JP2005218731A - 床ずれ防止マット - Google Patents

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Abstract

【課題】床ずれ防止効果が高く、構造が簡単で使い心地が良好な床ずれ防止マットを提供すること。
【解決手段】表面に突設した多数のエアセルにより人体を支持可能とするとともに、隣接するエアセルを交互に膨縮可能とした床ずれ防止マットであって、互いに連通するとともに、第1連結部を介して第1のエア流路にそれぞれ連通する多数のエアセルを四方へ一つ置きに配設した下部シートユニットと、この下部シートユニットの各エアセルに対応する位置にそれぞれ孔部を設けるとともに、各孔部の隣接位置に、それぞれ第2連結部を介して第2のエア流路と連通するエアセルを設けた上部シートユニットとを、この上部シートユニットの孔部に前記下部シートユニットのエアセルを挿通して上下重合した。
【選択図】 図5

Description

この発明は、床ずれ防止マットに関するものである。
ベッド上で長期療養の必要がある病人や老人が、所謂床ずれを引き起こすことのないように種々の床ずれ防止マットが提案されている。
この種の床ずれ防止マットの1つとして、本出願人は、表面に突設した多数の矩形箱型に形成したエアセルにより人体を支持可能とするとともに、隣接するエアセルを交互に膨縮可能とし、さらに、前記エアセルを成型材により形成して、膨張させるための給気時間を短縮可能とし、かつ排気時の型くずれ量を低減したものを提案した(特許文献1を参照。)。
これは、図10に示すように、第1の給排パイプ100と連通した第1のエアセル群110と、第2の給排パイプ200に連通した第2のエアセル群210とからなるエアセル群とを備え、第1のエアセル群110と第2のエアセル群210とに交互にエアを給排して使用者の身体の一箇所に荷重が集中することを防止して床ずれを防止している。なお、図中、300は前記第1の給排パイプ100及び第2の給排パイプ200に流路切換弁400を介して連通する給気ポンプ、500はこの給気ポンプ300と前記流路切換弁400とを連通連結したパイプである。
また、前記流路切換弁400は、15〜20分程度で予め設定された所定時間ごとに流路切換動作を行うように図示しない制御装置により制御可能とするとともに、前記給気ポンプ300から送気されるエアを遮断した場合は、同時に遮断した下流側のエア流路を大気開放するように構成している。
かかる構成により、給気ポンプ300を駆動すると、第1のエアセル群110と第2のエアセル群210とにエアが交互に充填され、エアが充填されていない場合(図10において表示したエアセルのうち白抜きされたもの)は使用者の体重が加わって萎み、エアが充填された場合は膨張するという変化を繰り返す。しかも、エアセルが箱型矩形形状なので腰があり、排気時の型崩れによる床着き現象を防止し、使用者の身体を保持していたエアセルが排気されて萎むときに、隣接するエアセルは給気されると瞬時に膨張して身体を保持するので、身体の上下動などを引き起こすことがない。
特開2003−159286号公報
しかし、上記構成の床ずれ防止マットは、第1のエアセル群110を構成する各エアセル111、第2のエアセル群210を構成する各エアセル211の相互の連結方向は、図示するように、それぞれ使用者の身体に対して斜めになっていた。すなわち、第1の給排パイプ100と直接連通したエアセル111aと、第2の給排パイプ200に直接連通したエアセル211aに対して斜め方向に連通連結していた。
したがって、身体を支持していた1つのエアセル111(211)について見ると、体重がかかるとエアが抜ける方向は二方向のみであり、しかも腰が強いので収縮して萎むまでに時間がかかるとともに、身体に斜め方向にエアが抜けて順次萎んでゆく感覚が伝わってしまい、エアセル111(211)の膨縮が2系統で交互に繰り返されるときに、身体を預けるマットとしての安定感に欠け、心地良さを損なうおそれがあった。
また、床ずれ防止マットを一つの成形型で形成しようとすると、型費に要するコストが大きくなり過ぎるため、ユニット化した小型の低コストで小型のマットユニット600を形成し、これを必要個数連結して所望する大きさの床ずれ防止マットとすることが望ましいが、前述した従来の構造では、図示するように、第1の給排パイプ100や第2の給排パイプ200との連結部700をマットユニット600ごとに複数個設ける必要があり、マットユニット600の構造が複雑化するとともに、これらの連結にも手間がかかるものとなっていた。
そこで、本発明では、上記課題を解決することのできる床ずれ防止マットを提供することを目的としている。
