JP2005219857A - 配信物管理システム、配信物管理プログラム、配信物収容装置および配信管理サーバ - Google Patents

配信物管理システム、配信物管理プログラム、配信物収容装置および配信管理サーバ Download PDF

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Abstract


【課題】 人手を介することなく、配信物の詳細な管理が可能な配信物管理システム、配信物管理プログラム、配信物収容装置および配信管理サーバを提供する。
【解決手段】 配信物収容装置10では、所定の時間間隔で、RFIDタグ読取アンテナから質問用電波を発信させ、自己RFIDタグを含めて配信物のRFIDタグから識別コードを読み取り、時計手段が示す現在時刻を読み取る。読み取った収容装置識別コードと、読み取り時刻および配信物識別コードとを関連付けた読み取りデータテーブルを作成して配信管理サーバ20に送信する。配信管理サーバ20では、収容装置10から読み取りデータテーブルを受信すると、今回受信した読み取りデータテーブルと、前回受信した読み取りデータテーブルとから差分データテーブルを作成し、この差分データテーブルなどに基づいて、配信物の配信履歴に関する配信物履歴テーブルを作成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の管理を行う配信物管理システム、配信物管理プログラム、配信物収容装置および配信管理サーバに関する。
商品や宅配物などの物品を遠隔の配送先に配送したり、会社内での各種書類を目的の場所に配達する物品配信システムにおいて、従来の配信物管理技術としては、目的の配信物に印刷された配信物情報を、ユーザが目視で読み取り、管理用端末装置へ入力する。あるいは配信物に印刷されたバーコードで表された配信物情報を、ユーザがバーコード読み取り装置で個々に手動で読み取ることで管理用端末装置に入力する。管理用端末装置は、管理用サーバと通信可能であって、入力された配信物情報を管理用サーバに送信し、管理用サーバは受信した配信物情報に基づいて各配信物の管理を行う。
また、特許文献1記載の物品流通管理方法は、RFIDタグに物品の流通に関する情報を記憶させ、無線通信が介在する通信手段を介してホストサーバに対して供給することで、人手を介することなく管理を行うことができる。
特開2002−2926号公報
特許文献1記載の物品流通管理方法では、出荷および入荷の通過ポイントでしか情報の読み取りを行わないので、配信物の現在位置、配信物が留まっているのか配送中であるのかといった配信物の状況などが不明であり、配信物を十分に管理することができない。
本発明の目的は、人手を介することなく、配信物の詳細な管理が可能な配信物管理システム、配信物管理プログラム、配信物収容装置および配信管理サーバを提供することである。
本発明は、他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する複数の配信物収容装置と、
複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する配信管理サーバとを有し、
配信物収容装置は、
所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取る読取手段と、
読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する時刻検出手段と、
読み取った配信物識別情報と読取時刻とを配信管理サーバに送信する装置側通信手段とを有し、
配信管理サーバは、
配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶する記憶手段と、
配信物収容装置から送信された配信物識別情報と読取時刻とを受信するサーバ側通信手段と、
今回受信した配信物識別情報と前回受信した配信物識別情報との差分と、今回受信した読取時刻とを含む差分情報を作成する差分作成手段と、
収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する履歴作成手段とを有することを特徴とする配信物管理システムである。
また本発明は、他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する複数の配信物収容装置と、
複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する配信管理サーバとを有し、
配信物収容装置は、
所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取る読取手段と、
読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する時刻検出手段と、
今回読み取った配信物識別情報と前回読み取った配信物識別情報との差分と、今回配信物識別情報を読み取った読取時刻とを含む差分情報を作成する差分作成手段と、
差分情報を配信管理サーバに送信する装置側通信手段とを有し、
配信管理サーバは、
配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶する記憶手段と、
配信物収容装置から送信された差分情報を受信するサーバ側通信手段と、
収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する履歴作成手段とを有することを特徴とする配信物管理システムである。
また本発明は、前記情報記憶手段は、トランスポンダで構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記読取手段は、配信物が収容されてから取り出されるまでの時間よりも短い時間間隔で読み取ることを特徴とする。
また本発明は、前記読取手段は、1秒間隔〜1分間隔で読み取ることを特徴とする。
また本発明は、前記収容装置情報は、配信物収容装置の設置場所の住所、配信物収容装置の管理者の連絡先を含むことを特徴とする。
また本発明は、前記経路情報は、配信物の配信元および配信先の住所、配信物の差出人の連絡先を含むことを特徴とする。
また本発明は、コンピュータを、上記の配信物管理システムを構成する配信物収容装置または配信管理サーバとして機能させるための配信物管理プログラムである。
また本発明は、他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する複数の配信物収容装置と、
複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する配信管理サーバであって、配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶する記憶手段と、配信物収容装置から送信された配信物識別情報と読取時刻とを受信するサーバ側通信手段と、今回受信した配信物識別情報と前回受信した配信物識別情報との差分と、今回受信した読取時刻とを含む差分情報を作成する差分作成手段と、収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する履歴作成手段とを有する配信管理サーバと、を有する配信物管理システムを構成する前記配信物収容装置であって、
所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取る読取手段と、
読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する時刻検出手段と、
読み取った配信物識別情報と読取時刻とを配信管理サーバに送信する装置側通信手段とを有することを特徴とする配信物収容装置である。
また本発明は、他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する複数の配信物収容装置と、
