JP2005218563A - 電子カルテ入力システム、電子カルテ作成処理をコンピュータに実行させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体 - Google Patents

電子カルテ入力システム、電子カルテ作成処理をコンピュータに実行させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 ヘス・テストの検査結果を電子カルテに入力する作業を効率的に行うことができ、かつ、その検査結果に基づく診断を支援することが可能な電子カルテ入力システムを提供する。
【解決手段】 ヘス・テストの検査結果である複数の指示点を入力テンプレート画面1000に所定の入力順序で入力すると、制御手段11は、入力された各指示点の座標を求めるとともに、指示点関連情報600により関連付けられた指示点の間を結ぶ直線、すなわちヘス図形を形成する直線の長さと傾きを算出して、入力テンプレート画面1000にヘス図形を表示させる。制御手段11は、前記指示点の座標と前記直線の長さ及び傾きとに該当する病症名を単眼病症データ700及び両眼病症データ800からそれぞれ選択し、選択した病症名をモニタ装置13に表示させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子カルテ入力システム、電子カルテ作成処理をコンピュータに実行させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体に関する。より詳しくは、被検眼の眼球運動の病症の特定に用いられるヘス・テストの検査結果を入力可能な電子カルテ入力システム、電子カルテ作成処理をコンピュータに実行させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体に関するものである。
近年、医療分野における情報管理の電子化が急速に進行している。例えば、いわゆる電子カルテを患者ごとに作成し、これをネットワーク上で利用可能とすることにより、カルテ管理の効率化、主治医以外の医師のオピニオンを得るための情報の共有化、患者に対する情報のディスクロージャーの促進などを図っている。また、医療事務の効率化等を図るために、課金情報の電子化も進んでいる。典型的には、医院内の待合室、撮影室、検査室、診療室等にそれぞれ設けられたコンピュータ端末や各種の検査装置をLANサーバに接続可能に構成して情報を一元管理している。
このような電子カルテ入力システムの一例として、下記の特許文献1に記載のものが知られている。当該文献に記載のシステムは、シェーマ画像にコメントを入力し、その情報を表示するために、文字情報からなる診察記録画面に、シェーマ画像に対するコメントに代えて、コメントとの対応付けを示すリンク記号が割り当てられてなるシェーマ記録画面と、リンク記号とコメントとが対応付けられてなるコメント画面とが嵌め込まれてなる第1の電子カルテ画面と、第1の電子カルテ画面に嵌め込まれたシェーマ記録画面よりも相対的に寸法の大きな、コメントを伴うシェーマ記録画面が診察記録画面に嵌め込まれてなる第2の電子カルテ画面と、の2種類の電子カルテ画面のうちの一方の電子カルテ画面を表示させる電子カルテ画面切替手段を備えている。
ところで、眼科分野では、検査種類が多いため、検査結果の電子カルテへの入力を効率化するためには各検査ごとに入力方法を考案する必要がある。眼科検査の一例として、被検眼の眼球運動を検査するためのヘス・テスト(Hess Test;ヘス・スクリーン・テスト等とも呼ばれる)が広く用いられている。
ヘス・テストに用いられる装置としては、たとえば下記の特許文献2に開示された眼球運動検査装置が知られている。当該文献に記載の装置は、(ヘス・)スクリーン上の複数箇所に固視用視標を表示し得る固視用視標表示手段と、かかるスクリーン上に指示用視標を投影表示する指示用視標投影手段とを備え、前記固視用視標の一つを被検者の一方の眼で固視させ、他方の眼で定位された点を前記指示用視標によって指示させることにより、両眼の視方向の偏位を測定する眼球運動検査装置であって、前記指示用視標投影手段による指示用視標の投射方向を第一の回転中心点回りに変更可能とすると共に、該指示用視標の投射光束が導かれる前記被検者による前記スクリーンの視認光路上に、光束を反射及び透過する第一の光学部材を配設し、該第一の光学部材上の何れの点においても、該第一の光学部材と前記第一の回転中心点との間の光路距離が、該第一の光学部材と前記被検者の左右眼の回旋中心間の中点との間の光路距離と略等しくなるように、該第一の回転中心点を位置決めすることにより、かかる第一の光学部材上の同一点を通過せしめられる前記指示用視標の投射光路と前記被検者による前記スクリーンの視認光路とが、該第一の光学部材と前記スクリーンとの間において略一致せしめられるようにしたことを特徴としている。
ヘス・テストは、このような眼球運動検査装置を用いて次のようにして行われる。まず、暗室下において赤い碁盤目状のヘス・スクリーンを被検者に提示し、その右眼に赤レンズを左眼に緑レンズをそれぞれ装用させる。ヘス・スクリーン上には、固視用の赤い基準点(固視用視標)が「田」の字の形状を成す6本の直線の各交点位置に合計9個配置されている。検者は、被検者に手持ちの指示棒の先端の緑色の矢印やヘス・スクリーンに投影された指示用視標などで、非固視眼が各基準点を定位した位置を指示させ、その指示位置(指示点)を検査用紙に記入する。この検査用紙には、ヘス・スクリーンと同様に碁盤目を形成するように複数の曲線が印刷されている。検者は、検査用紙に記入した複数の指示点の間を直線で連結してヘス図形を形成し、そのヘス図形の形成状態を解析することによって被検眼の眼球運動の病症を特定する。なお、この「ヘス図形」という用語は、例えば後述の非特許文献1などで用いられている。
このようにして実施されるヘス・テストは、赤いヘス・スクリーンが赤レンズを装用した固視眼のみにより視認され、緑の矢印又は指示用視標が緑レンズを装用した非固視眼のみにより視認されることを利用したもので、赤レンズを装用した固視眼の中心窩で赤色の基準点を視認させた状態で、緑レンズを装用した非固視眼の中心窩によって定位されるヘス・スクリーン上の位置(視方向)を指示用視標等によって指示させ、その指示位置(指示点)と基準点とのズレを考慮することによって左右被検眼の眼位ズレを検査するものである。
ヘス・テストの検査結果を従来の電子カルテ入力システムにより入力する場合、手書きした検査用紙をスキャナで取り込んで画像データとして保存する方法や、検査用紙に手書きする場合と同様の要領で指示点及び指示点の間を結ぶ直線をコンピュータに手入力してヘス図形を形成する方法などが用いられていた。
しかしながら、スキャナを用いる前者の方法では、このような画像を多量に保存するとデータベースの記憶容量に対する負担が大きくなる上、手書きした検査用紙を電子データに変換する作業が介在するため二度手間となることから作業効率の面でもユーザに負担が掛かっていた。更に、手書きの原本を保管しておく必要があるため、そのための保管スペースを用意しなければならなかった。
また、指示点及びそれらを結ぶ直線をコンピュータに手入力する後者の方法は、検査用紙に手書きで記入する場合と同様に効率的ではなく、特に、コンピュータの使用に習熟していない検者にとっては、殊更に長い時間を入力作業に費やさねばならなかった。
また、被検者の左右両眼に眼球運動制限がある場合など、ヘス・テストにより眼球運動の異常を特定するためには熟練を要する場合も多く、経験の浅い医師や専門外の医師がその検査結果から診断を正確に下すことは困難であった。
特許第3347047号(請求項) 特開平8−80283号公報(請求項) 和泉行男著「両眼視機能検査の基礎」、眼鏡光学出版株式会社、1986年11月25日発行、第83頁
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ヘス・テストの検査結果を電子カルテに入力する作業を効率的に行うことが可能な電子カルテ入力システム、電子カルテ作成処理をコンピュータに実行させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体を提供することを目的としている。
また、本発明は、ヘス・テストの検査結果に基づく病症の特定を支援することが可能な電子カルテ入力システム、電子カルテ作成処理をコンピュータに実行させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体を提供することを他の目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、各患者の電子カルテを格納するデータベースを備えたサーバと、このサーバとネットワークを介して通信可能とされ、電子カルテに対する情報入力を行う入力画面を表示する表示手段を有し、前記入力画面への入力情報を前記ネットワークを通じて前記サーバに送信して電子カルテを作成する電子カルテ入力端末とを含み、スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する電子カルテ入力システムであって、前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を前記表示手段に表示させるとともに、前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御手段を備えていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子カルテ入力システムであって、前記表示制御手段は、前記入力テンプレート画面上に設定された座標系における前記指示点の座標に基づいて前記直線の長さ及び傾きを算出する直線算出手段を有し、この直線算出手段による算出結果に基づいて前記入力テンプレート画面に前記直線を表示させることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子カルテ入力システムであって、前記表示制御手段は、前記指示点が前記入力テンプレート画面に設定された有効表示枠の外側に入力されたことに対応して、当該指示点と他の指示点とを結ぶ前記直線の代わりに、当該他の指示点から当該指示点に向かう方向の矢印を表示させることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の電子カルテ入力システムであって、同一の前記基準点に対して複数の指示点が前記入力テンプレート画面に入力されたときに、当該複数の指示点のうち最後に入力された指示点とその直前に入力された指示点との変位を算出する変位算出手段と、前記変位算出手段により算出された前記変位が所定の許容値以上であるかどうかを判断する変位判断手段と、前記変位判断手段により前記変位が前記所定の許容値以上であると判断されたときに、前記ヘス・テストの再検査による指示点を入力可能な状態に前記入力テンプレート画面を設定する再検査設定手段と、を更に備えていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電子カルテ入力システムであって、前記再検査設定手段により前記再検査の設定がなされたことに対応して、前記同一の基準点に対応する複数の指示点をそれぞれ異なる色で表示させる表示色設定手段を更に備えていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、各患者の電子カルテを格納するデータベースを備えたサーバと、このサーバとネットワークを介して通信可能とされ、電子カルテに対する情報入力を行う入力画面を表示する表示手段を有し、前記入力画面への入力情報を前記ネットワークを通じて前記サーバに送信して電子カルテを作成する電子カルテ入力端末とを含み、スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する電子カルテ入力システムであって、前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、前記ヘス図形の形成状態と病症との対応関係が格納された病症データを記憶する病症データ記憶手段と、前記入力テンプレート画面に入力された前記指示点を基に形成される前記ヘス図形の形成状態に対応する病症を前記病症データから選択して前記検査結果として前記表示手段に表示させる診断結果表示制御手段と、を備えていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の電子カルテ入力システムであって、前記診断結果表示制御手段は、前記入力テンプレート画面上に設定された座標系における前記指示点の座標を基に、前記ヘス図形を形成する前記直線の長さ及び傾きを算出する直線算出手段を有し、前記指示点の座標と前記直線算出手段による算出結果とに基づいて前記病症データから前記病症を選択して前記表示手段に表示させることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の電子カルテ入力システムであって、前記診断結果表示制御手段は、前記入力テンプレート画面に入力された前記指示点について、対応する前記基準点との間の変位を算出する指示点/基準点変位算出手段を有し、この指示点/基準点変位算出手段による算出結果に基づいて前記病症データから前記病症を選択して前記表示手段に表示させることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項9に記載の発明は、スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を