JP2005218712A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】予告演出の演出内容にバリエーションを持たせると共に、その予告演出の演出内容に囚われることなく遊技者に大当りへの期待を抱かせ、興趣の向上を図ることができる遊技機を提供する。
【解決手段】大当り予告を実行するか否かの予告判定が肯定判定された場合に、予告パターンYa又は予告パターンYbの何れかの予告パターンを決定する。そして、予告判定が肯定判定された入賞検知に基づく図柄組み合わせゲームを開始する際、大当り予告が予告パターンYaで実行されている場合には、リーチ演出を行わせる(ステップS56,S57)。一方で、大当り予告が予告パターンYbで実行されている場合には、リーチ判定の判定結果が肯定判定されたときにリーチ演出を行わせる(ステップS55〜S57)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、予告演出を行うことが可能な遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機では、複数回の図柄組み合わせゲームを跨いで予告演出を連続的に実行させる演出(以下、この演出を「連続予告」と示す)が行われている。連続予告は、大当り演出が行われる可能性がある図柄組み合わせゲームよりも前に行われる数回の図柄組み合わせゲームから、予告演出を1回の図柄組み合わせゲーム中に1回行い、当該予告演出を数回の図柄組み合わせゲームを跨いで連続させるものである。連続予告の出現により、遊技者は、大当りとなる期待感を複数回の図柄組み合わせゲームを跨いで持ち続けることができる。このような連続予告は、例えば、特許文献1に記載された発明で提案されている。
そして、特許文献1では、連続予告における興趣の向上を図るために、予告演出の演出内容にバリエーションを持たせている。具体的に言えば、予告演出として、予告A,B,C,D,Eの5種類を用意しておき、連続予告の実行を決定した場合には、5種類の予告A〜Eの中から予告演出の演出内容を選択決定するようになっている。このように構成された特許文献1では、選択決定される予告演出を異ならせることで、出現した予告演出の演出内容に応じて遊技者が抱く大当りへの期待度を異ならせることができるとされている。
特開2003−265710号公報(請求項1、段落番号[0184]〜[0185]、[0241]〜[0242]、図37)
ところで、特許文献1では、5種類の予告A〜Eが用意されているものの、これらの予告A〜Eは、はずれの場合と、はずれリーチの場合と、非確変図柄の大当りの場合と、確変図柄の大当りの場合とで選択率が異なるように事前に振分けられている。例えば、はずれの場合に連続予告の実行を決定したときには、予告A又は予告Bの中から予告演出の演出内容が決定されるようになっている。また、確変図柄の大当りの場合に連続予告の実行を決定したときには、予告C、予告D又は予告Eの中から予告演出の演出内容が決定されるようになっている。
そのため、予告演出の演出内容にバリエーションを持たせたとしても、前述のように複数種類の予告演出を振分けることによって、遊技に慣れてきた遊技者が予告演出の演出内容から大当りになる期待を抱ける場合と抱けない場合とを判断できてしまい、興醒めしてしまう虞がある。例えば、予告Aは、はずれとなる場合、又ははずれリーチとなる場合に選択決定されるように振分けられており、大当りとなる場合には選択決定されないようになっている。そのため、予告演出の演出内容が予告Aの場合には、はずれにしかならないため、大当りになる期待を抱くことができない。また、予告Bは、はずれとなる場合、はずれリーチとなる場合、又は非確変図柄の大当りとなる場合に選択決定されるように振分けられており、確変図柄の大当りとなる場合には選択決定されないようになっている。そのため、予告演出の演出内容が予告Bの場合には、最終的に大当りとなる場合であっても、確変図柄の大当りになる期待を抱くことができない。従って、特許文献1では、大当りへの期待を高めることができる予告演出の演出内容が制限されてしまうことから、大当りへの期待を効果的に高めているとは言い難い。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、予告演出の演出内容にバリエーションを持たせると共に、その予告演出の演出内容に囚われることなく遊技者に大当りへの期待を抱かせ、興趣の向上を図ることができる遊技機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、入賞検知手段による遊技球の入賞検知を契機に始動保留球の記憶数を記憶可能な保留球記憶手段と、複数種類の図柄を変動させて表示する図柄変動ゲームの開始時に、大当り判定の判定結果に基づき、前記図柄変動ゲームの演出内容を特定可能な演出パターンを複数種類の演出パターンの中から選択決定する演出パターン決定手段と、前記入賞検知を契機に、前記図柄変動ゲームにおいて予告演出を実行するか否かを判定する予告判定手段と、前記予告判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記予告演出の演出内容を特定可能な予告パターンを複数種類の予告パターンの中から選択決定する予告パターン決定手段と、前記予告判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記判定結果が肯定となった時点で前記保留球記憶手段に記憶されている始動保留球の記憶数に基づく図柄変動ゲームにおいて、前記予告演出を前記予告パターン決定手段が選択決定した予告パターンで実行させる予告制御手段とを備え、前記演出パターン決定手段は、前記予告判定手段が肯定判定した時の入賞検知に係る図柄変動ゲームが大当りとならず、当該図柄変動ゲームの演出パターンを決定する際、前記予告パターンが予め定めた第1の種類の予告パターンである場合にはリーチ演出が行われて最終的にはずれとなるリーチ演出パターンを選択決定し、前記予告パターンが前記第1の種類の予告パターンとは異なる第2の種類の予告パターンである場合には前記リーチ演出を行うか否かを判定するリーチ判定が肯定判定されたときに前記リーチ演出パターンを選択決定するように構成されたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記図柄変動ゲームの開始時に、前記図柄変動ゲームにおいて表示する表示図柄を複数種類の図柄の中から選択決定する図柄決定手段を備え、前記図柄決定手段は、前記予告判定手段が肯定判定した時の入賞検知に係る図柄変動ゲームに至る迄に実行される図柄変動ゲームの表示図柄を決定する際、前記予告パターンが前記第2の種類の予告パターンである場合には特定のはずれ図柄を選択決定するように構成されたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、前記演出パターン決定手段は、前記予告判定手段が肯定判定した時の入賞検知に係る図柄変動ゲームに至る迄に実行される前記図柄変動ゲームの演出パターンを決定する際、前記予告パターンが前記第2の種類の予告パターンである場合には前記リーチ演出を伴うことなくはずれとなるはずれ演出パターンを選択決定するように構成されたことを要旨とする。
本発明によれば、予告演出の演出内容にバリエーションを持たせると共に、その予告演出の演出内容に囚われることなく遊技者に大当りへの期待を抱かせ、興趣の向上を図ることができる。
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した一実施形態を図1〜図12に基づき説明する。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、各種遊技の状態(図柄変動、大当り遊技状態など)に応じて点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく遊技演出(発光演出)を行う枠ランプ16及び遊技盤ランプ17が設けられている。外枠11の下部(パチンコ機10の下部)には、前記遊技の状態に応じて各種音声を出力し、音声出力に基づく遊技演出(音声演出)を行うスピーカ18が配置されている。中枠12の下部には、下球皿19及び発射装置20が装着されている。
遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、液晶ディスプレイ型の可変表示器21を備えた表示装置22が配設されている。可変表示器21では、変動画像(又は画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。そして、可変表示器21では、表示演出に関連して、複数種類の図柄を複数列で変動させて表示する図柄組み合わせゲーム(図柄変動ゲーム)が行われるようになっている。本実施形態では、図柄組み合わせゲームで3列の図柄による組み合わせを導出し、該組み合わせを構成する各列の図柄の種類を0〜7の8種類の数字を模した図柄としている。
そして、遊技者は、可変表示器21に最終的に表示された図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。可変表示器21に表示された全列の図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([111][777]など)から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが大当りの組み合わせとなる。大当りの組み合わせが最終的(確定的)に表示された場合、遊技者には、大当り遊技状態(特別遊技状態)が付与される。また、可変表示器21に表示された全列の図柄が異なる種類の場合、又は1列の図柄がリーチを形成する図柄と異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ([234][122][767]など)からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄組み合わせがはずれの組み合わせとなる。本実施形態のパチンコ機10は、遊技者側から見て左列(左図柄)→右列(右図柄)→中列(中図柄)の順に図柄が表示されるようになっている。そして、表示された左図柄と右図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([1↓1]など、「↓」は変動中を示す)からリーチを認識できる。このリーチを認識できる図柄組み合わせがリーチの組み合わせとなる。
また、表示装置22の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動によって開閉動作を行う開閉羽根23を備えた始動入賞口24が配設されている。始動入賞口24の奥方には、入賞した遊技球を検知する始動口センサSE1(図3に示す)が設けられている。始動入賞口24は、遊技球の入賞検知を契機に、図柄組み合わせゲームの始動条件を付与し得る。本実施形態では、始動入賞口24及び始動口センサSE1によって入賞検知手段が構成されている。また、始動入賞口24の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動によって開閉動作を行う大入賞口扉25を備えた大入賞口26が配設されている。大入賞口26は、図柄組み合わせゲームによって導出され、最終的に表示された図柄組み合わせが大当りの組み合わせになったことに関連して大入賞口扉25が開閉動作し、開放又は閉鎖されるようになっている。そして、大当り遊技状態が付与されると、大入賞口扉25の開閉動作によって大入賞口26が開放されて遊技球が入賞可能となるため、遊技者は、多数の賞球が獲得できるチャンスを得ることができる。
また、表示装置22には、機内部(保留球記憶手段としてのRAM30c)で記憶された始動保留球の記憶数(以下、「保留記憶数」と示す)に基づく保留中の図柄組み合わせゲームの回数を報知する保留球数表示器27が配設されている(図2参照)。保留記憶数は、始動入賞口24へ遊技球が入賞すると1加算(+1)され、図柄組み合わせゲームの開始によって1減算(−1)され、図柄組み合わせゲーム中に始動入賞口24へ遊技球が入賞すると保留記憶数は更に加算されて所定の上限数(本実施形態では4)まで累積される。保留球数表示器27は、保留1ランプ27a、保留2ランプ27b、保留3ランプ27c及び保留4ランプ27dからなる複数(4個)の発光手段で構成されている。例えば、保留1ランプ27aのみが点灯している場合には1回の図柄組み合わせゲームが保留中(保留記憶数=1)であることを報知している。
また、本実施形態のパチンコ機10では、大当り予告(予告演出)が実行されるようになっている。大当り予告は、図柄組み合わせゲームが大当りとなる可能性を示唆する演出である。そして、本実施形態のパチンコ機10では、大当り予告を、複数回の図柄組み合わせゲームを跨いで連続的に実行させるようになっている。以下、大当り予告を複数回の図柄組み合わせゲームを跨いで連続させる演出を「連続予告」という。この連続予告は、その出現から数回後の図柄組み合わせゲームにおいて大当りになる場合と、大当りにならないまま連続予告が終了し、はずれとなる場合とがある。以下、はずれとなる場合の連続予告を「ガセ連続予告」ともいう。
次に、パチンコ機10の制御構成を図3に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、パチンコ機10全体を制御する主制御基板(メイン制御手段)30が装着されている。主制御基板30は、遊技機全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを演算処理する。そして、主制御基板30は、制御コマンドを所定の制御信号として出力する。また、機裏側には、演出制御基板(サブ制御手段)31が装着されている。演出制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、可変表示器21の表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像)を制御すると共に、枠ランプ16、遊技盤ランプ17及び保留球数表示器27の発光態様(点灯(点滅)/消灯のタイミングなど)を制御する。さらに、演出制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、スピーカ18の音声出力態様(音声出力のタイミングなど)を制御する。
以下、主制御基板30と演出制御基板31の具体的な構成を説明する。
主制御基板30は、メインCPU30aを備えており、該メインCPU30aにはROM30b及びRAM30cが接続されている。メインCPU30aは、大当り判定用乱数、リーチ判定用乱数、演出パターン振分乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新し、更新後の値をRAM30cの設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。ROM30bには、パチンコ機10全体を制御するための主制御プログラムや、複数種類の演出パターンが記憶されている。ROM30bは、複数種類の演出パターンを記憶する演出パターン記憶手段となる。演出パターンは、パチンコ機10で行われる遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンを示すものである。この演出パターンによって、図柄組み合わせゲームの演出内容が特定されるようになっている。そして、演出パターンには、当該演出パターン毎に、図柄の変動開始(図柄組み合わせゲームの開始)から全列の図柄が停止(図柄組み合わせゲームが終了)する迄の演出時間(変動時間)が定められている。