請求項1記載の本発明では、表面に突設した多数のエアセルにより人体を支持可能とするとともに、隣接するエアセルを交互に膨縮可能とした床ずれ防止マットであって、互いに連通するとともに、第1連結部を介して第1のエア流路にそれぞれ連通する多数のエアセルを四方へ一つ置きに配設した下部シートユニットと、この下部シートユニットの各エアセルに対応する位置にそれぞれ孔部を設けるとともに、各孔部の隣接位置に、それぞれ第2連結部を介して第2のエア流路と連通するエアセルを設けた上部シートユニットとを、この上部シートユニットの孔部に前記下部シートユニットのエアセルを挿通して上下重合した。
請求項2記載の本発明では、前記エアセルの中途部に括れを形成した。
請求項3記載の本発明では、前記下部シートユニットを、下面が開口するエアセルを突設した下部主シートと、前記エアセルの各下面開口部を塞ぐと共に、各エアセル同士を連通する連通溝を形成した下部副シートとを重合して形成し、前記上部シートユニットを、下面が開口するエアセル及びエアセル同士を連通する連通部を突設するとともに孔部を形成した上部主シートと、前記エアセル及び連通部の下面開口部を塞ぐとともに、前記孔部と対応する孔部を形成した上部副シートとを重合して形成した。
請求項4記載の本発明では、前記下部シートユニットと前記上部シートユニットとを下重合して構成したマットユニットを、平面方向に複数個連結した。
(1)請求項1記載の本発明では、表面に突設した多数のエアセルにより人体を支持可能とするとともに、隣接するエアセルを交互に膨縮可能とした床ずれ防止マットであって、互いに連通するとともに、第1連結部を介して第1のエア流路にそれぞれ連通する多数のエアセルを四方へ一つ置きに配設した下部シートユニットと、この下部シートユニットの各エアセルに対応する位置にそれぞれ孔部を設けるとともに、各孔部の隣接位置に、それぞれ第2連結部を介して第2のエア流路と連通するエアセルを設けた上部シートユニットとを、この上部シートユニットの孔部に前記下部シートユニットのエアセルを挿通して上下重合した。
したがって、身体を支持していたエアセルに体重がかかってエアが抜ける場合、四方向からエアが放射状に抜けて即座に収縮して萎む構成となり、かかる構成とすることによって、エアセルの膨縮が隣接するエアセル間で2系統で交互に繰り返されるときに、身体を支持する個所が円滑に変わるので、心地良く使用しながら床ずれ防止が図れる。また、エアセルが破損などしてもシートユニット単位で修理若しくは交換などができるのでメンテナンスが容易となる。
(2)請求項2記載の本発明では、前記エアセルの中途部に括れを形成したために、上記(1)の効果に加え、エアセル成形材料として薄いシートを用いても形崩れしにくくなり、所謂床付きを起こしにくくなる。
(3)請求項3記載の本発明では、前記下部シートユニットを、下面が開口するエアセルを突設した下部主シートと、前記エアセルの各下面開口部を塞ぐと共に、各エアセル同士を連通する連通溝を形成した下部副シートとを重合して形成し、前記上部シートユニットを、下面が開口するエアセル及びエアセル同士を連通する連通部を突設するとともに孔部を形成した上部主シートと、前記エアセル及び連通部の下面開口部を塞ぐとともに、前記孔部と対応する孔部を形成した上部副シートとを重合して形成した。
したがって、請求項1又は2に記載されたエアが四方向に放射状に抜けるエアセルを有する床ずれ防止マットの成形が簡単になる。
(4)請求項4記載の本発明では、前記下部シートユニットと前記上部シートユニットとを下重合して構成したマットユニットを、平面方向に複数個連結したために、上記(1)〜(3)の効果に加え、小型のマットユニットであれば低コストで形成できることから、床ずれ防止マット全体としての製造コストを低減することができる。しかも、各マットユニットごとに第1のエア流路及び第2のエア流路との連結部を設けておくことで、マットユニットの連結が容易となる。さらに、エアセルが破損したりしても、マットユニット単位で交換できるのでメンテナンスも容易となる。
本発明は、表面に突設した多数のエアセルにより人体を支持可能とするとともに、隣接するエアセルを交互に膨縮可能とした床ずれ防止マットであって、互いに連通するとともに、第1連結部を介して第1のエア流路にそれぞれ連通する多数のエアセルを四方へ一つ置きに配設した下部シートユニットと、この下部シートユニットの各エアセルに対応する位置にそれぞれ孔部を設けるとともに、各孔部の隣接位置に、それぞれ第2連結部を介して第2のエア流路と連通するエアセルを設けた上部シートユニットとを、この上部シートユニットの孔部に前記下部シートユニットのエアセルを挿通して上下重合したものである。