複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する配信管理サーバであって、配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶する記憶手段と、配信物収容装置から送信された差分情報を受信するサーバ側通信手段と、収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する履歴作成手段とを有する配信管理サーバとを有する配信物管理システムを構成する前記配信物収容装置であって、
所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取る読取手段と、
読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する時刻検出手段と、
今回読み取った配信物識別情報と前回読み取った配信物識別情報との差分と、今回配信物識別情報を読み取った読取時刻とを含む差分情報を作成する差分作成手段と、
差分情報を配信管理サーバに送信する装置側通信手段とを有することを特徴とする配信物収容装置である。
また本発明は、他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する複数の配信物収容装置であって、所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取る読取手段と、読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する時刻検出手段と、読み取った配信物識別情報と読取時刻とを配信管理サーバに送信する装置側通信手段とを有する配信物収容装置と、
複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する配信管理サーバと、を有する配信物管理システムを構成する前記配信管理サーバであって、
配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶する記憶手段と、
配信物収容装置から送信された配信物識別情報と読取時刻とを受信するサーバ側通信手段と、
今回受信した配信物識別情報と前回受信した配信物識別情報との差分と、今回受信した読取時刻とを含む差分情報を作成する差分作成手段と、
収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する履歴作成手段とを有することを特徴とする配信管理サーバである。
また本発明は、他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する複数の配信物収容装置であって、所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取る読取手段と、読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する時刻検出手段と、今回読み取った配信物識別情報と前回読み取った配信物識別情報との差分と、今回配信物識別情報を読み取った読取時刻とを含む差分情報を作成する差分作成手段と、差分情報を配信管理サーバに送信する装置側通信手段とを有する配信物収容装置と、
複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する配信管理サーバと、を有する配信物管理システムを構成する前記配信管理サーバであって、
配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶する記憶手段と、
配信物収容装置から送信された差分情報を受信するサーバ側通信手段と、
収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する履歴作成手段とを有することを特徴とする配信管理サーバである。
本発明によれば、他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する配信物収容装置が複数配置され、これらの配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を、配信管理サーバが作成することで配信物の管理を行う配信物管理システムである。
配信物収容装置では、読取手段が所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取り、時刻検出手段が読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する。装置側通信手段は、読み取った配信物識別情報と読取時刻とを配信管理サーバに送信する。
配信管理サーバでは、予め記憶手段に、配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶しておく。サーバ側通信手段が配信物収容装置から送信された配信物識別情報と読取時刻とを受信すると、差分作成手段が今回受信した配信物識別情報と前回受信した配信物識別情報との差分と、今回受信した読取時刻とを含む差分情報を作成する。
たとえば、差分をとることで、今回受信した配信物識別情報に含まれていて、前回受信した配信物識別情報に含まれていない配信物識別情報は、今回受信した読取時刻において、配信物識別情報を送信した配信物収容装置に収容されたと判断できる。また、今回受信した配信物識別情報に含まれておらず、前回受信した配信物識別情報に含まれていた配信物識別情報は、今回受信した読取時刻において、配信物識別情報を送信した配信物収容装置から取り出されたと判断できる。
履歴作成手段は、収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する。この履歴情報は、差分情報に基づいているので、各配信物収容装置における配信物の収容時刻および取り出し時刻を含む。
配信物収容装置自身が、配信物収容装置に収容されている配信物を示す配信物識別情報を配信管理サーバに送信し、配信管理サーバが差分情報などを基に履歴情報を作成するので、人手を介することなく、配信物の管理が可能となる。さらに、各配信物収容装置における配信物の収容時刻および取り出し時刻をも含む詳細な管理が可能となる。
また本発明によれば、他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する配信物収容装置が複数配置され、これらの配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を、配信管理サーバが作成することで配信物の管理を行う配信物管理システムである。
配信物収容装置では、読取手段が、所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取り、時刻検出手段が読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する。差分作成手段が、今回読み取った配信物識別情報と前回読み取った配信物識別情報との差分と、今回配信物識別情報を読み取った読取時刻とを含む差分情報を作成すると、装置側通信手段は、差分情報を配信管理サーバに送信する。
配信管理サーバでは、予め記憶手段に配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶しておく。サーバ側通信手段が配信物収容装置から送信された差分情報を受信すると、履歴作成手段は収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する。
配信物収容装置自身が、配信物識別情報の差分を配信管理サーバに送信し、配信管理サーバが差分情報などを基に履歴情報を作成するので、人手を介することなく、配信物の管理が可能となる。さらに、各配信物収容装置における配信物の収容時刻および取り出し時刻をも含む詳細な管理が可能となる。
