JP2005219493A - Idカード作成システム、idカード作成方法、idカード - Google Patents

Idカード作成システム、idカード作成方法、idカード Download PDF

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Abstract

【課題】 IDカード作成に使用するIDデータの中に、欠字などの非コード化情報があっても、オペレータに負担をかけることなく当該情報をカード上に出力するIDカード作成システムを提供する。
【解決手段】 非コード化文字のイメージ情報を個人識別情報に対応づけて記憶しておき、IDカード上に記録するデータの中に非コード化文字を示す識別符号が含まれていることを検出した時に、前述の非コード化文字のイメージ情報をIDカード上に記録する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、IDカードの作成に使用される情報の中にコード化されていない情報である欠字が存在していても、IDカードを作成することが可能なIDカードシステム、IDカード作成方法、及び、IDカードに関する。
所謂IDカード(Identification Card)の中でも、特定資格を証明するためのIDカードにおいては、本人の顔写真と共に、本人の住所,氏名,生年月日,個人識別番号(以下、ID番号という。)などのID情報(個人情報)を記録する形態とすることが多い。
上記のようなIDカードの作成システムとしては、本人の顔画像をビデオカメラで撮影し、このビデオカメラで得られる顔画像データと、別途入力される氏名,住所,ID番号等の文字情報とを対としてIDカードプリンタに出力し、該IDカードプリンタでIDカードを作成させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところで、IDカードの作成にあたっては、本人の住所や氏名を正確に出力する必要がある。IDカード作成システムでは、文字情報を正確に出力するために個々の漢字や仮名文字に対して各々コードを付与している。そして、漢字や仮名文字に対応してコード化された情報であるフォントを内蔵しておき、このフォントを用いてカードを作成している。この様に、フォントを使用することにより、誤った文字の使用を回避して正確な文字をカード上に出力してIDカードを作成している。
特開平1−206098号公報
しかしながら、住所や氏名等の文字情報の中には欠字と呼ばれるフォントを内蔵していない文字が存在する。この様な欠字が存在する場合は、該当する文字をひらがなで表示するなどの対応がとられ、本来の文字をカード上に正確に反映することができなかった。また、カード作成時に欠字への対応作業が必要であることから、欠字が存在しない通常のカード作成の場合よりも作業に手間のかかるものであった。
とりわけ、欠字が複数存在する場合もあり、この様な場合には各欠字に対して1つ1つ対応する必要があることから、カードの作成作業の繁雑さは大きく増大した。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、IDカード作成時にフォントを内蔵していない(コード化されていない)いわゆる欠字と呼ばれる文字情報が存在していても、IDカード上に欠字に該当する文字を正確に表示することが可能なIDカード作成システムを提供することを目的とするものである。
とりわけ、欠字が複数存在する様な場合でも、作業者に多大な負担を強いることなく円滑にカード作成作業を行うことが可能なIDカード作成システムを提供することを目的とするものである。
本発明は、以下に記載のいずれかの構成により達成される。すなわち、
(請求項1)
コード化されたID情報に対応するフォントデータを読み出し、該フォントデータをカード面にプリントすることにより、ID情報がプリントされたIDカードを作成するIDカード作成システムにおいて、
欠字コードが複数存在する場合に対応可能な様に、該複数の欠字コードを互いに識別可能にする欠字コード識別情報と、
欠字コード識別情報に対応付けて欠字イメージデータを入力する欠字イメージデータ入力手段と、
該欠字イメージデータ入力手段により入力された欠字コード識別情報に対応付けられた欠字イメージデータを記憶する欠字イメージデータ記憶手段と、
コード化されたID情報から欠字コードを検出する欠字コード検出手段と、
欠字コード検出手段により検出された欠字コードに対応する欠字コード識別情報から欠字イメージデータ記憶手段内の該当する欠字イメージデータを検索する欠字イメージデータ検索手段と、を有し、
欠字コード検出手段により欠字コードが検出された場合には、欠字イメージデータ検索手段により検索された欠字イメージデータを欠字コードに対するフォントデータとしてカード面にプリントする、ことを特徴とするIDカード作成システム。
(請求項2)
前記欠字コード識別情報が、欠字の発生位置を示す情報を有するものであることを特徴とする請求項1に記載のIDカード作成システム。
(請求項3)
前記欠字コード識別情報は、さらに欠字の発生項目を示す情報を有するものであることを特徴とする請求項2に記載のIDカード作成システム。
(請求項4)
前記欠字イメージデータのサイズを記憶する欠字イメージデータサイズ記憶手段を有することを特徴とする請求項1に記載のIDカード作成システム。
(請求項5)
コード化されたID情報に対応するフォントデータを読み出し、該フォントデータをカード面にプリントすることにより、ID情報がプリントされたIDカードを作成するIDカード作成方法において、
欠字コードが複数存在する場合に対応可能な様に、該複数の欠字コードを互いに識別可能にする欠字コード識別情報に対応付けて欠字イメージデータを入力し、
入力された欠字コード識別情報に対応付けられた欠字イメージデータを記憶し、