複数種類の演出パターンは、大当り演出用、はずれリーチ演出用、及びはずれ演出用に分類された演出パターン振分テーブルに夫々振分けられている。そして、各テーブルに振分けられた演出パターンには、演出パターン振分乱数の値が対応付けられている。大当り演出は、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経て、最終的に大当りの組み合わせで表示されるように展開される演出である。はずれリーチ演出は、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経て、最終的にはずれの組み合わせで表示されるように展開される演出である。はずれ演出は、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経ることなく、最終的にはずれの組み合わせで表示されるように展開される演出である。また、リーチ演出は、リーチが形成(リーチの組み合わせが表示)されてから、大当りの組み合わせ又ははずれの組み合わせが表示される迄の間に行われる演出であり、1回の図柄組み合わせゲームにおける大当りか否か(当否)の可能性を示唆する演出である。そのため、リーチ演出が行われることにより、遊技者は大当りへの期待感を高めることとなる。以下、大当り演出用の演出パターン(大当り演出パターン)が振分けられた演出パターン振分テーブルを「大当りテーブル」と、はずれリーチ演出用の演出パターン(リーチ演出パターン)が振分けられた演出パターン振分テーブルを「リーチテーブル」と示す。また、はずれ演出用の演出パターン(はずれ演出パターン)が振分けられた演出パターン振分テーブルを「はずれテーブル」と示す。
また、ROM30bには、大当り予告の演出内容が特定される複数種類の予告パターンが記憶されている。本実施形態では、ROM30bに、2種類の予告パターンYaと予告パターンYbが記憶されている。予告パターンYaと予告パターンYbでは、特定される大当り予告の演出内容が異なっている。本実施形態では予告パターンYaが第1の種類の予告パターンとなり、予告パターンYbが第2の種類の予告パターンとなる。予告パターンYaでは、図柄変動の開始後、所定時間の経過時に、可変表示器21に予告キャラクタK(図11に示す)を登場させて大当り予告を実行させる演出内容が特定されるようになっている。一方で、予告パターンYbでは、図柄変動の開始後、所定時間の経過時に、遊技盤ランプ17を点滅(フラッシュ)させて大当り予告を実行させる演出内容が特定されるようになっている。
また、ROM30bには、大当り判定値(本実施形態では「7,13,29」)とリーチ判定値(本実施形態では「7」)が記憶されている。大当り判定値は、大当りか否かを判定する大当り判定を行う際に用いる判定値であり、大当り判定用乱数の取り得る値(本実施形態では「0〜946(全947通りの整数)」)の中から定められている。また、リーチ判定値は、リーチ演出を行うか否か判定するリーチ判定を行う際に用いる判定値であり、リーチ判定用乱数の取り得る値(本実施形態では「0〜12(全13通りの整数)」)の中から定められている。また、ROM30bには、予告判定値(本実施形態では「7,13,67,117」)が記憶されている。予告判定値は、大当り予告を実行するか否かを判定する予告判定を行う際に用いる判定値であり、大当り判定用乱数の取り得る値の中から定められている。本実施形態では、予告判定値「7,13,67,117」のうち、予告判定値「7,13」が大当り判定値(「7,13」)と同値に定められ、予告判定値「67,117」が大当り判定値とは異値に定められている。また、RAM30cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数の値など)が記憶(設定)されるようになっている。
次に、演出制御基板31について説明する。演出制御基板31は、サブCPU31aを備えており、該サブCPU31aにはROM31b及びRAM31cが接続されている。ROM31bには、大当り予告を含む遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)を制御するための演出制御プログラムと、演出実行データと、予告実行データとが記憶されている。RAM31cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されるようになっている。
以下、本実施形態のパチンコ機10において、主制御基板30(メインCPU30a)及び演出制御基板31(サブCPU31a)が各制御プログラムに従って実行する処理を、図4〜図10を用いて詳しく説明する。
主制御基板30のメインCPU30aは、所定の周期毎(例えば、4ms毎)にタイマ割込み処理(図示しない)を実行する。タイマ割込み処理において、メインCPU30aは、入力処理(図4)と、乱数処理(図示しない)と、図柄組み合わせゲーム開始処理(図5〜図7)とを順次実行する。入力処理は、始動入賞口24に入賞した遊技球の入賞検知に係る処理である。乱数処理は、大当り判定用乱数などの各種乱数の更新に係る処理である。図柄組み合わせゲーム開始処理は、図柄組み合わせゲームを開始させるための処理であり、図柄組み合わせゲームが行われていない時に実行される。
最初に、入力処理を図4に従って詳しく説明する。
入力処理において、メインCPU30aは、遊技球の入賞検知がなされたか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11においてメインCPU30aは、遊技球の入賞検知時に始動口センサSE1が出力する検知信号を入力したか否かを判定する。この判定結果が否定(入賞検知なし)の場合、メインCPU30aは、入力処理を終了する。ステップS11の判定結果が肯定(入賞検知あり)の場合、メインCPU30aは、RAM30cに記憶されている保留記憶数が上限数(本実施形態では4)未満であるか否かを判定する(ステップS12)。この判定結果が否定(保留記憶数=4)の場合、メインCPU30aは、入力処理を終了する。
ステップS12の判定結果が肯定(保留記憶数<4)の場合、メインCPU30aは、保留記憶数を+1し、保留記憶数を書き換える(ステップS13)。続いて、メインCPU30aは、大当り判定用乱数の値をRAM30cから読み出して取得し(ステップS14)、当該読み出した大当り判定用乱数の値を保留記憶数に対応付けられたRAM30cの所定の記憶領域に設定する(ステップS15)。本実施形態では、メインCPU30aが、入賞検知時に大当り判定用乱数の値を取得する乱数取得手段となる。
続いて、メインCPU30aは、大当り判定用乱数の値と予め定めた予告判定値とを比較し、大当り予告を実行するか否かを判定する(ステップS16)。このステップS16の判定が予告判定となり、当該予告判定は、入賞検知を契機に(入賞検知された遊技球が始動保留球として記憶される毎に)行われる。本実施形態では、メインCPU30aが、予告判定手段となる。
ステップS16の判定結果が否定(大当り判定用乱数の値≠予告判定値)の場合、メインCPU30aは、入力処理を終了する。一方、ステップS16の判定結果が肯定(大当り判定用乱数の値=予告判定値)の場合、メインCPU30aは、入賞検知時点の保留記憶数を確認し、保留記憶数と同数を実行可能回数(予告実行回数)JkとしてRAM30cに設定する(ステップS17)。実行可能回数Jkは、大当り予告(予告演出)が実行される回数を示すものである。ステップS17で設定された実行可能回数Jkが複数回(2回以上、4回以下)の場合には、連続予告となる。例えば、予告判定(ステップS16)が肯定判定された時の保留記憶数が「4」であれば、メインCPU30aは実行可能回数Jkとして「4」を設定する。この場合には、連続する4回の図柄組み合わせゲームにおいて大当り予告が実行されることとなる。本実施形態では、メインCPU30aが、予告判定が肯定判定された場合に、その時点での保留記憶数を上限として、実行可能回数Jkを設定する予告実行回数設定手段となる。
続いて、メインCPU30aは、大当り予告の予告パターンを、複数種類の予告パターンYa,Ybの中から選択決定する(ステップS18)。ステップS18においてメインCPU30aは、乱数抽選によって予告パターンを選択決定する。本実施形態では、メインCPU30aが、予告パターンを決定する予告パターン決定手段となる。そして、メインCPU30aは、大当り予告の実行を指示すると共に、大当り予告の実行可能回数Jkを指示する回数指定コマンドを演出制御基板31のサブCPU31aに出力する(ステップS19)。また、メインCPU30aは、選択決定した予告パターンを指示する予告パターン指定コマンドを演出制御基板31のサブCPU31aに出力し(ステップS20)、その後、入力処理を終了する。