上記構成とすることにより、エアセルが萎む場合はエアが四方に抜けることになり、ひとつのエアセルを見た場合、身体を支持していた当該エアセルに体重がかかってエアが抜ける時間が短くなり、第1のエア流路と第2のエア流路とによって隣接するエアセルにおける交互の膨縮が円滑に行われるようになって、使用感を向上することができる。
また、エアセルが破損などしてもシートユニット単位で修理若しくは交換などができるのでメンテナンスが容易となる。
前記エアセルの形状としては、釣鐘状としてもよいが、例えばエアセルの中途部に括れを形成することが好ましい。
すなわち、括れを設けることで、エアが抜けたときにエアセル全体が腰砕けのように萎むことが無く、前記括れが腰のように作用する。そして、この括れを境とした上部側が萎んだときには隣接する他のエアセルで身体を支持するので下側の形状は維持される。したがって、次にエアが充填されると短時間で膨らみ、身体を支持することができ、身体の上下動などを引き起こすことがなく、使い心地が良好と成る。
また、前記下部シートユニットを、下面が開口するエアセルを突設した下部主シートと、前記エアセルの各下面開口部を塞ぐと共に、各エアセル同士を連通する連通溝を形成した下部副シートとを重合して形成し、前記上部シートユニットを、下面が開口するエアセル及びエアセル同士を連通する連通部を突設するとともに孔部を形成した上部主シートと、前記エアセル及び連通部の下面開口部を塞ぐとともに、前記孔部と対応する孔部を形成した上部副シートとを重合して形成することができる。
すなわち、下部シートユニット及び上部シートユニットを、それぞれ一体成形した主シートと副シートとを互いに溶着などにより一体的に重合して成形するのである。かかる構成であれば、多数のエアセルとこれらを互いに連通する連通部などを同一のシート上に形成する必要はなく、主シートと副シートとに分離して成形できるので、下部シートユニット及び上部シートユニットを簡単に形成できる。
さらに、前記下部シートユニットと前記上部シートユニットとを上下重合して構成したマットユニットを、平面方向に複数個連結することができる。
すなわち、小型のマットユニットであれば低コストで形成できることから、床ずれ防止マット全体としての製造コストを低減することができ、連結する数を決めることで所望する大きさの床ずれ防止マットを構成することができる。しかも、前述したように、各マットユニットごとに第1のエア流路及び第2のエア流路との連結部(第1連結部、第2連結部)を設けているので、各マットユニットとエア流路とを直結すればよく、複数のマットユニットの連結が容易となる。さらに、エアセルが破損したりしても、マットユニット単位で交換できるのでメンテナンスも容易となる。
以下、本発明に係る床ずれ防止マットの具体的な実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係る床ずれ防止マットの使用状態を示す説明図、図2は同マットの平面視による説明図、図3は同マットの1ユニットを構成するマットユニットの下部シートユニットを示す平面図、図4は同マットユニットの上部シートユニットを示す平面図、図5は同マットユニットの構成を示す説明図、図6は下部シートユニットと上部シートユニットとの重合状態を示す説明図である。
本実施形態に係る床ずれ防止マットAは、長期療養などで寝たきり状態が長く続く病人や老人用として好適に用いることができ、図1に示すように、ベッドB上に載置して使用する。A1はマットカバー、Mは前記長期療養者などの使用者である。
本床ずれ防止マットAは、互いに連通するとともに、第1連結部となる第1ジョイント4を介して第1のエア流路を構成する第1エアパイプ11にそれぞれ連通する多数のエアセル1を四方へ一つ置きに配設した下部シートユニット10と、この下部シートユニット10の各エアセル1に対応する位置にそれぞれ孔部21を設けるとともに、各孔部21の隣接位置に、それぞれ第2連結部となる第2ジョイント5を介して第2のエア流路を構成する第2エアパイプ22と連通するエアセル2を設けた上部シートユニット20とを、この上部シートユニット20の孔部21に前記下部シートユニット10のエアセル1を挿通して上下重合してマットユニットaを構成し、このマットユニットaを平面方向に複数個連結して構成している。
なお、前記第1エアパイプ11及び第2エアパイプ22の始端は、それぞれ流路切換弁となる電磁弁V1〜V4を介して送気ポンプPに連通連結している(図7参照)。
従って、床ずれ防止マットAを平面的に見ると、見掛け上は多数のエアセル1(2)・・・が平面方向に格子状に多数並設されているようになる。