コード化されたID情報から欠字コードが検出されると、欠字コードに対応する欠字コード識別情報から該当する欠字イメージデータを前記記憶された欠字イメージデータの中から検索し、
検索された欠字イメージデータを欠字コードに対するフォントデータとしてカード面にプリントする、ことを特徴とするIDカード作成方法。
(請求項6)
前記欠字コード識別情報が、欠字の発生位置を示すものであることを特徴とする請求項5に記載のIDカード作成方法。
(請求項7)
前記欠字コード識別情報は、さらに欠字の発生項目を示すものであることを特徴とする請求項6に記載のIDカード作成方法。
(請求項8)
前記欠字イメージデータを記憶する際に、欠字イメージデータのサイズも記憶することを特徴とする請求項5に記載のIDカード作成方法。
(請求項9)
請求項1〜4のいずれか1項に記載のIDカード作成システム、または、請求項5〜8のいずれか1項に記載のIDカード作成方法により、作成されることを特徴とするIDカード。
本発明では、IDカードを作成するためのIDデータの中に欠字と呼ばれるコード化されていない文字情報が存在する場合、その文字情報のイメージデータをカード面上に出力してIDカードを作成する様にした。その結果、コード化されていない文字情報が存在した時に、当該文字をひらがなを用いて出力したり、類似の漢字を出力してカード作成を行うことがなくなり、欠字の文字をカード面上に正確に出力することを可能にした。
また、欠字が存在するIDカードを作成する場合、作業者に欠字対応のために負担をかけることなく、カード作成を円滑に行える様にしたので、カード作成時の作業効率を向上させた。
とりわけ、欠字が複数存在する様な場合でも、本発明では複数の欠字コードを互いに識別することが可能な構成になっているので、カード作成作業者に多大な負担を強いることなくIDカードの作成を円滑に行うことを可能にした。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明にかかるIDカード作成システム及びIDカード作成装置の実施例を示すシステムブロック図である。尚、本実施例では、IDカードとして学生証を作成するシステムを例として以下に説明するが、学生証に限定されるものではなく、その他、社員証や会員証、更には、各種のライセンスを示す資格証であっても良い。
図1において、同じ構成を有する2つのIDカード作成端末1a,1bが、各端末1a,1bに設けられたエンジニアリングワークステーション(以下、EWSという。)2を介してネットワークで結合され、IDカード作成端末1a,1b間での相互通信が可能になっている。
尚、前記EWS2には、それぞれモニタ3が付設されている。
各IDカード作成端末1a,1bは、前記EWS2の他、ID番号入力装置4,申請書スキャナ5,画像処理装置6,TVモニタ7,IDカード作成プリンタ8,ビデオカメラ9,オートフレーミング装置10を備えている。
前記ID番号入力装置4は、IDカードの作成を申請する申請者が提出する申請書に記載されるID番号を読取る装置であり、申請書に対してID番号が文字情報として記録される場合には光学式文字読取り装置(OCR)を用い、また、申請書に対してバーコードとしてID番号が記録される場合にはバーコードリーダーを用い、更に、ID番号が申請書に磁気記録される場合には磁気読取り装置を用いることができる。
申請書スキャナ5は、前記申請書に記載されている内容をイメージデータとして読み取るための装置であり、一般的なスキャナを用いても良いが、申請書の表裏に記載される場合には、表裏を同時に読み取れるような専用スキャナとすることが好ましい。
この申請書スキャナ5で読み取られた申請書のイメージデータは、前記EWS2のモニタ3に対して表示されるようにすると良く、前記モニタ3にはこの他、周辺端末のステータス情報を表示させると良い。
前記申請書のイメージデータは、最終的には、後述するホストコンピュータのデータベースに記憶され、ID番号等に基づいてかかる申請書のイメージデータを読み出して、再発行処理などにおける作業情報として提供できるようになっている。
また、ビデオカメラ9は、申請者の顔を直接に撮影して申請者の顔画像データ(カラー画像データ)を読み取るための撮影装置である。
前記ビデオカメラ9には、オートフレーミング装置10が備えられている。該オートフレーミング装置10は、ビデオカメラ9で撮影された申請者の顔の画像データから、輪郭抽出などの画像処理技術を用いて画面内における顔の位置を測定し、顔が画面内の基準位置になるように、ビデオカメラ9の向きを上下又は/及び左右に移動させる(又は撮影画面内から顔が基準位置となる画面を切り出す)ものである(特願平4−177156号参照)。
ここで、オペレータは、前記ビデオカメラ9の撮影画像(又は切出し後の画像)が写し出されるTVモニタ7の画面によって、オートフレーミング機能が正規に動作していて、然も、目つぶりがないことを確認できるようになっている。
前記オートフレーミング装置10は、オペレータがカメラの向きを個々の申請者毎に変える操作負担を軽減させるために設けてあり、該オートフレーミング装置10の機能によって顔撮影の作業を無人化することも可能であるが、オートフレーミング装置10を省略してオペレータがカメラの向きを申請者毎に変える構成であっても良い。
一方、EWS2は、前記ID番号入力装置4で読み取られたID番号を入力し、これを後述するホストコンピュータ11に送り、該ホストコンピュータ11から前記ID番号に対応するデータとして転送されて来るID情報(ID番号に対応する住所,氏名,生年月日,取得講座などの資格内容など)を、EWS2に内蔵されるハードディスクに取り込む。
画像処理装置6は、前記ビデオカメラ9で撮影された申請者の顔画像の信号(アナログビデオ信号)をディジタル化し、フレームメモリに格納後、SCSIバス経由でEWS2に転送する。尚、前記読み取られたID番号の情報も、別途RS−232Cバス経由でEWS2に転送される。