ステップS16の予告判定において、大当り判定用乱数の値が大当り判定値と同値に定めた予告判定値「7,13」と一致した場合には、その予告判定が肯定判定となった入賞検知に基づく図柄組み合わせゲームは大当りとなる。そのため、ステップS17において実行可能回数Jkとして「2」以上の値が設定された場合には、連続予告の出現から数回後の図柄組み合わせゲーム(ステップS16が肯定判定となった入賞検知に基づく図柄組み合わせゲーム)で大当りとなる連続予告が実行されることになる。一方、ステップS16の予告判定において、大当り判定用乱数の値が大当り判定値とは異値に定めた予告判定値「67,117」と一致した場合には、その予告判定が肯定判定となった入賞検知に基づく図柄組み合わせゲームははずれとなる。そのため、ステップS17において実行可能回数Jkとして「2」以上の値が設定された場合には、連続予告が大当りとならないまま終了(ステップS16が肯定判定となった入賞検知に基づく図柄組み合わせゲームと共に終了)し、はずれとなる連続予告(ガセ連続予告)が実行されることとなる。そして、メインCPU30aは、ステップS18で予告パターンを決定する際、予告判定において何れの予告判定値と一致して肯定判定されたかを参照せずに決定している。そのため、大当り予告(連続予告)が実行される場合には、大当りとなる場合とはずれとなる場合の何れにおいても、予告パターンYa又は予告パターンYbの何れかで大当り予告が実行されることとなる。
次に、図柄組み合わせゲーム開始処理を図5に従って説明する。
図柄組み合わせゲーム開始処理において、メインCPU30aは、保留記憶数が「0(零)」と一致するか否か判定する(ステップS21)。この判定結果が肯定(保留記憶数=0)の場合、メインCPU30aは、保留中の図柄組み合わせゲームが存在しないことから、図柄組み合わせゲーム開始処理を終了する。一方、ステップS21の判定結果が否定(保留記憶数≠0)の場合、メインCPU30aは、保留記憶数を−1し、保留記憶数を書き換える(ステップS22)。そして、メインCPU30aは、保留記憶数に対応させてRAM30cに記憶されている大当り判定用乱数の値を読み出し(ステップS23)、その値と大当り判定値とを比較して大当りか否かを判定する(ステップS24)。このステップS24の判定が大当り判定となり、当該大当り判定は、図柄組み合わせゲームの開始時に行われる。メインCPU30aは、大当りの抽選確率を947分の3(=315.7分の1)として大当り判定を行う。本実施形態では、メインCPU30aが、取得した大当り判定用乱数の値に基づいて図柄組み合わせゲームの開始時に大当りか否か判定(大当り判定)する大当り判定手段となる。
ステップS24の判定結果が肯定(大当り判定用乱数の値=大当り判定値)の場合、メインCPU30aは、大当りを決定し、図6に示す大当り設定処理を実行した後(ステップS25)、図柄組み合わせゲーム開始処理を終了する。一方、ステップS24の判定結果が否定(大当り判定用乱数の値≠大当り判定値)の場合、メインCPU30aは、はずれを決定し、図7に示すはずれ設定処理を実行した後(ステップS26)、図柄組み合わせゲーム開始処理を終了する。
次に、大当り設定処理(ステップS25)を図6に従って説明する。
大当り設定処理に移行したメインCPU30aは、大当りの組み合わせを形成する図柄(大当り図柄)を決定する(ステップS31)。ステップS31にてメインCPU30aは、全列の図柄(停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右)が同一種類の図柄となるように決定する。この決定した停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右が、可変表示器21において左図柄、中図柄、右図柄として最終的に表示される表示図柄となる。そして、メインCPU30aは、停止図柄左を指定する左図柄指定コマンド、停止図柄中を指定する中図柄指定コマンド及び停止図柄右を指定する右図柄指定コマンドを演出制御基板31のサブCPU31aに出力する。本実施形態では、メインCPU30aが、図柄組み合わせゲームにおいて表示する表示図柄を決定する図柄決定手段となる。
また、メインCPU30aは、演出パターンを決定する際に用いる演出パターン振分テーブルとして大当りテーブルを設定する(ステップS32)。続いて、メインCPU30aは、演出パターン振分乱数の値をRAM30cから読み出して取得すると共に、大当りテーブルの中から演出パターン振分乱数の値に対応する大当り演出用の演出パターンを選択し、決定する(ステップS33)。その後、メインCPU30aは、大当り設定処理を終了する。
次に、はずれ設定処理(ステップS26)を図7及び図8に従って説明する。
はずれ設定処理に移行したメインCPU30aは、実行可能回数Jkが「0(零)」であるか否かを判定する(ステップS40)。ステップS40においてメインCPU30aは、連続予告(大当り予告)の実行中ではないか否かを判定する。即ち、メインCPU30aは、実行可能回数Jkが設定されていない場合(実行可能回数Jk=0の場合)、大当り予告(連続予告)の実行中ではないことからステップS40を肯定判定し、ステップS41以降の処理を実行する。一方、メインCPU30aは、実行可能回数Jkが設定されている場合(実行可能回数Jk>0の場合)、連続予告(大当り予告)の実行中であることからステップS40を否定判定し、ステップS47(図8)以降の処理を実行する。
ステップS40の判定結果が肯定(実行可能回数Jk=0)となり、ステップS41に移行したメインCPU30aは、RAM30cからリーチ判定用乱数の値を読み出して取得し、その値とリーチ判定値とを比較してリーチ演出(はずれリーチ演出)を行うか否かを判定する。このステップS41の判定がリーチ判定となり、大当り判定(図5のステップS24)が否定判定された場合に行われる。メインCPU30aは、リーチの抽選確率(リーチ演出が行われる確率)を13分の1としてリーチ判定を行う。本実施形態では、メインCPU30aが、大当り判定が否定判定(はずれ)された場合に、リーチ判定を行うリーチ判定手段となる。
ステップS41の判定結果が肯定(リーチ判定用乱数の値=リーチ判定値)の場合、メインCPU30aは、リーチの組み合わせを形成し、かつ、はずれの組み合わせを形成する図柄(リーチ図柄)を決定する(ステップS42)。ステップS42にてメインCPU30aは、停止図柄左と停止図柄右が同一種類の図柄となるように決定し、停止図柄中を停止図柄左と停止図柄右とは異なる種類の図柄となるように決定する。この決定した停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右が、可変表示器21において左図柄、中図柄、右図柄として最終的に表示される表示図柄となる。そして、メインCPU30aは、前述同様に、左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド及び右図柄指定コマンドを演出制御基板31のサブCPU31aに出力する。また、メインCPU30aは、演出パターンを決定する際に用いる演出パターン振分テーブルとしてリーチテーブルを設定し(ステップS43)、ステップS46に移行する。
ステップS41の判定結果が否定(リーチ判定用乱数の値≠リーチ判定値)の場合、メインCPU30aは、リーチの組み合わせを含まず、はずれの組み合わせを形成する図柄(はずれ図柄)を決定する(ステップS44)。ステップS44にてメインCPU30aは、停止図柄左と停止図柄右が異なる種類の図柄となるように決定する。この決定した停止図柄左、停止図柄中、停止図柄右が、可変表示器21において左図柄、中図柄、右図柄として最終的に表示される表示図柄となる。そして、メインCPU30aは、前述同様に、左図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド及び右図柄指定コマンドを演出制御基板31のサブCPU31aに出力する。また、メインCPU30aは、演出パターンを決定する際に用いる演出パターン振分テーブルとしてはずれテーブルを設定し(ステップS45)、ステップS46に移行する。
ステップS46に移行したメインCPU30aは、演出パターン振分乱数の値をRAM30cから読み出して取得すると共に、ステップS43又はステップS45にて設定した演出パターン振分テーブルの中から演出パターン振分乱数の値に対応する演出パターンを選択し、決定する。詳しく言えば、メインCPU30aは、リーチ判定(ステップS41)が肯定判定されている場合、リーチテーブルの中からはずれリーチ演出用の演出パターンを決定し、リーチ判定が否定判定されている場合、はずれテーブルの中からはずれ演出用の演出パターンを決定する。