所定の表示手段に表示させる画面表示ステップと、前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御ステップと、を備えていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載のプログラムであって、前記表示制御ステップは、前記入力テンプレート画面上に設定された座標系における前記指示点の座標を基に前記直線の長さ及び傾きを算出する直線算出ステップを含み、その算出結果に基づいて前記入力テンプレート画面に前記直線を表示させることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項11に記載の発明は、請求項9に記載のプログラムであって、前記表示制御ステップは、前記指示点が前記入力テンプレート画面の所定の有効表示枠の外側に入力されたことに対応して、当該指示点と他の指示点とを結ぶ前記直線の代わりに、当該他の指示点から当該指示点に向かう方向の矢印を表示させることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項12に記載の発明は、請求項9に記載のプログラムであって、同一の前記基準点に対して複数の指示点が前記入力テンプレート画面に入力されたときに、当該複数の指示点のうち最後に入力された指示点とその直前に入力された指示点との変位を算出する変位算出ステップと、前記変位算出ステップにより算出された前記変位が所定の許容値以上であるかどうかを判断する変位判断ステップと、前記変位判断ステップにより前記変位が前記所定の許容値以上であると判断されたときに、前記ヘス・テストの再検査による指示点を入力可能な状態に前記入力テンプレート画面を設定する再検査設定ステップと、を更に備えていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項13に記載の発明は、請求項12に記載のプログラムであって、前記再検査設定ステップにより前記再検査の設定がなされたことに対応して、前記同一の基準点に対応する複数の指示点をそれぞれ異なる色で表示させるステップを更に備えていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項14に記載の発明は、スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を所定の表示手段に表示させる画面表示ステップと、前記入力テンプレート画面に入力された前記指示点を基に形成される前記ヘス図形の形成状態に対応する病症を、前記ヘス図形の形成状態と病症との対応関係が格納された病症データから選択し、当該選択された前記病症を前記検査結果として前記表示手段に表示させる診断結果表示制御ステップと、を備えていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項15に記載の発明は、請求項14に記載のプログラムであって、前記診断結果表示制御ステップは、前記入力テンプレート画面上に設定された座標系における前記指示点の座標を基に、前記ヘス図形を形成する前記直線の長さ及び傾きを算出するステップを含み、前記指示点の座標と前記算出された前記直線の長さ及び傾きとに基づいて前記病症データから前記病症を選択して前記表示手段に表示させることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項16に記載の発明は、請求項14に記載のプログラムであって、前記診断結果表示制御ステップは、前記入力テンプレート画面に入力された前記指示点について、対応する前記基準点に対する変位を算出するステップを含み、当該算出された前記変位に基づいて前記病症データから前記病症を選択して前記表示手段に表示させることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項17に記載の発明は、請求項9ないし請求項16のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体である。
請求項1及び請求項9に記載の本発明によれば、被検者が指示した指示点の位置を入力テンプレート画面に所定順序で入力するだけで、ヘス・テストによる診断の基となるヘス図形を形成する直線が自動的に形成されて入力テンプレート画面に表示される。したがって、ヘス図形を形成するために指示点の間に直線を引く手間が省略されるので、電子カルテを入力する作業の効率を向上させることができる。
また、請求項6及び請求項14に記載の本発明によれば、検査により得られた指示点を入力テンプレート画面に入力するだけで被検眼の病症が特定されて表示手段に表示されるので、ユーザは被検眼の病症を容易に特定することができる。ヘス・テストによる診断には熟練を要するが、本発明によれば、この検査に不慣れなユーザであっても、診断結果を容易に取得することが可能となる。
以下、本発明に係る電子カルテ入力システム、電子カルテ作成処理をコンピュータに実行させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る電子カルテ入力システムは、被検眼の眼球運動制限の状態を検査するために一般的に用いられているヘス・テストの検査結果を電子カルテに効率的に入力することを可能とし、また、その検査結果に基づく病症の特定、すなわち診断を支援するための構成を備えている。そのために、当該電子カルテ入力システムは、ヘス・テストの検査結果である複数の指示点の入力を受けて、それら指示点の間を結ぶ直線を自動的に入力する機能を備えている。更に、当該システムは、入力された指示点の配置を基に被検眼の病症を自動的に特定する機能を備えている。
[システム構成]
以下、図1ないし図5を参照して、本実施形態のシステム構成を説明する。図1は、本実施形態の電子カルテ入力システムの全体構成の一例を示した概略ブロック図である。図2及び図3は、本発明に言う入力テンプレート画面の表示形態の一例を示した概略図である。図4は、検査結果に基づいて被検眼の病症を特定するための病症データの構成の一例を示した概略図である。また、図5は、本発明に係る処理を実現する制御プログラムの一例を示した概略図である。
図1に示すように、本実施形態の電子カルテ入力システムは、病院内に設置されたLAN(Local Area Network)等を通じて接続されたサーバ1と電子カルテ入力端末10とを含んで構成されている。なお、同図には1台の電子カルテ入力端末しか記載されていないが、通常は各医師又は各診療室ごとに電子カルテ入力端末が配置されている。また、図示は省略するが、当該ネットワークには、眼底カメラやオートレフラクトメータなど各種の眼科機器も接続されているのが通常である。
〔サーバの構成〕
サーバ1は、本システムの中核をなす情報処理装置で、制御手段2と、記憶手段3と、入出力インターフェイス(入出力I/F)4とを内蔵している。このサーバ1には、電子カルテCを格納するデータベース5が設けられている。
制御手段2は、上記情報処理装置に内蔵されたCPU等の演算制御装置から構成されている。制御手段2は、記憶手段3に記憶された制御プログラム3Aを実行することによって、電子カルテ入力端末10に対する電子カルテ情報の提供、入力された電子カルテのデータベース5への保存、データベース5の管理などの処理を行う。記憶手段3は、RAM等の揮発性記憶装置と、ROMやハードディスクドライブ(HDD)等の不揮発性記憶装置とを含んで構成されている。制御プログラム3Aは不揮発性記憶装置に記憶されている。
入出力I/F4は、サーバ1が電子カルテ入力端末10及びデータベース5との間で行うデータの送受信を制御するインターフェイス回路から構成されている。
データベース5は、サーバ1を構成する情報処理装置に内蔵又は接続された大規模な記憶容量を有する記憶装置である。制御手段2は、電子カルテ入力端末10から入力された電子カルテを受けて、例えば各患者ごとのファイルを形成してデータベース5に保存する。また、制御手段2は、電子カルテ入力端末10からの電子カルテの閲覧要求や入力要求を受け、データベース5を検索して所望のファイルを選択し、電子カルテ入力端末10へと送信する。
〔電子カルテ入力端末の構成〕
電子カルテ入力端末10は、ユーザ(医師や検者など)が電子カルテの入力操作を行うためのコンピュータ端末である。電子カルテ入力端末10は、制御手段11と、記憶手段12と、モニタ装置13と、キーボード14と、マウス15と、入出力インターフェイス(I/F)16とを含んで構成されている。
制御手段11は、上記コンピュータ端末に内蔵されたCPU等の演算制御装置から構成されている。制御手段11は、記憶手段12に記憶された制御プログラム100を実行することによって、電子カルテの入力画面の表示や入力情報の受け付け、入力された電子カルテのサーバ1への送信、データベース5に格納された電子カルテCの閲覧などのための処理を行う。
記憶手段12は、RAM等の揮発性記憶装置と、ROMやHDD等の不揮発性記憶装置とを含んで構成されている。制御手段11により実行される上記制御プログラム100は、不揮発性記憶装置に記憶されている。また、記憶手段12には、この制御プログラム100に加え、入力テンプレートデータ200と、座標系設定情報300と、枠内領域設定情報400と、入力順序設定情報500と、指示点関連情報600と、単眼病症データ700と、両眼病症データ800とが格納される。この記憶手段12は、単眼病症データ700と両眼病症データ800を記憶する、本発明の病症データ記憶手段を構成している。
制御プログラム100は、制御手段11が上記の各種処理を行うために実行されるコンピュータプログラムである。なお、この制御プログラム100についての詳細は後述するものとする。
入力テンプレートデータ200は、ヘス・テストにより取得された指示点をユーザが入力する入力テンプレート画面を備える入力画面をモニタ装置13に表示させるための画像データである。
この入力テンプレートデータ200に基づいて表示される入力テンプレート画面の一例を図2に示す。同図に示す入力テンプレート画面1000は、被検者の右眼に対するヘス・テストの結果が入力される右眼用入力テンプレート1000Rと、左眼に対するヘス・テストの結果が入力される左眼用入力テンプレート1000Lとから構成されている。これらの各画面1000R、1000Lには、上下方向を示すために「上」、「下」との表示が、また、被検者の鼻側及びこめかみ側を示すために「内」、「外」との表示がそれぞれなされている。
また、画面1000R、1000Lは、それぞれの画面の有効表示領域を示す有効表示枠1001R、1001Lに囲まれている。この有効表示枠1001R、1001Lの内部領域には、ヘス・スクリーンと同様の格子形状を形成する曲線群が表示され、その格子点のいくつかには基準点が設けられている。ここで、当該曲線群及び基準点は、実際には赤色で表示される。また、実際の画面には、同図において基準点に付されている番号は表示されない。
なお、入力テンプレートデータ200は、各画面1000R、1000Lを含むデータとして構成されていてもよいし、また、一方の画面のみのデータとして構成されていてもよい。後者の場合には、そのデータをコピーして右眼用入力テンプレート1000Rと左眼用テンプレート画面1000Lとを表示することとなる。
入力テンプレートデータ200は、図2に示した構成の入力テンプレート画面1000だけでなく、後述する図3、図8、図9及び図10に示す画面などをモニタ装置13に表示させるための画像データをも含んで構成されている。
(座標系設定情報)
座標系設定情報300は、入力テンプレート画面1000上における位置を特定するための座標系を設定する情報である。この座標系設定情報300により設定される座標系としては、例えば、図2の紙面に向かって各画面1000R、1000Lの左下位置を原点とする2次元平面座標系(X−Y座標系)等を用いる。座標系設定情報300は、右眼用入力テンプレート1000R及び左眼用入力テンプレート1000Lについてそれぞれ設定されている。また、各画面1000R、1000Lの座標は、有効表示枠1001R、1001Lの内部領域だけでなく、その外部領域にも亘って設定されている。これは、詳細は後述するが、指示点が枠外領域に入力されたことに対応して表示される矢印の方向を算出するためである。
(枠内領域設定情報)
枠内領域設定情報400は、右眼用入力テンプレート1000R及び左眼用入力テンプレート1000Lにそれぞれ設けられた有効表示枠1001R、1001Lの内外の領域を区別するための情報である。この枠内領域設定情報400は、座標系設定情報300にて設定される座標系に基づく当該枠内領域の座標(X、Y)=(a≦X≦b、c≦Y≦d)として構成されている。ここで、座標X=aは有効表示枠1001Rを構成する「外」側の直線を示し、座標X=bは「内」側の直線を示し、座標Y=cは「下」側の直線を示し、座標Y=dは「上」側の直線を示している。有効表示枠1001Lについても同様である。
なお、枠内領域の座標の代わりに枠外領域の座標を格納して枠内領域と枠外領域とを特定するようにしてもよい。また、有効表示枠1001R、1001Lの座標X=a、X=b、Y=c、Y=dを格納するようにしてもよい。
(入力順序設定情報)
入力順序設定情報500は、ヘス・テストにより取得される複数の指示点を入力テンプレート画面1000に入力する順序を設定した情報である。例えば、図2に示すように3行3列の格子点状に表示された9個の基準点を用いて検査を行う場合、中心(番号マル1)、上(番号マル2)、右上(番号マル3)、右(番号マル4)、右下(番号マル5)、下(番号マル6)、左下(番号マル7)、左(番号マル8)、左上(番号マル9)の基準点に対応する指示点を、この順序で入力するように設定している。制御手段11は、ユーザからの要求にしたがって、入力設定情報500として設定された入力順序をモニタ装置13に表示させる。その表示態様は、例えば、図2に示す番号を入力テンプレート画面1000上に表示させることによる。