EWS2は、前記ホストコンピュータ11から送られてきた所定のID情報(ID番号に対応する)と前記顔画像データとを対としてIDカード作成プリンタ8に出力する。
IDカード作成プリンタ8では、所定のカードに前記顔画像及びID情報をプリントしてIDカードを作成する。
次に前記ホストコンピュータ11について説明する。ホストコンピュータ11は、前記IDカード作成端末1a,1bと共にネットワークを構成し、ファイリング装置12と集合型ディスク13とからなるデータベースを含んで構成される。即ち、IDカード作成端末1a,1bは、前記データベースを共用しつつ、並行してIDカードの作成処理を実行することができるようになっている。
尚、ネットワークを構成するIDカード作成端末1を2つに限定するものでないことは明らかであり、要求される処理能力等を考慮して適宜のIDカード作成端末を増設することが可能である。
前記ホストコンピュータ11では、ネットワークを介して送られてくるIDカードに関係する各種情報(ID情報、申請書のイメージデータ、顔画像データなど)を、ファイリング装置12を介して集合型ディスク13に記憶させ、また、ネットワークを介して送られてくる検索情報に基づいて前記集合型ディスク13から対応するデータ(ID情報)を検索し、これをネットワークを介して要求先に転送する機能を有している。尚、ホストコンピュータ11には、上記の情報の他、各学生の成績や出欠の情報も集められるようになっている。
また、該ホストコンピュータ11には、ID情報管理システム14,ID情報照会システム15が設けられており、ホストコンピュータ11において、オペレータの操作によって各種ID情報の管理・照会ができるようになっている。
更に、図1に示すシステムブロック図において、IDカードの更新の作業を行うためのシステム16と、IDカードの紛失時などに 対応する再発行の作業を行うためのシステム17とが設けられている。
前記更新窓口システム16は、新規の申請者に関わる各種ID情報を入力し、これを前記ホストコンピュータ11に登録したり、また、ID番号の入力によって前記ホストコンピュータ11から前記ID番号に対応する登録済みのID情報を読み出すための登録端末18と、IDカードの申請書にホストコンピュータ11から送られてきたID情報(ID番号に対応する)をプリントするためのプリンタ19とからなる端末が複数設けられ、これらの端末がオフィプロセッサ20を介してネットワークに接続されている。
一方、再発行窓口システム17は、EWS21を介してネットワークに結合されており、ファイリング装置12から申請書や顔画像等のイメージデータを読み出して再発行申請者の本人確認を行い、また、必要なデータ(記憶されていた顔画像データ,申請書データ,ID情報)を読み出してプリントできるようになっている。
かかる機能のため、前記再発行窓口システム17には、前記EWS21の他、顔画像をプリントするためのカラープリンタ22、及び、この実施例では、ID情報(住所,氏名)に欠字(コード化されていない特殊文字)を入力するための欠字入力装置23(タブレット,イメージスキャナ等)、申請書のイメージデータを印字するプリンタ24を含んで構成される。
尚、欠字入力装置23は、ホストコンピュータ11や専用のEWSに設けても良い。
ここで、図2に従って、前記IDカード作成端末1a,1bの構成をより詳細に説明する。
図2に示すように、EWS2は、各種のインターフェイスを介して画像処理装置6,IDカード作成プリンタ8及びネットワークと接続されており、更に、オフラインでデータの受渡しを行うための増設用MT31が接続されている。
また、EWS2には、ハードディスクドライブ(HDD)32が内蔵されており、各装置で扱う申請書のイメージデータ,顔画像データ,ID情報などは、前記HDD32に一旦記憶されるようになっている。
更に、前記ビデオカメラ9は、ビデオカメラ本体33,照明装置34,電動式の雲台35によって構成され、オートフレーミング装置10からの指令に応じて前記雲台35を動かしてフレーミング動作が行われる。
ここで、前記ビデオカメラ9による撮影結果は、TVモニタ7に写し出されるようになっており、このTVモニタ7を目視しながらオペレータが正規位置にオートフレーミングされたことを確認して操作部36のシャッターボタンを操作すると、そのときの画面(静止画)が画像処理装置6にフリーズされる。
そして、フリーズさせた静止画をモニタ表示で確認し、目つぶりなどの不備がないことを確認すると、オペレータは操作部36の確認ボタンを操作する。すると、画像処理装置6のフレームメモリの顔画像データが、IDカード作成用の顔画像データとしてEWS2に転送される。
TVモニタ7に表示された画面によって目つぶりなどの不備が発見されたときには再度撮影を行って、所期の顔画像データが得られるまで撮影を繰り返すことになる。
ここで、画像処理装置6に複数枚のフレームメモリを備えるようにする一方、操作部36のシャッターボタン操作によって連続的に複数枚の撮影が行われるようにし、前記フレームメモリに蓄えられた複数の画像の中から、モニタ表示(インデックス表示又は1枚毎の切り換え表示)によって最適なものをオペレータが選択し、該選択された1つの画像のみをEWS2に出力させるようにしても良い。
ところで、前記図1に示すシステムでは、各IDカード作成端末1a,1bは、申請者の顔を直接ビデオカメラ9で撮影した結果をIDカードにプリントする構成となっているが、このように申請者の顔を直接撮影する代わりに、申請書に貼付される顔写真をビデオカメラで撮影し、該撮影結果を用いてIDカードに顔写真をプリントする作業を行わせる構成であっても良く、前述の直接撮影するタイプのIDカード作成装置と共に、申請書の貼付写真を撮影するタイプのIDカード作成装置を備えてネットワークを構築しても良い。
図3には、IDカード作成プリンタ8の構成例を示してある。