また本発明によれば、情報記憶手段は、RFID(Radio Frequency IDentification)システムにおけるトランスポンダで構成される。これにより、配信物の収容状態にかかわらず、読取手段は、高速かつ確実に配信物識別情報を読み取ることができる。
また本発明によれば、読取手段は、配信物が収容されてから取り出されるまでの時間よりも短い時間間隔、たとえば、1秒間隔〜1分間隔で読み取る。読み取りの時間間隔が長過ぎると、配信物が収容されてから取り出されるまでに読み取りが行われない場合が生じる。この場合、配信物がその配信物収容装置に収容されたことが履歴に表れないこととなる。したがって、配信物が収容されてから取り出されるまでの時間よりも短い時間間隔、たとえば、1秒間隔〜1分間隔で配信物識別情報を読み取ることで正確な履歴情報を作成することができる。
また本発明によれば、収容装置情報は、配信物収容装置の設置場所の住所、配信物収容装置の管理者の連絡先を含む。また、経路情報は、配信物の配信元および配信先の住所、配信物の差出人の連絡先を含む。これにより、より詳細な履歴情報を作成することができる。
また本発明によれば、コンピュータを、上記の配信物管理システムを構成する配信物収容装置または配信管理サーバとして機能させるための配信物管理プログラムである。
これにより、人手を介することなく、配信物の詳細な管理が可能な配信物管理システムを構築するための配信物管理プログラムを提供することができる。
また本発明によれば、他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する配信物収容装置が複数配置され、これらの配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を、配信管理サーバが作成することで配信物の管理を行う配信物管理システムを構成する配信物収容装置である。
この配信物収容装置では、読取手段が所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取り、時刻検出手段が読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する。装置側通信手段は、読み取った配信物識別情報と読取時刻とを配信管理サーバに送信する。
配信管理サーバでは、予め記憶手段に、配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶しておく。サーバ側通信手段が配信物収容装置から送信された配信物識別情報と読取時刻とを受信すると、差分作成手段が今回受信した配信物識別情報と前回受信した配信物識別情報との差分と、今回受信した読取時刻とを含む差分情報を作成する。
履歴作成手段は、収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する。この履歴情報は、差分情報に基づいているので、各配信物収容装置における配信物の収容時刻および取り出し時刻を含む。
配信物収容装置自身が、配信物収容装置に収容されている配信物を示す配信物識別情報を配信管理サーバに送信し、配信管理サーバが差分情報などを基に履歴情報を作成するので、人手を介することなく、配信物の管理が可能となる。さらに、各配信物収容装置における配信物の収容時刻および取り出し時刻をも含む詳細な管理が可能となる。
また本発明によれば、他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する配信物収容装置が複数配置され、これらの配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を、配信管理サーバが作成することで配信物の管理を行う配信物管理システムを構成する配信物収容装置である。
配信物収容装置では、読取手段が、所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取り、時刻検出手段が読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する。差分作成手段が、今回読み取った配信物識別情報と前回読み取った配信物識別情報との差分と、今回配信物識別情報を読み取った読取時刻とを含む差分情報を作成すると、装置側通信手段は、差分情報を配信管理サーバに送信する。
配信管理サーバでは、予め記憶手段に配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶しておく。サーバ側通信手段が配信物収容装置から送信された差分情報を受信すると、履歴作成手段は収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する。
配信物収容装置自身が、配信物識別情報の差分を配信管理サーバに送信し、配信管理サーバが差分情報などを基に履歴情報を作成するので、人手を介することなく、配信物の管理が可能となる。さらに、各配信物収容装置における配信物の収容時刻および取り出し時刻をも含む詳細な管理が可能となる。
また本発明によれば、他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する配信物収容装置が複数配置され、これらの配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を、配信管理サーバが作成することで配信物の管理を行う配信物管理システムを構成する配信管理サーバである。
この配信物収容装置では、読取手段が所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取り、時刻検出手段が読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する。装置側通信手段は、読み取った配信物識別情報と読取時刻とを配信管理サーバに送信する。
配信管理サーバでは、予め記憶手段に、配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶しておく。サーバ側通信手段が配信物収容装置から送信された配信物識別情報と読取時刻とを受信すると、差分作成手段が今回受信した配信物識別情報と前回受信した配信物識別情報との差分と、今回受信した読取時刻とを含む差分情報を作成する。
履歴作成手段は、収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する。この履歴情報は、差分情報に基づいているので、各配信物収容装置における配信物の収容時刻および取り出し時刻を含む。
配信物収容装置自身が、配信物収容装置に収容されている配信物を示す配信物識別情報を配信管理サーバに送信し、配信管理サーバが差分情報などを基に履歴情報を作成するので、人手を介することなく、配信物の管理が可能となる。さらに、各配信物収容装置における配信物の収容時刻および取り出し時刻をも含む詳細な管理が可能となる。
また本発明によれば、他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する配信物収容装置が複数配置され、これらの配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を、配信管理サーバが作成することで配信物の管理を行う配信物管理システムを構成する配信管理サーバである。
配信物収容装置では、読取手段が、所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取り、時刻検出手段が読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する。差分作成手段が、今回読み取った配信物識別情報と前回読み取った配信物識別情報との差分と、今回配信物識別情報を読み取った読取時刻とを含む差分情報を作成すると、装置側通信手段は、差分情報を配信管理サーバに送信する。