(指示点関連情報)
指示点関連情報600は、入力順序設定情報500にて設定された指示点の入力順序に基づいて、ヘス図形を形成するために直線で結ばれる指示点と指示点とを関連付ける情報である。例えば、「中心」の基準点に対応する指示点と、「上」の基準点に対応する指示点との関連付けは、「1番目に入力される指示点」と「2番目に入力される指示点」というように、入力順序設定情報500が示す入力順序に応じて設定される。
本実施形態の指示点関連情報600によれば、中心と上、中心と下、中心と右、中心と左、上と右上、上と左上、下と右下、下と左下、右と右上、右と右下、左と左上、及び、左と左下の各組み合わせの基準点に対応する指示点と指示点とが関連付けられている。すなわち、入力順序設定情報500に基づいて、「1番目」と「2番目」に入力される指示点、「1番目」と「6番目」に入力される指示点、「1番目」と「4番目」に入力される指示点、「1番目」と「8番目」に入力される指示点、「2番目」と「3番目」に入力される指示点、「2番目」と「9番目」に入力される指示点、「5番目」と「6番目」に入力される指示点、「6番目」と「7番目」に入力される指示点、「3番目」と「4番目」に入力される指示点、「4番目」と「5番目」に入力される指示点、「8番目」と「9番目」に入力される指示点、及び、「7番目」と「8番目」に入力される指示点が、それぞれ関連付けられて、指示点関連情報600を形成している。本実施形態では、このような指示点関連情報600にしたがい、図3に示すように歪んだ「田」の字のような形状のヘス図形が形成されて入力テンプレート画面1000に表示される。
この図3は、入力された各指示点と、指示点関連情報600に基づいて結ばれた各直線とを表示した入力テンプレート画面1000の表示形態の一例が示されている(表示処理については後述する)。各指示点及び各直線には、実際の画面には表示されないが、図3に示すようにそれぞれ番号が付される。すなわち、入力テンプレート画面1000の左眼用入力テンプレート1000Lにおいて、左上の基準点に対応する指示点には番号1が、上の基準点に対応する指示点には番号2が、右上の基準点に対応する指示点には番号3が、左の基準点に対応する指示点には番号4が、中心の基準点に対応する指示点には番号5が、右の基準点に対応する指示点には番号6が、左下の基準点に対応する指示点には番号7が、下の基準点に対応する指示点には番号8が、右下の基準点に対応する指示点には番号9がそれぞれ付されている。
更に、この左眼用入力テンプレート1000Lにおいて、左上と上の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号10が、上と右の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号11が、左と中心の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号12が、中心と右の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号13が、左下と下の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号14が、下と右下の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号15が、左上と左の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号16が、上と中心の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号17が、右上と右の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号18が、左と左下の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号19が、中心と下の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号20が、右と右下の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号21がそれぞれ付されている。
また、右眼用入力テンプレート1000Rにおいて、左上の基準点に対応する指示点には番号31が、上の基準点に対応する指示点には番号32が、右上の基準点に対応する指示点には番号33が、左の基準点に対応する指示点には番号34が、中心の基準点に対応する指示点には番号35が、右の基準点に対応する指示点には番号36が、左下の基準点に対応する指示点には番号37が、下の基準点に対応する指示点には番号38が、右下の基準点に対応する指示点には番号39がそれぞれ付されている。
更に、この右眼用入力テンプレート1000Rにおいて、左上と上の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号40が、上と右の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号41が、左と中心の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号42が、中心と右の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号43が、左下と下の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号44が、下と右下の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号45が、左上と左の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号46が、上と中心の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号47が、右上と右の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号48が、左と左下の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号49が、中心と下の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号50が、右と右下の基準点に対応する指示点を結ぶ直線には番号51がそれぞれ付されている。
以下、記述を簡略化するために、これらの指示点と直線を「番号mの指示点」、「番号nの直線」とそれぞれ略称することがある。
(病症データ)
単眼病症データ700及び両眼病症データ800は、本発明に言う病症データを構成するもので、入力テンプレート画面1000上に形成されるヘス図形の形成状態と病症との対応関係を格納している。単眼病症データ700には、被検眼単眼についてのヘス図形の形成状態と病症との対応関係が格納されており、両眼病症データ800には、左右両被検眼についてのヘス図形の形成状態と病症との対応関係が格納されている。
ここで、「ヘス図形の形成状態」とは、ヘス図形を形成する指示点の配置(座標)、直線の長さ及び傾き、あるいは、基準点に対する指示点の変位(距離)など、当該ヘス図形の形状から特定される各種の情報を意味している。
図4(A)は、単眼病症データ700の一部の構成例を示し、図4(B)は、両眼病症データ800の一部の構成例を示している。
図4(A)に示す単眼病症データ700は、左右被検眼の単眼における病症の一例である「右眼滑車神経麻痺」及び「左眼滑車神経麻痺」を示す「病症名」と、指示点及び直線にそれぞれ付された「番号1〜51(図3を参照)」と、被検眼が当該病症であると判断されるための各指示点及び直線についての判断情報(図中の「値」及び「有効範囲」)と、当該病症であるかどうか判断するために参照される指示点及び/又は直線の番号を指定する「検索条件」とを含んで構成されている。
単眼病症データ700に格納される病症名としては、例えば、右眼外直筋麻痺、左眼内直筋麻痺、右眼上斜筋麻痺、左眼下斜筋麻痺などがある。単眼病症データ700は、これらの各病症名について、各番号ごとに設定された判断情報と検索条件とを含んで構成される。
単眼病症データ700の上記判断情報には、各番号1〜51について、指示点の座標又は直線の長さ及び傾きを示す「値」の欄と、この「値」の欄に示す座標値等を中心とする範囲を示す「有効範囲」の欄とが設けられている。ここで、指示点の座標、直線の長さ及び傾きは、座標系設定情報300が示す座標系に基づく値である。
例えば、図4(A)の番号1の指示点については、「値」欄に座標(30,125)が、「有効範囲」欄には±5がそれぞれ保存されている。これは、当該指示点について、その座標が(30±5,125±5)の範囲に含まれているかどうかを判断することを表している。同様に、番号10の直線の「値」欄に示す「0.01,50」及び「有効範囲」欄に示す「±0.01,±2」は、当該直線の長さが0.01±0.01の範囲に、かつ、傾きが50±2の範囲にそれぞれ含まれているかどうかを判断することを表している。
なお、判断情報は、このように「値」欄と「有効範囲」欄から形成されている必要はなく、病症の有無の判断基準となる範囲を設定する構成であってもよい。例えば、上述の番号1の指示点の判断情報を、座標値の範囲(25〜35、120〜130)として直接に設定してもよい。
単眼病症データ700の上記検索条件は、被検眼が当該病症を罹患しているか否かを判断するために参照される指示点及び/又は直線を、番号1〜51によって選択的に指定する情報である。
例えば、図4(A)に示す「右眼滑車神経麻痺」に罹患しているか否かを判断する場合の検索条件は「1 AND 10 AND 11」となっている。これは、番号1の指示点、番号10の直線、及び番号11の直線の判断情報が判断対象として採用されることを示し、更に、これら3つの判断情報に示す条件が全て満たされた場合に(AND検索)右眼滑車神経麻痺であると判断されることを示している。
同様に、「左眼滑車神経麻痺」の検索条件は「1 AND (10 OR 51)」であり、番号1の指示点、番号10の直線、及び番号51の直線の判断情報が判断対象として採用されることを示すとともに、番号1の指示点の判断情報に示す条件と、番号10の直線又は番号51の直線の判断情報に示す条件(OR検索)とが満たされた場合に左眼滑車神経麻痺であると判断されることを示している。
一方、図4(B)に示す両眼病症データ800は、単眼病症データ700と同様に、左右両被検眼に係る病症の一例である「両眼滑車神経麻痺」を示す「病症名」と、指示点及び直線にそれぞれ付された「番号1〜51」と、被検眼が当該病症であるか否かを判断するための各指示点及び直線についての判断情報(図中の「値」及び「有効範囲」)と、当該病症であるか否かを診断するために参照される指示点及び/又は直線の番号を指定する「検索条件」とを含んで構成されている。
また、図4(B)に示すように、両眼病症データ800は、判断情報の内容を示す「値の説明」欄を含んだ構成としてもよい。このような「値の説明」欄は、単眼病症データ700にも当然に設けることができる。
両眼病症データ800の上記判断情報には、各番号1〜51について、指示点の座標又は直線の長さ及び傾きを示す「値」の欄と、この「値」の欄に示す座標値等を中心とする範囲を示す「有効範囲」の欄とが設けられている。
例えば、図4(B)の番号10の直線の「値」欄に示す「0.00,55」及び「有効範囲」欄に示す「±0.01,±2」は、当該直線の長さが0.00±0.01の範囲に、かつ、傾きが55±2の範囲にそれぞれ含まれているかどうかを判断することを表している。
また、両眼病症データ800の上記検索条件は、被検眼が当該病症を罹患しているか否かを判断するために参照される指示点及び/又は直線を、番号1〜51によって選択的に指定する情報である。
例えば、図4(B)に示す「両眼滑車神経麻痺」に罹患しているか否かを判断する場合の検索条件は「10 AND 11」となっている。これは、番号10の直線と、番号11の直線とが判断対象として採用されることを示すとともに、この2つの判断情報に示す条件がともに満たされた場合に両眼滑車神経麻痺と判断されることを示している。
単眼病症データ700及び両眼病症データ800は、ヘス・テストで診断可能な各種病症について、それぞれ多数の被検眼に対する臨床検査によりあらかじめ取得した臨床データを用いて作成される。
制御手段11は、単眼病症データ700又は両眼病症データ800を用いて、各病症の典型的な検査結果に基づくヘス図形を入力テンプレート画面1000上に表示させることができる(後述の図10参照)。そのために、制御手段11は、例えば、図4(A)や図4(B)の「値」の欄に記載された指示点の座標値、直線の長さ及び傾きを用いて、当該病症に係る典型的なヘス図形を求めて入力テンプレート画面1000に表示させる。
モニタ装置13は、制御手段11の制御にしたがって電子カルテの入力画面などの各種画面を表示する、本発明に言う表示手段を構成している。特に、このモニタ装置13には、ヘス・テストの検査結果を電子カルテに入力するための入力テンプレート画面1000や、この入力テンプレート画面1000を含んで構成される後述の入力画面2000などが表示される。