図3において、IDカードのカード材料が、カードカセット71に収納されており、該カードカセット71から1枚ずつ取り出されたカード材料は、各色(イエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックB)のプリント部72a〜72dで、順次色別のプリントがなされ、イエローY,マゼンタM,シアンCのプリントを重ねることで、IDカードの顔写真等の部分のカラープリントを可能としており、また、最後に住所,氏名などの文字情報がブラックBでプリントされる。
尚、前記イエローY,マゼンタM,シアンCによるカラープリントを可能にするため、レッドR,グリーンG,ブルーBの3原色信号として読み取られた顔画像データは、前記イエローY,マゼンタM,シアンCの濃度情報に変換されるようにしてある。
また、前記イエローY,マゼンタM,シアンCのカラープリント部72a〜72cは、昇華インク型プリンタを用いており、また、ブラックBのプリント部72dは、前記昇華インク型プリンタに対して一般にプリント速度の早い溶融インク型プリンタを用いている。
顔写真を含む必要事項のプリントを終えたカード材料は、ホットスタンプ部73に送られ、ここでホットスタンプが施された後、UV塗布部74で紫外線硬化樹脂の塗布が施され、続いてUV光照射部75で紫外線を照射して硬化させてコーティングを施し、IDカードの作成が終了する。
ここで、前記IDカード作成システム及びIDカード作成装置による処理の流れを説明する。
まず、IDカードの申請者は、更新窓口でIDカード発行の登録手続きを行う。具体的には、必要事項(住所,氏名,生年月日など)を記載し、また、顔写真を貼付した申請書を、旧のIDカードと共に更新窓口に提出する。
更新窓口では、前記申請書に記載されたID番号をキーボードから入力し、又は、旧のIDカードのID番号をOCRで読み取らせて、ID番号をホストコンピュータ11に送る。そして、ホストコンピュータ11から前記ID番号に対応するデータとして転送されてきたID情報(ID番号に対応するIDカード上への記録情報)を、申請書上にプリントさせる。
前記ID情報の申請書上へのプリントは、IDカードの記録フォーマットに合わせることが好ましく、これにより、申請者は登録内容の確認が容易に行える。申請書上へのID番号の記録は、後で行われるOCR読取りが容易となるように、OCRフォントとすることが好ましい。
尚、IDカードの新規申請者の場合や住所変更などがある更新申請者の場合には、申請書に記載された事項(住所,氏名,生年月日など)を、オペレータがキーボード操作によってホストコンピュータ11に新規登録又は更新登録し、また、新規登録者に対応するID番号の設定を行う。
ここで、申請者の氏名等に欠字(コード化されていない特殊文字)が含まれている場合には、前記欠字入力装置23によって欠字のイメージデータを入力する。入力された欠字情報は、図1のEWS2或いはホストコンピュータ11のシステム14,15に記憶しておけば良い。欠字入力装置23をイメージスキャナとする場合には、欠字は手書きで用紙に記入させるが、申請書が前記用紙を兼ねるようにしても良い。
尚、欠字イメージデータに、その欠字を必要とする被証明者の証明番号を併せて記憶させておくと混乱を防止できる。
前記更新窓口での手続きを終えた申請者は、IDカード作成装置に移動し、オペレータに申請書を手渡す。このとき、申請者が多数の場合には、各装置1a,1bに申請者を振り分けるようにすれば良く、これによって、IDカードの作成作業をデータベースを共用しながら並列的に実行させることができる。
オペレータは、申請書スキャナ5に申請書をセットし、これにより、申請書は順次自動搬送され、ID番号の認識,申請書イメージデータの読取りが行われる。
申請書から認識されたID番号はEWS2に送られ、EWS2を介してホストコンピュータ11にID情報の照会がなされる。そして、ホストコンピュータ11から転送されるID情報は、EWS2が管理するHDD32に記憶される。
また、申請書スキャナ5で読み取られた申請書のイメージデータは、ID番号が付されてやはりEWS2が管理するHDD32に記憶される。
尚、申請書スキャナ5にデータ圧縮機能を持たせ、申請書のイメージデータを圧縮した後にHDD32に記憶させるようにしても良い。
一方、撮影ブースに移動した申請者は、ビデオカメラ9による顔の撮影を受け、顔画像データは画像処理装置6を介してEWS2が管理するHDD32に記憶される。
HDD32上で、ID情報とこれに対応する顔画像データとが揃うと、IDカード作成プリンタ8がプリント可能な状態の時に、EWS2からIDカード作成プリンタ8に対して前記ID情報と顔画像データとを対として転送し、IDカードのプリントを行わせる。
一方、HDD32に記憶されている顔画像データ,申請書イメージデータ,ID情報(ID番号に対応する)は、ID番号を検索情報としてEWS2の空き時間にホストコンピュータ11にファイリングデータとして転送される。
尚、ホストコンピュータ11に転送される顔画像データについては、圧縮処理をEWS2で施してから転送させるようにしても良い。
ここで、前記システムで作成されるIDカードの例として学生証のフォーマット例を図4に示してある。
図4に示す学生証は、特定大学の学生証であることを示す欄A、氏名欄B、生年月日欄B−1、住所欄C、有効期限欄D、各種条件記載欄E、取得講座記載欄F、特別待遇生であるか否かを(特別待遇)示すマーク欄G、顔写真欄H、発行日欄I、認証印欄J、学生番号欄Kなどからなっており、裏面は空欄となっている。尚、条件記載欄Eは、例えば取得講座の英会話において、午後の講座のみが受講可能な場合に、「英会話は午後コース」と印字しておくようになっており、前記有効期限欄Dは、所定のベース色上に重ねて印字されるようになっている。
ここで、前記住所欄Cは、一般的な住所に関しては全てかかる欄に記載できるようにその長さが設定されている。しかしながら、前述した新規登録時には、たとえ前記住所欄Cに収まらないような長い住所の場合(例えば最大登録可能文字数40)であっても、それを受け付け、住所の全てをコード化(欠字はイメージデータとして)してホストコンピュータ11に登録するようになっている。