すなわち、図2に示すように、本実施形態に係る床ずれ防止マットAは、平面視で略正方形のマットユニットaを6個連結して構成しており、各マットユニットaは、図5及び図6に示すように、エアセル1を四方へ一つ置きに突設した下部シートユニット10と、同じくエアセル2を四方へ一つ置きに突設するとともに、前記エアセル1をそれぞれ挿通可能とした孔部21を設けた上部シートユニット20とを上下重合して構成している。3はマットユニットaの各辺に所定間隔をあけて設けた連結部である。
ここで、下部シートユニット10と上部シートユニット20とについて、より具体的に説明する。
下部シートユニット10は、図3及び図5に示すように、下面が開口するエアセル1を複数個四方へ一つ置きに突設した下部主シート10aと、前記エアセル1の各下面開口部を塞ぐとともに、各エアセル1同士を連通するための連通溝12を形成した下部副シート10bとを重合状態に溶着して形成している。
前記複数のエアセル1のうち、一辺側に位置する1個のエアセル1に第1ジョイント4を溶着などの方法により取付け、この第1ジョイント4を介して第1エアパイプ11と連通連結している。なお、図中、13は下部副シート10bに形成した各エアセル1の下面開口部にそれぞれ位置させた連通用凹部であり、この連通用凹部13同士を前記連通溝12を介して連通させることにより、エアセル1内部と前記連通溝12とが連通することになる。31は下部主シート10aと下部副シート10bの各辺に、それぞれ所定間隔をあけて複数個外方へ突設した三角形状の連結片であり、両連結片31,31が重合して連結部3を形成する。33は鳩目などの連結具を挿通する挿通孔である。
このように、互いに連通する複数のエアセル1を有する下部シートユニット10を、下部主シート10aと下部副シート10bとを重合し溶着することで比較的容易に形成することが可能となっている。
一方、上部シートユニット20は、図4及び図5に示すように、下面が開口するエアセル2及びこのエアセル2同士を連通する連通部23を突設するとともに孔部21を形成した上部主シート20aと、前記エアセル2及び連通部23の下面開口部を塞ぐとともに、前記孔部21と対応する孔部21’を形成した上部副シート20bとを重合状態に溶着して形成している。
前記孔部21は、前記下部シートユニット10に設けたエアセル1を挿通するものであり、各孔部21に隣接してエアセル2が配設されている。
また、これら複数のエアセル2のうち、隅部に位置する1個のエアセル2に第2ジョイント5を溶着などの方法により取付け、この第2ジョイント5を介して第2エアパイプ22と連通連結している。なお、図中、32は上部主シート20aと上部副シート20bの各辺に、それぞれ所定間隔をあけて複数個外方へ突設した三角形状の連結片であり、それぞれやはり挿通孔33を有し、両連結片32,32が重合して連結部3を形成して、前記下部シートユニット10の連結部3との間で連結可能となっている。
また、上記エアセル1,2は、図1、図5及び図6に示すように、高さ方向の中途位置に括れ6を形成し、この括れ6を境として胴部1a,2aと頭部1b,2bを有するこけしのような形状としている。
すなわち、本実施形態では、エアセル1,2を含むシート材料として、厚さ0.5mm程度のウレタン系ゴムを使用しており、比較的柔らかい材料で身体に優しく当接して使用感が良好であり、しかも、エアセル1,2に括れ6を設けたことで、この括れ6が腰となって全体の形崩れが起こり難くなり、所謂床付きを起こし難くなっている。
また、前記頭部1a,2aの頂部1c,2cは平面的に成形しており、使用者Mを支持する際にはしっかりと支持できるだけの当接面を確保している。
ここで、図7に示すブロック図を参照しながら床ずれ防止マットAの制御について説明する。
Pは下部シートユニット10の各エアセル1(以下「第1エアセル群」という)及び上部シートユニット20の各エアセル2(以下「第2エアセル群」という)に交互に給気する送気ポンプであり、流路切換弁としての第1給気用電磁弁V1及び第2給気用電磁弁V2を介して前記第1エアセル群及び第2エアセル群に連通連結している。
第1エアパイプ11に取付けられた第1給気用電磁弁V1の下流側には第1圧力センサS1が、第2エアパイプ22に取付けられた第2給気用電磁弁V2の下流側には第2圧力センサS2が取付けられている。また、前記第1給気用電磁弁V1と前記第1圧力センサS1との間には第1排気用電磁弁V3が、前記第2給気用電磁弁V2と前記第2圧力センサS2との間には、第2排気用電磁弁V4とが設けられている。