一方、ステップS40の判定結果が否定(実行可能回数Jk≠0)となり、ステップS47(図8)に移行したメインCPU30aは、実行可能回数Jkを−1し、実行可能回数Jkを書き換える。続いて、メインCPU30aは、書き換え後の実行可能回数Jkが「0(零)」と一致しないか否か判定する(ステップS48)。ステップS48にてメインCPU30aは、予告判定(入力処理のステップS16)が肯定判定された始動保留球に基づく図柄組み合わせゲームが開始するか否か(大当り予告を伴う最後の図柄組み合わせゲームが開始するか否か)を判定する。ステップS48の判定結果が肯定(実行可能回数Jk≠0)の場合、メインCPU30aは、大当り予告(連続予告)の予告パターンが予告パターンYaであるか否かを判定する(ステップS49)。この判定結果が肯定(予告パターンYaである)の場合、メインCPU30aは、ステップS44(図7)と同様にはずれ図柄を決定した後(ステップS50)、ステップS52に移行する。
また、ステップS49の判定結果が否定(予告パターンYaではない)の場合、メインCPU30aは、大当り予告(連続予告)の予告パターンが予告パターンYbであることから、チャンス目となるはずれの組み合わせを形成する図柄(はずれ図柄)を決定する(ステップS51)。チャンス目となるはずれの組み合わせは、リーチの組み合わせを含まないはずれの組み合わせの中から予め定めた特定のはずれの組み合わせであり、予め定めた種類の図柄が所定の配列をなして形成されるようになっている。本実施形態では、チャンス目となるはずれの組み合わせを「337」とし、このはずれの組み合わせを形成する図柄が特定のはずれ図柄となる。その後、メインCPU30aは、ステップS52に移行する。ステップS52に移行したメインCPU30aは、ステップS45(図7)と同様にはずれテーブルを設定した後、ステップS46と同様にはずれ演出用の演出パターンを決定し(ステップS53)、はずれ設定処理を終了する。
一方、ステップS48の判定結果が否定(実行可能回数Jk=0)の場合、メインCPU30aは、予告判定(入力処理のステップS16)が肯定判定された始動保留球に基づく図柄組み合わせゲームが開始することから、ステップS54以降の処理を実行する。ステップS54にてメインCPU30aは、大当り予告(連続予告)の予告パターンが予告パターンYbであるか否かを判定する。この判定結果が肯定(予告パターンYbである)の場合、メインCPU30aは、前述したステップS41(図7)と同様にリーチ判定を行う(ステップS55)。ステップS55においてメインCPU30aは、ステップS41のリーチ判定と同じリーチの抽選確率でリーチ判定を行う。ステップS55の判定結果が肯定(リーチ判定用乱数の値=リーチ判定値)の場合、メインCPU30aは、リーチ演出を行うことから、ステップS42と同様にリーチ図柄を決定する(ステップS56)。そして、メインCPU30aは、ステップS43(図7)と同様にリーチテーブルを設定した後(ステップS57)、ステップS46と同様にはずれリーチ演出用の演出パターンを決定し(ステップS53)、はずれ設定処理を終了する。
また、ステップS55の判定結果が否定(リーチ判定用乱数の値≠リーチ判定値)の場合、メインCPU30aは、リーチ演出を行わないことから、ステップS51に移行し、ステップS51からの処理を実行する。また、ステップS54の判定結果が否定(予告パターンYbではない)の場合、メインCPU30aは、大当り予告(連続予告)の予告パターンが予告パターンYaであることから、ステップS55のリーチ判定を実行することなく、リーチ演出を行うことを決定し、ステップS56に移行する。そして、メインCPU30aは、ステップS56にてリーチ図柄を決定すると共に、ステップS57にてリーチテーブルを設定し、ステップS53にてはずれリーチ演出用の演出パターンを決定する。
次に、演出制御基板31(サブCPU31a)が実行する処理について図9及び図10を用いて説明する。
図9に示す表示制御処理において、サブCPU31aは、メインCPU30aから演出パターン指定コマンドを入力したか否か判定する(ステップS101)。この判定結果が肯定(演出パターン指定コマンドを入力した)の場合、サブCPU31aは、図柄の変動を開始させるために、図10に示す変動処理を実行する(ステップS102)。ステップS101の判定結果が否定(演出パターン指定コマンドを入力していない)の場合、又はステップS102の変動処理を実行した後、サブCPU31aは、予告コマンドを入力したか否か判定する(ステップS103)。ステップS103の判定結果が肯定(予告コマンドを入力した)の場合、サブCPU31aは、予告コマンドから実行可能回数Jkを取得し、その実行可能回数Jkを予告回数YkとしてRAM31cに設定する(ステップS104)。また、サブCPU31aは、予告コマンドと共に入力した予告パターン指定コマンドに基づき予告パターンをRAM31cに設定し(ステップS105)、表示制御処理を終了する。一方、ステップS103の判定結果が否定(予告コマンドを入力していない)の場合、サブCPU31aは、表示制御処理を終了する。
また、図10に示す変動処理において、サブCPU31aは、ステップS101で入力した演出パターン指定コマンドで指定された演出パターンをRAM31cに記憶する(ステップS201)。続いて、サブCPU31aは、予告回数Ykが「0(零)」と一致するか否か判定する(ステップS202)。この判定結果が否定(予告回数Yk≠0)の場合、サブCPU31aは、大当り予告を実行することをRAM31cに設定する(ステップS203)。そして、サブCPU31aは、予告回数Ykを−1し、予告回数Ykを書き換える(ステップS204)。その後、サブCPU31aは、ステップS205に移行する。また、ステップS202の判定結果が肯定(予告回数Yk=0)の場合、サブCPU31aは、ステップS205に移行する。ステップS205においてサブCPU31aは、指定された演出パターンに対応する演出実行データに基づき、図柄の変動を開始させて図柄組み合わせゲームを開始させた後、変動処理を終了する。
以降、サブCPU31aは、演出実行データに基づき、図柄組み合わせゲームの演出内容を制御し、全図柄停止コマンドの入力によって左図柄指定コマンド、右図柄指定コマンド及び中図柄指定コマンドで指定された図柄を表示させる。このとき、サブCPU31aは、ステップS203にて大当り予告の実行を設定している場合、ステップS105(図9)で設定した予告パターンに対応する予告実行データを読み出し、当該予告実行データに基づき大当り予告を実行させる。その結果、図柄組み合わせゲームの開始後、大当り予告が実行される。本実施形態では、サブCPU31aが、予告判定が肯定判定された場合に、その肯定判定された時点でRAM30cに記憶されている始動保留球に基づく図柄組み合わせゲームにおいて、大当り予告を予告パターンで実行させる予告制御手段となる。また、サブCPU31aは、図柄変動ゲーム制御手段となる。
次に、本実施形態のパチンコ機10において、連続予告が実行される態様を図11、及び図12に従って詳しく説明する。図11及び図12において、保留球数表示器27の各ランプ27a〜27dに付した数字は、始動入賞口24に入賞した遊技球の順番を示し、1,2,3は、それぞれ、1回目、2回目、3回目、の図柄組み合わせゲームに対応する。また、図11、及び図12では、保留球数表示器27の各ランプ27a〜27dの点灯状態を「左下がり斜線」で、消灯状態を「空白」で示すと共に、変動中の図柄を「下向き矢印」で示す。
最初に、図11に従って連続予告が実行される態様を説明する。
図11に示す態様は、図11(a)に示す図柄組み合わせゲーム中に、3回目の図柄組み合わせゲームに対応する入賞があり、その入賞検知時の予告判定(入力処理(図4)のステップS16)が肯定判定され、保留記憶数「3」に基づき実行可能回数Jkと予告回数Ykに「3」が設定されたものとする。そして、このときの予告判定は、大当り判定値と異値に定めた予告判定値「67,117」の何れかと大当り判定用乱数の値が一致して肯定判定されたものとし、3回目の図柄組み合わせゲームは、はずれになるものとする。また、予告パターンは、予告パターンYaが決定されたものとする。なお、1回目,2回目の図柄組み合わせゲームに対応する入賞検知時には、大当り判定値(及び予告判定値)と一致しない大当り判定用乱数の値が取得され、1回目,2回目の図柄組み合わせゲームは、何れもはずれになるものとする。