キーボード14とマウス15は、ユーザによる入力テンプレート画面1000に対する指示点の入力操作を受け付ける入力装置である。
入出力I/F16は、電子カルテ入力端末10がサーバ1や図示しない他の端末との間で行うデータの送受信を制御するインターフェイス回路から構成されている。
なお、電子カルテ入力端末10の制御手段11は、記憶手段12に格納された制御プログラム100に代えて、通常のサーバ−クライアントシステムのようにサーバ1の記憶手段3に格納された制御プログラム3Aをネットワークを介して実行することにより、本発明に係る処理を行うようにしてもよい。以下、制御手段11は、電子カルテ入力端末10の記憶手段12に記憶された制御プログラム100を実行して処理を行うものとして説明する。
〔制御プログラムの構成〕
次に、本発明に係る処理手順を行うために制御手段11によって実行される制御プログラム100の構成について説明する。
図5は、この制御プログラム100の概略構成を示している。制御プログラム100は、直線算出プログラム101と、入力順序設定プログラム102と、枠内外判断プログラム103と、指示点変位算出プログラム104と、指示点変位判断プログラム105と、再検査設定プログラム106と、表示色設定プログラム107と、検査回数カウントプログラム108と、病症選択プログラム109と、指示点/基準点変位算出プログラム110と、表示制御プログラム120と、入力操作プログラム130とを含んで構成されている。
ここで、制御手段11は、直線算出プログラム101、枠内外判断プログラム103及び表示制御プログラム120を実行することにより、本発明に言う表示制御手段を構成する。また、制御手段11は、指示点変位算出プログラム104を実行することによって変位算出手段を構成し、指示点変位判断プログラム105を実行することによって変位判断手段を構成し、再検査設定プログラム106を実行することによって再検査設定手段を構成する。更に、制御手段11は、表示色設定プログラム107を実行することにより、表示色設定手段を構成する。更にまた、制御手段11は、直線算出プログラム101又は指示点/基準点変位算出プログラム110と、病症選択プログラム109とを実行することにより、本発明に言う診断結果表示制御手段を構成する。
(直線算出プログラム)
直線算出プログラム101は、座標系設定情報300により入力テンプレート画面1000上に設定された座標系における指示点の座標を基に、ヘス図形を形成する各直線、すなわち、指示点関連情報600により関連付けられた指示点の間を結ぶ各直線について、その長さ及び傾きを算出するために実行されるプログラムである。より具体的には、制御手段11は、この直線算出プログラム101を実行することにより、次のような処理を行う。なお、以下の指示点Aと指示点Bは、指示点関連情報600により関連付けられているものとする。
まず、制御手段11は、座標系設定情報300を参照して、入力テンプレート画面1000に入力された指示点Aの座標(x1、y1)と指示点Bの座標(x2、y2)を求める。次に、指示点Aと指示点Bとの距離√{(x1−x2)^2+(y1−y2)^2}を算出して、指示点Aと指示点Bとを結ぶ直線の長さLを求める。更に、指示点AのX座標x1と指示点BのX座標x2とを比較して、X座標が小さい指示点から大きい指示点に向かう方向における当該直線の傾きαを算出する。例えば、x1≦x2である場合には、当該直線の傾きαは(y2−y1)/(x2−x1)となる。以上の算出処理を、指示点関連情報600により関連付けられた全ての指示点の対について実行する。算出された各直線の長さL及び傾きαは、記憶手段12の所定の記憶領域に保存される。
制御手段11は、このようにして算出した直線の長さ及び傾きを用いて、入力テンプレート画面1000に表示された指示点の間に直線を表示させることによって、検査結果に基づくヘス図形を表示させる。このとき、後述の枠内外判断プログラム103に基づく判断結果に応じて、直線の代わりに矢印を表示させることがある。
(入力順序設定プログラム)
入力順序設定プログラム102は、入力テンプレート画面1000に対する指示点の入力順序の設定操作を受けて、入力順序設定情報500を生成するために実行されるプログラムである。制御手段11は、この入力順序設定プログラム102を実行することにより、キーボード14やマウス15を操作して設定入力された指示点の入力順序を表す入力順序設定情報500を作成して記憶手段12に保存する。
制御手段11は、入力順序設定情報500が設定されたことに伴い、この新たな入力順序設定情報500に対応する指示点関連情報600を新たに生成する。これは、入力順序が異なる場合でも、形成されるヘス図形は同じでなければならないため、指示点の入力順序と指示点間の直線との対応関係を調整する必要が生じるからである。
なお、図2に示した上述の入力順序(中心、上、右上、右、右下、下、左下、左、左上の順)を、デフォルト設定として入力順序設定情報500に保持しておくとともに、このデフォルト設定に対応する指示点関連情報600を保持しておくように構成することが好ましい。
(枠内外判断プログラム)
枠内外判断プログラム103は、指示点が入力テンプレート画面100の有効表示枠1001R、1001Lの内側に入力されたのか、又はその外側に入力されたのかを判断するために実行されるプログラムである。制御手段11は、この枠内外判断プログラム103を実行することにより、直線算出プログラム101にしたがって算出された指示点Aの座標(x1、y1)と、枠内領域設定情報400が示す枠内領域の座標(a≦X≦b、c≦Y≦d)とを比較して、当該指示点Aが枠内領域に含まれているか否かを判断する。具体的には、指示点AのX座標x1が枠内領域のX座標a≦X≦bに含まれているかを判断し、指示点AのY座標y1が枠内領域のY座標c≦Y≦dに含まれているかを判断する。そして、双方ともに含まれていると判断されたとき、指示点Aは枠内領域に入力されたと判断し、いずれか一方でも含まれていないと判断されたときには、指示点Aは枠外に入力されたと判断する。この判断結果は、記憶手段12の所定の記憶領域に保存される。
なお、制御手段11は、指示点Aが枠内領域に入力されたと判断された場合、この指示点Aと、これに関連付けられた他の指示点との間に、直線算出プログラム101にしたがって得られる直線を表示させる。一方、指示点Aが枠外に入力されたと判断された場合、制御手段11は、直線に代えて、他の指示点から指示点Aに向かう方向を指す矢印を表示させる(後述する図8参照)。また、指示点Aと関連付けられた他の指示点も枠外に入力されたと判断された場合には、これらの指示点の間には直線も矢印も表示されないようになっている。
指示点Aが枠外に入力されたと判断された場合、制御手段11は、指示点Aを入力テンプレート画面1000上に表示させないようになっている。
(指示点変位算出プログラム)
指示点変位算出プログラム104は、同一の基準点に対応する複数の指示点が入力テンプレート画面1000に入力されたことに対応して、当該複数の指示点のうち最後に入力された指示点と、その直前に入力された指示点との間の変位(距離)を算出するために実行されるプログラムである。例えば、ある基準点に対してk個の指示点が入力された場合、制御手段11は、この指示点変位算出プログラム104にしたがって、最後の第k番目に入力された指示点と、その直前の第k−1番目に入力された指示点との間の変位を算出する。
以下、同一の基準点に対して最後に入力された指示点を「最新の指示点」と称し、その直前に入力された指示点を「前回の指示点」と称することとする。
制御手段11は、指示点変位算出プログラム104にしたがって、次のような処理を実行する。
まず、制御手段11は、入力順序設定情報500を参照することにより、同一の基準点に対して入力された指示点の判別を行う。図2に示した順序で9個の基準点に対する指示点が入力された場合、例えば入力順序1番目である中心の基準点に対応する指示点は、実際に入力された順序が1番目、10番目、19番目、28番目、・・・・の指示点となることを用いて判別がなされる。
一般に、基準点の個数がKである場合、実際の入力順序がKを法(modulo)として合同な指示点を同一の基準点に対応するものと判別される。つまり、実際の入力順序がu番目の指示点とv番目の指示点は、u≡v(modK)である場合に同一の基準点に対応するものと判断される。
次に、制御手段11は、同一の基準点に対応すると判別された複数の指示点のうち最新の指示点と前回の指示点について、直線算出プログラム101にしたがって算出された座標を用いて、これらの各指示点の間の変位を算出する。
例えば、図2に示した中心の基準点について3つの指示点(実際の入力順序が1番目、10番目及び19番目の指示点)が入力されている場合、最新の指示点は19番目の指示点、前回の指示点は10番目の指示点である。19番目の指示点の座標を(x19、y19)、10番目の指示点の座標を(x10、y10)とすると、算出目的となる指示点間の変位は、これらの距離√{(x19−x10)^2+(y19−y10)^2}として求められる。このようにして算出された指示点間の変位は、記憶手段12の所定の記憶領域に保存される。
なお、制御手段11は、入力順序設定情報500により設定された入力順序における最初(入力順序1番目)の基準点に対応する複数の指示点の変位を算出する。図2に示す本実施形態のケースでは、中心の基準点に対応する最新及び前回の指示点の間の変位が算出される。
(指示点変位判断プログラム)
指示点変位判断プログラム105は、指示点変位算出プログラム104にしたがって算出された、同一の基準点に対する複数の指示点間の変位が、所定の許容値(変位許容値と称することがある)以上であるかどうかを判断するために実行されるプログラムである。この変位許容値の設定情報は、後述するように、検査精度を担保するために再検査を行うべきか否かの判断に用いられるデータである。当該変位許容値の設定情報は、座標系設定情報300により設定される座標系における距離として定義され、単眼病症データ700や両眼病症データ800と同様に臨床的に取得される値を採用する。
制御手段11は、この指示点変位判断プログラム105を実行することにより、指示点変位算出プログラム104にしたがって算出された変位の値を、上記の変位許容値と比較し、その大小関係を判断する。この判断結果は、記憶手段12の所定の記憶領域に保存される。
(再検査設定プログラム)
再検査設定プログラム106は、指示点変位判断プログラム105に基づき、指示点間の変位が変位許容値以上であると判断されたときに、引き続き入力される指示点を再検査の検査結果として受け付けるとともに、受け付けた指示点を表示するように入力テンプレート画面1000の設定を行うために実行されるプログラムである。制御手段11は、指示点間の変位が変位許容値以上と判断されると、再検査設定プログラム106を実行して、入力テンプレート画面1000を再検査結果の入力が可能な再検査モードに設定する。このとき、引き続き入力される指示点は、既に表示されている前回以前の指示点(及び直線)とともに入力テンプレート画面1000上に表示される。
更に、制御手段11は、再検査設定プログラム106にしたがって直線算出プログラム101を実行し、再検査に基づくヘス図形を形成する直線の長さ及び傾きを算出して表示させる。これにより、複数のヘス図形が入力テンプレート画面1000に表示された状態となる。
(表示色設定プログラム)
表示色設定プログラム107は、入力テンプレート画面1000に入力された同一の基準点に対応する複数の指示点をそれぞれ異なる色で表示させる処理と、再検査により取得された指示点に基づく直線を入力テンプレート画面1000に既に表示されている直線とは異なる色で表示させる処理とを行うために実行されるプログラムである。制御手段11は、再検査設定プログラム106にしたがってこの表示色設定プログラム107を実行することにより、例えば、第1回目の検査による指示点及び直線を黒色で表示させ、第2回目の検査による指示点及び直線を青色で表示させ、第3回目の検査による指示点及び直線を赤色で表示させるように制御を行う。第4回目以降の検査についても、それぞれ異なる所定の表示色が設定されている。すなわち、表示色設定プログラム107は、繰り返し行われた検査に基づく複数のヘス図形を、それぞれ異なる色で表示させる処理を制御手段11に実行させるプログラムである。なお、何度目の検査まで表示色を設定するかについては、適宜決定すればよい。
(検査回数カウントプログラム)
検査回数カウントプログラム108は、指示点変位判断プログラム105にしたがって指示点間の変位が変位許容値以上であると判断されたことに対応してカウンタを更新することにより、検査が反復された回数をカウントするために実行されるプログラムである。制御手段11は、この検査回数カウントプログラム108を実行することにより、指示点間の変位が変位許容値以上であると判断される度毎にカウンタを+1ずつ更新して検査回数をカウントする。
制御手段11は、被検者に対する第1回目の検査時にカウンタを「1」にリセットする。このリセット動作は、例えば、ユーザの操作に応じて入力テンプレート画面1000がモニタ装置13に表示されたタイミングで行われる。第1回目の検査の終了後、その検査が適正に行われたか否かを確認するために、入力順序が1番目の指示点が再入力され、かつ、当該指示点と第1回目の検査の1番目の指示点との変位が変位許容値以上と判断されると、カウンタが更新されて「2」となり、第2回目の検査に移行したことが認識される。以下同様に、1番目の指示点について、最新のものと前回のものとの変位が変位許容値以上と判断される度毎にカウンタが+1ずつ更新されて、検査回数が認識される。カウントされた検査回数は、記憶手段12の所定の記憶領域に保存される。