配信管理サーバでは、予め記憶手段に配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶しておく。サーバ側通信手段が配信物収容装置から送信された差分情報を受信すると、履歴作成手段は収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する。
配信物収容装置自身が、配信物識別情報の差分を配信管理サーバに送信し、配信管理サーバが差分情報などを基に履歴情報を作成するので、人手を介することなく、配信物の管理が可能となる。さらに、各配信物収容装置における配信物の収容時刻および取り出し時刻をも含む詳細な管理が可能となる。
図1は、本発明の実施の一形態である配信物管理システム1の構成を示す図である。配信物管理システム1は、配信物収容装置(以下では単に「収容装置」と呼ぶ。)10(10a,10b,10c)および配信管理サーバ20を有し、配信物100を配信管理サーバ20に登録するための登録端末装置200および配信物100の現在位置など管理情報の送信先である端末装置300などを接続してもよい。
配信物100は、商品などの宅配物や会社内で使用する書類などであって、情報記憶手段であるRFID(Radio Frequency IDentification)タグ(トランスポンダ)を備える。RFIDタグは、物体の識別に利用される微小な無線IC(Integrated Circuit)チップで、配信物識別情報である自身の識別コードなどの情報が記録されており、質問器が電波を使って記憶されている情報を読み取ることができる。
配信物100は、複数の収容装置10を経由して配信される。ここでは、配信元の収容装置10aから配信先の収容装置10cまで配信されるとする。配信の流れは、まず配信物100の識別コードなど必要な情報を登録端末装置200から配信管理サーバ20に送信して登録し、配信元の収容装置10aに投入する。配信物収容装置10aは、投入された配信物100のRFIDタグから識別コードを読み取り、配信管理サーバ20に送信する。作業者によって配信物100は、収容装置10aから取り出され、運搬手段によって次の収容装置10bに運ばれて投入される。収容装置10は、一定の周期で装置内にある配信物のRFIDタグの読み取りを行っており、配信物100が取り出されたことを検出する。このようにして目的の配信先にある収容装置10cに配信物100が投入され、取り出されると配信物100は配信されたこととなる。
配信管理サーバ20は、各収容装置10a,10b,10cから送信されるRFIDタグの識別コードなどから配信物100の現在位置や、移動の履歴などの管理情報を作成し、管理を行う。なお、作成された管理情報は、配信管理サーバ20から端未装置40など予め定める送信先に送信される。
図2は、収容装置10の構成を示すブロック図である。収容装置10は、読取制御手段11、入力手段11a、RFIDタグ読み取りアンテナ12、自己RFIDタグ13、メモリー手段14、時計手段15、時計セット手段15a、タイマー手段16、通信制御手段17、無線通信手段18、アンテナ18aおよび有線通信手段19を有する。
通信制御手段11は、CPU(中央演算処理装置)などで実現され、配信物100の識別コードの読み取りや読み取った識別コードの送信など収容装置10の動作全体の制御を行う。入力手段11は、キーボードなどで実現され、ユーザが操作することで文字の入力、コマンドの入力が可能となる。RFIDタグ読み取りアンテナ12は、収容装置10内に向けて質問用電波を発信する。配信物100が収納されている場合は、備えられたRFIDタグから応答信号が発信されるので、それを受信する。自己RFIDタグ13は、配信物100が備えるRFIDタグと同様に、識別コードを記憶しており、自己RFIDタグ13から識別コードを読み取ることで、収納装置10は配信管理サーバ20に対して自己の識別コードを送信することができる。メモリー手段14は、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュROM(リードオンリメモリ)などの書き換え可能な記憶手段であり、読み取ったRFIDタグの識別コードを記憶する。時計手段15は、年月日および日時を計時する時刻検出手段である。時計セット手段15aは、作業者が操作することにより時計手段15の年月日および日時を所定の時刻に設定する。タイマー手段16は、所定の時間間隔で時間が経過したことを読取制御部11に出力する。タイマー手段16の時間間隔の設定は、時計セット手段15aを用いて行うことが可能であり、配信管理サーバ20から受信したコマンドに応じて行うことも可能である。
読取制御手段11は、タイマー手段16からの入力に応じて所定の時間間隔で、RFIDタグ読取アンテナ12から質問用電波を発信させ、自己RFIDタグ13を含めて配信物のRFIDタグから識別コードを読み取り、時計手段15が示す時刻とともに読み取りデータとしてメモリー手段14に記憶する。なお、読取手段は、読取制御手段11、RFIDタグ読取アンテナ12およびタイマー手段16で構成される。
通信制御手段17は、無線通信手段18か有線通信手段19のいずれかを選択して外部ネットワークまたはLAN(Local Area Network)に接続し、メモリー手段14に記憶された読み取りデータを配信管理サーバ20に送信する。無線通信手段18は、無線LANインターフェイスなどで実現され、読み取りデータを無線通信で送信可能な信号に変換し、アンテナ18aから発信する。有線通信手段19は、有線LANインターフェイスなどで実現され、ケーブルが収容装置10に接続されている場合、読み取りデータを有線通信で送信可能な信号に変換し、接続されたケーブルを介して送信する。通信制御手段17がいずれの通信手段を選択するかは、作業者によって設定可能に構成する。装置側通信手段は、通信制御手段17、無線通信手段18、アンテナ18aおよび有線通信手段19で構成される。
図3は、配信管理サーバ20の構成を示すブロック図である。配信管理サーバ20は、制御手段21、RAM22、ROM23、記憶手段24、通信手段25および入力手段26を有する。
制御手段21は、CPUなどで実現され、収容装置10から送信されてくる読み取りデータに基づいて配信物100の現在位置や、移動の履歴などの管理情報を作成し、配信管理サーバ20全体の制御を行う。RAM21は、ROM23に記憶されている配信管理用プログラムなどに基づいて制御手段21が行う各種処理時に、算出されたデータ、入力されたパラメータなどを一時的に記憶する。記憶手段24は、ハードディスクなどの記憶媒体で実現され、受信した収容装置10の読み取りデータおよび作成された管理情報などを記憶する。通信手段(サーバ側通信手段)25は、外部ネットワークまたはLANに接続し、収容装置10から送信された読み取りデータを受信する。入力手段26は、キーボード、マウス、タブレットなどで実現され、ユーザが操作することで文字の入力、コマンドの入力が可能となる。
以下では、配信物管理システム1が、配信物100についての履歴情報を作成するまでの処理について順次説明する。
配信物100についての管理情報を作成するには、配信物100自体の情報と、収容装置10の情報が必要である。
図4は、配信管理サーバ20の記憶手段24に記憶する収容装置登録データテーブル30の例を示す図である。収容装置情報である収容装置登録データテーブル30には、収容装置識別コード31と、名称32、住所33、電話番号34および管理者35とが関連付けて記載される。
収容装置識別コード31は、収容装置10の自己RFIDタグ13に記憶されている識別コードである。名称32は、収容装置10が設置されている場所、たとえば営業所名、配送所名、集積所名などの名称である。住所33は、収容装置10が設置されている場所の住所である。電話番号34は、収容装置10が設置されている場所の電話番号である。管理者35は、収容装置10の管理者宛の電子メールアドレスである。