従って、前記学生証の作成時に、ID番号(学生番号)から読み出された住所が前記住所欄C(例えば60mm,21文字)に収まらないような長さの場合(住所欄Cの文字数21よりも記憶文字数が多い場合)には、かかる住所の情報をIDカード作成プリンタ8に与えても、欄Cに収まる範囲の住所のみが記載されることになってしまい、別途オペレータが手書きで住所の未記載部分を記載するなどの手間がかかることになる。
そこで、本実施例の前記EWS2では、ホストコンピュータ11から送られてきた住所の情報(文字情報)を標準の印字フォーマットに基づいて印字させたときの印字長さと、学生証(IDカード)上の住所欄C(文字情報の印字領域)の大きさとを比較し、住所欄Cにそのままでは収まらないような長い住所である場合には、以下のような複数の特殊印字フォーマットの中の少なくとも1つを実行して、住所の記載が不備とならないようにする。
尚、前記住所の記載不備とは、例えば「鹿児島県霧島郡十一ガ里町大字別天地字つじの浦1302」という住所が「鹿児島県霧島郡十一ガ里町大字別天地字つじ」と印字されるような場合を言う。
(1)都道府県名を省略して印字させる(大字(おおあざ),字(あざ)を省略しても良い。)。
(例)記憶データ:鹿児島県霧島郡十一ガ里町大字別天地字つじの浦1302
印字:霧島郡十一ガ里町大字別天地字つじの浦1302
記憶データ:鹿児島県霧島郡十一ガ里町大字別天地字つじの浦1302
印字:鹿児島県霧島郡十一ガ里町別天地つじの浦1302
(2)住所の先頭側から順次印字文字の大きさを半角に(縮小)する。
(但し、都道府県名,市区町村名,丁目等をコードから判別し、これらの住所の区切りを単位として縮小を行わせる。)
(例)図5参照
(3)文字情報の後半を2列に印字させる。
(例)図6参照
(4)住所に含まれる「丁目」の文字をハイフン記号に変換し、「番地」の文字を省略して印字させる。
(例)記憶データ:鹿児島県霧島郡十一ガ里町大字別天地字美里5丁目3番地
印字:鹿児島県霧島郡十一ガ里町別天地美里5−3
(5)表面の欄に収まらない住所の後半部分を、裏面に印字させる。尚、裏面印字を行う場合には、表面に印字した住所の末尾に裏面に続くことを示すマークを印字させたり、例えば条件記載欄Eの空白部分などに「裏面記載有り」の印字を行わせるようにすると良い。
(例)図7参照
(6)住所の省略・縮小処理を施して尚且つ表面の欄に収まらない住所を裏面に印字させる。
(例)図8参照
尚、図8に示す例は、県名を省略しても表面に収まらない住所の後半部分を裏面に印字させるようにしてある。
ここで、上記(1)〜(6)の印字フォーマットの中で優先順位を決定し、優先順位の高いものから順次印字フォーマットの変更をEWS2内で行わせてみて、より省略,縮小,置換を多く行わせる印字フォーマットに移行させ、それでも、全ての住所の住所欄Cへの印字が不可能である場合に、記載領域の変更((3)2段化又は(5)、(6)の裏面への記載)を行わせるようにすると良い。但し、前記優先順位や実際に行わせる処理を任意に選択できるようにすると良い。また、拡大,縮小処理の判断は、前記EWS2で行わせ、実際の拡大,縮小処理はプリンタ8で行わせる方が、全体の処理速度を向上できる。
ところで、上記では、住所が長く住所欄Cに収まらない場合の処置について述べたが、住所が短い場合には、住所欄C内に収まり、然も、余裕が生じる場合がある。一方、ホストコンピュータ11への住所の登録時には、「マンション」などの文字を予め半角などの縮小処理を施して登録し、住所欄Cに住所が収まるような配慮をする場合がある。ここで、上記のように住所欄Cに余裕があると判断される場合には、前述のように予め半角文字として記憶されている「マンション」などの文字を全角に拡大して表示させるようにすれば、より見やすい住所印字となって好ましい。
また、前記(5)、(6)の印字フォーマットに従って裏面に住所の後半を印字させる場合には、予め裏面で住所の記載用として予定する領域を、表面と同じ材質にしておくことが好ましい。即ち、裏面が後からの手書き用に普通紙を貼付して形成される場合には、かかる紙質部を一部除去して表面と同じベース材を露出させ、この部分を住所記録の予備部として設定しておき、熱溶融印字又は熱昇華印字によって表面に印字できなかった住所の後半部分を印字させるようにする。
更に、表面は前述のように印字後にコーティングが施されるが、裏面にはコーティングが行われるようになっていないので、裏面の住所印字に重ねて印を押しておいたり、透明なシールを印字部に貼ったりして、変造等の回避を図ることが好ましく、前記裏面への押印又はシール貼付は、人手によって行わせても良いが自動化も可能である。
また、裏面への住所印字に対応すべく、予めIDカード作成プリンタ8が両面プリント機能を有している場合には、IDカードの発行元,学生係,受講講座の電話番号などを印字させるようにしても良い。
両面プリントを可能にするには、図9に示すように、IDカードの搬送経路を挟んで両側に印字ヘッドを配設したり、また、図10に示すように、一度印字ヘッド部を通過したIDカードをUターンさせて印字ヘッドに戻し裏面印字を行わせるようにしても良い。更に、図11に示すように、一度印字ヘッド部を通過したIDカードを、搬送方向に平行な軸周りに回転させて裏を向かせてから印字ヘッドに戻して裏面の印字を行わせるても良く、また、図12に示すように、2つの印字ヘッドを搬送方向の一方側に並べて配置し、先の印字ヘッドを通過したIDカードを裏返してから次の印字ヘッドに送り込むようにしても良い。
次に、前記学生証に記載される住所,氏名など情報を含む各学生のID情報を記憶する場合のデータ記憶フォーマットの例を図13に従って説明する。
