に流し出すためのフレキシブルな電気配線を圧着搬送体とフレームとの間に形成する。
写真プリント装置の縦断側面図 露光ブロックの印画紙の搬送系を示す側面図 圧着搬送ユニットの正面図 圧着搬送体の平面図 圧着搬送体の縦断側面図 圧着搬送体とタイミングベルトとの連結部の側面図 圧着搬送体とタイミングベルトとの連結構造を示す図 第1ガイド体のリブの配置を示す図 圧着搬送体において印画紙の姿勢を補正する際の作動順序を示す図
符号の説明
15 カッター
18 搬出ローラ
31 第1ガイド体
31A リブ
32 第2ガイド体
46 圧着体
E 露光エンジン
F 圧着搬送体
H 切り換え機構
M マガジン
P 感光材料
Q 軸芯
S スリット
Y 搬送ライン
R0 導入ローラ
U1 感光材料供給部
U2 圧着搬送装置

Claims (4)

  1. 感光材料供給部から送り出される感光材料に圧着して移動することにより、この感光材料を露光部に送り込む圧着搬送体を備えている圧着搬送装置であって、
    前記圧着搬送体が、前記感光材料の感光面の側に配置される第1ガイド体と、感光材料のベース側に配置される第2ガイド体とを備えると共に、第1ガイド体と第2ガイド体との間のスリットに導入された感光材料を圧着する圧着体と、この圧着体を圧着位置及び開放位に切換える切り換え機構とを備えて構成され、前記第1ガイド体と第2ガイド体との少なくとも一方を導電性樹脂で形成してある圧着搬送装置。
  2. 前記圧着搬送体によって前記感光材料供給部から前記露光部に感光材料を搬送する搬送経路が直線状に形成され、この搬送経路の幅方向での中央位置に搬送ラインが設定され、前記第1ガイド体と第2ガイド体との少なくとも一方において前記感光材料と対向する面に前記搬送ラインと平行する姿勢で、搬送ラインを軸にして線対称となる複数のリブを突設し、線対称関係で配置された一対のリブの間隔を複数種の感光材料の幅方向の寸法と異なる間隔に設定してある請求項1記載の圧着搬送装置。
  3. 前記感光材料供給部が、長尺の感光材料を収納するマガジンからの感光材料を切断するカッターと、感光材料を送り出す搬出ローラとを備えて構成され、前記露光部が感光材料を受け入れるために圧着状態と開放状態とに切換自在な導入ローラと、この導入ローラから導入される感光材料を設定速度で搬送しながら、この搬送方向と直交する姿勢の主走査方向にライン状に露光を行うレーザビーム型の露光エンジンとを備えて構成され、前記圧着搬送体は、前記搬出ローラから送り出される感光材料の先端部を圧着して前記導入ローラの側に移動し、この導入ローラに対して前記感光材料の先端部を送り込み、この後に圧着を解除するように構成されている請求項1又は2記載の圧着搬送装置。
  4. 前記圧着搬送体は、前記感光材料の面と直交する姿勢の軸芯周りで揺動自在、かつ、前記感光材料供給部と前記露光部との間で往復作動自在に支持されると共に、この圧着搬送体の揺動姿勢を設定する姿勢設定機構を備えている請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧着搬送装置。
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