(病症選択プログラム)
病症選択プログラム109は、入力テンプレート画面1000に入力された指示点に基づいて形成されるヘス図形の形成状態によって特定される病症を病症データから選択してモニタ装置13に表示させるためのプログラムである。制御手段11は、この病症選択プログラム109を実行することにより、入力テンプレート画面1000に入力された指示点の座標と、直線算出プログラム101にしたがって算出された直線の長さ及び傾きとによって特定される被検眼の病症を、単眼病症データ700及び/又は両眼病症データ800から選択する処理を行う。
より具体的には、制御手段11は、この病症選択プログラム109を実行することにより、図4(A)に示した単眼病症データ700の検索条件が示す番号の指示点及び/又は直線に関する「値」及び「有効範囲」(判断情報)を参照して、入力テンプレート画面1000に入力された当該番号の指示点の座標及び/又は直線の長さと傾きが、当該判断情報により設定された範囲に含まれているか否かを判断することにより、当該被検眼がその病症に罹患しているか否かを判断する(この判断手法については、図4の説明中にて前述した)。制御手段11は、病症データに含まれている各「病症名」毎にこのような処理を実行する。
制御手段11は、医師による通常の診断手法と同様の手法で病症を選択するようになっている。例えば、まず、ヘス図形の中心の指示点(図3参照)の座標を基に被検眼の外斜、内斜、上斜又は下斜の有無を判断する。次に、左右眼の各指示点の配置、すなわちヘス図形が、左右対称であるかどうか解析する。非対称である場合には、左右のヘス図形のうち縮小されている方のヘス図形に特に注目して病症の特定を行う。
なお、後述の指示点/基準点変位算出プログラム110を実行して、各指示点の基準点からの変位の量と方向を算出し、その算出結果を解析して上下方向及び左右方向の眼位ズレを求め、求めた眼位ズレに該当する病症を単眼病症データ700から絞り込み、絞り込んだ各病症について単眼病症データ700の判断情報を検索して検索条件に該当する病症を選択するように処理を行ってもよい。
制御手段11は、病症の選択結果をモニタ装置13に表示させる。その表示形態は、例えば、罹患していると判断された病症名を表示させることによる。罹患していると判断された病症が無い場合には、「該当する病症なし」などのメッセージを表示させる。
被検眼の病症を両眼病症データ800から選択する処理も、以上の単眼病症データ700からの選択と同様にして実行される。
(指示点/基準点変位算出プログラム)
指示点/基準点変位算出プログラム110は、入力テンプレート画面1000に入力された各指示点について、対応する基準点からの変位の量及び方向を算出するために実行されるプログラムである。制御手段11は、この指示点/基準点変位算出プログラム110を実行することにより、入力テンプレート画面1000に入力された指示点Aの座標(x1、y1)と、この指示点Aに対応する基準点Oの座標(x0、y0)とに基づいて、指示点Aと基準点Oとの間の変位の量、つまり距離√{(x1−x0)^2+(y1−y0)^2}を算出する。また、基準点Oに対する指示点Aの変位の方向は、基準点Oから指示点Aに向かう直線の傾き(y1−y0)/(x1−x0)を算出することにより求められる。求められた変位の量及び方向は、記憶手段12の所定の記憶領域に保存される。
(表示制御プログラム)
表示制御プログラム120は、モニタ装置13の表示処理を行うために実行されるプログラムである。制御手段11は、表示制御プログラム120にしたがって、ユーザによる指示や、制御プログラム100に含まれる各プログラムの指示に応じた画像データやメッセージデータを記憶手段12から選択して、適宜加工を施してモニタ画面13に表示させる。
(入力操作プログラム)
入力操作プログラム130は、制御手段11がキーボード14やマウス15からの操作信号に対応したプログラムを実行するための制御を行うプログラムである。制御手段11は、ユーザの操作に応じた操作信号をキーボード14又はマウス15から受けると、入力操作プログラム130にしたがって、当該操作信号に応じたプログラムを制御プログラム100から選択して実行する。例えば、マウス15が操作されて入力テンプレート画面1000に全ての指示点が入力されたことに対応して、制御手段11は、この入力操作プログラムにしたがって直線算出プログラム101を選択して実行することにより、当該指示点の間を結ぶ各直線の長さ及び傾きを算出する。
[処理手順]
以上のようなシステム構成を有する本実施形態の電子カルテ入力システムにより実行される処理手順について、図6及び図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。また、当該システムによる処理に対応してモニタ装置13に表示される画面形態についてもその構成を逐次説明する。
制御プログラム100、入力テンプレートデータ200、座標系設定情報300、枠内領域設定情報400、入力順序設定情報500、指示点関連情報600、単眼病症データ700及び両眼病症データ800は、あらかじめ記憶手段12に記憶されているものとする。
なお、入力テンプレート画面1000に対する指示点の入力順序を設定する場合、ユーザは、キーボード14やマウス15を操作してその設定要求を事前に行う。制御手段11は、当該設定要求を受け、入力順序設定プログラム102を実行して入力順序設定情報500を作成する。
(ステップS1;入力テンプレート画面の表示)
まず、ユーザは、マウス15でファイルのアイコンをクリックするなどの所定の操作を行って、図2に示す入力テンプレート画面1000をモニタ装置13に表示させて、ヘス・テストの検査結果の入力準備をする(S1)。
(ステップS2;検査結果の入力)
ユーザは、マウス15等を操作して、ヘス・テストの検査結果である9個の指示点を、入力順序設定情報500に基づく所定の入力順序で入力テンプレート画面1000に入力する(S2)。
ここで、ユーザは、被検眼に対してヘス・テストを行いながら、被検者が指示した指示点をリアルタイムで逐次入力していく。なお、既に取得した検査結果を入力する場合であっても本発明の電子カルテ入力システムを用いることが可能であることは言うまでもない。
(ステップS3;指示点の座標、直線の長さと傾きの算出)
ユーザによる9つの指示点の入力が終了すると、制御手段11は、直線算出プログラム101を実行し、入力された各指示点について、座標系設定情報300を参照してその座標を求めるとともに、指示点関連情報600により関連付けられた他の指示点との間を結ぶ直線の長さと傾きを算出する(S3)。
(ステップS4;指示点の入力位置の判断)
制御手段11は、枠内外判断プログラム103を実行し、ステップS3にて求められた各指示点が入力テンプレート画面1000の有効表示枠1001R、1001L(図2参照)の内側の領域(枠内領域)に入力されたか、外側の領域(枠外領域)に入力されたかを枠内領域設定情報400を参照して判断し、指示点関連情報600により関連付けられた一対の指示点について、各指示点が枠内領域に入力されたか否かを判断する(S4)。
(ステップS5;枠内領域に入力された指示点間を結ぶ直線の表示)
指示点関連情報600により関連付けられた一対の指示点がともに枠内領域に入力されたと判断された場合(S4;Y)、制御手段11は、表示制御プログラム120を実行して、ステップS3での算出結果を基に、当該一対の指示点の間を結ぶ直線を入力テンプレート画面1000に表示させる(S5)。
(ステップS6;枠外領域に入力された指示点に向かう矢印の表示)
また、関連付けられた一対の指示点の一方が枠外領域に入力されたと判断された場合(S4;N)、制御手段11は、表示制御プログラム120を実行して、ステップS3での算出結果を基に、枠外領域に入力された指示点に向かう方向の矢印を入力テンプレート画面1000に表示させる(S6)。
なお、一対の指示点の双方が枠外領域に入力された場合は、これら指示点の間には直線や矢印は表示されない。
図8は、一方の指示点(枠外指示点と呼ぶ)のみが枠外領域に入力された場合(ステップS4;N)に入力テンプレート画面1000に表示される、枠内の指示点から当該枠外指示点に向かう方向を指す矢印の表示形態を示している。同図は、図3に示した番号3の指示点、番号6の指示点及び番号9の指示点が、左眼用入力テンプレート1000Lの有効表示枠1001Lの外側に入力された場合に形成されるヘス図形の表示形態を示している。このとき、同図に示すように、左眼用入力テンプレート1000Lには、番号2の指示点と番号3の指示点とを結ぶ番号11の直線の代わりに、番号2の指示点から非表示の番号3の指示点に向かう方向の矢印A1が表示される。同様に、番号5の指示点から非表示の番号6の指示点に向かう方向の矢印A2と、番号8の指示点から非表示の番号9の指示点に向かう方向の矢印A3とが表示される。また、関連する指示点が双方ともに枠外領域に入力されている場合、つまり、番号3の指示点と番号6の指示点、及び、番号6の指示点と番号9の指示点については、それらの指示点の間に直線及び矢印は表示されない。
以上のステップS5、S6により、入力テンプレート画面1000に入力された検査結果に基づくヘス図形が表示される。ここで、制御手段11は、表示色設定プログラム107にしたがって、第1回目の検査の結果に基づく当該ヘス図形を黒色で表示させるようになっている。
図9は、入力テンプレート画面1000に第1回目の検査結果(全ての指示点が枠内領域に入力されたケース)に基づくヘス図形が表示された状態の入力画面2000の一構成例を示している。この入力画面2000には、ヘス図形を表示する入力テンプレート画面1000とともに、病症特定ボタン2001と、コメント表示部2002とが含まれている。病症特定ボタン2001は、入力テンプレート画面1000に入力された指示点の座標と、その指示点を基に算出される直線の長さ及び傾きとに基づいて、被検眼の病症を特定するときに操作(マウス15によりクリック)されるボタンである。また、コメント表示部2002は、入力テンプレート画面1000に表示されるヘス図形などに関するコメントが表示される画面領域である。
(ステップ7;検査精度の確認のための再入力)
次に、ユーザは、以上の検査が適正に行われたかどうかを確認するために、上記の入力順序における1番目の基準点を被検者に再び指示させ、その指示点を入力テンプレート画面1000に入力する(S7)。
(ステップ8;指示点の変位の算出)
制御手段11は、直線算出プログラム101を実行して、ステップS7で再入力された指示点の座標を求め、指示点変位算出プログラム104を実行して、当該再入力された指示点の座標と、ステップS2で1番目に入力された指示点の座標との変位を算出する(S8)。
(ステップS9;再検査の要否の判断)
続いて、制御手段11は、指示点変位判断プログラム105を実行し、ステップS8にて算出された指示点間の変位が変位許容値以上であるか否かを判断して、再検査の要否を判断する(S9)。
(ステップS10;再検査モードの設定)
再検査を行う場合、すなわち算出された変位が変位許容値以上であった場合(S9;Y)、制御手段11は、再検査設定プログラム106を実行して、入力テンプレート画面1000を再検査結果の入力を受け付け可能な状態に設定する(S10)。
このとき、制御手段11は、検査回数カウントプログラム108を実行して、カウンタを+1だけ更新して「2」とする。更に、引き続いて行われる検査が2回目であることを示すカウント情報を、記憶手段12に記憶させる。また、制御手段11は、表示色設定プログラム107にしたがって、再検査により得られたヘス図形、つまり指示点とその指示点間を結ぶ直線とを、第1回目の検査によるヘス図形(黒色)とは異なる色(青色)で表示させる。
ステップS2〜S10は、最新の検査(M回目)と前回の検査(M−1回目)の検査とにおける上記変位が変位許容値未満であると判断されるまで反復される(つまりステップS9にて「N」となるまで反復される)。このとき、カウンタは「M」を示しており、検査がM回行われたことを示すカウント情報が記憶手段12に記憶されている。第1回目〜第M回目までの各検査により取得されたヘス図形は、表示色設定プログラム107にしたがって、それぞれ異なる色で表示される。ここで、各検査によるヘス図形を全て同時に入力テンプレート画面1000に表示するようにしてもよいし、最新のヘス図形及び前回のヘス図形だけを表示させるなど、一つ又は複数のヘス図形を選択的に表示させるような構成としてもよい。
また、所定の反復許容回数(例えば5回)をあらかじめ設定しておき、カウンタ(つまり、カウント情報が示す検査回数)がこの反復許容回数を超過したことに対応して、当該被検者に対する検査を終了するように制御してもよい。これにより、ヘス・テストによって病症を特定することが困難な被検者については他の検査方法を行うなどの判断をすることができ、また、ヘス・テストを何度も何度も反復することにより時間を浪費してしまう事態を回避することができる。
(ステップS11;単眼の病症の特定)
一方、再検査を行わない場合、すなわち算出された変位が変位許容値未満であった場合(S9;N)、制御手段11は、ユーザによる病症特定ボタン2001の操作を受けて病症選択プログラム109を実行し、ステップS3にて取得した指示点の座標、直線の長さ及び傾きに該当する病症を単眼病症データ700から選択する(S11)。このとき、制御手段11は、単眼病症データ700に含まれる各病症について、その検索条件に示す指示点の座標及び/又は直線の長さ、傾きを参照して当該病症に該当するか否かを判断し、該当した病症名を選択する。