図4の例では、自己RFIDタグ13の収容装置識別コード31が「7E8F-D32C-4415-6CAF-273C-4465-1123-1C3A」である収容装置10が登録されており、その設置場所の名称32が「幕張配送センター」、住所33が「〒... 千葉県千葉市美浜区...」、電話番号34が「043−xxx−1234」、管理者35の電子メールアドレスが「aaaa.syuuji@haisou.co.jp」であることなどが記載されている。
このような収容装置10に関する情報を配信管理サーバ20の記憶手段24に記憶させておくことで、配信物の適切な管理を行うことができる。
収容装置10の登録手段および手順については、収容装置登録データテーブル30が作成できればよい。したがって、収容装置登録データテーブル30に記載される上記の各項目を配信管理サーバ20に入力することができればよい。
収容装置10の登録手順の一例を以下に示す。
(1)収容装置10に電源を投入し、時刻セット手段15aを操作して現在時刻の設定を行う。このとき、読み取り制御手段11は、RFIDタグ読み取りアンテナ12から質問用電波を発信させ、自己RFIDタグ13から収容装置識別コードを読み取り、メモリー手段14に、読み取り時刻とともに記憶する。
(2)入力手段11aを操作して読み取りの時間間隔を入力する。入力しない場合は、予め入力されてメモリー手段14に記憶している初期値を使用する。
(3)入力手段11aを操作して登録しようとする配信管理サーバ20のURL(
Uniform Resource Locator)を入力する。LANを介して接続する場合は、プロキシサーバのアドレスおよびポート番号も入力する。なお、有線通信を行う場合は、有線通信手段19にケーブルを接続しておく。
(4)通信スタートボタンを押下すると、入力したURLの配信管理サーバ20と接続し、読み取った収容装置識別コードを送信する。
(5)配信管理サーバ20では、収容装置10から送信された収容装置識別コードを受信し、収容装置登録データテーブル30の収容装置識別コード31に記載する。
(6)収容装置登録データテーブル30の収容装置識別コード31以外の項目について入力する。入力については、配信管理サーバ20の構成が、入力手段11aを操作することで入力可能な構成であってもよいし、収容装置識別コードを含む各項目が所定の書式で記載された電子メールを受信したときに、その記載内容に基づいて入力可能な構成であってもよい。
図5は、配信管理サーバ20の記憶手段24に記憶する配信物登録データテーブル40の例を示す図である。経路情報である配信物登録データテーブル40には、配信物識別コード41と、配信元42、配信先43、配信物名称44および連絡先メールアドレス45とが関連付けて記載される。
配信物識別コード41は、配信物100が備えるRFIDタグに記憶されている識別コードである。配信元42は、配信物100の配信元の名称、住所、電話番号、担当者名など配信元に関する各種情報である。配信先43は、配信物100の配信先の名称、住所、電話番号、担当者名など配信先に関する各種情報である。配信物名称44は、配信物100の内容などを示す名称である。連絡先メールアドレス35は、配信物100の履歴情報などを電子メールで連絡する場合の宛先である。
図5の例では、RFIDタグの配信物識別コード41が「002C-56CA-1793-58C9-99C0-17C4-55CA-7ED3」である配信物100が登録されており、その配信元42が「○×鋼材千葉支店 千葉県柏市.. 043-xxx-0987 尾崎」、配信先43が「△○建設 大阪府大阪市淀川区... 06-△△△△-5643 川島 様」、配信物名称44が、「建築資材7月分ご請求の件」および連絡先メールアドレス45が「ozaki.t@marubatukensetsu.co.jp」であることなどが記載されている。
このような配信物100に関する情報を配信管理サーバ20の記憶手段24に記憶させておくことで、配信物の適切な管理を行うことができる。
配信物100の登録手段および手順については、配信物登録データテーブル40が作成できればよい。したがって、配信物登録データテーブル40に記載される上記の各項目を配信管理サーバ20に入力することができればよい。
配信物100の登録手順の一例を以下に示す。配信物100の登録を行うための登録端末装置200は、配信管理サーバ20に接続されている。
(1)配信物にRFIDタグが付いたシールなどを貼り付ける。
(2)登録端末装置200に備えられたRFID読み取り機などを使って配信物100のRFIDタグから配信物識別コードを読み取る。
(3)入力手段26を操作することで、配信物名称44を入力する。
(4)入力手段26を操作することで、配信管理サーバ20または登録端末装置200に予め設定されている配信元の名称を選択し、担当者名を入力する。配信元として予め設定されている項目は、配信元42および連絡先メールアドレス45である。なお、住所および電話番号は配信元の名称と関連付けられて記憶されており、名称を選択だけで配信元42の項目を入力することができる。連絡先メールアドレス45は、担当者名を入力することで予め関連付けられた電子メールアドレスが入力される。
(5)入力手段26を操作することで、配信管理サーバ20または登録端末装置200に予め設定されている配信先の名称を選択し、担当者名を入力する。配信先の住所および電話番号などは、配信元の入力と同様に行う。また、選択するのではなく、全ての配信先情報を入力することもできる。連絡先メールアドレス45に、配信先の電子メールアドレスを記載することもできる。この場合は連絡先メールアドレス45には、2つ以上の電子メールアドレスが記載される。
配信物登録データテーブル40は、登録端末装置200で予め作成して配信管理サーバ20に送信してもよいし、登録端末装置200から各項目を個別に送信し、配信管理サーバ20でこれらを受信してから作成してもよい。
図6は、収容装置10が作成する読み取りデータテーブル50,60の例を示す図である。読み取りデータテーブル50,60には、収容装置識別コード51,61と、読み取り時刻52,62および配信物識別コード53,63とが関連付けて記載される。収容装置識別コード51,61は、収容装置10の自己RFIDタグ13に記憶されている識別コードである。読み取り時刻52,62は、RFIDタグ読み取りアンテナ12から質問用電波を発信させ、自己RFIDタグ13を含み、収容装置内に収納されている配信物100のRFIDタグから収容装置識別コードを読み取ったときに時計手段15が示した時刻である。配信物認識コード53,63は、読み取った識別コードから収容装置識別コードを除いた認識コード、すなわち収容装置10内に収容されている配信物が備えるRFIDタグの識別コードである。
ここで、タイマー手段16の読み取り時間間隔の設定を30秒と設定した場合を想定する。なお、読み取り時間間隔は、配信物が収容されてから取り出されるまでの時間よりも短い時間間隔、たとえば、1秒間隔〜1分間隔に設定することが望ましい。読み取りの時間間隔が長過ぎると、配信物が収容されてから取り出されるまでに読み取りが行われない場合が生じる。この場合、配信物がその収容装置に収容されたことが履歴に表れないこととなる。したがって、配信物が収容されてから取り出されるまでの時間よりも短い時間間隔、たとえば、1秒間隔〜1分間隔で配信物識別情報を読み取ることで正確な履歴情報を作成することができる。
図6(a)は、2003年8月18日11時35分30秒に収容装置内を読み取った時の読み取りデータテーブル50であり、図6(b)は、2003年8月18日11時36分00秒に収容装置内を読み取った時の読み取りデータテーブル60である。これらの読み取りデータテーブルは、通信制御手段17によって、配信管理サーバ20に送信される。なお、読み取りデータテーブルの送信は、データテーブルを作成した時点で個別に送信してもよいし、所定の時間間隔で複数のデータテーブルを送信してもよい。