そして、図11(a)に示す図柄組み合わせゲームが終了すると、メインCPU30aは、1回目の図柄組み合わせゲームを開始させるために図柄組み合わせゲーム開始処理(図5)を実行する。この処理においてメインCPU30aは、保留記憶数を「3」から「2」に書き換えた後(ステップS22)、大当り判定(ステップS24)を否定判定し、はずれ設定処理(図7,図8)を実行する。はずれ設定処理においてメインCPU30aは、実行可能回数Jkが設定されているので、実行可能回数Jkを「3」から「2」に書き換え(ステップS47)、ステップS48とステップS49を肯定判定した後、はずれ図柄とはずれ演出用の演出パターンを決定する(ステップS50,S52,S53)。そして、メインCPU30aは、はずれ図柄を指定する各図柄指定コマンドとはずれ演出用の演出パターンを指定する演出パターン指定コマンドをサブCPU31aに出力する。
サブCPU31aは、演出パターン指定コマンドを入力すると、変動処理(図10)を実行する。変動処理においてサブCPU31aは、予告回数Ykが設定されているので、予告回数Ykを「3」から「2」に書き換えた後(ステップS204)、1回目の図柄組み合わせゲームを開始させる(ステップS205)。このとき、サブCPU31aは、指定されたはずれ演出用の演出パターンに対応する演出実行データと、予告パターンYaに対応する予告実行データを読み出し、制御を実行する。その結果、可変表示器21では、図柄組み合わせゲームの開始後、所定時間の経過時に、予告キャラクタKが登場して予告パターンYaに基づく大当り予告が実行される(図11(b))。その後、可変表示器21では、はずれ演出用の演出パターンに基づき図柄組み合わせゲームが行われることから、はずれの組み合わせ(本実施形態では[123]とする)が表示され、1回目の図柄組み合わせゲームが終了する(図11(c))。
そして、1回目の図柄組み合わせゲームが終了すると、メインCPU30aは、2回目の図柄組み合わせゲームを開始させるために図柄組み合わせゲーム開始処理(図5)を実行する。以下の説明では、先に説明した処理内容と同一の処理内容については、その重複する説明を省略又は簡略する。図柄組み合わせゲーム開始処理においてメインCPU30aは、保留記憶数を「1」に書き換えた後、大当り判定を否定判定し、はずれ設定処理(図7,図8)を実行する。はずれ設定処理においてメインCPU30aは、実行可能回数Jkを「1」に書き換えると共に、前述同様にはずれ図柄とはずれ演出用の演出パターンを決定する。そして、メインCPU30aは、はずれ図柄を指定する各図柄指定コマンドとはずれ演出用の演出パターンを指定する演出パターン指定コマンドをサブCPU31aに出力する。
サブCPU31aは、演出パターン指定コマンドを入力すると、変動処理にて予告回数Ykを「1」に書き換えた後、2回目の図柄組み合わせゲームを開始させる。その結果、可変表示器21では、図柄組み合わせゲームの開始後、所定時間の経過時に、予告キャラクタKが登場して予告パターンYaに基づく大当り予告が実行される(図11(d))。即ち、大当り予告が2回の連続する図柄組み合わせゲームにおいて実行されることとなる。その後、可変表示器21では、はずれの組み合わせ(本実施形態では[567]とする)が表示され、2回目の図柄組み合わせゲームが終了する(図11(e))。
そして、2回目の図柄組み合わせゲームが終了すると、メインCPU30aは、3回目の図柄組み合わせゲームを開始させるために図柄組み合わせゲーム開始処理(図5)を実行する。この処理においてメインCPU30aは、保留記憶数を「0」に書き換えた後、大当り判定が否定判定されることによってはずれ設定処理(図7,図8)を実行する。はずれ設定処理においてメインCPU30aは、実行可能回数Jkを「0」に書き換えることによってステップS48とステップS54を共に否定判定し、リーチ図柄とはずれリーチ演出用の演出パターンを決定する(ステップS56,S57,S53)。即ち、メインCPU30aは、予告判定が肯定判定された入賞検知に基づく3回目の図柄組み合わせゲームが開始することから、その3回目の図柄組み合わせゲームにおいてリーチ演出を行わせる。そして、メインCPU30aは、リーチ図柄を指定する各図柄指定コマンドとはずれリーチ演出用の演出パターンを指定する演出パターン指定コマンドをサブCPU31aに出力する。
サブCPU31aは、演出パターン指定コマンドを入力すると、変動処理にて予告回数Ykを「0」に書き換えた後、3回目の図柄組み合わせゲームを開始させる。このとき、サブCPU31aは、指定されたはずれリーチ演出用の演出パターンに対応する演出実行データと、予告パターンYaに対応する予告実行データを読み出し、制御を実行する。その結果、可変表示器21では、図柄組み合わせゲームの開始後、所定時間の経過時に、予告キャラクタKが登場して予告パターンYaに基づく大当り予告が実行される(図11(f))。即ち、大当り予告が3回の連続する図柄組み合わせゲームにおいて実行されることとなる。また、可変表示器21では、はずれリーチ演出用の演出パターンに基づき図柄組み合わせゲームが行われることから、リーチの組み合わせ(本実施形態では図柄「7」による組み合わせとする)が表示され、リーチ演出が行われる(図11(g))。その後、可変表示器21では、リーチ演出の結果、はずれの組み合わせ(本実施形態では[767]とする)が表示され、3回目の図柄組み合わせゲームが終了する(図11(h))。
次に、図12に従って連続予告が実行される態様を説明する。
図12(a)〜(g)に示す態様は、図11に示す態様と基本的な前提条件は同じであり、予告パターンとして予告パターンYbが決定された点で相違するものである。なお、図12では、予告パターンYbに基づく大当り予告が実行された際に、遊技盤ランプ17が点滅する様子を図示していない。図12(a)は、3回目の図柄組み合わせゲームに対応する入賞がなされた図柄組み合わせゲームを示し、予告判定が肯定判定されたことによって実行可能回数Jkと予告回数Ykに「3」が設定される。
図12(a)に示す図柄組み合わせゲームが終了すると、メインCPU30aは、1回目の図柄組み合わせゲームを開始させるために図柄組み合わせゲーム開始処理(図5)を実行する。この処理においてメインCPU30aは、保留記憶数を「3」から「2」に書き換えた後(ステップS22)、大当り判定(ステップS24)を否定判定し、はずれ設定処理(図7,図8)を実行する。はずれ設定処理においてメインCPU30aは、実行可能回数Jkが設定されているので、実行可能回数Jkを「3」から「2」に書き換え(ステップS47)、ステップS48を肯定判定すると共に、ステップS49を否定判定する。そのため、メインCPU30aは、チャンス目となるはずれの組み合わせを形成するはずれ図柄を決定し(ステップS51)、はずれ演出用の演出パターンを決定する(ステップS52,S53)。そして、メインCPU30aは、はずれ図柄を指定する各図柄指定コマンドとはずれ演出用の演出パターンを指定する演出パターン指定コマンドをサブCPU31aに出力する。
サブCPU31aは、演出パターン指定コマンドを入力すると、変動処理(図10)を実行する。変動処理においてサブCPU31aは、予告回数Ykが設定されているので、予告回数Ykを「3」から「2」に書き換えた後(ステップS204)、1回目の図柄組み合わせゲームを開始させる(ステップS205)。このとき、サブCPU31aは、指定されたはずれ演出用の演出パターンに対応する演出実行データと、予告パターンYbに対応する予告実行データを読み出し、制御を実行する。その結果、可変表示器21では、図柄組み合わせゲームの開始後、所定時間の経過時に、遊技盤ランプ17が点滅して予告パターンYbに基づく大当り予告が実行される(図12(b))。その後、可変表示器21では、はずれ演出用の演出パターンに基づき図柄組み合わせゲームが行われることから、チャンス目となるはずれの組み合わせ(本実施形態では[337])が表示され、1回目の図柄組み合わせゲームが終了する(図12(c))。