なお、上述したように、各指示点について基準点からの変位を求め、その変位を基に病症の絞り込みを行い、絞り込まれた各病症について単眼病症データ700を検索して病症を選択するように処理を行ってもよい。このような構成にすれば、単眼病症データ700に多数の病症が含まれている場合、全ての病症について個々に検索を行わずに、絞り込まれた病症のみを検索すればよいので、検索処理に掛かる時間の短縮化を図ることが可能となる。
(ステップS12;両眼の病症の特定)
更に、制御手段11は、病症選択プログラム109にしたがい、ステップS3で取得された指示点の座標、直線の長さ及び傾きに該当する病症を両眼病症データ800から同様の手法によって選択する(S12)。
(ステップS13;診断結果の表示)
制御手段11は、表示制御プログラム120を実行して、ステップS11で特定された単眼での病症名と、S12にて特定された両眼での病症名とを、診断結果としてモニタ装置13に表示させる(S13)。
図10は、診断結果を表示する入力画面2000の一例を示す。同図に示すように、左眼用入力テンプレート1000Lには、左被検眼の検査結果に基づくヘス図形(実線)とともに、特定された病症(ここでは両眼滑車神経麻痺)の典型的なヘス図形(点線)が表示される。また、右眼用入力テンプレート1000Rには、右被検眼の検査結果に基づくヘス図形(実線)とともに、特定された病症の典型的なヘス図形(点線)が表示される。また、コメント表示部2002には、実線で示されたヘス図形が検査結果(検査データ)に基づくものを表しており、点線で示されたヘス図形が特定された病症の典型的なヘス図形を表していることを示す情報が表示される。なお、検査回数のカウント結果などをコメント表示部2002等に更に表示させるようにしてもよい。
入力テンプレート画面1000に表示されたヘス図形や、ステップS11、S12にて特定された病症は、入力画面2000上に設けられた検査結果入力ボタンをマウス15でクリックするなどの所定の操作をユーザが行うことによって、当該被検者の電子カルテに入力されるようになっている。ヘス図形や検査結果が入力された電子カルテは、サーバ1に送信されてデータベース5に保存される。
[作用・効果]
以上のような処理を実行するように構成された本実施形態の電子カルテ入力システムによれば、次のような作用及び効果が奏される。
まず、被検者が指示した指示点の位置を入力テンプレート画面1000に所定順序で入力するだけで自動的にヘス図形が形成されて表示されるので、電子カルテを入力する作業の効率が大きく向上される。つまり、従来は、ヘス・テストによって得られた指示点を検査用紙や画面上に入力する作業、及び、その指示点の間を直線で結んでヘス図形を作成する作業は、ともにユーザの手作業によって行われていたが、本実施形態の電子カルテ入力システムによれば、前者の作業のみを手入力するだけでヘス図形が自動的に形成されるので、電子カルテの入力効率が向上されることとなる。また、ユーザに掛かる負担を低減させることも可能となる。
すなわち、入力された指示点を基にヘス図形を形成する場合、どの指示点がどの基準点に対応しているかを判別することが必須となるが、本発明は、各基準点に対する指示点の入力順序を設定しておくとともに、どの入力順序の指示点と指示点との間に直線が必要であるかを設定しておくことによって、指示点と基準点との対応関係を確立している。これにより、ヘス図形の形成処理の自動化が実現されている。
また、指示点を入力する順序を適宜変更することができるので、ユーザは、慣れた入力順序で指示点を入力することができるため、電子カルテ入力作業の効率化を図ることが可能となる。
また、入力テンプレート画面1000に設けられた有効表示枠1001R、1001Lの外側に指示点が入力された場合、直線の代わりに当該指示点に向かう方向の矢印を表示するようになっているので、当該指示点が枠外領域に入力されたことを明確に示すことが可能となる。
また、検査精度の確認のために被検者に同一基準点を再度指示させるとともに、その指示点の入力を行うと、当該基準点に対応する複数の指示点の変位に応じて再検査が必要か否かが自動的に判断され、必要な場合には、再検査の結果を入力可能な状態に設定されるので、電子カルテ入力作業の効率化が促進される。更に、ヘス・テストに不慣れなユーザであっても、再検査の要否を的確に認識することが可能となるため、システムの操作性が向上されるとともに、良好な検査精度でヘス・テストを行うことが可能となる。なお、再検査による指示点が入力されると、ヘス図形が自動的に形成されて表示されるので、作業効率が向上される。
更に、適正な検査結果を取得するために検査を複数回行う場合に、各検査に対応するヘス図形がそれぞれ異なる色で表示されるので、再検査時における入力操作を混乱せずに行うことができる。したがって、電子カルテ入力作業の効率化を図ることが可能となり、また、誤入力を防止することも可能となる。また、複数の検査に係るヘス図形を同時に表示させる場合、それぞれのヘス図形の形状を容易に認識することが可能となる。
更にまた、精度の担保された検査結果を得るまでの検査回数が自動的にカウントされるようになっているので、当該被検者のヘス・テストに対する理解度を把握することができる。この検査回数情報は、次回の検査を円滑に行うためなどに利用することが可能である。
また、検査により得られた指示点を入力するだけで被検眼の病症が特定されるので、診断支援を好適に行うことが可能である。特に、ヘス・テストによる診断には熟練を要するが、本発明の構成によれば、この検査に不慣れなユーザであっても診断を的確に行うことが可能となる。当該処理についても、上述のような指示点と基準点との対応関係が利用
なお、この診断支援に係る処理は、医師が通常行うように、指示点の座標、直線の長さ及び傾きに基づくものであるため、その診断の精度は良好である。
更に、当該診断処理は、通常のように、最初に単眼の病症を特定し、その後に両眼の病症を特定するよう実行されるので、的確な診断結果を取得することを可能とする。
[他の処理手順]
基準点に対する指示点の変位に基づいて診断を行う処理手順について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。なお、同図中において、図6のフローチャートに示したステップと同様の処理を行うものは、同一のステップ番号にて示されている。
当該処理手順を実行するために、次のような病症データ(図示は省略する)を記憶手段12に記憶しておく。この病症データは、上述のものと同様に、単眼病症データと両眼病症データとから構成される。
当該単眼病症データは、図4(A)に示したものと同様に各病症名について表形式で構成されており、左眼用の番号1〜9の指示点及び右眼用の31〜39の指示点に対する「変位値」及び「有効範囲」を含んで構成される。「変位値」は、対応する基準点に対する指示点の変位の値を示し、より具体的には、当該病症を罹患している場合において典型的な指示点の変位の値を示している。「有効範囲」は、当該病症を罹患している場合における指示点の変位の範囲を示している。また、当該単眼病症データには、図4(A)と同様の「検索条件」が含まれている。
一方、両眼病症データは、図4(B)に示したものと同様の表形式で構成され、当該単眼病症データと同様に「変位値」及び「有効範囲」を含んでいる。
また、制御手段11は、病症選択プログラム109を実行することにより、指示点/基準点変位算出プログラム110を用いて算出された変位に基づいて上述の処理手順と同様の方法で病症データを検索し、病症名を特定する。
以下、本実施形態の電子カルテ入力システムによる他の処理手順について説明する。
まず、ユーザは、所定の操作を行って図2に示す入力テンプレート画面1000をモニタ装置13に表示させ(S1)、マウス15等を操作して、ヘス・テストにより取得された9個の指示点を、入力順序設定情報500に基づく所定の入力順序で入力テンプレート画面1000に入力する(S2)。
9つの指示点が入力されると、制御手段11は、図5に示す指示点/基準点変位算出プログラム110を実行し、各指示点について基準点に対する変位を算出する(S21)。例えば、番号5の指示点については、図2に示す中心の基準点(マル1)との間の変位、すなわち距離が算出される。なお、指示点と基準点との変位は、上述したように、座標系設定情報300に基づく指示点の座標及び基準点の座標を用いて算出される。
次に、ユーザは、以上の検査が適正に行われたかどうかを確認するために、上記の入力順序における1番目の基準点を被検者に再び指示させ、その指示点を入力テンプレート画面1000に入力する(S7)。制御手段11は、指示点変位算出プログラム104を実行して、ステップS7で再入力された指示点の座標を求め、この求めた座標と、ステップS2で1番目に入力された指示点の座標との変位を算出する(S8)。更に、制御手段11は、指示点変位判断プログラム105を実行して、ステップS8にて算出された変位が上記の変位許容値以上であるか否かを判断して、再検査の要否を判断する(S9)。
再検査を行う場合(S9;Y)、制御手段11は、再検査設定プログラム106を実行して、入力テンプレート画面1000を再検査結果の入力を受け付け可能な状態とする(S10)。ステップS2〜S10は、最新の検査(M回目)と前回の検査(M−1回目)の検査とにおける上記変位が変位許容値未満であると判断されるまで反復される。
再検査を行わない場合(S9;N)、制御手段11は、ユーザによる病症特定ボタン2001の操作を受けて病症選択プログラム109を実行し、ステップS21にて取得した指示点と基準点との変位に該当する病症を単眼病症データから選択する(S22)。
更に、制御手段11は、病症選択プログラム109にしたがい、ステップS21で取得された指示点と基準点との変位に該当する病症を両眼病症データから同様の手法にて選択する(S23)。
制御手段11は、表示制御プログラム120を実行して、ステップS22、S23で特定された病症名を診断結果としてモニタ装置13に表示させる(S24)。その表示形態は、上述の処理手順による場合と同様である。
ステップS22、S23にて特定された病症名は、ユーザが所定の操作を行うことによって当該被検者の電子カルテに書き込まれる。その電子カルテは、サーバ1に送信されてデータベース5に保存される。
このような他の処理手順によれば、検査により得られた指示点を入力するだけで被検眼の病症が特定されるので、診断支援を好適に行うことが可能である。特に、ヘス・テストに不慣れなユーザであっても診断を的確に行うことが可能となる。
また、この他の処理手順は、医師が通常行うように、入力された指示点の基準点に対する変位に基づくものであるため、診断精度は良好である。
更に、当該診断処理は、通常の診断のように、最初に単眼の病症を特定し、その後に両眼の病症を特定するよう実行されるので、的確な診断結果を取得することを可能とする。
[プログラム]
図5に示した制御プログラム100が備える直線算出プログラム101と、入力順序設定プログラム102と、枠内外判断プログラム103と、指示点変位算出プログラム104と、指示点変位判断プログラム105と、再検査設定プログラム106と、表示色設定プログラム107と、検査回数カウントプログラム108と、病症選択プログラム109と、指示点/基準点変位算出プログラム110とは、本発明に係る「電子カルテ作成処理をコンピュータに実行させるプログラム」を構成している。ここで、本発明のプログラムは、これらのプログラムを全て含んでいる必要はなく、例えば直線算出プログラム101のみの構成や、病症選択プログラム109のみの構成とするなど、1つ又は複数のプログラムを選択的に含んだ構成を採用することが可能である。なお、制御プログラム100は、任意のプログラム言語で作成することができる。
電子カルテ入力システムのユーザは、サーバ1の記憶手段3に保存されている制御プログラム3Aをダウンロードして記憶手段12に記憶させることによって、本発明に係るプログラムを取得して利用することができる。
[情報記録媒体]
制御プログラム100に含まれる上記のプログラムを、CD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能なあらゆる種類の情報記録媒体に記録することができる。ユーザは、電子カルテ入力端末10の図示しないCD−ROMドライブ等の記録媒体読取装置を用いて当該情報記録媒体の内容を読み取ることによって所望のプログラムを取得して利用することができる。
以上で詳細に説明した構成は、本発明を実施するための一具体例に過ぎないものである。したがって、本発明の要旨の範囲内において各種の変形を適宜施すことが可能であることは言うまでもない。
[付記]
以下、上述した実施形態によって実現される、本発明に係る電子カルテ入力システム、電子カルテ作成処理をコンピュータに実行させるプログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体の特徴的構成について付記する。
〔付記項1〕
各患者の電子カルテを格納するデータベースを備えたサーバと、
このサーバとネットワークを介して通信可能とされ、電子カルテに対する情報入力を行う入力画面を表示する表示手段を有し、前記入力画面への入力情報を前記ネットワークを通じて前記サーバに送信して電子カルテを作成する電子カルテ入力端末とを含み、
スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する電子カルテ入力システムであって、
前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を前記表示手段に表示させるとともに、前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御手段を備え、