前記データ記憶フォーマットは、大きくは制御情報,コード情報,欠字情報に分かれている。図13の右欄の( )内は領域の大きさを示し、( )の左側の文字×はデータが文字であることを、( )の左側の文字が9であるときには数字を意味している。
前記制御情報としては、コード情報のデータ桁数,欠字情報のデータ桁数,IDカード(学生証)の発行の有無,欠字の有無の情報がそれぞれ個別に記憶されるようになっており、更に、予備の記憶領域も確保されている。
また、コード情報としては、学生番号,生年月日,学生証の発行年月日,有効期限,氏名,住所,条件,取得講座,特別待遇の有無が記憶され、かかるコード情報にも予備の記憶領域が確保されている。
次に、イメージデータとして記憶される欠字情報は、当該欠字が対応する項目(氏名,住所のいずれか、氏名の場合は「1」、住所の場合は「2」)を示す欠字該当項目データと、項目(氏名,住所のいずれか)内で欠字が発生している位置を示す欠字該当項目内発生位置データとによって、欠字イメージの入るべき位置が特定されるようになっている。
更に、イメージデータの読取りサイズ(ドット数)とカード上への印字サイズ(印字ドット)との整合が取れるように、イメージデータのサイズをカラム数とライン数とで示して記憶させるようになっている。
ここで、整合を行うのは、窓口のEWSやホストコンピュータで行っても良いし、IDカード作成システムのEWSで行っても良い。窓口のEWSやホストコンピュータで予め文字整合を行っておいた方が情報伝送が楽になって好ましい。
上記の欠字情報を用いた欠字プリントの様子を以下に説明する。
まず、図13の記憶フォーマットの制御情報を読み取って、欠字の有無を検出し、もし欠字が存在する場合は、記憶フォーマットには欠字情報が存在していることになる。
次に、コード情報から、印字すべき文字をコードで読取り対応したフォントデータをフォントデータファイルから取り出して図示しない文字メモリに格納する。
コードの中に欠字に対応するコードを検出した場合、この欠字を検出した項目(この実施例では、住所,氏名)と欠字発生位置データに対応して(欠字情報のデータには、欠字の存在する項目と、その項目内の欠字発生位置が区分データに記憶されている)、欠字情報の中から前記欠字発生項目及び発生位置と一致する欠字のイメージ情報を選択して、ドット情報で記憶されているイメージデータを文字メモリに記憶する。
欠字のない場合は、制御情報を読み込んだ段階で、欠字がないことが分かるので、すぐにコードデータを読み出しコードに対応する文字フォントを文字メモリに格納することができる。
ここで、万一制御情報の欠字の有無とコード情報内の欠字コードの位置と欠字情報の区分データ内の情報とが対応しあわない場合は、エラー発生と見做し、例えば、その旨を作業者に報知し、一旦スペースとして空欄のままコーティング工程を行わないで外に出し、後で手書きによる追記を行うようにすることもできる。
読み出された欠字のイメージデータは、フォーマット情報で指定されたドット数に拡大,縮小され、出来たイメージデータを文字メモリに格納する。
ところで、図4に示すような学生証においては、カラーの顔写真については、前述のように昇華インク型プリンタでプリントさせ、住所,氏名などの文字情報は印字速度の早い溶融インク型プリンタで行われることが好ましいが、認証印についてもイメージデータを用いてプリントさせる場合には、昇華インク型プリンタでプリントさせた方が良い。
これは、昇華インク型のプリンタの方が細線をプリントできて偽造防止に役立ち、また、朱色の再現性が良いなどの理由に因る。
しかしながら、昇華インク型プリンタはプリント速度が遅く(5〜10倍遅い)、昇華インク型プリンタを用いてプリントするIDカード上の範囲(プリント搬送方向における昇華インク型プリンタによるプリント幅)はなるべく短い方が良い。
本実施例の場合、図4に示すような学生証を、図で左右方向に送ってプリントを行わせる構成であるから、顔写真の左右位置に認証印をプリントする構成であると、それだけ搬送方向で昇華インク型プリンタを用いる範囲が広くなってしまう。
これに対し、図4に示すように顔写真の下側に認証印をプリントさせる構成であれば、顔写真のプリントライン内で認証印のプリントを同時に行えることになり、実質的には、顔写真のプリントにのみ昇華インク型プリンタを用いた場合と同じ時間でプリントを行わせることが可能であり、昇華インク型プリンタを用いてプリントする時間、引いては、IDカードの作成時間を短縮できることになる。
また、認証印をイメージデータとしてプリントさせる場合には、同じくイメージデータとして処理される顔写真に対する重ね合わせもでき、例えば認証印を重ねる部分の顔画像データを抜き、そこに認証印のイメージデータを嵌め込むようにすれば良い。ここで、顔写真のイメージデータを記憶させるためのフレームメモリに認証印のイメージデータを一緒に記憶させる場合において、前述のように、上下に長い顔写真の下側に認証印を印字させる構成とすれば、顔写真と認証印とを含む大きさのフレームメモリを設定するに当たって、認証印の形状が縦長でない場合には、空白部分が少ないだけ側面に認証印を印字させる場合に比べてメモリ要領を節約できる。
前記認証印は、予めベースのカードに印刷しておいても良いが、発行されるIDカードに公信力を生じさせる重要な記載内容であるため、特定の者のみが前記認証印のプリント動作を実行させることができるようにすることが好ましい。
かかる認証印プリントの管理を行うシステムの例を図14に示してある。
この図14で、比較回路101(識別データ判別手段)は、図示しないキーボード(識別データ入力手段)を介して入力される識別データとしての暗証番号を読み込み、予め回路内に設定されている番号との比較を行う。そして、暗証番号が、正規のものである場合には、認証印のイメージデータが格納されている記憶装置102をドライブさせ、記憶装置から読み出された認証印のイメージデータを制御回路103(図1におけるEWS2)に出力する。制御回路103(認証印記載手段)は、別途入力される顔のイメージデータや文字情報(コードデータ)を前記認証印のイメージデータと組み合わせてプリンタ104に出力する。