配信管理サーバ20は、収容装置10からの読み取りデータテーブルを2以上受信すると、記憶手段24に記憶し、連続して受信した読み取りデータテーブル間の差分を抽出して差分情報である差分データテーブルを作成する。なお、差分作成手段は、制御手段21および記憶手段24で構成される。
図7は、配信管理サーバ20が作成する読み取りデータテーブル50,60の差分データテーブル70の例を示す図である。差分データテーブル70には、収容装置識別コード71、読み取り時刻72および配信物識別コード73が記載される。
収容装置識別コード71は、読み取りデータテーブル50,60の収容装置識別コード51,61に記載されている識別コード、すなわち配信物を送信した収容装置10の収容装置識別コードである。読み取り時刻72は、2つの読み取りデータテーブル50,60のうち、最新の読み取りデータテーブルに記載された読み取り時刻である。配信物識別コード73は、差分として抽出した配信物識別コードである。
配信管理サーバ20が、収容装置10から読み取りデータテーブル50,60を受信した場合、まず収容装置識別コード51,61を比較し、同じ識別コードであるかどうかを判断する。同じ識別コードであれば、読み取り時刻52,62を比較し、いずれのテーブルが新しいテーブルかを判断する。配信物識別コード53,63を比較し、いずれか一方にしか記載されていない配信物識別コードを抽出する。古いテーブルである読み取りデータテーブル50には記載されていて、新しいテーブルである読み取りデータテーブル60には記載されていない配信物識別コード「002C-56CA-1793-58C9-99C0-17C4-55CA-7ED3」の配信物は、読み取り時刻72の時刻2003年8月18日11時36分00秒に収容装置10から取り出されたものと判断する。新しいテーブルである読み取りデータテーブル60には記載されていて、古いテーブルである読み取りデータテーブル50には記載されていない配信物識別コード「1123-540C-102C-11BA-5670-00DA-337C-1104」の配信物は、2003年8月18日11時36分00秒に収容装置10に収納されたものと判断する。
このような差分データテーブル70を作成することで、各収容装置10に収容される各配信物100の収容時刻と、取り出し時刻とを取得することができる。他の収容装置10についても同様に差分データテーブル70を作成することで、1つの配信物100について各収容装置における収容時間および取り出し時間などがわかる。
図8は、配信物履歴テーブル80の例を示す図である。履歴情報である配信物履歴テーブル80には、配信物識別コード81と、配信元82、配信先83、配信物名称84、連絡先メールアドレス85、収容装置識別コード86、場所87、装置収容時刻88および装置取り出し時刻89とが関連付けて記載される。
配信物識別コード81は、履歴作成の目的となる配信物の配信物識別コードである。配信元82、配信先83、配信物名称84、連絡先メールアドレス85は、図5で示した配信物登録データテーブル40のうち、配信物識別コード81に記載されている配信物識別コードに関連付けられた各項目と同様である。配信物識別コード81に記載されている配信物識別コードが配信物識別コード73に記載されている差分データテーブル70を抽出し、収容装置識別コード71に記載されている収容装置識別コードを収容装置識別コード86に記載する。差分データテーブル70で装置収容と判断されている場合は、読み取り時刻72に記載されている時刻を装置収容時刻88に記載し、差分データテーブル70で装置取り出しと判断されている場合は、読み取り時刻72に記載されている時刻を装置取り出し時刻89に記載する。
このようにして、配信管理サーバ20は、収容装置登録データテーブル30、配信物登録データテーブル40、読み取りデータテーブル50,60および差分データテーブル70に基づいて、配信物100の配信物履歴テーブル80を作成することができる。なお、履歴作成手段は、制御手段21および記憶手段24で構成される。
図8の例では、「○×鋼材千葉支店」から「△○建設」へ「建築資材7月分ご請求の件」の配信物(002C-56CA-1793-58C9-99C0-17C4-55CA-7ED3)が配信されるときの配信履歴であることがわかる。実際の履歴は、まず、「千葉営業所」に設置された収容装置10(1188-D677-E456-87FF-56C4-272A-8A6B-1435)で「2003/08/17.11:35:30」に収容され、「2003/08/17.13:10:30」に取り出されている。次に、「関東集積所」に設置された収容装置10(0918-AF14-2263-8C1F-65FF-176F-332C-116A)で「2003/08/17.16:21:10」に収容され、「2003/08/17.19:15:20」に取り出されている。次に、「大阪集積所」に設置された収容装置10(0918-AF14-2263-8C1F-65FF-176F-332C-116A)で「2 003/08/18.07:20:00」に収容され、「2003/08/18.09:35:00」に取り出される。次に、「奈良営業所」に設置された収容装置10(8112-345C-2727-6F8E-12CC-5644-2763-5544)で「2003/08/18.10:46:00」に収容され、「2003/08/18.11:36:00」に取り出されている。この後、「△○建設」へ配信される。
なお、配信物履歴テーブル80は、差分データテーブル70に、該当する配信物の識別コードが記載された時点で収容装置識別コード86、場所87、装置収容時刻88および装置取り出し時刻89などを更新するとともに、その内容を連絡先メールアドレス85に記載された電子メールアドレス宛に送信したり、配信管理サーバ20にアクセスすることで閲覧可能な構成にしておけば、配信物の現在位置が収容装置内であるのか搬送中であるのかなどの管理情報を確認することができる。
上記では、収容装置10から配信管理サーバに対して読取データテーブルを送信し、配信管理サーバが差分データテーブルを作成するとともに配信物履歴テーブルを作成する構成について説明したが、収容装置10で差分データテーブルを作成して送信し、配信管理サーバが配信物履歴テーブルを作成する構成であってもよい。この場合、差分作成手段は、読取制御手段11およびメモリー手段14で構成される。
さらに、配信物履歴テーブル80を用いて以下のような管理を行うことができる。
・収容装置内滞在時間
配信物履歴テーブル80の装置取り出し時刻89と装置収容時刻88との差を算出することで、配信物の収容装置内滞在時間を求めることができる。収容装置内滞在時間を、同じ収容装置ごとに算出し、平均値を求める。これによって、各収容装置10における配信物100の平均滞在時間を知ることができる。また、装置収容時刻および装置取り出し時刻を用いて、曜日別、時間帯別の平均滞在時間、配信物の取り扱い数などを知ることができる。
これらの情報をもとに各収容装置10の管理者に対して滞在時間短縮の指示を行ったり、集配車両などの配車の最適化を行うことができる。
・収容装置間搬送時間および搬送速度
装置取り出し時刻から次の収容装置の装置収容時刻までの差を算出することで、配信物の収容装置間搬送時間を求めることができる。収容装置間搬送時間を、同じ収容装置間ごとに算出し、平均値を求める。これによって、所定の収容装置間における配信物100の平均搬送時間を知ることができる。さらに、収容装置登録データテーブル30に記載されている住所から収容装置間の距離を求め、平均搬送時間で割ることで平均搬送速度を知ることができる。
・配信ルート最適化
収容装置内滞在時間と、収容装置間の平均搬送時間を、収容装置ごとに配信管理サーバ20の記憶手段24に記憶しておき、配信物100の登録時に配信元と配信先とが入力されると、収容装置内滞在時間と、収容装置間の平均搬送時間との和が最短となるような配信ルート(経由する収容装置とその順序)を求めることができる。また、配送先への到着予定時刻を配送元、配送先に電子メールで知らせることができる。