前記スクリーン及び前記入力テンプレート画面には9個の前記基準点が3行3列の格子点状に表示され、これらの各基準点に対応する指示点の前記入力順序は、中心、上、右上、右、右下、下、左下、左、左上の順に設定されており、
前記表示制御手段は、前記ヘス図形を形成する前記直線として、中心と上、中心と下、中心と右、中心と左、上と右上、上と左上、下と右下、下と左下、右と右上、右と右下、左と左上、及び、左と左下の各組み合わせにより関連付けられた指示点同士を結ぶ直線を前記入力テンプレート画面に表示させることを特徴とする電子カルテ入力システム。
〔付記項2〕
各患者の電子カルテを格納するデータベースを備えたサーバと、
このサーバとネットワークを介して通信可能とされ、電子カルテに対する情報入力を行う入力画面を表示する表示手段を有し、前記入力画面への入力情報を前記ネットワークを通じて前記サーバに送信して電子カルテを作成する電子カルテ入力端末とを含み、
スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する電子カルテ入力システムであって、
前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を前記表示手段に表示させるとともに、前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御手段と、
前記入力テンプレート画面に対する前記指示点の前記入力順序を設定するための入力順序設定手段と、
を備えていることを特徴とする電子カルテ入力システム。
付記項2に記載の入力順序設定手段は、図1に示す電子カルテ入力端末10のキーボード14やマウス15等の入力装置によって構成される。
〔付記項3〕
各患者の電子カルテを格納するデータベースを備えたサーバと、
このサーバとネットワークを介して通信可能とされ、電子カルテに対する情報入力を行う入力画面を表示する表示手段を有し、前記入力画面への入力情報を前記ネットワークを通じて前記サーバに送信して電子カルテを作成する電子カルテ入力端末とを含み、
スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する電子カルテ入力システムであって、
前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を前記表示手段に表示させるとともに、前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御手段と、
前記入力順序が1番目の指示点が前記入力テンプレート画面に複数入力されたときに、当該複数の指示点のうち最後に入力された指示点とその直前に入力された指示点との変位を算出する変位算出手段と、
前記変位算出手段により算出された前記変位が所定の許容値以上であるかどうかを判断する変位判断手段と、
前記変位判断手段により前記変位が前記所定の許容値以上であると判断されたときに、前記ヘス・テストの再検査で取得される指示点を入力可能な状態に前記入力テンプレート画面を設定する再検査設定手段と、
を備えていることを特徴とする電子カルテ入力システム。
〔付記項4〕
各患者の電子カルテを格納するデータベースを備えたサーバと、
このサーバとネットワークを介して通信可能とされ、電子カルテに対する情報入力を行う入力画面を表示する表示手段を有し、前記入力画面への入力情報を前記ネットワークを通じて前記サーバに送信して電子カルテを作成する電子カルテ入力端末とを含み、
スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する電子カルテ入力システムであって、
前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を前記表示手段に表示させるとともに、前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御手段と、
同一の前記基準点に対応する複数の指示点が前記入力テンプレート画面に入力されたときに、当該複数の指示点のうち最後に入力された指示点とその直前に入力された指示点との変位を算出する変位算出手段と、
前記変位算出手段により算出された前記変位が所定の許容値以上であるかどうかを判断する変位判断手段と、
前記変位判断手段により前記変位が前記所定の許容値以上であると判断されたときに、前記ヘス・テストの再検査で取得される指示点を入力可能な状態に前記入力テンプレート画面を設定する再検査設定手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記再検査設定手段による前記設定に基づく前記再検査を行って取得された指示点が前記入力テンプレート画面に入力されたことに対応して、前記再検査に係る前記ヘス図形を形成する前記直線を前記入力テンプレート画面に表示させることを特徴とする電子カルテ入力システム。
〔付記項5〕
前記表示制御手段は、前記再検査に係る前記ヘス図形を、前記入力テンプレート画面に既に表示されている前記ヘス図形とともに表示させることを特徴とする付記項4に記載の電子カルテ入力システム。
〔付記項6〕
前記再検査設定手段により前記再検査の設定がなされたことに対応して、前記再検査により取得された前記指示点に基づく前記直線を、前記入力テンプレート画面に既に表示されている前記直線とは異なる色で表示させる表示色設定手段を更に備えていることを特徴とする付記項5に記載の電子カルテ入力システム。
〔付記項7〕
各患者の電子カルテを格納するデータベースを備えたサーバと、
このサーバとネットワークを介して通信可能とされ、電子カルテに対する情報入力を行う入力画面を表示する表示手段を有し、前記入力画面への入力情報を前記ネットワークを通じて前記サーバに送信して電子カルテを作成する電子カルテ入力端末とを含み、
スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する電子カルテ入力システムであって、
前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を前記表示手段に表示させるとともに、前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御手段と、
同一の前記基準点に対応する複数の指示点が前記入力テンプレート画面に入力されたときに、当該複数の指示点のうち最後に入力された指示点とその直前に入力された指示点との変位を算出する変位算出手段と、
前記変位算出手段により算出された前記変位が所定の許容値以上であるかどうかを判断する変位判断手段と、
前記変位判断手段により前記変位が前記所定の許容値以上であると判断されたときに、前記ヘス・テストの再検査で取得される指示点を入力可能な状態に前記入力テンプレート画面を設定する再検査設定手段と、
前記変位判断手段により前記変位が所定の許容値以上であると判断された回数をカウントするカウント手段と、
前記カウント手段によりカウントされた回数を記憶する検査回数記憶手段と、
を備えていることを特徴とする電子カルテ入力システム。
付記項7に記載のカウント手段は、制御プログラム100の検査回数カウントプログラムを実行する電子カルテ入力端末10の制御手段11によって構成される。また、検査回数記憶手段は、電子カルテ入力端末10の記憶手段12によって構成される。
〔付記項8〕
各患者の電子カルテを格納するデータベースを備えたサーバと、
このサーバとネットワークを介して通信可能とされ、電子カルテに対する情報入力を行う入力画面を表示する表示手段を有し、前記入力画面への入力情報を前記ネットワークを通じて前記サーバに送信して電子カルテを作成する電子カルテ入力端末とを含み、
スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する電子カルテ入力システムであって、
前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
被検眼単眼についての前記ヘス図形の形成状態と病症との対応関係が格納された単眼病症データと、左右両被検眼についての前記ヘス図形の形成状態と病症との対応関係が格納された両眼病症データとを記憶する病症データ記憶手段と、
前記入力テンプレート画面に入力された前記指示点を基に形成される前記ヘス図形の形成状態に対応する病症を、前記単眼病症データ及び/又は前記両眼病症データから選択して前記表示手段に表示させる診断結果表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする電子カルテ入力システム。
〔付記項9〕
前記診断結果表示制御手段は、前記単眼病症データを参照して被検眼単眼についての病症を選択した後に、前記両眼病症データを参照して被検眼両眼についての病症を選択することを特徴とする付記項8に記載の電子カルテ入力システム。
〔付記項10〕
スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を所定の表示手段に表示させる画面表示ステップと、
前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御ステップとを備え、
前記スクリーン及び前記入力テンプレート画面には9個の前記基準点が3行3列の格子点状に表示され、これらの各基準点に対応する指示点の前記入力順序は、中心、上、右上、右、右下、下、左下、左、左上の順に設定されており、
前記表示制御ステップは、前記ヘス図形を形成する前記直線として、中心と上、中心と下、中心と右、中心と左、上と右上、上と左上、下と右下、下と左下、右と右上、右と右下、左と左上、及び、左と左下の各組み合わせにより関連付けられた指示点の間を結ぶ直線を前記入力テンプレート画面に表示させることを特徴とするプログラム。
〔付記項11〕
スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面に対する前記指示点の入力順序の設定要求を受けて前記入力順序を設定する入力順序設定ステップと、
前記入力テンプレート画面を所定の表示手段に表示させる画面表示ステップと、
前記表示された入力テンプレート画面に対し、前記設定された入力順序に従って前記複数の指示点が入力されたことに対応して、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御ステップと
を備えていることを特徴とするプログラム。
〔付記項12〕
スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を所定の表示手段に表示させる画面表示ステップと、
前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御ステップと、
前記入力順序が1番目の指示点が前記入力テンプレート画面に複数入力されたときに、当該複数の指示点のうち最後に入力された指示点とその直前に入力された指示点との変位を算出する変位算出ステップと、
前記変位算出ステップにより算出された前記変位が所定の許容値以上であるかどうかを判断する変位判断ステップと、
前記変位判断ステップにより前記変位が前記所定の許容値以上であると判断されたときに、前記ヘス・テストの再検査で取得される指示点を入力可能な状態に前記入力テンプレート画面を設定する再検査設定ステップと、
を備えていることを特徴とするプログラム。
〔付記項13〕
スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を所定の表示手段に表示させる画面表示ステップと、
前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御ステップと、
同一の前記基準点に対応する複数の指示点が前記入力テンプレート画面に入力されたときに、当該複数の指示点のうち最後に入力された指示点とその直前に入力された指示点との変位を算出する変位算出ステップと、
前記変位算出ステップにより算出された前記変位が所定の許容値以上であるかどうかを判断する変位判断ステップと、
前記変位判断ステップにより前記変位が前記所定の許容値以上であると判断されたときに、前記ヘス・テストの再検査で取得される指示点を入力可能な状態に前記入力テンプレート画面を設定する再検査設定ステップと、
前記再検査設定ステップによる前記設定に基づく前記再検査による指示点が前記入力テンプレート画面に入力されたことに対応して、前記再検査に係る前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させるステップと、
を備えていることを特徴とするプログラム。
〔付記項14〕
前記表示制御ステップは、前記再検査に係る前記ヘス図形を、前記入力テンプレート画面に既に表示されている前記ヘス図形とともに表示させることを特徴とする付記項13に記載のプログラム。
〔付記項15〕
前記表示制御ステップは、前記再検査に係る前記ヘス図形を形成する前記直線を、前記入力テンプレート画面に既に表示されている前記直線とは異なる色で表示させることを特徴とする付記項14に記載のプログラム。
〔付記項16〕
スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を所定の表示手段に表示させる画面表示ステップと、
前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御ステップと、
同一の前記基準点に対応する複数の指示点が前記入力テンプレート画面に入力されたときに、当該複数の指示点のうち最後に入力された指示点とその直前に入力された指示点との変位を算出する変位算出ステップと、