従って、正規の暗証番号が入力されない場合には、認証印のイメージデータをプリンタ104に出力することができず、以て、暗証番号を知らない者が操作しても認証印がプリントされたカードを作成することはできないようになっている。
上記説明では、認証印をイメージデータとしてプリンタにより記載する構成を述べたが、エンボス加工等によってドラム上に形成した認証印により、機械的に押印させる構成であっても良く、かかる機械式の押印を、カードの裏面に住所を記載したときにかかる住所部分に重ねて行わせるようにしても良い。
また、ホログラムシートの貼付を認証印の代わりにしても良く、この場合に、前記ホログラムシートにID番号(学生番号)を印字させておいても良い。
ところで、本実施例の学生証では、図4に示したように、授業料免除や授業料半額などの特典を有する特別待遇生であるか否かを表示するようになっている。ここで、前記特別待遇生に対して、学生証の有効期限を一般学生に比べて例えば2倍に延長する特典を、前記授業料の減免と共に、又は、授業料減免に代えて設定する構成であっても良い。
上記の特別待遇生として扱うか否かは、その学生の過去の成績や出席率や研究発表などのデータを評価して行われることになるが、学生証の発行段階でかかる評価の結果をオペレータがその都度確認し、有効期限の設定や特別待遇生の印字設定を行うことは煩雑である。
特に、特別待遇生の特典を付与すべきか否かの評価が下っていない場合には、その学生の過去の成績や出席率や研究発表などのデータをホストコンピュータのデータベースから読み出し、該データベースの情報から特別待遇生の特典を付与できるか否かをオペレータが判断する必要が生じ、学生証の作成処理が滞ってしまうことになる。
そこで、ホストコンピュータ11から氏名や住所などの学生証に印字させる文字情報を読み出すときに、同時に、予めホストコンピュータ11に記憶されているその学生の過去の履歴を読み出し、所定の基準(例えばテストで全科目90点以上の成績であったとか、特別の研究成果を発表したとか、又は、構内で事故を起こしていないとか、授業の出席率が95%以上であるとか)から、特別待遇生としての特典を付与できるか否かをEWS2で判断させる。
そして、特別待遇生としての特典を付与できると判断された場合には、自動的にその学生証に印字されるべき有効期限を特別待遇生用の延長された期限に変更し、また、特別待遇生の印字データの出力を行う。
尚、有効期限の延長措置を行う場合には、かかる延長措置が一目で確認できるように、有効期限の文字情報が印字されるベース部分の色を、通常の有効期限とは異なる色とすることが好ましい。
かかるベース色の切り換えは、予めベース色が通常期限用の色(例えば青)に印刷されたカード材料と、特別有効期限用の色(例えば金や銀や朱色などの通常色に比して目立つ色)に印刷されたカード素材との2種類を用意しておき、プリンタ8でカードを印字させる際に、この2種類のカードの中からEWS2の指示に従って選択して印字させるようにすることができる。
この場合は、図3のプリンタ8のカードカセット71は、ベース色の異なる2種のカードをストックしたカートリッジを2つ設け、切り換え可能に供給できるようにすれば良い。
また、有効期限が印字される欄に何も色を印刷していないベース素材を用意しておき、EWS2からの指示に従って色を選択してべース色の印刷(昇華型或いは溶融型)を行い、続いて、前記ベース色の上に重ねて有効期限の文字情報を印字(溶融型)させるようにしても良い。
更に、特別待遇生の印字や有効期限の印字部に重ねて、ホログラムシートを貼付し、特別待遇生の虚偽表示を防止するようにしても良い。また、特別待遇生の印字も、黒ではなく、金や銀や朱色などの目立つ色を用いることが好ましい。
有効期限が延長される具体例としては、水泳指導者ライセンスにおいて過去4年間事故がない場合に、通常の2年の更新期間が4年に延長される特別優良指導者とする例がある。
また、本実施例では、当該被証明者の取得資格として、取得講座名を学生証に記載するようになっているが、その記載は、図15〜図17に示すように行われる。
取得講座記載欄Fは、図15〜図17に示すように、講座名を記載する欄を上下2段に備えて構成され、図15に示す例では、ホストコンピュータから送られて来たその学生の取得講座の名称を上段の左側から順次詰めて記載するようになっており、取得講座数が記載欄数に満たない場合には、空白のままとしてある。尚、上記構成における取得講座名の記載順は、あいうえお順又は取得時期順であっても良いし、ホストコンピュータにおける記録順に限らずに、EWS2内に順番を組み換えることも可能である。
また、図16及び図17に示す例は、講座名を記載する欄が予め講座毎に決められており、例えば英会話については上段の左から3番目、心理学については下段の左端を記載位置としてある。そして、ホストコンピュータから送られて来たその学生の取得講座に該当する講座名のみを、前記予め設定された記載欄に応じて記載してあり、図16に示す例では、取得講座以外の欄に×印を印字し、また、図17に示す例では、取得講座以外の欄を塗り潰して、取得講座名を際立たせて読取りを容易に行えるようにしてある。
図15に示す例では、全ての取得講座名が隣接して記載されることで、全体的な読取りが容易であり、また、図16又は図17に示す例では、講座名の記載欄が決まっているので、講座毎の取得の有無が容易に読み取れる。
更に、全ての講座名を列記し、各講座を取得しているか否かを各講座毎に隣接して設けた欄に対する「0」「1」の記載によって表すような構成に比べて、スペース効率を改善でき、また、2段形式にしても読取りが容易であり、更に、取得講座名のみが記載されることで誤読の発生も抑止できる。
また、本実施例の学生証では、図4に示すように、IDカードが特定大学の学生証であることを、カードに貼付したホログラムシート上の「・・大学学生証」の印字で示すようにしてある。