そして、前記各電磁弁V1〜V4及び前記各圧力センサS1,S2、及び送気ポンプPは制御部7により制御されており、第1、第2圧力センサS1,S2からのセンシング信号に基づいて、ポンプPの駆動・駆動停止及び各電磁弁V1〜V4の開閉を制御し、第1エアセル群と第2エアセル群とを交互に給排している。
Cは家庭用電源(交流100V)であり、前記送気ポンプPに給電するとともに、トランスTを介して前記制御部7に接続している。
上記構成により、ここでは、第1エアセル群と第2エアセル群とを2分間隔で膨張、収縮を交互に繰り返させている。
かかる制御により、使用者Mの身体の同一個所を2分間以上連続して圧迫することがなく、また、身体を保持する部分の入れ替わりも近接したところで四方へ一つ置きに行われるために体圧の変化を意識させることがなく、効果的な床ずれ防止を実現できる。
しかも、各エアセル1(2)は、放射状に4方向から排気されるので収縮の変移時間も短くなり、また、収縮するエアセル1(2)は括れ6を有するのでエアセル1(2)が腰砕けのように大きく形崩れしないので、使用者Mの身体を沈み込ませる、所謂床付きを防止して使用者Mに不快感を与えるおそれもない。
ところで、エアセル1(2)のより確実な形崩れ防止を図るために、図8に示すようにエアセル1(2)の括れ6に位置するように整板8を配設することもできる。
これは、エアセル1(2)が膨出したときの胴部1a(2a)や頭部1b(2b)よりも外形が小さく、括れ6よりも若干外形が大きなセル挿通孔81を格子状に多数形成したもので、エアセル1(2)の収縮時に前記セル挿通孔81から頭部1b(2b)を引出した状態で配設しておくとよい。かかる整板8を設けることで、エアセル1(2)の大きな形崩れを防止できる。
なお、本実施形態では、上記エアセル1,2を括れ6を有するものとして説明したが、本発明は、図9に示すように、括れ6のないブレットタイプの形状に適用可能であることは言うまでもない。
本実施形態に係る床ずれ防止マットの使用状態を示す説明図である。 同マットの平面視による説明図である。 同マットの下部シートユニットを示す平面図である。 同マットユニットの上部シートユニットを示す平面図である。 同マットユニットの構成を示す説明図である。 下部シートユニットと上部シートユニットとの重合状態を示す説明図である。 床ずれ防止マットのブロック図である。 整板の説明図である。 エアセルの変形例を示す説明図である。 従来の床ずれ防止マットの模式的説明図である。
符号の説明
A 床ずれ防止マット
a マットユニット
1 エアセル
2 エアセル
10 下部シートユニット
10a 下部主シート
10b 下部副シート
11 第1エアパイプ
20 上部シートユニット
20a 上部主シート
20b 上部副シート
22 第2エアパイプ

Claims (4)

  1. 表面に突設した多数のエアセルにより人体を支持可能とするとともに、隣接するエアセルを交互に膨縮可能とした床ずれ防止マットであって、
    互いに連通するとともに、第1連結部を介して第1のエア流路にそれぞれ連通する多数のエアセルを四方へ一つ置きに配設した下部シートユニットと、この下部シートユニットの各エアセルに対応する位置にそれぞれ孔部を設けるとともに、各孔部の隣接位置に、それぞれ第2連結部を介して第2のエア流路と連通するエアセルを設けた上部シートユニットとを、この上部シートユニットの孔部に前記下部シートユニットのエアセルを挿通して上下重合したことを特徴とする床ずれ防止マット。
  2. 前記エアセルの中途部に括れを形成したことを特徴とする請求項1記載の床ずれ防止マット。
  3. 前記下部シートユニットを、下面が開口するエアセルを突設した下部主シートと、前記エアセルの各下面開口部を塞ぐとともに、各エアセル同士を連通する連通溝を形成した下部副シートとを重合して形成し、
    前記上部シートユニットを、下面が開口するエアセル及びエアセル同士を連通する連通部を突設するとともに孔部を形成した上部主シートと、前記エアセル及び連通部の下面開口部を塞ぐとともに、前記孔部と対応する孔部を形成した上部副シートとを重合して形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の床ずれ防止マット。
  4. 前記下部シートユニットと前記上部シートユニットとを下重合して構成したマットユニットを、平面方向に複数個連結したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の床ずれ防止マット。
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