・紛失物探索
紛失するなど配信中に配信物100が不明となった場合、不明となった配信物100の識別コードを元に、配信物履歴テーブル80を参照することで、紛失位置を探索することができる。
・配信中の遅延収容装置の迂回
順次作成する配信物履歴テーブル80から収容装置内滞在時間、収容装置間搬送時間および収容装置間搬送速度を算出し、これまでに算出したそれぞれの平均時間と比較する。平均時間との差が所定の時間より長い場合または所定の速度より遅い場合は、収容装置のトラブル、搬送中のトラブルなどが想定されるので、同じ収容装置または搬送経路を使用する他の配信物100については、該当の収容装置または搬送経路を使用しない条件で、配信ルートを求めて変更を行うことができる。
・未登録配信物の検知
配信元で登録をせずにRFIDタグを貼り付けた配信物を収容装置に投入してしまった場合でも、収容装置10から受信した読み取りデータテーブル50と、配信物登録データテーブル40の配信物識別コードを比較することで、未登録配信物を検出することができる。
たとえ配送元、配送先の住所などの各種情報が表面に記入されていても、このような未登録配信物は正確な配信管理が出来なくなる。この場合には、未登録配信物が混入したとして、未登録の配信物識別コードが記載された読み取りデータテーブル50を送信した収容装置10の管理者に対して電子メールで警告を送信する。さらに、該当の収容装置10に対してアラーム音を出力するような指示を送信する。収容装置10がアラーム音出力の指示を受けた場合は、読み取り制御手段11は、タイマー手段16の設定時間間隔を短い時間(たとえば1秒)に変更し、RFIDタグの読み取りを短い時間間隔で行う。このような短時間での読み取りは、未登録配送物が収容装置10から除去されるまでの期間継続する。なお、この期間中に作成された読み取りデータテーブル50は、未登録配信物の検出以外には使用しない。すなわち、この期間中に作成された読み取りデータテーブル50から差分データテーブル70を作成しないようにする。
収容装置10に収容されている配信物をひとつずつ取り出し、アラームが鳴り止むまで取り出す。アラームが鳴り止んだ時に取り出した配信物が未登録配信物であるので、配信物登録データテーブル40などを参照しなくても、未登録配信物を見つけ出すことができる。
図9は、収容装置10による読み取り処理を示すフローチャートである。読み取り処理は、収容装置10の電源が投入されると開始する。まずステップS1で配信管理サーバ20からコマンドを受信したかどうかを判断する。受信していればステップS2に進み、受信していなければステップS4に進む。ステップS2では、受信したコマンドがタイマー手段セットコマンドかどうかを判断する。タイマー手段セットコマンドであればステップS3に進み、タイマー手段セットコマンドでなければステップS4に進む。ステップS3では、受信したタイマー手段セットコマンドに基づいて所定の時間間隔をタイマー手段16に設定する。ステップS4では、タイマー手段16が所定時間の経過を示したかどうかを判断する。示していればステップS5に進み、示していなければステップS1に戻る。
ステップS5では、RFIDタグ読取アンテナ12から質問用電波を発信させ、自己RFIDタグ13を含めて配信物のRFIDタグから識別コードを読み取る。ステップS6では、時計手段15が示す現在時刻を読み取る。ステップS7では、収容装置識別コードと、読み取り時刻および配信物識別コードとを関連付けた読み取りデータテーブル50を作成して配信管理サーバ20に送信する。
図10は、配信管理サーバ20の履歴作成処理を示すフローチャートである。履歴作成処理は、予め収容装置登録データテーブル30および配信物登録データテーブル40が作成された状態で開始される。まずステップS11では、収容装置10から読み取りデータテーブル50を受信したかどうかを判断する。受信していればステップS12に進み、受信していなければ待機する。ステップS12では、同じ収容装置10から2以上の読み取りデータテーブルを受信したかどうかを判断する。2以上受信していればステップS13に進み、2未満であればステップS11に戻る。
ステップS13では、今回受信した読み取りデータテーブルと、前回受信した読み取りデータテーブルとから差分データテーブル70を作成する。ステップS14では、収容装置登録データテーブル30、配信物登録データテーブル40および差分データテーブル70に基づいて、差分データテーブル70に記載された配信物識別コードの配信物に対する配信物履歴テーブル80を作成する。ステップS15では、配信物履歴テーブル80を、連絡先メールアドレス85に記載されている電子メールアドレス宛に送信する。
本発明の実施の一形態である配信物管理システム1の構成を示す図である。 収容装置10の構成を示すブロック図である。 配信管理サーバ20の構成を示すブロック図である。 配信管理サーバ20の記憶手段24に記憶する収容装置登録データテーブル30の例を示す図である。 配信管理サーバ20の記憶手段24に記憶する配信物登録データテーブル40の例を示す図である。 収容装置10が作成する読み取りデータテーブル50,60の例を示す図である。 配信管理サーバ20が作成する読み取りデータテーブル50,60の差分データテーブル70の例を示す図である。 配信物履歴テーブル80の例を示す図である。 収容装置10による読み取り処理を示すフローチャートである。 配信管理サーバ20の履歴作成処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 配信物管理システム
10 配信物収容装置
11 読取制御手段
11a 入力手段
12 RFIDタグ読み取りアンテナ
13 自己RFIDタグ
14 メモリー手段
15 時計手段
15a 時計セット手段
16 タイマー手段
17 通信制御手段
18 無線通信手段
18a アンテナ
19 有線通信手段
20 配信管理サーバ
21 制御手段
22 RAM
23 ROM
24 記憶手段
25 通信手段
26 入力手段
100 配信物
200 登録端末装置
300 端末装置

Claims (12)

  1. 他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する複数の配信物収容装置と、
    複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する配信管理サーバとを有し、
    配信物収容装置は、
    所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取る読取手段と、
    読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する時刻検出手段と、
    読み取った配信物識別情報と読取時刻とを配信管理サーバに送信する装置側通信手段とを有し、
    配信管理サーバは、
    配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶する記憶手段と、
    配信物収容装置から送信された配信物識別情報と読取時刻とを受信するサーバ側通信手段と、
    今回受信した配信物識別情報と前回受信した配信物識別情報との差分と、今回受信した読取時刻とを含む差分情報を作成する差分作成手段と、
    収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する履歴作成手段とを有することを特徴とする配信物管理システム。
  2. 他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する複数の配信物収容装置と、
    複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する配信管理サーバとを有し、
    配信物収容装置は、