ここで、前記ホログラムシート上の「・・大学学生証」の印字は、予めシート上に印字させておいてもカードに貼付する構成としても良いが、カードにホログラムシートを貼付した後に、他の文字情報(住所,氏名など)と共に印字させる構成としても良い。
ホログラムシートの貼付においては、貼付後に高圧でプレスして接着を確実なものとすることが好ましいが、かかるプレス加工によってシートの周縁部に凹凸が生じるので、プレス加工後にサーマルヘッドで均しを行い、また、プレス加工後の文字プリントにおいては、例えばシート周縁から外側及び内側に所定幅の印字不可領域を設け(図18参照)、この領域内への印字を避けるようにすると良い。
更に、ホログラムシートを貼付した後で、シート上に文字を印字させる場合には、他の印字領域に比して印字温度を低下させてホログラムの変質を避けるようにすることが好ましい。尚、表面に関しては、印字後にUVコーティングが施されるので、前記印字温度の低下によって印字文字の付きが低下しても大きな支障となることはない。
本発明の実施例を示すシステムブロック図である。 IDカード作成端末の詳細な構成を示すブロック図である。 プリンタの構成例を示す縦断面図である。 IDカードとしての学生証の記載例を示す図である。 印字フォーマット変更の一例を示す図である。 印字フォーマット変更の一例を示す図である。 印字フォーマット変更の一例を示す図である。 印字フォーマット変更の一例を示す図である。 カードの両面印字の方法例を示す図である。 カードの両面印字の方法例を示す図である。 カードの両面印字の方法例を示す図である。 カードの両面印字の方法例を示す図である。 文字情報記憶のフォーマット例を示す図である。 暗証番号による認証印管理システムを示すブロック図である。 資格内容(取得講座)記載欄の記載例を示す図である。 資格内容(取得講座)記載欄の記載例を示す図である。 資格内容(取得講座)記載欄の記載例を示す図である。 ホログラムシートと印字不可領域との関係を示す図である。
符号の説明
1a,1b IDカード作成端末
2 エンジニアリングワークステーション
4 ID番号入力装置
5 申請書スキャナ
6 画像処理装置
7 TVモニタ
8 IDカード作成プリンタ
9 ビデオカメラ
10 オートフレーミング装置
11 ホストコンピュータ
12 ファイリング装置
13 集合型ディスク
32 HDD
101 比較回路
102 記憶装置
103 制御回路

Claims (9)

  1. コード化されたID情報に対応するフォントデータを読み出し、該フォントデータをカード面にプリントすることにより、ID情報がプリントされたIDカードを作成するIDカード作成システムにおいて、
    欠字コードが複数存在する場合に対応可能な様に、該複数の欠字コードを互いに識別可能にする欠字コード識別情報と、
    欠字コード識別情報に対応付けて欠字イメージデータを入力する欠字イメージデータ入力手段と、
    該欠字イメージデータ入力手段により入力された欠字コード識別情報に対応付けられた欠字イメージデータを記憶する欠字イメージデータ記憶手段と、
    コード化されたID情報から欠字コードを検出する欠字コード検出手段と、
    欠字コード検出手段により検出された欠字コードに対応する欠字コード識別情報から欠字イメージデータ記憶手段内の該当する欠字イメージデータを検索する欠字イメージデータ検索手段と、を有し、
    欠字コード検出手段により欠字コードが検出された場合には、欠字イメージデータ検索手段により検索された欠字イメージデータを欠字コードに対するフォントデータとしてカード面にプリントする、ことを特徴とするIDカード作成システム。
  2. 前記欠字コード識別情報が、欠字の発生位置を示す情報を有するものであることを特徴とする請求項1に記載のIDカード作成システム。
  3. 前記欠字コード識別情報は、さらに欠字の発生項目を示す情報を有するものであることを特徴とする請求項2に記載のIDカード作成システム。
  4. 前記欠字イメージデータのサイズを記憶する欠字イメージデータサイズ記憶手段を有することを特徴とする請求項1に記載のIDカード作成システム。
  5. コード化されたID情報に対応するフォントデータを読み出し、該フォントデータをカード面にプリントすることにより、ID情報がプリントされたIDカードを作成するIDカード作成方法において、
    欠字コードが複数存在する場合に対応可能な様に、該複数の欠字コードを互いに識別可能にする欠字コード識別情報に対応付けて欠字イメージデータを入力し、
    入力された欠字コード識別情報に対応付けられた欠字イメージデータを記憶し、
    コード化されたID情報から欠字コードが検出されると、欠字コードに対応する欠字コード識別情報から該当する欠字イメージデータを前記記憶された欠字イメージデータの中から検索し、
    検索された欠字イメージデータを欠字コードに対するフォントデータとしてカード面にプリントする、ことを特徴とするIDカード作成方法。
  6. 前記欠字コード識別情報が、欠字の発生位置を示すものであることを特徴とする請求項5に記載のIDカード作成方法。
  7. 前記欠字コード識別情報は、さらに欠字の発生項目を示すものであることを特徴とする請求項6に記載のIDカード作成方法。
  8. 前記欠字イメージデータを記憶する際に、欠字イメージデータのサイズも記憶することを特徴とする請求項5に記載のIDカード作成方法。
  9. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のIDカード作成システム、または、請求項5〜8のいずれか1項に記載のIDカード作成方法により、作成されることを特徴とするIDカード。
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