そして、1回目の図柄組み合わせゲームが終了すると、メインCPU30aは、2回目の図柄組み合わせゲームを開始させるために図柄組み合わせゲーム開始処理(図5)を実行する。以下の説明では、先に説明した処理内容と同一の処理内容については、その重複する説明を省略又は簡略する。図柄組み合わせゲーム開始処理においてメインCPU30aは、保留記憶数を「1」に書き換えた後、大当り判定を否定判定し、はずれ設定処理(図7,図8)を実行する。はずれ設定処理においてメインCPU30aは、実行可能回数Jkを「1」に書き換えると共に、前述同様にチャンス目となるはずれの組み合わせを形成するはずれ図柄を決定し、はずれ演出用の演出パターンを決定する。そして、メインCPU30aは、はずれ図柄を指定する各図柄指定コマンドとはずれ演出用の演出パターンを指定する演出パターン指定コマンドをサブCPU31aに出力する。
サブCPU31aは、演出パターン指定コマンドを入力すると、変動処理にて予告回数Ykを「1」に書き換えた後、2回目の図柄組み合わせゲームを開始させる。その結果、可変表示器21では、図柄組み合わせゲームの開始後、所定時間の経過時に、遊技盤ランプ17が点滅して予告パターンYbに基づく大当り予告が実行される(図12(d))。即ち、大当り予告が2回の連続する図柄組み合わせゲームにおいて実行されることとなる。その後、可変表示器21では、はずれ演出用の演出パターンに基づき図柄組み合わせゲームが行われることから、チャンス目となるはずれの組み合わせ(本実施形態では[337])が表示され、2回目の図柄組み合わせゲームが終了する(図12(e))。
そして、2回目の図柄組み合わせゲームが終了すると、メインCPU30aは、3回目の図柄組み合わせゲームを開始させるために図柄組み合わせゲーム開始処理(図5)を実行する。この処理においてメインCPU30aは、保留記憶数を「0」に書き換えた後、大当り判定が否定判定されることによってはずれ設定処理(図7,図8)を実行する。はずれ設定処理においてメインCPU30aは、実行可能回数Jkを「0」に書き換えることによってステップS48を否定判定すると共に、ステップS54を肯定判定する。そのため、メインCPU30aは、リーチ判定を行う(ステップS55)。このリーチ判定を否定判定した場合、メインCPU30aは、1回目,2回目の図柄組み合わせゲームの時と同様にチャンス目となるはずれの組み合わせを形成するはずれ図柄を決定し、はずれ演出用の演出パターンを決定する。そして、メインCPU30aは、はずれ図柄を指定する各図柄指定コマンドとはずれ演出用の演出パターンを指定する演出パターン指定コマンドをサブCPU31aに出力する。
サブCPU31aは、演出パターン指定コマンドを入力すると、変動処理にて予告回数Ykを「0」に書き換えた後、3回目の図柄組み合わせゲームを開始させる。その結果、可変表示器21では、図柄組み合わせゲームの開始後、所定時間の経過時に、遊技盤ランプ17が点滅して予告パターンYbに基づく大当り予告が実行される(図12(f))。即ち、大当り予告が3回の連続する図柄組み合わせゲームにおいて実行されることとなる。その後、可変表示器21では、はずれ演出用の演出パターンに基づき図柄組み合わせゲームが行われることから、チャンス目となるはずれの組み合わせ(本実施形態では[337])が表示され、3回目の図柄組み合わせゲームが終了する(図12(g))。3回目の図柄組み合わせゲームでリーチ演出が行われない場合には、1回目、2回目の図柄組み合わせゲームと同様にチャンス目となるはずれの組み合わせが表示されることとなる。
一方で、3回目の図柄組み合わせゲームのはずれ設定処理においてメインCPU30aは、リーチ判定(ステップS55)を肯定判定した場合、リーチ図柄とはずれリーチ演出用の演出パターンを決定する(ステップS56,S57,S53)。即ち、メインCPU30aは、リーチ判定を肯定判定したことにより3回目の図柄組み合わせゲームでリーチ演出を行わせる。そして、メインCPU30aは、リーチ図柄を指定する各図柄指定コマンドとはずれリーチ演出用の演出パターンを指定する演出パターン指定コマンドをサブCPU31aに出力する。
サブCPU31aは、演出パターン指定コマンドを入力すると、変動処理にて予告回数Ykを「0」に書き換えた後、3回目の図柄組み合わせゲームを開始させる。その結果、可変表示器21では、図柄組み合わせゲームの開始後、所定時間の経過時に、遊技盤ランプ17が点滅して予告パターンYbに基づく大当り予告が実行される(図12(f))。また、可変表示器21では、はずれリーチ演出用の演出パターンに基づき図柄組み合わせゲームが行われることから、リーチの組み合わせ(本実施形態では図柄「7」による組み合わせとする)が表示され、リーチ演出が行われる。その後、可変表示器21では、リーチ演出の結果、はずれの組み合わせ(本実施形態では[767]とする)が表示され、3回目の図柄組み合わせゲームが終了する(図12(h))。
なお、予告判定(入力処理のステップS16)で肯定判定された図柄組み合わせゲーム(前述の例では3回目の図柄組み合わせゲーム)が大当りとなる場合には、次のようになる。即ち、この図柄組み合わせゲームは、大当り演出用の演出パターンで行われるため、リーチ演出を経て、大当りの組み合わせが表示されることとなる。そのため、ガセ連続予告が実行される場合に、予告判定が肯定判定された図柄組み合わせゲームでリーチ演出が行われると、遊技者は、大当りへの期待感を抱くことが可能となる。特に、大当り予告が予告パターンYbに基づき実行される場合には、大当りになるとき、又はリーチ判定(ステップS55)が肯定判定されたときにリーチ演出が行われることになるため、そのリーチ演出の出現によって遊技者が抱く大当りへの期待感はより一層大きいものとなる。
従って、本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)大当り予告の予告パターンは、予告判定が肯定判定された時の入賞検知に係る図柄組み合わせゲームが大当りとなるか又ははずれとなるかに関係なく決定される。そして、大当り予告が予告パターンYaで実行される場合には、必ずリーチ演出が行われるので、予告パターンYaに基づく大当り予告(連続予告)の出現と同時に大当りへの期待感を遊技者に抱かせることができる。即ち、大当り予告(連続予告)が出現した瞬間に一番大きな期待を抱かせることができる。一方で、大当り予告が予告パターンYbで実行される場合には、大当り予告(連続予告)の出現時に保留中の図柄組み合わせゲームにてリーチ演出が行われる否か(リーチが形成されるか否か)という緊張感を遊技者に持たせ、大当り予告(連続予告)が出現した以降の展開を緊張しながら見守らせることができる。そして、リーチ演出が行われることによって、大当りへの期待感を一気に(爆発的に)抱かせることができる。そのため、連続予告の演出内容にバリエーションを持たせつつ、大当り予告(連続予告)の演出内容に囚われることがなく、大当りへの期待を抱かせることができる。従って、興趣の向上を図ることができる。
(2)大当り予告が予告パターンYbで実行される場合には、予告判定が肯定判定された時の入賞検知に係る図柄組み合わせゲームに至る迄の間、図柄組み合わせゲームで表示されるはずれの組み合わせを、チャンス目となるはずれの組み合わせとし、法則性を持たせるようにした。そのため、大当り予告(連続予告)の出現後、図柄組み合わせゲームで表示される図柄組み合わせが法則に従っているか否かに遊技者を注目させることができる。そして、リーチ演出が行われる場合には、リーチが形成されることによって表示される図柄組み合わせの法則性が崩れるため、遊技者にリーチ演出が行われることを認識させることができ、大当りへの期待を効果的に高めさせることができる。
(3)大当り予告が予告パターンYbで実行される場合には、予告判定が肯定判定された時の入賞検知に係る図柄組み合わせゲームに至る迄の間、リーチ演出を行わせないようにした。そのため、入賞検知に係る図柄組み合わせゲームに至る迄の間、遊技者の緊張感を持続させ、遊技者の期待を該図柄組み合わせゲームに集めることができる。従って、前記図柄組み合わせゲームにおいてリーチ演出が行われる場合には、大当りへの期待感を一気に(爆発的に)抱かせることができる。