前記変位算出ステップにより算出された前記変位が所定の許容値以上であるかどうかを判断する変位判断ステップと、
前記変位判断ステップにより前記変位が前記所定の許容値以上であると判断されたときに、前記ヘス・テストの再検査で取得される指示点を入力可能な状態に前記入力テンプレート画面を設定する再検査設定ステップと、
前記変位判断ステップにて前記変位が所定の許容値以上であると判断された回数をカウントするカウントステップと、
カウントされた前記回数を記憶する検査回数記憶ステップと、
を備えていることを特徴とする付記項21に記載のプログラム。
〔付記項17〕
スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記コンピュータには、被検眼単眼についての前記ヘス図形の形成状態と病症との対応関係が格納された単眼病症データ、及び/又は、左右両被検眼についての前記ヘス図形の形成状態と病症との対応関係が格納された両眼病症データが記憶されており、
前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を所定の表示手段に表示させる画面表示ステップと、
前記入力テンプレート画面に入力された前記指示点を基に形成される前記ヘス図形の形成状態に対応する病症を、前記単眼病症データ及び/又は前記両眼病症データから選択し、当該選択された前記病症を前記検査結果として前記表示手段に表示させる診断結果表示制御ステップと、
を備えていることを特徴とするプログラム。
〔付記項18〕
前記診断結果表示制御ステップは、前記単眼病症データを参照して被検眼単眼についての病症を選択した後に、前記両眼病症データを参照して被検眼両眼についての病症を選択することを特徴とする付記項17に記載のプログラム。
〔付記項19〕
付記項10ないし付記項18のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
本発明に係る電子カルテ入力システムの実施の形態の構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る電子カルテ入力システムの実施の形態により表示される、ヘス・テストの検査結果が入力される入力テンプレート画面の一例を示す概略図である。 本発明に係る電子カルテ入力システムの実施の形態により表示される入力テンプレート画面の表示処理の一例を説明するための概略図である。 本発明に係る電子カルテ入力システムの実施の形態により被検眼の病症を診断するために参照される病症データの概略構成の一例を示す図である。図4(A)は単眼病症データを示し、図4(B)は両眼病症データを示している。 本発明に係る電子カルテ入力システムの実施の形態による処理を行うために実行される制御プログラムの構成の一例を示した概略図である。 本発明に係る電子カルテ入力システムの実施の形態により実行される処理手順の一例を示したフローチャートである。 本発明に係る電子カルテ入力システムの実施の形態により実行される処理手順の一例を示したフローチャートである。 本発明に係る電子カルテ入力システムの実施の形態により表示される入力テンプレート画面の表示処理の一例を説明するための概略図である。 本発明に係る電子カルテ入力システムの実施の形態により表示される入力画面の概略構成の一例を示す図である。 本発明に係る電子カルテ入力システムの実施の形態により表示される入力画面の概略構成の一例を示す図である。 本発明に係る電子カルテ入力システムの実施の形態により実行される他の処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1 サーバ
5 データベース
10 電子カルテ入力端末
11 制御手段
12 記憶手段
100 制御プログラム
101 直線算出プログラム
102 入力順序設定プログラム
103 枠内外判断プログラム
104 指示点変位算出プログラム
105 指示点変位判断プログラム
106 再検査設定プログラム
107 表示色設定プログラム
108 検査回数カウントプログラム
109 病症選択プログラム
110 指示点/基準点変位算出プログラム
200 入力テンプレートデータ
300 座標系設定情報
400 枠内領域設定情報
500 入力順序設定情報
600 指示点関連情報
700 単眼病症データ
800 両眼病症データ
13 モニタ装置
14 キーボード
15 マウス
1000 入力テンプレート画面
1000L 左眼用入力テンプレート
1000R 右眼用入力テンプレート
1001L、1001R 有効表示枠
2000 入力画面
2001 病症特定ボタン
2002 コメント表示部

Claims (17)

  1. 各患者の電子カルテを格納するデータベースを備えたサーバと、
    このサーバとネットワークを介して通信可能とされ、電子カルテに対する情報入力を行う入力画面を表示する表示手段を有し、前記入力画面への入力情報を前記ネットワークを通じて前記サーバに送信して電子カルテを作成する電子カルテ入力端末とを含み、
    スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する電子カルテ入力システムであって、
    前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を前記表示手段に表示させるとともに、前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御手段を備えていることを特徴とする電子カルテ入力システム。
  2. 前記表示制御手段は、前記入力テンプレート画面上に設定された座標系における前記指示点の座標に基づいて前記直線の長さ及び傾きを算出する直線算出手段を有し、この直線算出手段による算出結果に基づいて前記入力テンプレート画面に前記直線を表示させることを特徴とする請求項1に記載の電子カルテ入力システム。
  3. 前記表示制御手段は、前記指示点が前記入力テンプレート画面に設定された有効表示枠の外側に入力されたことに対応して、当該指示点と他の指示点とを結ぶ前記直線の代わりに、当該他の指示点から当該指示点に向かう方向の矢印を表示させることを特徴とする請求項1に記載の電子カルテ入力システム。
  4. 同一の前記基準点に対して複数の指示点が前記入力テンプレート画面に入力されたときに、当該複数の指示点のうち最後に入力された指示点とその直前に入力された指示点との変位を算出する変位算出手段と、
    前記変位算出手段により算出された前記変位が所定の許容値以上であるかどうかを判断する変位判断手段と、
    前記変位判断手段により前記変位が前記所定の許容値以上であると判断されたときに、前記ヘス・テストの再検査による指示点を入力可能な状態に前記入力テンプレート画面を設定する再検査設定手段と、
    を更に備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子カルテ入力システム。
  5. 前記再検査設定手段により前記再検査の設定がなされたことに対応して、前記同一の基準点に対応する複数の指示点をそれぞれ異なる色で表示させる表示色設定手段を更に備えていることを特徴とする請求項4に記載の電子カルテ入力システム。
  6. 各患者の電子カルテを格納するデータベースを備えたサーバと、
    このサーバとネットワークを介して通信可能とされ、電子カルテに対する情報入力を行う入力画面を表示する表示手段を有し、前記入力画面への入力情報を前記ネットワークを通じて前記サーバに送信して電子カルテを作成する電子カルテ入力端末とを含み、
    スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する電子カルテ入力システムであって、
    前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記ヘス図形の形成状態と病症との対応関係が格納された病症データを記憶する病症データ記憶手段と、
    前記入力テンプレート画面に入力された前記指示点を基に形成される前記ヘス図形の形成状態に対応する病症を前記病症データから選択して前記検査結果として前記表示手段に表示させる診断結果表示制御手段と、
    を備えていることを特徴とする電子カルテ入力システム。
  7. 前記診断結果表示制御手段は、前記入力テンプレート画面上に設定された座標系における前記指示点の座標を基に、前記ヘス図形を形成する前記直線の長さ及び傾きを算出する直線算出手段を有し、前記指示点の座標と前記直線算出手段による算出結果とに基づいて前記病症データから前記病症を選択して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項6に記載の電子カルテ入力システム。
  8. 前記診断結果表示制御手段は、前記入力テンプレート画面に入力された前記指示点について、対応する前記基準点との間の変位を算出する指示点/基準点変位算出手段を有し、この指示点/基準点変位算出手段による算出結果に基づいて前記病症データから前記病症を選択して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項6に記載の電子カルテ入力システム。
  9. スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を所定の表示手段に表示させる画面表示ステップと、
    前記入力テンプレート画面に対する前記複数の指示点の入力を受けて、前記ヘス図形を形成する前記直線を前記検査結果として前記入力テンプレート画面に表示させる表示制御ステップと、
    を備えていることを特徴とするプログラム。
  10. 前記表示制御ステップは、前記入力テンプレート画面上に設定された座標系における前記指示点の座標を基に前記直線の長さ及び傾きを算出する直線算出ステップを含み、その算出結果に基づいて前記入力テンプレート画面に前記直線を表示させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記表示制御ステップは、前記指示点が前記入力テンプレート画面の所定の有効表示枠の外側に入力されたことに対応して、当該指示点と他の指示点とを結ぶ前記直線の代わりに、当該他の指示点から当該指示点に向かう方向の矢印を表示させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  12. 同一の前記基準点に対して複数の指示点が前記入力テンプレート画面に入力されたときに、当該複数の指示点のうち最後に入力された指示点とその直前に入力された指示点との変位を算出する変位算出ステップと、
    前記変位算出ステップにより算出された前記変位が所定の許容値以上であるかどうかを判断する変位判断ステップと、
    前記変位判断ステップにより前記変位が前記所定の許容値以上であると判断されたときに、前記ヘス・テストの再検査による指示点を入力可能な状態に前記入力テンプレート画面を設定する再検査設定ステップと、
    を更に備えていることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  13. 前記再検査設定ステップにより前記再検査の設定がなされたことに対応して、前記同一の基準点に対応する複数の指示点をそれぞれ異なる色で表示させるステップを更に備えていることを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. スクリーン上に設けられた複数の基準点毎に被検者の一方の眼を固視させたときに他方の眼により定位された前記スクリーン上の位置を被検者に指示させて得られた複数の指示点の間を直線で結んで形成されるヘス図形を参照して被検眼の眼球運動の病症を特定するヘス・テストについて、その検査結果を電子カルテに入力する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記ヘス・テストで得られた前記複数の指示点をユーザが所定の順序で入力するための入力テンプレート画面を所定の表示手段に表示させる画面表示ステップと、
    前記入力テンプレート画面に入力された前記指示点を基に形成される前記ヘス図形の形成状態に対応する病症を、前記ヘス図形の形成状態と病症との対応関係が格納された病症データから選択し、当該選択された前記病症を前記検査結果として前記表示手段に表示させる診断結果表示制御ステップと、
    を備えていることを特徴とするプログラム。
  15. 前記診断結果表示制御ステップは、前記入力テンプレート画面上に設定された座標系における前記指示点の座標を基に、前記ヘス図形を形成する前記直線の長さ及び傾きを算出するステップを含み、前記指示点の座標と前記算出された前記直線の長さ及び傾きとに基づいて前記病症データから前記病症を選択して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記診断結果表示制御ステップは、前記入力テンプレート画面に入力された前記指示点について、対応する前記基準点に対する変位を算出するステップを含み、当該算出された前記変位に基づいて前記病症データから前記病症を選択して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
  17. 請求項9ないし請求項16のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
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