    所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取る読取手段と、
    読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する時刻検出手段と、
    今回読み取った配信物識別情報と前回読み取った配信物識別情報との差分と、今回配信物識別情報を読み取った読取時刻とを含む差分情報を作成する差分作成手段と、
    差分情報を配信管理サーバに送信する装置側通信手段とを有し、
    配信管理サーバは、
    配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶する記憶手段と、
    配信物収容装置から送信された差分情報を受信するサーバ側通信手段と、
    収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する履歴作成手段とを有することを特徴とする配信物管理システム。
  3. 前記情報記憶手段は、トランスポンダで構成されることを特徴とする請求項1または2記載の配信物管理システム。
  4. 前記読取手段は、配信物が収容されてから取り出されるまでの時間よりも短い時間間隔で読み取ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の配信物管理システム。
  5. 前記読取手段は、1秒間隔〜1分間隔で読み取ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の配信物管理システム。
  6. 前記収容装置情報は、配信物収容装置の設置場所の住所、配信物収容装置の管理者の連絡先を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の配信物管理システム。
  7. 前記経路情報は、配信物の配信元および配信先の住所、配信物の差出人の連絡先を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の配信物管理システム。
  8. コンピュータを、請求項1〜7のいずれか1つに記載の配信物管理システムを構成する配信物収容装置または配信管理サーバとして機能させるための配信物管理プログラム。
  9. 他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する複数の配信物収容装置と、
    複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する配信管理サーバであって、配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶する記憶手段と、配信物収容装置から送信された配信物識別情報と読取時刻とを受信するサーバ側通信手段と、今回受信した配信物識別情報と前回受信した配信物識別情報との差分と、今回受信した読取時刻とを含む差分情報を作成する差分作成手段と、収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する履歴作成手段とを有する配信管理サーバと、を有する配信物管理システムを構成する前記配信物収容装置であって、
    所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取る読取手段と、
    読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する時刻検出手段と、
    読み取った配信物識別情報と読取時刻とを配信管理サーバに送信する装置側通信手段とを有することを特徴とする配信物収容装置。
  10. 他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する複数の配信物収容装置と、
    複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する配信管理サーバであって、配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶する記憶手段と、配信物収容装置から送信された差分情報を受信するサーバ側通信手段と、収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する履歴作成手段とを有する配信管理サーバとを有する配信物管理システムを構成する前記配信物収容装置であって、
    所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取る読取手段と、
    読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する時刻検出手段と、
    今回読み取った配信物識別情報と前回読み取った配信物識別情報との差分と、今回配信物識別情報を読み取った読取時刻とを含む差分情報を作成する差分作成手段と、
    差分情報を配信管理サーバに送信する装置側通信手段とを有することを特徴とする配信物収容装置。
  11. 他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する複数の配信物収容装置であって、所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取る読取手段と、読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する時刻検出手段と、読み取った配信物識別情報と読取時刻とを配信管理サーバに送信する装置側通信手段とを有する配信物収容装置と、
    複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する配信管理サーバと、を有する配信物管理システムを構成する前記配信管理サーバであって、
    配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶する記憶手段と、
    配信物収容装置から送信された配信物識別情報と読取時刻とを受信するサーバ側通信手段と、
    今回受信した配信物識別情報と前回受信した配信物識別情報との差分と、今回受信した読取時刻とを含む差分情報を作成する差分作成手段と、
    収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する履歴作成手段とを有することを特徴とする配信管理サーバ。
  12. 他の配信物と識別するための配信物識別情報を記憶した情報記憶手段が備えられた配信物を収容する複数の配信物収容装置であって、所定の時間間隔で、収容した配信物の情報記憶手段から配信物識別情報を読み取る読取手段と、読取手段が配信物識別情報を読み取った読取時刻を検出する時刻検出手段と、今回読み取った配信物識別情報と前回読み取った配信物識別情報との差分と、今回配信物識別情報を読み取った読取時刻とを含む差分情報を作成する差分作成手段と、差分情報を配信管理サーバに送信する装置側通信手段とを有する配信物収容装置と、
    複数の配信物収容装置を経由して配信される配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する配信管理サーバと、を有する配信物管理システムを構成する前記配信管理サーバであって、
    配信物収容装置の設置場所に関する収容装置情報および配信物の配信経路に関する経路情報を記憶する記憶手段と、
    配信物収容装置から送信された差分情報を受信するサーバ側通信手段と、
    収容装置情報、経路情報および差分情報に基づいて、配信物の配信履歴に関する履歴情報を作成する履歴作成手段とを有することを特徴とする配信管理サーバ。
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