(4)大当り予告が予告パターンYbで実行され、予告判定が肯定判定された時の入賞検知に係る図柄組み合わせゲームにおけるリーチ判定が否定判定された場合には、該図柄組み合わせゲームで表示される図柄組み合わせを法則性に従ってチャンス目となるはずれの組み合わせとした。そのため、リーチ判定が肯定判定されてリーチが形成されるときには、図柄組み合わせゲームにおいて表示される図柄組み合わせの法則性が崩れることをより明確にすることができる。
なお、前記実施形態は、以下のような変更しても良い。
・前記実施形態において、予告パターンの種類を増やしても良い。例えば、予告パターンを4種類とし、その4種類の予告パターンを2種類ずつに分類しても良い。また、予告パターンで特定される演出内容を変更しても良い。例えば、大当り予告を、音声演出で実行させたり、表示演出と発光演出の組み合わせで実行させたりしても良い。
・前記実施形態において、チャンス目の種類や作成方法は変更しても良い。例えば、チャンス目を2種類、3種類としても良い。また、チャンス目を「123」や「733」などに変更しても良い。また、チャンス目を複数種類設定する場合、ステップS51にて乱数抽選によって1つのチャンス目を選択決定するようにしても良い。また、例えば、チャンス目を図柄「3」と図柄「7」によって形成する場合、各列毎に「3」と「7」を乱数抽選し、大当りの組み合わせ及びリーチの組み合わせとならないように決定しても良い。
・前記実施形態において、ステップS55におけるリーチ判定のリーチの抽選確率を、ステップS41におけるリーチ判定のリーチの抽選確率よりも高めても良い。例えば、50%位の割合でステップS55が肯定判定されるようにリーチの抽選確率を設定しても良い。
・前記実施形態において、ステップS49が否定判定された場合にはリーチ判定を行っていないが、リーチ判定を行うようにしても良い。この場合、リーチ判定が肯定判定される割合が低く(例えば、ほぼ0%)なるように、ステップS41のリーチの抽選確率とは異なるリーチの抽選確率を設定する。
・前記実施形態において、ステップS15とステップS16との間に、保留記憶数が2以上であるか否かを判定する処理を設け、この処理が肯定判定された場合にステップS16の処理で連続予告を実行するか否かを判定しても良い。また、ステップS15とステップS16との間に、実行可能回数Jkが「0(零)」であるか否かを判定する処理を設け、この処理が肯定判定された場合にステップS16の処理を実行するようにしても良い。
・前記実施形態において、予告判定値の個数や種類は変更しても良い。大当り判定値と同値となる予告判定値の数を減少又は増加させても良い。また、大当り判定値と異値となる予告判定値の数を減少又は増加させても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記図柄決定手段は、前記予告判定手段が肯定判定した時の入賞検知に係る図柄変動ゲームが大当りとならず、当該図柄変動ゲームの表示図柄を決定する際、前記リーチ判定が否定判定された場合には前記特定のはずれ図柄を選択決定し、前記リーチ判定が肯定判定された場合にはリーチ図柄を選択決定するように構成された請求項2に記載の遊技機。
(ロ)入賞検知手段による遊技球の入賞検知を契機に始動保留球の記憶数を記憶可能な保留球記憶手段と、複数種類の図柄を変動させて表示する図柄変動ゲームを実行させる図柄変動ゲーム制御手段と、前記入賞検知を契機に、前記図柄変動ゲームにおいて予告演出を実行するか否かを判定する予告判定手段と、前記予告判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記予告演出の演出内容を特定可能な予告パターンを複数種類の予告パターンの中から選択決定する予告パターン決定手段と、前記予告判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記判定結果が肯定となった時点で前記保留球記憶手段に記憶されている始動保留球の記憶数に基づく図柄変動ゲームにおいて、前記予告演出を前記予告パターン決定手段が選択決定した予告パターンで実行させる予告制御手段とを備え、前記図柄変動ゲーム制御手段は、前記予告判定手段が肯定判定した時の入賞検知に係る図柄変動ゲームが大当りとならない場合、前記予告パターンが予め定めた第1の種類の予告パターンであるときにはリーチ演出を伴わせて前記図柄変動ゲームを実行させる一方で、前記予告パターンが前記第1の種類の予告パターンとは異なる第2の種類の予告パターンであるときには前記リーチ演出を行うか否かを判定するリーチ判定が肯定判定されると、前記リーチ演出を伴わせて前記図柄変動ゲームを実行させるように構成された遊技機。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 表示装置を説明する説明図。 パチンコ遊技機の制御構成を示すブロック図。 入力処理を示すフローチャート。 図柄組み合わせゲーム開始処理を示すフローチャート。 大当り設定処理を示すフローチャート。 はずれ設定処理を示すフローチャート。 はずれ設定処理を示すフローチャート。 表示制御処理を示すフローチャート。 変動処理を示すフローチャート。 (a)〜(h)は、連続予告が実行される態様を示す模式図。 (a)〜(h)は、連続予告が実行される態様を示す模式図。
符号の説明
SE1…始動口センサ(入賞検知手段)、Ya,Yb…予告パターン、10…パチンコ遊技機(遊技機)、24…始動入賞口(入賞検知手段)、30a…メインCPU(演出パターン決定手段、予告判定手段、予告パターン決定手段、図柄決定手段)、30c…RAM(保留球記憶手段)、31a…サブCPU(予告制御手段)。

Claims (3)

  1. 入賞検知手段による遊技球の入賞検知を契機に始動保留球の記憶数を記憶可能な保留球記憶手段と、
    複数種類の図柄を変動させて表示する図柄変動ゲームの開始時に、大当り判定の判定結果に基づき、前記図柄変動ゲームの演出内容を特定可能な演出パターンを複数種類の演出パターンの中から選択決定する演出パターン決定手段と、
    前記入賞検知を契機に、前記図柄変動ゲームにおいて予告演出を実行するか否かを判定する予告判定手段と、
    前記予告判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記予告演出の演出内容を特定可能な予告パターンを複数種類の予告パターンの中から選択決定する予告パターン決定手段と、
    前記予告判定手段の判定結果が肯定の場合に、前記判定結果が肯定となった時点で前記保留球記憶手段に記憶されている始動保留球の記憶数に基づく図柄変動ゲームにおいて、前記予告演出を前記予告パターン決定手段が選択決定した予告パターンで実行させる予告制御手段とを備え、
    前記演出パターン決定手段は、前記予告判定手段が肯定判定した時の入賞検知に係る図柄変動ゲームが大当りとならず、当該図柄変動ゲームの演出パターンを決定する際、前記予告パターンが予め定めた第1の種類の予告パターンである場合にはリーチ演出が行われて最終的にはずれとなるリーチ演出パターンを選択決定し、前記予告パターンが前記第1の種類の予告パターンとは異なる第2の種類の予告パターンである場合には前記リーチ演出を行うか否かを判定するリーチ判定が肯定判定されたときに前記リーチ演出パターンを選択決定するように構成された遊技機。
  2. 前記図柄変動ゲームの開始時に、前記図柄変動ゲームにおいて表示する表示図柄を複数種類の図柄の中から選択決定する図柄決定手段を備え、
    前記図柄決定手段は、前記予告判定手段が肯定判定した時の入賞検知に係る図柄変動ゲームに至る迄に実行される図柄変動ゲームの表示図柄を決定する際、前記予告パターンが前記第2の種類の予告パターンである場合には特定のはずれ図柄を選択決定するように構成された請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記演出パターン決定手段は、前記予告判定手段が肯定判定した時の入賞検知に係る図柄変動ゲームに至る迄に実行される前記図柄変動ゲームの演出パターンを決定する際、前記予告パターンが前記第2の種類の予告パターンである場合には前記リーチ演出を伴うことなくはずれとなるはずれ演出パターンを選択決定するように構成された請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
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